JPH04256418A - 不活性ガス流れから低温で不純物を除去する方法 - Google Patents

不活性ガス流れから低温で不純物を除去する方法

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JPH04256418A
JPH04256418A JP3264277A JP26427791A JPH04256418A JP H04256418 A JPH04256418 A JP H04256418A JP 3264277 A JP3264277 A JP 3264277A JP 26427791 A JP26427791 A JP 26427791A JP H04256418 A JPH04256418 A JP H04256418A
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JP
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bed
inert gas
carbon dioxide
hydrogen
ppm
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JP3264277A
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English (en)
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Satish S Tamhankar
サティシュ・エス・タムハンカー
Alberto I Lacava
アルバート・アイ・ラカヴァ
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BOC Group Inc
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02CCAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
    • Y02C20/00Capture or disposal of greenhouse gases
    • Y02C20/40Capture or disposal of greenhouse gases of CO2

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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は,一般には,低温にて不活性ガス
流れから不純物を除去するための方法に関する。さらに
詳細には,本発明は,−30℃という低温にて不活性ガ
ス流れから一酸化炭素,二酸化炭素,水蒸気,水素,及
び酸素の組合わせ物を除去するための方法に関する。
【0002】当業界では,一酸化炭素,二酸化炭素,酸
素,水素,及び水蒸気を含んだ不活性ガス流れから微量
の不純物を除去する方法が種々知られている。これらの
方法は,主として,空気の低温蒸留から得られる窒素の
精製に関するものであり,不純物を周囲温度にて1pp
m未満のレベルにまで除去するためのものである。例え
ば,ジルコニア,アルミニウム,鉄,及びバナジウムの
混合物で構成された金属“ゲッター(getters)
”を使用して,酸化及び/又は吸着により不純物が除去
される。
【0003】白金やパラジウムを含む白金族の金属触媒
は,水素と不活性ガス中に存在する酸素との反応を触媒
して水蒸気を形成させる(例えば,米国特許第3,53
5,074号を参照)。さらに,還元銅又は還元ニッケ
ルを含有した層を使用することによっても酸素が除去さ
れている。白金族の金属触媒をハイドロタルサイトと併
用して,酸素による一酸化炭素の酸化反応に対して触媒
作用を与えている〔デルツァー(Delzer)らによ
る米国特許第4,911,904号を参照)。
【0004】半導体業界は,果てしなく増大する線密度
をもった集積回路を開発しつつあるので,適用される製
造プロセスでは,使用する材料はできるだけ不純物を含
まないことが要求される。窒素やアルゴン等の不活性ガ
スは,半導体製造プロセスにおいてしばしば使用される
。市販の窒素やアルゴンは比較的純度が高いけれども,
半導体材料の汚染が防止されるよう,さらに高い純度が
確実に保持されることが必要となる。この結果,一酸化
炭素,二酸化炭素,酸素,水素,及び水蒸気の混ざり合
った不純物を除去するために,より統合されたプロセス
が使用されるようになった。
【0005】こうした方法の1つがウェルトマー(We
ltmer)らによる米国特許第4,579,723号
に開示されており,該方法によれば,ロジウムと白金を
含有した市販の触媒物質〔例えば,エンゲルハルト・デ
オキソA(Engelhard  Deoxo  A)
〕を使用して,周囲温度にて一酸化炭素と水素をそれぞ
れ二酸化炭素と水蒸気に転化させている。残留している
酸素,二酸化炭素,及び水蒸気は,ダウ(Dow)Q1
のようなゲッター物質を含有した第2の層において除去
される。
【0006】タムハンカー(Tamhanker)らに
よる米国特許第4,713,224号には別の方法が開
示されている。該方法によれば,大きな表面積を有する
ニッケルで構成された粒状物質の層に周囲温度にて不活
性ガス流れを通して,不活性ガス流れから種々の量の5
種の不純物を除去する。
【0007】ソログッド(Thorogood)らによ
る米国特許第4,869,883号は,不活性ガス流れ
を精製するための3工程プロセスを開示している。該プ
ロセスによれば,還元銅の存在下で150〜250℃の
高温にて,一酸化炭素と水素を酸素と反応させてそれぞ
れ二酸化炭素と水を形成させる。未反応の一酸化炭素と
酸素が,同じ高温にて酸化銅触媒と反応してそれぞれ二
酸化炭素と水を形成する。このようにして形成された二
酸化炭素と水は,モレキュラーシーブ吸着剤によって除
去される。
【0008】現在までに開発されているプロセスのいず
れも,ソログッドらが使用している温度より低い温度で
(特に,約−30℃という低い周囲温度未満で)不活性
ガス流れから広範囲の不純物を除去することができない
ようである。さらに,特に低温にてppmレベルの一酸
化炭素を除去するのに有効な公知の従来プロセスはない
【0009】周囲温度よりかなり低い温度でppmレベ
ルの不純物を不活性ガス流れから除去できる能力があれ
ば,従来はこうした目的に対して不適切であると考えら
れていた環境にて精製プラントを操作することが可能と
なる。従って,不活性ガス流れが−30℃という低温で
適切に処理できれば,米国北東部のような温度変動の激
しい気候だけでなく極寒の気候においても,設備を屋外
に建造することができる(例えば,米国北西部において
は,低い気温と高レベルの一酸化炭素が通常である)。 さらに,供給流れ中に存在する不純物の含量に応じて調
整して,効率的で且つ原価効率のよい方法にて精製ガス
状物を得ることのできるプロセスが求められている。
【0010】本発明は,一般には,一酸化炭素,二酸化
炭素,酸素,水素,及び水蒸気等の不純物を含有した不
活性ガス流れを精製する方法に関する。さらに詳細には
本発明は,微量の不純物を含有した供給流れを周囲温度
未満の温度で処理することに関する。本発明の方法は,
1種以上の不純物を,0℃未満〜約−30℃という低温
(一般には約−30℃〜+40℃)で,そして季節の変
化に伴う温度の変動条件下にて転化及び/又は吸着する
のに特に適した物質の層を最大3つまで使用する。本発
明の方法は,不純物の組成と濃度に応じてその適用の仕
方を調整することができる。
【0011】その最も広い態様においては,本発明の方
法は,一酸化炭素を二酸化炭素に転化すべくなされてい
て,且つ不活性ガス流れから少なくとも二酸化炭素を除
去すべくなされている物質を含有した層に不活性ガス流
れを通す工程を含む。こうして得られるガス状物はこれ
らの不純物を実質的に含まず,それぞれの不純物の存在
量は約0.1ppm以下のレベルにすぎない。
【0012】不活性ガス流れが少なくとも3ppmの水
素を含有している場合,この水素を水蒸気に転化させる
ために第2の層の物質が使用される。この第2の層の物
質は,−30℃という低温にて水素の水蒸気への反応に
対して触媒作用を及ぼすことのできる触媒である。この
目的に対する好ましい触媒は,貴金属をアルミナ支持体
に担持させたものから選ばれ,最も好ましいのは活性ア
ルミナ担持パラジウムである。従って,本発明の1つの
態様においては,不活性ガス流れから過剰量の一酸化炭
素と水素が約0.1ppmのレベルまで除去される。
【0013】不活性ガス流れが,少なくとも約3ppm
のオーダーで高レベルの一酸化酸素を含有している場合
,一酸化炭素の量を約1.0ppm以下のレベルまで下
げるのが好ましい。このことは,少なくとも1種の遷移
金属酸化物(0℃未満〜約−30℃の温度で比較的多量
の一酸化炭素を二酸化炭素に転化する)の層に不活性ガ
ス流れを通すことによって達成することができる。
【0014】本発明によれば,これらの層は,吸着した
不純物を除去することにより通常の方法で再生される。 本発明の方法は,単一又は複数の容器にてバッチ方式で
も連続方式でも行うことができ,また再生は,精製プロ
セスと別々に行うこともできるし,あるいは精製プロセ
スと同時に行うこともできる。
【0015】本発明の方法は,一酸化炭素,二酸化炭素
,水素,酸素,及び水蒸気等の不純物を実質的に含まな
い高度に精製されたガス状生成物を与える。供給流れは
,アルゴンのような不活性ガスである。しかしながら,
言うまでもないことだが,窒素はある特別の条件下にお
いて特定の元素と反応するけれども,本明細書で使用し
ている“不活性ガス”は窒素も含めて称している。 特に,本発明の方法は,空気の低温蒸留から得られる窒
素流れを精製するのに使用することができる。
【0016】さらに,本発明に従って得られるガス状生
成物は半導体工業に使用するのに適していることがわか
る。果てしなく増大する線密度を有する集積回路の開発
には,不純物をできるだけ含まないガスが必要とされる
。ppmレベルの不純物を含有した市販の窒素とアルゴ
ンは,集積回路の製造には問題があって使えない。従っ
て,本発明の方法(約10,000ppmまでの不純物
を除去することができる)は特に,約5.0ppmまで
の酸素,約5.0ppmまでの一酸化炭素,約5.0p
pmまでの水素,約2.0ppmまでの二酸化炭素,及
び約2.0ppmまでの水蒸気を含有した不活性ガス流
れを精製して,高度に精製されたガス状生成物(好まし
くは,いずれの不純物含量も0.1ppm以下)を得る
ためのものである。
【0017】図1Aを参照すると,再生時において供給
流れが停止される3つの層を使用して精製ガスを得るた
めのバルクプロセス又は不連続プロセスが示されている
。供給ガス流れ(例えば,5.0ppm以下の酸素,5
.0ppm以下の一酸化炭素,5.0ppm以下の水素
,2.0ppmまでの二酸化炭素,及び2.0ppmま
での水蒸気を含有)が,ライン2を介してカラム4に供
給される。カラム4は,ホプカライト(Hopcali
te)〔約10.8%の銅,52.4%のマンガン,及
び残部の酸素からなる酸化銅と酸化マンガンを含む組成
物−マイン・セイフティ・アプライアンス(Mine 
 Safety  Appliance)により製造〕
のような遷移金属酸化物を含有した第1の層6を含む。 これに代わる触媒としては,酸化したハーショー(Ha
rshaw)ニッケル触媒等の酸化ニッケルがある。さ
らに他の遷移金属酸化物の組成物としては,酸化銅と酸
化コバルトとの混合物であるカルライト(Caruli
te)〔カルス・ケミカル社(Carus  Chem
ical  Co.)製造〕がある。上記の遷移金属酸
化物は,化学量論量未満の酸素の存在下でも,0℃未満
〜約−30℃の温度で多量の一酸化炭素を二酸化炭素に
転化させるのに特に有効である。
【0018】第1の層6は,供給流れ中に酸素が存在し
てもしなくても,供給流れ中に存在する一酸化炭素を二
酸化炭素に転化させる。供給流れ中の二酸化炭素は,水
素を水蒸気に転化させることのできる触媒を含有した第
2の層8に送られる。選択される水素転化用触媒の種類
は,供給流れ中に存在する酸素の量及び供給流れの温度
によって異なる。一般には,このような目的に対しては
,アルミナ等の活性支持体に貴金属触媒を担持させたも
のが特に適している。例えば,白金,ロジウム,及びこ
れらの組合わせ物を活性アルミナに担持させたものは,
酸素が化学量論量より多く存在しているとき,及び好ま
しくは反応温度がほぼ周囲温度であるときに,水素を水
蒸気に転化させる。
【0019】アルミナ担持パラジウムが特に好ましい。 なぜなら,この触媒は水素の水蒸気への反応に対して触
媒作用を与え,同時に,化学量論量の酸素の存在下で,
特に0℃未満〜約−30℃の温度にて一酸化炭素を二酸
化炭素に転化させる。従って本発明によれば,不活性ガ
ス流れは,酸素を系中に加えることなく,そして周囲温
度未満の温度(特に0℃未満)で精製することができる
。パラジウムの量は,アルミナペレットの外殻中に存在
する触媒の重量を基準として約0.5重量%であるのが
最も好ましい。
【0020】これとは別に,パラジウムと銅をアルミナ
に担持させたものを含む触媒を低温で使用することがで
きる。特に,約0.5〜1.0重量%のパラジウムと約
8〜12重量%の銅を活性アルミナに担持させたものを
含んだ触媒が有利である。なぜなら,この触媒はさらに
,供給流れから二酸化炭素,酸素,及び水蒸気を吸着す
るからである。層8を出た供給流れは,水蒸気及び二酸
化炭素,並びに恐らくは微量の未転化の水素,酸素,及
び一酸化炭素を含有する。次いで供給流れは,供給流れ
から二酸化炭素,水蒸気,及び酸素を化学的に吸着すべ
くなされた吸着剤を含有した層10に送られる。
【0021】この目的に対して特に好ましい吸着剤は,
アルミナ担持銅〔例えば,ダウケミカル社製造のダウ(
DOW)Q−5〕である。この物質は,比較的低レベル
の一酸化炭素を二酸化炭素に転化させることもできる。 他の例としては,還元ニッケルを適切な支持体(例えば
シリカやアルミナ)に担持させたものがあり,これは0
℃未満〜−30℃の温度において特に有効である。 こうして得られる供給流れ(二酸化炭素,一酸化炭素,
酸素,水素,及び水蒸気を実質的に含まない)は,弁1
1とライン12を介してカラム4を出て,貯蔵設備又は
精製されたガス状生成物が使用される並列プラントに送
られる。
【0022】図1Aの不連続プロセスにおいては,層6
,8,及び10を定期的に再生しなければならない。 この再生プロセスは,図1Bに示すように,弁14又は
他の通常の手段により,ライン2介した供給流れの流入
を停止することによって行われる。主要量の不活性ガス
(例えば窒素及び/又はアルゴン)と少量の水素(好ま
しくは約1〜10容量%の水素,最も好ましくは約3容
量%の水素)を含有した再生用ガス流れが,ライン12
と弁11を介して層10に送られて,その中に堆積して
含まれている不純物が除去される。それまでに吸着され
ていた不純物を含有した再生ガスが,ライン18を介し
てカラム4から排出される。再生プロセスは通常,最高
約200℃までの温度で行われる。
【0023】遷移金属酸化物を含有している層6は,再
生温度において水素の存在の影響を受けやすい。従って
,層6中の触媒は,弁14を開き,窒素ガス流れを層6
に通し,そして不純物を含有したガスをライン18を介
してカラム4から排出することによって再生される。 本発明の方法の他の実施態様が図2Aと図2Bに示され
ている。本実施態様においては層6が除かれている。な
ぜなら,供給流れは約3ppm未満という低レベルの一
酸化炭素を含有しているからである。
【0024】図2Aを参照すると,供給流れは,弁14
を通り,ライン2を介して直接カラム4の層8に進む。 層8は,図1Aと図1Bに関して前述したのと同じタイ
プの水素転化用触媒(例えば,パラジウムをアルミナに
担持させたものや,パラジウムと銅をアルミナに担持さ
せたものなど)を含有している。層8中の水素転化用触
媒は,水素を水蒸気に転化させる機能を果たす。アルミ
ナ担持パラジウムが使用された場合,存在する一酸化炭
素は二酸化炭素に転化される。次いで供給流れは,供給
流れから二酸化炭素,水蒸気,及び酸素を化学的に吸着
するための吸着剤を含有した層10に送られる。層10
に対しては,ダウQ−5のようなアルミナ担持銅が特に
好ましい。弁11とライン12を介して,実質的に純粋
な窒素ガスがカラム4から取り出される。カラム4の再
生は図2Bに示すように行われる。すなわち,先ず約1
〜10%の水素を含有した窒素又はアルゴン等の不活性
ガスを,ライン12を介してカラム4に供給し,次いで
ライン2から不純物含有ガスを排出することによって行
われる。
【0025】本発明の方法は,少なくとも2つのカラム
を使用して連続法で行うこともできる。この場合,カラ
ムのうちの少なくとも1つが精製されたガス状物の生成
に関与し,そしてカラムのうちの少なくとも1つが再生
プロセスを受ける。図3を参照すると,2つのカラム3
0と32を含んだシステムが示されている。しかしなが
ら,本発明の精神と範囲内において3つ以上のカラムを
使用することもできる。カラム30と32は,遷移金属
酸化物触媒(例えば,図1に関して前述したホプカライ
ト,アルミナ担持銅,及びダウQ−5など)を含有した
3つの層34,36,及び38を収容している。当然の
ことながら,図3に関して説明されている連続プロセス
は,供給流れの内容物に応じて1つ又は2つの層を使用
して行うことができる。
【0026】図1Aと図1Bに関して説明したのと同じ
タイプの供給流れが,ライン40を介して,一対の弁4
4と46を有するライン42に送られる。弁46を閉じ
ておき,供給流れが開放弁44を通してカラム30に送
られる。供給流れは,図1Aと図1Bの3層カラムに関
して前述したのと同じ反応を受ける。高純度の生成物ガ
スが,ライン48と開放弁50を介してカラム30を出
て,ライン52から捕集される。カラム30は,弁44
を閉じて,ライン42を介した供給流れの流入を防ぐこ
とにより,層36と38から不純物を除去して再生する
ことができる。ライン80を介してカラム32から出た
生成物ガスは弁82を通って進み,生成物流れの一部は
,ライン53を介して弁55を通って進み,弁72を通
ってライン70を介して供給される水素ガスと合流する
。こうして得られる約97容量%の窒素と約3容量%の
水素を含有した再生用ガス又はパージガスは,ライン5
6を介し弁58を通って層38と36に供給され,層中
に吸着されていた不純物を捕集する。不純物を含有した
排気ガスは,ライン62を介し弁64を通ってカラム3
0から排出する。
【0027】遷移金属酸化物触媒(例えばホプカライト
)を含有した層34は水素含有ガスでパージしない。 なぜなら,遷移金属酸化物は水素が存在すると不活性化
するからである。従って,カラム32から得られる高純
度の窒素生成物ガスは,ライン80を介してライン53
に送られ,そしてライン74を介し,制御弁76と止め
弁78を通って,ホプカライトを含有したカラム30の
層34に再循環される。高純度の窒素パージガスがホプ
カライト層34から不純物を除去し,ライン62と弁6
4を介してカラム30から排出される。
【0028】図3に示されているように,供給流れをカ
ラム30と32の一方に供給しつつ他方のカラムを再生
することによって,連続プロセスを行うことができる。 従って,弁44が開放のとき,供給ガスは,ライン40
と42を介してカラム30に進む。このとき弁46は閉
じられている。カラム30を出た生成物流れは,ライン
48を介し弁50を通ってライン52と53に進む。生
成物ガスの主要部分はライン52から捕集され,残部は
ライン53を進んで,弁72と55を介してライン70
から供給される水素と合流する。こうして得られる再生
用ガスは,ライン77を介し弁60を通って層38と3
6に進む。不純物を含有したガスは,ライン79と弁8
1を介してカラム32から排出される。
【0029】前述したように,遷移金属酸化物は水素が
存在すると再生することができない。従って,ライン5
3から得られるガス状生成物の一部(ライン54におけ
るガスより高い圧力で操作される)は,追加の水素が存
在しない状態で,ライン84を介し流量制御弁86と止
め弁88を通って層34に進む。この再生用ガスにより
層34中の不純物が除去され,不純物はライン79と弁
81を介してシステムから排出される。本システムは,
弁44を閉じてカラム30を再生することによって,そ
して弁46を開いてカラム32を通過する生成物ガスを
精製することによって,連続的に運転することができる
。カラム32が不純物を有効に吸着できなくなったら,
弁46を閉じ,そして開放弁44を介してカラム30に
供給流れを送ることによって再生操作が開始される。
【0030】従って本発明の方法は,層の数,供給流れ
の組成に応じた触媒及び/又は吸着剤のタイプ,並びに
最終生成物の所望の精製レベルを調整しつつ,バッチ方
式でも連続方式でも行うことができる。酸素含量の少な
い供給流れ(例えば,約5ppm未満の酸素を含有した
供給流れ)では,一酸化炭素を二酸化炭素に転化させる
機能を果たす遷移金属酸化物は酸素の損失をきたすこと
があり,従って触媒活性が低下する。この場合,少量の
酸素をパージ流れに加えて,遷移金属酸化物から失われ
た酸素を補充するのが望ましい。
【0031】図3に示されているように,置き換え用の
酸素は,ライン90からライン92と弁94に送られて
,ライン74に流入するパージ流れと合流する。一方の
カラムがパージサイクル時に補充用酸素を受け取りつつ
,他方のカラムが生成サイクルの状態にあるよう,カラ
ム32に類似の通路が設けられている。さらに詳細に説
明すると,弁94を閉じ,酸素をライン90からライン
96に送り,そして弁98を通すことによって,補充用
酸素がカラム32の層34に供給される。パージガスに
加えられる酸素の量は,通常約200〜1,000pp
m(好ましくは約200〜400ppm)の範囲である
。低レベルの水素(特に約0.1ppm未満の水素)及
び約3ppm以下の一酸化炭素を含有したガスの場合,
本発明に従って単一層システムを使用することができる
【0032】図4Aと図4Bを参照すると,供給流れが
,ライン2を介し弁14を通ってカラム4に送られる。 カラム4は,一酸化炭素を二酸化炭素に転化すべくなさ
れていて且つ二酸化炭素,酸素,及び水蒸気を吸着すべ
くなされている物質の単一層10を含んでいる。好まし
い物質は,前述のダウQ−5又はハーショー・ニッケル
触媒である。図4Bに示されている単一層システムの再
生は,図2Aと図2Bに関して説明した2層システムと
類似の方法で行われる。窒素やアルゴン等の不活性ガス
と約1〜10容量%の水素を含有した再生用ガスが,ラ
イン12を介して層10に送られ,次いで不純物を含有
したガスが供給ライン2を介してシステムから排出され
る。
【0033】供給流れが約3ppmを越える量の一酸化
炭素を含有している場合,図4Aと図4Bの単一層シス
テムは,図5Aと図5Bに示すタイプの2層システムに
変えることができる。本実施態様の場合,上層6には遷
移金属酸化物を含んだ組成物(例えば,一酸化炭素を二
酸化炭素に転化する機能を果たすホプカライト)が充填
されている。下層10は,二酸化炭素,酸素,及び水蒸
気を吸着するためのダウQ−5を含有しているのが好ま
しい。供給流れの経路,及び層6と10が再生される方
法は,図1Aと図1Bに関して説明した3層システムの
場合に類似している。
【0034】実施例1 約1ppmの一酸化炭素,約1ppmの水素,約6pp
mの酸素,及び空気の低温蒸留で得られる残部の窒素ガ
スを含有した供給流れを,38℃の温度及び30psi
gの圧力にて,10標準リットル/分(SLPM)の割
合で,ダウQ−5を含んだ図4に示すタイプのカラムに
供給した。カラムを12時間運転し,この間において生
成物ガスは,実質的に純粋な窒素ガスを含有するように
なり,一酸化炭素,水素,酸素,水蒸気,又は二酸化炭
素は殆ど検出されなかった。12時間後,生成物ガス中
に約0.1ppm未満の量の水素ガスが検出された。
【0035】生成物ガスの組成はあまり変わることなく
,本プロセスを7日間継続した。8日後,最初の検出可
能な量の酸素(約0.2ppm未満の程度)が生成物ガ
ス中に認められた。本プロセスをさらに2日間継続し,
この間において最初の検出可能な量の二酸化炭素が観察
された。この運転の全体にわたって,生成物ガスから一
酸化炭素は検出されないままであった。
【0036】実施例2 約2ppmの一酸化炭素,約2ppmの水素,約12p
pmの酸素,及び残部の窒素を含有した供給流れを,層
の温度を+20℃に設定したこと以外は,図1に関して
説明したのと同じカラムに同じ条件で供給した。こうし
て得られる生成物流れは,12時間後でも水素は殆ど検
出されなかった。また最初の検出可能な酸素は,8日後
において観察された。二酸化炭素は10日めまでは検出
されなかった。また10日間の運転中,一酸化炭素は検
出されないままであった。
【0037】実施例3 約1ppmの一酸化炭素,約2ppmの酸素,及び残部
の窒素を含有した供給流れを,層の温度を−20℃に設
定したこと以外は,実施例1と同じ条件で同じタイプの
カラムに供給した。反応は30日間行った。こうして得
られるガス状生成物は,検出可能な量の一酸化炭素や酸
素を含有していなかった。
【0038】実施例4 約2.5ppmの一酸化炭素,約2ppmの水素,約1
5.6ppmの酸素,及び残部の窒素を含有した供給流
れを,340g(230cc.)の酸化したハーショー
・ニッケル触媒を充填した図5に示したタイプのカラム
に,15SLPMの割合で供給した。この供給流れの温
度を20℃にし,40psigの圧力をかけた。本プロ
セスを10日間継続して行った。カラムから得られたガ
ス状生成物は,検出可能な量の一酸化炭素を含まず,約
1ppmの水素,約15ppmの酸素,約0.1ppm
の二酸化炭素,及び約0.1ppm未満の水蒸気を含有
していた。
【0039】実施例5 約3ppmの一酸化炭素を含有していること以外は,実
施例1に記載の供給流れと同一の供給流れを,図5に示
したタイプの2層カラムに送った。上層にはホプカライ
トが含まれている。この触媒の表面積は約192m2/
gであり,平均粒径は2〜4mmである。下層にはダウ
Q−5が含まれている。本プロセスを,20℃の温度で
4日間行った。得られたガス状生成物は,検出可能な一
酸化炭素を含まず,約1ppm未満の水素を含有してい
た。
【0040】本プロセスを,10℃の温度でさらに4日
間行った。第2回目の4日間プロセスの中頃に,供給流
れ中の一酸化炭素の含量を約5ppmに増大させた。8
日間の運転の後,ガス状生成物は検出可能な量の一酸化
炭素を含まず,約1ppm以下の水素を含有していた。 次いで第3回目の4日間プロセスを施し,この間におい
ては温度を約−25℃に低下させた。得られたガス状生
成物は,依然として検出可能な量の一酸化炭素を含まず
,約1ppm未満の水素を含有していた。
【0050】実施例6 約1.5ppmの一酸化炭素,約1.5ppmの水素,
約6ppmの酸素,及び残部の窒素を含有した供給流れ
を,図3に示したタイプの3層カラムに送った。中央層
には,約0.5重量%のパラジウムを活性アルミナ支持
体に担持させたもの(エンゲルハルト社製造)が含まれ
ている。本プロセスを,実施例5の場合と同じプロセス
条件で,且つ同じ時間長さにて行った。得られたガス状
生成物は,検出可能な量の一酸化炭素や水素を含有して
いなかった。
【0051】図3に示されている2カラムシステムの再
生は,次のように行った。アルミナ担持パラジウムを含
有した層36とダウQ−5を含有した層38を,約97
%の窒素と約3%の水素を含有したガス流れでパージし
た。ライン50と53を介して,カラム30から高純度
窒素を取り出した。窒素が,弁72を介してライン70
から流れてくる適当量の水素と混合できるよう,弁55
を開いた。窒素ガスと水素ガスを含有したパージ流れを
,ライン54と56を介し弁58を通してカラムの層3
8と36に送り込んだ。不純物を含有したパージ流れを
,ライン62と弁64を介してカラム30から排出した
【0052】遷移金属酸化物(特に層34中に含まれて
いるホプカライト)は水素の影響を受けやすく,このた
めパージ操作は,水素を含まない精製窒素で行わなけれ
ばならない。従って,ライン53と74及び弁76と7
8を介して,精製窒素をカラム30の層34に送った。 吸着していた不純物を含有した精製窒素流れを,ライン
62と弁64を介して排出した。
【0053】実施例7 中央層中の触媒を,1重量%のパラジウムを活性アルミ
ナ支持体に担持させたものに置き換えたこと以外は,実
施例6の場合と同じ3層カラムを使用して本プロセスを
行った。供給流れは,一酸化炭素の濃度を2倍の3pp
mにした。実施例5の場合と同じ仕方で本プロセスを行
った。トレード・アナリティカル社(Trade  A
nalytical,Inc.)製造の還元ガスアナラ
イザーを使用して,生成物ガス中における水素と一酸化
炭素の存在を調べた。生成物ガスの分析により,100
%の水素が水蒸気に,そして93%の一酸化炭素が二酸
化炭素に転化されていることがわかった。
【0054】実施例8 中央層中の触媒を,0.5〜1.0重量%のパラジウム
と8〜12重量%の銅を100〜200m2/gの表面
積を有するアルミナの外殻中に一緒に付着させた形で含
む触媒に置き換えたこと以外は,実施例7のプロセスを
繰り返した。実施例7と同じ手順で本プロセスを行い,
不純物含量が1ppm未満のガス状生成物が得られた。
【0055】上記の実施例はいずれも本発明の特定の実
施態様を例証したものであり,本発明の精神と範囲内に
おいて上記実施例に対する種々の修正が可能である。例
えば,カラムは,触媒及び/又は吸着剤の個別の層を含
むものとして説明されている。しかしながら,各層が異
なる触媒及び/又は吸着剤の複数の層を含んでもよいこ
とは言うまでもない。従って,例えば,図3に示されて
いる層36は,ダウQ−5及び/又はホプカライトの1
つ以上の層を含んでもよい。しかしながら,ホプカライ
トは他の物質とは隔離しておくのが好ましい。なぜなら
,パージ流れ中に水素が存在すると影響を受けやすいか
らである。
【0056】実施例に示されている如く,本発明のプロ
セスは,米国の各地方や世界中のいたるところで認めら
れる変動する温度条件下でも行うことができる。従って
,暖かい気候条件下で運転しなければならないか,ある
いは経費のかかる加熱システムを組み込んで低温環境に
て運転しなければならないようなシステムに比べると,
本発明のプロセスは大きな利点を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1A及び図1Bは,不活性ガス流れを精製し
,そして層を再生するための,3層使用のバッチ方式プ
ロセスを示した本発明の1つの実施態様の概略図である
【図2】図2A及び図2Bは,不活性ガス流れを精製し
,そして層を再生するための,2層使用のバッチ方式プ
ロセスを示した本発明の他の実施態様の概略図である。
【図3】3層を使用して不活性ガス流れを精製するため
の連続方式プロセスを示した本発明の他の実施態様の概
略図である。
【図4】図4A及び図4Bは,不活性ガス流れを精製し
,そして層を再生するための,単一層使用のバッチ方式
プロセスを示した本発明の他の実施態様の概略図である
【図5】図5A及び図5Bは,2層を使用したバッチ方
式プロセスと層の再生を示した本発明の他の実施態様の
概略図である。

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一酸化炭素,二酸化炭素,酸素,水素
    ,及び水蒸気からなる群から選ばれる不純物を不活性ガ
    ス流れから除去する方法であって, (a)  一酸化炭素の二酸化炭素への転化を触媒すべ
    くなされた,且つ約−30℃という低温で不活性ガス流
    れから二酸化炭素を除去すべくなされた物質を含有した
    少なくとも1つの層に不活性ガス流れを通す工程;及び
    (b)  精製されたガスを前記層から取り出す工程;
    を含む前記方法。
  2. 【請求項2】  前記方法が,変動する温度の下で屋外
    にて行われる,請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  前記方法が,約−30℃〜+40℃の
    範囲の温度にて行われる,請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】  前記方法が,0℃未満〜約−30℃の
    範囲の温度にて行われる,請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】  前記物質がアルミナ担持銅である,請
    求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】  前記物質がアルミナ担持ニッケル又は
    シリカ担持ニッケルである,請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】  パージガスを使用して前記物質を再生
    する工程をさらに含む,請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】  前記パージガスが過半量の不活性ガス
    と半量未満の水素を含有する,請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】  (a)  精製すべき前記不活性ガス
    流れを前記層に通すのを停止する工程; (b)  前記層を最高約200℃までの温度に加熱す
    る工程;及び (c)  不活性パージガス流れを前記層に通して,前
    記層に吸着されていた不純物を除去し,これによって前
    記層を再生する工程;を含む,請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】  前記供給流れ中の不純物の総量が約
    10,000ppm以下である,請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】  前記供給流れが,最高約5.0pp
    mまでの酸素,最高約5.0ppmまでの一酸化炭素,
    最高約5.0ppmまでの水素,最高約2.0ppmま
    での二酸化炭素,及び最高約2.0ppmまでの水蒸気
    を含有する,請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】  前記供給流れが3.0ppm未満の
    水素を含有する,請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】  一酸化炭素を二酸化炭素に転化すべ
    くなされた物質を含有した前記層に前記不活性ガス流れ
    を通す前に,水素を水蒸気に転化すべくなされた触媒を
    含有した第2の層に前記不活性ガス流れを通す工程;を
    さらに含む,請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】  前記触媒が,貴金属を活性支持体に
    担持させたものから選ばれる,請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】  前記方法が化学量論量より多い酸素
    の存在下で行われ,そして前記触媒が白金,ロジウム,
    及びこれらの混合物を活性アルミナに担持させたものか
    ら選ばれる,請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】  前記方法がほぼ化学量論量の酸素の
    存在下で行われ,そして前記触媒がアルミナ担持パラジ
    ウムである,請求項14記載の方法。
  17. 【請求項17】  前記第2の層中の触媒も,一酸化炭
    素を二酸化炭素に転化させる,請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】  前記触媒がパラジウムと銅を活性ア
    ルミナに担持させたものを含有する,請求項14記載の
    方法。
  19. 【請求項19】  前記触媒が,約0.5〜1.0重量
    %のパラジウムと約8〜12重量%の銅を含有する,請
    求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】  前記不活性ガス流れが少なくとも3
    .0ppmの水素を含有する,請求項13記載の方法。
  21. 【請求項21】  (a)  精製すべき前記不活性ガ
    ス流れを前記層に通すのを停止する工程; (b)  前記層を最高約200℃までの温度に加熱す
    る工程;及び (c)  不活性パージガス流れを前記層に通して,前
    記層に吸着されていた不純物を除去し,これによって前
    記層を再生する工程;をさらに含む,請求項13記載の
    方法。
  22. 【請求項22】  一酸化炭素を二酸化炭素に転化すべ
    くなされた物質を含有した前記層に前記不活性ガス流れ
    を通す前に,一酸化炭素を二酸化炭素に転化すべくなさ
    れた触媒を含有した第2の層に前記不活性ガス流れを通
    す工程;をさらに含む,請求項1又は13に記載の方法
  23. 【請求項23】  前記第2の層中の触媒が少なくとも
    1種類の遷移金属酸化物である,請求項22記載の方法
  24. 【請求項24】  化学量論量未満の酸素の存在下で反
    応を行うことを含む,請求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】  前記第2の層中の触媒が銅酸化物と
    マンガン酸化物を含有した組成物である,請求項23記
    載の方法。
  26. 【請求項26】  前記不活性ガス流れが,少なくとも
    3.0ppmの水素と少なくとも3.0ppmの一酸化
    炭素を含有する,請求項22記載の方法。
  27. 【請求項27】  (a)  精製すべき前記不活性ガ
    ス流れを前記層に通すのを停止する工程; (b)  前記層を最高約200℃までの温度に加熱す
    る工程;及び (c)  不活性パージガス流れを前記層に通して,前
    記層に吸着されていた不純物を除去し,これによって前
    記層を再生する工程;をさらに含む,請求項22記載の
    方法。
  28. 【請求項28】  一酸化炭素,二酸化炭素,酸素,水
    素,及び水蒸気からなる群から選ばれる不純物を不活性
    ガス流れから除去する方法であって, (a)  遷移金属酸化物を含有した第1の層に前記不
    活性ガス流れを通し,これによって一酸化炭素を二酸化
    炭素に転化させる工程; (b)  アルミナ担持パラジウムを含有した第2の層
    に工程(a)からの不活性ガス流れを通し,これによっ
    て水素を水蒸気に転化させる工程;及び (c)  一酸化炭素を二酸化炭素に転化すべくなされ
    ていて,且つ二酸化炭素,酸素,及び水蒸気を約−30
    ℃〜+40℃の温度にて吸着すべくなされている物質を
    含有した第3の層に工程(b)からの不活性ガス流れを
    通し,これによって各不純物を1ppm未満含有した生
    成物ガスを得る工程;を含む前記方法。
  29. 【請求項29】  前記第3の層中の物質が,アルミナ
    担持ニッケル又はアルミナ担持銅から選ばれる,請求項
    28記載の方法。
  30. 【請求項30】  パージガスを使用して前記物質を再
    生する工程をさらに含む,請求項28記載の方法。
  31. 【請求項31】  (a)  精製すべき前記不活性ガ
    ス流れを前記層に通すのを停止する工程; (b)  前記層を最高約200℃までの温度に加熱す
    る工程;及び (c)  不活性パージガス流れを前記層に通して,前
    記層に吸着されていた不純物を除去し,これによって前
    記層を再生する工程;をさらに含む,請求項29記載の
    方法。
  32. 【請求項32】  前記方法が,変動する温度の下で屋
    外にて行われる,請求項28記載の方法。
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