JPH04256080A - 多角形を表現する規約を変換する方法 - Google Patents

多角形を表現する規約を変換する方法

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JPH04256080A
JPH04256080A JP3195477A JP19547791A JPH04256080A JP H04256080 A JPH04256080 A JP H04256080A JP 3195477 A JP3195477 A JP 3195477A JP 19547791 A JP19547791 A JP 19547791A JP H04256080 A JPH04256080 A JP H04256080A
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JP
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polygon
special
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odd
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JP3195477A
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English (en)
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Steven J Harrington
スティーヴン ジェイ ハリングトン
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Xerox Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/40Filling a planar surface by adding surface attributes, e.g. colour or texture

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラフィックス装置に
おいて多角形の表現を奇数巻き数規約(odd win
ding number convention )か
ら非ゼロ巻き数規約(nonzero winding
 numberconvention )へ変換する方
法、より詳細には拡張フレームバッファを使用して奇数
巻き数規約から非ゼロ巻き数規約へ変換する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】係属中の米国特許出願第07/363,
827号に、非ゼロ巻き数で定義された多角形を表現す
ることができる拡張フレームバッファが開示されている
。この方法の利点は辺だけで多角形を表現できることで
ある。したがって、たとえ重複していても、多数の多角
形をフレームバッファに記入することができる。すなわ
ち、境界と非ゼロ巻き数で定義された複数の図形がフレ
ームバッファ内に同時に存在することができる。多くの
対象を、従来の方法の場合と同様に、面積でなく周囲の
長さに比例するコストで記入することができる。すべて
の内部の塗りつぶしは、フレームバッファをイメージす
るとき単一ステップで実行することができる。しかし、
多角形を非ゼロ巻き数で定義することは例外的であり、
ほとんどのグラフィックス装置は多角形の内部を奇数巻
き数で定義している。ページ記述言語たとえばInte
rpress and PostScript  は、
奇数巻き数定義と非ゼロ巻き数定義の両方をサポートす
る。提案された案は、もちろん、非ゼロ巻き数定義のみ
をサポートする新規なグラフィックス装置に使用できる
であろうが、もし従来の装置に具体化する際に使用でき
るようにするには、奇数巻き数規約から非ゼロ巻き数規
約へ変換する方法が必要である。
【0003】以下の特許文献に、多角形の領域を表現す
る能力をもつグラフィックス装置が開示されている。
【0004】米国特許第4,697,178 号は、走
査線深度バッファアルゴリズムを用いて、2次元表示装
置に3次元映像を表示するグラフィックス装置を開示し
ている。
【0005】米国特許第4,646,078 号は、所
定の形状に迅速に陰影を付けるためのフレームバッファ
メモリを備えたグラフィックス装置を開示している。フ
レームバッファは、2つのセクション、すなわちイメー
ジ情報を受け取る第1セクションと所定のイメージを塗
りつぶすため使用するパターンを受け取る第2セクショ
ンから成っている。
【0006】米国特許第4,625,289 号は、グ
ラフィックス装置に使用する改良型Zバッファを開示し
ている。包括抽出法は表面走査を使用してバッファを塗
りつぶし、そして座標試験装置を使用して隠面を消去す
る。
【0007】米国特許第4,594,673 号は、グ
ラフィックス装置と協同する隠面処理装置を開示してい
る。隠面アルゴリズムは各走査線を構成するセグメント
に関するデータの順序付きリンクリストを組み立て、記
憶する。
【0008】米国特許第4,815,009 号は、イ
メージの輪郭を塗りつぶすためのアルゴリズムを開示し
ている。アルゴリズムは線を記述するのに奇数巻き数を
使用している。また、非ゼロ巻き線または奇数巻き数を
使用して多角形を塗りつぶす2つの方法が記載されてい
る。
【0009】米国特許第4,897,805 号は、多
角形の塗りつぶしをやり直す方法および装置を開示して
いる。複雑な形状の多角形を容易に塗りつぶすことがで
きるアルゴリズムが記載されている。多角形の走査中に
複数の水平な辺に出会ったとき、アルゴリズムは、多角
形のある交差した辺と次の交差した辺の間の画素の帯を
塗りつぶすべきか否を判断する。
【0010】上に挙げた従来の技術には、奇数巻き数規
約を非ゼロ巻き数規約へ変換するのに使用できる変換方
法は示唆されていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的は
、奇数巻き数規約を非ゼロ巻き数規約へ変換する方法を
提供することである。
【0012】本発明の第2の目的は、多角形の辺につい
て複雑な評価を必要としない、奇数巻き数規約を非ゼロ
巻き数規約へ変換する方法を提供することである。
【0013】本発明の第3の目的は、奇数巻き数規約を
非ゼロ巻き数規約へ効率的に変換する方法を提供するこ
とである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記およびその他の目的
と利点を達成し、しかも上に述べた短所を克服するため
、本発明は、奇数巻き数規約を非ゼロ巻き数規約へ変換
する、以下の特徴を有する方法を提供する。本方法は特
徴的状態を使用して多角形をフレームバッファに記入す
る。極大点や極小点のある特殊走査線および多角形が自
己接触する領域に境界を接する走査線を決定して、標識
を付ける。それぞれの特殊走査線を調べて、走査線上の
多角形の記入項に「奇数」また「偶数」の標識を付ける
。再び、多角形を描き、そのとき最初のパスで記入した
特徴的状態を「ダウン」状態または「アップ」状態に置
換する。記入した状態は、特殊走査線上の記入項を除き
、現在方向値 (current direction
 value ) である。 特殊走査線の場合、記入した状態はフレームバッファ内
の標識付き記入項で与えられる。この値は後続の記入項
に対する現在方向値になる。
【0015】
【実施例】添付図面を参照して発明を詳細に説明するが
、諸図面を通じて、同様な部品は同じ参照番号で表示し
てある。以下、奇数巻き数規約を非ゼロ巻き数規約へ変
換する方法について段階的に説明する。
【0016】図1は、奇数巻き数規約の場合のフレーム
バッファ記入項を示す。最初に、変換のための非常に簡
単な方法を説明する。奇数巻き数規約の場合、背景と境
界とを区別するある状態を使用し、多角形の左側の境界
と右側の境界をフレームバッファに記入することによっ
て、単一多角形を記述することができる。
【0017】多角形を塗りつぶすため、すべての走査線
をステップ状に進めて、各走査線ごとに、その画素を左
から右へ検査し、同時に陰影を付ける。各走査線を多角
形の外部から出発して、境界値と出会うたびに、外部と
内部の間で陰影付け状態を変える。
【0018】図2に示すように、多角形の非ゼロ巻き数
規約の場合は、2つの状態すなわち下向きに描かれた辺
の状態と、上向きに描かれた辺の状態を使用し、左側の
境界と右側の境界をフレームバッファに記入する。同様
に、多角形を塗りつぶすため、すべての走査線をステッ
プ状に進めて、各走査線の画素を左から右へ検査し、同
時に陰影を付ける。両者の相違点は、多角形の内部の点
をどのように決定するかである。各走査の開始時に、巻
き数のカウンタを0に設定する。各下向きの辺について
は、カウンタを増分し、各上向きの辺については減分す
る。カウンタがゼロでない画素は内部として陰影を付け
、他のすべての画素は外部として陰影を付ける。
【0019】図3に示すように、奇数巻き数から非ゼロ
巻き数へ変換するため、奇数境界を「ダウン」状態へ、
偶数境界が「アップ」状態へ変える。これを行うために
、最初に、「一時的」状態を使用して、新しい多角形の
左境界と右境界を拡張フレームバッファに記入する。 これにより、既に記入された他のすべての多角形と新し
い多角形の境界とを区別する。図4は、この説明のため
、既に長方形が入っているフレームバッファに1個の長
方形を追加した図である。
【0020】次に、走査線、少なくとも新しい多角形に
よって影響を受ける走査線をステップ状に進めて、各走
査線ごとに、その画素を右から左へ検査する。「一時的
」状態と出会うたびに、「一時的」状態を「ダウン」ま
たは「アップ」状態のどちらかへ変える。奇数番目の出
会い(第1、第3、第5、..)は「一時的」状態を「
ダウン」状態に変え、偶数番目の出会い(第2、第4、
第6、..)は「一時的」状態を「アップ」状態に変え
る。
【0021】以上は、変換を実行する簡単な方法である
が、非常に効率が悪い。また、多角形が接触するすべて
の走査線の全内容を検査する必要がある。
【0022】次に、もっと効率の良い変換操作について
説明する。境界に沿った画素の「アップ」または「ダウ
ン」状態は、通例、その辺の前の画素の状態と同じであ
る。境界の状態が「アップ」と「ダウン」の間で変わる
場合の条件はごく少ない。それらの条件は、図6に示し
た極大点と、極小点と、自己交差点である。これらの点
と、ある開始点における状態が既知であれば、「アップ
」状態と「ダウン」状態を使用し、特定の点の所でそれ
らを変えることにより、多角形を描くことができる。 しかし、交差点を見つけ出すことは極めて困難であり、
境界の性質に関する正確な知識が必要である。上記の代
替案として、曲線が自己接触する場合を見つけ出すより
簡便な方法がある。
【0023】まず、極大点や極小点が存在している走査
線と、多角形が自己接触している走査線を見つけ出す。 境界に使用された状態が変わるかも知れないのは、上記
の走査線の近くである。上記の選択された走査線上のす
べての画素を調べて、その境界が何をするかを正確に決
定する。多角形のすべての走査線を調べる代わりに、状
態の変化が生じるかも知れない走査線のみを調べる。
【0024】奇数巻き数規約から非ゼロ巻き数規約へ変
換するより効率的な方法は、3つの段階から成っている
。第1段階において、特殊走査線を決定して、標識を付
ける。特殊走査線とは、極大点および極小点のある走査
線および多角形が自己接触する領域に境を接する走査線
である。第2段階において、それぞれの特殊走査線を調
べて、走査線上の多角形の記入項に「奇数」または「偶
数」(「ダウン」または「アップ」)の標識を付ける。 第3段階において、再び多角形を描く。このとき、最初
に記入した特徴的状態(一時的)を「ダウン」または「
アップ」状態で置換する。記入する状態は、特殊走査線
の場合の記入項を除き、現在方向値である。特殊走査線
の場合、記入する状態はフレームバッファ内の標識付き
記入項によって与えられる。この値は後続の記入項のた
めの現在方向値になる。次に、各段階について詳細に説
明する。
【0025】〔段階I〕変換の第1段階は、特殊走査線
、すなわちその上で多角形の境界に関する方向値が変わ
るかも知れない走査線を見つけ出すことである。これは
、元の奇数巻き数多角形が描かれた方向ではなく、等価
な非ゼロ巻き数多角形が描かれた方向である。これらの
特殊走査線は、図7に示すように、極大点と極小点(走
査方向に垂直な方向の)および自己交差点の近くに生じ
る。
【0026】また、一連の多角形の辺の最初の点から辺
の最初の向きを与える特殊走査線が生じることがある。 極大点と極小点は、多角形の辺を順次横切るとき現在方
向の情報を得ることにより容易に決定することができる
。方向が上向きから下向きまたはその逆に変わったとき
が、極点に達したときである。この方法は、画素ごとに
方向を調べさえすれば、線分でない辺すなわち曲線の辺
にも適用することができる。水平な辺および画素の水平
なランでは、現在方向は変わらない。もし多角形の辺順
序の最初の点が常に特殊走査線を生じさせるならば、極
大点まは極小点上にある最初の点のケースが対象になる
【0027】自己交差点を見つけ出す問題はもっと複雑
である。その方法は、実際に多角形をフレームバッファ
に記入することであろう。各点を記入する前に、画素を
調べて既に多角形の辺を含んでいるかどうかを見る。も
し含んでいれば、多角形は自己接触している。実際に多
角形の境界を記入する方法は幾つかの利点がある。記入
のあと、特殊走査線を調べて、辺のパリティ、従って方
向を決定して、最終的な多角形を表現することができる
。これは、多角形が自己接触する点を見つけ出すために
、複雑な演算または分類が不要なことを意味する。この
方法は、線分でない辺をもつ多角形も対象になる。
【0028】この第1段階においては、最終的な多角形
の表現に使用する「アップ」または「ダウン」状態以外
のある状態を使用して、多角形の画素の記入を行わなけ
ればならない。これは、既にフレームバッファに記入さ
れている他の多角形と記入した多角形とを区別するため
である。この状態は、多角形の一時的表現であることを
強調するため、ここでは「一時的」状態と呼ぶことにす
る。ここでは、交差した各走査線上の各辺ごとに、1つ
の「一時的」状態を記入する。
【0029】係属中の米国特許第07/363,827
号は、同じ点を通る幾つかの辺を拡張フレームバッファ
に表現する方法を開示している。この方法は、図8に示
すように、フレームバッファ内に画素値のリストを作る
。この方法を使用して、新しい多角形が既に記入された
多角形と同じ画素を通るケースを取り扱うことができる
(しかし、他のデータ表現も可能である)。
【0030】図9に示すように、走査線上の辺ごとに「
一時的」状態を1つだけ記入することにより、その「一
時的」状態を使用し、辺のパリティを計算することがで
きる。「一時的」状態を含む画素は、最後に多角形を塗
りつぶすときの境界になる。「一時的」状態は多角形の
左側の境界と右側の境界に標識を付けるであろうが、「
一時的」状態のみでは、多角形が自己接触している走査
線を決定するには十分でない。図10の(a)および(
b)に示すように、水平または水平に近い辺は「一時的
」状態と衝突せずに交差することができる。
【0031】多角形が自己接触する点を容易に捜し出す
ため、図11の(a)および(b)に示すように、水平
線分を別の新しい状態{水平」で塗りつぶす。この結果
、多角形は標識付き画素の閉じた連鎖を用いて描かれる
であろう。もし多角形が自己接触していれば、「一時的
」画素状態は別の「一時的」画素状態または「水平」画
素状態のどちらかと衝突するであろう。
【0032】「水平」状態は単に少なくとも1つの多角
形辺の存在を示すだけであり、どの辺とか、幾つの辺が
あるとかを示さないから、2つの衝突する「水平」状態
は単に1つの「水平」状態を生じさせるだけである。2
つの「水平」状態を同じ画素に結び付ける必要はない。 同様に、もし画素が既に「一時的」状態を含んでいれば
、「水平」状態を記入する必要がなく、そして「一時的
」状態を記入することにより、「水平」状態を記入する
必要がない。これを明らかにするため、図12に示すよ
うに、「一時的」状態が、常に辺に対する走査線上の水
平画素ランの最左端の画素である規約を選んである。 この規約(または、「一時的」状態が常に最右端の画素
である)では、接触する辺は、常に「一時的」状態また
は「一時的」状態と「水平」状態との衝突によって指示
されるはずである。水平状態も同様に衝突するかも知れ
ないが、自己接触を識別する場合、それらの衝突を考慮
する必要はない。
【0033】要約すると、多角形が自己接触するかも知
れない走査線を見つけ出すため、各辺を1画素づつ描く
。すなわち、辺が通過する走査線上の最左端の画素に「
一時的」状態を記入し、辺と交差する残りの画素に「水
平」状態を記入する。「一時的」状態を置くとき、最初
にその画素が既に「一時的」または「水平」状態を含ん
でいるかどうかを調べる。もし含んでいれば、その走査
線に接触が存在する。もし既に「水平」状態が存在すれ
ば、その画素を「一時的」状態で置換することができる
。新しい「水平」状態を置くとき、各画素ごとに「一時
的」状態の有無を検査する。もし見つかれば、その走査
線に接触が存在する。もし画素が既に「一時的」状態ま
たは「水平」状態のどちらかを含んでいれば、第2の「
水平」状態を記入する必要がない。
【0034】上記手順は辺が接触している走査線を識別
するが、それらの走査線は注目すべき特殊走査線のみで
はない。接触する走査線に先行する走査線や後続の走査
線も特殊なものとして注目すべきである。自己交差点を
探しているので、接触点に注目する。自己交差点とは、
ある走査線と次の走査線の間で辺を識別する方向が変わ
るかも知れない点である。しかし、この変化は、交差の
特定の性質と辺を描くときに接近する方向とに基づいて
、接触した走査線または隣接する走査線のどちらかで起
きる。
【0035】図13において、走査線AとBの間で方向
値が変わる。もし辺が下向きに描かれていれば、走査線
A(接触走査線)上の値はわかっているが、走査線B(
接触走査線の次の走査線)上の新しい値が必要である。 もし辺が上向きに描かれていれば、走査線B上の値はわ
かっているが、接触走査線A上の新しい値が必要である
。接触走査線に先行する走査線上の方向値が必要となる
ケースは容易に挙げることができる。特殊走査線は、接
触走査線と、先行する走査線および後続の走査線である
。もし接触が一連の走査線上で起きれば、たとえば2つ
の辺が重複する場合、すべて走査線を特殊であるとして
標識を付けなければならない。その理由は、図14の(
a)と(b)に示すように、重複のせいで生じた一連の
接触と、幾つかの隣接する交差のせいで生じた一連の接
触とを区別することができないからである。
【0036】特殊であるとして走査線に標識を付けるた
め、フラッグの配列(各走査線ごとに1個のフラッグ)
を使用する。多角形の処理の開始時に、すべてのフラッ
グを「偽」に初期化する。走査線が特殊であると決定さ
れるたびに、その対応するフラッグを「真」にセットす
る。フラッグは何回もセットできるが、その結果は依然
として「真」の設定である。すべての辺を記入し、そし
てすべての特殊走査線に標識を付けたとき、段階Iは完
了し、図15に示すようになる。
【0037】〔段階 II 〕第2段階において、段階
Iで見つかった特殊走査線について多角形の実際の性質
を決定する。この段階 II は、走査線フラッグの配
列をステップ状に進めて、それらの走査線を「真」にセ
ットされた対応するフラッグで処理することから成る。 「一時的」記入項の探索のとき、上記の各走査線につい
て画素を左から右へステップ状に進める。対応する辺が
「奇数」番目または「偶数」番目であるかを指示するた
め、それらの記入項を変更する。つまり、「一時的」状
態を「偶数」または「奇数」状態のいずれかに変更する
。これには、2つの追加状態が必要であるように見える
が、実際には「一時的」および「水平」に使用した同じ
状態の値を、「奇数」および「偶数」として使用するこ
とができる(解釈が変わるだけである)。同じ状態を2
つのケースに使用する場合には、一時的記入項の置換に
加えて、特殊走査線についての「水平」記入項を除去し
なければならない。たとえ「奇数」が「一時的」と同一
であり、「偶数」が「水平」と同一であっても、明確化
のため、特殊走査線上の置換された「一時的」値を「奇
数」および「偶数」と呼んで説明を続ける。走査線が特
殊であるとして標識が付けられたか、または付けられな
かったかによって、段階 II の処理のあとの状態を
どう解釈するかは明らかであろう。すべてのフラッグを
検査し、特殊走査線を処理したとき、段階 II は完
了し、図16に示すようになる。
【0038】〔段階 III〕最後の第3段階は、一時
的記入項を永久的な「アップ」または「ダウン」状態で
置換する。これを実行するため、再び多角形の辺をステ
ップ状に進めて、作用を受けた画素を決定する。この段
階 III  において、多角形の境界に沿った画素は
現在の状態パラメータに一致するように変更され、「ア
ップ」または「ダウン」値をとる。画素の処理は、それ
が特殊走査線上にあるか否かによって決まる。最初に、
特殊走査線上の処理を検討する。段階 II において
、特殊走査線上の「一時的」記入項を「奇数」または「
偶数」記入項へ変換し、そして「水平」記入項を除去し
た。もし走査線が特殊であれば、最初に画素の状態が「
奇数」または「偶数」であるかを調べる。もし「奇数」
であれば、記憶すべき現在状態を「ダウン」にセットす
る。もし「偶数」であれば、記憶すべき現在状態を「ア
ップ」にセットする。次に、「奇数」または「偶数」記
入項を記憶すべき現在状態で置換する。辺の方向のどん
な変化にも適応するように、特殊走査線に出会うたびに
その内容を調べて、正しい「アップ」または「ダウン」
方向を見つける。
【0039】非特殊走査線上では、「一時的」記入項を
記憶すべき現在状態で置換する。したがって、処理を辺
に沿って進め、「一時的」状態を「アップ」または「ダ
ウン」状態(記憶すべき2つの現在状態のいずれか)で
置換する。次に、非特殊走査線上で「水平」記入項に対
応する画素を調べて、「水平」状態に対応する画素を除
去する。「水平」記入項は接触する辺によって既に除去
されているので、「水平」状態を除去する前に、画素を
検査しなければならない。もし段階 II の処理の一
部として既に除去されていれば、特殊走査線上で「水平
」記入項を検査する必要はない。
【0040】すべての辺が検討されたとき、段階 II
I  が完了し、多角形は、図17に示すように、最終
的な非ゼロ巻き数形式になる。
【0041】図18は、上記の変換を実行するため使用
することができるフレームバッファ10のブロック図で
ある。フレームバッファ10は変換手段12を有する。 変換手段12は、特徴的状態を使用して画素設定するこ
とにより、多角形の境界の形状をフレームバッファ10
に記入する第1記入手段14を有する。識別手段16は
、極大点や極小点などの特殊走査線や多角形が自己接触
する箇所を識別する。前記自己接触箇所では、非ゼロ巻
き数規約の場合、方向値の変化が起きることがある。 検査手段18は、識別された走査線を検査する。決定手
段20は、境界の形状の正確な性質を決定する。第2記
入手段22は、特徴的画素状態を、非ゼロ巻き数で対象
を記述するとき一般に使用される状態で置換することに
よって、境界の形状を記入する。
【0042】
【発明の効果】上記の変換により、初めに奇数巻き数で
定義された多角形を非ゼロ巻き数で定義することができ
る。変換方法は通常のグラフィックス装置と組み合わせ
て使用することができる。初めに奇数巻き数で定義され
た内部を有する多角形とそれらの一般形を保持するため
に、拡張フレームバッファを使用することができる。こ
れは、奇数巻き数定義から非ゼロ巻き数定義へ変換する
ことによって行われる。変換は、2つの状態を追加して
、拡張フレームバッファにおいて行うことができる。 多角形の境界を2回横切らねばならないことと、特殊走
査線は通例まれであることから、変換コストは非ゼロ巻
き数多角形の記入コストの約2倍である。変換は、辺の
分類または極点における分割も、辺の解析的記述も、辺
の交差を計算する能力も必要としない。変換に必要なの
は、拡張フレームバッファが2つの追加状態をサポート
することだけである。
【0043】以上、発明の特定の実施例について説明し
たが、この分野の専門家は多くの代替態様、修正態様お
よび変更態様を思い浮かべることであろう。したがって
、ここに記載した好ましい実施例は説明のためのもので
あり、発明を限定するものではない。上記のほかに、特
許請求の範囲に記載した発明の精神および発明の範囲の
中で、さまざまな変更を行うことができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】奇数巻き数規約の場合のフレームパッファ記入
項を示す図である。
【図2】非ゼロ巻き数規約の場合のフレームパッファ記
入項を示す図である。
【図3】奇数巻き数法から非ゼロ巻き数法への変換を示
す図である。
【図4】特徴的状態を使用した多角形の記述を示す図で
ある。
【図5】特徴的状態の置換を示す図である。
【図6】特殊走査線が生じる状態を示す図である。
【図7】特殊走査線を示す図である。
【図8】画素の状態の厳密な表現を示す図である。
【図9】走査線上の一辺当たり1個の特徴的状態の記述
を示す図である。
【図10】衝突せずに、交差する辺を示す図である。
【図11】衝突を保証する水平状態を示す図である。
【図12】水平な画素ランの最左端の画素の特徴的状態
を示す図である。
【図13】2本の走査線間の方向の変化を示す図である
【図14】重複する辺に起因する、または起因しない一
連の衝突を示す図である。
【図15】辺の記述および特殊走査線の標識付けを示す
図である。
【図16】奇数および偶数辺について特殊走査線の検査
を示す図である。
【図17】非ゼロ巻き数規約への最終的な変換を示す図
である。
【図18】変換の実行に使用できるフレームバッファの
ブロック図である。
【符号の説明】
10  フレームバッファ 12  変換手段 14  第1記入手段 16  識別手段 18  検査手段 20  決定手段 22  第2記入手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  グラフィクス装置において奇数巻き数
    規約を非ゼロ巻き数規約へ変換する方法であって、特徴
    的状態を用いて画素を設定することにより、多角形の境
    界の形状をグラフィクス装置に記入すること、非ゼロ巻
    き数規約において方向数の変化が生じるかも知れない特
    殊走査線を識別すること、識別された走査線を検査する
    こと、境界の形状の正確な性質を決定すること、および
    前記特徴的状態を、非ゼロ巻き数で対象を記述するため
    一般に用いられる状態で置換することにより、再び境界
    の形状を記入すること、の諸ステップから成ることを特
    徴とする方法。
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