JPH04255919A - 光学ヘッドアクチュエータ - Google Patents

光学ヘッドアクチュエータ

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JPH04255919A
JPH04255919A JP1774691A JP1774691A JPH04255919A JP H04255919 A JPH04255919 A JP H04255919A JP 1774691 A JP1774691 A JP 1774691A JP 1774691 A JP1774691 A JP 1774691A JP H04255919 A JPH04255919 A JP H04255919A
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mirror
displacement
optical head
light beam
head actuator
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Hiroshi Miyajima
博志 宮島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に光情報記録媒体上
に光束を集光させる手段において、光ビームを走査して
光スポットのトラッキング動作を行うガルバノミラーを
備えた光学ヘッドアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】光学的記録再生装置における、従来のガ
ルバノミラーを用いたビームアクセスについて、図6な
いし図8を用いて説明する。
【0003】図6及び図7に示すように、ガルバノミラ
ー60は、コイル54に流す電流の量で反射ミラー51
の回動角θを制御している。
【0004】ところが従来のガルバノミラーの場合は、
図6に示すように、ビームシフトEが光ビーム57をア
クセスすることによって生じる。ここで、例えばディス
ク偏心量δを、δ=0.05mmとしてアクセスすると
きのビームシフトEを計算すると、E=0.23mmと
なり、光検知器(図示せず)上で光ディスク65からの
戻り光も当然動くことになる(光ビーム57が光ディス
ク65の面に対して垂直に入射しない限り入射光と戻り
光とは一致しない)。これはトラックエラー信号のオフ
セット量となり、トラック追従性を劣化させる原因とな
る。
【0005】前記ビームシフトが発生しないガルバノミ
ラーの構成例を図8に示す。すなわち、図8はビームシ
フトの発生を防止するためのガルバノミラーと対物レン
ズとの相対位置の条件を示した図である。
【0006】図8に示すように、前記ビームシフトの発
生を防止するためには、反射ミラー51の回動中心Oか
ら光軸Uと反射ミラー51とが交わる点Pまでの距離を
a、対物レンズ53の像側焦点位置Fから点Pまでの距
離をLとすると、
【0007】
【0008】の関係が保たれている必要がある。このよ
うな条件を満たしていれば、光ビーム57は常に対物レ
ンズ53の像側焦点位置Fを通過するため、光ディスク
65の面に対して垂直に入射し、ビームシフトは発生し
ない。
【0009】前記の条件を実現するためには、例えば特
開昭62−262017号公報に開示されているような
、一対の圧電素子を使用した駆動方式や、実開昭63−
135520号公報に開示されているような、固体変位
素子と弾性ヒンジとを設けた支持部材による駆動機構に
、同明細書において対物レンズを駆動しているかわりに
ガルバノミラーを駆動する方法等がある。
【0010】図9及び図10に特開昭62−26201
7号公報に開示されているような第1の従来例を示す。 第1の従来例では、反射ミラー51が架空の回転軸O′
を中心に回動するように、固定台59に積層型圧電素子
61,62が配置され、前記反射ミラー51を支持する
ようになっている。
【0011】また、図11及び図12に実開昭63−1
35520号公報に示されたものを応用した第2の従来
例を示す。第2の従来例では、弾性ヒンジ部73aを中
心に回動自在にアーム73が設けられ、このアーム73
の駆動側に積層型圧電素子72が、変位側に反射ミラー
71が配設され、この反射ミラー71が弾性ヒンジ部7
3aを中心に回動するようになっている。これらの例の
ように反射ミラー、圧電素子、駆動機構等を配置するこ
とによって前記の条件を満たし、ビームシフトの発生を
防止することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
62−262017号公報に開示されているような駆動
方式では、圧電素子が少なくとも2個必要であり、この
ため、コストの低減が難しく、小型化にも限界がある。 また、圧電素子の変位量が直接ガルバノミラーの変位量
となるため、必要な変位量を確保するためには大型の圧
電素子が必要であり、これによりさらにコスト高を招き
、小型化も困難となるという問題点があった。
【0013】また、実開昭63−135520号公報に
開示されているような駆動機構に反射ミラーを取り付け
るという方式では、弾性ヒンジ部73aが回動中心とな
るため、アーム73を長くする必要があるばかりでなく
、配置上の問題点が生じる。すなわち、図12に示すよ
うに、回動中心より記録媒体75側にアーム73の駆動
側とか圧電素子72等を配置しなければならず、これら
が記録媒体75とか記録媒体75を駆動するスピンドル
モータ等と干渉してしまう可能性が生じる。このように
、駆動機構が大型化してしまったり、配置が困難になる
などの問題点があった。
【0014】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、ビームシフトの発生を防ぐとともに、小型化及
び低コスト化が可能な光学ヘッドアクチュエータを提供
することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による光学ヘッド
アクチュエータは、記録媒体上の微小光スポットで情報
の記録再生を行う光学的記録再生装置に装備され、光ビ
ームを前記記録媒体のトラックと直交する方向に走査し
てトラッキング動作を行うガルバノミラーを有する光学
ヘッドアクチュエータにおいて、前記ガルバノミラーは
、前記光ビームを反射する反射ミラーと、前記反射ミラ
ーを駆動する固体変位素子と、前記固体変位素子の変位
を前記反射ミラーに拡大・伝達し、前記反射ミラーがミ
ラーの外部に設定された架空の回動軸を中心として回動
するように変位拡大率がそれぞれ異なる少なくとも2つ
の拡大・伝達機構とを備えたものである。
【0016】
【作用】少なくとも2つの拡大・伝達機構により固体変
位素子の変位を拡大・伝達することによって、固体変位
素子は光ビームを反射する反射ミラーを駆動する。この
反射ミラーは、前記拡大・伝達機構の変位拡大率がそれ
ぞれ異なるため、ミラーの外部に設定された架空の回動
軸を中心として回動する。これにより、ガルバノミラー
は、光ビームを記録媒体のトラックと直交する方向に走
査してトラッキング動作を行う。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図5は本発明の一実施例に係わり、図
1はガルバノミラーの構成を示す構成説明図、図2は図
1における反射ミラーの支持機構の例を示す説明図、図
3は図1のガルバノミラーにおいて圧電素子が伸びる方
向に変位した場合の動作を示す動作説明図、図4は図1
のガルバノミラーにおいて圧電素子が縮む方向に変位し
た場合の動作を示す動作説明図、図5は図1のガルバノ
ミラーを用いた光学ヘッドアクチュエータ及び光学的記
録再生装置の構成例を示す構成説明図である。
【0018】図1に示すように、本発明の光学ヘッドア
クチュエータに用いられるガルバノミラー10は、光ビ
ームを偏向させる反射ミラー1が、連結部2に連設され
たアーム3及び4のそれぞれの支持点A,Bで支持され
、前記アーム3及び4の駆動により変位するようになっ
ている。前記連結部2とアーム3及び4とはそれぞれ弾
性ヒンジ3a,4aを介して連設され、これらの弾性ヒ
ンジ3a,4aを中心として、アーム3及び4がそれぞ
れ回動可能に構成されている。また、連結部2の内側に
は、電圧を印加することによって長手方向に伸縮する固
体変位素子としての圧電素子5が設けられ、この圧電素
子5の上端部に、前記アーム3及び4に弾性ヒンジ3b
,4bを介して連設された伝達部6a,6bが前記圧電
素子5の伸縮に応じて変位するように接続されている。 また、前記アーム3,4、伝達部6a,6b、弾性ヒン
ジ3a,3b,4a,4bは、連結部2によって一体の
部品となっており、これらにより拡大・伝達機構が構成
されている。
【0019】前記反射ミラー1は、例えば図2に示すよ
うな支持機構によって支持することもできる。前記支持
点A,Bにそれぞれ弾性ヒンジ7a,7bが設けられ、
この弾性ヒンジ7a,7bを介して、アーム3及び4と
ミラー台8とが連設され、このミラー台8上に反射ミラ
ー1が配設されている。前記アーム3及び4の駆動によ
り、ミラー台8及び反射ミラー1が変形することなく、
弾性ヒンジ7a,7bのみが回動し、反射ミラー1が変
位するようになっており、すなわち、反射ミラー1が支
持点A,Bで支持され、駆動されるようになっている。 これにより、反射ミラー1は、図1に示すような架空の
回動軸Oを中心に回動し、記録媒体面に照射される光ビ
ーム9を偏向させるようになっている。
【0020】次に、本実施例のガルバノミラー10の動
作について、図3及び図4を参照して説明する。
【0021】圧電素子5に電圧を印加して素子が伸びた
場合は、図3に示すようにガルバノミラー10が変位す
る。電圧を印加することにより圧電素子5が伸びると、
伝達部6a,6b及び弾性ヒンジ3b,4bが押し上げ
られる。一方、連結部2はほぼ剛体であるため、弾性ヒ
ンジ3a,4aの位置は変化しない。このため、アーム
3,4は弾性ヒンジ3a,4aを回動中心として回動し
、ミラー支持点A,Bは矢印で示した方向に変位して、
A′,B′で示した位置となる。これにより、反射ミラ
ー1は、破線で示す位置1から実線で示す位置1′に移
動し、光ビーム9が、9から9′のように偏向して対物
レンズ11を通って記録媒体上に照射する。
【0022】ここで、図3に示すように、弾性ヒンジ3
a,3b間及び4a,4b間の距離をそれぞれ等しくa
とおき、弾性ヒンジ3aと支持点A間の距離をb、弾性
ヒンジ4aと支持点B間の距離をc、さらに、回動軸O
と支持点A間の距離をr1 、回動軸Oと支持点B間の
距離をr2 、支持点A,Bの変位量をそれぞれXA 
,XB とおく。このとき、XA :XB=b:cであ
るので、r1 :r2 =b:c    …(1)の関
係が成り立つようにすれば、反射ミラー1は回動軸Oを
中心とした回動を行うことになる。また、a:b、a:
cの値を変化させることにより支持点A,Bでの変位拡
大率が変化し、反射ミラー1の回動範囲を変化させるこ
とが可能である。
【0023】また、図8で示したビームシフトが発生し
ないガルバノミラーの条件を満足させるためには、
【0
024】
【0025】(ここで、Lは図8と同様に、対物レンズ
11の像側焦点位置Fから、光軸と反射ミラー1とが交
わる点までの距離)となるように反射ミラー1を配置す
れば良いので、これらの(1),(2)の条件に従って
a,b,cの値を決定すれば、光ビーム9は常に対物レ
ンズ11の像側焦点位置Fを通過することになり、ビー
ムシフトの発生を防止することが可能である。
【0026】また、圧電素子5が縮んだ場合は、図4に
示すようにガルバノミラー10が変位する。圧電素子5
が縮むと、伝達部6a,6b及び弾性ヒンジ3b,4b
が圧電素子5側に引っ張られ、アーム3,4が弾性ヒン
ジ3a,4aを回動中心として図3と逆向きに回動し、
ミラー支持点A,Bは矢印で示した方向に変位して、A
″,B″で示した位置となる。これにより、反射ミラー
1は、破線で示す位置1から実線で示す位置1″に移動
し、光ビーム9が、9から9″のように偏向して対物レ
ンズ11を通って記録媒体上に照射する。
【0027】前述のようなガルバノミラー10を備えた
光学ヘッドアクチュエータを光学的記録再生装置に応用
した例を図5に示す。本実施例は、分離型光学ヘッドと
呼ばれるものであり、半導体レーザ12、コリメータレ
ンズ13、ビームスプリッタ14、光検出器15等を備
えた固定光学ユニット16と、キャリッジ17に搭載さ
れた移動光学ユニットとしての光学ヘッドアクチュエー
タ18とで構成されている。ここでは、キャリッジ17
上の立ち上げミラーとしてガルバノミラー10を使用し
ている。
【0028】また、前記光検出器15の出力信号よりフ
ォーカスエラー信号(以下、FE信号と記す)21、デ
ータ検出信号22、及びトラッキングエラー信号(以下
、TE信号と記す)23が生成され、FE信号21は図
示しない対物レンズ駆動手段に、データ検出信号22は
図示しない復調回路にそれぞれ入力されるようになって
いる。前記TE信号23は、増幅回路24で増幅され、
補償回路25を経てアクチュエータドライバ26に入力
されるようになっている。このアクチュエータドライバ
26が圧電素子5に接続され、ガルバノミラー10を駆
動するようになっている。
【0029】次に、図5に示した光学ヘッドの動作を説
明する。半導体レーザ12より発射された光ビーム9は
、コリメータレンズ13、ビームスプリッタ14を経て
光学ヘッドアクチュエータ18に設けられたガルバノミ
ラー10に照射される。このガルバノミラー10によっ
て反射された光ビーム9は、対物レンズ11により集光
され、記録媒体19の表面に微小なスポットとなって照
射される。そして、記録媒体19から反射した光ビーム
9は、前述と逆の経路を経て固定光学ユニット16に戻
り、ビームスプリッタ14で反射されて光検出器15に
照射される。前記光検出器15で生成されたFE信号2
1は、このFE信号21をもとに対物レンズ11を駆動
してフォーカシング動作を行い、データ検出信号22は
復調回路で復調されて復調データとなる。
【0030】また、アクチュエータドライバ26は、前
記TE信号23をもとに圧電素子5を駆動し、ガルバノ
ミラー10を変位させることによって目標トラックに追
従するようにトラッキング動作が行われる。
【0031】本実施例のような分離型光学ヘッドでは、
キャリッジ17に搭載される素子は対物レンズ11及び
ガルバノミラー10とこれらの駆動部のみであり、可動
部の軽量化が可能である。また、通常粗シーク動作はキ
ャリッジ17を記録媒体19の半径方向に駆動すること
によって行い、精シーク動作はガルバノミラー10を駆
動することによって行うが、本実施例では可動部を軽量
化することができるため、キャリッジ単体でのトラック
追従性能を高めることができる。従って、通常トラッキ
ングアクチュエータによって数百ミクロンの範囲でビー
ムを走査していたが、本実施例においては数十ミクロン
の範囲を走査することでトラッキング動作が可能となる
【0032】また、前記アーム3,4等のような圧電素
子の変位拡大機構を有しており、かつ、前述のように可
動部の軽量化が可能であるため、変位量が十ミクロン程
度と少ない圧電素子を使用しても、実用上十分な可動範
囲を得ることがより容易となる。
【0033】以上のように、本実施例によれば、圧電素
子を1個設けただけでビームシフトの発生しないガルバ
ノミラーを構成することができ、また、a,b,c,r
1 ,r2 等は、前記(1),(2)の関係を満足し
ていれば自由に値を決定でき、さらに反射ミラーは架空
の回動軸を中心として回動するため、光学ヘッドアクチ
ュエータにおいて配置に自由度を持たせることが可能で
あり、さらに、小型化、低コスト化が可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
個の固体変位素子によってガルバノミラーを構成したた
め、ビームシフトの発生を防ぐとともに、小型化及び低
コスト化が可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる、ガルバノミラーの
構成を示す構成説明図
【図2】図1における反射ミラーの支持機構の例を示す
説明図
【図3】図1のガルバノミラーにおいて圧電素子が伸び
る方向に変位した場合の動作を示す動作説明図
【図4】
図1のガルバノミラーにおいて圧電素子が縮む方向に変
位した場合の動作を示す動作説明図
【図5】図1のガル
バノミラーを用いた光学ヘッドアクチュエータ及び光学
的記録再生装置の構成例を示す構成説明図
【図6】ガルバノミラーによるビームアクセス動作の説
明図
【図7】図6のガルバノミラーの構成例を示す斜視図

図8】ビームシフトが発生しないガルバノミラーの構成
例を示す説明図
【図9】第1の従来例のガルバノミラーの構成を示す斜
視図
【図10】図9のガルバノミラーの構成を示す構成説明
【図11】第2の従来例のガルバノミラーの構成を示す
構成説明図
【図12】図11のガルバノミラーを配置した例を示す
構成説明図
【符号の説明】
1…反射ミラー 2…連結部 3,4…アーム 3a,3b,4a,4b…弾性ヒンジ 5…圧電素子 6a,6b…伝達部 9…光ビーム 10…ガルバノミラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  記録媒体上の微小光スポットで情報の
    記録再生を行う光学的記録再生装置に装備され、光ビー
    ムを前記記録媒体のトラックと直交する方向に走査して
    トラッキング動作を行うガルバノミラーを有する光学ヘ
    ッドアクチュエータにおいて、前記ガルバノミラーは、
    前記光ビームを反射する反射ミラーと、前記反射ミラー
    を駆動する固体変位素子と、前記固体変位素子の変位を
    前記反射ミラーに拡大・伝達し、前記反射ミラーがミラ
    ーの外部に設定された架空の回動軸を中心として回動す
    るように変位拡大率がそれぞれ異なる少なくとも2つの
    拡大・伝達機構とを備えたことを特徴とする光学ヘッド
    アクチュエータ。
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