JPH04255879A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH04255879A
JPH04255879A JP3038109A JP3810991A JPH04255879A JP H04255879 A JPH04255879 A JP H04255879A JP 3038109 A JP3038109 A JP 3038109A JP 3810991 A JP3810991 A JP 3810991A JP H04255879 A JPH04255879 A JP H04255879A
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JP
Japan
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carrier
developer carrier
conductive
developing device
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JP3038109A
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Chiseki Yamaguchi
智責 山口
Kazuo Otsuka
和夫 大塚
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JAPAN IMEEJINGU SYST KK
Original Assignee
JAPAN IMEEJINGU SYST KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は静電潜像を現像剤にて現
像する現像装置に関し、特に非磁性一成分の現像剤を用
いる現像装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、静電潜像、例えば一様帯電さ
れた感光体上に画像情報に基づく露光により形成される
静電潜像を現像する現像法としては、一般にトナーとキ
ャリアとからなる二成分の現像剤を用いる現像法、特に
磁気ブラシ現像法(以下、単に二成分磁気ブラシ現像法
という)が多く用いられている。 【0003】しかし、二成分磁気ブラシ現像法は、現像
装置が大型化する、トナーとキャリアとの混合比の安定
化が難しい、撹拌によるトナーの帯電の安定化が難しい
等といった実用上の問題点をもっている。 【0004】また、最近では、トナー自体に磁性をもた
せた一成分の現像剤を用いる磁気ブラシ現像法(以下、
単に一成分磁気ブラシ現像法という)も実用化されてい
る。 【0005】しかし、一成分磁気ブラシ現像法は、現像
装置の小型化を達成できるものの、現像剤が磁性粉を含
んでいるために、カラー化に問題点を残すものとなって
いる。 【0006】以上のような観点から、非磁性一成分の現
像剤を用いた現像法(以下、単に非磁性一成分現像法と
いう)が提案されており、多くの研究が進められている
。 【0007】そして、非磁性一成分現像法でも、現像剤
と静電潜像保持体(例えば、感光体)とが接触するよう
にして現像を行う方法と、現像剤と静電潜像保持体とが
非接触で現像剤を静電潜像保持体に飛翔させて現像を行
う方法とに区別される。 【0008】前者の接触法は、画像濃度の向上や現像剤
の供給の面では優れているものの、現像剤と静電潜像保
持体とが接触しているために地かぶりが発生しやすいと
いう欠点がある。さらに、今後のカラー化において装置
全体の構成の簡素化およびコストの低廉化となる1ドラ
ム上色重ね1回転写法には、接触型であるために混色の
問題が生じるので採用することができないという欠点が
ある。 【0009】以上のことからも、後者の非接触・飛翔型
の非磁性一成分現像法が求められている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】上述した非接触・飛翔
型の非磁性一成分現像法を用いる従来の現像装置では、
非磁性一成分の現像剤を用いることから、現像剤担持体
上への現像剤の供給,帯電,薄層形成,現像域への搬送
および飛翔力の制御とともに、現像剤の除去,撹拌およ
び循環が十分に行われないと画像かすれ等の画像不良が
発生するという問題点があった。 【0011】例えば、図6に示すような圧接ブレード6
3により現像剤Tの帯電と薄層形成とを同時に行う従来
の現像装置では、摩擦帯電のために現像剤Tの帯電量が
安定せず、圧接ブレード63の材質や表面状態等の変化
に大きく影響を受けて信頼性に欠けるという問題点があ
った。 【0012】このため、導電性の圧接ブレード等の導電
性規制部材を設け、導電性規制部材に外部電源から電圧
を印加させることで、摩擦帯電のみで行っていた不安定
な現像剤の帯電を積極的な電荷注入型の帯電として、現
像剤の帯電の安定化を図るようにしている。 【0013】導電性規制部材としては、他の高圧電源か
ら現像用電圧が印加されている現像剤担持体との間での
電気的リークを防ぐために表面の比抵抗を103 〜1
06 Ωcm程度とするように、導電性材料を分散させ
たり、現像剤を担持した現像剤担持体と接触する側の表
面に導電性材料を付着または塗布させたりして、導電性
を付与したシリコンゴム板等を用いるようにしている。 【0014】しかし、導電性規制部材を形成するに当た
り、導電性材料を分散させたり、現像剤を担持した現像
剤担持体と接触する側の表面に導電性材料を付着または
塗布させたりしたものでは、特に現像剤担持体の表面が
粗面化されているときなどには、現像剤担持体と接触し
ている導電性規制部材の面で機械的な摩耗が生じ、分散
により形成したものでは分散媒となる樹脂と分散材料と
の摩耗の差が発生し、また付着や塗布により導電性を持
たせているものでは、付着層や塗布層が削られたり剥離
したりするおそれがある。したがって、これらの方法で
は、帯電の安定性および薄層の形成性能がともに導電性
規制部材の性能に依存して、現像装置が寿命および信頼
性に欠けるものになってしまうという問題点があった。 【0015】また、図6に示す従来の現像装置では、現
像に使用されずに現像剤担持体61上に残留した現像剤
Tが現像剤担持体61上から除去されることがなく、残
留した現像剤Tが現像剤担持体61の回転とともに次回
の現像に使用されることになるので、現像剤Tの帯電量
の安定性および現像剤Tの撹拌性にも問題点があった。 【0016】本発明の目的は、上述の点に鑑み、現像剤
の供給,帯電,薄層形成,現像域への搬送,飛翔力の制
御,除去,撹拌および循環を行う各機能をもちつつ、現
像剤の供給,除去および帯電に関与する多孔質導電性弾
性部材と、現像剤担持体と当接する側に非導電部が、現
像剤担持体と当接する側とは反対側に導電部がそれぞれ
設けられ現像剤の帯電の安定化に関与する規制部材とを
備えることにより、画像不良がなく安定した現像ができ
るようにした現像装置を提供することにある。 【0017】また、本発明の他の目的は、現像剤の供給
,帯電,薄層形成,現像域への搬送,飛翔力の制御,除
去,撹拌および循環を行う各機能部分をもちつつ、現像
剤の供給,除去および帯電に関与する繊維状導電性部材
と、現像剤担持体と当接する側に非導電部が、現像剤担
持体と当接する側とは反対側に導電部がそれぞれ設けら
れ現像剤の帯電の安定化に関与する規制部材とを備える
ことにより、画像不良がなく安定した現像ができるよう
にした現像装置を提供することにある。 【0018】 【課題を解決するための手段】本発明の現像装置は、現
像剤を担持する現像剤担持体と、この現像剤担持体に接
触しながら回転可能に配設された多孔質導電性弾性部材
と、前記現像剤担持体と当接する側に非導電部が、前記
現像剤担持体と当接する側とは反対側に導電部がそれぞ
れ設けられ前記現像剤担持体上への現像剤の層厚を規制
して前記現像剤担持体上に現像剤の薄層を形成するとと
もに現像剤に対して所定量の帯電を行う規制部材とを備
え、前記現像剤担持体,前記多孔質導電性弾性部材およ
び前記規制部材の導電部に対してそれぞれ高電圧が印加
されることを特徴とする。 【0019】また、本発明の現像装置は、現像剤を担持
する現像剤担持体と、この現像剤担持体に接触しながら
回転可能に配設された繊維状導電性部材と、前記現像剤
担持体と当接する側に非導電部が、前記現像剤担持体と
当接する側とは反対側に導電部がそれぞれ設けられ前記
現像剤担持体上への現像剤の層厚を規制して前記現像剤
担持体上に現像剤の薄層を形成するとともに現像剤に対
して所定量の帯電を行う規制部材とを備え、前記現像剤
担持体,前記繊維状導電性部材および前記規制部材の導
電部に対してそれぞれ高電圧が印加されることを特徴と
する。 【0020】 【作用】本発明の現像装置では、高電圧が印加された多
孔質導電性弾性部材が現像剤担持体への現像剤の供給を
行うとともに現像剤に対して帯電を行い、規制部材が現
像剤担持体上への現像剤の層厚を規制して現像剤担持体
上に現像剤の薄層を形成するとともに規制部材の現像剤
担持体と当接する側とは反対側の導電部への高電圧印加
によって規制部材の非導電部の誘電体層を介して現像剤
に対して所定量の帯電を行い、高電圧が印加された現像
剤担持体が現像剤の薄層を静電潜像保持体に対向する現
像域に運んで静電潜像保持体上の静電潜像画像部電位と
現像剤担持体の表面電位との間の電界中で現像剤の移動
を生じさせて現像を行わせ、多孔質導電性弾性部材が現
像後に現像剤担持体上に残留する現像剤を掻き取る。 【0021】また、本発明の現像装置では、高電圧が印
加された繊維状導電性部材が現像剤担持体への現像剤の
供給を行うとともに現像剤に対して帯電を行い、規制部
材が現像剤担持体上への現像剤の層厚を規制して現像剤
担持体上に現像剤の薄層を形成するとともに規制部材の
現像剤担持体と当接する側とは反対側の導電部への高電
圧印加によって規制部材の非導電部の誘電体層を介して
現像剤に対して所定量の帯電を行い、高電圧が印加され
た現像剤担持体が現像剤の薄層を静電潜像保持体に対向
する現像域に運んで静電潜像保持体上の静電潜像画像部
電位と現像剤担持体の表面電位との間の電界中で現像剤
の移動を生じさせて現像を行わせ、繊維状導電性部材が
現像後に現像剤担持体上に残留する現像剤を掻き取る。 【0022】 【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。 【0023】<第1実施例>図1は、本発明の第1実施
例に係る現像装置の構成を示す断面図である。本実施例
の現像装置は、静電潜像が形成された感光体(静電潜像
保持体)10とギャップgをもって対向されて回転可能
に支持された金属ローラでなる現像剤担持体1と、現像
剤担持体1に一部が接触されつつ回転可能に支持された
ローラ状の多孔質導電性弾性部材2と、現像剤担持体1
と当接する側に非導電部3aが、現像剤担持体1と当接
する側とは反対側に導電部3bがそれぞれ設けられ非磁
性一成分現像剤(以下、単に現像剤という)Tの層厚を
規制して現像剤担持体1上に現像剤Tの薄層を形成する
とともに現像剤Tに対して所定量の帯電を行う規制板(
規制部材)3と、現像剤供給部内の現像剤Tを撹拌する
撹拌パドル5と、現像剤担持体1の上部より現像剤Tが
漏れるのを防止する漏洩防止カバー6と、上記各部材を
取り付け現像剤Tを収納する現像剤供給部を形成する現
像槽容器7と、多孔質導電性弾性部材2に接続された高
圧電源E1と、規制板3の導電部3bに接続された高圧
電源E2と、現像剤担持体1に接続された高圧電源E3
とから、その主要部が構成されている。 【0024】多孔質導電性弾性部材2は、導電性カーボ
ンを含んだ3次元構造の骨格組織をもった軟質ポリウレ
タンフォーム等の材料で、現像槽容器7の壁に支持され
回転可能となった金属軸2a上にロール状に形成されて
いる。多孔質導電性弾性部材2の金属軸2aへの接着に
は、銀(Au)フィラー含有エポキシ系接着剤やカーボ
ンフィラー含有アクリル系接着剤などの導電性接着剤が
用いられる。多孔質導電性弾性部材2は、比抵抗が10
3 〜106Ωcm程度となっているので、多孔質導電
性弾性部材2に接続されている高圧電源E1と現像剤担
持体1に接続されている高圧電源E3との間でのリーク
はなく、多孔質導電性弾性部材2と現像剤担持体1とは
それぞれの高圧電位を維持できるようになっている。な
お、高圧電源E1の極性と現像剤Tの帯電極性とは同極
性となっている。 【0025】また、多孔質導電性弾性部材2の多孔質の
レベルは、セル(孔)数として25mm当たり15個以
上〜45個以下が望ましい。また、多孔質導電性弾性部
材2の現像剤担持体1への接触深さ(くい込み量)は、
現像剤Tの搬送性および現像後に現像剤担持体1上に残
留する現像剤Tの除去効果の面から見て0.5〜1.0
mm程度が実験的に良好であった。 【0026】規制板3は、硬度が60〜80°程度で厚
さが2〜3mm程度のシリコーンゴム板,ウレタン板等
でなる非導電部3aに対して、現像剤担持体1と当接す
る側とは反対側に導電部3bを設けて形成されている。 導電部3bの形成方法としては、非導電部3aとなる弾
性材料に、導電性カーボンや金属フィラー等の導電性材
料をコーティングする方法、銀フィラー含有エポキシ系
接着剤やカーボンフィラー含有アクリル系接着剤などの
導電性接着剤により銅,アルミニューム,ステンレスス
チール等の金属薄膜を接合する方法、アルミニューム等
を蒸着する方法等がある。規制板3は、非導電部3aに
て腹の部分あるいは腹とエッジの部分が現像剤担持体1
に当たっており、接触圧によって規定されるものの、2
0〜40μm程度の現像剤Tの薄層が現像剤担持体1上
に形成されるように現像剤Tの層厚を規制するとともに
、現像剤Tに対して所定量の帯電を行う。 【0027】規制板3は、現像剤担持体1と当接する側
の非導電部3aが1013Ωcm以上の絶縁性材料であ
るため、規制板3の導電部3bに接続されている高圧電
源E2と現像剤担持体1に接続されている高圧電源E3
との間でのリークはなく、規制板3と現像剤担持体1と
はそれぞれの高圧電位を維持できるようになっている。 なお、高圧電源E2の極性と現像剤Tの帯電極性とは同
極性となっている。 【0028】撹拌パドル5は、特に形状等が限定される
ものではないが、現像槽容器7内の現像剤供給部におけ
る現像剤Tの撹拌および循環に効果的な形状のものであ
り、かつ現像剤Tの停留部や凝集部を形成しないものが
よい。 【0029】漏洩防止カバー6は、厚み0.02mm程
度のマイラ板等で形成されるのが適当である。 【0030】現像剤担持体1,多孔質導電性弾性部材2
および撹拌パドル5は、現像槽容器7外で歯車(図示せ
ず)を介して連結されており、現像プロセスの動作とと
もに同時に矢印に示す方向にそれぞれ回転するようにな
っている。 【0031】次に、このように構成された第1実施例の
現像装置の動作について説明する。 【0032】現像プロセスの動作開始とともに、現像剤
担持体1,多孔質導電性弾性部材2および撹拌パドル5
は、それぞれ矢印で示す方向に回転を開始する。 【0033】現像槽容器7内の現像剤供給部に収納され
ている現像剤Tは、多孔質導電性弾性部材2および撹拌
パドル5の回転が始まると、多孔質導電性弾性部材2の
回転により、図2中の■に示すように、多孔質導電性弾
性部材2と現像剤担持体1との接触部分に運ばれる。こ
こで、現像剤Tは、高圧電源E1に接続されている多孔
質導電性弾性部材2により電荷付与を受けて帯電される
。 【0034】多孔質導電性弾性部材2から電荷付与を受
けた現像剤Tは、現像剤担持体1および多孔質導電性弾
性部材2の回転とともに図2中の■に示すように動き、
一部は規制板3により20〜40μm程度の厚さに規制
されて現像剤担持体1上に薄層を形成するとともに、規
制板3から電荷付与を受けて安定した所定の帯電量に制
御される。これは、規制板3の非導電部3aは絶縁性で
はあるが誘電率を有するため、高圧電源E2に接続され
た規制板3の導電部3bへの高圧印加により非導電部3
aの現像剤担持体1と当接する側に誘導電荷が発生し、
この電荷を現像剤Tが接触帯電または摩擦帯電により受
けて帯電されるものである。このときの現像剤担持体1
と現像剤Tとの付着力は、現像剤Tがもつ電荷と金属性
の現像剤担持体1との間での鏡像力である。 【0035】現像剤担持体1上に形成された現像剤Tの
薄層は、現像剤担持体1の回転とともに静電潜像が形成
された感光体10を現像すべく現像域に運ばれ、(ギャ
ップg−現像剤Tの薄層厚)の距離をもって感光体10
と対向することになる。 【0036】現像剤担持体1には高圧電源E3が接続さ
れており、現像域では感光体10上の静電潜像の画像部
と非画像部との間での表面電荷密度が異なるために、現
像剤Tの帯電量をq、現像域の位置での電界をEとする
と、静電潜像の画像部と非画像部とでは現像剤Tに働く
力F=qEが異なって、画像部のみで現像剤Tが現像剤
担持体1より感光体10側に飛翔して移行し、現像が行
われる。 【0037】なお、画像濃度の確保のために感光体10
の周速よりも現像剤担持体1の周速を速くしておくこと
は有効な方法である。 【0038】現像に使用されなかった現像剤担持体1上
の現像剤Tは、現像剤担持体1の回転とともに現像槽容
器7内の現像剤供給部に再収納されるべく漏洩防止カバ
ー6の方向へと搬送される。漏洩防止カバー6は、現像
剤担持体1に当たっているが、柔らかく接触しており、
かつ湾曲状部分で当たっているため、現像剤Tは漏洩防
止カバー6により現像剤担持体1上から剥ぎ取られるこ
となく現像槽容器7内に導かれる。 【0039】現像槽容器7内へと導かれた現像剤担持体
1上に残留する現像剤Tは、図2の■で示すように、多
孔質導電性弾性部材2の方向へと搬送され、多孔質導電
性弾性部材2により現像剤担持体1上から掻き取られ、
図2中の■に示すように多孔質導電性弾性部材2の回転
とともに現像槽容器7内の撹拌パドル5の方向へと運ば
れる。そこで、現像剤Tは、再び現像に寄与すべく現像
槽容器7内を循環し撹拌されることになる。 【0040】ここで、多孔質導電性弾性部材2の周速を
現像剤担持体1の周速よりも速めておくことは、現像剤
担持体1上に残留する現像剤Tの掻取り効果を向上させ
ることができるばかりでなく、次の現像工程サイクルに
対する多孔質導電性弾性部材2による現像剤担持体1へ
の現像剤Tの供給および帯電にも効果があるものである
。 【0041】以上のような動作を繰り返すことで、現像
プロセスが進行する。 【0042】現像剤Tの消費にともなって現像槽容器7
内の現像剤供給部に現像剤Tを補給する場合には、供給
用蓋7aを開放することにより行うことができるし、ま
たカートリッジにて行うことも可能である。 【0043】現像槽容器7内の現像剤供給部では、現像
剤Tとして残留現像剤Tや未使用現像剤Tが入り混じっ
ているが、現像剤Tとして感光体10に付着寄与するも
のは全て多孔質導電性弾性部材2および規制板3による
接触および搬送を経るため、そこでの電荷付与によって
帯電量が制御され、それまでの現像剤Tの履歴に関係な
く安定した帯電量となる。これは、現像にとって最も重
要な画像部への現像剤Tの飛翔力F=qEの安定化とも
なって、画像を安定したものとすることになる。 【0044】なお、高圧電源E1として、直流電源を図
示したが、現像剤Tの凝集の防止や搬送性の向上のため
には、(直流+交流)の重畳電源を用いることも効果的
である。ただし、交流が重畳されても、現像剤Tの極性
が変化しないような直流分があることは必要である。 【0045】ところで、図1および図2に示した第1実
施例の現像装置では、規制板3の全体を積層構造とした
が、規制板3の構成としてはこれに限られるものではな
く、図3の(a)〜(d)に示すように、現像剤担持体
1と当接する側が非導電部3aでその反対側に導電部3
bが形成されていれば、現像剤担持体1への機械的な当
接条件を備えることにより、規制板3としての機能を満
たすものである。具体的には、図3の(a)はリン青銅
やバネ鋼等の弾性金属板31に絶縁性樹脂層32を設け
たもの、図3の(b)は同じく弾性金属板33の先端に
弾性材料34の表面に導電性材料35を形成したものを
固定したもの、図3の(c)は導電性材料を分散させた
シリコーンゴム板等でなる弾性導電部材36の現像剤担
持体1と当接する部分のみを、例えば導電性材料を分散
していないシリコーンゴム等の絶縁材料37で構成した
もの、図3の(d)は二酸化クロム(CrO2 )等の
金属板上にセラミック層を結晶成長させたいわゆる傾斜
機能材料38を用いて金属面に高電圧を印加するように
したものである。 【0046】<第2実施例>図4は、本発明の第2実施
例に係る現像装置の構成を示す断面図である。本実施例
の現像装置は、図1に示した第1実施例の現像装置にお
ける多孔質導電性弾性部材2の代わりに、繊維状導電性
部材8を使用するようにしたものである。したがって、
その他の部材は、図1に示した第1実施例の現像装置に
おける部材と同様に構成されているので、対応する部材
には同一の符号を付して、それらの詳しい説明を省略す
る。 【0047】繊維状導電性部材8は、例えば、導電性カ
ーボンを分散させたナイロン,レーヨン等の導電性の樹
脂繊維や中央に導電性物質の層をもたせたナイロン,レ
ーヨン等の導電性の樹脂繊維によりブラシ状に形成され
ている。繊維の導電化については、導電性カーボン等を
微粒子化して表面に付着させるなどの後処理にて導電化
する方法等もある。導電性の樹脂繊維としては、毛の太
さが100〜2000デニール/100本、すなわち1
gの材料を9000mに伸ばしたときの太さを1デニー
ルとして1本で1〜20デニール(100本で100〜
2000デニール)となるようにし、密度もインチ平方
当たり(10〜1000)×103 本程度が適当と考
えられる。 【0048】繊維状導電性部材8は、多孔質導電性弾性
部材2と同様に、現像槽容器7の壁に支持され回転可能
となった金属軸8a上にブラシ状に形成されている。繊
維状導電性部材8の金属軸8aへの接着には、多孔質導
電性弾性部材2の場合と同様に、銀(Au)フィラー含
有エポキシ系接着剤やカーボンフィラー含有アクリル系
接着剤などの導電性接着剤が用いられる。 【0049】繊維状導電性部材8の現像剤担持体1との
接触深さは、0.5〜2.0mm程度の間で設定される
ことで、目的とする機能をもたせることができる。 【0050】繊維状導電性部材8の回転数は、繊維状導
電性部材8の径によっても異なるが、周速として現像剤
担持体1の周速と同じかより速くしておく方がよいとい
う点は、多孔質導電性弾性部材2の場合と同様である。 【0051】第2実施例の現像装置の動作については、
図1に示した第1実施例の現像装置の場合とほぼ同様に
なることは説明するまでもない。 【0052】<第3実施例>図5は、本発明の第3実施
例に係る現像装置を示す断面図である。本実施例の現像
装置は、図1に示した第1実施例の現像装置における現
像剤担持体1の回転方向を逆にした場合の例である。し
たがって、以下、特に言及する以外は、対応する部材は
図1に示した第1実施例の現像装置における部材と同様
に構成されているので、対応する部材には同一の符号を
付して、それらの詳しい説明を省略する。 【0053】第3実施例の現像装置では、規制板3が現
像剤担持体1の上部側に配設され、漏洩防止カバー6が
下部側に配設されている。さらに、現像槽容器7内の多
孔質導電性弾性部材2の上部に撹拌バドル5付近の現像
剤Tが多孔質導電性弾性部材2にかかわることなく現像
剤担持体1上に直接行くことを防止しかつ規制板3によ
る薄層の形成において現像域に運ばれることを阻止され
た現像剤Tや現像後に残留する現像剤Tとして現像剤担
持体1の回転とともに現像槽容器7に再回収されてきて
多孔質導電性弾性部材2により掻き取られた現像剤Tを
現像槽容器7内の撹拌バドル5付近に導き入れるような
形状とした仕切板9が配設されている。 【0054】仕切板9は、樹脂等で形成してもよいが、
そこでの現像剤Tの帯電電荷やその後の現像剤Tの帯電
性の面から金属材料で形成し、かつ接地しておくことが
有効である。 【0055】仕切板9は、多孔質導電性弾性部材2と接
触することがあっても、多孔質導電性弾性部材2が10
3 〜106 Ωcm程度の比抵抗をもっているため、
高圧電源E1の高電圧をリークすることはない。 【0056】第3実施例の現像装置の動作は、図1に示
した第1実施例の現像装置の場合とほぼ同様である。第
3実施例の現像装置の場合も、多孔質導電性弾性部材2
の代わりに、図4に示した第2実施例の現像装置のよう
に、繊維状導電性部材8を設けることも可能である。ま
た、多孔質導電性弾性部材2の回転方向は一例であり、
逆回転にしてもよい。この場合にも、仕切板9はあった
方がよい。 【0057】ところで、上記各実施例において、種々の
実験の結果、下記の条件において良好な画像が得られた
。   ギャップg                  
        0.1mm  現像剤担持体1の周速
                75mm/sec 
 多孔質導電性弾性部材2(または繊維状導電性部材8
)の比抵抗                    
                  104 Ωcm
  多孔質導電性弾性部材2(または繊維状導電性部材
8)の周速                    
                  125mm/s
ec  高圧電源E1の電圧            
      400V  高圧電源E2の電圧    
              600V  高圧電源E
3の電圧                  500
V  感光体10の周速              
      50mm/sec  感光体10上の画像
部の電圧          50V  感光体10上
の非画像部の電圧        600V(反転現像
)  【0058】また、高圧電源E1,E2およびE
3の電圧の大小関係によって画像濃度の制御を行うこと
が可能であり、例えば、|高圧電源E1の電圧|>|高
圧電源E3の電圧|とすることで画像濃度は増加し、ま
た|高圧電源E2の電圧|<|高圧電源E3の電圧|と
した場合でも画像濃度は増加した。 【0059】なお、上記各実施例では、正帯電型の現像
剤Tを使用する現像装置の場合について述べたが、負帯
電型の現像剤Tを使用する現像装置の場合にも本発明が
同様に適用可能であることはいうまでもない。 【0060】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非磁性一成分現像剤による現像プロセスを形成するうえ
で重要となる現像剤の供給,帯電,薄層形成,現像域へ
の搬送,飛翔力の制御,除去,撹拌および循環の各機能
を有した構成であり、特に多孔質導電性弾性部材または
繊維状導電性部材と、現像剤担持体と当接する側に非導
電部が、現像剤担持体と当接する側とは反対側に導電部
がそれぞれ設けられた規制部材とを備えることにより、
これまでの摩擦帯電や現像剤の流れを無視した構成によ
る現像条件の不安定さをなくすとともに、特に現像剤担
持体との当接によって寿命および信頼性において問題と
なった規制部材の寿命および信頼性を向上させることが
できるという効果がある。 【0061】また、適正現像条件の設定を容易とする(
すなわち、各パラメータを個々に設定できる)ようにし
たことにより、現像剤担持体への現像バイアスの印加に
対して画像変動が少なくかつかぶりのないシャープな画
像が得られるとともに、画像の安定した現像を実現する
ことができ、信頼性の面においても従来と比べて一段と
優れたものになるという効果がある。 【0062】さらに、現像装置の内部の構成により、異
物の混入があった場合でも多孔質導電性弾性部材または
繊維状導電性部材の上部付近までは行くものの、その後
は多孔質導電性弾性部材または繊維状導電性部材で現像
剤が送られることからして、異物がその次の工程には進
むことが少なく、この面においても信頼性が優れたもの
になるという効果がある。 【0063】さらにまた、環境特性の面においても、周
囲環境や材料の表面状態に大きく影響を受ける摩擦帯電
方式を用いていないため、安定した特性を示すものにな
るという効果がある。 【0064】また、現像剤担持体,多孔質導電性弾性部
材または繊維状導電性部材および規制部材の導電部への
印加電圧を制御することで画像濃度を制御でき、環境変
動,現像剤変動あるいはこれら構成部材の電気抵抗変動
,ロットのばらつき等が生じた場合でも、各印加電圧を
制御することで画像濃度のレベルを合わせることが可能
であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る現像装置の構成を示
す断面図である。
【図2】図1に示した第1実施例の現像装置における現
像剤の流れを示す要部拡大断面図である。
【図3】図1中の規制板の変形列を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る現像装置の構成を示
す断面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る現像装置の構成を示
す断面図である。
【図6】従来の現像装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1  現像剤担持体 2  多孔質導電性弾性部材 2a  金属軸 3  規制板(規制部材) 3a  非導電部 3b  導電部 5  撹拌パドル 6  漏洩防止カバー 7  現像槽容器 7a  供給用蓋 8  繊維状導電性部材 8a  金属軸 9  仕切板 10  感光体(静電潜像保持体) E1,E2,E3  高圧電源 T  現像剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  現像剤を担持する現像剤担持体と、こ
    の現像剤担持体に接触しながら回転可能に配設された多
    孔質導電性弾性部材と、前記現像剤担持体と当接する側
    に非導電部が、前記現像剤担持体と当接する側とは反対
    側に導電部がそれぞれ設けられ前記現像剤担持体上への
    現像剤の層厚を規制して前記現像剤担持体上に現像剤の
    薄層を形成するとともに現像剤に対して所定量の帯電を
    行う規制部材とを備え、前記現像剤担持体,前記多孔質
    導電性弾性部材および前記規制部材の導電部に対してそ
    れぞれ高電圧が印加されることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】  現像剤を担持する現像剤担持体と、こ
    の現像剤担持体に接触しながら回転可能に配設された繊
    維状導電性部材と、前記現像剤担持体と当接する側に非
    導電部が、前記現像剤担持体と当接する側とは反対側に
    導電部がそれぞれ設けられ前記現像剤担持体上への現像
    剤の層厚を規制して前記現像剤担持体上に現像剤の薄層
    を形成するとともに現像剤に対して所定量の帯電を行う
    規制部材とを備え、前記現像剤担持体,前記繊維状導電
    性部材および前記規制部材の導電部に対してそれぞれ高
    電圧が印加されることを特徴とする現像装置。
JP3038109A 1990-03-26 1991-02-07 現像装置 Pending JPH04255879A (ja)

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JP3038109A JPH04255879A (ja) 1991-02-07 1991-02-07 現像装置
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09160382A (ja) * 1995-12-11 1997-06-20 Nec Corp トナーカートリッジ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09160382A (ja) * 1995-12-11 1997-06-20 Nec Corp トナーカートリッジ

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