JPH04255789A - アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ - Google Patents

アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ

Info

Publication number
JPH04255789A
JPH04255789A JP1631791A JP1631791A JPH04255789A JP H04255789 A JPH04255789 A JP H04255789A JP 1631791 A JP1631791 A JP 1631791A JP 1631791 A JP1631791 A JP 1631791A JP H04255789 A JPH04255789 A JP H04255789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
lamp
present
fluorescent
fluorescent lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1631791A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Iwama
克昭 岩間
Toru Azuma
亨 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP1631791A priority Critical patent/JPH04255789A/ja
Publication of JPH04255789A publication Critical patent/JPH04255789A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低圧水銀放電の紫外線に
より紫外域に発光するアルミン酸塩蛍光体およびこれを
用いた蛍光ランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】紫外放射の生体に対する作用の一つとし
て知られている色素沈着作用を利用した日焼け用蛍光ラ
ンプは従来、主として欧州を中心に用いられてきた。近
年になって、わが国でも人工的に日焼けをさせることが
ファッションの一つとして好まれるようになっている。 上記色素沈着作用は皮膚組織内にオキシフェノールアラ
ニンが生成され、これが酸化され組織内にメラニンとし
て沈着する現象で、その最大感度波長は350nmであ
ることがわかっている。このような日焼け用蛍光ランプ
用の蛍光体としては、2価の鉛で付活されたケイ酸バリ
ウム、2価のユーロピウムで付活されたストロンチウム
ボレート、2価のユーロピウムで付活されたストロンチ
ウムフロロボレート等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の日焼け用蛍光ラ
ンプに用いられている蛍光体では、例えば前記2価の鉛
で付活されたケイ酸バリウムの場合、その発光ピーク波
長が352nmであり、図3に示した色素沈着作用に対
する作用関数における最大感度波長350nmとよく一
致しているが、蛍光ランプに用いたときの寿命中におけ
る劣化が大きいという問題があり、その改善が望まれて
いた。また、2価のユーロピウムで付活されたストロン
チウムボレートおよび2価のユーロピウムで付活された
ストロンチウムフロロボレートの場合は、その発光ピー
ク波長がそれぞれ366nmおよび360nmと良好で
あり、蛍光ランプに用いたときの寿命中における劣化も
小さいという特長を有しているが、2価のユーロピウム
付活であるため、高価であるという欠点があった。
【0004】本発明は色素沈着作用に対する最大感度波
長付近に発光ピークを有し、寿命中を通じて発光強度低
下の少ない紫外発光蛍光体およびこれを用いた蛍光ラン
プを安価に提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に本発明のアルミン酸塩蛍光体は、一般式:Ce(Mg
,M)Al2zO2.5+3z(ただし、MはBa,S
rおよびCaの中から選ばれる少なくとも一種の元素で
あり、zは4.5≦z≦15なる条件を満たす数である
)で表されるものである。
【0006】また、本発明の蛍光ランプは、一般式:C
e(Mg,M)Al2zO2.5+3z(ただし、Mは
Ba,SrおよびCaの中から選ばれる少なくとも一種
の元素であり、zは4.5≦z≦15なる条件を満たす
数である)で表されるアルミン酸塩蛍光体からなる蛍光
体膜を管内面に備えたものである。
【0007】
【作用】本発明のアルミン酸塩蛍光体は、前記一般式で
示されるように2価のマグネシウムの一部をバリウム,
ストロンチウムおよびカルシウムの中から選ばれる少な
くとも一種の元素で置き換えてあるため、3価のセリウ
ムによる発光が顕著に向上し、従来の2価のマグネシウ
ムだけの場合に比べて発光強度が向上する。また、蛍光
ランプに適用した場合にも上記置き換えによる作用が良
好に働き、寿命中を通じての発光強度の低下を抑制する
ことができる。
【0008】以下、本発明の実施例について説明する。
【0009】
【実施例】図1は本発明にかかるアルミン酸塩蛍光体C
eMg0.8Ba0.2Al11O19の254nm紫
外線励起による発光スペクトル(曲線1)を従来のBa
を含まないCeMgAl11O19のもの(曲線2)と
比較して示したものであり、図2はこれらの蛍光体を用
いて試作したFL20SS蛍光ランプの寿命中における
発光強度維持率の変化を従来知られている蛍光体である
BaSi2O5:Pbのものと比較して示したものであ
る。図1から明らかなように、本発明にかかる蛍光体で
は356nm付近の3価のセリウムによる発光が著しく
向上することが見いだされた。また、図2から本発明に
かかる蛍光体CeMg0.8Ba0.2Al11O19
の寿命中の発光強度維持率(曲線3)は従来のCeMg
Al11O19蛍光体(曲線4)およびBaSi2O5
:Pb蛍光体(曲線5)のものに比較して改良されてい
ることがわかる。
【0010】本発明にかかるアルミン酸塩蛍光体は、以
下の製造方法により得ることができる。
【0011】蛍光体原料にはセリウム源として酸化セリ
ウム、硝酸第1セリウム等のセリウム化合物の中から選
ばれる化合物の少なくとも一種、マグネシウム源として
は塩基性炭酸マグネシウム,フッ化マグネシウム等のマ
グネシウム化合物の中から選ばれる化合物の少なくとも
一種、マグネシウムの一部を置き換える元素として、例
えばバリウムの場合はバリウム源として炭酸バリウム,
酸化バリウム,フッ化バリウム等のバリウム化合物の中
から選ばれる化合物の少なくとも一種、ストロンチウム
の場合はストロンチウム源として炭酸ストロンチウム,
フッ化ストロンチウム等のストロンチウム化合物の中か
ら選ばれる化合物の少なくとも一種、カルシウムの場合
はカルシウム源として炭酸カルシウム,水酸化カルシウ
ム等のカルシウム化合物の中から選ばれる少なくとも一
種、アルミニウム源として酸化アルミニウム.水酸化ア
ルミニウム等のアルミニウム化合物の中から選ばれる化
合物の少なくとも一種を用いる。これらの原料を所定量
秤量し、十分に混合する。
【0012】この混合物をるつぼに入れて空気中120
0〜1600℃で2〜4時間焼成する。得られた焼成物
を粉砕後、るつぼに再び入れ、還元雰囲気において14
00〜1600℃で2〜4時間焼成する。焼成物を粉砕
,水洗等の処理を行い本発明の緑色発光アルミン酸塩蛍
光体を得た。
【0013】上記本発明にかかる蛍光体の製造方法にお
いて、アルミン酸塩蛍光体に用いられるフラックス材料
としてよく知られているフッ化アルミニウムやフッ化マ
グネシウム等のフッ化物またはホウ酸や酸化ホウ素等の
添加は適当量であれば輝度向上に効果的である結果を得
た。一方、蛍光ランプによる試作評価はFL20SSラ
ンプを用いた。
【0014】以下、実施例1,実施例2,実施例3およ
び実施例4について述べる。 実施例1 CeO2                     
  1.00  モルMg(OH)2        
         0.80   モルBaCO3  
                   0.20モル
Al2O3                    
 5.50    モル上記原料を十分に混合し、空気
中において1300℃で3時間焼成する。得られた焼成
物を粉砕混合後、還元性雰囲気において1500℃で4
時間焼成し粉砕、水洗、混合して蛍光体を得た。得られ
た蛍光体の組成はCe(Mg0.8Ba0.2)Al1
1O19であった。この蛍光体をガラス管内面に塗布し
、FL20SSランプを作製した。このランプの発光強
度は、比較として焼成した従来知られている蛍光体であ
るCeMgAl11O19を用いて同様に作製した蛍光
ランプの発光強度に対して145%であった。また、定
格電圧での2000時間点灯後の発光強度維持率に関し
ても本発明実施例のランプでは90.5%であり、比較
として作製した蛍光ランプでは86.0%であった。す
なわち、本発明にかかる蛍光体を用いたランプでは発光
強度およびその維持率の両者で明らかに改善された特性
が得られた。
【0015】実施例2 Ce2(NO3)3・6H2O      0.50 
   モルMgO                 
       0.85  モルBaCO3     
                0.15モルAl2
O3                      7
.50    モルMgF2            
          0.015  モル上記原料を用
い実施例1と同様の処理により蛍光体を得た。得られた
蛍光体の組成はCe(Mg0.85Ba0.15)Al
15O25であった。この蛍光体をガラス管内面に塗布
し、FL20SS蛍光ランプを作製した。このランプの
発光強度は、比較として焼成したCeMgAl15O2
5を用いて同様に作製した蛍光ランプの発光強度に対し
て125%であった。また、定格電圧での2000時間
点灯後の発光強度維持率に関しても本発明実施例のラン
プでは91.5%であり、比較として作製した蛍光ラン
プでは87.0%であった。すなわち、本発明にかかる
蛍光体を用いたランプでは発光強度およびその維持率の
両者で明らかに改善された特性が得られ、本発明の効果
が認められる。
【0016】実施例3 CeO2                     
  1.00  モルMg(OH)2        
         0.75    モルBaCO3 
                    0.10 
   モルSrCO3               
      0.15    モルAl2O3    
                  6.00   
 モルH3BO3                 
     0.003  モル上記原料を用い実施例1
と同様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体の組
成はCe(Mg0.75Ba0.10Sr0.15)A
l12O20.5であった。この蛍光体をガラス管内面
に塗布し、FL20SS蛍光ランプを作製した。このラ
ンプの発光強度は、比較として焼成したCeMgAl1
2O20.5を用いて同様に作製したランプの発光強度
に対して120%であった。また、定格電圧での200
0時間点灯後の発光強度維持率に関しても本発明実施例
のランプでは90.5%であり、比較として作製したラ
ンプでは86.5%であった。すなわち、本発明にかか
る蛍光体を用いたランプでは発光強度およびその維持率
の両者で明らかに改善された特性が得られ、本発明の効
果が認められる。
【0017】実施例4 Ce2(CO3)3・6H2O   0.50    
モルMg(OH)2                
 0.60    モルSrCO3         
            0.20    モルCaC
O3                     0.
20    モルAl(OH)3          
     20.00    モル上記原料を用い実施
例1と同様の処理により蛍光体を得た。得られた蛍光体
の組成はCe(Mg0.6Sr0.2Ca0.2)Al
20O32.5であった。この蛍光体をガラス管内面に
塗布し、FCL30/28蛍光ランプを作製した。 このランプの輝度は、比較として焼成したCeMgAl
20O32.5を用いて同様に作製した蛍光ランプの輝
度に対して125%であった。また、定格電圧での20
00時間点灯後の輝度維持率に関しても本発明実施例の
ランプでは90.1%であり、比較として作製した蛍光
ランプでは85.0%であった。
【0018】すなわち、マグネシウムの一部をストロン
チウムおよびカルシウムで置き換えた本発明にかかる蛍
光体を用いたランプでも、発光強度およびその維持率の
両者で明らかに改善された特性が得られ本発明の効果が
認められる。また、実施例には示していないが、マグネ
シウムの一部をカルシウムで置き換えた場合にも同様の
効果が認められた。
【0019】なお、本発明の蛍光体は日焼け用蛍光ラン
プのみならず、真空紫外域の励起を利用する蛍光ランプ
分野においてもその効果が認められるものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2価のマグネシウムの一部をバリウム,ストロンチウム
およびカルシウムの中から選ばれる少なくとも一種の元
素で置き換えてあるため、3価のセリウム発光の顕著な
向上が認められ、従来の2価のマグネシウムだけの場合
に比べて明かな発光強度の向上が得られる。また、蛍光
ランプに適用した場合にも上記置き換えによる作用が良
好に働き、寿命中を通じて発光強度低下の少ない特性が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるアルミン酸塩蛍光体の発光スペ
クトルを従来のものと比較して示す図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式:Ce(Mg,M)Al2zO2.
    5+3z(ただし、MはBa,SrおよびCaの中から
    選ばれる少なくとも一種の元素であり、zは4.5≦z
    ≦15なる条件を満たす数である)で表されることを特
    徴とするアルミン酸塩蛍光体。
  2. 【請求項2】一般式:Ce(Mg,M)Al2zO2.
    5+3z(ただし、MはBa,SrおよびCaの中から
    選ばれる少なくとも一種の元素であり、zは4.5≦z
    ≦15なる条件を満たす数である)で表されるアルミン
    酸塩蛍光体からなる蛍光体膜を管内面に備えたことを特
    徴とする蛍光ランプ。
JP1631791A 1991-02-07 1991-02-07 アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ Pending JPH04255789A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1631791A JPH04255789A (ja) 1991-02-07 1991-02-07 アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1631791A JPH04255789A (ja) 1991-02-07 1991-02-07 アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04255789A true JPH04255789A (ja) 1992-09-10

Family

ID=11913126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1631791A Pending JPH04255789A (ja) 1991-02-07 1991-02-07 アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04255789A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014044953A (ja) * 2009-12-16 2014-03-13 Ushio Inc 蛍光ランプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014044953A (ja) * 2009-12-16 2014-03-13 Ushio Inc 蛍光ランプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1148729A (zh) 余辉性灯泡
JPS6244034B2 (ja)
JPH0873845A (ja) 残光性蛍光体
US4220551A (en) Novel blue light emitting luminophors
JPS63268789A (ja) Eu↑2↑+活性化バリウム―ヘキサ―アルミネート発光用組成物,かかる発光用組成物を含有する発光層を備えた発光スクリーンおよびかかる発光スクリーンを備えた低圧水銀放電灯
JPH03106988A (ja) アルミン酸塩蛍光体
JPS59102979A (ja) 螢光体
JP2000109826A (ja) アルカリ土類アルミン酸塩蛍光体及び蛍光ランプ
GB2047262A (en) Mluminescent materials
HU182915B (en) Luminescent screen and method for producing the luminescent ternary aluminate usable for the screen
US4246630A (en) Ultraviolet emitting Ce alkaline earth aluminate lamp phosphors and lamps utilizing same
JP2894654B2 (ja) アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ
JPH04255789A (ja) アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ
NL8900364A (nl) Luminescerend aardalkalimetaal-orthosilicaat, luminescerend scherm voorzien van een dergelijk silicaat en lagedrukkwikdampontladingslamp voorzien van een dergelijk scherm.
JPS6118952B2 (ja)
JPH04255788A (ja) アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ
JP3484774B2 (ja) アルミン酸塩蛍光体
JPH0239557B2 (ja)
JP3575821B2 (ja) 蛍光体およびそれを用いた蛍光ランプ
CA1061102A (en) Luminescent screen
JP3735989B2 (ja) 紫外線発光蛍光体組成物
JPH04248895A (ja) アルミン酸塩蛍光体およびこれを用いた蛍光ランプ
JP2002008592A (ja) 3波長域発光形蛍光ランプ
JPS5944341B2 (ja) 螢光体
JPH11509892A (ja) ルミネセントアルミネート