JPH04255778A - マスキング用粘着テープ - Google Patents

マスキング用粘着テープ

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Publication number
JPH04255778A
JPH04255778A JP3017602A JP1760291A JPH04255778A JP H04255778 A JPH04255778 A JP H04255778A JP 3017602 A JP3017602 A JP 3017602A JP 1760291 A JP1760291 A JP 1760291A JP H04255778 A JPH04255778 A JP H04255778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
masking
adhesive tape
kurupak
strength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3017602A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikusuke Shimizu
清水 郁輔
Yutaka Ozaki
裕 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP3017602A priority Critical patent/JPH04255778A/ja
Publication of JPH04255778A publication Critical patent/JPH04255778A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスキング用粘着テー
プに関し、さらに詳しくは、曲面貼り性に優れた、低コ
ストの、マスキング用粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築物や自動車の塗装の際、
非塗装部分の保護用として粘着テープが広く使用されて
いる。また、塗装面に色を塗り分ける場合、既塗装面や
境界部分を粘着テープで被覆し、被覆されていない部分
を別の色の塗料で塗装する方法が採用されている。さら
に、塗装工事の際に、塗料による汚染を防ぐために、ま
わりの物品を粘着テープで被覆し、保護している。この
粘着テープを、シーリング剤用途、充填マスキング用途
、一般家庭用等を含め、マスキング用粘着テープと称し
ている。
【0003】マスキング用粘着テープの支持体としては
、和紙、クレープ紙、ポリエステル、ポリプロピレン、
軟質ポリ塩化ビニル、布などが用いられているが、それ
らの中でも和紙粘着テープが圧倒的に多く使用されてい
る。その理由は、和紙粘着テープは、手で簡単に切るこ
とができるため作業性が良く、また、比較的安価である
ためである。
【0004】ところで、マスキング用途では、対象とな
る被着体は、通常、平坦ではなく、凹凸を含む曲面であ
るため、支持体には一定以上の伸びが要求される。とこ
ろが、和紙は、柔軟性に乏しいため、被着体の形状に合
わせて被覆することが困難である。すなわち、和紙粘着
テープは、作業性とコストにメリットがあるものの、伸
び率が小さく曲面貼りに適さないという欠点を有する。 また、和紙粘着テープは、比較的安価であるといっても
、一般包装用クラフト紙粘着テープやポリプロピレン粘
着テープに比べると、かなり高いのが実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、和紙
粘着テープと同等の作業性を示し、かつ、上記欠点を解
決することにより、曲面貼り性に優れた、低コストのマ
スキング用粘着テープを提供することにある。本発明者
らは、鋭意研究した結果、支持体として、特定の物性を
有するクルパック紙を用いることにより、上記目的を達
成できることを見出し、その知見に基づいて本発明を完
成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、支持体として、坪量40〜65g/m2、縦方向の
引張強度4kgf/15mm以上、伸び率6%以上、層
間強度100g/15mm以上、および横方向の引裂強
度70g以上のクルパック紙を用いることを特徴とする
マスキング用粘着テープが提供される。
【0007】以下、本発明について詳述する。本発明で
使用するクルパック紙は、クラフトパルプを原料として
抄紙したもので、層間強度の向上のためメラミン樹脂な
どの合成樹脂を抄き込み、抄紙機の乾燥部の初めの部分
で微細なシワをつける加工(マイクロクレープ加工)を
行なって、縦方向の伸びを増す処理をしてあるものであ
る。本発明で使用するクルパック紙としては、未晒クラ
フト紙、半晒クラフト紙、あるいは晒クラフト紙を原料
としたものが、コスト面から見て好ましく、その中でも
、特に、晒クラフトパルプを原料として抄造された晒ク
ルパック紙が好ましい。また、湿潤強度を上げるために
、WS(Wet  Strength)加工を施したも
のが、さらに好ましく使用できる。
【0008】クルパック紙は、坪量40〜65g/m2
の範囲のものを使用する。坪量が40g/m2未満で、
伸び率(伸度)6%以上のクルパック紙は、原料抄造時
にクルパック加工部分で原紙が切断しやすく、また、引
張強度4kgf/15mm以上とすることが困難である
。坪量が65g/m2を越えると、厚みが大きくなり過
ぎて、曲面貼り性が不十分となる。特に好ましいの坪量
の範囲は、45〜60g/m2である。
【0009】クルパック紙の縦方向(長さ方向)での引
張強度は4kgf/15mm以上が適している。4kg
f/15mm未満であると、塗装終了後、被着体に仮着
した粘着テープを剥す際に、切れが多発して作業性が著
しく阻害される。クルパック紙の伸び率は6%以上が適
している。6%未満であると、曲面貼り性が低下する。
【0010】層間強度は100g/15mm以上で、横
方向の引裂強度は70g以上であることが必要である。 これらの数値未満の強度しか有しないクルパック紙は、
粘着テープ捲重体からテープを引き出す(展開する)時
、層割れや切れが起こりやすい。
【0011】本発明のマスキング用粘着テープは、クル
パック紙に、通常、背面処理剤および離型剤を塗布した
後、所定のマスキング用途に適した粘着剤を塗布するこ
とにより得られるものである。
【0012】背面処理剤としては、クルパック紙との密
着性が良く、比較的柔らかいものが目的に適しており、
例えば、シェラック、フェノール樹脂、アクリル酸−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアル
コール等を挙げることができる。背面処理剤の塗布量は
、通常、3〜20g/m2(乾燥状態での塗布量)程度
が好ましい。また、背面処理剤を塗布する前あるいは塗
布した後に、スーパーカレンダー等で密度の向上や厚み
の減少を図ることもできる。背面処理後のクルパック紙
原反は、上記物性を有していることが必要である。
【0013】離型剤としては、長鎖アルキル基を含有す
るポリマーが特に好ましい。代表的な離型剤としては、
例えば、ポリステアリルアクリレート、ポリステアリル
アクリルアミド、ポリビニルステアレート、ポリビニル
ステアリルエーテル、セルローストリステアレート、ポ
リビニルステアリルカルバメート、ポリステアロイルエ
チレンイミン、ポリステアロイルビニルアルコール等が
挙げられる。
【0014】マスキング用途に適した粘着剤としては、
和紙粘着テープやクレープ紙粘着テープに使用されてい
る粘着剤が代表的なものであり、天然ゴム系、ポリイソ
プレンゴム(IR)系、スチレン−ブタジエン共重合ゴ
ム(SBR)系等を挙げることができる。粘着剤として
は、長期に渡って被着体との粘着力が安定しているもの
が好ましく、特に、塗布終了後などに被着体からテープ
を剥した場合、貼り跡がついたり、被着体に糊(粘着剤
)が残ったりしないものが好ましい。また、粘着剤には
、ゴム成分のほかに、粘着付与樹脂、充填剤、軟化剤、
老化防止剤などが配合されていてもよい。
【0015】
【実施例】以下、本発明について、実施例および比較例
を挙げて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施
例のみに限定されるものではない。 [実施例1]晒クラフトパルプにWS処理を施した後、
クルパック加工を行ない、坪量50g/m2晒クルパッ
ク紙を得た。これに背面処理剤としてポリビニルアルコ
ールを7.0g/m2の割合で均一に塗布・乾燥した後
、スーパーカレンダーを通して、背面処理を行なった原
反を得た。
【0016】この原反に、長鎖アルキル基含有離型剤を
0.05g/m2の割合で均一に塗布し、乾燥した後、
天然ゴム系粘着剤を厚みが30μmになるように均一に
塗布・乾燥して粘着テープを得た。背面処理した原反の
物性および粘着テープの評価について、表1に示す。
【0017】[比較例1〜2]実施例1と同様の抄造工
程を経て得られた坪量75g/m2の晒クルパック紙お
よび坪量30g/m2 の和紙(マニラ麻、みつまた、
レーヨン、ポリビニルアルコール繊維等の長繊維を主成
分とする柔軟性のある紙)を用いて、背面処理以下の工
程は実施例1と同様にして、粘着テープを得た。
【0018】[実施例2]原反をスーパーカレンダーに
通したこと以外は、実施例1と同様にして粘着テープを
得た。
【0019】[比較例3]クルパック加工を行なってい
ない坪量50g/m2の晒クラフト紙を用いたこと以外
は、実施例1と同様にして粘着テープを得た。
【0020】[比較例4]クルパック加工の条件を変更
して、実施例1で用いたクルパック紙より伸び率の低い
坪量50g/m2の晒クルパック紙を用いて、他の工程
は実施例1と同様にして粘着テープを得た。
【0021】以上の実施例および比較例で得られた粘着
テープについて、背面処理原反の物性を測定し、その後
、様々な曲率の曲面を有し、サビ止め処理をした綱板に
貼り付け、貼り付け性評価した。その後、吹き付け塗装
を行ない、30日間、常温に放置した後、粘着テープを
引き剥し性、剥離性を評価した。それらの結果を表1に
示す。なお、各物性の評価方法および物性測定方法は、
以下のとおりである。
【0022】<貼り付け性> ◎:曲率の大きな曲面でも浮き上がり等なくきれいに貼
れる、 ○:曲率の大きな曲面だと浮き上がりきれいに貼りずら
い、 △:曲率の大きな曲面ではきれいに貼れない、×:曲率
の小さい曲面でもきれいに貼りずらい。
【0023】<剥離性> ◎:トラブルなくスムースに剥せる、 ○:時々切れることがある(あるいは時々層割れが生じ
る)、 △:かなり切れる(あるいはかなり層割れが生じる)、
×:切れが多発する(あるいは層割れが多発する)。
【0024】<引張強度>JIS  P−8113<伸
び率>JIS  P−8132 <横引裂強度>JIS  P−8116<層間強度>J
.TAPPI  No.19−m
【0025】表1から
、実施例1〜2の粘着テープは、貼り付け性および剥離
性ともに非常に優れていることが分かる。また、コスト
面でも、和紙の主原料であるマニラ麻、みつまた、レー
ヨン、ポリビニルアルコール繊維等に比べて、はるかに
安いパルプを用いるため、坪量が大きいものであっても
、安価な製造コストで生産することができる。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、従来のマスキング用和
紙粘着テープに比べて、曲面貼り性に優れ、かつ、安価
な、マスキング用粘着テープを提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  支持体として、坪量40〜65g/m
    2、縦方向の引張強度4kgf/15mm以上、伸び率
    6%以上、層間強度100g/15mm以上、および横
    方向の引裂強度70g以上のクルパック紙を用いること
    を特徴とするマスキング用粘着テープ。
JP3017602A 1991-02-08 1991-02-08 マスキング用粘着テープ Pending JPH04255778A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3017602A JPH04255778A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 マスキング用粘着テープ

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JPH04255778A true JPH04255778A (ja) 1992-09-10

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ID=11948434

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JP3017602A Pending JPH04255778A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 マスキング用粘着テープ

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JP (1) JPH04255778A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06264040A (ja) * 1993-03-17 1994-09-20 Sekisui Chem Co Ltd クラフト粘着テープ
EP0656442A1 (en) * 1993-12-03 1995-06-07 British Sisalkraft Limited Packaging material
JP2000191992A (ja) * 1998-12-25 2000-07-11 Yajima Toryoten:Kk マスキングテ―プ及びこのテ―プを用いたマスキング方法
JP2012516382A (ja) * 2009-01-30 2012-07-19 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 再生紙を含むテープ

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EP0656442A1 (en) * 1993-12-03 1995-06-07 British Sisalkraft Limited Packaging material
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