JPH04255578A - 変速機付き圧縮機 - Google Patents

変速機付き圧縮機

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JPH04255578A
JPH04255578A JP1449391A JP1449391A JPH04255578A JP H04255578 A JPH04255578 A JP H04255578A JP 1449391 A JP1449391 A JP 1449391A JP 1449391 A JP1449391 A JP 1449391A JP H04255578 A JPH04255578 A JP H04255578A
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JP
Japan
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compressor
chamber
transmission
refrigerant
suction
Prior art date
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Pending
Application number
JP1449391A
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English (en)
Inventor
Takao Kasagi
笠木 孝雄
Yuichi Aoki
祐一 青木
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍回路に接続される
冷媒用圧縮機を変速機によって変速駆動することにより
圧縮能力を制御可能とする変速機付き圧縮機における潤
滑システムの改良に関するもので、例えば自動車用空調
装置の冷媒圧縮機に実施するのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】冷媒用圧縮機に数個の円錐形摩擦車とリ
ング等からなる遊星型の摩擦式無段変速機を付設し、圧
縮機の回転数を無段階に制御して冷房能力を調整し、消
費動力の節約を可能とする変速機付き圧縮機の一例が、
特開昭62−170787号公報に記載されている。こ
の種の変速機付き圧縮機においては、変速機等の潤滑、
冷却のために変速機が冷媒用圧縮機の吸入室内に設けら
れ、変速機の各部分が圧縮機に吸入される冷媒中に混入
されている冷凍機油に触れるようにすること、及び、前
記吸入室の底部に溜まった冷凍機油を変速機の回動する
部分によって撥ねかけることにより、摩擦係合部や摺動
部等に潤滑油である冷凍機油を供給し、潤滑、冷却する
ように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】冷凍回路の蒸発器から
冷媒と共に吸入されて圧縮機へ帰還する冷媒には、冷媒
用圧縮機を潤滑するための冷凍機油が液状あるいはミス
ト状で混入しており、その冷凍機油には通常10〜30
%の冷媒が溶解しているため、この冷凍機油を前記のよ
うな潤滑方式によって変速機の摩擦伝動部に直接供給し
て潤滑を行うと、図2に示すように、動力伝達に必要な
トラクション係数が冷媒の溶解度(含有率)の増大に対
応して大きく低下するので、摩擦式無段変速機のスリッ
プ率が増加して、摩擦車等の表面に異常磨耗を生じると
いう問題がある。
【0004】本発明はこの問題に対処し、変速機の潤滑
にも利用される圧縮機用の冷凍機油に冷媒が溶解するの
を可及的に抑制し、変速機のトラクション係数を高く保
つことによって、高速においても変速機のスリップ率を
低く抑え、変速機付き圧縮機の作動の信頼性を高めるこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、冷凍回路に接続される冷媒用の圧縮機と
、前記圧縮機に付属してそのシャフトを駆動するように
連結される変速機と、伝熱性の材料からなり前記圧縮機
の吸入側の低圧室を前記変速機を収容する変速機室と前
記圧縮機への冷媒の吸入室との2室に区画する隔壁と、
前記隔壁に開口して前記2室を連通させる小径の均圧孔
と、前記圧縮機の吐出側の高圧室を拡大して形成される
オイル分離室と、前記オイル分離室の底部に溜まる冷凍
機油を吐出側と吸入側との圧力差を利用して前記圧縮機
のシャフトの周囲を経て前記吸入室と区画された前記変
速機室内へ流入させるための絞り通路とを備えているこ
とを特徴とする変速機付き圧縮機を提供する。
【0006】
【作用】本発明の圧縮機が冷凍回路に接続された状態で
運転されるとき、付属している変速機は、動力の供給を
受けて必要な回転数の駆動回転力を圧縮機のシャフトに
与え、圧縮機が要求に見合った流量の冷媒を吐出するこ
とができるように圧縮機本体を駆動する。圧縮機によっ
て圧縮された高温、高圧の冷媒は、オイル分離室におい
て比重の差等によって混入していた冷凍機油を分離され
、純度を高められて冷凍回路へ流れる。オイル分離室に
おいて冷媒から分離された冷凍機油には未だ冷媒が相当
な割合で溶存しているが、オイル分離室に比較的長時間
滞留する間に、高温であるため溶存冷媒の大部分は蒸発
して冷凍機油から分離し、冷凍回路へ流れる冷媒に合流
する。
【0007】オイル分離室の底部に溜まった冷媒を殆ど
含まない冷凍機油は、吐出側と吸入側との差圧によって
圧縮機のシャフトの周囲に設けられた絞り通路を圧送さ
れ、流量を制限された状態でシャフト付近の軸受等を潤
滑しながら変速機室へ流入する。冷凍機油の溶存冷媒の
分離は変速機室でも続行され、純度が高められることに
よって潤滑性が良くなった冷凍機油は変速機の各部分を
十分に潤滑し、摩擦摺動部はもとより、摩擦係合伝動部
でも磨耗を防止し、トラクション係数を向上させて、動
力が効率良く圧縮機に伝達されるようにする。変速機室
において分離された冷媒は、隔壁に開口している小径の
均圧孔を通って吸入室の冷媒に合流し、再び圧縮機に吸
入される。
【0008】変速機室内の冷凍機油は伝熱性のある隔壁
を通じて、隣接する吸入室にある低温の吸入冷媒によっ
て冷却されるので、変速機が伝動によって発熱しても過
熱が防止される。また、変速機室内の圧力は隔壁に開口
する小径の均圧孔によって圧縮機の吸入室と同じ低い圧
力に維持され、溶存冷媒の蒸発が容易になっている。変
速機室の冷凍機油は、均圧孔から過剰分がオーバーフロ
ーすることによって、常に適正量が保たれる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を、添付の図面(図1)を用
いて詳細に説明する。図中、100は車両用空調装置に
おいて冷媒を圧縮するために使用されるベーン型等の容
積型圧縮機を示し、200は、数個の遊星摩擦車202
を1個のリング204と各1個の入力摩擦車206及び
出力摩擦車208とに係合させた形式の摩擦式無段変速
機を示している。
【0010】圧縮機100の吸入側の低圧室102は、
伝熱性の良い金属板からなる隔壁240によって2つの
部分に区画され、それによって吸入室104と変速機室
230とを形成している。隔壁240には、両室104
、230間を連通する直径1〜3mm程度の小径の均圧
孔242が開口しており、また、両室間の伝熱を促進す
る放熱フィン244が両側又は片側に多数突設されてい
る。
【0011】圧縮機100の吐出側の高圧室106には
吐出通路108が設けられて、図示しない冷凍回路の凝
縮器に連通しているとともに、高圧室106の拡大され
た下部領域はオイル分離室110を形成していて、吐出
された高圧の冷媒から比重の差等によって分離された冷
凍機油が底部に溜まるようになっている。オイル分離室
110に溜まった冷凍機油は吐出圧を帯びているから、
吸入側との差圧を利用して冷凍機油を変速機室230へ
供給するために、オイル分離室110の冷凍機油は圧縮
機100のハウジングに設けられた一連の連通孔120
を通って、圧縮機100のシャフト130とそれを支持
するセンターハウジング140のボス部142との隙間
(通常0、05〜0、1mm程度)132に送り込まれ
、更に、シャフト130先端のスプライン134とそれ
に嵌合しているディスク210のスプライン孔との隙間
や、摩擦式無段変速機200内部のスラスト軸受220
及びラジアル軸受222等の中を通って、低圧の変速機
室230へ流出するように構成されている。
【0012】摩擦式無段変速機200は、その中心に図
示しない自動車のエンジンからベルトを介して回転駆動
されるプーリ214を取りつけられた入力軸216を有
し、入力軸216は軸受218によって支持されると共
に、圧縮機100のフロントハウジング150に形成さ
れる低圧室102の一部を前述のように隔壁240によ
って区画してなる変速機室230の内部において、入力
軸216に固着した円板状の入力摩擦車206を備えて
いる。
【0013】入力摩擦車206のハブ上に設けられたラ
ジアル軸受222及びスラスト軸受220によってカム
ディスク250が軸承される。カムディスク250の右
端面には、出力回転検出用リング252を挟んで、前述
のように圧縮機100のシャフト130に取りつけられ
たディスク210がボルト254によって連結されてい
る。また、カムディスク250は、公知の推力発生用カ
ム機構256を介して出力摩擦車208を後方から支持
している。出力摩擦車208はカムディスク250の円
筒形部分の上に相対回転可能に遊嵌されており、カムデ
ィスク250に対する相対回転角度が大きくなるにつれ
て、推力発生用カム機構256により軸方向前方に向か
って強く押しやられて、各遊星摩擦車202に対する出
力摩擦車208の摩擦圧接力はもとより、入力摩擦車2
06やリング204のそれをも増加させる作用をする。
【0014】入力摩擦車206と出力摩擦車208との
間で自由に回転することができるキャリヤ258によっ
て、数個の遊星摩擦車202の回転軸が同じ円周上に等
間隔に、且つ入力軸216に対して同じ角度をなすよう
に軸承されており、これらの遊星摩擦車202の各円錐
形摩擦面には、共通のリング204が摩擦係合している
。リング204は、回動は阻止されているが変速操作機
構260によって軸方向に移動調節されることができ、
それによって各遊星摩擦車202の円錐形摩擦面におけ
るリング204との係合点の有効半径が一斉に変化する
ようになっている。そして、各遊星摩擦車202の基部
に形成された筒形摩擦面には入力摩擦車206が同時に
摩擦係合すると共に、円錐形の底部に相当する円板形摩
擦面には出力摩擦車208が同時に摩擦係合することに
よって、遊星型の摩擦式無段変速機200が構成されて
いる。
【0015】作動状態において、エンジンによりプーリ
214が回転駆動されると、入力軸216と一体の入力
摩擦車206が回転し、静止しているリング204に沿
って遊星摩擦車202を転動させることにより出力摩擦
車208に回転が取り出される。入力摩擦車206の回
転数が一定であるとき、出力摩擦車208の回転数は変
速操作機構260によって位置決めされるリング204
の軸方向位置によって決まる。したがって、変速操作機
構260によってリング204を軸方向に移動させれば
、出力摩擦車208の回転数は無段階に変化する。逆に
、エンジンや入力軸216と共に入力摩擦車206の回
転数が変化するときでも、この摩擦式無段変速機200
をその変化に合わせて変速操作すれば、圧縮機100の
シャフト130の回転数をほぼ一定に維持することが可
能になる。この作用によって、変速機付き圧縮機は、エ
ンジンの回転数が変動しても常に所定の流量の冷媒を圧
縮して吐出するので、空調能力を理想的に制御すること
が可能になる。
【0016】シャフト130が回転することにより圧縮
機100が駆動され、冷凍回路の蒸発器から吸入口11
2、吸入室104及び吸入ポート114を通じて低温、
低圧の冷媒を吸入し、圧縮して高圧室106へ吐出する
。吐出された冷媒が高圧室106の拡大された部分であ
るオイル分離室110において一時停滞する間に、混入
している液状あるいはミスト状の冷凍機油を比重の差等
によって分離して冷媒の純度が高められ、吐出通路10
8から冷凍回路の凝縮器の方へ導かれて、空調装置にお
ける作動流体として利用される。分離してオイル分離室
110の底部に溜まる冷凍機油は、圧縮された冷媒の圧
力と熱を受けて高温、高圧となっているから、中に溶解
して残存していた冷媒も蒸発して分離され、冷凍機油の
純度が高められるため、その潤滑性が向上する。
【0017】オイル分離室110の底部に溜まった冷凍
機油は、前述のように、圧縮機の吐出側と吸入側との圧
力差により、連通孔120から流体の絞りとして作用す
るシャフト130周りの隙間132、スプライン134
の隙間等によって所定の流量に制限されて変速機室23
0へ流れ込む。途中にあるスラスト軸受220やラジア
ル軸受222、あるいは圧縮機100の軸受等がこの冷
凍機油によって潤滑されることは言うまでもない。変速
機室230に溜まった冷凍機油は旋回する遊星摩擦車2
02や入力摩擦車206、出力摩擦車208等によって
掻き上げられ、それらの摩擦係合面を潤滑する。
【0018】変速機室230内の冷凍機油の量が所定の
量に達したときは、冷凍機油は均圧孔242からオーバ
ーフローして吸入室104へ流出し、変速機室230の
冷凍機油の量を適正に維持する。吸入室104へ流出し
た冷凍機油は、圧縮機100のベーン等を潤滑した後、
圧縮された冷媒と共に高圧室106へ吐出される。その
冷凍機油は前述の説明のようにして変速機室230へ循
環することになるので、冷凍回路へ流れる冷媒に混入す
る冷凍機油の量は極めて少なくなり、冷凍サイクルの作
動状態もより良好なものとなる。
【0019】冷凍機油は変速機200の色々な摩擦摺動
面あるいは摩擦係合面を潤滑して高いトラクション係数
を維持すると共に磨耗を防止する。また、変速機室23
0内では変速機の摩擦損失等による発熱があるが、冷凍
機油が冷却剤としてその熱を奪うので、変速機200の
過熱が防止される。この際に冷凍機油が加熱されること
によって、その中に溶解して残存している冷媒を蒸発さ
せて分離することができ、分離された冷媒は均圧孔24
2を通って吸入室104に入り、再び圧縮機100に吸
入され、圧縮されて、冷凍回路に戻ることになる。変速
機室230内の冷凍機油は、隔壁240や放熱フィン2
44を介して、吸入室104の低温、低圧の冷媒によっ
て冷却されているから、その温度は通常30〜60°C
の範囲に保たれており、決して過熱することがない。
【0020】ちなみに、オイル分離室110に冷媒と共
に吐出される冷凍機油の温度が70〜120°Cで、冷
媒が10〜15%溶解している場合には、吸入室104
にある吸入冷媒は、温度が通常0〜20°Cと低いため
に、混入している冷凍機油には15〜30%もの冷媒が
溶解している。これをそのまま摩擦式無段変速機200
の潤滑のために使用すると、はじめに述べたような潤滑
不良による問題を生じるが、この実施例の場合は、オイ
ル分離室110及び変速機室230において冷凍機油に
溶解している冷媒が分離されるため、変速機室230に
供給されて摩擦式無段変速機200の各部を潤滑する温
度30〜60°Cの冷凍機油には、冷媒が僅か3〜5%
溶解しているに過ぎず、この程度の溶解度ならば摩擦式
無段変速機200におけるトラクション係数を著しく低
下させるおそれはない。
【0021】なお、起動時には、圧縮機100は冷凍回
路に溜まった液冷媒を吸入するが、液冷媒は変速機室2
30を通ることなく直接に圧縮機100へ吸入されるた
め、摩擦式無段変速機200が液冷媒によって潤滑不良
となることが防止される。また、吸入室104は低圧に
なっているので、蒸発器から冷媒とともに戻ってくる冷
凍機油から溶解している冷媒が蒸発して泡立ち(フォー
ミング)を生じることがあり、吸入室104が変速機室
230になっている場合には、変速機の各部分が泡に覆
われて冷凍機油に接触することができなくなったり、本
発明のように、冷凍機油がオイル分離室110から連通
孔120や隙間132等の絞りを通過して低圧の変速機
室230へ流出させるように構成した場合でも、変速機
室230と吸入室104との連通の程度によっては、変
速機室230での急激な圧力低下によって冷凍機油のな
かに溶解して残留していた冷媒が気化し、フォーミング
を起こして変速機室230内の冷凍機油を圧迫し、変速
機室230から異常に多い冷凍機油を排除するおそれが
あるが、この実施例においては、均圧孔242を直径1
〜3mm程度の小径の開口としているので、仮にフォー
ミングを生じたとしても、均圧孔242の絞り効果によ
って、変速機室230から排除される冷凍機油の量が制
限されるため、変速機室230において必要な冷凍機油
量は十分に確保される。
【0022】変速機室230内においては、遊星摩擦車
202の旋回によって冷凍機油が遠心力を受け、変速機
室230の壁面に沿って流れるため、中心部の軸受22
0、222、あるいは圧縮機100の軸受が潤滑不良に
なるおそれがあるが、この実施例によれば、オイル分離
室110から連通孔120を経て変速機室230へ流入
する冷凍機油が、シャフト130の周囲から軸受などを
潤滑してから変速機室230へ流出するようになってい
るので、中心部の軸受が潤滑不良になるおそれはない。
【0023】以上の説明においては、容積型圧縮機10
0と摩擦式無段変速機200とを組合せたものを実施例
として取り上げているが、本発明においては圧縮機や変
速機がこのような形式のものに限定される訳ではなく、
本発明の特徴から明らかなように、その他の形式の冷媒
圧縮機と変速機との組合せに対しても適用することがで
きることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】本発明の変速機付き圧縮機においては、
オイル分離室と変速機室のいずれにおいても冷凍機油か
ら溶存冷媒の蒸発分離が起こり、冷凍機油は純度が高め
られることによって潤滑性が良くなって変速機の各部分
を十分に潤滑し、摩擦摺動部はもとより、摩擦係合伝動
部でも磨耗を防止し、トラクション係数を向上させて、
動力が効率良く圧縮機に伝達されるようになる。
【0025】また、変速機室内の冷凍機油は伝熱性のあ
る隔壁を通じて、隣接する吸入室にある低温の吸入冷媒
によって冷却されるので、変速機が伝動によって発熱し
ても過熱が防止される。更に、変速機室の冷凍機油は、
均圧孔から過剰分がオーバーフローすることによって、
常に適正量が保たれる。
【0026】オイル分離室に溜まった冷凍機油は、吐出
側と吸入側との差圧を利用して圧縮機のシャフト周りの
絞り通路から変速機室へ圧送されるので、ポンプのよう
な特別の給送手段を設ける必要がなく、また、変速機の
回転に伴う遠心力の影響で、一般に潤滑が不十分になり
がちなシャフト周りの軸受等をも十分に潤滑することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変速機付き圧縮機の実施例を示す縦断
正面図である。
【図2】従来技術の問題点を説明するための線図である
【符号の説明】
100…圧縮機 102…低圧室 104…吸入室 110…オイル分離室 120…連通孔 130…シャフト 132…隙間 200…摩擦式無段変速機 202…遊星摩擦車 206…入力摩擦車 208…出力摩擦車 230…変速機室 240…隔壁 242…均圧孔 244…放熱フィン 260…変速操作機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  冷凍回路に接続される冷媒用の圧縮機
    と、前記圧縮機に付属してそのシャフトを駆動するよう
    に連結される変速機と、伝熱性の材料からなり前記圧縮
    機の吸入側の低圧室を前記変速機を収容する変速機室と
    前記圧縮機への冷媒の吸入室との2室に区画する隔壁と
    、前記隔壁に開口して前記2室を連通させる小径の均圧
    孔と、前記圧縮機の吐出側の高圧室を拡大して形成され
    るオイル分離室と、前記オイル分離室の底部に溜まる冷
    凍機油を吐出側と吸入側との圧力差を利用して前記圧縮
    機のシャフトの周囲を経て前記吸入室と区画された前記
    変速機室内へ流入させるための絞り通路とを備えている
    ことを特徴とする変速機付き圧縮機。
JP1449391A 1991-02-05 1991-02-05 変速機付き圧縮機 Pending JPH04255578A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011202719A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Toyota Motor Corp 潤滑装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011202719A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Toyota Motor Corp 潤滑装置

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