JPH04272402A - 潤滑剤の流れを確実にしたスクロール装置 - Google Patents

潤滑剤の流れを確実にしたスクロール装置

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JPH04272402A
JPH04272402A JP3307228A JP30722891A JPH04272402A JP H04272402 A JPH04272402 A JP H04272402A JP 3307228 A JP3307228 A JP 3307228A JP 30722891 A JP30722891 A JP 30722891A JP H04272402 A JPH04272402 A JP H04272402A
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lubricant
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shaft
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ダニエル アール.クラム
Peter A Kotlarek
ピーター エイ.コットラーレック
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ロバート イイ.アッター
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    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F04C18/023Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where both members are moving

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にスクロール装置
に関し、特にスクロール包体を通してスクロール部材の
軸受に対する潤滑剤の確実な流れを確保する手段を有す
る共回転スクロール式流体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体を圧縮しまたは膨張させるスクロー
ル装置は、典型的にはそれぞれの軸の周りに作られる二
つの直立する相互嵌合インボリュートスピロード包体か
ら構成されている。それぞれの各インボリュート外被は
、端板上に設置され、その先端は他のそれぞれのスクロ
ール包体の端板と接触してまたはほぼ接続して設けられ
ている。各スクロール包体は更に、他のそれぞれのスク
ロール包体の側面と移動線接触してまたはほぼ接触して
隣接し、複数の移動室を形成する側面を備えている。 スクロール包体の相対軌道運動により、室はスクロール
包体の半径方向外端からスクロール包体の半径方向外端
まで動いて流体圧縮を行い、またはそれぞれのスクロー
ル包体の半径方向内端から逆に動いて流体膨張を行う。 スクロール包体に、室を形成するため、スクロールを非
回転相対運動に制約する駆動機構により相対軌道運動を
行わせる。スクロール包体の作製と動作との一般原理に
ついては米国特許第801、182号のような多数の特
許で説明されている。
【0003】共回転スクロール装置を開発する多数の試
みが行われてきた。このような装置は、二つのスクロー
ル包体を平行で偏った軸の周りを同時回転運動させてそ
れぞれのスクロール包体要素の間に必要な軌道運動を発
生させることを考えている。しかし、現在までのところ
市販されている順調なスクロール装置はほとんど、共回
転スクロール装置を用いて成功を収める際の種々な困難
なため、固定スクロール軌道スクロール式のものであっ
た。
【0004】典型的に存在する軸受面により消費される
エネルギの他に、他のエネルギ損失が発生する可能性が
ある。スクロールが回転するにつれて、スクロール近辺
およびその周りの流体は、スクロール部材により「あお
がれる」。スクロールが一定期間回転してから、スクロ
ールに隣接する流体が、スクロール部材の運動によりス
クロールの周辺に旋回または遠心流れ場を発生する。こ
のことによりスクロール部材を外殻または外囲器に入れ
るとき本質的な困難が生ずる。このように発生した流れ
場は、スクロールおよび流体が共に回転し、スクロール
装置全体の効率が下るため、スクロール装置全体の所要
エネルギが増大する。
【0005】共回転スクロール装置のスクロール包体を
通して適切な潤滑剤の流れを得且つ制御することも困難
であった。冷凍及び空気調和のような多数の用途におい
て、スクロール装置は閉回路システム中のガス圧縮機と
して使用されている。このようなシステムでの圧縮機の
潤滑は代表的には、圧縮すべきガスに混入し得る潤滑剤
を準備し、この潤滑剤の全部または一部を閉システム中
で循環させることにより行われる。遠心流れ場の効果は
、この混入可能潤滑剤をガスから沈澱させ、スクロール
装置のスクロール包体を通して流すのに利用できる潤滑
剤を効果的に残さず、スクロールが潤滑剤と共に回転す
る容易を満たすということである。容器に蓄積されるこ
の潤滑剤もスクロールによって旋回させられる傾向があ
り、スクロールにエネルギ入力を追加する必要がある。
【0006】或る共回転スクロール装置では、潤滑剤は
スクロール要素を支持する軸受にも供給される。この潤
滑剤は、軸受類を潤滑してから軸受類から流出するから
容器内に潤滑剤が蓄積される原因ともなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】それ故、動作効率の良
い共回転スクロール装置を提供するのが本発明の目的で
ある。
【0008】本発明の他の目的は、冷凍システムのよう
な閉回路システムで使用するのに適するスクロール装置
を提供することである。
【0009】本発明の更に他の目的は、通過する潤滑剤
の調節された、有効な、適切な流れを維持する共回転ス
クロール装置を提供することである。
【0010】本発明の更に他の目的は、簡単且つ廉価で
あり、しかも大量生産に適するスクロール装置を提供す
ることである。
【0011】本発明のこれらのおよび他の目的は、付図
および以下に述べる好適実施例の説明から明らかになる
であろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機として
作用する同時に回転する二つのスクロール要素を備えた
共回転スクロール装置であり、各要素はその上に他のそ
れぞれのスクロール包体と差込み係合するスクロール包
体を備えている。スクロール要素は、流体用入口を備え
且つスクロール要素の軸が全般に垂直になる方向に向い
ている容器または外殻の中で動作する。スクロール要素
の一方にはスクロール要素を通して連絡する通路が設け
られ、潤滑剤をスクロール端板間に排出し、スクロール
包体が第1の圧縮室を形成する点に隣接するスクロール
包体の外端に隣接する出口すなわち開口から排出して潤
滑剤をスクロール包体の長さ全体に供給する。排出出口
はスクロール端板内に、潤滑剤を第1の圧縮室が形成さ
れるにつれてそこに流入させるスクロール包体の外端に
隣接するどの場所にでも配置することができる。
【0013】潤滑剤は、スクロール部材の軸にある潤滑
剤路から潤滑剤通路に供給される。軸の端にある潤滑剤
ポンプは、スクロール部材の軸の端に隣接する低圧油だ
めにさらされている。油だめは一般にスクロール装置の
最低点にあるので、スクロール部材が入っている空間に
ある潤滑剤は油だめに集まる傾向がある。潤滑剤ポンプ
は、潤滑剤の確実な流れを油だめから潤滑剤路へ、従っ
て潤滑剤通路へ供給する。この確実な流れによりスクロ
ール包体への所要潤滑剤の流れが確保され、油だめに蓄
積される潤滑剤の量も制限される。
【0014】被潤滑軸受を有する共回転スクロール装置
では、潤滑剤路が設けられているスクロール部材の軸受
に別に潤滑剤を供給することができる。これはスクロー
ル部材の軸にある潤滑剤通路を通して行われ、潤滑剤の
適量を軸を通して軸を支持している軸受に供給すること
ができる。
【0015】
【実施例】スクロール圧縮機として図1に全般的に示し
たスクロール式流体装置に参照数字20を付けてある。 本発明の好適実施例は密封スクロール圧縮機アセンブリ
であるから、スクロール圧縮機アセンブリを図示してあ
り、密封スクロール圧縮機アセンブリとして説明する。 スクロール圧縮機アセンブリ20は、スクロール装置と
してまたは圧縮機アセンブリ20として相互に交換して
呼ばれる。当業者には本発明の特徴を、流体ポンプ又は
膨張器として使用されるスクロール装置に、および密閉
式のものでないスクロール装置に容易に使用することが
できることが容易に明らかであろう。
【0016】好適実施例では、圧縮機アセンブリ20は
、上方部分24、下方部分26、および中央外殻27を
有する密封外殻22を備えており、中央外殻27の中に
中間の、中央枠部分28が固定されている。中央枠部分
28は全般的に円筒形のまたは円環状の外側部分30お
よびその一端を横切って設けられている中心部分32に
より画定されている。中央枠部分28の円環状外側部分
30は中央外殻27の中に封止嵌合する大きさになって
いるので、圧入により、溶接により、または他の適切な
手段により中央外殻27に接合することができる。
【0017】中央枠部分28と一体になって全般的に円
筒形の上部軸受ハウジング34があり、これは円環状外
側部分30の軸と実質上同軸である。駆動軸開口36が
上部軸受ハウジング34を貫いて軸方向に延びており、
上部主軸受38が駆動軸受入れ開口36の中に半径方向
に設置されている。望ましくは、上部主軸受38は、回
転軸受または、たとえば、焼結青銅または同様な材料か
ら作られたジャーナル軸受である。上部主軸受38はこ
ろ軸受または玉軸受の形式のものでもよい。
【0018】モータ40は、密封外殻22の上方部分2
4および中央外殻27の中に設置されている。モータ4
0は、ロータ44の周りに円周方向に設置されているス
テータ42から成り、それらの間にロータ44,ステー
タ42が自由に回転することができるばかりでなく潤滑
剤または冷媒流体が自由に流れることができる円環状空
間を有する単相または3相の電動機であることが望まし
い。ステータ42は、中央外殻27の中に、それらの間
の圧入により、複数のボルトまたは小ねじ(図示せず)
により、ステータ42の適切な取付け面と中央外殻27
(図示せず)との間の溶接により、または他の手段によ
り、固着することができる。当業者にはモータ40およ
びモータ40を取付ける手段の代りの形式、および駆動
手段の代りの形式が本発明の用途に同様に適しているこ
とが明らかであろう。
【0019】高圧流体をスクロール装置20から排出す
る排出開口50は上方外殻部分24に示してあり、低圧
流体をスクロール装置20に受ける外殻吸込み開口52
は、中央外殻27に設置されて示してある。これにより
スクロール装置20を適切な流体システムに接続するこ
とができる。望ましくは、スクロール圧縮機装置20は
、冷媒または空気調和システムに接続される。このよう
なシステムを全般的に概要図として図2に示してある。 代表的システムは、外殻排出開口50と凝縮器60との
間に接続された排出管路54を備え、冷凍システムから
の熱を追い出して冷媒を凝縮させる。管路62は、凝縮
器を膨張装置64に接続している。膨張装置は、適切な
制御器(図示せず)により制御される熱作動または電気
作動の弁とすることができ、または1本以上の毛細管と
することができる。他の管路66は、膨張装置64を蒸
発器68に接続し、膨張した冷媒を膨張装置64から蒸
発器68に移して熱を受取る。最後に、冷凍システムの
吸込み管路70は、蒸発した冷媒を蒸発器68から圧縮
機アセンブリ20に移し、ここで冷媒は圧縮されて冷凍
システムに戻される。
【0020】このような圧縮機システム20を使用する
ことができる冷凍システムの一般的原理は当業者には良
く理解されており、このような冷凍システムを構成する
装置および機構の説明はここに詳細に説明する必要はな
いと信ずる。当業者にはこのような冷凍システムまたは
空気調和システムが圧縮機アセンブリ20を並列または
直列に接続した複数のユニットの他に、複数の凝縮器ま
たは蒸発器および他の構成要素を備えることができると
いうことも明らかであり、したがって冷凍システムのこ
のような実施例をここに詳細に説明する必要はないと信
ずる。
【0021】圧縮機アセンブリ20の一般的構成につい
て説明してきたが、本発明の特徴について次に一層詳細
に説明する。再び図1を、および一層詳細には図3を参
照すると、任意に第1のスクロール部材76と名付けた
駆動スクロール部材、および任意に第2のスクロール部
材78と名付けたアイドラスクロール部材を備えたスク
ロール装置が開示されている。第1のスクロール部材7
6は、全般的に平面状の駆動スクロール端板82と一体
となった直立する第1のインボリュートスクロール包体
80を備えている。駆動スクロール端板82は、直立イ
ンボリュートスクロール包体80とは反対に突出する全
般的に中心に設置された第1のスクロール部材駆動軸8
4を備えている。排出路86は、駆動軸84の軸を貫い
て延びる穴によって画定されている。排出路86は、駆
動スクロール端板82を貫く全般的中心穴により画定さ
れている排出開口88と流通している。駆動軸84は、
上部主軸受38を貫いて軸方向に延び軸受38に自由回
転嵌合している第1の、比較的大きい直径の軸受部分9
0、およびロータ44を貫いて軸方向に延び、ロータ4
4に固定されている第2の、比較的小さい直径のロータ
部分92を備えている。ロータ44は、並置キー溝によ
る動力伝達キーのような手段により、圧入により、また
は他の適切な手段によりロータ部分92に固着すること
ができる。
【0022】第2の、すなわちアイドラスクロール部材
78は、第1のスクロール部材80と相互嵌合、差込み
係合により設けられている第2の、アイドラスクロール
包体100を備えている。第2のスクロール部材78は
、実質的に平面状の第2の、すなわちアイドラ端板10
2をも備えている。アイドラスクロール包体100はア
イドラ端板102から突出する全般的に直立するインボ
リュートである。第2のスクロール軸すなわちアイドラ
軸スタブ104は、アイドラ端板102からアイドラス
クロール包体部分100とは反対に突出している。
【0023】下部主軸受支持部材46は、中央枠28と
基底部26との間で中央外殻27に設けられ、第2のス
クロール部材78を支持している。円環軸受110は、
たとえば焼結青銅材から作ったスリーブ軸受とすること
ができ、またはころ軸受または玉軸受の形式とすること
ができるが、第2の軸すなわちアイドラの軸受ハウジン
グ112を画定する円環壁の内部に設置されている。第
2の軸の軸受ハウジング112は、第2のスクロール部
材78を回転支持する下部主軸受支持46と一体にする
のが望ましい。開口48が下部軸受支持46に設けられ
て下部軸受支持46を通して流通できるようにしている
【0024】アイドラ軸スタブ104は望ましくは円環
状で、円筒状の潤滑剤路120を画定する内部凹所を備
えている。潤滑剤路120は、円筒外壁122、平面状
上面124、および軸104の下端126により画定さ
れている。潤滑剤路120の望ましい形状は円筒形であ
るが、溝(図示せず)または他の変形体を設けて潤滑剤
路120の内部の潤滑剤の制御を増強することも可能で
ある。
【0025】潤滑剤ポンプ130は、アイドラスクロー
ル軸104の下端126にまたはそれに隣接して設置さ
れる。ポンプ130は、或る角度で曲った内壁132を
備えて遠心エネルギを取入れ開口134を通して入る潤
滑剤に伝え、これによりスクロール装置20の動作中、
潤滑剤を潤滑剤路120に確実に流入させる汲上げ手段
として働く遠心ポンプであることが望ましい。
【0026】蓄積潤滑剤の貯蔵所を備えている油だめ1
40は、中央外殻27の下部と密封外殻22の基底部2
6とにより画定されている。基底部は、図1および図3
に示すようにドーム形状にして、強度を付加して密封外
殻22の中の圧力に耐えると共に油だめ140の中の流
体に含まれているくずを油だめの中心付近ではなく油だ
め140の周囲まわりに、したがってポンプ130から
遠くに離して、定着させるようにするのが望ましい。こ
れによりこのようなくずがポンプ130の動作により潤
滑剤路120に入り込む機会が極少になる。
【0027】油だめ140に入っている潤滑剤をバッフ
ルする手段は、潤滑剤を確実に静止させるので、潤滑剤
の泡だちが極少になり、油だめ140の中のくずが定着
しやすくなる。好適実施例によれば、下部主軸受支持4
6も油だめ140に入っている潤滑剤をバッフルする手
段として役立つ。しかし、当業者は、同等に適切となる
別のバッフルを設けることができること、および軸受支
持部材46はそれ故潤滑剤をバッフルする手段として実
行する必要はないことを認めるであろう。
【0028】好適実施においては、軸受送給通路150
がアイドラスクロール軸104を貫いて延び、潤滑剤の
流れを潤滑剤路120から軸受110に供給している。 軸受送給通路150は、軸受110への潤滑剤の流れの
体積を制御して特定のスクロール装置20の軸受110
に使用する大きさと材料とに従って適格な潤滑を行う大
きさになっている。図示のように、軸受送給通路150
は、潤滑剤路120の上面124と下端126との間の
ほぼ中間に設置され、アイドラスクロール軸受110に
沿って潤滑剤を均等に比例して流すようにしている。
【0029】下部軸受ハウジング112の上肩170は
、第1および第2のスクロール部材76および78の重
さの他に駆動軸90およびロータ44の重さをも受ける
円環状推力軸受として働く。当業者は、ロータ44およ
びスクロール76および78の質量が第2のスクロール
部材78を推力軸受170に対してバイアスするように
推力軸受を垂直または垂直に近い姿勢(たとえば、垂直
から45°以内)にしておくことが望ましいことを認め
るであろう。
【0030】最後に、潤滑剤を入れる貯蔵器180が枠
部分28の中心部分32に設けられている。この中の潤
滑剤は、上部軸受ハウジング34の上部軸受潤滑剤穴1
82を通して上部主軸受38に供給される。上部主軸受
38の大きさは駆動軸84に対して油だめ140に排出
される潤滑剤の流れが量的に制御されるようになってい
る。
【0031】潤滑剤通路200は、第2のスクロール端
板102の中を半径方向外向きに延びている。潤滑剤通
路200は、上面124に隣接する潤滑剤路120と流
れ接続している。潤滑剤通路出口202は、潤滑剤通路
からの流体をスクロール包体76および78のそれぞれ
の外端206および208により形成される第1の室2
04に流す。圧縮装置の第1の室204は圧縮室である
が、第1の室204は、スクロール装置の回転の少くと
も一部の期間中吸込み圧力に対して開いているので、事
実吸込室でもあり、それ故用語をここでは相互交換可能
に使用していることに注目する。
【0032】プラグ218が潤滑剤通路200の半径方
向外端に設けられている。このプラグ218は、図示の
ような潤滑剤通路200が第2のスクロール端板102
に穴あけされているという事実により必要である。第2
のスクロール端板102を構成する代りの手段は、通路
200が第2のスクロール端板102の中に完全に入っ
ているので、プラグ218を不要にすることがある。当
業者は、通路200を形成する代りの手段またはプラグ
218を交換する代りの手段を利用可能であることを認
めるであろう。
【0033】当業者は、半径方向に対向する二つの潤滑
剤通路200を開示したように第2のスクロール端板1
02の中に図示してあるが、一つ、三つ、四つ、または
それ以上の潤滑剤通路200を設けることが可能であり
、しかもこのような通路200を半径方向に対向させた
り、半径方向に等間隔にまたは曲げて設けたりする必要
がないことをも認めるであろう。それ故、二つの潤滑剤
通路の設置を説明の目的だけに各実施例を明細書および
図に図示してある。
【0034】スクロール装置20を図1および図3に、
第1のスクロール部材76と第2のスクロール部材78
との間に相互接続駆動手段を備えて示してある。駆動手
段は駆動スクロール端板82から突出する半径方向に対
向する二つの駆動キー220および二つの半径方向に対
向するアイドラキー(図示せず)を備えている。駆動キ
ー220およびアイドラキーは、スクロール部材の軸の
周りに90°間隔で設置され、駆動接手230の駆動ス
ロット228と滑り係合し、スクロール部材76および
78が確実に同時回転するようにしている。当業者は、
第1のスクロール部材76と第2のスクロール部材78
とを同時回転させる幾つかの代りの手段を容易に利用で
きることを認めるであろう。それらにはそれぞれのスク
ロール端板に固着した柔軟部材の使用、または各スクロ
ール部材と係合している歯車および軸の設置がある。共
回転スクロール装置20を動作させる同等に適切な種々
の代りの駆動手段が存在ので、特定のどれかの駆動手段
についてこれ以上説明することはここでは不必要である
と信ぜられ、スクロール装置20に駆動手段を設けるこ
とは図4および図5に連結矢印Dにより示してある。
【0035】二つ以上の図に同じ品目または特徴を示す
ときは、対応する参照数字を付けて本発明の理解の助け
としていることに注意すべきである。更に、混乱を最少
限にして本発明を明瞭にするためにすべての図にすべて
の参照数字を表示してあるわけではないので、特定の図
を参照する場合でも明細書を理解する助けとして必要な
すべての図を参照すべきである。同じ品目または特徴が
特徴のその部分の代りの実施例を表わすか開示する図に
現われている時は、再び同じ参照数字を付け、その後に
明細書におけるその代りの実施例に対応する数字の添字
を付けてある。代りの実施例の数字による命名はその選
択とは対応せず、本発明を理解する上での助けとするこ
とを目的としている。
【0036】今度は図4に転ずると、好適実施例の遠心
ポンプ30の代りに容積式ポンプ130−1が設けられ
ているスクロール装置20−1の代りの実施例が示され
ている。容積式ポンプ130−1は、比較的低い回転速
度で動作するスクロール装置20−1で、またはスクロ
ール装置20−1が広い速度範囲にわたり動作する場合
に、潤滑剤を確実に流すという長所を示す。容積式ポン
プ130−1は、油だめ140−1の中まで延びて潤滑
剤をポンプ130−1まで確実に流す潤滑剤入口管24
0−1をも備えている。容積式ポンプ130−1の望ま
しい形式は内歯歯車ポンプであるが、軸端用途に適する
幾つかの形式の容積式ポンプ130−1が存在する。内
歯歯車ポンプおよび他のこのような適切なポンプ130
−1は当業者には周知であると信ぜられ、広範囲にわた
る説明はここでは必要がないと信ずる。
【0037】図5には、図4に示したような容積式ポン
プ130−1を示してある。この代りの実施例では、軸
受ハウジングの床49−2が設けられてアイドラスクロ
ール軸104−2の下端126−2を取囲むか又は実質
上取囲んでおり、圧力封止250−2が軸受ハウジング
の床49−2と潤滑剤入口管との間に設けられてアイド
ラスクロール軸の下端126−2と下部軸受ハウジング
112−2との間に形成される圧力平衡室252−2か
らの流体の交換が行われないようにしている。圧力封止
250−2は、軸受ハウジングの床49−2の開口を封
止して潤滑剤入口管240−2が油だめ140−2の中
まで延びてそこから潤滑剤を引出すことができるように
する。第2のスクロール端板102−2にある圧力放出
通路254−2は、スクロール包体80−2および10
0−2により形成される室の一つからの加圧流体を下部
軸受ハウジング112−2にある通路256−2により
室252−2に流入させ、加圧流体がアイドラスクロー
ル軸104−2に作用して駆動スクロール76−2に圧
力バイアス力を与えるようにする。
【0038】スクロール装置20の上述の代りの実施例
のいずれの動作も下に説明する好適実施例の動作と実質
上同じであり、別に説明することは不必要であると信ず
る。
【0039】再び図1および図3に戻って参照すると、
模範的スクロール装置20の動作を説明することができ
る。動作中、圧縮機アセンブリ20のモータ40は、適
切な電源(図示せず)に接続され、作動されてロータ4
4を回転させる。ロータ44は、駆動軸84を回転させ
、被駆動端板82を駆動する。駆動手段Dは、下方のす
なわち第2のスクロール要素78を同時回転させる。 第1のスクロール部材76と第2のスクロール部材78
との軸は一直線上にないので、相対軌道運動が被駆動ス
クロール包体80とアイドラスクロール包体100との
間に発生して複数の室を形成し、外側スクロール部20
6および208により画定される第1の室が、吸込み空
間に対して交互に開閉する第1の室を形成する。このよ
うに形成される室の体積は、それぞれのスクロール包体
80および100の半径方向内端に向って増大し、第1
の室に引込まれる流体が、それぞれのスクロール包体8
0および100の半径方向内端に向って動くにつれて、
圧縮される。
【0040】圧縮された流体は、スクロール包体80お
よび100から排出開口88を通して排出路86に排出
され、その後上部外殻部分24により画定される密封外
殻22の排出圧力部に排出される。
【0041】入口吸込流体から分離された潤滑剤は、油
だめ140に流入し、そこで上部主軸受38から排出さ
れたものと共に蓄積する。油だめ140の中に蓄積する
潤滑剤は、ポンプ130により潤滑剤路120に押込ま
れる。遠心ポンプ130は、スクロール装置20が動作
している限り潤滑剤の確実な流れを潤滑剤路120に送
り続ける。
【0042】下部主軸受110の潤滑は、スクロール装
置20の動作が開始し、潤滑剤路120の中の潤滑剤の
レベルが、潤滑剤が軸受送給通路150に達してから、
潤滑剤が通路150を通してアイドラ軸受110に流れ
る状態で行われる。
【0043】当業者は、潤滑剤ポンプ130は油だめ1
40の潤滑剤のレベルを所要レベルに維持し、流体が潤
滑剤だけであろうと圧縮すべきガスから凝縮されたもの
であろうとまたは他の汲み上げられない流体であろうと
、流体が不要に蓄積しないようにするという事実を認め
るであろう。種々な潤滑剤通路200は、潤滑剤を汲み
上げる際に動力を甚だしく消費せずにスクロール包体8
0および100を適切に潤滑し続けるという望ましい効
果を発揮する。潤滑剤の確実で適切な流れはまたスクロ
ール装置の室の封止を向上し、別の性能利益をもたらす
。更に、本発明は、スクロール装置20に実質的修正を
加えることなくスクロール装置で容易に実現され、一方
不断の確実な潤滑を行うことによりスクロール包体の不
要な磨耗が防止されると共に適切な潤滑が確保され、圧
縮機アセンブリ20における不要な磨耗や保守の必要の
可能性が減少する。それ故、圧縮機アセンブリ20は信
頼性および効率を共に向上させたことが認められる。
【0044】本発明の好適実施例および代りの実施例に
対する修正は特許請求の範囲の範囲内であることは当業
者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した共回転スクロール装置の断面
図を示す。
【図2】本発明を適切に採用することができる冷凍シス
テムまたは空気調和システムのような閉回路システムの
概要図を示す。
【図3】図1のスクロール装置の拡大部分断面図を示す
【図4】本発明を採用したスクロール装置の第1の代り
の実施例の拡大部分断面図を示す。
【図5】本発明を採用したスクロール装置の第2の代り
の実施例の拡大部分断面図を示す。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  吸込み圧力部および該吸込み圧力部内
    の油だめを画定する外殻、前記吸込み圧力部内に設けら
    れ、第1のスクロール端板と、第1のスクロール軸と、
    前記第1のスクロール端板上に前記第1のスクロール軸
    と反対の側に設けられ、外端を有する、第1のスクロー
    ル包体とを備えている第1のスクロール部材、前記吸込
    み圧力部内に設けられ、第2のスクロール端板と、第2
    のスクロール軸と、前記第2のスクロール端板上に前記
    第1のスクロール包体に対向して差込み係合して設けら
    れ、且つ前記第1のスクロール包体と協働してそれぞれ
    のスクロール包体間に交互に開閉する第1の室を画定す
    る第2のスクロール外端を有する、第2のスクロール包
    体とを備え、前記第2のスクロール端板は更に、前記第
    2のスクロール外端に隣接する前記第2のスクロール端
    板内に画定されて前記第1の室と流通する潤滑剤通路出
    口を有する潤滑剤通路を画定しており、前記第2のスク
    ロール軸は、下端を備えていると共に更に前記軸の下端
    に隣接して前記潤滑剤通路と流通する潤滑剤路を画定し
    ている第2のスクロール部材、前記油だめから前記潤滑
    剤路に潤滑剤を汲み上げる手段であって、前記第2のス
    クロール軸の下端に設置されて潤滑剤の流れを前記油だ
    めから前記潤滑剤路に供給する手段、および前記第1お
    よび第2のスクロール部材を同時に回転させる手段、か
    ら成ることを特徴とするスクロール装置。
  2. 【請求項2】  前記外殻は更に、第2のスクロール部
    材の軸を支持し且つ前記油だめをバッフルして前記油だ
    めの中の潤滑剤が静止するようにする軸受支持部材を備
    えていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール
    装置。
  3. 【請求項3】  前記軸受支持は更に、該軸受支持内に
    設置されて前記第2のスクロール部材に対する回転支持
    を行う軸受を備えていることを特徴とする請求項2に記
    載のスクロール装置。
  4. 【請求項4】  前記第2のスクロール軸は更に、前記
    潤滑剤路と前記軸受とを流通させて潤滑剤を前記軸受に
    流す軸受送給通路を画定していることを特徴とする請求
    項3に記載のスクロール装置。
  5. 【請求項5】  前記外殻は更に、前記油だめの中に潤
    滑剤からのくずを前記汲み上げ手段から遠くに離して定
    着させる部分を備えていることを特徴とする請求項4に
    記載のスクロール装置。
  6. 【請求項6】  前記汲上げ手段は、遠心ポンプである
    ことを特徴とする請求項1に記載のスクロール装置。
  7. 【請求項7】  前記汲み上げ手段は容積式ポンプであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のスクロール装置。
  8. 【請求項8】  吸込み圧力部と排出圧力部とを画定し
    、更に中央外殻および油だめを画定する基底部を備えて
    いる密封外殻、前記吸込み圧力部に設けられ、第1のス
    クロール端板と、第1のスクロール軸と、前記第1のス
    クロール端板上に前記第1のスクロール軸と反対の側に
    設けられ、外端を有する、第1のスクロール包体とをそ
    なえている第1のスクロール部材、前記吸込み圧力部に
    設けられ、第2のスクロール端板と、第2のスクロール
    軸と、前記第2のスクロール端板上に前記第1のスクロ
    ール包体に対向して差込み係合して設けられ、且つ前記
    第1のスクロール包体と協働してそれぞれのスクロール
    包体間に交互に開閉する第1の圧縮室を画定する第2の
    スクロール外端を有する、第2のスクロール包体とを備
    え、前記第2のスクロール端板は更に、前記第2のスク
    ロール外端に隣接する前記第2のスクロール端板内に画
    定されて前記第1の圧縮室と流通する潤滑剤通路出口を
    有する潤滑剤通路を画定しており、前記第2のスクロー
    ル軸は、下端を備えていると共に更に前記軸の下端に隣
    接して前記潤滑剤通路と流通する潤滑剤路を画定してい
    る第2のスクロール部材、前記油だめから前記潤滑剤路
    に潤滑剤を汲み上げる手段であって、前記第2のスクロ
    ール軸の下端に設置されて潤滑剤の流れを前記油だめか
    ら前記潤滑剤路に供給する手段、前記吸込み部内にあっ
    て前記第2のスクロール部材を支持する軸受支持部材、
    前記油だめの内の潤滑剤をバッフルする手段、前記軸受
    支持部材内の前記第2のスクロール部材を回転可能に支
    持する軸受手段、前記第2のスクロール軸内に画定され
    、前記潤滑剤路および前記軸受と流通して潤滑剤を前記
    軸受に流す軸受送給通路、前記第1のスクロール部材の
    軸に駆動可能に接続されて前記第1のスクロール部材を
    回転させるモータ、および前記第2のスクロール部材を
    前記第1のスクロール部材と同時に回転させる手段、か
    ら構成されていることを特徴とするスクロール圧縮機装
    置。
  9. 【請求項9】  前記スクロール装置は更に、前記第2
    のスクロール軸内に画定され、前記潤滑剤路および前記
    軸受と流通して潤滑剤を前記軸受に流す軸受送給通路を
    備えていることを特徴とする請求項8に記載のスクロー
    ル装置。
  10. 【請求項10】  前記基底部は、ドーム形状を成し、
    その周囲は潤滑剤からのくずを定着させるようになって
    いることを特徴とする請求項8に記載のスクロール装置
  11. 【請求項11】  前記汲み上げ手段は遠心ポンプであ
    ることを特徴とする請求項8に記載のスクロール装置。
  12. 【請求項12】  前記汲み上げ手段は容積式ポンプで
    あることを特徴とする請求項8に記載のスクロール装置
  13. 【請求項13】  前記汲み上げ手段は更に、前記汲み
    上げ手段から前記油だめの中まで延びる潤滑剤入口管を
    備えていることを特徴とする請求項8に記載のスクロー
    ル装置。
  14. 【請求項14】  前記軸受支持部材は更に、前記第2
    のスクロール軸の前記下端を実質的に取囲んでいる軸受
    ハウジングの床、前記軸受ハウジングの床と前記潤滑剤
    入口管との間、前記軸受支持部材と前記第2のスクロー
    ル軸との間に設置され、圧力平衡室を画定している圧力
    封止、を備えていることを特徴とする請求項13に記載
    のスクロール装置。
  15. 【請求項15】  前記第2のスクロール端板は更に、
    前記第1および第2のスクロール包体により形成されて
    いる室から加圧流体を前記圧力平衡室に供給して前記第
    2のスクロール部材をバイアスする圧力放出通路を備え
    ていることを特徴とする請求項14に記載のスクロール
    装置。
  16. 【請求項16】  閉ループ接続により冷媒を循環させ
    る冷凍システムであって、冷媒を液体の形に凝縮する凝
    縮器、前記凝縮器から液体冷媒を受取って冷媒を膨張さ
    せる膨張装置、前記膨張装置から冷媒を受取って冷媒を
    蒸気の形に蒸発させる蒸発器、蒸発器から冷媒を受取り
    、冷媒を圧縮し、冷媒を凝縮器に送る圧縮機、を備えて
    いるものにおいて前記圧縮機が、吸込み圧力部および排
    出圧力部を画定し、更に中央外殻と油だめを画定する基
    底部とを備えている密封外殻、前記吸込み圧力部内に設
    けられ、第1のスクロール端板と、第1のスクロール軸
    と、前記第1のスクロール端板上に第1のスクロール軸
    と反対の側に設けられ外端を有する、第1のスクロール
    包体とを備えている第1のスクロール部材、前記吸込み
    圧力部内に設けられ、第2のスクロール端板と、第2の
    スクロール軸と、前記第2のスクロール端板上に前記第
    1のスクロール包体に対向して差込み係合して設けられ
    、且つ前記第1のスクロール包体と協働してそれぞれの
    スクロール包体間に交互に開閉する第1の圧縮室を画定
    する第2のスクロール外端を有する、第2のスクロール
    包体とを備え、前記第2のスクロール端板は更に、前記
    第2のスクロール外端に隣接する前記第2のスクロール
    端板内に画定されて前記第1の圧縮室と流通する潤滑剤
    通路出口を有する潤滑剤通路を画定しており、前記第2
    のスクロール軸は、下端を備えていると共に更に前記軸
    の下端に隣接して前記潤滑剤通路と流通する潤滑剤路を
    画定している第2のスクロール部材、前記油だめから前
    記潤滑剤路に潤滑剤を汲み上げる手段であって、前記第
    2のスクロール軸の下端に設置されて潤滑剤の確実な流
    れを前記油だめから前記潤滑剤路に供給する手段、前記
    吸込み部内にあって前記第2のスクロール部材を支持す
    る軸受支持部材、前記油だめ内の潤滑剤をバッフルする
    手段、前記軸受支持部材内の前記第2のスクロール部材
    を回転可能に支持する軸受手段、前記第1のスクロール
    部材の軸に駆動可能に接続されて前記第1のスクロール
    部材を回転させるモータ、前記第2のスクロール部材を
    前記第1のスクロール部材と同時に回転させる手段、か
    ら構成されていることを特徴とする冷凍システム。
  17. 【請求項17】  前記圧縮機は更に、前記第2のスク
    ロール軸内に画定されて前記潤滑剤路および前記軸受と
    流通して潤滑剤を前記軸受に流す軸受送給通路を備えて
    いることを特徴とする請求項16に記載の冷凍システム
  18. 【請求項18】  前記圧縮機の基底部は、潤滑剤から
    のくずを定着させる周囲を備えていることを特徴とする
    請求項16に記載の冷凍システム。
  19. 【請求項19】  前記汲み上げ手段は、遠心ポンプで
    あることを特徴とする請求項16に記載の冷凍システム
  20. 【請求項20】  前記汲み上げ手段は容積式ポンプで
    あることを特徴とする請求項16に記載の冷凍システム
  21. 【請求項21】  前記汲み上げ手段は更に、前記汲み
    上げ手段から前記油だめの中まで延びる潤滑剤入口管を
    備えていることを特徴とする請求項16に記載の冷凍シ
    ステム。
  22. 【請求項22】  前記軸受支持部材は更に、前記第2
    のスクロール軸の前記下端を実質的に取囲んでいる軸受
    ハウジングの床、前記軸受ハウジングの床と前記潤滑剤
    入口管との間、前記軸受支持部材と前記第2のスクロー
    ル軸との間に設置されて圧力平衡室を画定する圧力封止
    、を備えていることを特徴とする請求項21に記載の冷
    凍システム。
  23. 【請求項23】  前記第2のスクロール端板は更に、
    前記第1および第2のスクロール包体により画定される
    室から加圧流体を前記圧力平衡室に供給して前記第2の
    スクロール部材をバイアスする圧力放出通路を備えてい
    ることを特徴とする請求項21に記載の冷凍システム。
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