JPH04265401A - 潤滑剤の流れを向上させたスクロール装置 - Google Patents

潤滑剤の流れを向上させたスクロール装置

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JPH04265401A
JPH04265401A JP3307226A JP30722691A JPH04265401A JP H04265401 A JPH04265401 A JP H04265401A JP 3307226 A JP3307226 A JP 3307226A JP 30722691 A JP30722691 A JP 30722691A JP H04265401 A JPH04265401 A JP H04265401A
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JP
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scroll
lubricant
scroll member
end plate
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Application number
JP3307226A
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English (en)
Inventor
Robert E Utter
ロバート イイ.アッター
Daniel R Crum
ダニエル アール.クラム
Peter A Kotlarek
ピーター エイ.コットラーレック
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Trane US Inc
Original Assignee
American Standard Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/02Lubrication; Lubricant separation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にスクロール装置に
係わり、特にスクロール包体を通る潤滑剤の流れを向上
させる手段を有する共回転スクロール式流体装置に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】流体を圧縮しまたは膨脹させるスクロー
ル装置は一般に、それぞれの軸の周りに発生される二つ
の直立した相互嵌合するインボリュートスピロード包体
から構成されている。それぞれの各インボリュート包体
は、端板に取付けられ、その先端が他のそれぞれのスク
ロール包体の端板に接触またはほとんど接触して設置さ
れている。各スクロール包体は更に、他のそれぞれのス
クロール包体の側面に移動線接触しまたはほとんど接触
して複数の移動室を形成する側面を備えている。スクロ
ール包体の相対軌道運動により、室はスクロール包体の
半径方向外端からスクロール包体の半径方向内端まで移
動して流体圧縮を行い、またはそれぞれのスクロール包
体の半径方向内端から移動して流体を膨脹させる。スク
ロール包体は、室の形成を行うのに、駆動機構により相
対軌道運動を行うが、これによりスクロールが非回転相
対運動に制限される。スクロール包体の作製および動作
の一般原理については、米国特許第801,182号の
ような多数の特許に記されている。
【0003】共回転スクロール装置を開発する多数の試
みが行われてきた。このような装置は、平行するオフセ
ット軸の周りに両スクロール包体を同時回転運動させ、
それぞれのスクロール包体要素の間に必要な軌道運動を
発生するようにしている。しかしながら、今日までのと
ころ市販されている順調なスクロール装置のほとんどは
、共回転スクロール装置と共に使用して好結果を得るの
に種々の困難があるため、固定スクロール軌道スクロー
ル式のものである。
【0004】典型的には、共回転スクロール装置には多
数の回転軸受が必要であるが、このため機械の信頼性お
よび効率が下る。更に典型的な共回転スクロール装置に
は、軸方向スクロール分離をしないように各スクロール
端板に作用する推力軸受が必要であり、したがって機械
の所要動力が実質上増大する他に、機械の信頼性も実質
上減少する。
【0005】一般的に存在する軸受面の増加により消費
されるエネルギの他に、他のエネルギ損失も生ずる可能
性がある。スクロールが回転するにつれて、スクロール
の近辺の周りおよび内部の流体は、スクロール部材によ
り「あおがれる」。スクロールが一定期間回転してから
、スクロールに隣接する流体は、スクロール部材の運動
によりスクロールの周辺に旋回流れ場または遠心流れ場
を発生する。これによりスクロール部材が外殻または外
囲器に入っているとき、共回転スクロール装置のスクロ
ール包体を通して適切な潤滑剤の流れを得たり制御した
りすることに関して、かなりな困難が生ずる。
【0006】冷凍および空気調和のような多数の用途に
おいて、スクロール装置が閉回路システム内のガス圧縮
機として使用されている。このようなシステムの圧縮機
の潤滑は一般に、圧縮すべきガスに混合し得る潤滑剤を
準備し、この潤滑剤の全部または一部を閉システム内で
循環させることにより行われている。遠心流れ場の効果
は、この混合可能潤滑剤をガスから沈澱させ、スクロー
ル装置のスクロール包体を通して流すのに利用できる潤
滑剤を効果的に残さず、スクロールが潤滑剤と共に回転
する容器を充満させることである。容器内に蓄積するこ
の潤滑剤はまたスクロールにより旋回させられる傾向が
あり、スクロールに別のエネルギ入力が必要になる。
【0007】或る共回転スクロール装置では、潤滑剤は
、スクロール要素を支持する軸受にも供給される。この
潤滑剤は、軸受けを潤滑してから軸受から流れ出るとき
潤滑剤が容易に蓄積される原因ともなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】それ故、効率良く動作
する共回転スクロール装置を提供するのが本発明の目的
である。本発明の他の目的は、冷凍システムのような閉
回路システムに使用するのに好適なスクロール装置を提
供することである。
【0009】本発明の更に他の目的は、それを通して潤
滑剤の調節された、有効な、適切な流れを維持する共回
転スクロール装置を提供することである。
【0010】本発明の更に他の目的は、簡単且つ廉価で
あって大量生産に適するスクロール装置を提供すること
である。
【0011】本発明のこれらのおよび他の目的は、付図
および以下の好適実施例の説明から明らかになるであろ
う。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、各々がその上
に他のそれぞれのスクロール包体と差込み係合されるス
クロール包体を備えている、圧縮機として作用する同時
に回転する二つのスクロール要素を備えている共回転ス
クロール装置である。スクロール要素は、流体用入口を
備え且つスクロール要素の軸が全般に垂直になるような
向きに設置されている容器すなわち外殻の中で動作する
。一つ以上のスクロール要素にスクロール要素を通して
連絡し、スクロール端板間に潤滑剤を排出する通路が設
けられており、スクロール包体が第1の圧縮室を形成し
ている点に隣接するスクロール包体の外端に隣接する出
口すなわち開口を通して排出して潤滑剤をスクロール包
体の全長に亙って供給する。排出出口は、スクロール包
体の外端に隣接してスクロール端板内のどんな位置にで
も設けることができ、これによって潤滑剤は、第1の圧
縮室にそれが形成されるにつれて流入することができる
【0013】潤滑剤は、全般に通路を有するスクロール
要素から容器の底部に形成された油だめの中まで延びる
取収管により通路に供給される。取収管は、端部開口を
進行方向に向けてスクロール端板と共に回転し、潤滑剤
溜めの中の取収管の速度のため圧力差を発生して潤滑剤
を油だめから除去し、潤滑剤を通路に押込む。潤滑剤の
取収に寄与する他の力は、取収管を通路の排出出口の半
径方向の内側に設けたことの結果生ずる遠心力である。
【0014】潤滑された軸受を有する共回転スクロール
装置では、別の潤滑剤を軸受に隣接して配設した入口開
口から排出開口に供給することができる。シールをスク
ロール部材と所定の軸受との間に設けて軸受から排出さ
れた潤滑剤のための収集室を形成している。入口開口は
、排出開口の半径方向内側に設置され、スクロール部材
の回転により発生する遠心力が収集された潤滑剤を収集
室から排出開口まで動かす。
【0015】
【実施例】スクロール圧縮機として図1に全般的に示し
たスクロール式流体装置を参照数字20で参照する。本
発明の好適実施例は、密封スクロール圧縮機アセンブリ
であるから、スクロール圧縮機アセンブリを密封スクロ
ール圧縮機アセンブリとして図示し、説明する。スクロ
ール圧縮機アセンブリ20は、スクロール装置としてま
たは圧縮機アセンブリとして交換可能に参照する。本発
明の特徴を流体ポンプまたは膨脹器として使用されるス
クロール装置に、および密封式でないスクロール装置に
容易に利用することができるということは当業者には容
易に明らかになるであろう。
【0016】好適実施例では、圧縮機アセンブリ20は
、上方部分24、下方部分26、上方部分24と下方部
分26との間に延在する中央外殻27、および中間の、
中央外殻27の内部に固着された中央枠部28を備えて
いる。外殻27は全般に円筒体であるが、中央枠部28
は、全般的に円筒形または円環状の外側部分30とその
一端と交差して設けられた中心部分32とにより画定さ
れている。中央枠部28の円環状外側部分30は、外殻
27の内部に、圧入により、溶接により、または他の適
切な手段によりそれと組合せることができるように、封
止装着される大きさになっている。
【0017】中央枠部28と一体で全般的に円筒形の上
部軸受ハウジング34があり、これは実質上円環状外側
部分30の軸と同軸である。駆動軸開口36が上部軸受
ハウジング34を貫いて軸方向に延び、上部主軸受38
が駆動軸受入れ開口36の中に半径方向に設置されてい
る。好ましくは、上部主軸受38は、たとえば、焼結青
銅または同様の材料から作られた回転軸受である。上部
主軸受38は、ころ軸受形式または玉軸受形式のものと
してもよい。
【0018】モータ40が密封殻22の上方部分24と
外殻部分27との内部に設置されている。モータ40は
、ロータ44の周りに円周方向に配設されたステータ4
2を備え、それらの間にステータ42の中でロータ44
を自由に回転させると共に潤滑剤流体または冷却剤流体
をも流すことができる円環状空間を有する、単相または
3相の電動機であることが望ましい。ステータ42は、
外殻27の内部に、それらの間の圧入により、複数のボ
ルトまたは小ねじ(図示せず)により、ステータ42の
適切な取付面と外殻27との間の溶接により(図示せず
)、または他の手段により、取付けることができる。モ
ータ40およびモータ40を取付ける手段の別の形式、
および別の形式の駆動手段が本発明の用途には同等に適
していることが当業者には容易に明らかであろう。
【0019】高圧流体をスクロール装置20から排出す
る排出開口50は上方外殻部24に示してあり、低圧流
体をスクロール装置20に受入れる外殻吸込み開口52
は、下方外殻部26に設置して示してある。これにより
スクロール装置20を適切な流体システムに接続するこ
とができる。好適には、スクロール圧縮機装置20を冷
凍システムまたは空気調和システムに接続する。このよ
うなシステムを図2に全般的に概要図として示してある
。代表的システムは、外殻排出開口50と冷凍システム
から熱を追出し、冷却剤を凝縮する凝縮器60との間に
接続される排出管路54を備えている。管路62は、凝
縮器を膨脹装置64に接続する。膨脹装置は、適切な制
御器(図示せず)により制御される、熱的作動または電
気的作動の弁とすることができ、または1本以上の毛細
管とすることができる。他の管路66は、膨脹装置64
を蒸発器68に接続し、膨脹冷却剤を膨脹装置64から
蒸発器68に移送して熱を伝える。最後に、冷凍システ
ム吸込み管路70は、蒸発した冷却剤を蒸発器68から
圧縮器アセンブリ20に移送し、蒸発器20で冷却剤は
圧縮されて冷凍システムに戻る。
【0020】このような圧縮機システム20を使用する
ことができる冷凍システムの一般的原理は、当業者には
良く理解されていると信ぜられ、このような冷凍システ
ムを構成するのに好適な装置の詳細な説明をここで詳細
に説明する必要はないと信ぜられる。当業者にはこのよ
うな冷凍システムまたは空気調和システムが並列または
直列に接続した圧縮機アセンブリ20の複数のユニット
の他、複数の凝縮器または蒸発器および他の構成要素を
も備えることができることも明らかであり、したがって
冷凍システムのこのような実施例についてここで詳細に
説明する必要はないと信ずる。
【0021】圧縮機アセンブリ20の一般的構造につい
て説明してきたが、今度は本発明の特徴を一層詳細に説
明することにする。再び図1を、および一層詳細に図3
を参照すると、任意に第1のスクロール部材76と名付
けた駆動スクロール部材、および任意に第2のスクロー
ル部材78と名付けたアイドラスクロール部材を有する
スクロール装置が開示されている。第1のスクロール部
材76は、全般的に平面状の駆動スクロール端板82と
一体の、直立する第1のインボリュートスクロール包体
80を備えている。駆動スクロール端板82は、直立イ
ンボリュートスクロール包体80とは反対に延びる、全
般的に中心に配設された第1のスクロール部材駆動軸8
4を備えている。排出路86は、駆動軸84の軸を貫い
て延びる穴により画定されている。排出路86は、駆動
スクロール端板82を貫く全般的中心穴により規定され
る排出開口88と流通している。駆動軸84は、上部主
軸受38を通して軸方向に延びてその中を自由回転嵌合
する第1の、比較的大きい直径の軸受部分90、および
ロータ44を貫いて軸方向に延び且つそれに固定されて
いる第2の、比較的小さい直径のロータ部分92を備え
ている。ロータ44は、並置されたキー溝内の動力伝達
キー、それらの間の圧入、または他の適切な手段のよう
な手段により、ロータ部分92に固定することができる
【0022】第2の、すなわちアイドラスクロール部材
78は、第1のスクロール外被80と相互嵌入、差込み
係合により設置されている第2の、アイドラスクロール
包体100を備えている。第2のスクロール部材78は
実質的に平面状の第2の、すなわちアイドラ端板102
をも備えている。アイドラスクロール包体100は、一
般に、アイドラ端板102から突出している直立インボ
リュートである。第2のスクロール軸すなわちアイドラ
軸のスタブ104は、アイドラ端板102からアイドラ
スクロール包体部分100とは反対に突出している。ア
イドラスクロール部材78を第2のスクロール部材と名
付け、駆動スクロール部材76を第1のスクロール部材
と名付けることは任意であり、本発明の特性に影響を与
えることなく交換可能にすることができる。
【0023】円環軸受110は、たとえば焼結青銅材料
から作ることができるスリーブ軸受にすることができ、
またはころ軸受または玉軸受の形式とすることができる
が、第2の軸すなわちアイドラ軸受ハウジング112を
画定する円環壁の内部に設置されている。第2の軸すな
わち下部軸受ハウジング112は、第2のスクロール部
材78を回転支持する下部密封外殻部分26と一体にな
っている。
【0024】第1のスクロール端板82は、第1のスク
ロール端板82から駆動スクロール包体80に平行して
突出する突出部材120をも備えている。突出部材12
0は第1のスクロール端板82の外縁近くに半径上反対
の位置に設けられ、それぞれインボリュートスクロール
包体80および100の高さに第2のスクロール端板1
02の厚さを加えたものより大きい長のものである。突
出部材120は、第1の円環状スクロール部材圧縮板1
50に固定されている。圧縮板150は全般にカップ状
を成し、その半径方向外端の周りに円環状の全般的に平
面の円周部分152を備えている。半径方向外端部分に
は各突出部材120に対して凹部154がある。突出部
材120は、ねじ込みファスナ、溶接、または圧入のよ
うな手段により凹部154に固定することができる。押
下げられた平面状中央部分156は、圧縮板150の外
端部分152に平行に、且つそれから一定距離離れて下
側に設けられている。この中央部分156は、円環状保
持肩部158及びバイアス面160を規定する第2の、
わずかに更に下側に設置された区域を備えている。中心
開口162は、押下げられた部分156の軸方向中心を
通る穴により記述される。中心開口162は、下部軸受
ハウジング112より実質上直径が大きいので、圧縮板
150と下部軸受ハウジング112との間には、圧縮板
150を下部軸受ハウジング112の周りに自由に回転
させるのに充分な隙間が存在する。
【0025】圧縮駆動ばね170がバイアス面160と
第2のスクロール端板102との間に設置されている。 圧縮ばね170は、圧縮板150および突出部材120
を通して一つの力を第2のスクロール端板102に加え
、反対の力を第1のスクロール端板82に加えることに
より、それぞれのスクロール端板82および102を互
いの方に押し付けるバイアス手段として働く。好適実施
例では、ばね170は、第2のスクロール端板102の
中に形成された円環溝114の中に保持されている。 これによってばね170をトルク伝達要素として動作さ
せることもできる。この実施例では、突出部材、圧縮板
150、およびばね170は共に第1のスクロール部材
76と第2のスクロール部材78とを同時回転させる駆
動手段を構成している。
【0026】円環推力軸受176は、下部軸受ハウジン
グ112の上部肩部178に設置されて第1および第2
のスクロール部材76および78の重量の他に駆動軸9
0およびロータ44の重量をも受ける。当業者には、ス
クロール装置20をその軸が全般に垂直に整列されて示
してあるが、装置20は垂直でない向きでも同等に良く
働くことを認めるであろう。しかし、ロータ44および
スクロール76および78の質量が第2のスクロール部
材78を推力軸受176に対するバイアス力となるよう
に垂直またはほぼ垂直の姿勢(たとえば、垂直から45
°以内)を保つのが望ましい。
【0027】最後に、潤滑剤を入れる貯蔵器180が枠
部分28の中心部分32に設けられている。中に入って
いる潤滑剤は、上部軸受ハウジング34の上部軸受潤滑
剤穴182を通して上部主軸受38に供給される。潤滑
剤は、中央枠30を通して潤滑剤を貯蔵部180から潤
滑剤送給管186の中に流通させる穴184を通して下
部軸受110に、次いで通路188を通して下部軸受ハ
ウジング112に供給される。上部主軸受38および下
部軸受110は、それらのハウジング34および112
に対して、下方部分26および中央枠30により画定さ
れる密封外殻の吸込み圧力部に排出される潤滑剤の流れ
の量を制御するような大きさになっている。
【0028】潤滑剤通路200は、第2のスクロール端
板102の中を半径方向外向きに延びている。潤滑剤通
路出口202は、流体を潤滑剤通路200からスクロー
ル包体76および78の外端、それぞれ206および2
08、により形成される第1の室204に流す。圧縮装
置の第1の室204は圧縮室であるが、第1の室204
は事実、スクロール装置の回転の少くとも一部の期間中
吸込み圧力に開いているので、吸込み室でもあるから、
この用語をここでは交換可能に使用していることに注意
する。
【0029】潤滑剤通路200の中の潤滑剤の圧力は吸
込み圧力に等しいか、わずか高いので、第1の室へ入る
潤滑剤の流れは、第1の室の中の圧力が吸込み圧力に等
しいかわずかに高いときに限り発生することができるこ
とが認められる。それ故、潤滑剤通路出口202は、第
1のスクロール端板82の、スクロール端板82または
102の外側先端206または208に隣接する位置に
画定されて、第1の室204が下部外殻26および中央
枠30により画定される吸込み圧力室に開いているとき
潤滑剤を第1の圧縮室204に流入させなければならな
い。潤滑剤通路200を流れる潤滑剤の圧力と第1の室
が開いているとき第1の室に受入れられる流体の圧力と
の間の圧力差は微小であるから、潤滑剤通路出口202
は、第1の室204の中で圧縮が行われてしまっていれ
ば潤滑剤の圧力より大きな圧力が生じて潤滑剤が流れな
くなるので、第1の室204の中で実質的圧縮が行われ
てしまう前に潤滑剤をその中に流入させるように設置し
なければならないということは当業者には明らかであろ
う。潤滑剤通路出口202の望ましい設置場所は、今後
説明する図13および図14に一層明瞭に示してある。
【0030】潤滑剤通路入口216は、潤滑剤通路20
0の半径方向内端に設けられて、第2のスクロール端板
102と推力軸受176との間に配設されている収集室
217から潤滑剤を受取る。推力軸受176は、軸受1
10から潤滑剤通路入口216に潤滑剤を配給する手段
を備えている。入口232を有する潤滑剤取収管220
から成る他の潤滑剤通路入口が入口216の半径方向わ
ずかに外側の位置に設けられている。潤滑剤取収管22
0の入口部分232は、スクロール装置20の吸込み圧
力部内に画定されている油だめ222の中まで延びてい
る。潤滑剤通路216または取収管入口232のいずれ
かを任意に潤滑剤通路200への第1または第2の入口
と言うことができる。
【0031】プラグ218は、潤滑剤通路200の半径
方向外端に設けられている。このプラグ218は、図示
のような潤滑剤通路200が第2のスクロール端板10
2に穴あけされているという事実により必要である。第
2のスクロール端板102を構成する代りの手段は、通
路200を第2のスクロール端板102の中に完全に入
れ込むので、プラグ218を不必要にすることができる
。当業者は、通路200を形成する代りの手段またはプ
ラグ218を交換する代りの手段を利用することができ
ることを認めるであろう。
【0032】当業者はまた、半径方向に設けられた二つ
の潤滑剤通路200を開示したように第2のスクロール
端板102の中に示してあるが、三つ、四つ、またはそ
れより多い潤滑剤通路200を設けることが可能であり
、且つこのような通路200は半径方向に配設したり、
半径方向等間隔にまたは角方向に離したりして設置する
必要がないことを認めるであろう。更に、一つだけの潤
滑剤通路200を設けることも可能であり、これは或る
用途では通路200を設けるスクロール部材の動釣合い
を改善するのに望ましいことがある。それ故、潤滑剤の
流れを供給する二つの同じ手段を設けることを各実施例
および仕様図に説明の目的でのみ示してある。
【0033】図13および図14は、便宜のため、それ
ぞれ図5および図4から取った、スクロール部材76お
よび78の断面図を入れてある。図13および図14に
おいて、輪廓を示した区域D1およびD2は、潤滑剤通
路202を好適に設けることができるスクロール端板の
模範的な場所を示す。図13において、D1はスクロー
ル包体80の端206に隣接する区域を示すが、D2は
対向するスクロール包体100の端208に隣接する区
域を表わしている。図14において、D1はスクロール
包体100の端208に隣接する区域を示すが、D2は
対向するスクロール包体80の端206に隣接する区域
を表わしている。スクロールの輪廓および他の同様な因
子の変動、およびより多いまたはより少い数の潤滑剤通
路200または出口202を使用することの望ましさに
よりそれらの実際の配置が変ることがあるので、区域D
1およびD2は限定するものというよりは模範であると
考えるべきである。
【0034】出口202は、各々の場合にスクロール包
体に密接して配置して第1の室204を閉じる前に潤滑
剤の流れを極力大きくするのが望ましいことが認められ
る。同様に、出口202は、出口202を設置するスク
ロール包体80又は100の端に可能な限り近接して配
置し、潤滑剤の流れを極力大きくするのが望ましい。出
口202はスクロール包体端206および208から円
周方向に益々離れる点にまたはスクロール包体80およ
び100から半径方向に離れる点に設置されるので、出
口202が各圧縮サイクルの一部の期間中に第1の室2
04の内部の加圧流体にさらされる時間の長さが増大す
る。この圧力は潤滑剤通路200の中の比較的低い圧力
に打勝つことができ、流れの逆転や第1の室204から
潤滑剤通路200への加圧流体の望ましくない流れを生
ずるので、流れの逆転の可能性がないようにするために
出口202が第1の室204の内部の加圧流体にさらさ
れる時間の長さを短かくするのが一般的に望ましい。
【0035】今度は図4、図5、図6、図10、および
図11に移って本発明の別の幾つかの実施例を説明する
ことにする。図4から図11までにおいて、スクロール
装置20は、第1のスクロール部材76と第2のスクロ
ール部材78との間に相互接続用動手段が存在しないよ
うに示してある。当業者は、図4乃至図11が特に本発
明の代替例を教示しようとしているのに対し、図1、図
3、および図12がここに記すようなスクロール装置2
0に関する本発明の用途を教示しており、このような用
途の性格は限定的なものではなく模範であると理解され
るべきであることを認めるであろう。
【0036】当業者は、第1のスクロール部材76と第
2のスクロール部材78との間に同時回転を生ずる別の
手段を容易に利用できることを認めるであろう。その手
段には、それぞれのスクロール端板に固着された柔軟部
材を使用すること、または突出部材または駆動キーを使
用してそれぞれのスクロール端板の間のリングまたはオ
ルダム接手を動作させる方法がある。共回転スクロール
装置20を動作させる種々な手段が存在するので、これ
らの図中では明瞭のため駆動手段を省略してある。
【0037】同じ品目または特徴を二つ以上の図に示し
てあるときは、対応する参照数字を付けて本発明を理解
しやすくしてあることに注目すべきである。更に、混乱
を極力少くし且つ本発明を明瞭にするためすべての参照
数字をすべての図に表示してあるわけではないので、特
定の図を参照する場合でも明細書を理解する補助として
必要なすべての図を参照すべきである。同じ品目または
特徴がその部分または特徴の代りの実施例を表わすまた
は開示する図に現われていないときは、それに再び同じ
参照数字を付け、その後に数字の添字を付けて明細書内
のその代りの実施例の表示と対応させてある。代りの実
施例の数字表示は、その選択物に対応させるのではなく
、本発明の理解に助けとなることを目的としている。
【0038】図4および図11に示すように、油だめ2
22−1の中の潤滑剤を制御するのにバッフル233−
1を設けてその中の取収管220−1の動きによる不必
要な泡立ちや飛散を極小にすることができる。バッフル
233−1は、遠心流れ場により誘起される潤滑剤の回
転速度を下げる手段としても働く。これにより今度は潤
滑剤に対する取収管入口232−1の相対速度が増加し
、そのため取収管232−1に流入する潤滑剤の流量が
増加する。バッフル233は円環状円盤の形をなし、下
部軸受ハウジング112の周りに突出し、下部密封外殻
26から間隔を置いて設置されて取収管220により掃
かれる潤滑剤の静止溜まりを形成するのが望ましい。 所定の間隔でバッフルを支持する手段にはバッフルから
突出する成形または溶接したタブ、または下部密封外殻
26から突出する支持体がある。他のこのような手段は
当業者には明らかであると信ずる。
【0039】今度は図5に転ずると、本発明の第2の代
りの実施例が開示されている。図5において、第1のス
クロール部材端板82−2が半径方向に延びる潤滑剤通
路200−2を画定している。潤滑剤通路200−2に
は潤滑剤通路出口202−2が設けられ、潤滑剤通路2
00−2からスクロール包体80−2および100−2
により画定されている第1の室204−2へ流通させて
いる。この第1の室204−2は、第1および第2のス
クロール包体、それぞれ80−2および100−2、の
外側先端部分206−2および208−2の作用により
画定される。第1のスクロール部材76−2および第2
のスクロール部材78−2が平行ではあるが一直線では
ない軸の上を回転するにつれて、第1の室は交互に開閉
し、スクロール装置20−2が圧縮装置として働くとき
は吸込み入口として動作する。円環状シール210−2
は、中央枠30−2の面内の溝212−2の中に設けら
れている。好適には、シール210−2は、円環状ばね
214−2により第1のスクロール端板82−2と強制
的に接触させられている。円環ばね214−2は、円環
状シール210−2と協働して潤滑剤が、半径方向シー
ル210−2、第1のスクロール端板82−2、および
中心部心32−2により画定される収集室から半径方向
外側に流れないようにしている。このようにしてこの収
集室217−2に集められた潤滑剤は、第1のスクロー
ル潤滑剤入口216−2に流れ、次いで第1のスクロー
ル入口216−2から潤滑剤通路出口までを流通してい
る潤滑剤通路200−2に流入する。
【0040】それ故動作中は、スクロール部材76−2
および78−2が回転している間、潤滑剤は油通路18
2−2に流入して上部主軸受38−2を潤滑する。典型
的にはこの潤滑剤は、排出圧力になっているが、さらに
低い圧力まで絞ることができる。上部主軸受38−2を
潤滑してから、潤滑剤は典型的には吸込み圧力またはそ
れより少し高い圧力で排出され、上記のように上部収集
室217−2に集められる。次に潤滑油は、第1のスク
ロール潤滑剤通路200−2を通って第1のスクロール
潤滑剤通路入口216−2に流入し、第1のスクロール
潤滑剤通路出口202−2を通って第1の室204−2
に出る。
【0041】今度は図6に転ずると、本発明の第3の代
りの実施例が示されている。この代りの実施例では、潤
滑剤通路200−3は、第1のスクロール部材76−3
のスクロール端板82−3の周辺外端から半径方向内側
にきりであけられ、第1のスクロール潤滑剤通路出口2
02−3に接続している。潤滑剤取収管220−3が設
けられている。取収管220−3は、第1のスクロール
端板82−3から密封外殻22−3の下方部分26−3
により画定されている油だめ222−3の中まで延びて
いる。この油だめ222−3に、スクロール装置20の
軸受からの潤滑剤の他に、入って来る吸込み圧力流体か
ら、スクロール装置20−3の動作中にスクロール部材
76−3および78−3の回転により入って来る吸込み
圧力流体に発生する遠心流れ場から生ずる遠心作用によ
り沈殿する潤滑剤をも集める。取収管220−3は、そ
の最下端に、油だめ222−3に集められた潤滑剤が取
収管220−3の回転中に開口232−3に押込まれる
向きになっている開口232−3を備えている。取収管
220−3は、第1のスクロール部材76−3がその上
を回転する軸により画定されるように、実質上潤滑剤通
路出口202−3の半径の中にある潤滑剤取入れ開口2
32−3に設置するに必要な曲管を用いて形成されてい
る。これにより潤滑剤取収管220−3が潤滑剤を管2
20−3に、潤滑剤通路200−3および潤滑剤出口2
02−3を通して第1の室204−3に押込む遠心汲上
げ作用を行うことができる。
【0042】潤滑剤取入れ開口232−3が設置されて
いる潤滑剤取入れ開口端部234−3を図7、図8、お
よび図9に一層明瞭に示してある。これらの図において
、進行の方向を入口開口232−3に隣接する矢印で示
してある。図7において、潤滑剤取入れ部234−3A
に開口232−3Aが設けられている垂直端が設けられ
ている。図8においては、潤滑剤取入れ部234−3B
が、潤滑剤取入れ開口232−3Bが設けられている曲
がり先端が設けられている。図9において、潤滑剤取入
れ開口部は取入れ部234−3Cに対して拡大されて比
較的大きい区域が取収管220−3Cにより掃かれ、こ
れにより潤滑剤の適切な流れが確保されるようにしてい
る。各実施例において、潤滑剤取入れ開口232−3は
、潤滑剤がそれぞれ潤滑剤取収管220−3A、220
−3B、および220−3Cに押込まれるように潤滑剤
中に導かれている。当業者は、前述の事項は性格上模範
に限られ、取収管220の同等に適切な代りの実施例が
多数存在することを認めるであろう。
【0043】取収管220−3の潤滑剤に対する相対速
度および出口202−3と入口先端部234−3との相
対位置による遠心汲上げ作用により発生する潤滑剤の圧
力ヘッドは、使用するスクロール装置によってかなり変
化する。
【0044】図6の代りの実施例の動作時に、スクロー
ル装置20の回転中、取収管220−3は油だめ222
−3の中を第1のスクロール部材76−3の軸の周りに
回転し、取収管の油だめ222−3の中の潤滑剤に対す
る相対速度により発生する差圧のため流体を潤滑剤入口
232−3に押込み、取収管220−3、潤滑剤通路2
00−3、潤滑剤出口202−3を通して第1の室20
4−3に押込む。
【0045】本発明の第4の代りの好適実施例を図10
に開示してある。図10では、第2のスクロール部材潤
滑剤通路200−4が第2のスクロール部材78−4の
端板102−4に設けられている。第2の潤滑剤通路出
口202−4が設けられて、潤滑剤通路200−4から
第1の圧縮室204−4までを流通させている。図5に
開示した代りの実施例の場合のように、潤滑剤通路20
0−4がきりであけられその外端でプラグ218−4に
より封止されている。潤滑剤通路入口216−4が潤滑
剤通路200−4の半径方向内端に設けられて、推力軸
受176−4、下部軸受ハウジング112−4、および
第2のスクロール部材78−4により画定される収集室
217−4から油を受取る。動作中、潤滑剤は、貯蔵部
180−4から潤滑剤通路184−4、潤滑剤供給管1
86−4、および通路188−4から成るアセンブリを
通して下部軸受110−4に供給される。下部軸受11
0−4を潤滑してから、潤滑剤は上述の収集室217−
4に流入し、次いで潤滑剤通路入口216−4により潤
滑剤通路200−4に流入し、この通路に入ると、潤滑
剤通路出口202−4を経由して第1の室204−4に
入る。
【0046】本発明の別の、第5の代りの実施例を図1
1に開示する。この代りの実施例では、潤滑剤通路20
0−5が第2のスクロール部材78−5の端板102−
5を貫いて設けられている。潤滑剤取収管220−5が
設けられて下方外殻部26−5の油だめ222−5から
潤滑剤通路200−5を通して第1の室204−5まで
を流通させている。図6で説明した潤滑剤取収管の場合
のように、入口開口232−5が設けられて油だめ22
2−5に集められる潤滑剤の圧力ヘッドおよび遠心汲上
げ作用を発生させている。それ故、動作時、取収管22
0−5は、第2のスクロール部材78−5と共に回転し
、流体を入口開口232−5を通して受入れさせ、潤滑
剤取収管220−5および潤滑剤通路200−5を通し
て第1の室204−5に押込む。
【0047】当業者は、図5乃至図11に示す実施例の
種々な組合せが容易に可能であり、これら代りの実施例
を各種駆動手段と組合せてスクロール部材76および7
8を動作させることができることを認めるであろう。
【0048】可能な一つの組合せの一例を第6の代りの
実施例として、図12に開示してある。スクロール装置
20のこの例では、第1のスクロール部材76に潤滑剤
通路200の潤滑剤出口202を通して第1の室204
と流通する潤滑剤通路200を設けてある。潤滑剤通路
には、圧縮板150の中に突出する潤滑剤取収管220
から成る第1の入口が設けられている。圧縮板潤滑剤通
路が設けられて潤滑剤取収管から潤滑剤移送管280ま
でを流通させている。潤滑剤取収管220、圧縮板移送
通路270、および潤滑剤移送管280は、共に第1の
スクロール潤滑剤通路第1入口を構成している。この模
範実施例のスクロール装置20は、円環溝212の中で
動作し、ばね214でその中に固定されて油を潤滑剤通
路第2入口216に導く収集室を構成する円環状シール
210をも備えている。動作時、スクロール装置20の
この代りの実施例は、潤滑剤を油だめ222から取収管
220を通して、および収集室から潤滑剤通路第2入口
216を通して第1の室204に供給する。
【0049】更に他の代りの実施例を図15に開示する
。この実施例では、第2のスクロール部材78を回転支
持する手段が互いに交換されている。下部軸受ハウジン
グ112および第2のスクロール部材の軸104が、下
部軸受ハウジングの直径が円筒形の第2のスクロール部
材の軸104より小さいという点で機能的に逆になって
いる。好適実施例の場合のように、軸受110が設けら
れて第2のスクロール部材の軸104の回転を軸受けし
ている。このような構成の詳細については、当業者には
全般的に既知であると信ぜられるから、詳細な説明は不
必要であると信ずる。ただし、第2のスクロール部材の
軸104には密封外殻部26に隣接する軸104の端か
ら延びる取収管220と流通する潤滑剤通路200が設
けられている。この実施例は図11で説明したものと動
作的に同等であるが、容量の更に小さいスクロール装置
に有用な一層コンパクトな実施例となっている。
【0050】再び図1および図3を参照して、模範的な
スクロール装置20の動作を説明することができる。動
作時、圧縮機アセンブリ20のモータ40が適切な電源
(図示せず)に接続されて作動され、ロータ44を回転
させる。ロータ44は、駆動軸84を回転させて、被駆
動端板82を駆動する。突出部材120および圧縮部材
150がバイアス要素ばね170を回転させ、これによ
り下部のすなわち第2のスクロール要素78を回転させ
る。第1のスクロール部材76および第2のスクロール
部材78の軸は一直線上にないので、相対軌道運動が被
動スクロール包体80とアイドラスクロール包体100
との間に発生し、第1の室が外側スクロール部206お
よび208により画定されて、交互に吸込み空間に対し
て開いたり閉じたりする第1の室を形成するようにして
、複数の室が形成される。このようにして形成された室
は、それぞれのスクロール包体80および100の半径
方向内端に向って体積が減るものであり、第1の室に引
込まれる流体がそれぞれのスクロール包体80および1
00の半径方向内端に向って移動するにつれて圧縮され
る。
【0051】圧縮された流体は次にスクロール包体80
および100から排出開口88を通して排出路86に排
出され、その後上方外殻部24の中に画定されている密
封外殻22の排出圧力部に排出される。軸受38および
110の潤滑ばかりでなく圧縮機アセンブリ20の他の
構成要素の潤滑も貯蔵器180に入っている流体に働く
圧力の作用により行われる。潤滑剤は、軸受潤滑剤開口
182を通して上部主軸受38を潤滑し、その後吸込み
圧力空間内に排出される。下部主軸受110の潤滑は通
路184、通路186および188に供給される潤滑剤
により行われ、その後潤滑剤は上述のように収集室21
7に入る。この潤滑剤は次に、潤滑剤通路第2入口21
6を通して第2のスクロール潤滑剤通路220に流入す
る。入口吸込み流体から分離された潤滑剤は、油だめ2
22に流入し、そこに上部主軸受38から排出された潤
滑油と共に溜まる。油だめ222の中に溜まった潤滑剤
は第2のスクロール要素78の回転により潤滑剤取収管
入口開口232に押込まれその後取収管220により形
成される潤滑剤通路第1入口を通して潤滑剤通路200
の中に、次いで第1の室204の中に汲上げられる。
【0052】当業者は、取収管220は油だめ222の
レベルを所要レベルに保ち、流体が潤滑剤であろうと、
圧縮すべきガスから凝縮されたものであろうと、または
汲上げられない他の流体であろうと、流体の無用な蓄積
を防止するという事実を認めるであろう。各種潤滑剤通
路200は、潤滑剤を汲上げ時に動力を不必要に消費す
ることなくスクロール包体80および100を適切に潤
滑し続けるという所要の効果を発生する。スクロール包
体内部の潤滑剤は、圧縮室の封止をも同等に良く向上さ
せるという別の利益をも提供する。更に潤滑剤通路に関
する本発明は、スクロール装置20により、これを実質
的に修正することなく容易に実施され、一方所要の潤滑
を常時行うことによりスクロール包体の不必要な磨耗が
防止されすべての移動部品が適切に潤滑され、圧縮機ア
センブリ20の不必要な磨耗や不必要な保守が少なくな
る。それ故、圧縮機アセンブリ20は、従前のスクロー
ル装置と比較して信頼性が向上していると共に動作寿命
が長くなっている。
【0053】本発明の好適実施例および代りの実施例に
対する修正は特許請求の範囲の範囲内にあることを当業
者は認めるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具現する共回転スクロール装置の断面
図を示す。
【図2】本発明を適切に利用することができる冷凍シス
テムまたは空気調和システムのような閉回路システムの
概要図を示す。
【図3】図1のスクロール装置の部分拡大断面図を示す
【図4】本発明を具現する、スクロール装置の第1の代
替実施例の部分拡大断面図を示す。
【図5】本発明の第2の代替実施例の部分拡大断面図を
示す。
【図6】本発明の第3の代替実施例の部分拡大断面図を
示す。
【図7】潤滑剤取収管の好適実施例を示す。
【図8】潤滑剤取収管の代替実施例を示す。
【図9】潤滑剤取収管の更に他の代替実施例を示す。
【図10】本発明の第4の代替実施例の部分拡大断面図
を示す。
【図11】本発明の第5の代替実施例の部分拡大断面図
を示す。
【図12】スクロール装置の第6の代替実施例の部分拡
大断面図を示す。
【図13】図5の切断線10−10に沿って取った駆動
スクロールの断面図を示すもので潤滑剤通路出口の好適
配置を強調している。
【図14】図4の切断線11−11に沿って取ったアイ
ドラスクロールの断面図を示すもので、潤滑剤通路出口
の好適配置を強調している。
【図15】スクロール装置の第7の代替実施例の部分拡
大断面図を示す。

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1のスクロール端板と、該第1のス
    クロール端板上に設置され、外端を有する第1のスクロ
    ール包体とを備えている第1のスクロール部材第2のス
    クロール端板と、その上に設置され、第1のスクロール
    包体と協働してそれぞれのスクロール包体の間に交互に
    開閉する第1の室を形成し、更に前記第2のスクロール
    端板に画定されて前記第1の室と流通する出口を有する
    潤滑剤通路を画定する外端を有する第2のスクロール包
    体とを備えている第2のスクロール部材、および前記第
    1および第2のスクロール部材を回転させる手段、から
    構成されていることを特徴とするスクロール装置。
  2. 【請求項2】  前記第2のスクロール部材は該第2の
    スクロール部材に取付けられた潤滑剤取収管を備えてお
    り、前記取収管は更に前記潤滑剤通路への潤滑剤通路入
    口を備えていることを特徴とする請求項1に記載のスク
    ロール装置。
  3. 【請求項3】  前記スクロール装置は更に前記潤滑剤
    取収管に対する潤滑剤の相対速度を増大させるバッフル
    手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載のス
    クロール装置。
  4. 【請求項4】  前記スクロール装置は更に、前記第2
    のスクロール部材を回転可能に支持する手段、前記第2
    のスクロール部材の回転支持手段を潤滑する手段、およ
    び前記潤滑剤を前記潤滑剤通路に送給する手段、を備え
    ていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール装
    置。
  5. 【請求項5】  前記第2のスクロール部材は更に、前
    記第2のスクロール部材端板に前記潤滑剤通路と流通し
    て取付けられている潤滑剤取収管を備えた潤滑剤通路第
    1入口、前記第2のスクロール部材を回転可能に支持す
    る手段、前記第2のスクロール部材を回転支持する手段
    を潤滑する手段、および前記潤滑剤を前記第2のスクロ
    ール潤滑剤通路に送給する手段を備えていることを特徴
    とする請求項1に記載のスクロール装置。
  6. 【請求項6】  前記第1のスクロール部材は更に、前
    記第1のスクロール端板内に画定されて前記第1の室と
    流通する出口を有する潤滑剤通路を画定していることを
    特徴とする請求項1に記載のスクロール装置。
  7. 【請求項7】  前記第1のスクロール部材は更に、前
    記第1のスクロール部材に該第1のスクロール部材の潤
    滑剤通路と流通して取付けられている潤滑剤取収管を備
    えている前記第1のスクロール潤滑剤通路への潤滑剤通
    路入口を備えていることを特徴とする請求項6に記載の
    スクロール装置。
  8. 【請求項8】  前記スクロール装置は更に、前記第1
    のスクロール部材を回転可能に支持する手段、前記第1
    のスクロール部材を回転支持する手段を潤滑する手段、
    および前記潤滑剤を前記潤滑剤通路に送給する手段、を
    備えていることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  9. 【請求項9】  前記第1のスクロール部材は更に、前
    記第1のスクロール部材に取付けられた潤滑剤取収管を
    備えた潤滑剤通路第1入口、および潤滑剤通路第2入口
    、前記第1のスクロール部材を回転可能に支持する手段
    、前記第1のスクロール部材を回転支持する手段を潤滑
    する手段、および前記潤滑剤を前記潤滑剤通路第2入口
    を備えている前記第1のスクロール潤滑剤通路に送給す
    る手段、を備えていることを特徴とする請求項6に記載
    のスクロール装置。
  10. 【請求項10】  吸込み圧力部を画定する外殻、前記
    吸込み圧力部に設けられ、第1のスクロール端板と、第
    1のスクロール軸と、前記第1のスクロール端板上に前
    記第1のスクロール軸と反対の側に設けられ、外端を有
    する、第1のスクロール包体とを備えている第1のスク
    ロール部材前記吸込み圧力部に設けられ、第2のスクロ
    ール端板と、第2のスクロール軸と、前記第2のスクロ
    ール端板上に前記第1のスクロール包体に対向して差込
    み係合して設けられ、且つ前記第1のスクロール包体と
    協働してそれぞれのスクロール包体間に交互に開閉する
    第1の室を画定する第2のスクロール外端を有する第2
    のスクロール包体とを備え、前記第2のスクロール端板
    は更に、前記第2のスクロール外端に隣接する前記第2
    のスクロール端板内に画定されて前記第1の室と流通す
    る潤滑剤通路出口を有する潤滑剤通路を画定している第
    2のスクロール部材、前記第1のスクロール部材および
    前記第2のスクロール部材を回転可能に支持する軸受手
    段、および前記第1および第2のスクロール部材を同時
    に回転させる手段、から構成されることを特徴とするス
    クロール装置。
  11. 【請求項11】  前記外殻は更に油だめを画定してい
    ることを特徴とする請求項10に記載のスクロール装置
  12. 【請求項12】  前記第2のスクロール部材は更に、
    入口オリフィスを有し前記油だめの中まで延長する潤滑
    剤取収管から成る潤滑剤入口を備えていることを特徴と
    する請求項11に記載のスクロール装置。
  13. 【請求項13】  前記スクロール装置は更に、前記潤
    滑剤取収管に対する潤滑剤の相対速度を増大させるバッ
    フル手段を備えていることを特徴とする請求項12に記
    載のスクロール装置。
  14. 【請求項14】  前記潤滑剤取収管はL形であること
    を特徴とする請求項12に記載のスクロール装置。
  15. 【請求項15】  前記第1のスクロール部材は更に、
    前記第1のスクロール端板内に画定されて前記第1の室
    と流通する出口を有する潤滑剤通路を画定していること
    を特徴とする請求項11に記載のスクロール装置。
  16. 【請求項16】  前記第1のスクロール部材は更に、
    該第1のスクロール部材に取付けられた潤滑剤取収管を
    備えている前記第1のスクロール潤滑剤通路への潤滑剤
    通路入口を備えていることを特徴とする請求項15に記
    載のスクロール装置。
  17. 【請求項17】  前記スクロール装置は更に、前記第
    2のスクロール部材軸受手段を潤滑する手段、および前
    記潤滑剤を前記第2のスクロール潤滑剤通路に送給する
    手段、を備えていることを特徴とする請求項10に記載
    のスクロール装置。
  18. 【請求項18】  前記潤滑剤を前記第2のスクロール
    潤滑剤通路に送給する手段は更に、前記第2のスクロー
    ル端板内に画定されている潤滑剤通路入口、および前記
    第2のスクロール軸に隣接する潤滑剤収集室を備えてい
    ることを特徴とする請求項17に記載のスクロール装置
  19. 【請求項19】  前記スクロール装置は更に、前記第
    1のスクロール部材軸受手段を潤滑する手段、および前
    記潤滑剤を前記第1のスクロール潤滑剤通路に送給する
    手段、を備えていることを特徴とする請求項15に記載
    のスクロール装置。
  20. 【請求項20】  潤滑剤を前記第1のスクロール潤滑
    剤通路に送給する前記手段は更に、前記第1のスクロー
    ル部材内に画定されている潤滑剤通路入口、および前記
    第1のスクロール軸に隣接する潤滑剤収集室を備えてい
    ることを特徴とする請求項19に記載のスクロール装置
  21. 【請求項21】  吸込み圧力部および排出圧力部を画
    定しており、更に前記吸込み部内の油だめを画定してい
    る密封外殻、前記吸込み圧力部に設置され、第1のスク
    ロール端板と、第1のスクロール軸と、前記第1のスク
    ロール端板上に前記第1のスクロール軸の反対の側に設
    けられ、外端を有する、第1のスクロール包体とを備え
    ている第1のスクロール部材前記吸込み圧力部に設置さ
    れ、第2のスクロール端板と、第2のスクロール軸と、
    前記第2のスクロール端板上に前記第1のスクロール包
    体に対向して差込み係合して設けられ、且つ前記第1の
    スクロール包体と協働してそれぞれのスクロール包体の
    間で交互に開閉する第1の圧縮室を形成する第2のスク
    ロール外端とを備えている第2のスクロール部材であっ
    て、該第2のスクロール部材は更に、前記第2のスクロ
    ール外端に隣接する前記第2のスクロール端板内に画定
    されている潤滑剤通路出口を備えて前記第1の圧縮室と
    流通する潤滑剤通路を画定しており、前記第2のスクロ
    ール部材は更に、前記第2のスクロール部材から前記油
    だめまで延びて前記油だめと前記潤滑剤通路出口との間
    を流通させ、潤滑剤通路第1入口を画定する潤滑剤取収
    管を備えており、前記第2のスクロール部材は更に、前
    記第2のスクロール軸に隣接して潤滑剤通路第2入口を
    画定している第2のスクロール部材、前記第1のスクロ
    ール部材を回転可能に支持する軸受手段、前記吸込み圧
    力部内の前記第2のスクロール部材を回転可能に支持し
    、更に前記第2のスクロール軸の周りに設置された円環
    状潤滑剤収集室を画定する軸受手段、前記第2のスクロ
    ール部材軸受手段を潤滑する手段、前記第1のスクロー
    ル部材軸に駆動可能に接続されて前記第1のスクロール
    部材を回転させるモータ、および前記第2のスクロール
    部材を前記第1のスクロール部材と同時に回転させる手
    段、から構成されていることを特徴とするスクロール圧
    縮機装置。
  22. 【請求項22】  前記第1のスクロール部材は更に、
    前記第1のスクロール端板内に設置されて前記第1の圧
    縮室と流通させる潤滑剤通路出口を有する潤滑剤通路を
    画定していることを特徴とする請求項21に記載のスク
    ロール圧縮機。
  23. 【請求項23】  前記第1のスクロール部材は更に、
    前記油だめの中まで延びて前記油だめと前記潤滑剤通路
    出口との間を流通させる、第1のスクロール潤滑剤第1
    入口を備えている潤滑剤取収管を備えていることを特徴
    とする請求項22に記載のスクロール圧縮機。
  24. 【請求項24】  前記第1のスクロール部材は更に、
    前記第1のスクロール軸に隣接して第1のスクロール潤
    滑通路第2入口を画定していることを特徴とする請求項
    23に記載のスクロール圧縮機。
  25. 【請求項25】  前記密封外殻は更に、前記吸込み圧
    力部と前記排出圧力部とを分離する中央外殻部を備えて
    いることを特徴とする請求項24に記載のスクロール圧
    縮機。
  26. 【請求項26】  前記スクロール圧縮機は更に、前記
    第1のスクロール軸受手段を潤滑する手段を備えている
    ことを特徴とする請求項25に記載のスクロール圧縮機
  27. 【請求項27】  前記スクロール圧縮機は更に、前記
    中央外殻部と前記第1のスクロール端板との間に配設さ
    れて前記第1のスクロール軸受手段用前記潤滑手段から
    前記潤滑剤を収集する収集室を画定する円環状シールを
    備えていることを特徴とする請求項26に記載のスクロ
    ール圧縮機。
  28. 【請求項28】  前記第1のスクロール部材は更に、
    前記第2のスクロール軸受手段の周りに延在する圧縮板
    を備えていることを特徴とする請求項27に記載のスク
    ロール圧縮機。
  29. 【請求項29】  前記第1のスクロール部材の潤滑剤
    取収管は前記圧縮板に固定されていることを特徴とする
    請求項28に記載のスクロール圧縮機。
  30. 【請求項30】  前記圧縮板は更に、それを貫通して
    前記第1のスクロール潤滑剤取収管と流通する潤滑剤移
    送通路を画定していることを特徴とする請求項29に記
    載のスクロール圧縮機。
  31. 【請求項31】  前記第1のスクロール部材は更に、
    前記第1のスクロール端板と前記第1の圧縮板との間に
    延在して前記潤滑剤移送通路と前記第1のスクロール潤
    滑剤通路出口との間を流通させる潤滑剤移送管を備えて
    いることを特徴とする請求項30に記載のスクロール圧
    縮機。
  32. 【請求項32】  前記密封外殻の前記吸込み圧力部は
    更に、潤滑剤の前記潤滑剤取収管に対する相対速度を上
    げるバッフル手段を備えていることを特徴とする請求項
    31に記載のスクロール圧縮機。
  33. 【請求項33】  冷却剤を閉ループ接続により循環さ
    せる冷却システムにおいて、冷却剤を液体の形に凝縮す
    る凝縮器、前記凝縮器から液体冷却剤を受取り、冷却剤
    を膨脹させる膨脹装置。前記膨脹装置から冷却剤を受取
    り、冷却剤を蒸気の形に蒸発させる蒸発器、蒸発器から
    冷却剤を受取り、冷却剤を圧縮し、冷却剤を凝縮器に送
    る圧縮機、から構成されているものにおいて、前記圧縮
    機が、吸込み圧力部および排出圧力部を画定し、更に前
    記吸込み圧力部内に油だめを画定している密封外殻、前
    記吸込み圧力部に設置され、第1のスクロール端板と、
    第1のスクロール軸と、前記第1のスクロール端板上に
    前記第1のスクロール軸とは反対の側に設けられ、外端
    を有する、第1のスクロール包体とを備えている第1の
    スクロール部材、前記吸込み圧力部に設置され、第2の
    スクロール端板と、第2のスクロール軸と、前記第2の
    スクロール端板上に前記第1のスクロール包体に対向し
    て差込み係合して設けられ、且つ前記第1のスクロール
    包体と協働してそれぞれのスクロール包体の間で交互に
    開閉する第1の圧縮室を形成する第2のスクロール外端
    とを備えている第2のスクロール部材であって、該第2
    のスクロール部材は更に、前記第2のスクロール外端に
    隣接する前記第2のスクロール端板内に画定されている
    潤滑剤通路出口を備えて前記第1の圧縮室と流通する潤
    滑剤通路を画定しており、前記第2のスクロール部材は
    更に、前記第2のスクロール部材から前記油だめまで延
    びて前記油だめと前記潤滑剤通路出口との間を流通させ
    、潤滑剤通路第1入口を画定する潤滑剤取収管を備えて
    おり、前記第2のスクロール部材は更に、前記第2のス
    クロール軸に隣接して潤滑剤通路第2入口を画定してい
    る第2のスクロール部材、前記第1のスクロール部材を
    回転可能に支持する軸受手段、前記吸込み圧力部内の前
    記第2のスクロール部材を回転可能に支持し、更に前記
    第2のスクロール軸の周りに設置された円環状潤滑剤収
    集室を画定する軸受手段、前記第2のスクロール部材軸
    受手段を潤滑する手段、および前記第1のスクロール部
    材の軸に駆動可能に接続されて前記第2のスクロール部
    材を前記第1のスクロール部材と同時に回転させるモー
    タ、から構成されていることを特徴とするスクロール圧
    縮機。
  34. 【請求項34】  前記第1のスクロール部材は更に、
    前記第1のスクロール端板内に設置されて前記第1の圧
    縮室と流通させる潤滑剤通路出口を画定していることを
    特徴とする請求項33に記載のスクロール圧縮機。
  35. 【請求項35】  前記第1のスクロール部材は更に、
    前記油だめの中まで延びて前記油だめと前記潤滑剤通路
    出口との間を流通させる潤滑剤取収管を含む第1のスク
    ロール潤滑剤通路第1入口を備えていることを特徴とす
    る請求項34に記載のスクロール圧縮機。
  36. 【請求項36】  前記第1のスクロール部材は更に、
    前記第1のスクロール軸に隣接する第1のスクロール潤
    滑剤通路第2入口を画定していることを特徴とする請求
    項35に記載のスクロール圧縮機。
  37. 【請求項37】  前記密封外殻は更に、前記吸込み圧
    力部と前記排出圧力部とを分離する中央外殻部を備えて
    いることを特徴とする請求項36に記載のスクロール圧
    縮機。
  38. 【請求項38】  前記スクロール圧縮機は更に前記第
    1のスクロール軸受手段を潤滑する手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項37に記載のスクロール圧縮機。
  39. 【請求項39】  前記スクロール圧縮機は更に、前記
    中央外殻部と前記第1のスクロール端板との間に設置さ
    れて前記潤滑剤を前記第1のスクロール軸受手段用潤滑
    手段から集める収集室を画定する円環状シールを備えて
    いることを特徴とする請求項38に記載のスクロール圧
    縮機。
  40. 【請求項40】  前記第1のスクロール部材は更に、
    前記第1のスクロール軸受手段の周りに延在する圧縮板
    を備えていることを特徴とする請求項39に記載のスク
    ロール圧縮機。
  41. 【請求項41】  前記第1のスクロール部材の潤滑剤
    取収管は前記圧縮板に固定されていることを特徴とする
    請求項40に記載のスクロール圧縮機。
  42. 【請求項42】  前記圧縮板は更に、それを貫通して
    前記第1のスクロール潤滑剤取収管と流通する潤滑剤移
    送通路を画定していることを特徴とする請求項41に記
    載のスクロール圧縮機。
  43. 【請求項43】  前記第1のスクロール部材は更に、
    前記第1のスクロール端板と前記第1のスクロール圧縮
    板との間に延在して前記潤滑剤移送通路と前記第1のス
    クロール潤滑剤通路出口との間を流通させる潤滑剤移送
    管を備えていることを特徴とする請求項42に記載のス
    クロール圧縮機。
JP3307226A 1990-10-29 1991-10-28 潤滑剤の流れを向上させたスクロール装置 Pending JPH04265401A (ja)

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