JPS58170873A - スクロ−ル・コンプレツサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はスクロール・コンプレッサに係り、特に固定ス
クロール翼と旋回スクロール翼との摺動面間ＶＣ１ｌｌ
滑油を確実に供給して圧縮効率を向上できるようにＬｔ
スクロール・コンプレッサに関する。

〔発明の技術的背景と問題点〕

一般にスクロール・コンプレッサは、うス巻状の固定ス
クロール翼に対してうず巻状の旋回スクロール翼をかみ
合せ、吸込口から吸入したガスを固定スクロール翼と旋
回スクロール翼との間に形成され九圧縮室内に閉じ込め
、旋回スクロール翼の旋回動に伴って圧縮室の容積を漸
次減少させ、この間にガスを圧縮して高圧ガスとし、固
定スクロール翼のうず巻の中心近くに設けられｔ吐出口
より吐出室内に吐出するようにしたものであり、原理自
体は公知のものである。

この種のコンプレッサにおいては、圧縮工程中、固定ス
クロール翼と旋回スクロール翼とが常に２個所の翼腹で
接触し、この間に圧縮室を画成し、しかも旋回スクロー
ル翼は常に固定スクロール翼の翼腹を摺動しながら移動
するから、この間の摺動面間にすき間が生ずるとガスが
すき間から漏洩し、圧縮仕事の低下を来ｔし、その結果
、圧縮効率が低下してしまう。また、固定スクロール翼
と旋回スクロール翼との摺動面間に潤滑油による油膜が
絶えず′形成されていないと、摺動面の摩耗、かじりお
よび焼き付き等を招来し、さらに運転中の騒音を発生す
る原因ともなる。特に旋回スクロール翼を高速で旋回動
させる場合には、潤滑油の油膜を保持することが一層難
しく問題となっていた○ 〔発明の目的〕 そこで本発明の目的は、固定スクロール翼と旋回スクロ
ール翼との摺動面間に確実に潤滑油を供給して油膜を形
成し、圧縮効率を向上できるようにｔ、！スクロール・
コンプレッサを提供することにある。

〔発明の概要〕

上記目的を達成する究め、本発明は、うず巻状の固定ス
クロール翼と旋回スクロール翼とをかみ合せ、上記旋回
スクロール翼の被駆動軸ｔ−を付フレームに支持された
駆動軸の軸端に形成された偏心穴内に遊嵌させ、オルダ
ム機構を介して上記旋回スクロール翼を固定スクロール
翼に対して旋回駆動させ、両方のスクロール翼間に形成
されｔ圧縮室内でガスを圧縮するようにしたスクロール
・コンプレッサにおいて、上記取付フレームの上面に油
溜り凹部を形成し、この油溜り凹部と上記圧縮室とを連
通する少なくとも１つの給油路を設け、上記油溜り凹部
には、この凹部内の潤滑油のレベルを一定にする定めの
ドレン孔を連通したことを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下本発明によるスクロール・コンプレッサの実施例を
図面を参照して説明する。

第１図において、符号１は密閉したケーシングを示し、
このケーシング１の内側には取付フレーム２が圧入固定
されている。この取付フレーム２内には、収容室３、ヘ
ッド受孔４および軸受５が段階的に形成されている。上
記軸受孔５内には駆動軸６が回転可能に嵌挿され、この
駆動軸６の上端の軸ヘッド７が上記ヘッド受孔４内に遊
嵌され、軸ヘッド７の下端面７ａが暖付フレーム２によ
って支承されている。まｔ、駆動軸６はケーシング１の
下方に向って延出し、その下端がケーシング１の底部に
貯溜されｔ潤滑油８内に没入されているσ まｔ、上記駆動軸６の軸上には、駆動電動機を構成する
ロータ９が固着されており、一方上記ロータ９の外側に
はステータ１０が同心的に配置され、ステータ１０はケ
ーシング１の備に保持されている。

一方、上記軸ヘッド７には、駆動軸６の軸心から偏心し
た偏心穴１１が形成されている。

この偏心穴１１には、全体を符号１２で示した旋回スク
ロールの被駆動軸１３が遊嵌しており、被駆動軸１３に
は翼支持円盤１４が一体的に連設され、さらにその上面
には旋回スクロール翼１５が一体的に形成されている。

上記旋回スクロール翼１５は、その横断面が矩形をなし
、翼端面１５ａと、平行関係にある翼腹面１５ｂ、１５
（！とを有している。上記翼支持円盤１４は、その下面
をオルダムリング１６によって支承されており、このオ
ルダムリングＩ６は、横断面が矩形状のリングであって
、第２図から明らかなように、その両端面には、互に直
交関係にあるキー溝１７および１８が形成されている。

このうちキー溝１８ば、上記収容室３の底面に設けられ
た直径線上のキー１９と嵌合する一方、他方のキー溝１
８は、上記翼支持円盤１４の下面に屯付けられ、かつ上
記キー１９と直交関係にあるキーと嵌合している。

し念がって、駆動軸６０回転によって被駆動軸１３は、
駆動軸６の細心まわりに円運動をするが、旋回スクロー
ル１２ハオルダムリング１６の作用によって旋回運動す
ることになる。

しかして、上記取付フレーム２の上方には、シュラウド
２］が旋回スクロール１２を挾むようにして固着され、
このシュラウド２１は、内側外方に環状の吸込室２２ｆ
備え、さらにその内側に固定スクロール翼田を有し、こ
の固定スクロール翼田のうず巻の中心には吐出ボー）２
４が開口している。上記固定スクロール真田は、前記旋
回スクロールｇ１５と同形同大に製作され、翼の高さも
正確に同一高さを与えることが望ましい。

なお、上記吸込室ｎにはケーシング−を貫通しｔ吸込パ
イプ５が接続されており、また、上記シュラウド２】と
ケーシング−の天板との間には吐出室がが形成され、こ
の吐出室かに吐出管ｎが接続されている。さらにまた、
上記駆動軸６内には送油路列が形成されておＱ、この送
油路列は入口油略画と連絡油路Ｉと田油路３１１とから
なり、人口油路穴の入口ポー）　２９　ａは駆動軸６の
ほぼ軸心位置で開口し、出口ポート２９ｂは上記軸受孔
５の下方位置に開口している。また出口油路３１はかぎ
形に形成され、入口ポート３１　ａが軸受孔５の上部位
置に開口し、出口ボー）　３１　ｂは、上記駆動軸６の
軸心より偏心しｔ位置に開口しており、被駆動軸１３の
軸端の下方には穴壁によって形成された油溜り室βが形
成されている。し念がって、駆動軸６が回転すると、出
口ボー）　３１　ｂが偏心位ｆｉｉにあるために遠心力
の作用下で潤滑油が送油路列を通して油溜り室北向に供
給されるよう［ｆつている。

そして、本発明の実施例によれば、上記取付フレーム２
の上面には環状の油溜り凹部おが形成されているＱｔｆ
％上記取付フレーム２には、この油溜り凹部（と連通す
る少なくとも１つのドレン孔凋が穿設されており、油溜
り凹部お内の潤滑油含一定レベルに維持するようになっ
ている。

一方、固定ズブロールｊ回路および旋回スクロール翼１
５により形成される圧縮室あと上記油溜り凹部おとを連
通する少なくとも１つ（図示実施例においては２つ）の
給油路Ｉが設けられており、この給油路３６は、旋回ス
クロール痙１５の翼支持円盤１４に穿設され几小孔ａお
よびこの小孔ｒと連通ずるように上記翼支持円盤１４に
垂設された導管あとからなる。なお、この導管あの下端
は、上記油溜り凹部関門の軸足レベルの潤滑油内に没入
している。

本発明は上述し定ように構成されているから、電動機の
付勢によってロータ９が回転し駆動軸６が回転駆動され
ると、送油路列の出口ボー）３１ｂが回転中心から偏心
した位置に開口している究め、遠心力の作用下で入口ボ
ー）　２９　ａより潤滑油を吸引し、送油路列中を上方
へ導かれ、途中軸受孔５内を潤滑し、出口油路３１を通
して油溜り室３２闇へ導かれる。この油溜り室３２内の
潤滑油の一部は、被駆動軸１３と偏心穴１１の周壁との
すき間を通して収容室３内へ導出し、オルダムリング１
６および翼支持円盤１４とシュラウド２１との接触面間
を潤滑する。このとき、被駆動軸１３と偏心穴１１の周
壁とのすき間を通して噴出される潤滑油の一部は油溜り
部お内に溜り、この油溜り凹部あ内の潤滑油のレベルは
、この油溜り凹部おにドレン礼讃が連通しているｔめ軸
足レベルに維持されている。

そして、この油溜り凹部あ内の潤滑油は、ケーシング１
内の高圧と、まだ完全に圧縮されきってい表い圧縮室関
門のガスの圧力との差圧により給油路側を通って圧縮室
関門に導入され、ここから旋回スクロール翼１５と固定
スクロール翼部との摺動面間に強制給油されて油膜を効
果的に形成する。

この油膜は絶えることなく形成されるから、圧縮室あ内
の圧縮されつつあるガスが漏洩せず圧縮効率を向上させ
ることができる。ま之、潤滑油が強制給油されるから、
旋回スクロール翼１５ヲ高速旋回させても摺動面が摩耗
せず、焼きつきも生ぜず、しかも静粛な運転を行なうこ
とができる。

一方、吸込管５より吸込室ｎ内へ吸引されたガスは、旋
回スクロール翼１５と固定スクロール翼部の翼間に形成
されｔ２個所の圧縮室ア、３５内にとじ込められ、旋回
スクロール翼１５の旋回動に伴って圧縮室あの容積が漸
次減少され、ガスは圧縮され圧縮工程の終期で吐出ロム
より吐出室が内へ吐き出される。

コンプレツナは、うず巻状の固定スクロール翼と旋回ス
クロール興とをかみ合せ、上記旋回スクロール翼の被駆
動軸を取付フレームに支持されｔ駆−の軸端に形成され
た偏心穴内に遊嵌させ、オルダム機構を介して上記旋回
スクロール翼を固定スクロール翼に対して旋回駆動させ
、両方のスクロール翼間に形成され定圧縮室内でガスを
圧縮するようにしたスクロール◆コンプレッサにおいて
、上記取付フレームの上面に油溜り凹部を形成し、この
油溜り凹部と上記圧縮室とを連通する少なくとも１つの
給油路を設け、上記油溜り凹部には、この凹部内の潤滑
油のレベルを一定にする九めのドレン孔を連通しｔので
、油溜り凹部内の潤滑油を固定および旋回スクロール翼
の摺動面間に強制的に給油するようになり、摺動面間に
油膜を形成して圧縮室内のガス漏れを防ぎ、圧縮効率を
高めることができる。また、摺動面間に油膜を確実に形
成できるから、摩耗や焼きつきを防げることはもちろん
運転中の騒音の発生を防ぐこともできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるスクロール・コンプレッサの一実
施例を示す縦断面図、第２図は第１図のオルダムリング
を示す斜視図である。 １・・・ケーシング、６・・・駆動軸、１１・・・偏心
穴、１２・・・旋回スクロール、１３・・・被駆動軸、
１４・・・翼支持円盤、１５・・・旋回スクロール翼、
１５ａ・・・翼端面、１６・・・オルダムリング、２１
・・・シュラウド、２］・・・固定スクロール翼、公・
・・送油路、３２・・・油溜り室、お・・・油溜り凹部
、調・・・ドレン孔、あ・・・圧縮室、３６・・・給油
路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. うず巻状の固定スクロール翼と旋回スクロール翼とをか
   み合せ、上記旋回スクロール翼の被駆動軸を取付フレー
   ムに支持された駆動軸の軸端に形成されｔ偏心穴内に遊
   嵌させ、オルダム機構を介して上記旋回スクロール翼を
   固定スクロール翼に対して旋回駆動させ、両方のスクロ
   ール翼間に形成された圧縮室内でガスを圧縮するように
   したスクロール・コンプレッサにおいて、上記取付フレ
   ームの上面に油溜り凹部を形成し、この油溜り凹部と上
   記圧縮室とを連通する少なくとも１つの給油路を設け、
   上記油溜り凹部には、この凹部内の潤滑油のレベルを一
   定にするｔめのドレン孔を連通しｔことを特徴とするス
   クロール・コンプレッサ。