JPH06241324A - 圧縮機のメカニカルシール給油構造 - Google Patents

圧縮機のメカニカルシール給油構造

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Publication number
JPH06241324A
JPH06241324A JP5027873A JP2787393A JPH06241324A JP H06241324 A JPH06241324 A JP H06241324A JP 5027873 A JP5027873 A JP 5027873A JP 2787393 A JP2787393 A JP 2787393A JP H06241324 A JPH06241324 A JP H06241324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
mechanical seal
housing
compressor
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP5027873A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fukui
毅 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Filing date
Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メカニカルシールの冷却および潤滑を充分に
行ない、メカニカルシールの耐久性を大幅に向上させる
こと。 【構成】 圧縮機のハウジング15とこのハウジングを
貫通した回転可能なシャフト27との間に介在されたメ
カニカルシール33に給油するため、メカニカルシール
に接続されたオイル溜め室69をハウジングに設ける。
ハウジングにはまた、オイル溜め室へ油を供給するため
の油供給通路63と、オイル溜め室から油を排出するの
に役立つ油戻し通路71とを設ける。シャフトとハウジ
ングとの間に介在された軸受25にも、オイル溜め室か
ら油を供給するようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はカーエアコン、空調機、
冷凍機等に使用される圧縮機のメカニカルシールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、カーエアコン、空調機、冷凍機
等に使用される圧縮機のケーシング内には圧縮機構が備
えられ、この圧縮機構を駆動することにより、冷媒ガス
の圧縮が行われる。圧縮機構を駆動するためのシャフト
は、ケーシングに固定されたフロントハウジングに回転
可能に支持されている。
【0003】さらにハウジングとシャフトとの間に介在
されたメカニカルシールにより、ケーシング内の冷媒ガ
スがシールされている。このメカニカルシールの潤滑お
よび冷却は、メカニカルシールに触れる冷媒ガスにミス
ト状に含まれる潤滑油により行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧縮機
を長期間にわたって使用する場合や高回転で使用する場
合には、メカニカルシールの潤滑および冷却が不十分と
なりやすく、メカニカルシール摺動面の面荒れ、Oリン
グの劣化等によりガス漏れが発生するという問題があ
る。
【0005】それ故に本考案の課題は、メカニカルシー
ルの冷却および潤滑を充分に行うことができ、メカニカ
ルシールの耐久性を向上させてガス漏れの発生を防止
し、圧縮機の信頼性を向上させ、長寿命化を図ることが
できる圧縮機のメカニカルシール給油構造を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、圧縮機
のハウジングと該ハウジングを貫通した回転可能なシャ
フトとの間に介在されたメカニカルシールに給油する構
造において、前記メカニカルシールに接続され、前記メ
カニカルシールに供給する油を溜めるためのオイル溜め
室と、該オイル溜め室へ油を供給するための油供給通路
と、前記オイル溜め室から油を排出する油排出通路とを
備えたことを特徴とする圧縮機のメカニカルシール給油
構造が得られる。
【0007】
【作用】油は油供給通路を通ってオイル溜め室へ供給さ
れ、このオイル溜め室に一旦溜められる。オイル溜め室
内の油はメカニカルシールへ供給され、メカニカルシー
ルを冷却および潤滑する。オイル溜め室へ戻った油は、
油排出通路を通って排出される。
【0008】このようにメカニカルシールが常に油に浸
漬しているため、メカニカルシールの冷却および潤滑が
充分となり、メカニカルシールの耐久性が大幅に向上す
る。また、油が油供給通路、オイル溜め室、油排出通路
を通って常に循環し、常に新鮮な油がメカニカルシール
に供給される。
【0009】
【実施例】以下、本考案に係る圧縮機のメカニカルシー
ル給油構造の一実施例について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1および図2において、圧縮機のケーシ
ング11内には圧縮室13が形成され、この圧縮室13
内に冷媒ガスが封入される。ケーシング11に形成され
た開口部11aには、フロントハウジング15が嵌合さ
れている。ハウジング15とケーシング11との間はO
リング17,19によりシールされる。ハウジング15
はフランジ部21を一体に有している。このフランジ部
21はボルト23によりケーシング11に固定されてい
る。
【0011】ハウジング15は円筒状の軸受25を介し
てシャフト27を回転自在に支持している。シャフト2
7の図において左側の圧縮室13内には、図示しない圧
縮機構が設けられる。シャフト27の右側には、延設部
29が延び、先端部にねじ31が形成される。ハウジン
グ15と延設部29との間にはメカニカルシール33が
介在され、このメカニカルシール33により圧縮室13
のシールが行われる。符号35はOリング35を示す。
メカニカルシール33の内側にはさらにゴムシール37
が設けられる。メカニカルシール33はスナップリング
39によりハウジング15に位置決めされる。
【0012】延設部29の先端部にはプレート支持部4
0がスプライン結合され、ねじ31にナット42が螺合
されることにより延設部29に固定される。プレート支
持部40にはピン41によりプレートスプリング43が
固定され、このプレートスプリング43にピン45によ
りクラッチプレート47が固定される。
【0013】ハウジング15はボス又はハブ49を一体
に有している。このハブ49にボールベアリング51を
介してプーリ53が回転自在に支持されている。プーリ
53内には電磁石55が収容され、この電磁石55はブ
ラケット57を介してハウジング15に固定される。プ
ーリ53はクラッチプレート47に隣接するクラッチ部
59を一体に有する。クラッチプレート47はアーマチ
ャを兼ねており、電磁石55によりクラッチ部59に対
して断続するようになっている。これら電磁石、クラッ
チ部59、クラッチプレート47は電磁クラッチ61を
構成する。プーリ53にベルト等を介して入力された回
転駆動力は、クラッチ部59からクラッチプレート47
に伝達され、このクラッチプレート47に回転一体に固
定されたシャフト27が回転駆動される。
【0014】シャフト27の回転中心部には、軸方向に
延びる油供給通路63が設けられる。油供給通路63の
右側の端部には、半径方向に延びる供給穴65が形成さ
れる。この供給穴65は、シャフト27の外周部を切り
欠いて形成された切欠き通路67に連通される。シャフ
ト27とハウジング15との間にはオイル溜め室69が
形成され、このオイル溜め室69は切欠き通路67と連
通している。オイル溜め室69内の油はメカニカルシー
ル33およびゴムシール37へ供給されて、これらを冷
却および潤滑する一方、軸受25の周辺の空所にも供給
されて、軸受25を冷却および潤滑する。ハウジング1
5にはオイル溜め室69に連通する一対の油排出通路又
は油戻し通路71が形成される。オイル溜め室69はメ
カニカルシール33よりも内部側に設けられる。
【0015】図示しないオイルポンプ等によってケーシ
ング11の内部から供給された油は矢印Aに示すように
油供給通路63を通ってシャフト27内を流れ、矢印B
に示すように、供給穴65に流入する。供給穴65に流
入した油は切欠き通路67を通ってオイル溜め室69に
流入し、このオイル溜め室69に一旦溜められる。オイ
ル溜め室69内の油はメカニカルシール33、ゴムシー
ル37、軸受25を冷却および潤滑した後、矢印Cに示
すように油戻し通路71を通ってハウジング15の外
部、即ち、ケーシング11の内部へ戻る。
【0016】このように上記実施例によれば、メカニカ
ルシール33の圧縮室13側にオイル溜め室69を形成
し、このオイル溜め室69からメカニカルシール33に
油を供給し、メカニカルシールを油に浸漬することによ
り、メカニカルシール33の冷却および潤滑を充分に行
うことができ、メカニカルシール33の耐久性を大幅に
向上させることができる。
【0017】また、オイル溜め室69へ油供給通路63
から新しい油を供給する一方、オイル溜め室69から油
戻し通路71を通って油を排出するようにしたから、オ
イル溜め室69内の油が常に循環し、メカニカルシール
33に常に新しい油が供給されて、よりいっそう冷却お
よび潤滑効果が向上され、メカニカルシール33の長寿
命化を図ることができる。
【0018】さらに、オイル溜め室69は軸受25の冷
却および潤滑用の油の供給を兼ねているため、構造のシ
ンプル化を図ることができる。
【0019】また、メカニカルシール33の耐久性を向
上させることができるため、ガス漏れの発生を防止する
ことができ、圧縮機の信頼性を向上させることができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本考案に係る圧縮
機のメカニカルシール給油構造によると、メカニカルシ
ールの冷却および潤滑を充分に行うことができ、メカニ
カルシールの耐久性を大幅に向上させることができ、そ
の結果、メカニカルシールからのガス漏れの発生を防止
して圧縮機の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る圧縮機のメカニカルシール給油構
造の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1におけるII−II線矢視図である。
【符号の説明】
11 ケーシング 13 圧縮室 15 ハウジング 25 軸受 27 シャフト 29 延設部 33 メカニカルシール 35 Oリング 37 ゴムシール 40 プレート支持部 43 プレートスプリング 47 クラッチプレート 51 ボールベアリング 53 プーリ 55 電磁石 59 クラッチ部 61 電磁クラッチ 63 油供給通路 65 供給穴 67 切欠き通路 69 オイル溜め室 71 油戻し通路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機のハウジングと該ハウジングを貫
    通した回転可能なシャフトとの間に介在されたメカニカ
    ルシールに給油する構造において、前記メカニカルシー
    ルに接続され、前記メカニカルシールに供給する油を溜
    めるためのオイル溜め室と、該オイル溜め室へ油を供給
    するための油供給通路と、前記オイル溜め室から油を排
    出する油排出通路とを備えたことを特徴とする圧縮機の
    メカニカルシール給油構造。
  2. 【請求項2】 前記圧縮機は、前記シャフトと前記ハウ
    ジングとの間に介在して前記シャフトを回転可能に支持
    した軸受を含み、前記オイル溜め室は前記軸受の周辺の
    空所にも接続され前記軸受にも油を供給するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の圧縮機のメカニカルシ
    ール給油構造。
  3. 【請求項3】 前記オイル溜め室は、前記メカニカルシ
    ールよりも前記圧縮機の内部側でかつ前記ハウジングと
    前記シャフトとの間に形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の圧縮機のメカニカルシール給油構造。
  4. 【請求項4】 前記油供給通路は前記シャフトの内部に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の圧縮機
    のメカニカルシール給油構造。
  5. 【請求項5】 前記油排出通路は前記ハウジングの内部
    に連通していることを特徴とする請求項1記載の圧縮機
    のメカニカルシール給油構造。
JP5027873A 1993-02-17 1993-02-17 圧縮機のメカニカルシール給油構造 Pending JPH06241324A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11344126A (ja) * 1998-05-29 1999-12-14 Eagle Ind Co Ltd 冷凍機コンプレッサ用軸封装置
WO2006035552A1 (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Tbk Co., Ltd. 流体ポンプ

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011017