JPH0425504B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0425504B2
JPH0425504B2 JP58076888A JP7688883A JPH0425504B2 JP H0425504 B2 JPH0425504 B2 JP H0425504B2 JP 58076888 A JP58076888 A JP 58076888A JP 7688883 A JP7688883 A JP 7688883A JP H0425504 B2 JPH0425504 B2 JP H0425504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
positive
negative
voltage
leakage current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58076888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59202078A (ja
Inventor
Kenichiro Soma
Makoto Shibata
Kazuo Kotani
Yorio Ando
Satoru Yamamoto
Teruo Yoshimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP58076888A priority Critical patent/JPS59202078A/ja
Publication of JPS59202078A publication Critical patent/JPS59202078A/ja
Publication of JPH0425504B2 publication Critical patent/JPH0425504B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing Relating To Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電力ケーブル、主として架橋ポリエ
チレン絶縁電力ケーブル(CVケーブル)の活線
絶縁劣化診断方法に関するものである。
従来、活線路の絶縁劣化診断方法として、配電
母線の接地変圧器の中性点より片極性の直流電圧
を印加し、測定対象ケーブルの金属遮蔽層と大地
間に電流計を挿入し、電流計の支持値から絶縁抵
抗を測定する方法がある。
一方、CVケーブルの絶縁劣化は、主として水
トリー劣化によるものである。この水トリーは、
ケーブルの内部半導体層から発生する内導水トリ
と外部半導電層から発生する外導水トリーに分け
られる。
本発明者らは、水トリーについて現象を調べて
いる過程で次のことを発見した。すなわち、内導
水トリーの発生した強制劣化ケーブルに導体測か
ら正極性の直流電圧を印加した場合、その直流漏
洩電流から計算される絶縁抵抗値は水トリーの発
生していない正常ケーブルと大差ないが、負極性
の直流電圧を印加すると正常ケーブルと顕著な差
異があると、また、外導水トリーの発生した強制
劣化ケーブルの場合、内導水トリーの発生したケ
ーブルと全く逆の特性があることである。
このことは、単一極性の直流電圧印加の従来法
ではケーブルの劣化判定が正確にできないことを
示している。
本発明の目的は、前記した従来技術の欠点を解
消し、活線時電力ケーブルの絶縁劣化をより正確
に判定できる方法を提供することにある。
すなわち、本発明の要旨は、正・負両極性の直
流電圧を発生できる電源装置を用いて活線下で測
定対象とする電力ケーブルに正・負の電流電圧を
印加し、この時当該測定対象ケーブルの導体と遮
蔽層間に流れる正・負の直流漏洩電流値を測定し
て、正・負の直流漏洩電流の絶対値の差異及び電
流の時間に対する変化の差異から絶縁劣化の程度
並びに絶縁劣化が電力ケーブルの内・外部半導電
層のどちら側で発生した水トリーに起因するかの
別を論理判別することにある。
正・負両極性の直流電圧を用いる理由について
データをもとに説明する。
実験に用いたケーブルは、6KV級400mm2CVケ
ーブルで、正常ケーブル、内導水トリーの発生し
た強制劣化ケーブル及び外導水トリーの発生した
強制劣化ケーブルの3種である。これらの3種の
CVケーブルに活線路を模擬して6KV級ケーブル
の使用電圧である交流電圧3.8KVを印加した。こ
の交流電圧に正極性及び負極性直流電圧をそれぞ
れ±30Vを重畳し、波器を通して、直流漏洩電
流を測定した。
第1図は正常ケーブルの場合の直流漏洩電流の
時間特性である。図から明らかなように、交流電
圧3.8KVに正及び負極性の直流電圧を重畳させた
場合、その時間特性は一般によく知られている正
常ケーブルの直流漏洩電流の時間特性と同様な傾
向を示した。
第2図は内導水トリーの発生した劣化ケーブル
の直流漏洩電流の時間特性である。交流電圧
3.8KVにケーブル導体側から正極性の直流電圧+
30Vを重畳した場合は、直流漏洩電流の絶対値、
時間特性ともに正常ケーブルのそれと同様な特性
を示したのに対し、負極性の直流電圧−30Vを重
畳した場合は、正極性の直流電圧を重畳した場合
と全く異なり、直流漏洩電流の絶対値は2桁大き
くかつ漸増傾向を示した。
第3図は外導水トリーの発生した劣化ケーブル
の直流漏洩電流の時間特性である。ケーブル導体
側から交流電圧3.8KVに負極性の特流電圧−30V
を重畳して印加した場合は、正常ケーブルのそれ
と同様な特性を示しているのに対し、正極性の直
流電圧+30Vを重畳した場合は負極性の直流電圧
は重畳した場合より、直流漏洩電流の絶対値は2
桁大きくかつ漸増傾向を示した。
これらの結果より次のことがいえる。活線路で
CVケーブルの絶縁劣化診断を行なう際、 (1) 片極性の直流電圧を重畳し、直流漏洩電流を
測定することにより、たまたまある種の劣化状
態を知ることができる場合があるが正確な劣化
状態を知ることはできない。
(2) 正・負極性両方の直流電圧を重畳させ、正・
負極性の直流漏洩電流を測定し、当該正・負極
性の直流漏洩電流の絶対値の差異並びに正・負
極性における直流漏洩電流の時間に対する変化
の差異を知ることにより、より正確にケーブル
の劣化状況を判定することができる。
さらに、第2図及び第3図で述べたように、内
導水トリー乃至外導水トリーのいずれによる劣化
であるかをも判別することができる。
なお、重畳する直流電圧の大きさに関しては、
電圧が高いほど良いが、診断時にケーブルを絶縁
破壊させる可能性があること、低電圧でも十分な
劣化状態の信号を得ることができることから10〜
5000Vまでが望ましい。かつ直流電圧の重畳時間
に関しては、種々検討を行なつた結果、10分で十
分であることがわかつた。
次に、第4図及び第5図により本発明の実施例
を説明する。第4図は3芯一括のCVケーブルを
対象とする場合、第5図は単芯型のCVケーブル
を対象とする場合の絶縁劣化診断方法の例であ
る。図において、1は電源変圧器、2は高電圧母
線、3は接地用変圧器、4,4′は被測定ケーブ
ル、5はケーブルの金属遮へい層から引き出され
た接地線、6は接地用変圧器の接地用中性点であ
る。7は電源装置であり、接地回路及びスイツチ
機構を有する。8は直流漏洩電流測定装置であ
り、波回路、増巾回路、E/O変換器、O/E
変換器等を備えている。また、9は子局であり、
制御部、データ演算処理部を有する。11は親局
であり、制御、データ処理、データフアイル、表
示、データ解析機能を有し、且つE/O、O/E
変換器を有する。7,8,9,11は、光フアイ
バケーブル10により連結されている。絶縁劣化
状態の測定は親局11からの指令により行なうこ
とが主であるが、親局の指令とは別に子局9から
も単独に操作可能である。電源装置7は、非測定
時には親局からの指令により、接地用変圧器の中
性点が大地に直接接地されている。
測定時には主として親局からの指令により、電
源装置7、直流漏洩電流測定装置8、子局9が動
作開始となる。電源装置からの情報及び直流漏洩
電流測定装置からの情報は子局で演等処理され、
親局11にデータが送信され、データがデイジタ
ル表示されかつデータフアイルされる。もし、絶
縁劣化状態が危険領域に入つた場合には、ランプ
により危険表示がなされる。もちろん、測定時に
は、正極性及び負極性の電圧が印加されること
は、前述したとおりである。
前述の直流漏洩電流をデータフアイリングし、
解析していくことにより被測定ケーブルの劣化状
態の経時変化を知ることができ、ケーブルの保守
管理に大きく寄与することができる。
以上の通りであるから、本発明によれば、電力
ケーブルの絶縁劣化をより正確に判定でき、した
がつて電力ケーブルの破壊事故を未然に防ぐこと
ができ、延いては停電事故を未然に防ぐことがで
き、電力需要家への損害の大巾な低減をはかるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は正常ケーブルの直流漏洩電流の時間特
性図、第2図は内導水トリーの発生した劣化ケー
ブルの直流漏洩電流の時間特性図、第3図は外導
水トリーの発生した劣化ケーブルの直流漏洩電流
の時間特性図、第4図及び第5図はそれぞれ本発
明の実施例説明図である。 1:電源変圧器、2:高電圧母線、3:接地用
変圧器、4,4′:被測定ケーブル、5:接地線、
6:接地用変圧器の中性点、7:電源装置、8:
直流漏洩電流測定装置、9:子局、10:光フア
イバケーブル、11:親局。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 活線下で測定対象とする電力ケーブルの導体
    と大地の間に、配電母線の接地用変圧器の1次側
    中性点を通して直流電源により、正・負の直流電
    圧を印加して、測定対象ケーブルに流れる正・負
    の直流漏洩電流を測定し、正・負の直流漏洩電流
    の絶対値の差異並びに正・負の直流漏洩電流の時
    間に対する変化の差異により電力ケーブルの絶縁
    劣化の程度並びに絶縁劣化が電力ケーブルの内・
    外部半導電層のどちら側で発生した水トリーに起
    因するかの別を活線状態で監視することを特徴と
    する活線ケーブルの絶縁劣化診断方法。
JP58076888A 1983-04-30 1983-04-30 活線ケ−ブルの絶縁劣化診断方法 Granted JPS59202078A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58076888A JPS59202078A (ja) 1983-04-30 1983-04-30 活線ケ−ブルの絶縁劣化診断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58076888A JPS59202078A (ja) 1983-04-30 1983-04-30 活線ケ−ブルの絶縁劣化診断方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59202078A JPS59202078A (ja) 1984-11-15
JPH0425504B2 true JPH0425504B2 (ja) 1992-05-01

Family

ID=13618173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58076888A Granted JPS59202078A (ja) 1983-04-30 1983-04-30 活線ケ−ブルの絶縁劣化診断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59202078A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564066A (en) * 1979-06-26 1981-01-16 Furukawa Electric Co Ltd:The Water-tree detection method of rubber/plastic insulated power cable
JPS5848872A (ja) * 1981-09-18 1983-03-22 Hitachi Ltd ケ−ブル劣化検出装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564066A (en) * 1979-06-26 1981-01-16 Furukawa Electric Co Ltd:The Water-tree detection method of rubber/plastic insulated power cable
JPS5848872A (ja) * 1981-09-18 1983-03-22 Hitachi Ltd ケ−ブル劣化検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59202078A (ja) 1984-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61243375A (ja) 電力ケ−ブルの絶縁体劣化診断法
KR100676225B1 (ko) 활선 저압 배전선로의 누전여부 탐지 및 보수 방법
JPH0619416B2 (ja) 絶縁診断法
JPH0429982B2 (ja)
JPH0425504B2 (ja)
JPH038710B2 (ja)
JP2876322B2 (ja) Cvケーブルの絶縁劣化診断方法
JP2001272432A (ja) 活線tanδ測定装置
JPS6228655A (ja) 絶縁劣化診断方法
JPH0376431B2 (ja)
JPH0442779Y2 (ja)
JP4681391B2 (ja) 低圧ケーブルの劣化診断方法
JP2001183412A (ja) 電力ケーブルの絶縁劣化診断方法
JPS60216276A (ja) 電力ケ−ブルの絶縁劣化診断法
JPH0546906B2 (ja)
JPH11211783A (ja) 電力ケーブル接続体の劣化診断方法
JPS59202074A (ja) 電力ケ−ブルの絶縁劣化診断法
JPH0378588B2 (ja)
JP2665935B2 (ja) ケーブルの誘電体損の測定方法
JPS5856116B2 (ja) 防食層絶縁不良点の活線下標定方法
JPH0349073B2 (ja)
JPH0614094B2 (ja) 電力ケーブルの絶縁劣化診断法
JP2612648B2 (ja) 三相電力ケーブルの絶縁劣化判定方法
JPS63281073A (ja) Cvケ−ブルの水トリ−電流検出方法
JPH08304487A (ja) 活線状態のケーブルシースの絶縁診断方法