JPH04254560A - ストリッププロセスライン液体タンク内の液中ロールの駆動制御方法及び駆動制御装置 - Google Patents

ストリッププロセスライン液体タンク内の液中ロールの駆動制御方法及び駆動制御装置

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JPH04254560A
JPH04254560A JP1333791A JP1333791A JPH04254560A JP H04254560 A JPH04254560 A JP H04254560A JP 1333791 A JP1333791 A JP 1333791A JP 1333791 A JP1333791 A JP 1333791A JP H04254560 A JPH04254560 A JP H04254560A
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liquid tank
blades
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Yoshinori Kawashima
川島 美典
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯等のストリップの
連続プロセスライン液体タンク内の液中ロールの駆動制
御方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来の鋼帯の連続プロセスライ
ンに設置された液体タンク内の液中ロールの配置例を示
す。図3は、鋼帯1に張力を付与したまま処理する場合
の例であり、鋼帯1はデフレクタロール2aにより液体
タンク4内へと方向を変えられ、液体5中に浸漬させら
れる。そして鋼帯1は、液体5中で液中ロール3a、3
bにより方向を変えられ液体タンク4から出され、更に
デフレクタロール2bにより方向を変えられ次の工程へ
送られる。
【0003】ここで、デフレクタロール2a、2b、液
中ロール3a、3bはそれぞれモータ6、7、8、9に
より駆動されている。各ロール2a、2b、3a、3b
とモータ6〜9間はそれぞれシャフト10で連結されて
いるが、液中ロール3a、3bについては、液体5が漏
れないように、シャフト10と液体タンク4の側壁間に
メカニカルシール11が設けられている。
【0004】また、図4のように、モータ6〜7はライ
ン主幹制御装置12からの信号により、それぞれ速度制
御装置13〜16で制御される。17〜20はそれぞれ
モータ6〜7の回転数検出器である。このような構造に
より、ストリップを液体中に浸漬処理する場合でも、ス
トリップを安定して搬送することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来構造は、液
中ロール3a、3bをシャフト10を介し液体タンク4
外のモータ8、9により駆動するが、この構造ではメカ
ニカルシール11が不可欠である。ところが、メカニカ
ルシール11はシールが不完全になると、液体タンク4
内の液体5が漏れ出すために、早期交換や漏れチェック
などを頻繁に行う必要があった。
【0006】また現在までの技術では、摂氏数百度の高
温の液体をシールする材質は開発されていないので、摂
氏数百度の液体に浸漬処理する場合には、液中ロールの
駆動をあきらめざるを得ず、このような場合にはロール
回転不良によるストリップ表面にすり疵が発生するとい
う問題があった。本発明は、前記の問題点を解決し、液
体漏洩の起こり易いメカニカルシールを不要とし、特に
高温の液体中に浸漬された液中ロールの駆動制御方法と
その装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、ストリ
ップを連続的に処理するプロセスラインの液体タンク内
の液中ロールの駆動制御方法において、前記液中ロール
のロール軸の少なくとも一端に放射状に羽根を設け、前
記羽根に向かってタンク内の液体をストリップ搬送速度
に応じた流量で吹きつけることにより、前記液中ロール
の駆動力を得ることを特徴とするストリッププロセスラ
イン液体タンク内の液中ロールの駆動制御方法である。
【0008】そして、本発明の装置は、ストリップを連
続的に処理するプロセスラインの液体タンク内の液中ロ
ールの駆動制御装置であって、前記液中ロールのロール
軸の少なくとも一端に放射状に設けられた複数の羽根と
、前記羽根を正転又は逆転させるべく前記羽根に向かっ
て前記液体タンク中の液体を吐出する少なくとも一対の
吐出口と、前記吐出口のそれぞれに連結した送液管と、
前記送液配管に連通し前記液体タンク中の液体を吸引す
る吸液管と、前記送液管のそれぞれの途中に設けられた
ロール正転用及びロール逆転用の一対のポンプと、前記
ポンプのそれぞれの回転軸に連結された回転数検出器と
、前記回転数検出器からの信号とストリップ搬送速度指
令信号を受けて前記ポンプの回転数を制御する制御装置
とからなるストリッププロセスライン液体タンク内の液
中ロールの駆動制御装置である。
【0009】
【作  用】本発明は、ストリップを連続的に処理する
プロセスラインに設置された液体タンク内の液中ロール
を駆動制御するに当たり、液中ロールの少なくとも一端
に、放射状に複数の羽根を設け、前記羽根に向かって液
体タンク内の液体をストリップの搬送スピードに応じた
流量で吹きつけることにより、前記液中ロールを駆動制
御するようにしたので、液中ロールの軸を液体タンクの
側壁を貫通させてモータにより回転駆動する必要がなく
、メカニカルシールを設ける必要がない。
【0010】これにより、メカニカルシールからの液体
の漏洩がなく、メカニカルシールの頻繁なチェック・取
替えを必要とすることもない。また、適切な材質のメカ
ニカルシールが得られない高温の液体中のロールを駆動
制御できるので、液中ロールの回転不良によるストリッ
プの表面でのすり疵の発生を効果的に防止できる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明する
。図1は、本発明の装置の一実施例の全体構成説明図で
ある。図1において、1は液体タンク4内の液体5に浸
漬処理されるストリップである。
【0012】21はストリップ1の方向を転換させる液
中ロールであり、液中ロール21のシャフト22の一端
に放射状に複数の羽根23が取付けられている。24は
羽根23、即ち液中ロール21を正転させる場合に液体
を羽根に向かって吐出させる送液管25の吐出口、26
は羽根23即ち液中ロール21を逆転させるか制御する
ときに液体を羽根23に向かって吐出させる送液管27
の吐出口である。
【0013】28は液体タンク4中の液体5を吸込む吸
込み口であり、29は吸込み口28から吸込んだ液体を
送液管25及び27に連通して送り込む吸液管である。 30は正転用ポンプ、31はポンプ30の駆動用モータ
、32はモータ31の回転数検出器である。33は逆転
用ポンプ、34はポンプ33の駆動用モータ、35はモ
ータ34の回転数検出器である。 ポンプ30及び33のそれぞれの1次側、2次側には、
一対ずつの遮断弁36と37及び38と39が取付けら
れている。
【0014】40はポンプ回転数制御装置であり、ライ
ン主幹制御装置12から送られるストリップ搬送速度指
令と回転数検出器32又は35の回転数信号を受けて、
ポンプ30又は33の回転数を制御する制御装置である
。なお、ライン主幹制御装置12には、ストリップ1の
搬送速度が図示せぬストリップ搬送速度検出器から入力
されている。なお、図には省略したが、液中ロール21
のシャフト23に、液中ロール21の荷重を受け、かつ
液中ロール21の軸方向の動きを規制する軸受けを設け
てある。この軸受けは、液中で使用するので、通常の液
中ロールに用いられる、ベアリング等を使用しない簡単
なものでよく、また液体圧軸受け等を使用してもよい。
【0015】また、前記の例では、液中ロール21の回
転駆動用の羽根22と液体吐出口24、26をロール軸
の一端にのみ設けたが、両端に設けてもよい。また、液
体吐出口24、26は、羽根22に対して正逆転用に1
個ずつ設けたが、送液管25、27を分岐させ、複数の
吐出口を設けてもよい。次に、図1の装置において、液
中ロール21の回転を制御する方法について説明する。
【0016】先ず、液中ロール21を正転するには、遮
断弁36、37を開、遮断弁38、39を閉とし、正転
用ポンプ30を作動して液体吸込み口28から液体5を
吸込み、送液管25を経由して、吐出口24から液体5
を羽根22に向かって吐出させる。液中ロール21を逆
転させたい時やブレーキをかけたい時には、遮断弁38
、39を開、遮断弁36、37を閉とし、逆転用ポンプ
33を作動して液体吸込み口28から液体5を吸込み、
送液管27を経由して、吐出口26から正転時とは逆方
向に液体5を羽根22に向かって吐出させる。
【0017】ここで、液中ロール21の回転トルクは、
液流のみによってもたらされるので、液中ロール21の
回転数は液体の吐出流量に比例する。吐出流量は、ポン
プ30又は33の回転数に比例するので、液中ロール2
1の回転数はポンプ30又は33の回転数に比例する。 従って、ライン速度に応じて、ポンプ回転数制御装置4
0によりポンプ30又は33の回転数を制御することに
より、液中ロール21をライン内の他の搬送ロールと同
じ速度で回転させることができる。
【0018】図1の装置では、ライン主幹制御装置12
からストリップ搬送速度指令信号を受け、これと回転数
検出器31又は35からの回転数信号とを比較して、ポ
ンプ回転数制御装置40により、モータ31又は34の
回転数制御を行う。また、正転用ポンプ30と逆転用ポ
ンプ33のいずれを回すかは、ストリップ搬送速度指令
の値及び変化率からポンプ回転数制御装置40が判断し
、例えば正転運転中や加速中は正転用のモータ30を駆
動し、ライン逆転時や減速中は逆転用のモータ34を駆
動するなどの制御を行う。
【0019】次に図2に、図1の本発明の装置により本
発明の方法を実施した場合の、具体的な実施例を示す。 図2(a)はストリップ搬送速度指令の経時変化、図2
(b)はポンプ回転数指令の経時変化、図2(c)はポ
ンプの正転、逆転指令のタイミング、図2(d)は液中
ロールの回転数の経時変化を示す。
【0020】基本的には、ストリップ搬送速度が上昇す
るにつれてポンプの回転数を増やすことにより、液中ロ
ールはストリップ搬送速度に追従して回転することにな
る。この場合は、液中抵抗が大きいので、ストリップ搬
送速度を加速中及び減速中の液中抵抗にうちかつために
、ポンプ回転数指令に加速補償及び減速補償を加えて出
力している。このような運転を行うことにより、液中ロ
ールをストリップ搬送速度に応じて回転させることがで
きる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、メ
カニカルシールを使用することなく、液中ロールを駆動
することができる。これにより、シール部のメンテナン
スコストの削減や従来駆動が困難とされていた高温液体
中の液中ロールを容易に駆動することができるので、液
中ロールの回転不良によりストリップに摺り疵が発生す
るようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一実施例の全体構成図である。
【図2】本発明の装置により本発明の方法を実施した場
合の、具体的な実施例を示す図である。
【図3】従来の鋼帯の連続プロセスラインに設置された
液体タンク内の液中ロールの配置例を示す説明図である
【図4】従来の液中ロールの駆動用モータの制御装置を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1              ストリップ、鋼帯2a
、2b      デフレクタロール3a、3b   
   液中ロール 4              液体タンク5    
          液体 6、7、8、9  モータ 10              シャフト11   
           メカニカルシール12    
          ライン主幹制御装置13、14、
15、16  速度制御装置17、18、19、20 
 回転数検出器21              液中
ロール22              シャフト23
              羽根24       
       吐出口25             
 送液管26              吐出口27
              送液管28      
        吸込み口29           
   吸液管30              正転用
ポンプ31              モータ32 
             回転数検出器33    
          逆転用ポンプ34       
       モータ35             
 回転数検出器36、37、38、39  遮断弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ストリップを連続的に処理するプロセ
    スラインの液体タンク内の液中ロールの駆動制御方法に
    おいて、前記液中ロールのロール軸の少なくとも一端に
    放射状に羽根を設け、前記羽根に向かってタンク内の液
    体をストリップ搬送速度に応じた流量で吹きつけること
    により、前記液中ロールの駆動力を得ることを特徴とす
    るストリッププロセスライン液体タンク内の液中ロール
    の駆動制御方法。
  2. 【請求項2】  ストリップを連続的に処理するプロセ
    スラインの液体タンク内の液中ロールの駆動制御装置で
    あって、前記液中ロールのロール軸の少なくとも一端に
    放射状に設けられた複数の羽根と、前記羽根を正転又は
    逆転させるべく前記羽根に向かって前記液体タンク中の
    液体を吐出する少なくとも一対の吐出口と、前記吐出口
    のそれぞれに連結した送液管と、前記送液配管に連通し
    前記液体タンク中の液体を吸引する吸液管と、前記送液
    管のそれぞれの途中に設けられたロール正転用及びロー
    ル逆転用の一対のポンプと、前記ポンプのそれぞれの回
    転軸に連結された回転数検出器と、前記回転数検出器か
    らの信号とストリップ搬送速度指令信号を受けて前記ポ
    ンプの回転数を制御する制御装置とからなるストリップ
    プロセスライン液体タンク内の液中ロールの駆動制御装
    置。
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