JPH0425445Y2 - - Google Patents

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JPH0425445Y2
JPH0425445Y2 JP1988165276U JP16527688U JPH0425445Y2 JP H0425445 Y2 JPH0425445 Y2 JP H0425445Y2 JP 1988165276 U JP1988165276 U JP 1988165276U JP 16527688 U JP16527688 U JP 16527688U JP H0425445 Y2 JPH0425445 Y2 JP H0425445Y2
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room
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wall
gap
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JP1988165276U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、オーデイオの再生を行なうサウン
ドルームに関し、適度の低音処理を行なうための
低音吸収体の配置を工夫したものである。
〔従来の技術〕
サウンドルームは、レコードやテープ等のオー
デイオの再生を適切な環境で行なえるように構成
した部屋である。サウンドルームにおいては、低
周波が定在波を作り易いので、何らかの形でこれ
らを吸収する必要がある。
そこで、従来においては、壁面に吸音パネルを
配設して、低音を吸収するようにしたものがあつ
た。しかし、一般に低音を吸収するには、大容積
が必要であり、通常の厚さの吸音パネルでは中音
域ぐらいまでしか吸収し得なかつた。また、低音
まで吸収させようとすると吸音パネルの厚みが増
し、結果として部屋スペースは減少し、スペース
効率が悪化していた。
また、別の方法として、低音吸収体を部屋の床
上に配置するようにしたものがあつたが、床に設
置するため、居住空間を占有してしまい、やは
り、スペース効率が悪かつた。
そこで、従来このような問題点を解決して、部
屋のスペース効率を悪化させずに低音を有効に吸
収することができるようにしたサウンドルームと
して本出願人の出願に係る実願昭60−134170号明
細書に記載の考案があつた。
これは、ルーム壁面と天井面との突合せ部略全
周にわたり、2面が前記壁面と天井面にそれぞれ
沿い1面が部屋内下方に斜めに臨むような断面略
三角形状の低音吸収体を配設したものである。こ
れによれば、壁面と天井面との突合せ部に斜めに
設置されるので、大容積を利用でき、有効に低音
吸収を行なうことができる。また、部屋の上部に
配設するので、部屋の有効空間を何ら損なわず、
スペース効率が向上する。
従来においては、前記考案のサウンドルームを
実現するにあたり、低音吸収体をルーム壁面に密
着させて構成していた。第2図はその具体例を示
したものである。サウンドルーム10は、床部2
0、壁部22、天井部24で全体が構成されてい
る。壁部22、天井部24は遮音構造となつてい
る。
天井部24の内面には、吸音または反響効果を
有する天井パネル26が全体に貼り付けられてい
る。天井部24には、埋込照明28、吸音マイク
(図示せず)等が設置されている。
壁部22と天井部24との間の突合せ部には、
部屋の全周にわたり側天井32が約45°に傾斜し
て構成されている。側天井32の内部にはグラス
ウール38が充填されて、低音吸収部39を構成
している。すなわち、低音吸収部39は、2面が
壁部22と天井部24にそれぞれ沿い、1面が部
屋内下方に斜めに臨むように断面略三角形状に構
成されている。側天井32,32,32,32の
各コーナ部には、音場創生用スピーカ装置36,
36,36,36がそれぞれ埋め込まれている。
また、側天井32の一部が切欠かれて、換気装置
31およびエアコン装置33が取り付けられてい
る。
壁部22には、音響パネル40が、上下部をそ
れぞれ支持されて取り付けられている。この音響
パネル40は一方の面が吸音面に他方の面が反響
面に構成され、あるものは吸音面を表にして、他
のものは反響面を表にしてそれぞれ着脱自在に取
り付けられている。吸音面側を表にするものと反
響面側を表にするものの組合せにより、所望の音
響特性(特に中高音の)が得られる。
壁部22には、昇降可能な大型画面スクリーン
48、防音窓ユニツト52、カーテン53等が配
設されている。また、収納棚54が構成され、そ
の部分の音響パネル40′は開閉自在に取り付け
られている。
部屋の内部には、大型画面スクリーン48を挟
んで両側にメインスピーカ装置51,51が配置
されている。またメインスピーカ装置51,51
の前方には聴取用のいす50が配置されている。
また床部20にはフローリングまたはカーペツト
21が敷かれている。
〔考案が解決しようとする課題〕
サウンドルームは、所望の音響特性を得るため
に不要な凹凸はできるだけ無いほうが好ましい
が、第2図のサウンドルーム10においては換気
装置31やエアコン装置33が側天井32から張
り出し、また大型スクリーン48の巻取装置57
やカーテンレール55等が部屋内に露出している
ので、これらが音響特性に微妙に影響する問題が
あつた。
この考案は、従来技術におけるこのような問題
点を解決して、部屋内の不要な凹凸を少なくし
て、所望の音響特性が得られるようにしたサウン
ドルームを提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、ルーム壁面と天井面との突合せ部
略全周にわたり、2面が前記壁面と天井面にそれ
ぞれ沿い1面が部屋内下方に斜めに臨むような断
面略三角形状の低音吸収体を固定配設したサウン
ドルームであつて、前記低音吸収体の一部または
全部を前記壁面に対して間隙を隔てて配設し、こ
の間隙に機器類を収納配置したことを特徴とする
ものである。
〔作用〕
この考案によれば、低音吸収体と壁面との間の
間隙を利用して換気装置、エアコン装置、大型ス
クリーンの巻取装置、カーテンレール、照明装置
その他部屋壁面上部に設置する各種機器、装置、
器具、部材等の機器類を部屋内に露出させずに設
置することができ、部屋内の不要な凹凸を減らし
て、所望の音響特性を得ることができる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図に示す。
サウンドルーム60は、床部61、壁部62、
天井部64で全体が構成されている。壁部62、
天井部64は遮音構造となつている。
天井部64の内面には、吸音または反響効果を
有する天井パネル66が全体に貼り付けられてい
る。天井部64には、スポツトライト等の照明装
置68、TVプロジエクタ69、吸音マイク(図
示せず)等が設置されている。
壁部62と天井部64との間の突合せ部には、
壁部62に対して所定の間隙dを隔てて部屋の全
周にわたり側天井72が約45°に傾斜して構成さ
れている。側天井72の内部にはグラスウール7
8が充填されて、低音吸収部79を構成してい
る。すなわち、低音吸収部79は、2面が壁部6
2と天井部64にそれぞれ沿い、1面が部屋内下
方に斜めに臨むように断面略三角形状に構成され
て、固定配設されている。側天井72,72,7
2,72の各コーナ部には、音場創生用スピーカ
装置76,76,76,76およびダウンライト
37,37,37,37がそれぞれ埋め込まれて
いる。
壁部62には、音響パネル80が、上下部をそ
れぞれ支持されて取り付けられている。この音響
パネル80は一方の面が吸音面に他方の面が反響
面に構成され、あるものは吸音面を表にして、他
のものは反響面を表にしてそれぞれ着脱自在に取
り付けられている。吸音面側を表にするものと反
響面側を表にするものの組合せにより、所望の音
響特性(特に中高音の)が得られる。
壁部62には、昇降可能な大型画面スクリーン
78、防音窓ユニツト92、カーテン94等が配
設されている。
前記壁部62と低温吸収部79との間の間隙d
内には、間接照明96、大型スクリーン78の巻
取装置98、カーテンレール100等が収容され
ている。また、右壁部分に示すように、間隙dを
板99で塞いで、この板99にダウンライト10
1を取付けることもできる。
低音吸収部79の一部は切欠かれて、換気装置
102およびエアコン装置104が収納されてい
る。換気装置102およびエアコン装置104を
収納した箇所の前面には側天井72と同一平面に
格子状パネル106,108がそれぞれはめ込ま
れている。
換気装置102を収納した部分の断面図を第3
図に示す。換気装置102は低音吸収部79を切
欠いて得られた空間112と低音吸収部79と壁
部62との間の間隙dを利用して収納される。換
気装置102の背面の壁部62には排気用の孔1
02が開設されている。また、壁部62には吸気
用の孔(図示せず)が開設されている。部屋内の
空気は格子状パネル106のすき間から換気装置
102のフアン103を通つて排気用の孔102
から排出される。また、外部の新鮮な空気が吸気
用の孔から入つて仕切板113の向こう側を通つ
て格子状パネル106のすき間から室内に取り込
まれる。なお、換気装置102および吸排気孔に
は必要に応じて遮音を施してフアン103の音や
外部の音が室内に入らないようにする。また、格
子状パネルを音響パネル材料で作ることもでき
る。
エアコン装置104を収納した部分の断面図を
第4図に示す。エアコン装置104は前記換気装
置102と同様に低音吸収部79を切欠して得ら
れた空間112と低音吸収部79と壁部62との
間の間隙dを利用して収納される。部屋内の空気
は格子状パネル108のすき間(仕切板115で
仕切られた上部のすき間)からエアコン装置10
4に取込まれ、冷却または加温されてエアコン装
置104から排出され、格子状パネル108のす
き間(仕切板115で仕切られた下部のすき間)
を通つて室内に排出される。この場合もエアコン
装置104を遮音構造にしたり、格子状パネル1
08を音響パネル材料で作ることができる。
なお、側天井72内には以上説明したほか空気
清浄器、脱臭器、加湿器等を収納配設することも
できる。また、AV機器等の収納部を設けること
もできる。いずれの場合にも、低音吸収部79と
壁部62との間の間隙dにより側天井72の背面
に大きな容積を確保できるので、側天井72から
出張ることなく収納することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、低音
吸収体と壁面との間隙を設けたので、換気装置、
エアコン装置、大型スクリーンの巻取装置、カー
テンレール、照明装置その他部屋壁面上部に設置
する各種機器、装置、器具、部材等の機器類を部
屋内に露出させずに設置することができ、部屋内
の不要な凹凸を減らして、所望の音響特性を得る
ことができる。
また、美観的にも優れたものとなる。また間隙
内にライトを収納すれば間接照明となり、インテ
リア性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示すサウンド
ルーム内の見取図である。第2図は、従来のサウ
ンドルームの一例を示す見取図である。第3図
は、第1図における換気装置の断面図である。第
4図は、第1図におけるエアコン装置の断面図で
ある。 62……壁部、64……天井部、79……低音
吸収体、d……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルーム壁面と天井面との突合せ部略全周にわた
    り、2面が前記壁面と天井面にそれぞれ沿い1面
    が部屋内下方に斜めに臨むような断面略三角形状
    の低音吸収体を固定配設したサウンドルームであ
    つて、前記低音吸収体の一部または全部を前記壁
    面に対して間隙を隔てて配設し、この間隙に機器
    類を収納配置したことを特徴とするサウンドルー
    ム。
JP1988165276U 1988-12-21 1988-12-21 Expired JPH0425445Y2 (ja)

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JPH0285708U JPH0285708U (ja) 1990-07-05
JPH0425445Y2 true JPH0425445Y2 (ja) 1992-06-18

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6159704B2 (ja) * 1979-10-23 1986-12-17 Fuji Oil Co Ltd

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0249283Y2 (ja) * 1984-09-25 1990-12-26

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6159704B2 (ja) * 1979-10-23 1986-12-17 Fuji Oil Co Ltd

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JPH0285708U (ja) 1990-07-05

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