JPH04254037A - 往復動駆動装置及び前記往復動駆動装置を用いた画像形           成装置 - Google Patents

往復動駆動装置及び前記往復動駆動装置を用いた画像形           成装置

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JPH04254037A
JPH04254037A JP2911291A JP2911291A JPH04254037A JP H04254037 A JPH04254037 A JP H04254037A JP 2911291 A JP2911291 A JP 2911291A JP 2911291 A JP2911291 A JP 2911291A JP H04254037 A JPH04254037 A JP H04254037A
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screw
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reciprocating drive
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Takeshi Tanabe
健 田辺
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転運動を直線運動に
変換する往復動駆動装置及び前記往復動駆動装置を帯電
器の清掃構成に用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術を利用した画像形成装置に
あっては、そのコロナ帯電器のシールド部材やコロナワ
イヤ(帯電ワイヤ)等にトナー・粉塵・他汚染物が付着
し易く、複写回数を重ねることによってコロナ帯電器の
帯電効率の低下や帯電・除電ムラが生じ、複写画質を劣
化させる。そのため、このコロナ帯電器は、所定の複写
回数毎に清掃する必要があるが、一般にそのコロナワイ
ヤはタングステンワイヤ等の細線であり、手動で清掃を
行うとこのワイヤを切断してしまう事故が起こりやすい
。これに加えて、コロナ帯電器の清掃は、所定の複写回
数毎に定期的に行うべきであるが、実際には複写画質の
低下を発見してから帯電器の汚染に気づき、清掃を行う
ことが多く、これを常時満足な状態に維持しておくのは
困難であった。
【0003】そこで、従来においては、帯電器にコロナ
ワイヤにそって移動可能なコロナワイヤ清掃部材を取り
付け、帯電器を複写装置本体から取り出さずに、制御回
路に予め設定したプログラムに従って自動的に、または
必要に応じてマニュアルスイッチにより同帯電器を清掃
する装置が提案されている(USP 3,842,27
3 ・USP 3,780,833 ・USP 3,9
75,400 ・特開昭54−28633 号・特開昭
62−288865号等) 。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記したよう
な従来の自動清掃手段においては、清掃手段の駆動機構
として、リードスクリューやワイヤプーリーといったモ
ータの回転運動を直線運動に変換する機構が多く使用さ
れているが、この清掃手段をコロナワイヤに沿って往復
運動させるために、モータを正転・逆転させる制御手段
や清掃手段の位置検出手段等が必要とされる。そして、
一般的な従来の構造では、駆動モータに正転・逆転が可
能なDCモータを使用し、往路においてはモータを正転
させて清掃部材を移動ストローク終点まで送り、同位置
で剛体たるストッパが清掃部材を停止させるとともに、
復路においては、所定時間経過後、制御装置がモータを
逆転させて清掃部材を移動ストローク始点に戻し、同様
なストッパがこれを停止させる構造となっている。
【0005】しかしながら、このような構造では移動体
たる清掃手段やその駆動機構にストッパとの衝突の際に
大きな外力が加わるために、清掃装置を構成する部品に
高水準の剛性が求められる。特に、この駆動機構をリー
ドスクリューを用いて構成した場合は、清掃部材をスト
ッパにより停止させた際に、モータにより急激な捩じり
トルクと軸力がリードスクリューに作用し、これを変形
させてしまうおそれがあった。そこで、本発明は上記課
題を鑑みてなされたものであって、その目的は、例えば
清掃手段やその駆動機構等、往復動駆動装置を構成する
部品に高い剛性を要求することなく、もって、この往復
動駆動装置を自動清掃装置に使用した画像形成装置等を
安価に提供することにあり、リードスクリューにより駆
動装置を形成した場合でも、その変形、破損等のおそれ
のない往復動駆動装置及び前記往復動駆動装置を用いた
画像形成装置を提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、正逆可能な
回転駆動手段と、軸周側面に螺旋ネジを形成し、前記回
転駆動手段に連結されて回転可能なリードスクリューと
、一部に前記螺旋ネジに噛合するネジを形成した移動体
と、前記回転駆動手段の制御を行う制御手段とを具備し
、回転運動を往復直線運動に変換する往復駆動装置にお
いて、前記移動体の少なくとも一方の移動ストローク終
点に、前記移動体のネジと前記リードスクリューの螺旋
ネジの噛合を解除する停止手段を形成することにより、
上記課題を解決している。
【0007】
【作用】リードスクリューを回転駆動手段により回転さ
せると、リードスクリューに係合した移動体がこれに沿
って移動するが、これが移動ストロークの終点に至ると
停止手段が移動体のネジとリードスクリューの螺旋ネジ
との噛合を解除して同位置に静止させる。このとき、回
転駆動手段の駆動力はもはや移動体に伝達されないため
に、リードスクリューがロック状態となることはなく、
リードスクリューに大きな外力が加わらないために、リ
ードスクリュー等に大きな剛性は要求されないほか、回
転駆動装置にも強制停止による大きな負荷が掛かること
はない。なお、この装置の構造では、移動体の位置検出
手段が必要なく、より簡易で安価な装置を提供すること
ができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。これらの実施例は、本発明の往復動駆動装置を画
像処理装置に組み込まれる帯電器の清掃手段に用いたも
のである。
【0009】まず、本発明の第1実施例を図1乃至図7
に説明する。(画像形成装置全体の概略)図5は、画像
装置全体の略解断面図である。同図に示すように、装置
本体1の上面には透明ガラス等よりなる原稿台2が配置
されており、この原稿台2上に載置される原稿Oは原稿
圧着板3によって押圧固定される。また、装置本体1の
内部には、光源4、反射ミラー5,6,7,8,9,1
0及び結像レンズ11等の光学系装置が装備されていて
、原稿Oに光源4から照射された光は、その反射光が反
射ミラー5乃至10及び結像レンズ11を介して感光体
ドラム12に導かれる。ここで、光源4及び反射ミラー
5は画像形成時に矢印a方向に所定の速度で移動して原
稿Oの画像面を操作する。
【0010】前記感光体ドラム12の周囲には帯電器1
3、現像器14、転写帯電器15、クリーナ16が配置
されている。画像形成時に感光体ドラム12が矢印b方
向に所定の周速度で回転すると、帯電器13が感光ドラ
ム12の表面に均一に帯電させ、次いで前記光学系装置
により前記原稿Oの画像面に対応した静電潜像が形成さ
れ、現像器14によりこの静電潜像が顕画像(トナー像
)となる。
【0011】装置本体1の下部には、転写紙Pを積載収
容した用紙カセット17が着脱自在に配置されており、
転写紙Pはピックアップローラ18,スリップローラ1
9によりレジストローラ20のニップ部に搬送する。こ
のレジストローラ20は、前記感光体ドラム12上のト
ナー像と転写紙Pが一致するように給紙タイミングを取
り、転写紙Pを感光体ドラム12と転写帯電器15との
間に送り込む。前記転写帯電器15は、送り込まれた転
写紙Pに感光体ドラム12上のトナー像を転写し、その
後、この転写紙Pは搬送部21により定着器22に送ら
れてトナー像が定着され、排出ローラ23によって装置
本体1の外に設けたトレー24上に排紙される。
【0012】なお、前記感光体ドラム12は、トナー像
を転写紙Pに転写した後、クリーナ16が感光体ドラム
12の転写面に残留したトナーを除去し、上述した画像
形成プロセスを繰り返す。
【0013】(転写帯電器15部分)次に、前記転写用
帯電器15の詳細を、図1及び図2に基づいて説明する
。図1は往復動駆動装置の斜視図を、図2は転写用帯電
器部分の断面図を示す。感光体ドラム12の下側に配置
される転写用帯電器15は、シールド部材27内にタン
グステンワイヤ等によって形成される帯電ワイヤ25を
張設しており、このシールド部材27内には帯電ワイヤ
25を清掃する清掃手段26を移動可能に配置している
【0014】(清掃手段)前記清掃手段は、フェルトあ
るいはスポンジ等の弾性体によって形成されたクリーナ
26bを帯電ワイヤ25を挟むように配置したホルダ2
6aに取り付けて構成されており、このクリーナ26b
が前記帯電ワイヤ25を挟持した状態で、これを帯電ワ
イヤ25の張設方向に移動させることにより、帯電ワイ
ヤ25表面に付着堆積したトナー・粉塵・その他の汚染
物を除去する。
【0015】すなわち、前記ホルダ26aは、例えば合
成樹脂等の可撓性を有する材質により形成され、断面略
V字状の中央部で連結される、両側のリブ26a1上に
起立片26a2を設けてなる。また、ホルダ26aの下
部には、後述する駆動ブロック29にこのホルダ26a
を係合する係合凸部26a3を取り付けている。そして
、このホルダ26は、断面略U字状のシールド部材27
の底部に形成された長手方向に延びるスリット27aに
案内されて移動するが、この際、シールド部材27の側
壁27bがホルダ26aのリブ26a1を内側に押圧し
て、クリーナ26aが帯電ワイヤ25を挟持する構造と
なっている。
【0016】シールド部材27の下部には長手方向全体
に渡ってシールド台27cが固定されており、このシー
ルド台27cの中央には、前記スリット27aと平行し
て延びるガイド溝27c1が形成されていて、前記した
ホルダ26aの係合凸部26a3がこれらスリット27
a及びガイド溝27c1を貫いて下方に突出している。 なお、これら帯電器15と清掃手段26とは、装置本体
1側に固定される前記搬送部21に固定したレール部材
28に着脱自在に取り付けられるものである。すなわち
、このレール部材28の幅方向両側位置には断面略コ字
状の側壁28aが設けられていて、この側壁28aに前
記シールド台27cのガイド部27c2が係合すること
により、レール部材28内にシールド部材27が取り付
けられる。また、この側壁28aには、ガイド部27c
2を押圧して前記帯電ワイヤ25を感光体ドラム12方
向へ押し上げるバネ28bが設けられている。
【0017】(駆動手段)前記レール部材28には、清
掃手段26を移動させる駆動手段29が取り付けられて
いる。すなわち、駆動手段29は駆動ブロック29aを
具備し、その両側面に形成されたガイド溝29a1を、
レール部材28の底面中央に、その長手方向に延びるよ
うに形成されたスリット28cに係合させている。また
、この駆動ブロック29aの下部には前記帯電ワイヤ2
5と平行する方向にネジ孔29a1を穿孔しており、こ
のネジ孔29a1には、やはり帯電ワイヤ25と平行す
る方向に配置されるリードスクリュー29bを螺合させ
ている。さらに、駆動ブロック29aの上部には係合壁
29a3,29a4が立設されており、これら係合壁2
9a3,29a4間に前記ホルダ26aの係合凸部26
a3を固定して、清掃手段26と駆動手段29とを連結
している。なお、レール部材28の長手方向手前に位置
する係合壁29a3は同方向後方に位置する係合壁29
a4よりも高く設定されていて、後述する図4に示すよ
うに両者の間には段差Lが設けられる。
【0018】また、リードスクリュー29bは図1及び
図2に示すように、転写用帯電器25と略同じ長さを有
しており、レール部材28の両端に設けた軸受部28d
にスベリ軸受28eを介して支持されている。そして、
リードスクリュー29bの軸方向の一端にはウォームホ
ィール29cが固定されており、このウォームホィール
29cには回転駆動手段たる駆動モータ29dによって
回転するウォームギヤ29eを噛合させている。なお、
駆動モータ29dは前記搬送部21に固定されている。 従って以上の構造により、駆動モータ29dを正転・逆
転させることによってリードスクリュー29bを回転さ
せる。そして、これに螺合する駆動ブロック29aがレ
ール部材28に沿って往復移動し、これに固定された清
掃手段26もシールド部材27のスリット27aに案内
されて往復移動し、帯電ワイヤ25を清掃する。
【0019】また、詳細には図示しないが、転写紙Pの
ジャム処理等のために、前記搬送部21はレール部材2
8及び前記転写用帯電器15と一体となって感光体ドラ
ム12から離脱する構造となっており、具体的には前記
定着器22側の後端部が回転中心となって、装置本体1
に揺動可能に取り付けられている。そして、動作状態で
は、帯電ワイヤ25及びシールド部材27と感光体ドラ
ム12との間のギャップを一定に保持するために、転写
用帯電器15の一部(シールド部材27の一部)を図示
しない感光体ドラム12の保持部材に当接するまで搬送
部21を押し上げ、同位置で装置本体1に固定するよう
にしている。このとき、シールド部材27は感光体ドラ
ム12の保持部材によってレール部材28の押し上げバ
ネ28bの付勢に抗して押し下げられる。(図2参照)
【0020】さらに、前記レール部材28の長手方向の
一方の端部近傍には、その下面に駆動手段29の位置検
出手段たるマイクロスイッチ29fが設けられていて、
駆動ブロック29aの一部がこのマイクロスイッチ29
fのレバー29f1を押圧することによって、同駆動ブ
ロック29aがレール部材28の一端に至ったことを検
知する。なお、マイクロスイッチ29fの検知信号は後
述する制御手段30に入力され、制御情報として使用さ
れる。
【0021】(清掃手段の移動停止手段)清掃手段26
がリードスクリュー29bの一端に至った際、これを停
止させる移動停止手段を、図1、図3及び図4に基づい
て説明する。ここで、図3は駆動手段の上面図、図4は
同図3におけるX−X線断面図である。これらの図に示
すように、リードスクリュー29bの一端(図3,図4
において右端)にはネジ山が形成されておらず、ここが
非駆動軸部29b1となる。この非駆動軸部29b1の
外径は駆動ブロック29aのネジ孔29a3の内径より
も小さく、同非駆動軸部29b1においては駆動ブロッ
ク29aは左右に自由に移動可能となる。
【0022】また、同部分には、リードスクリュー29
bの他端(図3,図4において左端)方向に弾性を有す
る板バネ32がレール部材28に固定された状態で配置
されており、駆動ブロック29aがこの非駆動軸部29
b1に至った際に同駆動ブロック29aを戻す方向に付
勢する構造となっている。従って、リードスクリュー2
9bが回転することによって移動してきた駆動ブロック
29aは、リードズクリュー29bの端部の非駆動軸部
29b1に到達すると、駆動ブロック29aとリードス
クリュー29bとの螺合が解除され、駆動ブロック29
aは停止する。このとき、板バネ32は、この駆動ブロ
ック29bを移動方向とは反対方向に付勢するが、図4
のごとくリードスクリュー29b右端のネジ山29b2
と駆動ブロック29a左端のネジ山29a2間でネジ山
1ピッチ分の乗り越えを繰り返して、駆動ブロック29
aは同位置に停止する。この状態にあっては、駆動ブロ
ック29が停止しても、リードスクリュー29bの回転
は許容されるために、リードスクリュー29bに捩じれ
力が加わることはなく、またこれを回転させる駆動モー
タ29dにも負荷が掛かることはない。
【0023】一方、この状態でリードスクリュー29b
が逆回転すると、板バネ32の付勢により、駆動ブロッ
ク29aとリードスクリュー29bとの螺合が復活し、
駆動ブロック29aが反対方向に移動を開始する。
【0024】(制御手段)制御手段のブロック構成図を
図6に示す。この制御手段30は、前記駆動手段29を
含めて画像形成装置全体の制御を行うもので、全体の制
御を行うCPU30aと、図7に示す駆動手段29の制
御フローチャートを格納したROM30bと、CPU3
0aのワークエリアとして使用されるとともに各種デー
タの一時保存を行うRAM30cと、インターフェース
30d等によって構成されている。そして、前記インタ
ーフェース30dの入力ポート側には前記マイクロスイ
ッチ29fが接続され、また出力ポート側には前記駆動
モータ29dがドライバー31を介して接続され、さら
に光学系装置(光源4、反射ミラー5等)、画像形成系
装置(感光体ドラム12、帯電器13、転写帯電器15
等)、転写紙搬送系装置(ピックアップローラ18、ス
リップローラ19、搬送部21等)が接続されている。
【0025】次に、上記第1実施例の作用について、制
御手段30による制御方法を含めて説明する。まず、転
写用帯電器15を装置本体1に装着して帯電線25を清
掃する場合には、搬送部21を感光体ドラム12から離
した状態に置く。そして、この状態で転写用帯電器15
のシールド台27cのガイド部27c2をレール部材2
8の側壁28aに係合させて、転写用帯電器15をレー
ル部材28内に挿入すると、押し上げバネ28bによっ
てガイド部27c2が側壁28aの上面に押し上げられ
た状態で進入する。
【0026】ここで、駆動ブロック29aは、通常、レ
ール部材28の一端、すなわちマイクロスイッチ29f
付近側に停止しており、転写用帯電器15をレール部材
28の他端に挿入すると、図2(b)のごとくホルダー
26aの係合凸部26a3が駆動ブロック29aの他方
の係合壁29a4を乗り越えて一方の係合壁29a3に
係合する。  転写用帯電器15の装着が完了したら、
転写用帯電器15のシールド部材27の一部が感光体ド
ラム12の保持部材に当接するまで搬送部21を感光体
ドラム12側に押し上げる。このときレール部材28と
ともに転写用帯電器15も上方に移動するが、このとき
保持部材に掛かる押し上げバネ28bの付勢に抗して押
し下げられる。これにより、ホルダ26aの係合凸部2
6a3の下端は、図2に湿す状態から図4に示す状態に
移行して、係合壁29a4よりも下がり、ホルダ26a
が駆動ブロック29aに係合する。
【0027】以上の作業を行うことによって、装置本体
1は動作状態となり、その後、図7に示すフローチャー
トに従って駆動手段29が制御される。まず、ステップ
S10で装置本体1に電源を投入すると、ステップS1
1に移行してマイクロスイッチ29fがON状態か否か
を判断する。そして、マイクロスイッチ29fがON状
態にある場合、駆動ブロック29aがレール部材28(
リードスクリュー29d)の一端側に位置していると判
断してステップS13に移行して駆動モータ29dを正
回転させる。そして、駆動モータ29dに連結されたリ
ードスクリュー29bが正回転して、駆動ブロック29
aを移動させ、このときクリーナ27bが帯電ワイヤ2
5に付着したトナー・粉塵・他汚染物を拭き取る。一方
、マイクロスイッチ29fがON状態になっていない場
合は、ステップS12に移行して駆動モータ29dを逆
回転させて駆動ブロック29aをレール部材28のマイ
クロスイッチ29f側端部に戻し、今度はステップS1
3に移行して上記作動を行わせる。なお、図3において
駆動ブロック29aの移動を説明すると、この駆動ブロ
ック29aは駆動モータ29dの正回転で同図左側から
右側へ移動し、駆動モータ29dの逆回転で同図右側か
ら左側へ移動する。
【0028】次いで、ステップS14に移行すると、駆
動ブロック29aがレール部材28の反対端へ移動する
のに十分な所定時間が経過後、駆動モータ29dを逆回
転させる。このとき、駆動ブロック29aがレール部材
28の他端へ到達すると、駆動ブロック29aとリード
スクリュー29bの螺合が解除される。従って、同状態
にあっては、駆動ブロック29aが停止するとともにリ
ードスクリュー29bは空転する。一方、同ステップS
14において、駆動モータ26が逆転すると、駆動ブロ
ック29aは板バネ32の付勢により、再度リードスク
リュー29bに螺合し、ステップS13のスタート位置
たるレール部材28の一端側へ移動する。この際も、ク
リーナ26bによる帯電ワイヤ25の清掃が行われる。
【0029】最後に、ステップS15及びステップS1
4のループにより、マイクロスイッチ29fがON状態
となる時点を検出し、ON状態となった際、駆動ブロッ
ク29aがレール部材28の一端に戻ったと判断して、
ステップS17で駆動モータ29dを停止させる。なお
、転写用帯電器15をメンテナンス等のために、装置本
体から取り外す場合は、前述した取り付け手順とは反対
に、搬送部21を感光体ドラム12から離すことにより
、シールド部材27は感光体ドラム12の保持部材から
解放される。この結果、図2に示すように、押し上げバ
ネ28bのバネ力によりガイド部27c2がレール部材
28の側壁28aの上部に押圧され、ホルダ26の係合
凸部29a3の下端が他方の係合壁29a4よりも上に
位置することになって、転写用帯電器15の取り外しが
可能となる。
【0030】以上説明したように、この駆動手段29に
よっては、駆動ブロック29aがレール部材28の他端
側に至った時点で、リードスクリュー29bの非駆動軸
部29b1の構造によって、駆動ブロック29aとリー
ドスクリュー29bの螺合が解除され、たとえ駆動モー
タ29dを逆回転させるタイミングが駆動ブロック29
aの他端への到達に遅れたとしても、リードスクリュー
29bの回転がロック状態とはならず、もって捩じりト
ルクによってリードスクリュー29dが変形するおそれ
はなく、また駆動モータ29dに大きな負荷がかかるこ
とを防止することができる。
【0031】また、同状態においては、板バネ32が駆
動ブロック29aをレール部材28の一端側へ付勢する
ために、単に駆動モータ29dを逆転させるだけで、駆
動ブロック29aとリードスクリュー29bとを容易に
再螺合させることが可能である。また、制御手段30は
、清掃手段26及び駆動ブロック29aを、通常、レー
ル部材28の一端に停止させておく制御を行うために、
これら清掃手段26等によって画像形成作動を妨害する
事故が生じることを防止することができる。さらに、こ
の実施例においては、ホルダ26の係合凸部26a3と
駆動ブロック29aの係合壁29a3,29a4の係合
、解除を行うだけで、清掃手段26と駆動手段29とを
容易に着脱することができ、転写用帯電器15のメンテ
ナンスを容易に行うことができる。なお、本実施例にお
いては、リードスクリュー29bの非駆動軸部29b1
等の停止手段を、レール部材28の他端にのみ設けてい
るが、このレール部材28の両端に設けても良いことは
勿論である。
【0032】(第2実施例)本発明の第2実施例を、図
8に基づいて説明する。同図は、本実施例の駆動装置2
9の側断面図であり、本実施例は第1実施例の板バネ3
2に代えてコイルバネ33を用いるとともに、レール部
材28の両端、すなわちリードスクリュー29bの両端
に非駆動軸部29b1を形成している。
【0033】本実施例の制御手段30による制御フロー
チャートを図9に示す。同図に示すように、ステップS
20で装置本体1に電源を投入すると、ステップS21
において駆動モータ29dが所定時間、逆回転し、駆動
ブロック29aがレール部材28の一端にない場合には
、これを同位置に戻す。このとき非駆動軸部29b1に
より、同位置では駆動ブロック29aとリードスクリュ
ー29bとの螺合が解除されるために、たとえ駆動ブロ
ック29aが当初から同位置に停止していたとしても、
リードスクリュー29aがロック状態となることはない
【0034】次いで、ステップS22に移行すると、駆
動モータ29dを駆動ブロック29aがレール部材28
の他端へ到達するに十分の時間だけ正転させて、この駆
動ブロック29aの移動を行い、このとき、クリーナ2
6bが帯電ワイヤ15の清掃を行う。なお、駆動ブロッ
ク29aがレール部材28の他端に到達すると、同位置
においてもリードスクリュー29bの非駆動軸部29b
1の構造により、駆動ブロック29aが停止するととも
に、リードスクリュー29bが空転する。上記した所定
時間が経過すると、ステップS23において、駆動モー
タ29dの回転方向を逆回転に切り換え、ステップS2
4でやはり駆動ブロック29aがレール部材28の一端
へ到達するのに十分な時間だけ逆転させて、駆動ブロッ
ク29aをレール部材28の一端側へ移動させる。そし
て、所定時間が経過すると、ステップ25に移行して駆
動モータ29dを停止させる。
【0035】なお、レール部材28の一端においては、
駆動モータ29dが正回転する際、またレール部材28
の他端においては、駆動モータ29dが逆回転する際、
それぞれの位置に配置されたコイルバネ33が駆動ブロ
ック29aを付勢してリードスクリュー29bとの再螺
合を容易に行わせている。
【0036】このように、本実施例においては、駆動ブ
ロック29aの停止手段たる非駆動軸部29b1及びコ
イルバネ33を、レール部材28の他端(駆動プロック
29aの移動先)のみならず、その一端(駆動ブロック
29aの移動開始位置)にも設けているために、位置検
出手段たるマイクロスイッチ29fを設けて同位置にお
ける駆動モータ29d制御を行う必要はなく、もって、
駆動手段29の構造をより簡単なものとし、かつ制御手
段30による制御方法を簡略化することができる。なお
、他の構造及び作用効果については、第1実施例と同様
であるため、説明を省略する。
【0037】また、上述したこれらの実施例は、本発明
の往復動駆動装置を、画像形成装置として応用したもの
であるが、その他、例えば工作機械等のリードスクリュ
ーを用いて、回転運動を直線運動に変換するような装置
に応用できることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも一方の移動ストローク終点において、移動体
とリードスクリューとの螺合を解除する停止手段を有す
るために、リードスクリューその他の駆動手段に負荷を
掛けることを避けることができるために、清掃手段やそ
の駆動機構等、往復動駆動装置を構成する部品に高い剛
性が要求されない。従って、前記往復動駆動装置を画像
形成装置における帯電器の清掃構成に用いた場合には、
画像形成装置を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動手段の斜視図である。
【図2】帯電器清掃手段及びその駆動手段の断面図であ
る。
【図3】駆動手段の上面図である。
【図4】図3におけるX−X断面図である。
【図5】画像形成装置全体の略解断面図である。
【図6】駆動手段を含めた画像形成装置全体の制御手段
のブロック図である。
【図7】駆動手段の制御内容を示すフローチャートであ
る。
【図8】他の実施例における駆動手段の側断面図である
【図9】他の実施例における制御手段の制御内容を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1        装置本体 12      感光体ドラム 15      転写用帯電器 21      搬送部 25      帯電ワイヤ 26      清掃手段 26a    ホルダ 26a1    リブ 26a2    起立片 26a3    係合凸部 26b    クリーナ 27      シールド部材 27a    スリット 27b    側壁 27c    シールド台 27c1    ガイド溝 27c2    ガイド部 28      レール部材 28a    側壁 28b    押し上げバネ 28c    スリット 28d    軸受部 28e    すべり軸受 29      駆動手段 29a    駆動ブロック 29a1    ガイド溝 29a2    ネジ孔 29a3,29a4    係合壁 29b    リードスクリュー 29c    ウォームホィール 29d    駆動モータ 29e    ウォームギヤ 29f    検知手段(マイクロスイッチ)29f1
    レバー 30      制御手段 30a    CPU 30b    ROM 30c    RAM 30d    インターフェース 32      板バネ(付勢手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  正逆可能な回転駆動手段と、軸周側面
    に螺旋ネジを形成し、前記回転駆動手段に連結されて回
    転可能なリードスクリューと、一部に前記螺旋ネジに噛
    合するネジを形成した移動体と、前記回転駆動手段の制
    御を行う制御手段とを具備し、回転運動を往復直線運動
    に変換する往復駆動装置において、前記移動体の少なく
    とも一方の移動ストローク終点に、前記移動体のネジと
    前記リードスクリューの螺旋ネジの噛合を解除する停止
    手段を形成したことを特徴とする往復動駆動装置。
  2. 【請求項2】  前記停止手段は、前記リードスクリュ
    ーの少なくとも一方の端部に形成された、前記螺旋ネジ
    を形成しない非駆動軸部と、この非駆動軸部に近接して
    配置され、前記移動体をその進行方向と反対方向に押圧
    する付勢手段とにより形成することを特徴とする請求項
    1記載の往復動駆動装置。
  3. 【請求項3】  前記制御装置は、前記移動体が移動ス
    トローク終点へ十分に移動可能な時間、前記回転駆動装
    置を所定の方向に回転させ、その後に前記回転駆動装置
    を逆方向に回転させることを特徴とする請求項1記載の
    往復動駆動装置。
  4. 【請求項4】  帯電器を用いて画像を形成する画像形
    成装置において、請求項1記載の往復動駆動装置を有し
    、前記往復動駆動装置の移動体を前記帯電器に沿って移
    動可能に構成し、前記移動体に前記帯電器を清掃するた
    めの清掃手段を設けたことを特徴とした画像形成装置。
JP2911291A 1991-01-31 1991-01-31 往復動駆動装置及び前記往復動駆動装置を用いた画像形           成装置 Pending JPH04254037A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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