JPH04253628A - ロールラベラのラベル蛇行修正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ロールラベラのラベル
蛇行修正装置に関し、より詳しくは、ロールスタンドか
らカッタ部に移送されるロールラベルの蛇行修正手段に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】ロールラベラにおいて、ロールスタンド
上のロールラベルはテンションローラによりラベルテン
ションを制御されつつフィードローラを介してカッタ部
に移送され、このカッタ部において１枚ずつ切断又は打
ち抜かれたラベルがバキュームドラムに移送されて容器
にラベリングされることになる。従って、容器にラベル
が適正にラベリングされるためには、ロールラベルがロ
ールスタンドからカッタ部に円滑に、かつ位置ずれをす
ることなく正確に搬送される必要がある。

【０００３】然るに、ロールスタンドからカッタ部に移
送されるロールラベルが上下方向に蛇行するようになる
と、ラベルを１枚ずつ切断するストレートカット方式の
場合には、ラベルがガイドで傷付いたり詰まる惧れがあ
り、またラベルを１枚ずつ打ち抜くダイカット方式の場
合には、打ち抜かれたラベルの図柄がずれることとなる
。

【０００４】そこで従来においては、ロールラベルの移
送経路に光電センサを配設し、この光電センサがロール
レベルの蛇行を検出すれば、ラベルの移送を停止させ、
しかる後に、ラベルガイドの調整やロールスタンド上の
ロールラベルの巻きずれを修正する等の手段がとられて
いた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来のロールラベルの
蛇行時における措置は、以上のようにロールラベルの移
送停止後にラベルガイドの調整やロールラベルの巻きず
れを修正するようにしているので、蛇行の都度機械を停
止しなければならず、ラベリング作業に遅延をもたらす
という欠点があった。また、ロールスタンド上における
ロールスタンドのセット操作が煩雑化するという欠点が
あった。

【０００６】本発明は上記欠点を除くためになされたも
ので、ロールラベルの蛇行を自動的に修正することによ
り該蛇行を許容範囲内に抑制し、蛇行時にも装置を停止
させることなくラベリング作業を継続して行うことがで
きるようにしたロールラべラのラベル蛇行修正装置を提
供するものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明に係るロールラべ
ラのラベル蛇行修正装置は、ロール支承部からカッタ部
に移送されるロールラベルの移送経路に、該ロールラベ
ルの上下方向への蛇行量を検出する検出器を設置し、こ
の検出器により検出された該ロールラベルの蛇行量に応
じて上記ロール支承部を昇降調整させるものである。

【０００８】

【作用】本発明に係るロールラべラのラベル蛇行修正装
置では、ロールラベルの蛇行時にロール支承部、例えば
スタンドベースを蛇行量に応じて昇降調整させることに
より、ロールラベルの蛇行が自動的に修正される。

【０００９】

【実施例】以下、図示実施例により本発明を説明する。 ロール状に巻回されたロールラベル１はロールスタンド
２上に配置され、このロールスタンド２はスタンドベー
ス３上に立設されている。そして、このスタンドベース
３の下面四隅部には、フレーム４の四隅部の穴５に昇降
自在に嵌入されたプランジャ６が垂下して取着されてい
る。

【００１０】上記フレーム４には、本機フレーム７が隣
接配置され、この本機フレーム７の上部には、ロールラ
ベル１を案内する複数のガイドローラ８・８Ａと、この
ガイドローラ８・８Ａに案内されて来るロールラベル１
を外周面に圧接させるとともに、これをカッタ部１０に
移送するフィードローラ９とが配設されており、該カッ
タ部１０により移送されて来るロールラベル１を１枚ず
つ切断又は打ち抜くようになっている。

【００１１】一方、上記本機フレーム７の上部には、ガ
イドローラ８からガイドローラ８Ａに移送されるロール
ラベル１の下縁部に近接位置して光電センサ１１が配置
され、この光電センサ１１が基準位置に対し±数ｍｍの
幅でロールラベル１の上下方向への蛇行量を検出し、こ
の検出した蛇行量を信号に変換して図示しないＣＰＵに
出力するようになっている。

【００１２】他方、上記フレーム４の上部には、ＣＰＵ
からのフィードバック信号に基づき駆動されるギヤード
モータ１２が配置され、このギヤードモータ１２の出力
軸に嵌着された傘歯車１３には、螺杆１４の下部に取着
された傘歯車１３Ａが噛合しており、該螺杆１４は、ス
タンドベース３の下面に定着された筒形の支持部１５に
回動自在に螺挿されている。

【００１３】次に動作について説明する。ロールスタン
ド２上のロールラベル１は、フィードローラ９の回転に
基づき、ロールスタンド２からガイドローラ８・８Ａに
案内されつつカッタ部１０に移送され、このカッタ部１
０において１枚ずつ切断又は打ち抜かれた後、図示しな
いバキュームドラムに移送され、コンベアにより搬送中
の図示しない容器にラベリングされる。

【００１４】そして、上記ロールスタンド２からカッタ
部１０に移送されるロールラベル１が上下方向に蛇行す
ると、ロールラベル１の移送経路に位置する光電センサ
１１が基準位置に対し±数ｍｍの幅でロールラベル１の
蛇行量を検出し、この検出した蛇行量を信号に変換して
図示しないＣＰＵに出力する。次いで、この入力信号に
基づきＣＰＵから上記蛇行量に応じたフィードバック信
号がギヤードモータ１２に出力されると、ギヤードモー
タ１２が駆動されて螺杆１４を傘歯車１３・１３Ａを介
して回転させ、これにより該螺杆１４に螺合する支持部
１５とともに、ロールスタンド２を支持するスタンドベ
ース３を上記蛇行量に応じ上昇又は下降させてロールラ
ベル１の蛇行を許容範囲内に自動的に修正する。

【００１５】以上の構成により、ロールラベル１の蛇行
の自動修正が可能となり、蛇行の度に装置を停止する必
要がなく、ラベリング作業の遅延化を防止することがで
きる。また、ロールスタンド２上のロールラベル１のセ
ット操作を容易に行わせることができる。

【００１６】尚、上記実施例ではロールラベル１の下部
に光電センサ１１を近接して設置したものを示したが、
ロールラベル１の上部に光電センサ１１を近接して設置
しても上記実施例と同様の作用効果を奏するのは明らか
である。

【００１７】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロールラ
ベルの蛇行を許容範囲内に自動的に修正することができ
るので、蛇行の度に機械を停止する必要がなく、ラベリ
ング作業を効率良く行わせることができるとともに、ロ
ールラベルのセットを極めて容易に行うことができると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るロールラベラのラベル蛇行修正装
置の一実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１　　　　　　ロールラベル ２　　　　　　ロールスタンド ３　　　　　　スタンドベース ９　　　　　　フィードローラ １０　　　　カッタ部 １１　　　　光電センサ（検出器） １２　　　　ギヤードモータ １３　　　　傘歯車 １３Ａ　　傘歯車 １４　　　　螺杆

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ロール支承部からカッタ部に移送され
   るロールラベルの移送経路に、該ロールラベルの上下方
   向への蛇行量を検出する検出器を設置し、この検出器に
   より検出された該ロールラベルの蛇行量に応じて上記ロ
   ール支承部を昇降調整させることを特徴とするロールラ
   ベラのラベル蛇行修正装置。