JPH04253609A - 結束方法および結束装置 - Google Patents

結束方法および結束装置

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JPH04253609A
JPH04253609A JP3687891A JP3687891A JPH04253609A JP H04253609 A JPH04253609 A JP H04253609A JP 3687891 A JP3687891 A JP 3687891A JP 3687891 A JP3687891 A JP 3687891A JP H04253609 A JPH04253609 A JP H04253609A
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JP
Japan
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string
tip
knot
rear end
binding
Prior art date
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Pending
Application number
JP3687891A
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English (en)
Inventor
Keiji Matsushita
松下 敬二
Masamichi Yasuda
安田 正道
Toshiaki Kusaka
日下 俊昭
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ALPHA- GIKEN KOGYO KK
Original Assignee
ALPHA- GIKEN KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば環状に巻き取ら
れた絶縁電線のワークをその巻き取り形態を保持すべく
紐により所要個所を結束する方法および結束装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
から結束装置として種々のものが開示されている。例え
ば、特開平1−279014号公報には結束作業の高速
化を意図した結束方法および装置が示されているが、紐
を2つ折りにして被結束物に巻き付ける方式を採用して
いる関係上、1重の結束とならざるを得ず強固な結束状
態を確実に得るという点で問題があった。更に、被結束
物として環状形状のものへの適用は不可能であった。
【0003】また、特開昭64−23909号公報には
、強固な結束状態を確保するため2重巻きに縛る自動結
束装置が開示されている。しかし、この装置は結束部材
に鉄線等のワイヤーを用い、このワイヤーを環状に形成
されたガイド溝に沿わせて押し出し被結束物に巻き付け
るもので、一般の柔軟な紐を用いてしかも強固に結束す
るという要請に応え得るものではない。
【0004】特に上述した絶縁電線を巻回した環状のワ
ークを結束する場合、電線各素線位置を崩すことなくそ
の巻回直後の形態を確実に保持する必要がある。この崩
れが少しでも存在すると電線のユーザサイドでの処理に
支障を来すからである。従って、結束部材にはワークの
外形に忠実に沿う柔軟な紐を使用する必要があり、しか
もこの紐により強固に結束し結束後も緩みが生じてはな
らない。このため従来からこの種ワークの結束は人手に
よらざるを得ない場合が多く、煩雑でかつ作業者による
バラツキも存在し、経済面品質面において問題が多々存
在した。従って、自動化が容易でしかも確実で強固な結
束が可能な結束方法およびその方法を適用した結束装置
の実現が切望されていた。
【0005】この発明は、以上のような従来の結束方法
、装置の問題点を解消し、柔軟な紐を使用し確実で強固
な結束保持を可能とするとともに自動化が容易な結束方
法および結束装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】この発明に係
る結束方法は、紐を被結束物の結束部分に複数回巻回し
、紐の先端部を紐の後端部と交叉させ巻回された紐の全
巻回部分と上記被結束物との間を挿通させることにより
第1の結び目を形成し、上記紐先端部と紐後端部との間
に張力を加えて上記第1の結び目を緊締し、上記紐後端
部を緩めて上記紐先端部と交叉させ上記紐先端部と紐後
端部とで形成される環状部分を挿通させることにより第
2の結び目を形成し、更に、上記紐先端部と紐後端部と
の間に張力を加えて上記第2の結び目を緊締するもので
ある。
【0007】この場合、紐を複数回巻回しているので、
第1の結び目形成時における紐相互間の摩擦力が大きく
なり、緊締するまでの紐の緩みが防止される。また、紐
先端部を定位置に保持しもっぱら紐後端部を操作して第
2の結び目を形成するので、作業内容が簡便でこの間の
緩みも発生し難い。
【0008】また、上記で第1の結び目を緊締した後、
紐後端部を緩めてその一部に弛み部を形成し、この紐弛
み部と紐先端部とで第2の結び目を形成するようにして
もよい。
【0009】この場合、第2の結び目を緊締した後、即
ち、1個所の結束作業が完了した後、紐後端部を切断す
ればよいので、複数個所の結束作業を連続的に行う場合
にその分作業工程が簡単となり、一且結束した結び目の
解除作業も容易となる。
【0010】また、最初の紐の巻回数を2回とすると、
通常多用されている紐を使用した場合に生じる紐相互間
の摩擦力が、第1の結び目形成後の緩みを防止するに十
分大きく、かつその後の緊締作業に支障のない値に収ま
る最適の大きさとなる。
【0011】この発明に係る結束装置は、紐の先端部を
挟持し上記紐を被結束物の結束部分に複数回巻回すると
ともに巻回後上記先端部の挟持を解除する巻回機構、紐
先端部を挟持し上記巻回機構がその挟持を解除した後上
記紐先端部を紐の送出側である紐後端部と交叉させ巻回
された紐の全巻回部分と上記被結束物との間を挿通させ
ることにより第1の結び目を形成するとともに結束終了
後上記紐先端部の挟持を解除する紐先端機構、上記第1
の結び目形成後上記紐後端部を挟持し上記紐先端機構と
で紐に張力を加え上記第1の結び目を緊締するとともに
緊締後上記紐後端部の挟持を解除する紐後端機構、この
紐後端機構が挟持を解除した紐後端部の一部に係合して
弛み部を形成し上記紐先端部と交叉させる係合機構、形
成された上記紐弛み部を挟持し上記紐弛み部と紐先端部
とで形成される環状部分を挿通させることにより第2の
結び目を形成し、しかる後上記紐先端機構とで紐に張力
を加え上記第2の結び目を緊締するとともに緊締後上記
紐弛み部の挟持を解除する結束機構、および上記第2の
結び目緊締後上記紐後端部を切断する切断機構を備えた
ものである。
【0012】紐は例えばドラム等に巻回されており、そ
の先端部は紐後端機構を経て巻回機構に至り、この巻回
機構で挟持される。この時点では紐後端機構はその挟持
機能を解除している。次に、巻回機構が回転し紐を被結
束物の結束部分に複数回、例えば2回巻回する。ここで
、紐先端機構が紐先端部を挟持すると、巻回機構がその
挟持を解除し、以後紐先端部は紐先端機構により操作さ
れる。続いて、紐先端機構が動作して第1の結び目を形
成する。ここで、紐後端機構は紐後端部を挟持するとと
もに、紐先端機構とで紐に張力を加えて第1の結び目を
緊締する。緊締後、紐後端機構はその挟持機能を解除す
る。
【0013】次に、係合機構が動作し紐後端部の一部に
係合して弛み部を形成しこれを紐先端部と交叉させる。 続いて結束機構が動作し、この弛み部を挟持して第2の
結び目を形成する。そして、紐先端機構とで紐に張力を
加えて第2の結び目を緊締する。この緊締操作が終了す
ると、紐先端機構および結束機構はその挟持を解除する
とともに、切断機構が紐後端部を切断することにより1
個所の結束についての一連の操作が終了する。
【0014】又、上記巻回機構を、被結束物の結束部分
を内部に導入可能なように周上所定長にわたって開口部
を形成した回転リング、この回転リングの内部に上記被
結束物を導入した後上記回転リングを2回転させるとと
もにその回転軸の方向に所定のピッチで進行させる回転
駆動部、および上記回転リングに取り付けられ紐先端部
を適宜挟持可能に構成された第1の挟持部で構成するよ
うにしてもよい。
【0015】この場合、第1の挟持部が紐先端部を挟持
した状態で回転リングが回転して紐を巻回する。このと
き、回転リングはその回転軸の方向に進行するので、紐
が被結束物に当接する位置が順次ずれていき巻回がスム
ーズになされる。
【0016】又、上記紐先端機構を、略C形の形状を有
しその一端に紐先端部を適宜挟持可能に構成された第2
の挟持部を設けその他端が被結束物の結束部分の一面と
ほぼ直角の方向に設けられた軸に回動自在に取り付けら
れた回動挟持部、上記軸と一体となって基台に所定の蓄
勢部材を介して取り付けられ上記回動挟持部を介して紐
先端部に所定の張力を加える張力付加部、およびこの張
力付加部に取り付けられ上記回動挟持部を所定の回動位
置に順次回動させる回動駆動部で構成するようにしても
よい。
【0017】上記回動挟持部がその第2の挟持部で紐先
端部を挟持し、そして回動駆動部により所定の角度回動
することにより第1の結び目が形成される。また、上記
張力付加部と紐後端機構とにより第1の結び目の緊締が
なされる。
【0018】更に、上記回動挟持部を、それぞれ巻回動
作時には回動挟持部の中央部分が被結束物とともに紐で
巻回されるようにそのC形の開口部分が結束部分の紐後
端部側に面しかつ第2の挟持部が回転リングの進行方向
の紐後端部側となる第1の位置に、紐先端部挟持時には
上記第1の位置から上記結束部分の一面の垂直上方から
見て反時計方向に所定角度回動して上記第2の挟持部に
より上記紐先端部の挟持が可能となる第2の位置に、第
1の結び目形成時には上記第2の位置から時計方向に所
定角度回動して紐後端機構とで緊締可能となる第3の位
置に、第2の結び目形成時には上記第3の位置から反時
計方向に所定角度回動して結束機構とで緊締可能となる
第4の位置に回動駆動することにより、第1の結び目の
形成から第2の結び目の緊締に至る紐先端部の操作が回
動部の一連の動作で自動的になされる。
【0019】また、第2の挟持部を固定片とこの固定片
と接離することにより挟持の動作および解除を行う可動
片とで構成し、回動挟持部の第2の位置および第4の位
置において上記回動挟持部の外部から上記可動片に係合
して上記固定片との接離を行わしめる操作部を備えた場
合は、第1の結び目形成にあたって紐先端部を挟持する
操作、および第2の結び目緊締後紐先端部の挟持を解除
する操作が操作部の一連の動作で自動的になされる。
【0020】
【実施例】図1はこの発明の一実施例による結束装置の
全体構成を示すもので、以下、その各構成部分毎の詳細
を示す図2以下の各図をも参照して説明を進めるものと
する。図1において、1は被結束物としてのワークで、
ここでは環状に巻き取られた絶縁電線である。この巻取
りは、通常の製造ラインではいわゆる押出電線被覆装置
に付設された自動束取機で行われ、図に示すように、断
面が矩形状に仕上げられこの部分を本装置により紐で結
束することになる。
【0021】2はワーク1をその中心軸を中心に回動さ
せるためのターンテーブル、3はワーク1とターンテー
ブル2との間に挿入されたワーク支持台で、周方向の9
0°毎に配置され後述する巻回機構の移動スペースを確
保するためのものである。4は結束のための紐5が巻取
られた紐ドラムで、結束動作の進行に従って順次紐5が
消費されていくので、それに応じて従動する。
【0022】6はワーク1に紐5を巻回していく巻回機
構で、紐の巻回を行う回転リング7、回転リング7を駆
動する回転駆動部8および紐先端部Fの挟持、解除を行
う第1の挟持部9から構成されており、以下図2、図3
をも参照して説明する。回転リング7はワーク1の結束
部分を内部に導入可能なように、周上ワーク1断面の一
辺よりやや長い所定長にわたって開口部7aが形成され
ており、また、安全のため回転リング7を覆うようにリ
ングカバー10が設けられている。
【0023】回転駆動部8は電動機11とこの電動機1
1の回転力を伝達する所定のベルト、歯車機構とからな
り、回転リング7を紙面に垂直なその中心軸のまわりに
2回転させると同時に、紙面に垂直な方向に所定のピッ
チで移動させる。第1の挟持部9は図2に示すように、
回転リング7の側面に固着されている。図3は第1の挟
持部9の詳細を示すもので、回転リング7に固着された
取付台12、この取付台12に固着されたピン13に回
動自在に取付けられた支持台14、この支持台14に固
着されたピン15に回動自在に取付けられた操作レバー
16、およびこの操作レバー16に従動するレバー片1
7a、レバー片17bから構成されている。そして、回
転リング7の中心軸の方向に進退するシリンダC17ま
たはシリンダC18で操作レバー16のレバー頭部16
aを押圧することにより、レバー片17bを取付台12
の当接部12aに当接または離反させて紐5を挟持また
はその解除を行う爪B4を形成している。なお、18は
爪B4の挟持動作状態を保持するため取付台12と支持
台14との間に挿入された皿バネである。
【0024】図1に戻り、巻回機構6および回転駆動部
8は基台19に取り付けられており、この基台19はシ
リンダC2の操作により、本体支柱20に設けられたガ
イドに沿って昇降可能に構成されている。更に、この本
体支柱20はシリンダC1の操作により図中左右方向に
移動可能に構成されている。21はシリンダC3により
操作される安全カバーで、結束操作中、リングカバー1
0の開放部分を覆うことにより作業の安全を担保するも
のである。
【0025】22は結束動作時、ワーク1の結束部分の
上面近傍に位置するように基台19に取り付けられた紐
先端機構で、以下にその詳細を図4により説明する。図
4は図1の紐先端機構22の部分をその上方からみた平
面図で、図中左方は図1では紙面に垂直手前側が対応す
る。
【0026】図4において、23は基台19に固着され
た軸24に回動自在に取り付けられた取付台、25aお
よび25bは取付台23の反軸側端部をその回動周方向
両側から押圧するように設けられた蓄勢部材としてのバ
ネで、それら各他端は基台19から突出して設けられた
支持腕19aに支持されている。26は案内軸受27を
介して取付台23に取り付けられた駆動台で、取付台2
3に対して図中左右方向に摺動可能に構成されている。 28は取付台23と駆動台26との間に挿入された蓄勢
部材としてのバネである。そして、上述したバネ25a
、25bおよびバネ28は結束時に紐先端部Fに張力を
付加するためのもので、これを支持する取付台23とと
もに張力付加部29を構成する。
【0027】30は略C形の形状に形成された回動挟持
部で、その一端には紐先端部Fを適宜挟持可能な第2の
挟持部31が形成されており、その他端は駆動台26に
固着された軸32に回動自在に取り付けられている。
【0028】図6は回動挟持部30の特にその第2の挟
持部31の詳細を示すもので、33は回動挟持部30に
固着されたピン34に回動自在に取り付けられた可動片
としての操作レバー、35は弾性部材からなり操作レバ
ー33の一方のレバー頭部33aと係合して従動する同
じく可動片としての従動レバーで、同じく回動挟持部3
0に固着されたピン36に回動自在に取り付けられてい
る。この従動レバー35の先端部と回動挟持部30の先
端に形成された固定片としての当接部30aとで爪B1
を構成する。そして、駆動台26に固定された操作部と
してのシリンダC7を操作することにより操作レバー3
3の他方のレバー頭部33bを図中実線で示す位置に押
し込むと爪B1は紐5を挟持する動作状態となる。また
、同じく駆動台26に固定された操作部としてのシリン
ダC16を操作することによりレバー頭部33bを図中
鎖線で示す位置まで押し出すと従動レバー35は時計方
向に回動して爪B1はその挟持動作を解除する。
【0029】次に再び図4に戻り、回動駆動部37につ
いて説明する。38は軸32と同軸で回動挟持部30と
一体に形成された平歯車、39は駆動台26に固着され
た軸40に回動自在に取り付けられ平歯車38と噛合す
る扇形歯車、41は扇形歯車39と噛合するラックで、
駆動台26に図中左右方向に摺動可能に取り付けられて
いる。C5、C4およびC6は相互に直列に連結された
シリンダで、最終段のシリンダC5の固定部が図示しな
い支持腕を介して駆動台26に取り付けられている。そ
して、ラック41は上記3個のシリンダの合成ストロー
クで駆動されることになる。
【0030】図5はシリンダC5、C4およびC6の各
操作状態と回動挟持部30の回動位置との関係を示すも
のであるが、詳しくは後述する動作説明のところで述べ
ることにする。
【0031】図1に戻り、42は紐後端機構で、シリン
ダC8の操作により紐後端部Eの挟持およびその解除を
行う第3の挟持部43とこの第3の挟持部43およびシ
リンダC8を図中右方へ引っ張って紐後端部Eに張力を
付与するシリンダC9とから構成されている。
【0032】図8および図9は紐後端部Eを紐先端部F
に交叉させるための係合機構44と後述する第2の結び
目を形成して緊締する結束機構45とを示すもので、こ
のうち図8はワーク1の低面側から見た図、図9はその
側面から見た図である。係合機構44は基台19に取り
付けられており、シリンダC14およびC15更にその
先端に爪B2を備えている。そして、シリンダC14を
操作することによりその軸方向に爪B2を進退させ、シ
リンダC15を操作することにより爪B2をその軸46
のまわりに回動させる。
【0033】結束機構45は基台19に取り付けられて
おり、本機構の上部を軸47を中心に傾動させるシリン
ダC12と、先端に設けられた紐5の挟持およびその解
除を行う爪B3を操作するシリンダC13と、この爪B
3を図中左右方向に進退させるシリンダC11とを備え
ている。図7は爪B3の機構の詳細を示すもので、シリ
ンダC13を“出”に操作すると操作レバー48は図中
実線で示すように当接部49と当接して爪B3は挟持動
作となり、シリンダC13を“引”に操作すると操作レ
バー48は図中鎖線の位置に後退して爪B3は挟持解除
の状態となる。なお、図示は省略しているが、結束動作
の終了後、紐後端部Eを切断する切断機構50およびそ
の操作を行うシリンダC19が紐後端機構42の近傍に
設けられている。
【0034】次に上述した構成の結束装置の一連の動作
について説明する。先ず、作業開始前は、図1において
、シリンダC1は“引”、シリンダC2は“出”の状態
で、基台19は右上方端に位置している。また、シリン
ダC3も“引”の状態にある。この状態で被結束物であ
るワーク1をホイスト等を使用して上方から下降させ、
結束部分が所定位置になるよう位置決めをした後、ワー
ク支持台3に載置する。次に、シリンダC1を“出”に
操作して本体支柱20を左方を前進させるとともにシリ
ンダC2を“引”に操作して基台19を下降させる。こ
のとき、回転リング7の開口部7aは下端位置にあるの
で、図1に示すように、回転リング7はそのまま下降し
てワーク1の結束部分をその内部に導入することになる
【0035】紐先端機構22の回動挟持部30がワーク
1の結束部分上面からわずか上方になり、またその回動
挟持部30の軸32がワーク1の結束部分外周からわず
か離れる位置で基台19は停止する。即ち、図1に示す
ワーク1の結束部分の断面の右上コーナが結び目の形成
個所となる。基台19が定位置に停止するとシリンダC
3が“出”となり安全カバー21が回転リング7の開口
部7aを覆う。なお、この結束動作開始時点では回転リ
ング7に取り付けられた第1の挟持部9の爪B4は紐先
端部Fを挟持している。即ち、図3において操作レバー
16は鎖線で示す位置にセットされている。
【0036】ここで、電動機11が起動され回転リング
7が図2に矢印で示す方向に回転を開始する。ところで
、この時点では回動駆動部37を構成するシリンダC5
、C4およびC6はシリンダC5およびシリンダC6が
“引”、シリンダC4が“出”の状態で、この結果回動
挟持部30は図5の(1)に示す第1の位置にある。 即ち、回動挟持部30のC形の開放部分が丁度紐後端部
E側に面する位置となっている。従って、この時点から
回転リング7が2回転することによってワーク1に巻回
された紐5は、同図(1)に示すように、丁度回動挟持
部30のC形の中央部のみをワーク1とともに巻込む形
となる。なお、この時点においては、第2の挟持部31
の爪B1は開放の状態、即ち、そのレバー頭部33bが
鎖線で示す位置である(図6)。
【0037】また、回転リング7はその回転と同時にそ
の軸方向に所定のピッチで移動するので、同じく図5の
(1)に示すように、各巻回分の紐5が互いに重なるこ
とがなく、巻回動作が円滑に進行する。
【0038】回転リング7が2回転、正確には第1の挟
持部9を操作するシリンダC17およびシリンダC18
の周方向位置をずらす必要から2回転+30°の回転を
した後停止する。なお、図3では図示の簡略のため上記
両シリンダを周方向同一位置に描いているが実際は上述
した通り両者は30°ずれて設置されている。なお、こ
の巻回工程においては紐後端機構42のシリンダC8は
“引”の位置にあるので第3の挟持部43は開放状態と
なっている。従って、この巻回で紐5が回転リング7側
に引き出された分、紐ドラム4が従動して紐5を送出す
る。
【0039】図10は結束動作の各段階を、紐5とワー
ク1とのみを図示することにより示したもので、同図(
1)が上述した巻回工程の終了時点を示す。上述した通
りこの時点では紐先端部Fは第1の挟持部9の爪B4に
より挟持されており、一方紐後端部Eはフリーの状態に
ある。
【0040】次に、図5におけるシリンダC4を“出”
から“引”に操作すると、回動挟持部30は軸32を中
心に反時計方向に回動して(2)で示す第2の位置まで
移動する。このとき、第2の挟持部31の爪B1は開放
状態にあるので、第1の挟持部9の停止位置等との関係
位置を適当に設定することにより、この第2の位置にお
いて、紐先端部Fが爪B1を構成する従動レバー35と
当接部30aとの間を丁度挿通するようにすることがで
きる。
【0041】従って、ここでシリンダC7を“出”に操
作すると、その先端が図6に示すようにレバー頭部33
bを押し込み、操作レバー33そして従動レバー35が
回動して爪B1が閉となり紐先端部Fを挟持する。なお
、爪B1の挟持動作は従動レバー35自体の弾性力で保
持されるのでシリンダC7は上記操作の後、“引”の状
態に戻される。紐先端部Fが回動挟持部30に挟持され
ると、シリンダC18が“出”に操作され第1の挟持部
9の操作レバー16のレバー頭部16aを図3の鎖線の
位置から実線の位置まで押し込み、爪B4は開となって
それまでの紐先端部Fの挟持を解除する。この解除動作
が終了すると、回転リング7は逆方向に回転して初期位
置に戻り、次の結束動作の開始までその位置で待機する
【0042】次に、図5において、ストロークが最長の
シリンダC5が“出”に操作される。これに伴い回動挟
持部30は同図(3)に示す第3の位置に向かって時計
方向に回動する。この結果、爪B1に挟持された紐先端
部Fは、図10(2)に示すように、先ず紐後端部Eと
交叉した後、既にワーク1に巻回された2回分の紐5と
ワーク1の表面との間を挿通して図10(3)に示す第
1の結び目A1が形成される訳である。なお、シリンダ
C5の操作と同時に図8に示すシリンダC10が“出”
に操作され、紐後端部Eの結び目に近い部分がテーププ
ッシャー51により図中左方へ所定寸法だけ押し出され
る。なお、図10(3)はワーク1の上方から見ている
ので、上記テーププッシャー51により押し出される方
向は図8の場合と逆に示されている。
【0043】次に上記で形成された第1の結び目A1を
緊締する工程について説明する。先ず、紐後端部Eにつ
いては、図1の紐後端機構42のシリンダC8が“出”
に操作されて第3の挟持部43が紐後端部Eを挟持する
とともにシリンダC9が“引”に操作される。また、同
時に紐先端部Fについて、図5のシリンダC4およびシ
リンダC6が“出”に操作されて回動挟持部30が更に
時計方向に回動して同図(3A)の位置に至る。従って
、図10(4)に示すように、紐先端部Fと紐後端部E
との間に張力が加えられて第1の結び目A1が緊締され
ることになる。この張力は主として紐先端機構22のバ
ネ28を取り付ける係合ネジを調整することによりワー
ク1や紐5の条件を加味した最適な値に設定することが
できる(図4参照)。また、緊締動作時に取付台23に
モーメントで使用する張力についてはバネ25aおよび
25bの部分の係合ネジにより調整することが可能であ
る。
【0044】次に、それまで“引”であった結束機構4
5のシリンダC11が“出”に操作され続いてシリンダ
C12が“出”に操作される。これにより、図9に示す
ように、結束機構45の先端に設けられた爪B3が上昇
し、その先端はワーク1の上面より所定寸法上方に位置
する姿勢となる。なお、この間、シリンダC13は“出
”として爪B3は閉となっており、また紐後端部Eの結
び目近傍はテーププッシャー51で紐先端部Fとの間隔
が拡げられているので、爪B3は紐5に邪魔されること
なく円滑に上昇することができる。
【0045】爪B3の上昇動作が停止すると、シリンダ
C13が“引”に操作されて爪B3が開くと同時にシリ
ンダC10が“引”に操作されてテーププッシャー51
が後退する。そして、ここでシリンダC8が“引”に操
作されて紐後端部Eがフリーの状態となる。もっとも、
第1の結び目A1はワーク1に紐5を2回巻回した後に
形成されているので、その緊締の段階で紐の相互間に十
分大きな摩擦力が存在しており、紐後端部Eがフリーに
なっても緊締状態はほとんどそのまま保持される。なお
、シリンダC8の操作に続いてシリンダC9も“出”に
操作されて初期位置に戻る。
【0046】次に図8の係合機構44のシリンダC14
が“出”に操作されその頭部に設けられた爪B2が紐後
端部Eに向かって前進し、爪B2先端の鈎部が紐後端部
Eの一部に当接する位置でシリンダC15が“出”に操
作されて爪B2がその軸46を中心に回動する。これに
より、図9に示すように、爪B2の鈎部が紐後端部Eの
一部に係合して弛み部を形成しこの弛み部が紐先端部F
と交叉し、しかもこの交叉した弛み部の一部が爪B3の
開口部分(図7の操作レバー48と当接部49との間)
に嵌まり込む形となる。図10(5)はこの時点の状態
を示す。
【0047】ここで、シリンダC13が“出”に操作さ
れると爪B3が閉じ紐後端部Eの弛み部を挟持する。続
いてシリンダC12が“引”に操作されると爪B3が下
降して第2の結び目A2が形成される訳である。なお、
係合機構44のシリンダC14およびシリンダC15は
役割を終わり初期姿勢に戻される。
【0048】次に、結束機構45のシリンダC11が“
引”に操作されるとともに図5のシリンダC6が“引”
に操作されて回動挟持部30が反時計方向に回動し同図
(4)に示す第4の位置まで移動する。即ち、第2の結
び目A2の位置に対して紐先端部Fを挟持する爪B1と
紐後端部Eを挟持する爪B3とがほぼ一直線上に位置す
ることになり、上記したシリンダC11による引張り力
とこれに対抗する紐先端機構22のバネ28の力とが有
効に紐5の張力となって第2の結び目A2が確実に強固
に緊締される訳である。図10(6)はシリンダC11
の操作途中を示したものである。なお、このシリンダC
11にはそのピストン位置を検出する位置センサーが設
けられており、最終の緊締の張力が所望の範囲内に収ま
るようシリンダC11の停止位置が調整可能な構成とな
っている。
【0049】第2の緊締工程が終了すると、図4で紐先
端機構22のシリンダC16が“引”に操作されてその
先端の鈎部が第2の挟持部31のレバー頭部33bを引
き起こし、爪B1が紐先端部Fの挟持を解除する。同時
に、シリンダC17が操作されて回転リング7に取り付
けられた第1の挟持部9の爪B4が閉じて紐先端部Fを
挟持して次工程に備える。そして、図1のシリンダC1
9を操作して切断機構50により紐後端部Eを切断して
1個所の結束作業が終了する。なお、回動駆動部37の
シリンダC5は“引”となって回動挟持部30は初期位
置に戻り、同時にシリンダC3が“引”に操作されて安
全カバー21が後退する。
【0050】ワーク1の結束位置の移動はターンテーブ
ル2を例えば順次90°づつ回動させることにより行う
。 そして、1個のワーク1の結束作業がすべて終了すると
再びシリンダC2およびシリンダC1を操作してワーク
1を取り出す。
【0051】以上のように、この実施例では回転駆動部
8を除いた駆動源は全て各種シリンダとしており、これ
らを所定の定められたシーケンスで操作することにより
結束作業の完全自動化が可能である。従って、大幅な省
力化と作業品質の向上が同時に実現する。もっとも、ワ
ーク1や紐5の種別に応じた調節をその現物に合わせて
行うため、上記シリンダ等の一部を手動操作としてもよ
い。また、駆動源としてシリンダ以外のものを採用して
もよい。
【0052】この結束装置では、紐としてはその結束に
必要な耐張力強度を有するものならその種類は問わない
ので、結束用として多用されている安価な材料のものを
採用することができる。また、柔軟な紐も自由に使用す
ることができるので、絶縁電線を巻回したワークを結束
する本実施例のような場合には、極めて高い作業品質が
熟練度を要することなく達成される。即ち、紐がワーク
の結束部分の外形に忠実に沿うので電線の1本1本に結
束による圧力が伝わりかつこれが強固に緩みなく保持さ
れるので、電線の素線に位置ずれが発生しない訳である
【0053】なお、上記実施例では最初のワーク1への
紐5の巻回を2回としたが、紐5等の特性、例えばその
表面が極めて滑り易いようなものでは3回以上巻回する
ようにしてもよい。また、上記実施例では紐後端部Eに
弛み部を形成しこの紐弛み部と紐先端部Fとで第2の結
び目を形成するようにしたが、これは異なる個所の結束
作業を連続して処理する場合の効率化を考慮したことに
加えて、図10(6)からもわかるように、最後に切断
された紐後端部Eを引張ることにより、極めて簡単に第
2の結び目A2の結束を解除することができるので、ユ
ーザーにおける結束解除の作業能率が大幅に向上するこ
とを意図したものである。従って、上記した目的を特に
考慮しない場合は、予め所定長に切断した紐を使用した
り、または第1の結び目緊締後紐を切断し、この切断し
た紐後端部Eと紐先端部Fとで第2の結び目を形成する
ことも可能である。また、この発明は電線を巻回したワ
ークを結束する場合に限らず、種々の形状の被結束物の
結束に適用することができることは勿論である。
【0054】
【発明の効果】この発明に係る結束方法は、所定の巻回
工程、第1の結び目形成工程、第1の緊締工程、第2の
結び目形成工程、および第2の緊締工程からなるので、
第1の結び目形成後の紐の緩みがほとんどなく最終的に
強固で確実な結束状態が得られる。また、第1の結び目
緊締後、所定の弛み部を形成して第2の結び目を形成す
るようにした場合は、複数個所の結束を連続して行うと
きの作業性が改善されるとともに、結束された結び目の
結束解除が極めて簡便となる。更に、巻回工程における
紐の巻回数を2とすると、結束作業において紐相互間に
生じる摩擦力が、通常多用されている紐の場合に最適な
範囲に収まり、作業性が向上するとともに、緩みのない
強固で確実な結束状態が得られる。
【0055】この発明に係る結束装置は、所定の巻回機
構、紐先端機構、紐後端機構、係合機構、結束機構およ
び切断機構を備えたので、上記した結束方法を完全な連
続自動作業のもとに実現することができ、しかも結束部
材として通常の柔軟な紐を使用することができるので、
大幅な省力化、低コスト化と緩みのない確実な結束状態
が得られる。また、上記巻回機構を所定の回転リング、
回転駆動部、および第1の挟持部で構成した場合は、た
とえ被結束物の形状が環状のものであっても支障のなく
巻回を行うことができ、また、巻回リングが回転と同時
に軸方向に進行するので紐の巻回がスムーズになされる
【0056】また、紐先端機構を所定の回動挟持部、張
力付加部、および回動駆動部で構成した場合は、第1の
結び目形成から第2の結び目緊締に至る一連の作業にお
ける紐先端部の操作が、回動挟持部の回動操作のみによ
って行われるので、機構の構成が簡便となる。更に、上
記回動挟持部を所定の第1ないし第4の位置に順次回動
駆動することにより、紐先端部と紐後端部との協働が確
実に行われ円滑な結束動作が達成される。
【0057】また、上記第2の挟持部を所定の固定片お
よび可動片で構成し、更にこの可動片と係合する所定の
操作部を備えた場合は、本挟持部による紐先端部の挟持
およびその解除の動作が回動挟持部の回動位置に応じて
自動的になされ、前後の操作との連動がスムーズになさ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による結束装置の全体構成
を示す正面図である。
【図2】図1の回転リング7を拡大して示す正面図であ
る。
【図3】更に回転リング7の第1の挟持部9を拡大して
示す側面図である。
【図4】図1の紐先端機構22を拡大して示す平面図で
ある。
【図5】図4の回動挟持部30の動作を回動駆動部37
の操作とともに示す動作説明図である。
【図6】図4の回動挟持部30およびその第2の挟持部
31の部分を拡大して示す図である。
【図7】図1の結束機構45、特にその先端部分を拡大
して示す図である。
【図8】図1の係合機構44、結束機構45およびそれ
らと結び目部分との位置関係を説明する底面図である。
【図9】図8の係合機構44および結束機構45の動作
を説明する側面図である。
【図10】一連の結束動作の各段階における結束状態を
ワーク1と紐5とにのみ着目して示した説明図である。
【符号の説明】
1は被結束物としてのワーク、5は紐、6は巻回機構、
7は回転リング、7aはその開口部、8は回転駆動部、
9は第1の挟持部、19は基台、22は紐先端機構、2
8は蓄勢部材としてのバネ、29は張力付加部、30は
回動挟持部、31は第2の挟持部、32は軸、33およ
び35は可動片としての操作レバーおよび従動レバー、
30aは固定片としての当接部、37は回動駆動部、4
2は紐後端機構、44は係合機構、45は結束機構、5
0は切断機構、Fは紐先端部、Eは紐後端部、C7およ
びC16は操作部としてのシリンダ、A1は第1の結び
目、A2は第2の結び目である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  紐を被結束物の結束部分に複数回巻回
    する巻回工程、紐の先端部を紐の後端部と交叉させ巻回
    された紐の全巻回部分と上記被結束物との間を挿通させ
    ることにより第1の結び目を形成する第1の結び目形成
    工程、上記紐先端部と紐後端部との間に張力を加えて上
    記第1の結び目を緊締する第1の緊締工程、上記紐後端
    部を緩めて上記紐先端部と交叉させ上記紐先端部と紐後
    端部とで形成される環状部分を挿通させることにより第
    2の結び目を形成する第2の結び目形成工程、および上
    記紐先端部と紐後端部との間に張力を加えて上記第2の
    結び目を緊締する第2の緊締工程からなる結束方法。
  2. 【請求項2】  第1の緊締工程の後、紐後端部を緩め
    てその一部に弛み部を形成し、この紐弛み部と紐先端部
    とで第2の結び目を形成するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の結束方法。
  3. 【請求項3】  巻回工程の巻回数を2としたことを特
    徴とする請求項1または2記載の結束方法。
  4. 【請求項4】  紐の先端部を挟持し上記紐を被結束物
    の結束部分に複数回巻回するとともに巻回後上記紐先端
    部の挟持を解除する巻回機構、紐先端部を挟持し上記巻
    回機構がその挟持を解除した後上記紐先端部を紐の送出
    側である紐後端部と交叉させ巻回された紐の全巻回部分
    と上記被結束物との間を挿通させることにより第1の結
    び目を形成するとともに結束終了後上記紐先端部の挟持
    を解除する紐先端機構、上記第1の結び目形成後上記紐
    後端部を挟持し上記紐先端機構とで紐に張力を加え上記
    第1の結び目を緊締するとともに緊締後上記紐後端部の
    挟持を解除する紐後端機構、この紐後端機構が挟持を解
    除した紐後端部の一部に係合して弛み部を形成し上記紐
    先端部と交叉させる係合機構、形成された上記紐弛み部
    を挟持し上記紐弛み部と紐先端部とで形成される環状部
    分を挿通させることにより第2の結び目を形成し、しか
    る後上記紐先端機構とで紐に張力を加え上記第2の結び
    目を緊締するとともに緊締後上記紐弛み部の挟持を解除
    する結束機構、および上記第2の結び目緊締後上記紐後
    端部を切断する切断機構を備えた結束装置。
  5. 【請求項5】  巻回機構は、被結束物の結束部分を内
    部に導入可能なように周上所定長にわたって開口部を形
    成した回転リング、この回転リングの内部に上記被結束
    物を導入した後上記回転リングを2回転させるとともに
    その回転軸の方向に所定のピッチで進行させる回転駆動
    部、および上記回転リングに取り付けられ紐先端部を適
    宜挟持可能に構成された第1の挟持部からなることを特
    徴とする請求項4記載の結束装置。
  6. 【請求項6】  紐先端機構は、略C形の形状を有しそ
    の一端に紐先端部を適宜挟持可能に構成された第2の挟
    持部を設けその他端が被結束物の結束部分の一面とほぼ
    直角の方向に設けられた軸に回動自在に取り付けられた
    回動挟持部、上記軸と一体となって基台に所定の蓄勢部
    材を介して取り付けられ上記回動挟持部を介して紐先端
    部に所定の張力を加える張力付加部、およびこの張力付
    加部に取り付けられ上記回動挟持部を所定の回動位置に
    順次回動させる回動駆動部からなることを特徴とする請
    求項4または5記載の結束装置。
  7. 【請求項7】  回動駆動部は回動挟持部を、それぞれ
    巻回動作時には回動挟持部の中央部分が被結束物ととも
    に紐で巻回されるようにそのC形の開口部分が結束部分
    の紐後端部側に面しかつ第2の挟持部が回転リングの進
    行方向の紐後端部側となる第1の位置に、紐先端部挟持
    時には上記第1の位置から上記結束部分の一面の垂直上
    方から見て反時計方向に所定角度回動して上記第2の挟
    持部により上記紐先端部の挟持が可能となる第2の位置
    に、第1の結び目形成時には上記第2の位置から時計方
    向に所定角度回動して紐後端機構とで緊締可能となる第
    3の位置に、第2の結び目形成時には上記第3の位置か
    ら反時計方向に所定角度回動して結束機構とで緊締可能
    となる第4の位置に回動駆動することを特徴とする請求
    項6記載の結束装置。
  8. 【請求項8】  第2の挟持部を固定片とこの固定片と
    接離することにより挟持の動作および解除を行う可動片
    とで構成し、回動挟持部の第2の位置および第4の位置
    において上記回動挟持部の外部から上記可動片に係合し
    て上記固定片との接離を行わしめる操作部を備えたこと
    を特徴とする請求項7記載の結束装置。
JP3687891A 1991-02-05 1991-02-05 結束方法および結束装置 Pending JPH04253609A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018104083A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 株式会社崎陽軒 紐掛装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018104083A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 株式会社崎陽軒 紐掛装置

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