JPH04253184A - 調光装置 - Google Patents

調光装置

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JPH04253184A
JPH04253184A JP3008112A JP811291A JPH04253184A JP H04253184 A JPH04253184 A JP H04253184A JP 3008112 A JP3008112 A JP 3008112A JP 811291 A JP811291 A JP 811291A JP H04253184 A JPH04253184 A JP H04253184A
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Masatoshi Yamamoto
山本 政利
Toshiyuki Masuda
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔制御システムを用
いた調光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、遠隔制御システムとして、図
14に示すような構成ものが知られている。すなわち、
中央制御装置51と、それぞれ固有のアドレスが設定さ
れスイッチS1〜S4の状態を監視する監視用の端末器
52、負荷L1〜L4を制御する制御用の端末器53、
ワイヤレス中継用の端末器54、外部インタフェース用
の端末器55、パターン設定用の端末器56とが一対の
線路よりなる信号線lsを介して接続される。中央制御
装置51から信号線lsに送出される伝送信号Vsは、
図15(a)に示すように、信号送出開始を示すスター
トパルス信号ST、信号モードを示すモードデータ信号
MD、端末器52〜56を個別に呼び出すための8ビッ
トのアドレスデータを伝送するアドレスデータ信号AD
、負荷L1〜L4を制御する制御データを伝送する制御
データ信号CD、チェックサムデータ信号CS、端末器
52〜56からの返送期間を設定する信号返送期間WT
よりなる複極(±24V)の時分割多重信号であり、パ
ルス幅変調によってデータが伝送されるようになってい
る。各端末器52〜56では、信号線lsを介して受信
された伝送信号Vsのアドレスデータと各端末器52〜
56に設定されたアドレスデータとが一致したときに、
その伝送信号Vsの制御データを取り込むとともに、伝
送信号Vsの信号返送期間WTに同期して監視データ信
号を電流モード信号(信号線lsの線路間を適当な低イ
ンピーダンスを介して短絡して送出される信号)として
返送するようになっている。また、中央制御装置51に
は、モードデータ信号MDをダミーモードとしたダミー
伝送信号を常時送出するダミー信号送信手段と、監視用
の端末器52、ワイヤレス中継用の端末器54、外部イ
ンタフェース用の端末器55、パターン設定用の端末器
56のいずれかから返送された図15(b)に示すよう
な割り込み信号Viが受信されたとき、割り込み信号V
iを発生した端末器52,54〜56を検出してその端
末器52,54〜56をアクセスして監視データを返送
させる割り込み処理手段とが設けられている。また、中
央制御装置51では、上述のようにして監視用の端末器
52、ワイヤレス中継用の端末器54、外部インタフェ
ース用の端末器55、パターン設定用の端末器56から
中央制御装置51に返送された監視データに基いて対応
する負荷L1〜L4を制御する制御用の端末器53に伝
送する制御データを作成するとともに、その制御データ
を信号線lsを介して対応する制御用の端末器53に時
分割多重伝送して負荷L1〜L4を制御するようになっ
ている。
【0003】ワイヤレス中継用の端末器54は、光ワイ
ヤレス発信器Y、光ワイヤレス受信器Xおよびワイヤレ
ス用信号線lwよりなる光ワイヤレスシステムのデータ
中継を行う端末器であり、光ワイヤレス発信器Yから発
信された光信号を光ワイヤレス受信器Xによって受信し
、受信されたデータをワイヤレス用信号線lwを介して
受信するとともに、このデータを中央制御装置51に転
送するようになっている。また、外部インタフェース用
の端末器55は、外部制御装置57との間でデータ伝送
を行う端末器であり、パターン設定用の端末器56は、
データ入力部58から入力されるパターン制御データを
中央制御装置51に転送する端末器である。なお、分電
盤60あるいはリレー制御盤61内に配設される監視用
の端末器52や制御用の端末器53は、分電盤協約寸法
となっており、その制御出力によって負荷制御用のリモ
コンリレー(手元スイッチによってもオン、オフできる
ようにしたラッチングリレー)62が制御されるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した遠
隔制御システムにおいて、負荷L1〜L4を照明負荷と
し、中央制御装置51から伝送される伝送信号Vsによ
って照明負荷L1〜L4を調光制御したい場合がある。 このような要求を満たすために、制御用の端末器53と
して照明負荷Lの調光制御が可能な調光端末器が考えら
れている。調光端末器では、伝送信号Vsの制御データ
に基づいて照明負荷Lの調光状態を制御するのである。
【0005】ところでこの調光端末器を用いて調光装置
を構築する場合には図16に示すように異なるアドレス
に設定してある調光端末器53A1、53A2を複数用
いて、夫々の調光端末器53A1、53A2に接続され
る照明負荷L1、L2を、夫々の調光端末器53A1、
53A2に対応せる監視用端末器52A1、52A2の
操作スイッチの操作で調光を行うようなっていた。
【0006】しかし従来例では一つの監視用端末器52
Aの操作スイッチの操作で複数の調光端末器53Aの負
荷Lを同時に調光することはできなかった。また一つの
調光端末器53Aには一つの照明負荷Lに対応する調光
制御手段しか設けられていなかったため、複数の照明負
荷Lを一つの調光端末器53Aで調光制御することもで
きなかった。つまり複数の照明負荷Lを同時に調光する
ことができず、大きな部屋等において、複数の照明負荷
Lを一斉に調光する場合等では時間遅れなどがあって、
都合悪かった。
【0007】請求項1、請求項2記載の発明は、上記要
求を満たすことを目的とするものであり、複数の照明負
荷を一つの監視用端末器の操作スイッチの操作で同時に
調光制御することができる調光装置を提供しようとする
ものである。また請求項3記載の発明は、上記目的に加
えて、白熱電球と、蛍光灯とを同時に調光制御すること
ができる調光装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、中央制御装置から送出さ
れるアドレスデータや制御データを含む伝送信号を一対
の線路よりなる信号線を介して受信して信号処理する伝
送信号処理回路と、固有のアドレスデータを保持するア
ドレス保持部と、照明負荷を調光制御する調光制御手段
と、受信されたアドレスデータとアドレス設定部に設定
されたアドレスデータとが一致すると伝送信号の制御デ
ータを取り込んで、調光制御手段による照明負荷の調光
度合を制御する伝送信号処理回路とを備えた遠隔制御用
調光端末器を、複数同一アドレスに設定して信号線に接
続したものである。
【0009】請求項2記載の発明は、中央制御装置から
送出されるアドレスデータや制御データを含む伝送信号
を一対の線路よりなる信号線を介して受信して信号処理
する伝送信号処理回路と、固有のアドレスデータを保持
するアドレス保持部と、照明負荷を調光制御する複数の
調光制御手段と、受信されたアドレスデータとアドレス
設定部に設定されたアドレスデータとが一致すると伝送
信号の制御データを取り込んで、各調光制御手段による
照明負荷の調光度合を並列制御する伝送信号処理回路と
を備えた遠隔制御用調光端末器を用いたものである。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、調光制御手段として、白熱電球用の調光制
御手段と、蛍光灯用の調光制御手段とを夫々少なくとも
1つづつ備えた遠隔制御用調光端末器を用いたものであ
る。
【0011】
【作用】而して請求項1記載の発明によれば、所定のア
ドレスの遠隔制御用調光端末器に対応する監視用端末器
の操作スイッチを操作すれば、この操作に基づいた制御
データが中央制御装置から当該アドレスの遠隔制御用調
光端末器に伝送されることになる。
【0012】ここで同じアドレスに設定した複数の遠隔
制御用調光端末器の伝送信号処理回路は、同時に中央制
御装置によりアクセスされて制御データを取り込み、内
蔵する調光制御手段を制御データに基づいて制御し、照
明負荷を調光する。この調光は各遠隔制御用調光端末器
において同時に為されるため、照明負荷間の調光制御の
時間的なばらつきが生じない。
【0013】請求項2記載の発明によれば、一つの遠隔
制御用調光端末器に照明負荷を調光制御する複数の調光
制御手段を備えているため、中央制御装置からの制御デ
ータに基づいて伝送信号処理回路は各調光制御手段を並
列制御することにより、夫々の調光制御手段に接続され
ている照明負荷を同時に調光する。尚請求項3記載の発
明では、調光制御手段として、白熱電球用の調光制御手
段と、蛍光灯用の調光制御手段とを夫々少なくとも1つ
づつ備えた遠隔制御用調光端末器を用いているから、蛍
光灯と、白熱電球とを同時に調光することができる。
【0014】
【実施例】(実施例1)本実施例は請求項1記載の発明
に対応するもので、照明負荷Lを調光制御する調光端末
器53Aは、第2図のような回路構成を有している。す
なわち、マイクロコンピュータよりなる伝送信号処理回
路10を備え、伝送信号処理回路10は受信回路11の
トランジスタQ1を介して信号線接続端子t1を介して
信号線lsに接続されている。
【0015】従って、中央制御装置1から信号線を伝送
された伝送信号は、受信回路11を通して伝送信号処理
回路10に入力される。伝送信号処理回路10への給電
は、信号線lsを伝送される信号をダイオードブリッジ
DBにより全波整流し、トランジスタQ2、ツェナーダ
イオードZD、コンデンサC1などにより安定化する電
源回路12によりなされる。
【0016】調光端末器53Aのアドレスデータや伝送
信号処理回路10の機能を設定する機能データは、EE
PROMよりなるデータ記憶部13に格納されている。 データ記憶部13に格納されるデータは、受光素子PD
1、トランジスタQ3、Q4などからなる光信号受信回
路14により受信された信号を伝送信号処理回路10で
処理して作成される。ここに、光信号受信回路14で受
信される信号は、外部に設けた設定器(図示せず)から
発信された赤外線等によるワイヤレス信号である。調光
端末器には、発光素子LD1、トランジスタQ5などか
らなる光信号送信回路15が設けられ、ワイヤレス信号
が受信されると、その信号の内容に応じて受信確認や設
定確認などの応答信号をワイヤレス信号として設定器に
返送するようになっている。ワイヤレス信号の受信状態
は、伝送信号処理回路10に接続された発光素子LD2
の点滅により示される。
【0017】伝送信号処理回路10は、マイクロコンピ
ュータよりなる調光制御回路16に接続されており、中
央制御装置1から伝送されたデータに基づいて調光制御
回路16では調光出力回路17に備えたトライアック等
からなる電力制御素子を位相制御するようになっている
。調光出力回路17は、商用電源ACの零クロスを検出
するための動作モード設定回路18を介して接続される
商用電源ACを、電力制御素子と、リレー制御回路19
内のラッチングリレー等のリレー接点とを介して、照明
負荷Lに接続しており、電力制御素子が調光制御回路1
6の制御の下で調光レベル出力回路20から出力される
制御信号で位相制御されることにより、照明負荷Lへの
ランプ電力を制御し、照明負荷Lの調光を行うようにな
っている。尚t2は商用電源接続端子、t3は照明負荷
接続端子である。
【0018】また調光制御回路16の制御の下で制御さ
れるリレー制御回路19のリレー接点で照明負荷Lへの
電力供給をオン/オフして照明負荷Lを点灯、消灯する
ようになっている。調光制御回路16は上記の動作モー
ド設定回路18で検出された零クロス検出信号に基づい
て、調光レベル出力回路20から出力される位相制御の
ための制御信号を作成するようになっている。
【0019】尚図2のリセット回路21は夫々調光端末
器53Aが信号線lsに接続されて給電されると伝送信
号処理回路10をリセットするためのものである。以上
の構成により、調光端末器53Aでは中央制御装置1か
らの伝送信号を受信すると、伝送信号に含まれるアドレ
スデータと、データ記憶部13に格納されているアドレ
スデータとを比較して一致を判定し、アドレスデータが
一致すると、伝送信号に含まれる制御データに従って調
光制御回路16を通じて調光レベル出力回路20で作成
する制御信号の調光レベルを設定し、照明負荷Lの光出
力を制御するのである。
【0020】ここで請求項1記載の発明では、図1に示
すように複数の調光端末器53Aを同一アドレスに設定
して信号線lsに接続して使用するもので、当該アドレ
スに対応して設けた調光操作のための監視用端末器52
Aで操作スイッチが押されると、上述のように中央制御
装置1から調光端末器53Aをアクセスするための伝送
信号が送られることになり、同一アドレスであるため複
数の調光端末器53Aは同時に夫々の照明負荷Lの光出
力を制御したり、或いは点灯/消灯することになる。
【0021】尚調光端末器53Aの調光制御は、次のよ
うな手順で行われる。監視用端末器52Aのアップ調光
用の操作スイッチが押されたときに、中央制御装置1か
ら伝送されるアップ用調光制御データが調光端末器53
Aで受信されると、調光端末器53Aでは照明負荷Lの
光出力を時間の経過とともに増加させ、所望の光出力が
得られた時点で、再び監視用端末器52Aの調光用操作
スイッチが押されて、中央制御装置1から制御データが
調光端末器53Aで受信されると、その時点で照明負荷
L1の調光状態で制御を停止する。更に次の監視用端末
器52Aのダウン調光用操作スイッチが押されると、ダ
ウン調光用制御データが中央制御装置1から伝送され、
調光端末器53Aではこの制御データに基づいてその時
点の調光状態から照明負荷Lの光出力を時間の経過とと
もに減少させ、所望の光出力が得られた時点で、再び監
視用端末器52Aの調光用操作スイッチが押されて、中
央制御装置1から制御データが調光端末器53Aで受信
されると、その時点で照明負荷L1の調光状態で制御を
停止する。
【0022】尚調光を制御データの受信毎にアップ、停
止、ダウン、停止の順に切り換えるようにすれば操作ス
イッチは一つで行える。調光端末器53Aの構造は、第
3図および第4図に示すようなものであって、分電盤協
約寸法として規格化されているケース30に上記回路が
納装されている。ケース30は、上面開口する箱状のボ
ディ30aと、ボディ30aに被嵌されたカバー30b
とを組立ねじ31で結合することにより形成される。カ
バー30bの両側部には、上記各端子t1〜t3を構成
する端子用凹所32aが各端子t1〜t3に対応して形
成され、各端子用凹所32a内には端子ねじ32bを螺
合させた端子板32cがそれぞれ配設される。商用電源
ACおよび照明負荷に接続される端子t2,t3に対応
した端子用凹所32aは、カバー30bの上面に固定ね
じ32dによって固定される端子カバー32eにより覆
われる。カバー30bの上面には、発光素子LD1およ
び受光素子PD1の投受光を可能するフィルタ33aが
装着された透光窓33bと、発光素子LD2からの光を
透過させる透光窓33cとが形成されている。さらに、
カバー30bの上面には透明板よりなる銘板34が嵌着
される。
【0023】ケース30内には、調光出力回路17を実
装した第1の印刷配線基板35aと、他の回路部分を実
装した第2の印刷配線基板35bとが上下に離間して納
装されている。また、電力制御素子Tは、第1の印刷配
線基板35aの下方に配設された金属板よりなる放熱板
36に対して取付ねじ37を用いて固定されている。第
1の印刷配線基板35aは、ボディ30aの内側周部に
設けたボス38aに螺合する固定ねじ38bによってボ
ディ30aに固定され、放熱板36は、ボディ30aの
内側中央部に設けたボス39aに螺合する固定ねじ39
bによってボディ30aに固定される。また、第2の印
刷配線基板35bは、カバー30bの下面側に螺合する
固定ねじ39によってカバー30bに固定される。  
ところで、ボディ30aの下部の両側面には、それぞれ
分電盤内にケース30を固定するための固定用部材を結
合するための結合孔40が形成されている。この結合孔
40は、第3図に示すように、ボディ30aの内側に設
けた段部41の上面に形成された通気用開口42に連通
している。一方、放熱板36の周縁にはボディ30bの
底面に対して放熱板36の主部を上方に離間させて配置
することができるように、脚片36aが突設されており
、放熱板36の主部が通気用開口42の上方に離間して
位置するようにしてある。ここにおいて、放熱板36の
周縁はほぼ全周に亙ってボディ30aの内周面に接触す
るように形成されている。したがって、放熱板36の下
面側では、結合孔40および通気用開口42を通してボ
ディ30aの中に外気を流通させることができるのであ
って、この空気流(第3図に矢印で示す)を放熱板36
に接触させることによって、放熱板36からの熱をケー
ス30外に効率よく放熱することができるのである。す
なわち、電力制御素子Tの放熱を効率よく行いながらも
、放熱板36がケース30の外に露出しないのであって
、優れた外観に仕上げることができるのである。保護板
43は内部に通気用開口42から埃が入る恐れが有る場
合に、通気用開口42を防ぐための板である。
【0024】(実施例2)上記実施例では、同一アドレ
スの調光端末器53Aを複数用いて複数の照明負荷Lを
同時に調光しようとしたものであるが、本実施例は一つ
の調光端末器53Aで複数の照明負荷Lを同時に制御す
ることができるようにしたものである。即ち図5に示す
ように、伝送信号処理回路10からの信号を入力して調
光制御を行う調光制御回路16を2組備え、それぞれの
信号入力ポートを伝送信号処理回路10に並列に接続し
ており、伝送信号処理回路10からの信号を同時に夫々
が受け取って並列に調光制御が行えるようになっている
【0025】尚各調光制御回路16に対応して調光出力
回路17、リレー制御回路19、調光レベル出力回路2
0を夫々各別に設け、動作モード設定回路18のみ共有
している。而して本実施例では図6に示すように調光端
末器32Aに2つの照明負荷L、Lを接続する。監視用
端末器52Aの操作と、調光制御は実施例1と同様に行
われるため、その説明は省略する。
【0026】図7は本実施例に用いる調光用端末器53
Aの上面図、図8はその一部破断せる側面図、図9はそ
の背面であり、この実施例では負荷照明Lを夫々の調光
出力回路17に接続するために、2対の負荷照明接続端
子t3を設けている。尚実施例1の図3、図4の部材に
付した同一番号、同一記号のものは同様な機能を持つ部
材である。
【0027】(実施例3)上記実施例1、2では調光出
力回路17は、電力制御素子によって商用電源ACを位
相制御し、照明負荷Lのランプ電力を制御するものであ
るため、照明負荷Lとしては白熱電球が使われるが、蛍
光灯の照明負荷L0を調光するために本実施例では、図
10に示すように片方の調光制御回路16で制御される
調光出力回路として、デュテイ制御を行うデュティ出力
回路17’を用い、このデュティ出力回路17’により
蛍光灯点灯装置のランプ電力を制御することができるよ
うにしたものである。
【0028】本実施例の場合各調光制御回路16に対応
して動作モード設定回路18を備え、夫々別個に商用電
源ACを調光出力回路17及デュティ出力回路17’に
接続している。尚調光レベル出力回路20’はデュティ
制御に対応した制御信号を作成するためのものである。 図11は本実施例に用いる調光用端末器53Aの上面図
、図12はその一部破断せる側面図、図13はその背面
であり、この実施例では負荷照明Lを夫々の調光出力回
路17、デュティ出力回路17’に接続するために、2
対の負荷照明接続端子t3,t3’を設けるとともに、
夫々に対応した2対の電源接続端子t2、t2’を設け
ている。
【0029】尚実施例1の図3、図4の部材に付した同
一番号、同一記号のものは同様な機能を持つ部材である
。又実施例2、実施例3には夫々中央制御装置1に動作
状態を返送するための返送信号送出回路22を備えてお
り、この返送信号送出回路22はトランジスタQ4をオ
ンすることにより抵抗Rと、ダイオードブリッジDBと
を介して信号線lsを短絡することにより、電流モード
の返送信号を返送待機期間において返送するようになっ
ている。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、中央制御装置か
ら送出されるアドレスデータや制御データを含む伝送信
号を一対の線路よりなる信号線を介して受信して信号処
理する伝送信号処理回路と、固有のアドレスデータを保
持するアドレス保持部と、照明負荷を調光制御する調光
制御手段と、受信されたアドレスデータとアドレス設定
部に設定されたアドレスデータとが一致すると伝送信号
の制御データを取り込んで、調光制御手段による照明負
荷の調光度合を制御する伝送信号処理回路とを備えた遠
隔制御用調光端末器を、複数同一アドレスに設定して信
号線に接続したので、同一アドレスの調光端末器を同時
にアクセスすることができるため、各調光用端末器に接
続されている照明負荷を同時に調光することができ、複
数の照明負荷間の調光制御の時間的なばらつきが生じな
いという効果があり、しかも一つの監視用端末器の操作
スイッチで調光操作が行えるという効果がある。
【0031】請求項2記載の発明によれば、一つの遠隔
制御用調光端末器に照明負荷を調光制御する複数の調光
制御手段を備えているため、中央制御装置からの制御デ
ータに基づいて伝送信号処理回路は各調光制御手段を並
列制御することにより、夫々の調光制御手段に接続され
ている照明負荷を同時に調光することができ、各調光用
端末器に接続されている照明負荷を同時に調光すること
ができ、複数の照明負荷間の調光制御の時間的なばらつ
きが生じないという効果があり、しかも一つの監視用端
末器の操作スイッチで調光操作が行えるという効果があ
る。
【0032】尚請求項3記載の発明では、調光制御手段
として、白熱電球用の調光制御手段と、蛍光灯用の調光
制御手段とを夫々少なくとも1つづつ備えた遠隔制御用
調光端末器を用いているから、蛍光灯と、白熱電球とを
同時に調光することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の回路ブロック図である。
【図2】本発明の実施例1の調光端末器の回路構成図で
ある。
【図3】本発明の実施例1の調光端末器の分解斜視図で
ある。
【図4】本発明の実施例1の調光端末器の斜視図である
【図5】本発明の実施例2の調光端末器の回路構成図で
ある。
【図6】本発明の実施例2の回路ブロック図である。
【図7】本発明の実施例2の調光端末器の上面図である
【図8】本発明の実施例2の調光端末器の一部破断せる
側面図である。
【図9】本発明の実施例2の調光端末器の背面図である
【図10】本発明の実施例3の調光端末器の回路構成図
である。
【図11】本発明の実施例3の調光端末器の上面図であ
る。
【図12】本発明の実施例3の一部破断せる側面図であ
る。
【図13】本発明の実施例2の調光端末器の背面図であ
る。
【図14】遠隔制御システムの構成図である。
【図15】遠隔制御システムの伝送信号の説明図である
【図16】従来例のシステム図である。
【符号の説明】
ls      信号線 L        照明負荷 1        中央制御装置 52A    監視用端末器 53A    調光端末器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央制御装置から送出されるアドレスデー
    タや制御データを含む伝送信号を一対の線路よりなる信
    号線を介して受信して信号処理する伝送処理回路と、固
    有のアドレスデータを保持するアドレス保持部と、照明
    負荷を調光制御する調光制御手段と、受信されたアドレ
    スデータとアドレス設定部に設定されたアドレスデータ
    とが一致すると伝送信号の制御データを取り込んで、調
    光制御手段による照明負荷の調光度合を制御する伝送信
    号処理回路とを備えた遠隔制御用調光端末器を、複数同
    一アドレスに設定して信号線に接続したことを特徴とす
    る調光装置。
  2. 【請求項2】中央制御装置から送出されるアドレスデー
    タや制御データを含む伝送信号を一対の線路よりなる信
    号線を介して受信して信号処理する伝送処理回路と、固
    有のアドレスデータを保持するアドレス保持部と、照明
    負荷を調光制御する複数の調光制御手段と、受信された
    アドレスデータとアドレス設定部に設定されたアドレス
    データとが一致すると伝送信号の制御データを取り込ん
    で、各調光制御手段による照明負荷の調光度合を並列制
    御する伝送信号処理回路とを備えた遠隔制御用調光端末
    器を用いたことを特徴とする調光装置。
  3. 【請求項3】調光制御手段として、白熱電球用の調光制
    御手段と、蛍光灯用の調光制御手段とを夫々少なくとも
    1つづつ備えた遠隔制御用調光端末器を用いたことを特
    徴とする請求項2記載の調光装置。
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