JPH0425305A - 鋳鉄の切削方法 - Google Patents
鋳鉄の切削方法Info
- Publication number
- JPH0425305A JPH0425305A JP2128251A JP12825190A JPH0425305A JP H0425305 A JPH0425305 A JP H0425305A JP 2128251 A JP2128251 A JP 2128251A JP 12825190 A JP12825190 A JP 12825190A JP H0425305 A JPH0425305 A JP H0425305A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- cast iron
- cut
- tip
- chip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 title claims abstract description 70
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 45
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 43
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims abstract description 22
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 6
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 claims abstract description 6
- 229910052726 zirconium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 5
- 229910052735 hafnium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 229910052758 niobium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 229910052715 tantalum Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 claims abstract description 3
- 150000001247 metal acetylides Chemical class 0.000 claims description 10
- 238000005245 sintering Methods 0.000 claims description 9
- 239000011651 chromium Substances 0.000 claims description 7
- 239000002114 nanocomposite Substances 0.000 claims description 4
- UFGZSIPAQKLCGR-UHFFFAOYSA-N chromium carbide Chemical compound [Cr]#C[Cr]C#[Cr] UFGZSIPAQKLCGR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 3
- 229910003470 tongbaite Inorganic materials 0.000 claims description 3
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 4
- 229910052593 corundum Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 229910001845 yogo sapphire Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000003801 milling Methods 0.000 description 3
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 3
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- BYFGZMCJNACEKR-UHFFFAOYSA-N aluminium(i) oxide Chemical compound [Al]O[Al] BYFGZMCJNACEKR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 2
- 239000011812 mixed powder Substances 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 229910018404 Al2 O3 Inorganic materials 0.000 description 1
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 101100490769 Rattus norvegicus Aldh1a1 gene Proteins 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002301 combined effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 230000009257 reactivity Effects 0.000 description 1
- 238000007670 refining Methods 0.000 description 1
- 229910052814 silicon oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、鋳鉄の切削方法に関し、詳細には、難削材で
ある球状黒鉛鋳鉄(以降FCCという)、オーステンバ
ートダクタイル鋳鉄(以降ADIという)、27%Cr
鋳鉄等を高速、高切り込み量(即ち、高能率)でスロー
アウェイチップにより切削する方法に関する。
ある球状黒鉛鋳鉄(以降FCCという)、オーステンバ
ートダクタイル鋳鉄(以降ADIという)、27%Cr
鋳鉄等を高速、高切り込み量(即ち、高能率)でスロー
アウェイチップにより切削する方法に関する。
(従来の技術)
FCDは高強度、高靭性を有するため、切削加工か極め
て難しい材料、即ち、難削材である。ADIは高強度、
高靭性を有すると共に、切削加工中に硬化するため、切
削加工が極めて難しい材料である。27%Cr鋳鉄は高
硬度を存し、切削加工か極めて難しい材料である。
て難しい材料、即ち、難削材である。ADIは高強度、
高靭性を有すると共に、切削加工中に硬化するため、切
削加工が極めて難しい材料である。27%Cr鋳鉄は高
硬度を存し、切削加工か極めて難しい材料である。
かかる難削性鋳鉄に対して旋削加工やフライス加工等の
切削を行うに際し、比較的高能率で切削するには、出来
るだけ高温で高硬度及び高強度を存するスローアウェイ
チップ(以降、チップという)を使用することか要求さ
れる。
切削を行うに際し、比較的高能率で切削するには、出来
るだけ高温で高硬度及び高強度を存するスローアウェイ
チップ(以降、チップという)を使用することか要求さ
れる。
このような要求を充たし得るチップは従来得られていな
いが、それらの中で高温での硬度及び強度が最も高いの
は超硬製チップである。従って、難削性鋳鉄の切削は超
硬製チップを使用して行われている。しかし、超硬製チ
ップを使用する方法(以降、従来超硬チップ法という)
でも、極めて低い切削速度(約30m/min未満)で
ないと難削性鋳鉄を切削し得ず、そのため切削能率が極
めて低く、切削加工に長時間を要するという問題点かあ
る。
いが、それらの中で高温での硬度及び強度が最も高いの
は超硬製チップである。従って、難削性鋳鉄の切削は超
硬製チップを使用して行われている。しかし、超硬製チ
ップを使用する方法(以降、従来超硬チップ法という)
でも、極めて低い切削速度(約30m/min未満)で
ないと難削性鋳鉄を切削し得ず、そのため切削能率が極
めて低く、切削加工に長時間を要するという問題点かあ
る。
そこで、かかる問題点を解決すべ(、高温で高硬度及び
高強度を有するセラミックスに着目して種々検討が行わ
れ、最近ではAIt03−TtC系セラミックス製チッ
プを使用する高Mn鋼の切削方法(以降、従来セラミッ
クスチップ法という)か開発されてきた。
高強度を有するセラミックスに着目して種々検討が行わ
れ、最近ではAIt03−TtC系セラミックス製チッ
プを使用する高Mn鋼の切削方法(以降、従来セラミッ
クスチップ法という)か開発されてきた。
(発明か解決しようとする課題)
上記従来セラミックスチップ法は難削性鋳鉄を比較的高
速度(約30〜60m/m1n)で切削し得る。
速度(約30〜60m/m1n)で切削し得る。
ところが、チップの靭性不足に基づきチップの欠損がし
ばしば生じるという問題点がある。そのため、極めて小
さい切り込み量(1mm未満)での切削を余儀無くされ
、切削能率が極めて低く、切削加工に長時間を要すると
いう問題点がある。
ばしば生じるという問題点がある。そのため、極めて小
さい切り込み量(1mm未満)での切削を余儀無くされ
、切削能率が極めて低く、切削加工に長時間を要すると
いう問題点がある。
本発明はかかる事情に着目してなされたものであって、
その目的は従来のものがもつ以上のような問題点を解消
し、前記従来セラミックスチップ法の場合に比し、難削
性鋳鉄をチップ欠損を生ずることなく高切り込み量で、
且つ、同等もしくはそれ以上の高速度で切削し得る鋳鉄
の切削方法を提供しようとするものである。即ち、前記
従来超硬チップ法及び従来セラミックスチップ法の場合
に比して難削性鋳鉄を高能率で切削し得る切削方法の提
供を課題とするものである。
その目的は従来のものがもつ以上のような問題点を解消
し、前記従来セラミックスチップ法の場合に比し、難削
性鋳鉄をチップ欠損を生ずることなく高切り込み量で、
且つ、同等もしくはそれ以上の高速度で切削し得る鋳鉄
の切削方法を提供しようとするものである。即ち、前記
従来超硬チップ法及び従来セラミックスチップ法の場合
に比して難削性鋳鉄を高能率で切削し得る切削方法の提
供を課題とするものである。
(課題を解決するための手段)
上記の目的を達成するために、本発明に係る鋳鉄の切削
方法は、次のような構成としている。
方法は、次のような構成としている。
即ち、請求項!に記載の鋳鉄の切削方法は、鋳鉄を高速
、高切り込み量の高能率でスローアウェイチップにより
切削する方法であって、スローアウェイチップが、Si
Cウィスカ:3〜40 *t%を含み、且ツSi、 V
、 Cr、 Zr、 Nb、 Mo、 Hf、 Ta、
Wの炭化物、窒化物、炭窒化物の1種又は2種以上を
0.5〜40wt%含むと共に、前記ウィスカをチップ
のすくい面に略平行に配向させたA1.O,基セラミッ
クスよりなることを特徴とする鋳鉄の切削方法である。
、高切り込み量の高能率でスローアウェイチップにより
切削する方法であって、スローアウェイチップが、Si
Cウィスカ:3〜40 *t%を含み、且ツSi、 V
、 Cr、 Zr、 Nb、 Mo、 Hf、 Ta、
Wの炭化物、窒化物、炭窒化物の1種又は2種以上を
0.5〜40wt%含むと共に、前記ウィスカをチップ
のすくい面に略平行に配向させたA1.O,基セラミッ
クスよりなることを特徴とする鋳鉄の切削方法である。
請求項2に記載の鋳鉄の切削方法は、前記ウイスカがO
量、0.3〜1.5wt%である請求項1に記載の鋳鉄
の切削方法である。
量、0.3〜1.5wt%である請求項1に記載の鋳鉄
の切削方法である。
請求項3に記載の鋳鉄の切削方法は、前記炭化物、窒化
物、炭窒化物の1種又は2種以上の一部が、AItos
結晶粒内にナノオーダで分散してナノコンポジット構造
を呈している請求項1又は請求項2に記載の鋳鉄の切削
方法である。
物、炭窒化物の1種又は2種以上の一部が、AItos
結晶粒内にナノオーダで分散してナノコンポジット構造
を呈している請求項1又は請求項2に記載の鋳鉄の切削
方法である。
請求項4に記載の鋳鉄の切削方法は、前記AI。
0、基セラミックスが、焼結助剤としてのMgO,Zr
LTiOz、Y20z、Cr0z、NiO又は炭化クロ
ムの1種または2種以上を0.5〜+0.0wt%含有
する請求項1、請求項2又は請求項3に記載の鋳鉄の切
削方法である。
LTiOz、Y20z、Cr0z、NiO又は炭化クロ
ムの1種または2種以上を0.5〜+0.0wt%含有
する請求項1、請求項2又は請求項3に記載の鋳鉄の切
削方法である。
(作 用)
本発明に係る鋳鉄の切削方法(以降、本発明法いう)は
、以上説明したように、鋳鉄をを切削するに際し、Si
Cウィスカ:3〜40 wt%を含み、且ツsi、
v、 Cr、 Zr、 Nb、 Mo、 Hf、 Ta
、 Wの炭化物、窒化物、炭窒化物の1種又は2種以上
(以降、炭化物等という)を0.5〜40wt%含むと
共に、前記ウィスカをチップのす(い面に略平行に配向
させたAlxOs基セラミックスよりなるスミ−アウェ
イチップ(以降、本発明に係るチップという)を使用す
るようにしている。
、以上説明したように、鋳鉄をを切削するに際し、Si
Cウィスカ:3〜40 wt%を含み、且ツsi、
v、 Cr、 Zr、 Nb、 Mo、 Hf、 Ta
、 Wの炭化物、窒化物、炭窒化物の1種又は2種以上
(以降、炭化物等という)を0.5〜40wt%含むと
共に、前記ウィスカをチップのす(い面に略平行に配向
させたAlxOs基セラミックスよりなるスミ−アウェ
イチップ(以降、本発明に係るチップという)を使用す
るようにしている。
この本発明に係るチップは、上記の如< SiCウィ
スカと共に炭化物等を含むAltos基セラミックスよ
りなる。該SiCウィスカは、Al2O,基セラミック
スの有する特性の劣化を招くことなく、マトリックスを
強化し高靭性化する作用を有する。又、炭化物等は、マ
トリックスの組織を微細化すると共に異常粒成長を抑制
し、高強度化する作用を有する。故に、本発明に係るチ
ップは、前記従来のAIJs−TIC系セラミックス製
チップに比し、靭性、強度、高温強度、高温硬度、及び
耐摩耗性が優れている。
スカと共に炭化物等を含むAltos基セラミックスよ
りなる。該SiCウィスカは、Al2O,基セラミック
スの有する特性の劣化を招くことなく、マトリックスを
強化し高靭性化する作用を有する。又、炭化物等は、マ
トリックスの組織を微細化すると共に異常粒成長を抑制
し、高強度化する作用を有する。故に、本発明に係るチ
ップは、前記従来のAIJs−TIC系セラミックス製
チップに比し、靭性、強度、高温強度、高温硬度、及び
耐摩耗性が優れている。
ここで、SiCウィスカ含有量を3〜40wt%とじて
いるのは、3wt%未満ては高靭性化の効果か小さくな
って耐欠損性が劣化し、40wt%超では鉄との反応性
を有するSiCが相対的に増加して耐摩耗性が劣化し、
且つSiCウィスカの充分な均一分散状態が得られず、
強度低下を招くようになるからである。尚、SiCウィ
スカは針状の形状を有するものである。
いるのは、3wt%未満ては高靭性化の効果か小さくな
って耐欠損性が劣化し、40wt%超では鉄との反応性
を有するSiCが相対的に増加して耐摩耗性が劣化し、
且つSiCウィスカの充分な均一分散状態が得られず、
強度低下を招くようになるからである。尚、SiCウィ
スカは針状の形状を有するものである。
炭化物等の含存量を0.5〜40wt%としているのは
、0.5wt%未満では前記高強度化の効果か小さくな
り、40wt%超では焼結性の低下により緻密な焼結体
が得られなくなるからである。
、0.5wt%未満では前記高強度化の効果か小さくな
り、40wt%超では焼結性の低下により緻密な焼結体
が得られなくなるからである。
又、本発明に係るチップは、前記の如きウィスカをチッ
プのす(い面に略平行に配向させるようにしている。こ
のようにすると、針状SiCウィスカの軸方向とすくい
面とが平行になっているので、チップは切削加工時の切
削主分力に対し極めて強い抵抗力を有するようになり、
そのため耐欠損性が更に優れたものになる。尚、上記ウ
ィスカ配向は、少なくとも、切削性能に直接影響するす
くい面内、即ちすくい面の近傍において成されておれば
よい。又、ウィスカ同士が平行でもよく、直交していて
もよく、放射状になっていてもよい。
プのす(い面に略平行に配向させるようにしている。こ
のようにすると、針状SiCウィスカの軸方向とすくい
面とが平行になっているので、チップは切削加工時の切
削主分力に対し極めて強い抵抗力を有するようになり、
そのため耐欠損性が更に優れたものになる。尚、上記ウ
ィスカ配向は、少なくとも、切削性能に直接影響するす
くい面内、即ちすくい面の近傍において成されておれば
よい。又、ウィスカ同士が平行でもよく、直交していて
もよく、放射状になっていてもよい。
以上の如く、本発明に係るチップは、前記従来のセラミ
ックス製チップに比し、靭性、強度、高温強度、高温硬
度、及び耐摩耗性、並びに耐欠損性か優れている。この
ようにチップの靭性及び耐欠損性が優れていると、高切
り込み量での難削性鋳鉄の切削が可能になり、又、高温
硬度、高温強度及び耐摩耗性か優れていると、難削性鋳
鉄の高速度切削が可能となる。従って、かかるチップを
使用する本発明法は、前記従来セラミックスチップ法の
場合に比し、難削性鋳鉄をチップ欠損を生ずることなく
高切り込み量で切011L得ると共に、高速度で切削し
得るようになる。即ち、定量的には難削性鋳鉄を切削速
度: 30m/min以上、切り込み量 1mm以上で
切削し得、極高能率切削か可能となる。
ックス製チップに比し、靭性、強度、高温強度、高温硬
度、及び耐摩耗性、並びに耐欠損性か優れている。この
ようにチップの靭性及び耐欠損性が優れていると、高切
り込み量での難削性鋳鉄の切削が可能になり、又、高温
硬度、高温強度及び耐摩耗性か優れていると、難削性鋳
鉄の高速度切削が可能となる。従って、かかるチップを
使用する本発明法は、前記従来セラミックスチップ法の
場合に比し、難削性鋳鉄をチップ欠損を生ずることなく
高切り込み量で切011L得ると共に、高速度で切削し
得るようになる。即ち、定量的には難削性鋳鉄を切削速
度: 30m/min以上、切り込み量 1mm以上で
切削し得、極高能率切削か可能となる。
本発明に係るチップを製造するには、SiCウィスカを
溶媒中に分散してスラリ化した後、Al2O3及び炭化
物等の混合粉末に混合し、焼結し、チップ形状に加工す
ればよい。このとき、SiCウィスカのotを0.3〜
1.Fnvt%にすると、ウィスカの充分な均一分散状
態か得られ、高強度を確保し易くなる。0量かo、aw
t%未満ては上記均一分散効果か小さくなり、1.5w
t%超ではSiOxとAltosとの反応か生して強度
低下を招くようになる。
溶媒中に分散してスラリ化した後、Al2O3及び炭化
物等の混合粉末に混合し、焼結し、チップ形状に加工す
ればよい。このとき、SiCウィスカのotを0.3〜
1.Fnvt%にすると、ウィスカの充分な均一分散状
態か得られ、高強度を確保し易くなる。0量かo、aw
t%未満ては上記均一分散効果か小さくなり、1.5w
t%超ではSiOxとAltosとの反応か生して強度
低下を招くようになる。
前記炭化物等の一部かA1.O,結晶粒内にナノオーダ
て分散してナノコンポジット構造を呈するようにすると
、SiCウィスカによる繊維強化とナノ複合強化の組合
せ作用効果により、チップの強度及び耐欠損性をより向
上し得るようになる。
て分散してナノコンポジット構造を呈するようにすると
、SiCウィスカによる繊維強化とナノ複合強化の組合
せ作用効果により、チップの強度及び耐欠損性をより向
上し得るようになる。
本発明に係るチップの製造過程の焼結前に、焼結助剤と
してMgO,ZrO,、Tlnt、 YzOs、 Cr
ux、 NiO又は炭化クロムの1種または2種以上を
0.5〜10.0wt%添加すると、焼結性か向上し、
焼結組織が微細化及び均一化され、高強度及び高靭性を
確保し易くなる。添加量か0.5wt%未満ではこの効
果が極めて小さく、+0.0wt%超では高温強度が低
下する。
してMgO,ZrO,、Tlnt、 YzOs、 Cr
ux、 NiO又は炭化クロムの1種または2種以上を
0.5〜10.0wt%添加すると、焼結性か向上し、
焼結組織が微細化及び均一化され、高強度及び高靭性を
確保し易くなる。添加量か0.5wt%未満ではこの効
果が極めて小さく、+0.0wt%超では高温強度が低
下する。
(実施例)
実施例1
Oiを0.6wt%に調整したSiCウィスカを、溶媒
に添加し、超音波エネルギを30分間付与し、溶媒中に
均一に分散させ、スラリを得た。該スラリにAldh粉
末及び炭化物等、或いは更に焼結助剤を含む混合体を添
加し、両者を湿式ミルにより20時間攪拌・混合した後
、スプレードライヤにより乾燥・造粒した。得られた混
合粉末を、黒鉛型内に詰め込み、A「気流中にて185
06C,200にg/cm’の条件でホットプレスによ
り30分間の一軸加圧焼結を行い、焼結体(即ちAl2
O3基セラミツクス)を得た。このようにすると焼結体
中のウィスカはホットプレス面に平行に2次元に配向さ
せ得る。尚、SiCウィスカ及び炭化物等の添加量、焼
結助剤の種類及び添加量を第1表に示す如く変化させた
。
に添加し、超音波エネルギを30分間付与し、溶媒中に
均一に分散させ、スラリを得た。該スラリにAldh粉
末及び炭化物等、或いは更に焼結助剤を含む混合体を添
加し、両者を湿式ミルにより20時間攪拌・混合した後
、スプレードライヤにより乾燥・造粒した。得られた混
合粉末を、黒鉛型内に詰め込み、A「気流中にて185
06C,200にg/cm’の条件でホットプレスによ
り30分間の一軸加圧焼結を行い、焼結体(即ちAl2
O3基セラミツクス)を得た。このようにすると焼結体
中のウィスカはホットプレス面に平行に2次元に配向さ
せ得る。尚、SiCウィスカ及び炭化物等の添加量、焼
結助剤の種類及び添加量を第1表に示す如く変化させた
。
SiCウィスカ含育量は15〜30wt%である。
上記焼結体から、ホットプレス面とチップのすくい面と
が平行になるように5.2 x13.5X13.5mm
のチップを切り出し、これをチップ研磨機により5NG
N 434 T−4の形状(ISO規格)に加工した。
が平行になるように5.2 x13.5X13.5mm
のチップを切り出し、これをチップ研磨機により5NG
N 434 T−4の形状(ISO規格)に加工した。
このチップの正面図を第1図に、側面図を第2図に示す
。これらの図において、(11はすくい面、(2)は丸
コーナ部、(3)はホーニング部、+4)はホーニング
巾を示すものである。丸コーナ部(2)のコーナ半径は
1.6mm、ホーニング巾(4)は0.2mmである。
。これらの図において、(11はすくい面、(2)は丸
コーナ部、(3)はホーニング部、+4)はホーニング
巾を示すものである。丸コーナ部(2)のコーナ半径は
1.6mm、ホーニング巾(4)は0.2mmである。
このようにして得たチップは、本発明に係るチップの実
施例であり、本発明に係るチップの条件を全て充たして
いるものである。
施例であり、本発明に係るチップの条件を全て充たして
いるものである。
上記チップをバイトに取りつけて工具とし、これらを用
いて下記切削試験を行った。即ち、被削材をPC25と
し、切削速度: 300m/min、切り込み量:5m
m、送り量+ 0.25mm/revで切削試験し、欠
損までの時間を最高=30分まで測定した。又、被削材
: PCD45、切削速度: 250m/min、切り
込み量 5mm、送り量: 0.25+nm/revで
の切削試験、被削材:ADI 、切削速度: 100m
/min、切り込み量:5mm。
いて下記切削試験を行った。即ち、被削材をPC25と
し、切削速度: 300m/min、切り込み量:5m
m、送り量+ 0.25mm/revで切削試験し、欠
損までの時間を最高=30分まで測定した。又、被削材
: PCD45、切削速度: 250m/min、切り
込み量 5mm、送り量: 0.25+nm/revで
の切削試験、被削材:ADI 、切削速度: 100m
/min、切り込み量:5mm。
送り量: 0.20mm/revでの切削試験、被削材
・27%C「鋳鉄、切削速度:40m/min、切り込
み量:5mm。
・27%C「鋳鉄、切削速度:40m/min、切り込
み量:5mm。
送り量: 0.15mm/revでの切削試験を行い、
欠損時間を最高・30分まで測定した。上記試験結果を
第1表に示す。
欠損時間を最高・30分まで測定した。上記試験結果を
第1表に示す。
実施例2
実施例1と同様のチップをフライスカッター(Φ200
.7枚歯)に取り付けて工具とし、これらを用いて下記
切削試験を行った。即ち、被削材をPC25とし、切削
速度: 250m/min、切り込み量:5mm送り量
: 0.20mm/1oothで切削試験した。又、被
削材: PCD45、切削速度: 200m/min、
切り込み量:5 mm、送り量: 0.20mm/1o
othでの切削試験、被削材:ADI、切削速度: 1
00m/min、切り込み量、5mm、送り量: (1
,25mm/1oothでの切削試験、被削材、27%
Cr鋳鉄、切削速度:40tn/mIn、切り込み量:
5 mm、送り量: 0.14mm/1oothでの切
削試験を行い、欠損時間を最高・30分まで測定した。
.7枚歯)に取り付けて工具とし、これらを用いて下記
切削試験を行った。即ち、被削材をPC25とし、切削
速度: 250m/min、切り込み量:5mm送り量
: 0.20mm/1oothで切削試験した。又、被
削材: PCD45、切削速度: 200m/min、
切り込み量:5 mm、送り量: 0.20mm/1o
othでの切削試験、被削材:ADI、切削速度: 1
00m/min、切り込み量、5mm、送り量: (1
,25mm/1oothでの切削試験、被削材、27%
Cr鋳鉄、切削速度:40tn/mIn、切り込み量:
5 mm、送り量: 0.14mm/1oothでの切
削試験を行い、欠損時間を最高・30分まで測定した。
上記試験結果を第2表に示す。
比較例1
実施例1と同様の方法(操作、手順、条件)により、焼
結体を得た。このときのSiCウィスカ、炭化物等の添
加量を第3表に示す。尚、ウィスカ中の0量は、実験N
o、 5及び6が0.1及び2.0wt%であり、その
他のものは実施例1と同様の0. ewt%である。
結体を得た。このときのSiCウィスカ、炭化物等の添
加量を第3表に示す。尚、ウィスカ中の0量は、実験N
o、 5及び6が0.1及び2.0wt%であり、その
他のものは実施例1と同様の0. ewt%である。
上記焼結体から、実施例1と同様の方法により、同様の
寸法のチップを切り出した。但し、実験N097のもの
は、実施例!の場合と異なり、ホットプレス面とチップ
のすくい面とか直交するように切り出した。
寸法のチップを切り出した。但し、実験N097のもの
は、実施例!の場合と異なり、ホットプレス面とチップ
のすくい面とか直交するように切り出した。
上記チップをバイトに取りつけて工具とし、実施例1と
同様の切削試験を行った。その試験結果を第2表に示す
。
同様の切削試験を行った。その試験結果を第2表に示す
。
比較例2
比較例1と同様のチップを、実施例1の場合と同様のフ
ライスカッターに取り付けて工具とし、同様の切削試験
を行った。その試験結果を第4表に示す。
ライスカッターに取り付けて工具とし、同様の切削試験
を行った。その試験結果を第4表に示す。
比較例3
Mg0を0.1wt%添加したAl2os系チツプ、A
l2O。
l2O。
ニア0wt%、 TiC:30wt%5 焼結助剤とし
てのZr(h及びY2O3を1wt%ずつ添加したAl
20s−Tic系チップ、S!J+に焼結助剤としてY
2O,及びAIto、を5wt%ずつ添加したsi J
J系チップ、超硬チップ(P−30)をそれぞれ用い、
実施例1と同様の切削試験を行った。
てのZr(h及びY2O3を1wt%ずつ添加したAl
20s−Tic系チップ、S!J+に焼結助剤としてY
2O,及びAIto、を5wt%ずつ添加したsi J
J系チップ、超硬チップ(P−30)をそれぞれ用い、
実施例1と同様の切削試験を行った。
その結果、超硬チップはいずれの試験でもクレータ摩耗
か生し、その程度か大きく、5分以内に切削不能になっ
た。Al2O3系やAltOz−TiC系のチップは、
試験開始と同時に欠損し、5liNa系チツプは大きな
コーナ摩耗を生した後、3分以内に欠損し、安定した切
削か出来なかった。
か生し、その程度か大きく、5分以内に切削不能になっ
た。Al2O3系やAltOz−TiC系のチップは、
試験開始と同時に欠損し、5liNa系チツプは大きな
コーナ摩耗を生した後、3分以内に欠損し、安定した切
削か出来なかった。
以上の実施例及び比較例の結果は、本発明法は従来セラ
ミックスチップ法の場合に比し、鋳鉄をチップ欠損を生
ずることなく高切り込み量、高速度で切削し得、高能率
切削が可能となる事を裏付第 表 第 表 第 表 (以下、余白) 第 表 (以下、余白) けている。
ミックスチップ法の場合に比し、鋳鉄をチップ欠損を生
ずることなく高切り込み量、高速度で切削し得、高能率
切削が可能となる事を裏付第 表 第 表 第 表 (以下、余白) 第 表 (以下、余白) けている。
(発明の効果)
本発明に係る鋳鉄の切削方法によれば、従来セラミック
スチップ法の場合に比し、難削性鋳鉄をチップ欠損を生
ずることなく高切り込み量、且つ、高速度で切削し得る
ようになる。従って、従来超硬チップ法及び従来セラミ
ックスチップ法の場合に比して難削性鋳鉄を高能率で切
削し得るようになり、鋳鉄の切削加工時間を短縮し得る
ようになる。
スチップ法の場合に比し、難削性鋳鉄をチップ欠損を生
ずることなく高切り込み量、且つ、高速度で切削し得る
ようになる。従って、従来超硬チップ法及び従来セラミ
ックスチップ法の場合に比して難削性鋳鉄を高能率で切
削し得るようになり、鋳鉄の切削加工時間を短縮し得る
ようになる。
第1図は、実施例1に係るスローアウェイチップの形状
を示す正面図、第2図は、実施例1に係るスローアウェ
イチップの形状を示す側面図である。 (1)−すくい面 (2)−丸コーナ部(3)−
ホーニング部 (4)−ホーニング巾特許出願人 株
式会社 神戸製鋼折 代 理 人 弁理士 金丸 章− 第1図
を示す正面図、第2図は、実施例1に係るスローアウェ
イチップの形状を示す側面図である。 (1)−すくい面 (2)−丸コーナ部(3)−
ホーニング部 (4)−ホーニング巾特許出願人 株
式会社 神戸製鋼折 代 理 人 弁理士 金丸 章− 第1図
Claims (4)
- (1)鋳鉄を高速,高切り込み量の高能率でスローアウ
ェイチップにより切削する方法であって、スローアウェ
イチップが、SiCウイスカ:3〜40wt%を含み、
且つSi,V,Cr,Zr,Nb,Mo,Hf,Ta,
Wの炭化物、窒化物、炭窒化物の1種又は2種以上を0
.5〜40wt%含むと共に、前記ウイスカをチップの
すくい面に略平行に配向させたAl_2O_3基セラミ
ックスよりなることを特徴とする鋳鉄の切削方法。 - (2)前記ウイスカがO量:0.3〜1.5wt%であ
る請求項1に記載の鋳鉄の切削方法。 - (3)前記炭化物、窒化物、炭窒化物の1種又は2種以
上の一部が、Al_2O_3結晶粒内にナノオーダで分
散してナノコンポジット構造を呈している請求項1又は
請求項2に記載の鋳鉄の切削方法。 - (4)前記Al_2O_3基セラミックスが、焼結助剤
としてのMgO,ZrO_2,TiO_2,Y_2O_
3,CrO_2,NiO又は炭化クロムの1種または2
種以上を0.5〜10.0wt%含有する請求項1、請
求項2又は請求項3に記載の鋳鉄の切削方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2128251A JP2879943B2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 鋳鉄の切削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2128251A JP2879943B2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 鋳鉄の切削方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0425305A true JPH0425305A (ja) | 1992-01-29 |
JP2879943B2 JP2879943B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=14980236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2128251A Expired - Fee Related JP2879943B2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 鋳鉄の切削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2879943B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-17 JP JP2128251A patent/JP2879943B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2879943B2 (ja) | 1999-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7485278B2 (en) | Method for making silicon carbide whiskers | |
EP0194811B2 (en) | Reinforced ceramic cutting tools | |
KR960008726B1 (ko) | 절삭공구용 고압상 질화붕소 소결체의 제조법 및 그 제조법에 의하여 제조된 소결체 | |
KR100284058B1 (ko) | 휘스커보강된세라믹절삭공구와그조성물 | |
KR20000011845A (ko) | cBN소결체 | |
CA2146662C (en) | High z sialon and cutting tools made therefrom and method of using | |
US5059564A (en) | Alumina-titanium carbide-silicon carbide composition | |
JP2616827B2 (ja) | アルミナージルコニアーカーバイド ホイスカーにより強化された切削工具 | |
US6204213B1 (en) | Whisker reinforced ceramic cutting tool and composition thereof | |
JPH0425305A (ja) | 鋳鉄の切削方法 | |
JPH03205378A (ja) | ウイスカー強化セラミック切削工具材 | |
JP2879942B2 (ja) | 高マンガン鋼の高能率切削方法 | |
JP3043028B2 (ja) | フライスカッター | |
JP2895163B2 (ja) | 切削工具 | |
JPH04159004A (ja) | 鋳鉄の切削方法 | |
JP3088731B2 (ja) | フライスカッター | |
JPS6330378A (ja) | 切削工具用セラミックス焼結体 | |
JP2879931B2 (ja) | 鋳鉄の高能率切削方法 | |
JPH04159003A (ja) | 高マンガン鋼の高能率切削方法 | |
JPH04159011A (ja) | フライスカッター | |
JPH06666B2 (ja) | 精密加工性に優れたセラミックス材料 | |
JPH04159005A (ja) | 切削工具 | |
JPH04304903A (ja) | セラミックス切削工具 | |
JPH0663811A (ja) | セラミックエンドミルとその製造方法及びそれを用いる切削方法 | |
JP2002205206A (ja) | 高温硬さおよび耐熱塑性変形性のすぐれた超硬合金製スローアウエイ式切削チップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |