JPH0425283Y2 - - Google Patents

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JPH0425283Y2
JPH0425283Y2 JP12838486U JP12838486U JPH0425283Y2 JP H0425283 Y2 JPH0425283 Y2 JP H0425283Y2 JP 12838486 U JP12838486 U JP 12838486U JP 12838486 U JP12838486 U JP 12838486U JP H0425283 Y2 JPH0425283 Y2 JP H0425283Y2
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JP
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blade
material feeding
cutter
holder
veneer
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JP12838486U
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  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、木材からの突板削成に適した木材切
削装置。詳しくは刃物の刃先に左右対称の傾斜を
付け、この刃物を刃口金と共に左右に振動させ
て、捻れのない優良突板を得る装置に関する。
(従来の技術) 従来、木材を縦方向に送つて固定刃物により突
板を切削させる装置は、例えば、実開昭61−
22608号公報等により公知である。
このものは、公報中の説明及び図面の記載より
明らかな通り、刃物を移送材料に対して一方向へ
傾斜させ、この傾斜により刃物の見掛上の刃先角
を実際の刃先角よりも小さくして、良好な切削効
果を挙げる様に設計したものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、前記した従来の装置の様に刃物を移送
材料に対して一方へ傾斜させる場合は、削り出さ
れる突板が第7図に示す様に捻れ、この捻れを取
つて平らな突板に修正するのに大変難渋する問題
点があつた。
本考案は、前記した従来の問題点を解決するた
めになされたもので、刃先に左右対称の傾斜を有
する刃物を振動させることにより、捻れを生じな
い突板の切削が可能となる装置を提供する事を目
的としている。
ロ 発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案に関する木材切削装置は、刃先に左右対
称の傾斜を有する刃物8と、該刃物8に適合する
刃口金9とを刃物保持体7に取付け、この刃物保
持体7を送材テーブル2に設けた横方向の摺動溝
3に嵌合し、該刃物保持体7に左右方向の振動手
段Aを連係させ、前記送材テーブル2には送材手
段19を対設した構成のものである。
(作用) 前記の様に構成される装置は、振動手段Aによ
り刃物保持体7を振動させ、送材部材18を動力
により運転して、該送材部材18と送材テーブル
2との間へ材料を挿入すると、材料は送材部材1
8により刃物8へ向かつて移送され、刃物8はそ
の刃先が左右対称の傾斜面を有して、それぞれ反
対方向の斜截作用を行い、前記した従来の一方斜
截により生じる突板の捻れを相殺するから、捻れ
のない製品突板が得られるもので、しかも刃物8
は左右方向の振動により見掛上の刃先角を小さく
されると共に、材料を撫で切りにして刃物8の材
料に対する切り込みを円滑軽快に行なわせ、平滑
美麗で、且つ割れや逆目等の欠陥が少ない優良な
突板を製造するものである。
(実施例) 次に本考案に関する装置の実施の一例を図面に
基づいて説明する。
図面第1図において1は機体で、その上部に送
材テーブル2を設け、該テーブル2の中央部にこ
れを横切る様に後記する刃物支持体の摺動溝3を
設け、一側に縦ガイド4,4を樹立して、このガ
イド4,4に調整ねじ5により昇降させる昇降体
6を支持させてある。
7は前記摺動溝3へ摺動部を嵌合した刃物保持
体で、送材方向の後方に刃物8を、刃物8の手前
に刃口金9を取付けてあり、前記刃物8の刃先は
第2図に示すように中高に湾曲させるか、第3図
に示すように中高に屈曲させるか、或いは第4図
に示す様に中低に湾曲させるか、第5図に示すよ
うに中低に屈曲させるかして、刃先に左右対称に
傾斜が付けられる様にしてあり、又、刃口金9は
前記刃物8に合わせて第2図〜第6図に示すよう
に湾曲若しくは屈曲させ、何れの場合も刃物8の
刃先と刃口金9との間に一定寸法の刃口10が形
成される様にしてある。
Aは前記した刃物保持体7に連係させた振動手
段で、第2図に示す様に前記機体1にエキセン輪
11を軸支し、このエキセン輪11を刃物保持体
7の一端に当接させ、他端に前記機体1に支持さ
れる戻しばね12を当接させて、前記エキセン輪
12を1600/rpm程度の高速度で回転させる事に
より、刃物保持体7を同速度で左右へ振動させる
か、第3図に示すように機体1にクランク13を
軸支し、このクランク13のロツド14を刃物保
持体7の一端へ連結し、前記クランク14を
1600/rpm程度の高速度で回転させることによ
り、刃物保持体7を同速度で左右へ振動されるよ
うにしてある。
15は摺動溝3と刃物保持体7の摺動部との接
触部に配設した摩擦低減用のローラで、刃物保持
体7の摺動部と転がり接触し、刃物保持体7の振
動を円滑軽快に行わせるもので、このローラ15
はテフロン(商品名)等の低摩擦合成樹脂や含油
焼結合金等に代え、滑り接触により摩擦の低減計
つてもよい。
16と17は前記した昇降体6の送材方向に対
して前側と後側にそれぞれ設けた従動ローラと駆
動ローラで、両者に送材ベルト18を無端状に懸
張し、前記駆動ローラ17へ動力を伝達して送材
部材18を送材方向に走行させると、材料が刃物
8へ向かつて移送され、反対の方向に走行させる
と材料が送出位置へ戻されるようにしたものであ
る。
ハ 考案の効果 前記のように本考案に関する木材切削装置は、
刃物の刃先が左右対称に傾斜して材料の斜截によ
る削成片の捻れを相殺するから、製品突板の捻れ
が防止され、修正が不用若しくは簡単に行われる
突板が得られる。
刃物を振動手段により左右に振動させて、見掛
上の刃先角を小さくし、材料の撫で切りを行わせ
るから、刃物の切れ味の向上、切削抵抗の低減、
製品の割れや逆目の抑制等に著効が発揮される。
刃口金を刃物と一緒に振動させて、振動により
両者の関係位置が変化しないようにしたから、振
動中も刃口が不変で安定した突板の削り出しが可
能となる。
等の特有の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に関する木材切削装置の実施例
の一例を示す側面図、第2図は同上の送材テーブ
ルと送材部材との間の所謂送材空間で横断した平
面図、第3図は同上における刃物保持体の摺動部
を拡大して示す縦断側面図、第4図〜第6図は同
上における刃物と刃口金の他の例を示す平面図、
第7図は従来のスライサーにより切削されて捻れ
た突板の斜視図である。 8……刃物、9……刃口金、7……刃物保持
体、2……送材テーブル、3……摺動溝、A……
振動手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刃先に左右対称の傾斜を有する刃物と、該刃物
    に適合させた刃口金とを刃物保持体に取付け、こ
    の刃物保持体を送材テーブルに設けた横方向の摺
    動溝へ嵌合し、該刃物保持体に左右方向の振動動
    手段を連係させ、前記送材テーブルには送材手段
    を対設したことを特徴とする木材切削装置。
JP12838486U 1986-08-22 1986-08-22 Expired JPH0425283Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12838486U JPH0425283Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

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JP12838486U JPH0425283Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6333903U JPS6333903U (ja) 1988-03-04
JPH0425283Y2 true JPH0425283Y2 (ja) 1992-06-17

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ID=31024004

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