JPH04252609A - 自動等化器 - Google Patents
自動等化器Info
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- JPH04252609A JPH04252609A JP3009248A JP924891A JPH04252609A JP H04252609 A JPH04252609 A JP H04252609A JP 3009248 A JP3009248 A JP 3009248A JP 924891 A JP924891 A JP 924891A JP H04252609 A JPH04252609 A JP H04252609A
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- equalizer
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- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 abstract description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 description 10
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- 238000012937 correction Methods 0.000 description 3
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
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- 238000009877 rendering Methods 0.000 description 1
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- 238000012549 training Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回線を利用してデータ伝
送を行なう変復調装置における自動等化器に関するもの
である。
送を行なう変復調装置における自動等化器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号データを一般公衆回線(ア
ナログ回線)を介して伝送する場合、デジタル信号を所
望のアナログ信号に変換したり、その逆変換を行なう変
復調装置(モデム)が必要になる。変復調装置には通常
、回線特性を補正する為の適応形自動等化器が設けられ
ている。そして、データ伝送に先立つてトレーニング信
号を伝送し、これにより回線の伝送特性等を確認し、上
記等化器の等化特性の調整を行ない、回線特性等に起因
する伝送特性の補正仕様を決める。その後に補正仕様に
従つた等化処理を行ない、データ伝送中における回線特
性のゆるやかな時間変動にも追従すべく上記等化器特性
を変化させていくようなことが行なわれている。このよ
うな等化処理は一般に自動等化、又は適応等化と呼ばれ
ている。
ナログ回線)を介して伝送する場合、デジタル信号を所
望のアナログ信号に変換したり、その逆変換を行なう変
復調装置(モデム)が必要になる。変復調装置には通常
、回線特性を補正する為の適応形自動等化器が設けられ
ている。そして、データ伝送に先立つてトレーニング信
号を伝送し、これにより回線の伝送特性等を確認し、上
記等化器の等化特性の調整を行ない、回線特性等に起因
する伝送特性の補正仕様を決める。その後に補正仕様に
従つた等化処理を行ない、データ伝送中における回線特
性のゆるやかな時間変動にも追従すべく上記等化器特性
を変化させていくようなことが行なわれている。このよ
うな等化処理は一般に自動等化、又は適応等化と呼ばれ
ている。
【0003】図3に、従来の適応形自動等化器の構成を
示す。図3は、等化器をトランスバーサルフイルタで構
成した例を示している。図3において、200は復調器
であり、回線から到来する変調信号を複素ベースバンド
信号に変換する。続いて、復調器200よりの複素ベー
スバンド信号は複素共役器203に送られ、ここで複素
共役ベースバンド信号に変換される。複素共役器203
よりの複素共役ベースバンド信号は、トランスバーサル
フイルタを構成する遅延器204に順次入力される。こ
こで、204は複素数を一定時間遅延するところの遅延
器である。
示す。図3は、等化器をトランスバーサルフイルタで構
成した例を示している。図3において、200は復調器
であり、回線から到来する変調信号を複素ベースバンド
信号に変換する。続いて、復調器200よりの複素ベー
スバンド信号は複素共役器203に送られ、ここで複素
共役ベースバンド信号に変換される。複素共役器203
よりの複素共役ベースバンド信号は、トランスバーサル
フイルタを構成する遅延器204に順次入力される。こ
こで、204は複素数を一定時間遅延するところの遅延
器である。
【0004】図3における[( C−N)r+1,…,
( C0)r+1 ,…,( CN)r+1 ]は、そ
れらの真上に位置する遅延器出力と乗算器205によつ
て乗算されるタツプゲインである。また、207は遅延
複素共役ベースバンド信号とタツプゲインとの乗算結果
の総和をとる加算器である。これらの複素共役器203
、遅延器204、乗算器205、加算器207により構
成される従来の等化器の等化器出力信号Yk は次式で
表される。
( C0)r+1 ,…,( CN)r+1 ]は、そ
れらの真上に位置する遅延器出力と乗算器205によつ
て乗算されるタツプゲインである。また、207は遅延
複素共役ベースバンド信号とタツプゲインとの乗算結果
の総和をとる加算器である。これらの複素共役器203
、遅延器204、乗算器205、加算器207により構
成される従来の等化器の等化器出力信号Yk は次式で
表される。
【0005】
ここで、( R k−i)*は等化器へのi番目の
複素共役ベースバンド信号であり、(Ci)r+1 は
、トランスバーサルフイルタのi番目のタツプゲインの
r+1回目に計算される値である。
複素共役ベースバンド信号であり、(Ci)r+1 は
、トランスバーサルフイルタのi番目のタツプゲインの
r+1回目に計算される値である。
【0006】次に、上記(1)式で与えられる等化器出
力Yk は判定器210に入力される。判定器210は
複数の基準信号点を持ち、それらのなかから、Yk と
の距離が最も短い点をYk の判定点としてaを出力す
る。ここで、等化器出力Yk と判定点ak との差E
k =Yk −ak がk時点における等化誤差である
。このように、従来の適応形自動等化器は、Eの平均2
乗誤差を最小にすべくタツプゲイン[C−N…C0 …
CN ]を逐次修正していく為の回路であり、各々のタ
ツプゲインは次式に従つて更新される。
力Yk は判定器210に入力される。判定器210は
複数の基準信号点を持ち、それらのなかから、Yk と
の距離が最も短い点をYk の判定点としてaを出力す
る。ここで、等化器出力Yk と判定点ak との差E
k =Yk −ak がk時点における等化誤差である
。このように、従来の適応形自動等化器は、Eの平均2
乗誤差を最小にすべくタツプゲイン[C−N…C0 …
CN ]を逐次修正していく為の回路であり、各々のタ
ツプゲインは次式に従つて更新される。
【0007】
( Cl)r+1 =( Cl)r −α
・( Rk−l)* ・Ek …(2)こ
こで、αは適応形自動等化器の等化速度に影響を与える
定数であり、一般に収束係数と呼ばれている。上記(2
)式で与えられるタツプゲイン更新の回路は、図3で示
される各タツプゲインの真下に位置する遅延器204、
乗算器205、加算器206ならびに切換器209によ
つて構成される。但し、切換器209からは収束係数α
が出力されているものとする。
・( Rk−l)* ・Ek …(2)こ
こで、αは適応形自動等化器の等化速度に影響を与える
定数であり、一般に収束係数と呼ばれている。上記(2
)式で与えられるタツプゲイン更新の回路は、図3で示
される各タツプゲインの真下に位置する遅延器204、
乗算器205、加算器206ならびに切換器209によ
つて構成される。但し、切換器209からは収束係数α
が出力されているものとする。
【0008】以上説明してきたような適応形自動等化器
を設けた変復調装置を用いてデータ伝送を行なつた場合
に、回線に瞬断あるいは急激なレベル変動が発生した時
にも、式(2)で与えられるタツプゲイン修正のアルゴ
リズムに従つて適応的に等化処理を続行すると、等化誤
差Ek が極めて大きな値をとり、タツプゲインを不用
意に大幅に変更してしまう。
を設けた変復調装置を用いてデータ伝送を行なつた場合
に、回線に瞬断あるいは急激なレベル変動が発生した時
にも、式(2)で与えられるタツプゲイン修正のアルゴ
リズムに従つて適応的に等化処理を続行すると、等化誤
差Ek が極めて大きな値をとり、タツプゲインを不用
意に大幅に変更してしまう。
【0009】この結果、適応形自動等化器の等化能力は
急激に劣化し、以降、判定誤りが続いたり、或いは上記
回線障害の程度が悪い場合には等化器は発散してしまい
、2度と等化能力が回復しないこともある。以上の様な
回線障害による適応形自動等化器の等化能力の低下、或
いは発散を防止する為の従来の対策の例を以下に説明す
る。
急激に劣化し、以降、判定誤りが続いたり、或いは上記
回線障害の程度が悪い場合には等化器は発散してしまい
、2度と等化能力が回復しないこともある。以上の様な
回線障害による適応形自動等化器の等化能力の低下、或
いは発散を防止する為の従来の対策の例を以下に説明す
る。
【0010】図3において、回線よりの受信変調信号は
、復調器200に入力される以前に、変調信号固有の振
幅変動により影響を受けない程度の時定数を持つAGC
(自動利得調整)によつてレベル調整がされる。このレ
ベル調整がされた回線よりの受信変調信号は、復調器2
00によつて複素ベースバンド信号に復調変換される。 このため、復調器200よりの複素ベースバンド信号が
レベル変化量検出器201に入力された時には、復調器
200の前段のAGCによつてレベル調整されることの
ない瞬断や急激なレベル変動に対してのみの変化量が検
出されることになる。検出されたレベル変化量は、比較
器202により、予め選択された比較値βと比較されレ
ベル変化量の方が大きければ切換器209によつて収束
係数0を出力し、レベル変化量の方が小さければ収束係
数αを出力する。なお、比較値βは判定誤りが発生しな
いレベル変化量の範囲で決定される定数である。
、復調器200に入力される以前に、変調信号固有の振
幅変動により影響を受けない程度の時定数を持つAGC
(自動利得調整)によつてレベル調整がされる。このレ
ベル調整がされた回線よりの受信変調信号は、復調器2
00によつて複素ベースバンド信号に復調変換される。 このため、復調器200よりの複素ベースバンド信号が
レベル変化量検出器201に入力された時には、復調器
200の前段のAGCによつてレベル調整されることの
ない瞬断や急激なレベル変動に対してのみの変化量が検
出されることになる。検出されたレベル変化量は、比較
器202により、予め選択された比較値βと比較されレ
ベル変化量の方が大きければ切換器209によつて収束
係数0を出力し、レベル変化量の方が小さければ収束係
数αを出力する。なお、比較値βは判定誤りが発生しな
いレベル変化量の範囲で決定される定数である。
【0011】上述の説明を言い換えると次の様になる。
回線に、瞬断あるいは急激なレベル変動があり、これら
の回線異常により、適応形自動等化器のタツプゲインを
修正することが好ましくないと比較器202が判断した
場合には、切換器209により収束係数α=0が選択さ
れるのでタツプゲイン更新の式(2)は( Cl)r+
1 =( Cl)r となり、タツプゲインはフリーズ
される。一方、回線異常が回復すると適応形自動等化器
は逐次回線等化を開始すべく切換器209により収束係
数αが選択され、式(2)に基づいたタツプゲインの更
新が再開される。
の回線異常により、適応形自動等化器のタツプゲインを
修正することが好ましくないと比較器202が判断した
場合には、切換器209により収束係数α=0が選択さ
れるのでタツプゲイン更新の式(2)は( Cl)r+
1 =( Cl)r となり、タツプゲインはフリーズ
される。一方、回線異常が回復すると適応形自動等化器
は逐次回線等化を開始すべく切換器209により収束係
数αが選択され、式(2)に基づいたタツプゲインの更
新が再開される。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、瞬断あるいは急激なレベル変動等の回線
異常を検知すると適応形自動等化器のタツプゲインの更
新をフリーズさせるので、回線異常を検知している期間
が長いと、その間に回線特性が時間的に変動してしまつ
たり、タイミング位相或いはキヤリア位相の同期が大き
くずれてしまうことがある。
記従来例では、瞬断あるいは急激なレベル変動等の回線
異常を検知すると適応形自動等化器のタツプゲインの更
新をフリーズさせるので、回線異常を検知している期間
が長いと、その間に回線特性が時間的に変動してしまつ
たり、タイミング位相或いはキヤリア位相の同期が大き
くずれてしまうことがある。
【0013】この様な状況の下で、回線異常から回復し
て、タツプゲインの更新を再開しても、等化誤差が大き
く、その結果、判定誤りが頻発し、適応形自動等化器が
発散してしまう欠点があつた。
て、タツプゲインの更新を再開しても、等化誤差が大き
く、その結果、判定誤りが頻発し、適応形自動等化器が
発散してしまう欠点があつた。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的として成されたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、トラ
ンスバーサルフイルタと判定器出力との差である等化誤
差信号の大きさに関係する量を平均化する平均化手段と
、該平均化手段による平均化レベルを所定閾値レベルと
比較する比較手段と、該比較手段の比較結果が所定閾値
レベル以上の時にはブラインド等化を行ない、比較手段
の比較結果が所定閾値レベル以下の時には通常等化を行
なう等化手段とを備える。
決することを目的として成されたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、トラ
ンスバーサルフイルタと判定器出力との差である等化誤
差信号の大きさに関係する量を平均化する平均化手段と
、該平均化手段による平均化レベルを所定閾値レベルと
比較する比較手段と、該比較手段の比較結果が所定閾値
レベル以上の時にはブラインド等化を行ない、比較手段
の比較結果が所定閾値レベル以下の時には通常等化を行
なう等化手段とを備える。
【0015】
【作用】以上の構成において、自動等化器が発散した場
合にも、再び収束させることができる。
合にも、再び収束させることができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳説する。図1は本発明に係る一実施例のブロツク構
成図であり、図1において、加算器107以前の復調器
100、適応形自動等化器のトランスバーサルフイルタ
、タツプゲイン更新回路の構成、及び、レベル変化検出
による収束係数の切換方法は、上述した図3における加
算器207以前の構成、及び、レベル変化検出による収
束係数の切換方法と同様構成であるため詳細説明を省略
する。
を詳説する。図1は本発明に係る一実施例のブロツク構
成図であり、図1において、加算器107以前の復調器
100、適応形自動等化器のトランスバーサルフイルタ
、タツプゲイン更新回路の構成、及び、レベル変化検出
による収束係数の切換方法は、上述した図3における加
算器207以前の構成、及び、レベル変化検出による収
束係数の切換方法と同様構成であるため詳細説明を省略
する。
【0017】図1における本実施例に特有の構成である
、ブラインド等化に必要なタツプゲイン更新のアルゴリ
ズムを実現する回路の詳細を以下に説明する。加算器1
07よりの出力である等化器出力Yk は、判定器11
0に入力されると同時に、本実施例においては符号抽出
回路(SGN)111にも入力される。そして、符号抽
出回路(SGN)111からはsgn(Yk )、即ち
、ベクトルYk の各要素の極性をとって得られるベク
トルが出力される。符号抽出回路(SGN)111より
のsgn(Yk )は乗算器105によつて定数γと乗
算される。従つて、切換器109によつて信号線115
が選択された時には、切換器109より減算器108へ
の信号線116にはγ・sgn(Yk )が出力される
ことになる。
、ブラインド等化に必要なタツプゲイン更新のアルゴリ
ズムを実現する回路の詳細を以下に説明する。加算器1
07よりの出力である等化器出力Yk は、判定器11
0に入力されると同時に、本実施例においては符号抽出
回路(SGN)111にも入力される。そして、符号抽
出回路(SGN)111からはsgn(Yk )、即ち
、ベクトルYk の各要素の極性をとって得られるベク
トルが出力される。符号抽出回路(SGN)111より
のsgn(Yk )は乗算器105によつて定数γと乗
算される。従つて、切換器109によつて信号線115
が選択された時には、切換器109より減算器108へ
の信号線116にはγ・sgn(Yk )が出力される
ことになる。
【0018】このため、減算器108からはYk −γ
・sgn(Yk )が出力され、ブラインド等化の際に
は適応形自動等化器のタツプゲインは次式に従つて更新
される。 ( Cl)r+1 =( Cl)r −α・( R
k−l)* ・{Yk −γ・sgn(Yk )}
…(3)ここで、γは1以下の定数である。本実施例に
おいては、加算器107よりの等化器出力Yk は、判
定器110に入力される。そして判定器110によつて
Yk の判定点ak が出力され、等化誤差Ek =Y
k −ak が絶対値の2乗回路119に入力される。
・sgn(Yk )が出力され、ブラインド等化の際に
は適応形自動等化器のタツプゲインは次式に従つて更新
される。 ( Cl)r+1 =( Cl)r −α・( R
k−l)* ・{Yk −γ・sgn(Yk )}
…(3)ここで、γは1以下の定数である。本実施例に
おいては、加算器107よりの等化器出力Yk は、判
定器110に入力される。そして判定器110によつて
Yk の判定点ak が出力され、等化誤差Ek =Y
k −ak が絶対値の2乗回路119に入力される。
【0019】絶対値の2乗回路119は、複素等化誤差
信号の絶対値をとり2乗する回路であり、|Ek |2
=|Yk −ak |2 を出力する。続いて、絶対
値の2乗回路119よりの|Ek |2 =|Yk −
ak |2 出力は、ローパスフイルタ120へ入力さ
れ、平均化される。このローパスフイルタ120の出力
平均値は比較器102に送られ、ここで所定の定数λと
比較される。比較の結果、平均2乗誤差の方が定数λよ
りも大きければ適応形自動等化器の等化特性が良好でな
いとみなし、切換器109が乗算器105よりの出力で
ある信号線115よりの信号を選択して信号線116に
出力する様に制御する。
信号の絶対値をとり2乗する回路であり、|Ek |2
=|Yk −ak |2 を出力する。続いて、絶対
値の2乗回路119よりの|Ek |2 =|Yk −
ak |2 出力は、ローパスフイルタ120へ入力さ
れ、平均化される。このローパスフイルタ120の出力
平均値は比較器102に送られ、ここで所定の定数λと
比較される。比較の結果、平均2乗誤差の方が定数λよ
りも大きければ適応形自動等化器の等化特性が良好でな
いとみなし、切換器109が乗算器105よりの出力で
ある信号線115よりの信号を選択して信号線116に
出力する様に制御する。
【0020】反対に、比較の結果、定数λの方が平均2
乗誤差よりも大きければ回線等化度が良好であると判断
して、切換器109が判定器110よりの出力である信
号線114よりの信号を選択して信号線116に出力す
る様に制御する。この結果、本実施例の適応形自動等化
器においては、切換器109によつて信号線114が選
択されると、上述した式(2)に基づいたタツプゲイン
の更新を行なう通常等化処理を実行し、また切換器10
9によつて信号線115が選択されるとブラインド等化
処理を実行する。
乗誤差よりも大きければ回線等化度が良好であると判断
して、切換器109が判定器110よりの出力である信
号線114よりの信号を選択して信号線116に出力す
る様に制御する。この結果、本実施例の適応形自動等化
器においては、切換器109によつて信号線114が選
択されると、上述した式(2)に基づいたタツプゲイン
の更新を行なう通常等化処理を実行し、また切換器10
9によつて信号線115が選択されるとブラインド等化
処理を実行する。
【0021】図2は、図1の各部における信号波形を示
す図である。図2に示す様に、レベル変化量125が比
較値βを越えて増大すると、それに呼応するような形で
絶対値の2乗回路出力126は増大する。ローパスフイ
ルタ出力124は絶対値の2乗回路出力値を平均化した
ものであり、その値がλを越えた時点で比較器出力12
2は”0”から”1”に変化し、適応形自動等化器はそ
の等化方式を通常等化からブラインド等化に移行する。
す図である。図2に示す様に、レベル変化量125が比
較値βを越えて増大すると、それに呼応するような形で
絶対値の2乗回路出力126は増大する。ローパスフイ
ルタ出力124は絶対値の2乗回路出力値を平均化した
ものであり、その値がλを越えた時点で比較器出力12
2は”0”から”1”に変化し、適応形自動等化器はそ
の等化方式を通常等化からブラインド等化に移行する。
【0022】その後、ブラインド等化を継続して行なつ
た結果、等化誤差信号の絶対値の2乗回路出力値が小さ
くなり、それにならつて、ローパスフイルタ出力値12
4がλよりも小さくなると、比較器出力122は”1”
から”0”に遷移し、適応形自動等化器はその等化方式
をブラインド等化から通常等化へ戻す。以上説明してき
た様に本実施例によれば、瞬断、インパルスノイズ、急
激なレベル変動等の回線異常が長時間発生、あるいは頻
発して等化誤差が大きくなり、結果として適応形自動等
化器が発散してしまつた場合においても、平均2乗誤差
値を判断基準にして、その大小に応じて等化方式をブラ
インド等化、通常等化の2方式を切換えて使用すること
により、再度等化器を収束させることができる。
た結果、等化誤差信号の絶対値の2乗回路出力値が小さ
くなり、それにならつて、ローパスフイルタ出力値12
4がλよりも小さくなると、比較器出力122は”1”
から”0”に遷移し、適応形自動等化器はその等化方式
をブラインド等化から通常等化へ戻す。以上説明してき
た様に本実施例によれば、瞬断、インパルスノイズ、急
激なレベル変動等の回線異常が長時間発生、あるいは頻
発して等化誤差が大きくなり、結果として適応形自動等
化器が発散してしまつた場合においても、平均2乗誤差
値を判断基準にして、その大小に応じて等化方式をブラ
インド等化、通常等化の2方式を切換えて使用すること
により、再度等化器を収束させることができる。
【0023】
【他の実施例】以上説明した実施例では、適応形自動等
化器の発散状態を判断する尺度として2乗誤差を用いた
が、本発明はそれに限定されるわけではなく、等化器出
力と判定点との差の絶対値を用いても容易に実現できる
。また、前記実施例では、2乗誤差を平均化する手段と
してローパスフイルタを用いたが、移動平均或いは加算
平均等、信号を平滑化する他の回路を用いても同様に実
現できる。
化器の発散状態を判断する尺度として2乗誤差を用いた
が、本発明はそれに限定されるわけではなく、等化器出
力と判定点との差の絶対値を用いても容易に実現できる
。また、前記実施例では、2乗誤差を平均化する手段と
してローパスフイルタを用いたが、移動平均或いは加算
平均等、信号を平滑化する他の回路を用いても同様に実
現できる。
【0024】更に、前記実施例では、ブラインド等化の
方式として現在広く使用されているアルゴリズムを採用
した例について説明したが、本発明は上述したアルゴリ
ズムに限定されるものではなく、ブライド等化を行なう
ものであれば、いかなるアルゴリズムを採用してもさし
つかえない。同様に、前記実施例では、通常等化の方式
として現在広く使用されているレンダー法によるタツプ
ゲイン更新のアルゴリズムを採用したが、本発明は何も
アルゴリズムに限定されるものではなく通常等化を行な
うものであれば、いかなるアルゴリズムを採用してもさ
しつかえない。
方式として現在広く使用されているアルゴリズムを採用
した例について説明したが、本発明は上述したアルゴリ
ズムに限定されるものではなく、ブライド等化を行なう
ものであれば、いかなるアルゴリズムを採用してもさし
つかえない。同様に、前記実施例では、通常等化の方式
として現在広く使用されているレンダー法によるタツプ
ゲイン更新のアルゴリズムを採用したが、本発明は何も
アルゴリズムに限定されるものではなく通常等化を行な
うものであれば、いかなるアルゴリズムを採用してもさ
しつかえない。
【0025】更にまた、前記実施例では、通常等化とブ
ラインド等化とで共通の収束係数αを使用したが、各々
の等化方式を最適化する為に別々の収束係数を用いても
よいことは勿論である。その他本発明の範囲を逸脱しな
い範囲で種々適用可能である。
ラインド等化とで共通の収束係数αを使用したが、各々
の等化方式を最適化する為に別々の収束係数を用いても
よいことは勿論である。その他本発明の範囲を逸脱しな
い範囲で種々適用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、瞬
断或いは急激なレベル変動といつた回線障害が発生し、
その結果として自動等化器が発散した場合にも、通常通
化からブライド等化へ移行することにより再度等化器を
収束させることが可能となつた。
断或いは急激なレベル変動といつた回線障害が発生し、
その結果として自動等化器が発散した場合にも、通常通
化からブライド等化へ移行することにより再度等化器を
収束させることが可能となつた。
【図1】本発明に係る一実施例である適応形自動等化器
のブロツク構成図、
のブロツク構成図、
【図2】本実施例における各部における信号波形を示す
タイミングチヤート、
タイミングチヤート、
【図3】従来例の適応形自動等化器のブロツク構成図で
ある。
ある。
100 復調器
101 レベル変化量検出器
102 比較器
103 複素共役器
104 遅延器
105 乗算器
106 加算器
107 多入力加算器
108 減算器
109 切換器
110 判定器
111 符号抽出器
119 絶対値の2乗回路
120 ローパスフイルタ
Claims (1)
- 【請求項1】トランスバーサルフイルタと判定器出力と
の差である等化誤差信号の大きさに関係する量を平均化
する平均化手段と、該平均化手段による平均化レベルを
所定閾値レベルと比較する比較手段と、該比較手段の比
較結果が所定閾値レベル以上の時にはブラインド等化を
行ない、前記比較手段の比較結果が所定閾値レベル以下
の時には通常等化を行なう等化手段とを備えることを特
徴とする自動等化器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3009248A JPH04252609A (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 自動等化器 |
US08/268,725 US5432794A (en) | 1991-01-29 | 1994-06-30 | Automatic Equalizer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3009248A JPH04252609A (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 自動等化器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04252609A true JPH04252609A (ja) | 1992-09-08 |
Family
ID=11715109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3009248A Withdrawn JPH04252609A (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 自動等化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04252609A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08213880A (ja) * | 1995-02-01 | 1996-08-20 | Nec Corp | 適応制御ろ波器 |
JP2011055525A (ja) * | 2002-08-21 | 2011-03-17 | Qualcomm Inc | 仮想並列イコライザを備えた通信レシーバー |
-
1991
- 1991-01-29 JP JP3009248A patent/JPH04252609A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08213880A (ja) * | 1995-02-01 | 1996-08-20 | Nec Corp | 適応制御ろ波器 |
JP2011055525A (ja) * | 2002-08-21 | 2011-03-17 | Qualcomm Inc | 仮想並列イコライザを備えた通信レシーバー |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |