JPH04252494A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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Publication number
JPH04252494A
JPH04252494A JP3026855A JP2685591A JPH04252494A JP H04252494 A JPH04252494 A JP H04252494A JP 3026855 A JP3026855 A JP 3026855A JP 2685591 A JP2685591 A JP 2685591A JP H04252494 A JPH04252494 A JP H04252494A
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JP
Japan
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complementary
complementary common
data line
line
Prior art date
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Pending
Application number
JP3026855A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Nakai
潔 中井
Hitoshi Miwa
仁 三輪
Masayuki Nakamura
正行 中村
Tatsuyuki Ota
達之 大田
Toshio Maeda
前田 敏夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Device Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd, Hitachi Consumer Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Device Engineering Co Ltd
Priority to JP3026855A priority Critical patent/JPH04252494A/ja
Publication of JPH04252494A publication Critical patent/JPH04252494A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置におけ
る相補共通データ線の耐ノイズ性に関し、例えばDRA
M(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)に適
用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリにおいて、マトリクス配置
されたメモリセルの入出力端子に結合される相補ビット
線ペアは最小限の間隔を以て規則的に多数配置され、該
ビット線の間には絶縁膜が介在されている。したがって
、隣接するビット線相互間には容量性カップリングを生
じ負所望な容量成分が寄生する。このようなカップリン
グ容量によりビット線の読出し信号が不所望に変化する
ことを防止する技術について記載された文献の例として
、1989 アイ・イー・イー・イー インターナショ
ナル ソリッドステート サーキッツ コンファレンス
、エフ・エー・エム16.4  エー 60ns 3.
3ブイ 16メガビット ディーラム(1989  I
EEE  INTERNATIONAL  SOLID
−STATE  CIRCUITS  CONFERE
NCE  ;  FAM16.4  A60ns  3
.3V  DRAM)があり、さらに特願平1−658
41号の明細書の記載もある。 前者の文献に記載の技術はダイナミックRAMを対象と
し、ペアを成す相補ビット線の相互配置を途中で交互に
入れ換えた相補ビット線のツイスト構造を採用、ワード
線選択動作によって各ビット線に読出された信号が相互
に隣接するビット線間で影響し合って不所望に変化する
のを防止しようとする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、そのような
隣接信号線からのノイズはビット線に限らず共通データ
線にも影響を与える。即ち、メモリの記憶容量が増大の
一途をたどる今日において、マット分割などの手法によ
り共通データ線は複数対を一組として並列配置され、ま
た、共通データ線は、その他周辺回路部分の信号配線と
別層で交差的配置を採る。このとき、複数対の相補共通
データ線に読出されるデータの論理値が相互に異なれば
、相互の容量性カップリングにより一方の読出し信号レ
ベルが他方の読出し信号レベルを不所望に変化させる虞
があり、同様の虞は相補共通データ線とその他の信号配
線相互間でのクロストークによってもあり得る。特に本
発明者の検討によれば、相補ビット線のレベル変化をゲ
ート電極で受けてスイッチ動作するMOSFETを介し
て読出し信号を共通データ線に与える形式のDRAMは
、メモリセルの選択動作後速やかにカラム系の選択動作
を行うことができるが、これに伴って相補共通データ線
に与えられる電位差は一層小さくされ、相補共通データ
線の耐ノイズ性の向上は高速アクセスに必要不可欠な課
題であることを見い出した。更に、相補共通データ線に
与えられる微小電位差を感度の高いBi−CMOS型の
メインアンプで高速に増幅する場合、相補共通データ線
の読出しレベルがノイズによって不所望に反転されると
、これをメインアンプが一旦増幅してしまうとその状態
を反転するのに時間かかり過ぎて正常なタイミングでデ
ータを読出すことができなくなってしまう。
【0004】本発明の目的は、カップリング容量成分や
クロストークなどによる相補共通データ線の耐ノイズ性
を向上させることができる半導体記憶装置を提供するこ
とにある。また、本発明の別の目的は、相補ビット線の
レベル変化をゲート電極で受けてスイッチ動作するMO
SFETを介して読出し信号を相補共通データ線に与え
、その読出し信号をバイポーラトランジスタを含む増幅
回路で増幅する形式のダイナミック型のメモリにおける
、データの高速読出し動作を信頼性を以て実現すること
にある。
【0005】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0007】すなわち、ワード線によって選択されたメ
モリセルから読出されるデータが相補ビット線を介して
選択的に与えられる相補共通データ線を、相互の配置を
途中で交互に入れ換えたツイスト構造にすると共に、相
補共通データ線に隣接させて電源電圧レベルを採り得る
シールド配線を配置して、同相補共通データ線に与えら
れる電位差を、バイポーラトランジスタを含む増幅回路
で増幅させるようにしたものである。
【0008】シールド配線による耐ノイズ性の効果を完
全化するには、シールド配線を相補共通データ線の両側
に隣接配置するとよい。例えば、相補共通データ線が2
組並列配置されている場合には、シールド配線は3本設
けられる。
【0009】前記相補共通データ線に平行配置されたワ
ード線にワードシャント構造を採用するとき、すなわち
、メモリセルに含まれる選択MOSFETのゲート電極
構成配線層を途中で分断すると共に、各分断されたゲー
ト電極構成配線層を同層よりも抵抗値の小さな別層の裏
打ち配線層に要所で導通させた構造を採用するとき、相
互に同層の相補共通データ線を交互に入れ換えるための
配線構造の為のスペースを特別に確保しなくても済むよ
うにするには、前記交互入れ換え位置を、前記ゲート電
極配線層の分断位置に対応する位置に設定するとよい。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、ツイスト構造が採用さ
れる相補共通データは、それに隣接される別の信号配線
との対向距離が相互に等しくされると共にそれとの間で
のカップリング容量の差も小さくされる。このことは、
相補共通データ線に隣接する別の信号線のレベル変化が
カップリング容量を通じて相補共通データ線の相補レベ
ルに影響を与えても、相補ペア信号線のレベル変化は相
互に等しくされ、読出しデータの不所望な論理値反転を
阻止して、相補共通データ線の耐ノイズ性を向上させる
。また、相補共通データ線に隣接されるシールド配線は
、相補共通データ線との間で形成されるカップリング容
量の一方の電極レベルを常時電源電圧に保ち、相補共通
データ線の相補レベルそれ自体の絶対的なレベルの変動
を小さくするように作用し、この点においても耐ノイズ
性を向上させる。
【0011】相補ビット線のレベル変化をゲート電極で
受けてスイッチ動作するMOSFETを介して読出し信
号を相補共通データ線に与え、その読出し信号をバイポ
ーラトランジスタを含む増幅回路で増幅する形式のダイ
ナミック型のメモリに適用される場合には、比較的感度
の高い当該増幅回路がノイズによって不所望にレベル反
転された相補共通データ線の電位差を誤って増幅するこ
とはないから、不所望にレベル反転されて伝達される電
位差を一旦増幅した後にその状態を反転するのに時間が
かかり過ぎて正常なタイミングで正規のデータを外部に
読出しすることができないという事態を回避でき、この
ことが、データ高速読出し動作の信頼性を向上させる。
【0012】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係るBi−CM
OSダイナミック型RAMが示される。同図に示される
回路素子は、Bi−CMOSプロセス技術によって、単
結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成される
。以下の図において、チャンネル(バックゲート)部に
矢印が付されるMOSFETはPチャンネル型であり、
矢印の付されないNチャンネル型MOSFETと区別し
て表示される。
【0013】同図においてM−ARYはメモリアレイで
あり、特に制限されないが、2交点(折返しビット線)
方式とされ、代表的に2組図示された相補ビット線Di
,Di*(記号*は反転若しくはローイネーブルである
ことを意味する)及びDj,Dj*が図の水平方向に配
置され、こにれに交差する向きをもってワード線W0〜
Wmが設けられ、それら相補ビット線とワード線との交
点には格子状に複数個のメモリセルが配置されて成る。
【0014】メモリアレイM−ARYの各メモリセルは
、いわゆる1素子型のダイナミック型メモリセルとされ
、それぞれ情報蓄積用キャパシタ(以下単に蓄積容量と
も記す)Cs及びアドレス選択用MOSFETQmによ
り構成される。メモリアレイM−ARYの同一の列に配
置されるメモリセルのアドレス選択用MOSFETQm
のドレインは、対応する相補ビット線の非反転信号線又
は反転信号線に所定の規則性をもって交互に結合される
。また、メモリアレイM−ARYの同一の行に配置され
るメモリセルのアドレス選択用MOSFETQmのゲー
トは、対応するワード線W0〜Wmにそれぞれ共通結合
される。各メモリセルの情報蓄積用キャパシタCsの他
方の電極すなわちセルプレートには、所定のセルプレー
ト電圧VPLが共通に供給される。
【0015】メモリアレイM−ARYを構成するワード
線W0〜Wmは、図示しないワードドライバの出力端子
に結合され、同様に図示しないローアドレスデコーダの
出力選択信号によって択一的に選択レベルに駆動される
【0016】前記メモリアレイM−ARYを構成する相
補ビット線Di,Di*、Dj,Dj*には夫々Nチャ
ンネル型のイコライズMOSFETQ1と、電源電圧V
ccの半分のレベルHVCを供給するNチャンネル型の
プリチャージMOSFETQ2,Q3とが夫々結合され
、これによってプリチャージ回路が構成される。プリチ
ャージ回路はタイミング信号φpcgによってその動作
が制御され、チップ非選択期間においてタイミング信号
φpcgがハイレベルにされることにより、Di,Di
*、Dj,Dj*に代表される全ての相補ビット線を5
Vのような高レベル側電源電圧の約半分のレベルにプリ
チャージする。
【0017】前記メモリアレイM−ARYを構成する夫
々の各相補ビット線Di,Di*、Dj,Dj*には、
MOSFETQ6〜Q9によって構成されるCMOSス
タティックラッチ型のセンスアンプが設けられ、選択さ
れたメモリセルの蓄積電荷量に応じて電荷再配分される
ビット線の微小電位差を増幅する。センスアンプを構成
するPチャンネル型MOSFETQ6,Q7はメモリア
レイM−ARYの左側に配置され、Nチャンネル型MO
SFETQ8,Q9はメモリアレイM−ARYの右側に
配置されており、相互に導電型の異なるMOSFETを
隣接配置する場合に必要とされる素子分離領域を不要に
してチップ面積を小さくしている。前記MOSFETQ
6,Q7のソース電極はコモンソース線CSLpに共通
接続され、Pチャンネル型パワースイッチMOSFET
Q10を介して電源端子Vddに接続され、また、MO
SFETQ8,Q9のソース電極はコモンソース線CS
Lnに共通接続され、Nチャンネル型パワースイッチM
OSFETQ11を介して電源端子Vssに接続される
。電源端子Vddには5Vのような高レベル側の電源電
圧が供給され、電源端子Vssには接地電位のような低
レベル側の電源電圧が供給される。前記パワースイッチ
MOSFETQ10,Q11のスイッチ制御信号φsa
,φsa*は、Bi−CMOSダイナミック型RAMの
チップ選択状態において選択されたワード線に結合され
ているメモリセルから出力される微小読出し信号が対応
する相補ビット線に確立される時点で、ハイレベル,ロ
ーレベルにされ、一斉に活性化されて動作状態になる。 センスアンプは、その動作状態において、選択されたワ
ード線に結合されるメモリセルから相補ビット線に読出
される微小電位差を増幅して、ハイレベル又はローレベ
ルの2値読出し信号とする。これらの2値読出し信号は
、ダイナミック型RAMが読出しモード又はリフレッシ
ュサイクルとされるとき、対応するメモリセルに再書込
みされ、記憶データをリフレッシュする。
【0018】図1においてQ20は、Bi−CMOSダ
イナミック型RAMのスタンバイ状態において前記コモ
ンソース線CSLpとCSLnとを選択的に導通するた
めのNチャンネル型ショートMOSFETである。また
、Q21,Q22はショートMOSFETQ20のオン
動作に呼応してオン状態にされることによりコモンソー
ス線CSLp,CSLnに、電源電圧の半分のレベルH
VCを与えるためのNチャンネル型プリチャージMOS
FETである。これらMOSFETQ20,Q21,Q
22も前記プリチャージ信号φpcgでスイッチ制御さ
れる。Bi−CMOSダイナミック型RAMのスタンバ
イ状態において、前記パワースイッチMOSFETQ1
0,Q11はカット・オフされると共に、相補ビット線
は高レベル側電源電圧の概ね半分のレベルHVCにプリ
チャージされるが、このとき、前記ショートMOSFE
TQ20及びプリチャージMOSFETQ21,Q22
の作用により、双方のコモンソース線CSLp,CSL
nも相補ビット線と同様に高レベル側の電源電圧の約半
分のレベルHVCにされ、これにより、スタンバイ状態
においてセンスアンプの動作は完全に停止される。
【0019】本実施例のBi−CMOSダイナミック型
RAMは、メモリアレイM−ARYに対応して2組の書
き込用相補共通データ線CDW1,CDW1*及びCD
W2,CDW2*を有すると共に、2組の読出し用相補
共通データ線CDR1,CDR1*及びCDR2,CD
R2*を有する。書き込用相補共通データ線CDW1,
CDW1*及びCDW2,CDW2*は、それぞれカラ
ム選択スイッチMOSFETQ12,Q13を介して直
接対応する相補ビット線に結合される。これに対し、読
出し用相補共通データ線CDR1,CDR1*及びCD
R2,CDR2*は、対応する相補ビット線をゲート電
極に受けてスイッチ制御するMOSFETQ14,Q1
5並びにカラム選択スイッチMOSFETQ16,Q1
7を介して間接的に相補ビット線に接続される。このよ
うに、相補ビット線のレベル変化をゲート電極で受けて
スイッチ動作するMOSFETQ14,Q15を介して
読出し信号を読出し用相補共通データ線CDR1,CD
R1*及びCDR2,CDR2*に与える、コモンI/
O形式を採用するのは、ワード線によるメモリセルの選
択動作後速やかに、即ちセンスアンプによる増幅動作が
確立するのを待たずに、カラム系の選択動作を行っても
メモリセルのデータが破壊されないようにするためであ
り、高速アクセスを実現するための一つの手段とされる
。これ故、書き込み用相補共通データ線と読出し用相補
共通データ線は分離される。
【0020】尚、CDi,CDi*、CDj,CDj*
で代表されるようなペアを成す相補ビット線の書き込み
用カラムスイッチMOSFETQ12,Q13のゲート
電極には図示しないカラムアドレスデコーダから対応す
る書き込みカラム選択信号YWgが供給され、また、読
出し用カラム選択スイッチMOSFETQ16,Q17
のゲート電極にはカラムアドレスデコーダから対応する
読出しカラム選択信号YRgが供給される。書き込み並
びに読出しカラム選択信号YWg,YRgは夫々カラム
アドレス信号のデコード結果に対して、書き込み制御信
号、読出し制御信号で所定の論理を採って、書き込み又
は読出しの何れか一方だけが選択レベルにされる。これ
により、カラムス選択スイッチMOSFETは、対応す
る上記カラム選択信号が択一的にハイレベルとされるこ
とでオン状態となり、指定される一組の相補ビット線と
相補共通データ線とを接続する。
【0021】前記書き込み用相補共通データ線CDW1
,CDW1*、CDW2,CDW2*は図示しない書き
込み回路若しくは入力バッファ回路を介して外部とイン
タフェースされ、前記読出し用相補共通データ線CDR
1,CDR1*、CDR2,CDR2*は、メインアン
プMA並びに図示しない出力バッファ回路を介して外部
にインタフェースされる。上記したように、読出し用相
補共通データ線CDR1,CDR1*、CDR2,CD
R2*を対応するMOSFETQ14,Q15のゲート
電極を介して間接的に相補ビット線に接続して、メモリ
セルの選択動作後速やかにカラム系の選択動作を行うこ
とができる構造を採用していることから、これに伴って
読出用相補共通データ線に当初与えられる電位差は比較
的小さくされるため、メインアンプMAはBi−CMO
S型増幅回路とされ、相補共通データ線に与えられる微
小電位差を速やかに検出して増幅する高感度アンプとさ
れる。
【0022】読出し用相補共通データ線CDR1,CD
R1*、CDR2,CDR2*には高感度なメインアン
プMAが結合されるため、そのノイズマージンを改善す
るために、読出し用相補共通データ線CDR1,CDR
1*、CDR2,CDR2*は、その沿在方向途中の箇
所で相互配置が交互に入れ換えられたツイスト構造を有
し、さらに、その両側には、接地電位Vssが供給され
るシールド配線SD1,SD2が近接配置されている。 特に本実施例において2組の読出し用相補共通データ線
が隣接配置されているため、個々のペア線におけるツイ
スト位置は、ツイスト部分からツイスト部分までの単位
距離の概ね半分の距離を以て互いにずらされている。
【0023】ツイスト構造が採用される読出し用相補共
通データ線CDR1,CDR1*、CDR2,CDR2
*は、個々のペアに隣接される信号配線との対向距離が
ペア線相互間で等しくされると共にそれとの間でのカッ
プリング容量の差も小さくされる。例えば、シールド線
SD1との関係では同線SD1とCDR1並びにCDR
1*との対向距離は等しくされ、CDR1,CDR1と
*CDR2,CDR2*との関係では、各線CDR1,
CDR1*,CDR2,CDR2*相互が隣接して対向
する距離が等しくされる。したがって、着目するペア信
号線としての相補共通データ線に隣接する別の信号線の
レベル変化がカップリング容量を通じて相補共通データ
線の相補レベルに影響を与えても、相補ペア信号線のレ
ベル変化は相互に等しくされ、読出しデータの不所望な
論理値反転を防止する。また、シールド配線SD1,S
D2は、読出し用相補共通データ線CDR1,CDR1
*、CDR2,CDR2*との間で形成されるカップリ
ング容量の一方の電極レベルを常時接地電位に保ち、当
該相補共通データ線の相補レベルそれ自体の絶対的なレ
ベルの変動を小さくする。これらにより、読出し用相補
共通データ線CDR1,CDR1*、CDR2,CDR
2*の耐ノイズ性が向上され、メインアンプMAのノイ
ズマージンが改善される。
【0024】このようにして耐ノイズ性並びにメインア
ンプMAのノイズマージンが改善されると、相補ビット
線のレベル変化をゲート電極で受けてスイッチ動作する
MOSFETQ14,Q15を介して読出し信号が相補
共通データ線CDR1,CDR1*,CDR2,CDR
2*に与えられて、これを高感度メインアンプMAで増
幅する形式のダイナミック型RAMにおいては、メイン
アンプMAは、ノイズによって不所望にレベル反転され
た相補共通データ線の電位差を増幅することはないから
、不所望にレベル反転されて伝達される電位差を一旦増
幅した後でその状態を反転するのに時間がかかり過ぎて
正常なタイミングで正規のデータを外部に読出しするこ
とができないという事態を回避することができ、このこ
とが、本実施例RAMにおけるデータ高速読出し動作の
信頼性を向上させる。
【0025】シールド配線による耐ノイズ性向上効果を
一層増すには図2に示されるように読出し用相補共通デ
ータ線CDR1,CDR1*とCDR2,CDR2*と
の間にも同様のシールド配線SD3を配置するとよい。
【0026】また、読出し用相補共通データ線CDR1
,CDR1*とCDR2,CDR2*との配置に関し、
非反転信号線CDR1,CDR2が相互に隣接し、その
隣に反転信号線CDR1*,CDR2*が相互に隣接配
置されるようなレイアウト構成が採用される場合、図3
に示されるように、3本の相補共通データ線を一組とし
て相互の配置を入れ換えて、対を成すべき非反転並びに
反転相補共通データ線相互の対向距離及びカップリング
容量値を均等化せるようにすることができる。更に図4
に示されるように4本の相補共通データ線CDR1,C
DR1*,CDR2,CDR2*を一組として個々に同
じ位置で相互位置を入れ換えするようにしてもよい。
【0027】特に制限されないが、前記相補共通データ
線CDR1,CDR1*,CDR2,CDR2*に平行
配置されたワード線W0〜Wmにはワードシャント構造
が採用されている。すなわち、メモリセルに含まれる選
択MOSFETQmのゲート電極構成配線層を途中で分
断すると共に、各分断されたゲート電極構成配線層を同
層よりも抵抗値の小さな別層の裏打ち配線層に要所で導
通させてある。特にゲート電極構成用配線層を途中で分
断してあるのは、導通試験又は機能試験により前記裏打
ち配線層の断線をウェーハ段階で容易に検出可能にする
為のものである。斯るワードシャント構造が採用される
とき、相補共通データ線CDR1,CDR1*,CDR
2,CDR2*の前記交互入れ換え位置は、前記ゲート
電極配線層の分断位置に対応する位置に設定されている
。これにより、相互に同層の相補共通データ線CDR1
,CDR1*,CDR2,CDR2*を交互に入れ換え
るための配線構造の為のスペースを特別に確保しなくて
も済むようになる。尚、例えば前記ゲート電極構成配線
層はポリシリコンによって構成され、前記裏打ち配線層
はアルミニウムによって構成される。
【0028】図5には前記メインアンプMAの一例が示
される。このメインアンプMAは、npnバイポーラト
ランジスタQ31〜Q34を主体とするTTL回路、n
pnバイポーラトランジスタQ35,Q36を主体とす
る差動増幅回路、及びnpnバイポーラトランジスタQ
37,Q38を主体とする出力バッファ回路から成る。 読出し用相補共通データ線CDR1,CDR1*やCD
R2,CDR2*から与えられるような相補入力信号I
N,IN*は、特に制限されないが、抵抗素子R1やダ
イオード接続されたトランジスタQ40を介してバイア
スされた前記入力トランジスタQ31,Q32のエミッ
タに与えられ、その相補入力信号IN,IN*により何
れか一方の入力トランジスタQ31又はQ32がカット
オフされ、その状態に応じて、それぞれソースホロアを
構成するトランジスタQ33,Q34が増幅並びに反転
動作を行う。該ソースホロアの出力はECL回路とされ
る差動増幅回路のトランジスタQ35,Q36に与えら
れてさらに増幅され、その差動出力はソースホロア形式
の出力トランジスタQ37,Q38で反転増幅されて、
相補出力信号OUT,OUT*が形成される。尚、抵抗
素子R2〜R5及びダイオード接続されたnpnトラン
ジスタQ41〜Q44は、前記トランジスタQ33,Q
34,Q37,Q38のバイアスを形成する。また、バ
イポーラトランジスタQ33〜Q38のエミッタに直列
接続されたトランジスタQ50〜Q59は定電流源を構
成するためのnチャンネル型MOSFETであり、トラ
ンジスタQ50〜Q54は出力動作に呼応してオン状態
に制御され、トランジスタQ55〜Q59のゲート電極
には中間レベルのバイアス電圧が印加されている。
【0029】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0030】例えば、上記実施例では書き込み用相補共
通データ線と読出し用相補共通データ線とそれぞれ別々
に設けたが、それらを共通化する事も可能であり、さら
に、相補共通データ線は2組が隣接する構成ばかりでな
く1組だけ或いは3組以上が隣接する構成であってもよ
い。また、上記実施例ではシングルポートのRAMを一
例に説明したが、デュアルポートRAMのようなマルチ
ポートメモリにも適用することができる。特に、書き込
みに並行して読出し可能なものであって、書き込み用相
補共通データ線に読出し用相補共通データ線が隣接する
場合には、本発明の構成により、書き込み相補共通デー
タ線の書き込みレベルが読出し用相補共通データ線に不
所望なノイズを与える事態も防止可能になる。
【0031】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるBi−
CMOSダイナミック型RAMに適用した場合について
説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、
疑似SRAMやその他の記憶形式を持つ半導体メモリ、
さらにはマイクロコンピュータ等に搭載されるオンチッ
プメモリなどの各種半導体記憶装置に広くて適用するこ
とができる。本発明は、少なくとも相補共通データ線の
微小電位差を増幅する増幅回路のノイズマージン改善に
適用して有効な条件のものに適用することができる。
【0032】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0033】すなわち、相補共通データ線にツイスト構
造を採用すると共にシールド配線を隣接配置することに
より、カップリング容量成分やクロストークなどによる
相補共通データ線の耐ノイズ性を向上させることができ
ると共に、相補共通データ線の電位差を増幅する高感度
な増幅回路のノイズマージンを改善することができると
いう効果がある。
【0034】また、相補ビット線のレベル変化をゲート
電極で受けてスイッチ動作するMOSFETを介して読
出し信号を相補共通データ線に与え、その読出し信号を
バイポーラトランジスタを含む増幅回路で増幅する形式
のダイナミック型のメモリにおいては、データの高速読
出し動作を信頼性を以て実現することができるという効
果がある。
【0035】シールド配線を相補共通データ線の両側に
隣接配置することにより、シールド配線による耐ノイズ
性の効果を最大限とする事ができる。
【0036】ワード線のワードシャント構造において選
択MOSFETのゲート電極構成配線層の途中の分断位
置に対応する位置で相補共通データ線の交互入れ替えを
行うことにより、その為のスペースを特別に確保しなく
ても済むようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るBi−CMOS
ダイナミック型RAMの主要回路図である。
【図2】図2は図1の相補共通データ線のツイスト構造
に対してシールド配線を各相補共通データ線の両側に配
置する実施例の説明図である。
【図3】図3は2組の読出し用相補共通データ線の非反
転信号線同志が相互に隣接し且つ反転信号線同志が相互
に隣接する場合の相補共通データ線のツイスト構造に関
する別の実施例説明図である。
【図4】図4は相補共通データ線のツイスト構造に関す
るさらに別の実施例説明図である。
【図5】図5はメインアンプの一例回路図である。
【符号の説明】
M−ARY  メモリアレイ Di,Di*  相補ビット線 Dj,Dj*  相補ビット線 W0〜Wm  ワード線、 Qm  アドレス選択用MOSFET CDR1,CDR1*  読出し用相補共通データ線C
DR2,CDR2*  読出し用相補共通データ線Q1
4,Q15  スイッチMOSFETQ16,Q17 
 カラム選択MOSFETSD1,SD2,SD3  
シールド配線MA  メインアンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ワード線によって選択されたメモリセ
    ルから相補ビット線に読出されるデータが選択的に相補
    共通データ線に伝達され、これによって該相補共通デー
    タ線に得られる電位差を、バイポーラトランジスタを含
    む増幅回路で増幅して、出力する半導体記憶装置におい
    て、前記相補共通データ線を、相互の配置を途中で交互
    に入れ換えたツイスト構造とし、且つ、相補データ線に
    隣接させて電源電圧レベルを採り得るシールド配線を配
    置して、成るものであることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】  前記シールド配線は、相補共通データ
    線の両側に隣接配置されて成るものであることを特徴と
    する請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】  前記相補共通データ線は複数対並列配
    置されて成るものであることを特徴とする請求項1又は
    2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】  前記ワード線は、メモリセルに含まれ
    る選択MOSFETのゲート電極構成配線層を途中で分
    断すると共に、各分断されたゲート電極構成配線層を、
    同層よりも抵抗値の小さな別層の裏打ち配線層に要所で
    導通させたワードシャント構造を有し、そのワード線に
    平行配置される前記相補共通データ線の前記交互入れ換
    え位置を、前記ゲート電極構成配線層の分断位置に対応
    させて成る請求項1乃至3の何れか1項記載の半導体記
    憶装置。
  5. 【請求項5】  相補ビット線の電位差を選択的に相補
    共通データ線に伝達するための手段として、相補ビット
    線の電位をゲートに受けてスイッチ制御されるMOSF
    ETと、該MOSFETに直列接続されてビット線選択
    信号によりスイッチ制御されて相補ビット線を相補共通
    データ線に導通させるカラム選択スイッチMOSFET
    とを含んで成るものであることを特徴とする請求項1乃
    至4の何れか1項記載の半導体記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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