JPH0425235B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0425235B2
JPH0425235B2 JP21473284A JP21473284A JPH0425235B2 JP H0425235 B2 JPH0425235 B2 JP H0425235B2 JP 21473284 A JP21473284 A JP 21473284A JP 21473284 A JP21473284 A JP 21473284A JP H0425235 B2 JPH0425235 B2 JP H0425235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fireproof board
aggregate
board
inorganic binder
fireproof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP21473284A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6191079A (ja
Inventor
Ichiro Tagashira
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP21473284A priority Critical patent/JPS6191079A/ja
Publication of JPS6191079A publication Critical patent/JPS6191079A/ja
Publication of JPH0425235B2 publication Critical patent/JPH0425235B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は外装材、内装材、間仕切り材等として
用いられる耐火ボードの製造方法に関する。
(従来の技術とその問題点) 従来、外装材や内装材として、薄板からなる外
側板の内側に発泡ウレタン層を形成したものが、
断熱性がよいためよく用いられていたが、火災時
に有毒ガスを発生するするため使用できなくなつ
ている。一方、火災時にも燃えたり有毒ガスを発
生したりしない耐火ボードとしては、古くから用
いられている石膏ボード、ロツクウールや石綿あ
るいは発泡フエノール樹脂等を用いたボードなど
があるが、石膏ボードは重量が大で水に弱いとい
う問題があり、ロツクウールを用いたものは製造
しにくく高価となり、またフエノール樹脂を用い
たものは酸性であるため表面板に錆を生じる等の
問題がある。
ところで、最近ケイ酸ソーダとこれを常温で発
熱発泡固形化させる固形剤とから成る無機質バイ
ンダーが開発された。そこで、本出願人はこの無
機質バインダーを用い、これを無機質発泡骨材に
混合して型内に流し込み、耐火ボードを成形する
ことを試みた。しかし、前記固形剤は常温でも発
熱発泡固形化するため取扱いが容易であることを
特長とするものであるが、固形化するのに10分程
度要するため、耐火ボードを能率的に製造し得な
いことが判明した。また、前記無機質バインダー
で固形化したボードを水に浸漬するとばらばらに
崩壊してしまうため、そのまゝでは耐火ボードと
して実使用の耐えないという問題もあつた。
本発明はこのため、耐火性骨材と無機質バイン
ダーとから成る実使用に耐える耐火ボードを能率
的に製造できる耐火ボードの製造方法を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、この目的を達成するため、無機質発
泡体と不燃繊維材の何れか又は両方から成る骨材
と、ケイ酸ソーダとこれを発熱発泡固形化する固
形剤とからなる無機質バインダーとを混合し、こ
れを予じめ加温された成形空間内に流し込んで成
形し、さらに加熱養生して耐火ボードを製造する
方法を提供する。
(作用) かかる構成によると、骨材と無機質バインダー
の混合物を加温された成形空間に流し込むことに
より、固形化時間を数分から1分以内に短縮する
ことができ、連続製造ラインによる製造も可能と
なり、また成形後加熱養生することにより固定水
分が除去されるため強度が大となると共に水に浸
漬しても崩壊したり弱くなつたりせず、強度と耐
水性を備えた耐火ボードが得られる。
(実施例) 次に本発明の一実施例図面に基づいて説明す
る。第1図は、耐火ボード2の外面を鋼板やステ
ンレス鋼板等の金属薄板からなる外側板3で覆う
と共に両者を一体化した外装材1を示す。この外
装材1は、金属薄板をフオーミング加工により所
定の形状に成形して外側板3を形成し、この外側
板により形成された板状の成形空間内に、コクヨ
カ石、硝子等の無機質発泡骨材4と無機質バイン
ダーの混合物を装填して固形化し、外側板3と一
体の耐火ボード2を形成したものである。
次に、前記外装板1の製造方法を第2図により
説明する。コイル5から巻き戻した金属薄板6を
フオーミング装置7に通して、第3図に実線で示
す様な断面形状の型板8を成形する。この型板8
は上面開放の板状の成形空間9を備えかつこの成
形空間9の一側上部に突出部10aが、他側上部
にこの突出部10aが嵌入可能な凹入部10bが
形成されている。また両側上端から鍔11a,1
1bが延出されている。成形された型板8は、次
に加温装置12に通され、100〜120℃に加温され
る。次いで、耐火ボード2を構成する骨材と無機
質バインダーの混合物14が供給装置13から型
板8の成形空間9内に供給充填され、適宜整形さ
れた後プレスロール15にて加圧成形される。前
記骨材としては、コクヨウ石、硝子等の無機質発
泡骨材と硝子繊維、石綿、岩綿等の不燃繊維材の
何れか又は両方を混合したものが好適に用いられ
る。また、数%以下の範囲で可燃性の繊維材を加
えてもよい。前記バインダーとしては、ケイ酸ソ
ーダ2号と、これを常温で発熱発泡固形化させる
シリカ、酸化鉄等を含む固形剤、商品名「SBパ
ウダー」(東洋電化工業株式会社製)とを混合し
たものが用いられる。組成例を挙げると、骨材1
m3に対してケイ酸ソーダ100〜150Kg、「SBパウダ
ー」30〜50Kg程度が適当である。前記固形剤は、
ケイ酸ソーダを常温で発熱発泡固形化させるもの
として開発されたものであるが、常温であれば固
形化するのに10分程度の時間を要し、連続製造ラ
インに流して連続成形することはできない。しか
し、この製造ラインは、型板8を予じめ100〜120
℃に加温しておくことにより1分以内で固形化す
ることに成功したものであり、型板8をフオーミ
ング加工しながらその形成された成形空間9に骨
材と無機質バインダーを充填し、これを速やかに
固形化することにより連続成形が可能となつたの
である。成形空間9内の骨材と無機質バインダー
の混合物14が固形化した時点で型板8は再びフ
オーミング装置16に入り、第3図に仮想線で示
す様に、一側の鍔11aが内側に折り返えされて
突出部10aの上面側が薄鋼板6で保護されると
共に他側の鍔11bの端部が下方に鋭角状に折り
曲げられて外装板1を接続したときの水封片が形
成される。フオーミング装置16を出ると、切断
装置17にて所定長に切断され、耐火ボード2が
外側板3で覆われた定尺の外装材1が形成され
る。こうして形成された外装材1を、引き続いて
適当枚数づつ120〜150℃の除湿炉中に10〜20分入
れて加熱、養生し、固定水分を除去することによ
り、強度を高めると共に耐水性を有せしめる。こ
うして、10〜20分程度加熱、養生すれば、実用上
支障のない程度の強度と耐水性が得られる。
なお、養生方法として製造能率を犠牲にしても
完全を期すという場合は、2〜4日空気中に放置
してケイ酸ソーダと固形剤の反応が完全に終結す
るのを待つて、120〜150℃の除湿炉に30分〜2時
間入れ、固定水分を完全除去すれば良いが、効果
が向上する程度に比べて生産能率が著しく低下し
てしまう。
また、前記外側板3と耐火ボード(2)を強く一体
化するには、加熱装置12と供給装置13の間に
接着剤塗布装置を配置して、型板8内面に熱硬化
性接着剤を塗布するとよい。また、第1図の外装
材1の裏面側における耐火ボード2の露出面に合
成樹脂製シート、アルミニウムなどの金属箔、あ
るいは防水処理を施した紙や不織紙、不織布、織
布等を貼り付けておくのが好ましく、特に熱伝導
性の良い金属箔を貼り付けておくと結露防止に効
果がある。この場合、後のフオーミング装置16
の前又は後にシートの貼り付け装置を配置すれば
よい。
なお、上記実施例では耐火ボード2と外側板3
を一体化した外装材1を連続成形するものを例示
したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば外側板3を別途プレス加工にて成形
し、あるいは引抜き、押し出し成形した型板を用
い、あるいは樹脂成形品を用い、これとは別に耐
火ボード2を成形し、外側板3に耐火ボード3を
接着剤にて貼り付けたり、嵌着したりしてもよ
い。この場合耐火ボード2を製造するには、予じ
め加温された型枠内に骨材と無機質バインダーの
混合物を流し込み、固形化後型枠から取り出し、
直ちに若しくは生産能率に支障しない程度の時間
をあけて除湿炉に入れ、加熱養生するとよい。
さらに、耐火ボード2の外面を保護する外側板
3を設けずに、耐火ボード2単体で製品化するこ
ともできる。その場合、表面に適宜化粧シートを
貼り付けたり、他のボード材に積層したりしても
よい。また、耐火ボード2は多孔質で吸水性があ
るため、その吸水対策として表面に塗料、接着剤
等を含む防水剤をコーテイングしたり、防水シー
トを貼り付けたり、薄く軟かい合成樹脂製袋体の
中に収容して密封したりしてもよい。
またこれら耐火ボード2は外装材に限らず、内
装材や間仕切り材等としても当然用いることがで
きる。
(発明の効果) 本発明の耐火ボードの製造方法によれば、以上
の説明から明らか様に、無機質発泡体又は不燃繊
維体から成る骨材と発熱発泡固形化した無機質バ
インダーからなり、耐火性に優れ、有毒ガスを発
生せず、かつ発泡体からなるので極めて軽量な耐
火ボードが得られる。しかも骨材と無機質バイン
ダーの混合物を加温された成形空間内に流し込む
ことにより短時間で能率的に固形化して成形で
き、連続成形を含めて工業的な生産を実用化でき
る。さらに成形したものを加熱養生することによ
り必要な強度と耐水性が得られる。したがつて、
本発明によると、必要な条件をすべて満たした耐
火ボードを工業的に安価に得ることができるので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は本発
明方法によつて製造される外装材の断面図、第2
図は本発明方法が適用された外装材製造ラインの
概略構成図、第3図は同製造過程における型板の
断面図である。 1…外装材、2…耐火ボード、3…外側板、4
…骨材、7,16…フオーミング装置、8…型
板、9…成形空間、12…加温装置、13…供給
装置、14…骨材と無機質バインダーの混合物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 無機質発泡体と不燃繊維材の何れか又は両方
    から成る骨材と、ケイ酸ソーダとこれを発熱発泡
    固形化する固形剤とから成る無機質バインダーと
    を混合し、これを予じめ加温された成形空間内に
    流し込んで成形し、さらに加熱養生することを特
    徴とする耐火ボードの製造方法。
JP21473284A 1984-10-12 1984-10-12 耐火ボ−ドの製造方法 Granted JPS6191079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21473284A JPS6191079A (ja) 1984-10-12 1984-10-12 耐火ボ−ドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21473284A JPS6191079A (ja) 1984-10-12 1984-10-12 耐火ボ−ドの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6191079A JPS6191079A (ja) 1986-05-09
JPH0425235B2 true JPH0425235B2 (ja) 1992-04-30

Family

ID=16660688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21473284A Granted JPS6191079A (ja) 1984-10-12 1984-10-12 耐火ボ−ドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6191079A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0593784A4 (en) * 1992-05-15 1995-04-19 Daido Co Ltd NON-COMBUSTIBLE COMPOSITE STRUCTURE AND THEIR PRODUCTION PROCESS.

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6191079A (ja) 1986-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5431996A (en) Composite material
EP1069172A2 (en) Endothermic heat shield composition
ES445766A1 (es) Un metodo de fabricar estructuras compuestas protectoras frente al calor.
CA2278517C (en) A light-weight material containing expanded perlite, and a process for producing same
JPH07115963B2 (ja) 無機発泡体及びその製造方法
EP0346162A2 (en) Water-soluble, film-forming inorganic compounds, fireproof and fire-resistance composites and fire-resistance, flexible, sheet composite covering materials formed by the use of the compounds, and fire-resistance-covering process
FR2454491A1 (fr) Procede de fabrication de plaques ou de panneaux et plaques ou panneaux obtenus selon ledit procede
JPH0425235B2 (ja)
JP3205654B2 (ja) 積層パネル
JPS637609Y2 (ja)
JPS5947984B2 (ja) 耐火、耐熱性繊維積層体
JP3177546B2 (ja) 難燃性断熱材
JPS6229522Y2 (ja)
JPS5852493B2 (ja) 耐火層を有する複合パネルの製造方法
JPS626962B2 (ja)
JPH08277586A (ja) 耐火パネル
JPS6227216B2 (ja)
JPS6324956B2 (ja)
JPH11300333A (ja) 再生アルミの副生物のアルミ灰の有効利用
JP2919904B2 (ja) 耐火プラスチック材
JPS6139553Y2 (ja)
JPS6315443Y2 (ja)
JPS5939583B2 (ja) 耐火性建築用板
JPH0124594B2 (ja)
JPH0418331A (ja) フェノールフォーム複合体の製造法