JPH0425233Y2 - - Google Patents

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JPH0425233Y2
JPH0425233Y2 JP1985012177U JP1217785U JPH0425233Y2 JP H0425233 Y2 JPH0425233 Y2 JP H0425233Y2 JP 1985012177 U JP1985012177 U JP 1985012177U JP 1217785 U JP1217785 U JP 1217785U JP H0425233 Y2 JPH0425233 Y2 JP H0425233Y2
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water
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pipe
strainer
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、地盤や構造物等に削孔したボーリン
グ孔にストレーナパイプを挿入した水抜のための
孔の機能を回復させる洗浄用ジエツトノズル組立
体に関する。
[技術的背景と従来技術] 地すべりに影響があると考えられる地下水を排
除するために、集水や排水のための水抜孔を設け
ることが一般的に行われている。この水抜孔には
保孔のためにストレーナパイプを挿入するが、こ
のストレーナパイプは経年使用によつてその機能
が低下したり機能が失われてしまう場合が多い。
第5図および第6図はストレーナパイプの機能
低下の原因を概念的に示すもので、地盤に挿入
されたストレーナパイプ2には、水抜用の孔3が
多数設けられている。
しかしながら、長期間の使用によつて、このス
トレーナパイプには、図中の符号で示すように ストレーナパイプ内への沈泥A。
ストレーナ孔の目詰まりB。
ストレーナパイプ周辺の沈泥C。
ストレーナパイプ外縁地盤の変形D。
地盤の水みちの縮小E。
が生ずるといつた不具合が生ずる。
従来多くの場合は、このストレーナパイプの清
掃を行うために、パイプ内に高圧水を噴射してパ
イプ内の沈泥の排除やストレーナ孔の目詰まりを
除く手段が採用されていた。高圧水を多用するこ
とによつてストレーナパイプを損傷したり、又は
地盤そのものを破損したりする欠点があつたし、
また高圧水を発生する大型の機材を足もとの不安
定な現場まで搬送する必要があるといつた不都合
があつた。また従来技術では単に圧力水を送水し
て沈泥を排除するだけなので、水抜孔全体の機能
を充分に回復することができなかつた。
そのために水噴射をしながらストレーナパイプ
内に挿入するジエツトノズルも提案されている
が、沈泥が充満しているストレーナパイプ内にジ
エツトノズルを挿入するだけでは充分な水抜機能
を回復することができなかつた。
なお、実公昭41−8865号公報にはノズルに重な
つた円錐体を設け、作業中に前方の孔があつても
後方の孔から液を噴射させて下水道を浚渫するノ
ズルが開示されている。しかしながら、かかる公
知技術では前述の如く、高圧水を必要とし、洗浄
効果が充分ではない。
また、実公昭42−14545号公報には先端に液体
の噴出口を有する孔道清掃装置が開示されている
が、前記公知例と同様な欠点がある。
[解決しようとする課題] したがつて本考案の目的は比較的に低圧でスト
レーナパイプ内の沈泥を効果的に除去でき、かつ
ストレーナパイプのストレーナ孔の目詰まりも解
消できる水抜孔の洗浄用ジエツトノズル組立体を
提供するにある。
[課題を解決する手段] 本考案によれば、地盤や構造物等に削孔したボ
ーリング孔にストレーナパイプを挿入した水抜の
ための孔の機能を回復させる洗浄用ジエツトノズ
ル組立体において、先端に土砂排除体と実質的に
前方に開口するジエツト孔とを有する第1の部分
と、その第1の部分の後方に着脱自在に設けられ
半径方向外方に開口するジエツト孔を有する第2
の部分と、その第2の部分の後方に着脱自在に設
けられ実質的に後方に開口するジエツト孔を有す
る第3の部分と、その第3の部分の後方に着脱自
在に設けられ、気体の噴射ノズルを有する第4の
部分とよりなり、第4の部分に設けた気体の噴射
ノズルはブラケツトで支持されて第3の部分に延
びて逆止弁を介して第3の部分の空間部に開口し
ており、その気体の噴射ノズルの後端はホースを
介して加圧空気源に連結され、第4の部分の後端
は送水管を介してポンプに連結されている。
[考案の作用効果] したがつてジエツトノズル組立体に圧力水を気
体例えば空気と共に送りながらジエツトノズル組
立体をストレーナパイプ内に挿入すると、まず土
砂排除体がストレーナパイプ内の沈泥を排除しな
がら挿入されるので、その挿入作業が容易であ
る。しかも第1の部分からの実質的に前方に噴射
される水あるいは水と気体の混合体のジエツト流
によつても排除される。第2の部分から半径方向
外方に噴射される同様なジエツト流は、主として
ストレーナ孔の目詰まりを回復するに効果的であ
る。第3の部分から実質的に後方に噴射されるこ
の種のジエツト流は主として沈泥をストレーナパ
イプの出口に排出する役目をする。第4の部分か
ら気体を混入することによつて気体の衝撃作用と
乱流効果とが相俟つて排泥効果を向上させること
ができる。
さらに第1ないし第4の各部分が着脱自在であ
るから、複数の第2および第3の部分を設けるこ
とができる。例えばストレーナ孔の目詰まり等が
著しい場合は2つ以上の第2の部分を連結するの
が好ましい。このように第1ないし第3の部分か
ら噴射される水あるいは水と気体の混合体のジエ
ツト流は沈泥を排除すると共に、ストレーナ孔の
目詰まりの解消に寄与する。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案を実施する現場の想定配置を示
すものであつて、斜面4には公知の態様によつて
水抜孔5が削孔され、この水抜孔5内にはストレ
ーナパイプ等が挿入されている。この水抜のため
のボーリング孔は例えば直径65〜85mmで、その中
に外径40〜60mm程度のストレーナパイプが挿入さ
れている。ストレーナパイプは1本のパイプが長
さ4m程度のものであつて、2〜5mmの径をもつ
円孔や、幅2mm、長さ10cm程度のスリツトなどが
形成してあり、このパイプを連結し、例えば数10
メートルにわたつてボーリング孔の内に挿入して
ある。
本考案のジエツトノズル組立体を用いてストレ
ーナパイプを洗浄するための機器のうち、主なも
のは、送水管搬送機6、発電機7、水圧源すなわ
ちこの実施例では水ポンプ8、貯水タンク9、エ
アポンプ10などであつて、第1図に示すように
水抜孔5の入口近傍に配置されている。この貯水
タンク9には、現場近くの水源11から、ポンプ
12、給水ホース13などによつて給水する。
第2図に示すように送水管搬送機6により操作
される可撓性の送水管16には、水ポンプ8、エ
アポンプ10、圧力計14、流量計15が連結さ
れ、この送水管16の先端には本考案を実施した
ジエツトノズル組立体18が取付けられている。
そして水ポンプ8によつて加圧された圧力水は送
水管16を通つて送られるが、同時にエアポンプ
10からの加圧空気がホース17を通つて送られ
る。図示の如くこのホース17は送水管16の中
に配置されている。図示しないが、送水管搬送機
6は充分な長さ(例えば数10メートル)のホース
17を内蔵した送水管16を収納する装置(例え
ば収納ドラム)を有している。そして送水管16
の先端に本考案を実施したジエツトノズル組立体
18が取付けられている。したがつて水ポンプ8
およびエアポンプ10からの加圧水および加圧空
気はジエツトノズル組立体18に送られるのであ
る。
第3図および第4図は本考案を実施したジエツ
トノズル組立体を示し、このジエツトノズル組立
体18は全体的に円筒体に形成され、先端の第1
の部分20と、中間の第2の部分21と、その後
方の第3の部分22と、第4の部分35とを備え
ている。第1の部分20にはその先端の外周付近
にのこぎり刃状の複数の突起23が軸線方向に多
角形状(第4図)に突出している。これらの複数
の突起23は土砂排除体を構成している。第1の
部分20の内部には室24が形成され、その室2
4と連通する複数のジエツト孔25が実質的に斜
め前方を向いて外周に設けられ、さらに第4図に
示す通り中心にジエツト孔26が設けられてい
る。第1の部分20の後方にはめねじ部27aが
設けられ、このめねじ部27aは第2の21のお
ねじ部27bと螺合している。したがつて第1の
部分20と第2の部分21とは着脱できる。
第2の部分21は全体的に円筒形に形成され、
先端に前記おねじ部27bを有し、内部に空間部
28を有し、そして半径方向外方を向く複数のジ
エツト孔29を有している。また後方にはめねじ
部30aが設けられ、このめねじ部30aは第3
の部分22のおねじ部30bと螺合している。し
たがつて第2の部分と第3の部分とも着脱でき、
必要に応じて複数の第2の部分21を連結するこ
ともできる。
第3の部分22も全体的に円筒形で内部に空間
部31を有し、そしてその空間部31と連通し、
実質的に斜め後方に開口する複数のジエツト孔3
2を有している。ジエツト孔32を斜め後方に向
けるために、中間にくびれ部33を有している。
そして後方にめねじ部34aを有している。
第3の部分22の後方には第4の部分35がそ
のおねじ部34bによつて第3の部分のめねじ部
34aに螺着されている。第4の部分35の中心
部にはブラケツト36を介してエアノズル37が
取付けられており、そのエアノズル37の後端は
第2図で説明したホース17に接続され、その前
端は逆止弁38を介して第3の部分22の空間部
31内に開口している。第4の部分35の後端に
はめねじ部39が形成され、図示しないコネクタ
を介して送水管16(第2図)と接続できるよう
になつている。作動に際して第2図に示すように
ジエツトノズル組立体18をストレーナパイプ2
内に挿入すると、土砂排除体23は沈泥を破砕し
ながら排除して前進し、その間圧力水および加圧
空気をそれぞれ送水管16およびホース17から
送ると、各ジエツト孔25,26,29,32か
ら水と空気との混合体がジエツト流として噴射さ
れ、沈泥を泥流として排出し、またストレーナ孔
3の目詰まりの解消を助け、ストレーナパイプの
機能回復を促進する。
[まとめ] 以上の如く本考案によれば、土砂排除体と実質
的に前方および半径方向外方ならびに後方を向く
水あるいは水と気体の混合体のジエツト流によつ
て沈泥の排出を効果的におこなうことができる。
さらに各部分を着脱できるので、運搬組立が容易
であり、必要に応じて第2及び第3の部分を複数
個連結して長いものを作ることや第1の部分と第
3の部分を直結することもでき、沈泥の状態やス
トレーナパイプの形状に応じたノズル組立体を得
ることができる。さらに水に混入した気体による
衝撃作用および乱流効果によつて排泥効果が向上
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施する概要を説明する説明
図、第2図は本考案を実施する機器の全体配置を
示す説明図、第3図は本考案を実施したジエツト
ノズル組立体を一部断面で示す側面図、第4図は
第3図の正面図、第5図は水抜孔の機能低下の原
因を示す水抜孔の縦断面図、第6図はその横断面
図である。18……ジエツトノズル組立体、20
……第1の部分、21……第2の部分、22……
第3の部分、35……第4の部分、23……突
起、25,26,29,32……ジエツト孔、2
7a……めねじ部、27b……おねじ部、30a
……めねじ部、30b……おねじ部、34a……
めねじ部、34b……おねじ部、37……エアノ
ズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地盤や構造物等に削孔したボーリング孔にスト
    レーナパイプを挿入した水抜のための孔の機能を
    回復させる洗浄用ジエツトノズル組立体におい
    て、先端に土砂排除体と実質的に前方に開口する
    ジエツト孔とを有する第1の部分と、その第1の
    部分の後方に着脱自在に設けられ半径方向外方に
    開口するジエツト孔を有する第2の部分と、その
    第2の部分の後方に着脱自在に設けられ実質的に
    後方に開口するジエツト孔を有する第3の部分
    と、その第3の部分の後方に着脱自在に設けら
    れ、気体の噴射ノズルを有する第4の部分とより
    なり、第4の部分に設けた気体の噴射ノズルはブ
    ラケツトで支持されて第3の部分に延びて逆止弁
    を介して第3の部分の空間部に開口しており、そ
    の気体の噴射ノズルの後端はホースを介して加圧
    空気源に連結され、第4の部分の後端は送水管を
    介してポンプに連結されていることを特徴とする
    水抜孔の洗浄用ジエツトノズル組立体。
JP1985012177U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH0425233Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024016910A (ja) * 2022-07-27 2024-02-08 山美津電気株式会社 吸引掘削工法により吸引用ホースの内壁にへばりついた排土を除去する方法及びその器具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4214545Y1 (ja) * 1964-12-18 1967-08-18

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JPS4214545Y1 (ja) * 1964-12-18 1967-08-18

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JPS61130356U (ja) 1986-08-15

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