JPH04252286A - シール部材 - Google Patents

シール部材

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JPH04252286A
JPH04252286A JP803891A JP803891A JPH04252286A JP H04252286 A JPH04252286 A JP H04252286A JP 803891 A JP803891 A JP 803891A JP 803891 A JP803891 A JP 803891A JP H04252286 A JPH04252286 A JP H04252286A
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JP
Japan
Prior art keywords
rubber
sealing member
copolymer composition
acrylic
quaternary ammonium
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP803891A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Ichikawa
市川 昌好
Atsushi Suzuki
淳 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP803891A priority Critical patent/JPH04252286A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エチレンおよびアクリ
ル酸エステルが共重合体組成の主成分として結合されて
なるアクリル系ゴム(以下「AR」と略す。)のゴム加
硫物で形成されてなるシール部材に関する。さらに詳し
くは、ゴム加硫物が一次加硫のみで、初期物性(特に強
度)、耐圧縮永久歪性等において、バランスのとれた物
性を示し、二次加硫不要なシール部材に関する。
【0002】特に、耐熱性とともに耐オイル性が要求さ
れるシリンダーヘツドカバーガスケツト、オイルパンガ
スケツト、オイルシール等のシール部材への適用が期待
できるものである。
【0003】下記に、本明細書中で説明を省略した略号
の一覧を示す。 ■ポリマー略号: AR…アクリル系ゴム、 ■単量体略号: n−BA…アクリル酸n−ブチル、 EA・・・ アクリル酸エチル、 GMA・・・ メタクリル酸グリシジル、■カーボンブ
ラツク: MAF…ミデイアム・アブレイシヨン・フアーネス、H
AF…ハイ・アブレイシヨン・フアーネス、■物性略号
と単位: HS(JIS A)…かたさ表示(JIS A スプリ
ング式かたさ試験) TB …引張強さ(kgf/cm2 )、以下の説明で
配合単位は、特にことわらない限り、重量単位である。 また、「PHR」は、ポリマ成分(ゴム成分)100部
に対する副資材の配合量である。
【0004】
【従来の技術】ここでは、主として、第1図に示すよう
なシリンダーヘツドカバーガスケツト1を例に採り説明
するが、これに限られるものではなく、上記各種シール
部材でも同様である。
【0005】従来、ヘツドカバーガスケツトは、耐熱性
、耐オイル性等の見地から、アクリル系ゴム(AR)加
硫物で形成されたものが多い。
【0006】そして、昨今、自動車エンジンルーム内に
おける高温化傾向にともない、従来にもまして、ヘツド
カバーガスケツト等に、耐熱性とともに耐劣化オイル性
が、要求されるようになつてきた。
【0007】他方、当該ガスケツトの製造に際しては、
生産性の見地から、二次加硫不要であることが望ましい
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の汎用の
AR加硫物では、一次加硫のみで、この要求に対応でき
るガスケツトの技術は、本発明者らが知るかぎりにおい
ては、存在しない。即ち、一次加硫のみでは、バランス
のとれた初期物性および耐圧縮永久歪性を得がたかつた
【0009】本発明は、上記にかんがみて、二次加硫を
しなくても、バランスのとれた初期物性および耐圧縮永
久歪性を得ることができ、生産性良好に製造可能なシー
ル部材を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、特開昭63−312338・312
339号公報等で、提案されているARの上位概念であ
る「エチレンおよびアクリル酸エステルが共重合体組成
の主成分として結合されてなるAR。」に着目して、鋭
意開発に努力をした結果、下記構成のシール部材に想到
した。
【0011】エチレンおよびアクリル酸エステルが共重
合体組成の主成分として結合されてなるAR加硫物で形
成されてなるシール部材において、前記共重合体組成中
に、エポキシ基含有架橋性化合物が0.12〜0.30
%結合されてなるとともに、前記ゴム配合物中の加硫系
薬剤が、イソシアヌル酸と第四級アンモニウム塩との併
用系である、ことを特徴とする。
【0012】
【発明の作用・効果】本発明のシール部材は、上記のよ
うな構成により、一次加硫のみで、バランスのとれた初
期物性および耐圧縮永久歪性をAR加硫物に得ることが
できる。
【0013】從つて、AR加硫物で形成されるシール部
材を生産性良好に製造可能となる。なお、上記構成にお
いて、カーボンブラツクを、特定の組み合せとした場合
は、さらに、物性バランスのとれた加硫ゴムが得られる
とともに、押出加工性も改善されて、生産性が向上する
【0014】
【手段の詳細な説明】
(1) 本発明のシール部材に使用するAR配合物は、
エチレンおよびアクリル酸エステルが共重合体組成の主
成分として結合されてなるARをゴム成分とする。
【0015】ここで、各化合物(単量体)の共重合体組
成における結合量は、エチレン:3〜10%、アクリル
酸エステル:70〜90%とする。このとき、前記公報
のごとく、酢酸ビニルを、0〜10%結合させる組成と
してもよい。
【0016】また、アクリル酸エステルとしては、■ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル(AE)、アクリル
酸n−ブチル(n−BA)、メタクリル酸メチル、メタ
クル酸エチル、メタクリル酸ブチル等のアクリル酸アル
キルエステル、■アクリル酸2−メトキシエチル(ME
A)、アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸2−
(n−プロポキシ)エチル、アクリル酸3−メトキシプ
ロピル等。アクリル酸アルコキシ置換アルキルエステル
を使用可能である。特に、EA20〜45%、n−BA
45〜70%を割合で併用することが望ましい(前記公
報参照)。
【0017】(2) 本発明の第一の特徴は、共重合体
組成中に、エポキシ基含有架橋性化合物が0.12〜0
.30%結合されてなることにある。
【0018】エポキシ基含有架橋性化合物の結合量が0
.12%未満では、架橋点が少なすぎて、加硫ゴムに所
定の強度を得がたく、0.30%を超えるものは、通常
の共重合により得がたいとともに、架橋点が多くなりす
ぎて、加硫ゴムが硬くなる。
【0019】上記エポキシ基含有架橋性化合物としては
、アクリル酸グリシジル(GA)、メタクリル酸グリシ
ジル(GMA)、ビニルグリシジルエーテル、アリルグ
リシジルエーテル等を挙げることができる。これらのう
ちで、GA、GMAが望ましい。
【0020】(3) 本発明の次の特徴は、AR配合物
中の加硫系薬剤が、イソシアヌル酸と第四級アンモニウ
ム塩との併用系である、ことにある。
【0021】ここで、加硫系薬剤であるイソシアヌル酸
と第四級アンモニウム塩との配合重量比は、前者/後者
=1/0.8 〜1/2(望ましくは、1/1〜1/1
.5 である)とする。当該範囲を外れると、本発明の
効果を得がたい。
【0022】また、この加硫系薬剤は、通常、ジフエニ
ル尿素等のスコーチ防止剤を配合する。
【0023】上記四級アンモニウム塩としては、慣用の
ものを使用でき、例えば、テトラエチルアンモニウムブ
ロマイド、テトラブチルアンモニウムクロライド、n−
ドデシルトリメチルアンモニウムブロマイド、オクタド
デシルトリメチルアンモニウムブロマイド、セチルジメ
チルアンモニウムクロライド、1,6−ジアザ−ビシク
ロ(5、4、0) ウンデセン−7−メチルアンモニウ
ムサルフエート、セチルピリジウムサルフエート、トリ
メチルベンジルアンモニウムベンゾエート等を挙げるこ
とができる。
【0024】(4) 本発明の使用するARの製造は、
慣用の方法により行う。即ち、上記単量体組成物を、乳
化剤、重合開始剤等ともに、水中に乳化させ重合させて
得れれる乳化重合体を、塩析、乾燥させて行う。このと
き重合率は、通常、80〜90%とする。  こうして
得たARは、通常のゴム配合物に添加される副資材、即
ち、カーボンブラツク、ステアリン酸、可塑剤、加硫系
薬剤等を配合して混練しゴム材料とする。
【0025】ここで、カーボンブラツクは、ロウストラ
クチヤHAF(以下「HAF−LS」と略す。)とハイ
ストラクチヤMAF(以下「MAF−HS」)との併用
系とすることが、押出加工性等の見地から望ましい。こ
のHAF−LSとMAF−HSとの配合比は、前者/後
者=60/40〜40/60(望ましくは両者略等量)
とする。HAF−LSが過少であると、加硫ゴムの強度
が得がたく、MAF−HSが過少であると、押出加工性
および耐圧縮永久歪性等において、問題を生じやすくな
る。
【0026】ここで、HAF−LSとは、粒径26〜3
0nm、I2吸着量  80mg/g未満、ジブチルフ
タレート(DBP)吸着量70〜80cc/100g 
のものを意味し、ASTMのN−326・327に相当
するものである。 また、MAF−HSとは、粒径35〜40nm、I2吸
着量58mg/g、DBP吸着量180〜190cc/
100gのものを意味する。
【0027】(5) こうして、調整したゴム材料を使
用して、圧縮成形、トランスフア成形、射出成形等によ
り所定形状のシール部材を得る。押出機を使用してシー
ト状に押し出し後、加硫後、打ち抜いて形成してもよい
【0028】
【試験例】以下、本発明の効果を確認するために、行な
つた試験例について説明をする。
【0029】(1) 表−1の上段に示す共重合体組成
の各共重合体をゴム成分として、下記配合処方に基づい
て副資材を配合し、混練後のゴム材料を、押出機を使用
して、2mmtのシート状に押出した。そして、実施例
・比較例の場合は、一次加硫(150℃×60分;熱風
)のみを、参照例は二次加硫(160℃×20時間; 
   )まで行なつた。そして、各シート体について、
初期物性試験および圧縮永久歪試験(150℃×22h
・70h)を、それぞれ、JISK  6301に準じ
て測定した。           実施例・比較例AR配合処方  
  ゴム成分                   
                 100部    
流動パラフイン                  
                2部    ステア
リン酸                      
              1部    老化防止剤
(ジフエニルアミン誘導体)            
1部    カーボンブラツク           
                   変  量  
  イソシアヌル酸(加硫剤)           
           1.5 部    四級アンモ
ニウム塩(加硫剤)                
  2.5 部    ジフエニル尿素(スコーチ防止
剤)              0.75部    
            参照例AR配合処方    
                         
             ゴム成分        
                         
     100部    流動パラフイン     
                         
      2部    ステアリン酸       
                         
      1部    老化防止剤(ジフエニルアミ
ン誘導体)              1部    
カーボンブラツク                 
               55部    アンモ
ニウムイベンゾエート               
       0.3 部    1−シアノエチル−
2−エチルイミダゾール        1.4 部 
   ラウリル硫酸ナトリウム           
                 1部(2) 表−
1に示す試験結果から、本発明のシール部材に使用する
AR配合物のゴム加硫物は、初期物性とともに耐圧縮永
久歪性が良好であることが分る。また、カーボンブラツ
クを併用系とした実施例1は、上記各物性のバランスが
良好であるとともに、押出加工性も良好であることが分
る。
【0030】押出加工性の判定は、押出肌(表面平滑さ
)を目視観察した。判定基準は、下記の通りである。
【0031】○…波打ち,ささくれなし、×…波打ち,
ささくれあり、
【0032】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール部材の一例であるヘツドカバー
ガスケツトの適用箇所を示すヘツドカバーの斜視図であ
る。
【符号の説明】 1  ヘツドカバーガスケツト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エチレンおよびアクリル酸エステルが
    共重合体組成の主成分として結合されてなるアクリル系
    ゴムのゴム加硫物で形成されてなるシール部材において
    、前記共重合体組成中に、エポキシ基含有架橋性化合物
    が0.12〜0.30wt% 結合されてなるとともに
    、前記ゴム加硫物中の加硫系薬剤が、イソシアヌル酸と
    第四級アンモニウム塩との併用系である、ことを特徴と
    するシール部材。
  2. 【請求項2】  請求項1において、エポキシ基含有架
    橋性化合物が、メタクリル酸グリシジル又はアクリル酸
    グリシジルであることを特徴とするシール部材。
  3. 【請求項3】  請求項1において、加硫系薬剤である
    イソシアヌル酸と第四級アンモニウム塩との配合重量比
    が、前者/後者=1/0.8 〜1/2である、ことを
    特徴とするシール部材。
  4. 【請求項4】  請求項1において、カーボンンブラツ
    クとして、ロウストラクチヤHAFとハイストラクチヤ
    MAFとの併用系が配合されてなる、ことを特徴とする
    シール部材。
JP803891A 1991-01-28 1991-01-28 シール部材 Withdrawn JPH04252286A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997028222A1 (en) * 1996-01-31 1997-08-07 Cabot Corporation Carbon blacks and compositions incorporating the carbon blacks

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US5877250A (en) * 1996-01-31 1999-03-02 Cabot Corporation Carbon blacks and compositions incorporating the carbon blacks
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