JPH04251975A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH04251975A
JPH04251975A JP3000988A JP98891A JPH04251975A JP H04251975 A JPH04251975 A JP H04251975A JP 3000988 A JP3000988 A JP 3000988A JP 98891 A JP98891 A JP 98891A JP H04251975 A JPH04251975 A JP H04251975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
channel region
region
current path
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3000988A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichiro Kawashima
将一郎 川嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP3000988A priority Critical patent/JPH04251975A/ja
Priority to US07/817,801 priority patent/US5541431A/en
Publication of JPH04251975A publication Critical patent/JPH04251975A/ja
Priority to US08/497,843 priority patent/US5684320A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関し、特
に新規な動作原理に基づき、高集積化に適した構成を有
する半導体装置に関する。
【0002】本明細書において、「多結晶」とは、特に
断らない限り、アモルファス(非晶質)を含む用語とす
る。
【0003】
【従来の技術】従来、トランジスタとしては、主にバイ
ポーラトランジスタと電界効果トランジスタ(FET)
が用いられている。高集積化半導体装置においては、特
に絶縁ゲート型FETが広く利用されている。
【0004】図2を参照して従来の技術を説明する。図
2(A)は、従来の技術による絶縁ゲート型FETの構
造を概略的に示す。p− 型基板61の表面に、チャネ
ル領域64を挾んで一対のn型領域62、63が形成さ
れ、ソース/ドレイン領域を形成する。基板61の上に
、絶縁膜66を介してゲート電極67が形成される。 このゲート電極67に印加される電圧によって、チャネ
ル領域64が制御され、ソース/ドレイン領域62と6
3の間の電流通路が制御される。
【0005】図2(B)は、図2(A)に示すFETの
動作を概略的に説明するための図である。ソース領域6
2が接地され、ドレイン領域63に正電位が印加される
。この状態では、ドレイン領域63の周囲のpn接合は
逆バイアスされるので、空乏層65がドレイン領域63
の周囲に形成される。
【0006】ゲート電極67に正電位を印加すると、こ
の正電位によってチャネル領域64の正孔は排斥され、
電子は引き付けられる。このようにして、チャネル領域
64にnチャネルが形成される。このnチャネルがソー
ス領域62とドレイン領域63を接続すると、ソース−
ドレイン間に電流が流れる。
【0007】なお、図2(A)、(B)においては、n
チャネルFETの場合を示したが、各領域の導電型を反
転することによってpチャネルFETが形成される。p
チャネルFETの場合は、印加する電圧の極性も反転す
る。
【0008】フリップフロップ(FF)は、基本的には
4つのトランジスタを襷掛け配線することによって構成
される。また、SRAMのメモリ素子は、FFの相互接
続点にそれぞれトランスファゲートを接続した形状を有
する。
【0009】基本的に、FFでは4つのトランジスタ、
SRAMでは6つのトランジスタが用いられる。これら
の論理素子は、できるだけ狭い面積に形成することが高
集積化の面から要求される。
【0010】図2(C)は、高集積化を計ったSRAM
セル構造の例を示す。トランジスタT11とT12とは
接続ノードN1で直列に接続され、トランジスタT13
とT14とは接続ノードN2で直列に接続されている。 これらの接続ノードN1とN2とは、トランスファゲー
トT15とT16を介して外部に導出されている。また
、ノードN1は、トランジスタT13とT14のゲート
に接続され、ノードN2はトランジスタT11とT12
のゲートに接続されている。
【0011】本構造においては、集積度を向上させるた
め、トランジスタT11とT13とは多結晶シリコンを
用いた薄膜トランジスタで形成されている。すなわち、
半導体基板内にはトランジスタT12、T14およびT
15、T16が形成され、負荷トランジスタT11とT
13とは半導体基板上に形成された多結晶シリコン薄膜
内に形成される。
【0012】このようにして、立体構造を採用すること
により、集積度の向上を計っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によれば、
1つのFETには3つの電極領域、すなわちソース、ド
レイン、ゲートが必要であった。n個のトランジスタを
形成するためには、3n個の電極領域が必要であった。
【0014】本発明の目的は、簡略化した構造を有する
半導体装置を提供することである。本発明の他の目的は
、ペアトランジスタ構造において、1つの領域を2つの
機能を果たすように利用することにより、構造を簡略化
した半導体装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
第1のレベルに配置され、高抵抗率の半導体で形成され
た第1のチャネル領域とその両側に配置された第1対の
低抵抗率の電流端子領域とを含む第1の電流通路と、第
1のレベルと近接した第2のレベルに配置され、高抵抗
率の半導体で形成された第2のチャネル領域とその両側
に配置された第2対の低抵抗率の電流端子領域とを含む
第2の電流通路と、第1の電流通路と第2の電流通路を
電気的に分離する手段とを含み、第1チャネル領域と第
2対の電流端子領域の1つが近接配置され、第2チャネ
ル領域と第1対の電流端子領域の1つが近接配置され、
第1の電流通路と前記第2の電流通路が相互に電界を介
して相互作用するトランジスタ対を形成する。
【0016】
【作用】第1チャネル領域には、第2対の電流端子領域
の1つが近接配置され、電流端子領域の電圧によって、
第1チャネル領域が制御される。また、第2チャネル領
域は、第1対の電流端子領域の1つに近接配置され、そ
の電圧によって制御される。
【0017】このように、一方の電流通路の電流端子領
域が他方の電流通路のチャネル領域に対して、ゲート電
極として機能する。このため、トランジスタ対が簡単な
構成で形成される。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の実施例によるペアトランジスタ
を示す。
【0019】図1(A)は、ペアトランジスタの構成を
概略的に示す。第1のレベルに、高抵抗率の半導体で形
成された第1のチャネル領域2と、その両側に配置され
た低抵抗率のp型電流端子領域1、3とが配置されてい
る。また、この第1のレベルと近接した第2のレベルに
高抵抗率の半導体で形成された第2のチャネル領域7と
、その両側に配置された低抵抗率のn型電流端子領域6
、8とが形成されている。
【0020】第1のチャネル領域2は、n型電流端子領
域6に近接配置され、その電圧によって電界制御される
。また、第2のチャネル領域7はp型電流端子領域1に
近接配置され、その電圧によって電界制御される。
【0021】第1のチャネル領域2と、その両側のp型
電流端子領域1、3および第2の電流通路の一方の電流
端子領域6によって1つのトランジスタ構造が形成され
る。また、第2のチャネル領域7およびその両側のn型
領域6、7、および第1の電流通路の一方の電流端子領
域1によって、もう1つのトランジスタ構造が形成され
る。
【0022】このようにして、高抵抗率のチャネル領域
と、その両側の1対の電流端子領域とを含む電流通路を
2つ形成することにより、2つのトランジスタ構造を形
成することができる。この2つのレベルの電流通路を5
、10で示す。
【0023】図1(B)は、図1(A)に示すペアトラ
ンジスタの動作の例を示す。p型領域1を正電位に接続
し、他のp型領域3を負荷L1を介して負電位に接続す
る。また、n型領域6を負電位に接続し、他のn型領域
8を負荷L2を介して正電位に接続する。このような構
成においては、n型領域6は、チャネル領域2に対して
負の電圧を有する。このため、n型領域6からチャネル
領域2に及ぶ電界の作用により、チャネル領域2表面に
pチャネル4が誘起される。
【0024】同様に、p型領域1は、チャネル領域7に
対して正の電位を有する。このため、p型領域1からの
電界の作用により、チャネル領域7表面にnチャネル9
が誘起される。
【0025】このようにして、図示の構成においては、
両電流通路5、10は導通する。なお、負荷を抵抗で図
示したが、トランジスタ等、他の形態の負荷を用いるこ
ともできる。
【0026】このようなペアトランジスタは、種々の形
態で実現することができる。図1(C)は、ペアトラン
ジスタ実現の1つの形態を示す。半導体基板70の表面
領域に、チャネル領域7を挾んで1対の電流端子領域6
、8を形成する。半導体基板70表面には絶縁膜76を
形成し、その上に多結晶半導体膜78を形成する。この
多結晶半導体膜78内に、チャネル領域2およびその両
側の電流端子領域1、3を形成する。各領域の配置は、
図1(A)に示したように、チャネル領域に隣接して他
の電流通路の一方の電流端子領域が配置されるようにす
る。
【0027】図1(D)は、ペアトランジスタ実現の他
の形態を示す。半導体または絶縁体の基板70の上に、
絶縁膜72を介して第1の多結晶半導体膜74を形成す
る。その上、さらに絶縁膜76を介して第2の多結晶半
導体膜78を形成する。これら2つの多結晶半導体膜7
4、78に、それぞれ電流通路を形成する。すなわち、
第1の多結晶半導体膜74に、チャネル領域7およびそ
の両側の電流端子領域6、8を形成し、第2の多結晶半
導体膜78にチャネル領域2およびその両側の電流端子
領域1、3を形成する。各領域の整合関係は、図1(A
)、(C)同様とする。
【0028】上述のペアトランジスタは、相関連して動
作する。このようなペアトランジスタを利用して形成す
る回路の例を図3に示す。図3は、本発明の実施例によ
るフリップフロップ回路の構成を示す。
【0029】図3(A)は、構成を示し、図3(B)は
その等価回路を示す。第1のレベルに配置された半導体
領域内にn型領域11、13、15を高抵抗率のチャネ
ル領域12、14を挾むように形成する。図示の構成に
おいては、中央のn型領域11から両側に向かう2つの
電流通路が形成される。この第1のレベルと近接した第
2のレベルに他の半導体層を配置し、チャネル領域22
およびその両側のp型領域21、23aからなる1つの
電流通路と、チャネル領域27およびその両側のp型領
域26、23bからなる他の電流通路を形成する。p型
領域21は、チャネル領域12に近接配置され、隣接す
るチャネル領域22はn型領域13に近接配置されるよ
うに配置する。また、チャネル領域27はn型領域15
に近接配置され、チャネル領域14はp型領域26に近
接配置されるように配置する。さらに、第1のレベルの
両側のn型領域13、15を第2のレベルの電流端子領
域26、21に、それぞれ接続する。このような接続を
形成すると、図3(A)に示す構成は、図3(B)の等
価回路で示される回路となる。すなわち、第1のレベル
の2つのnチャネル電流通路がnチャネルトランジスタ
Tr1とTr2とを形成し、第2のレベルの2つのpチ
ャネル電流通路がpチャネルトランジスタTr3とTr
4とを形成する。これらの4つのトランジスタは、相互
に襷駆け配線されて、フリップフロップ回路を構成して
いる。nチャネルトランジスタTr1、Tr2の共通電
流端子を電圧Vssに接続し、トランジスタTr3、T
r4の共通電流端子を電圧Vccに接続する。
【0030】nチャネルトランジスタTr1と、pチャ
ネルトランジスタTr4とが重ね合わされて配置され、
相互に関連して動作する。また、nチャネルトランジス
タTr2と、pチャネルトランジスタTr3が相互に重
ね合わされ、関連して動作する。なお、N1、N2は接
続ノードを示す。
【0031】なお、フリップフロップ回路の接続ノード
にトランスファゲートを接続すると、SRAMセルを形
成することができる。図4は、本発明の実施例によるS
RAMの第1の構成を示す。
【0032】半導体基板表面、または基板上の半導体層
で形成された第1層に、図4(A)に示すようなn型領
域、および高抵抗率領域を形成する。すなわち、ハッチ
ングの付された領域11a、13、17はn型領域であ
り、それらの間に高抵抗率のチャネル領域12、16が
配置されている。また、n型領域11b、15、19の
間には高抵抗率のチャネル領域14、18が配置されて
いる。すなわち、図4(A)右側の構成によって2つの
電流通路が形成され、同様に左側の構成によって2つの
電流通路が形成される。
【0033】第1層の上に、絶縁層を介して半導体の第
2層を形成する。第2層のパターンを図4(B)に示す
。p型領域23は、高抵抗率のチャネル領域22、27
を介してp型領域21、26に連続する。また、下方に
p型領域28が形成されている。
【0034】図4(B)の構成においては、2つの電流
通路が形成されている。図4(A)に示す第1層と、図
4(B)に示す第2層を図4(C)に示すように絶縁層
を挾んで積層配置する。第1層のチャネル領域12、1
4の上には、第2層のp型領域21、26が配置され、
ゲートの機能を果たす。また、第2層のチャネル領域2
2、27の下には、n型領域13、15が配置され、ゲ
ートの機能を果たす。
【0035】同様に、第1層のチャネル領域16、18
の上には、第2層のp型領域28が配置され、ゲートの
機能を果たす。このように、絶縁層を挾んだ2層構成に
より、6つのトランジスタを含むSRAMセルの構成が
形成される。なお、図4(C)に示すノードN1とN2
の位置において、第1層と第2層は相互に接続される。
【0036】図4(C)の構成で実現される回路は、図
3(B)に示した等価回路のノードN1、N2にトラン
スファゲートを接続したものである。図5は、本発明の
他の実施例によるSRAMの構成例を示す。
【0037】図5(A)は、第1層のパターンを示す。 N型領域11は、高抵抗率のチャネル領域12、14を
介して、n型領域13、15に隣接配置される。また、
これらのn型領域13、15は、さらに高抵抗率のチャ
ネル領域16、18を介して、n型領域17、19に隣
接配置されている。
【0038】このようにして第1層の構成において、4
つの電流通路が形成されている。図5(B)は、第2層
のパターン例を示す。高抵抗率のチャネル領域22の両
側には、p型領域21、23aが配置され、他の高抵抗
率のチャネル領域27の両側にはp型領域26、23b
が配置されている。また、これらの領域の下方に、p型
領域28が配置されている。
【0039】図5(A)に示す第1層と、図5(B)に
示す第2層を、図5(C)に示すように積層する。する
と、第1層のチャネル領域12、14の上には、第2層
のp型領域21、26が配置され、ゲートの役割を果た
す。また、チャネル領域16、18の上には、第2層の
p型領域28が配置され、ゲートの役割を果たす。
【0040】第2層のチャネル領域22、27の下方に
は、第1層のn型領域13、15が配置され、ゲートの
機能を果たす。このようにして、図5(C)に示す積層
構造は、6つのトランジスタ構造を形成する。なお、図
中、N1、N2は、第1層と第2層を接続する接続ノー
ドを示す。
【0041】図4(C)の構成においては、中央のp型
領域23にVcc電圧を印加し、両端のn型領域11a
、11bに、電圧Vssを印加する。図5(C)の構成
においては、中央のn型領域11に電圧Vssを印加し
、両端のp型領域23a、23bに、電圧Vccを印加
する。どちらの配線パターンが好ましいかによって、図
4、図5の構成を選択することができる。
【0042】以上、pチャネル電流通路の層と、nチャ
ネル電流通路の層を重ね合わせる場合を説明したが、本
発明はこの構成に限らない。図6は、本発明の他の実施
例によるペアトランジスタ(フリップフロップ)の構成
を示す。
【0043】図6(A)においては、高抵抗率チャネル
領域32を挾んで、2つのn型領域31、33が1つの
レベルに配置され、このレベルに近接した他のレベルに
高抵抗率のチャネル領域37を挾んで2つのn型領域3
6、38が配置される。チャネル領域37はn型領域3
3に近接配置され、チャネル領域32はn型領域38に
近接配置される。
【0044】このようにして、ペアトランジスタを作成
した場合、図示のように上側の電流通路のn型領域33
を負荷L1を介して正電位に接続し、下側の電流通路の
n型領域38を、同様に負荷L2を介して正電圧に接続
する。他方のn型領域31、36は、たとえば接地する
【0045】このような接続を行なうと、n型領域33
の正電圧によってチャネル領域37にnチャネルが誘起
され、n型領域38の電圧は下がり、その接地レベルの
電圧によってチャネル領域32はオフする。
【0046】このようにして、チャネル領域37を含む
トランジスタは導通し、チャネル領域32を含むトラン
ジスタはオフする。また、チャネル37がオフし、チャ
ネル32が導通する安定状態も存在し、フリップフロッ
プを構成する。
【0047】図6(B)は、pチャネルのペアトランジ
スタ構成を示す。図6(A)同様に、高抵抗率のチャネ
ル領域42を挾んで、2つのp型領域41、43が配置
され、他のレベルでは高抵抗率のチャネル領域47を挾
んで2つのp型領域46、48が配置される。チャネル
領域42は、p型領域48に近接配置され、チャネル領
域47はp型領域43に近接配置される。図6(A)同
様に、第1の電流通路および第2の電流通路の一方の電
流端子を接地し、他方の電流端子を負荷L1およびL2
を介して負電源−Vに接続する。p型領域43に印加さ
れる負電圧によって、チャネル領域47にpチャネルが
誘起される。また、p型領域48が負電圧であればチャ
ネル42は導通し、n型と同様にフリップフロップを構
成する。
【0048】以上、電圧を印加しない状態でオフの状態
にあり、ゲートに電圧を印加してチャネルを誘起し、導
通する型のトランジスタを説明した。本発明はこのよう
な型のトランジスタに限らない。
【0049】図7に、本発明の他の実施例によるペアト
ランジスタを示す。図7(A)は構成を示し、図7(B
)はその動作を示す。図7(A)の構成において、p型
領域51、53はpチャネル52を介して接続されてい
る。この電流通路は絶縁膜55を介して、他の電流通路
上に配置されている。他の電流通路内では、n型領域5
6、58はnチャネル57を介して接続されている。p
チャネル52はn型領域58上に配置され、nチャネル
57はp型領域53下に配置されている。
【0050】このような構成を、図7(B)に示すよう
に電源に接続する。すなわち、p型領域53は負荷L1
を介して正電圧に接続され、他のp型領域51は負電圧
に接続される。また、n型領域56は直接正電圧に接続
され、他のn型領域58は負荷L2を介して負電圧に接
続される。
【0051】p型領域53の電位は、n型領域56の電
圧よりも低くなり、したがってnチャネル57を空乏化
するように働く。また、n型領域58の電位はp型領域
51よりも高く、したがってpチャネル52を空乏化す
るように働く。
【0052】このようにして、図示の構成においては、
2つの電流通路は共にオフする。なお、図6、図7に示
すようなペアトランジスタを用いて、種々の回路を構成
することができることは当業者に自明であろう。
【0053】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者
に自明であろう。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2つの電流端子領域がチャネル領域を挾んだ構成を1対
設けることにより、ペアトランジスタが構成される。
【0055】簡単な構成でトランジスタ対を形成するこ
とができる。このため、半導体集積回路装置における集
積度向上が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。図1(A)は
構成を示し、図1(B)は動作を説明し、図1(C)は
1つの配置を示し、図1(D)は他の配置を示す。
【図2】従来の技術を示す図である。図2(A)はFE
Tの構造を示す断面図、図2(B)はFETの動作を説
明する概念図、図2(C)はSRAMの等価回路である
【図3】本発明の実施例によるフリップフロップ回路を
示す図である。図3(A)は構成を示す概略図、図3(
B)はその等価回路である。
【図4】本発明の実施例によるSRAMの1つの形態を
示す図である。図4(A)は第1層のパターンを示す平
面図、図4(B)は第2層のパターンを示す平面図、図
4(C)は第1層と第2層を積層したパターンを示す平
面図である。
【図5】本発明の他の実施例によるSRAMの形態を示
す図である。図5(A)は第1層のパターンを示す平面
図、図5(B)は第2層のパターンを示す平面図、図5
(C)は第1層と第2層を積層したパターンを示す平面
図である。
【図6】本発明の他の実施例によるペアトランジスタ(
フリップフロップ)を示す図である。図6(A)はその
1つの形態を示し、図6(B)は他の形態を示す。
【図7】本発明のさらに他の実施例によるペアトランジ
スタを示す図である。図7(A)は構成を示し、図7(
B)はその動作を説明する概念図である。
【符号の説明】
1、3、6、8  電流端子領域 2、7  チャネル領域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1のレベルに配置され、高抵抗率の
    半導体で形成された第1のチャネル領域(2)とその両
    側に配置された第1対の低抵抗率の電流端子領域(1、
    3)とを含む第1の電流通路(5)と、第1のレベルと
    近接した第2のレベルに配置され、高抵抗率の半導体で
    形成された第2のチャネル領域(7)とその両側に配置
    された第2対の低抵抗率の電流端子領域(6、8)とを
    含む第2の電流通路(10)と、第1の電流通路と第2
    の電流通路を電気的に分離する手段とを含み、前記第1
    チャネル領域(2)と前記第2対の電流端子領域の1つ
    (6)が近接配置され、前記第2チャネル領域(7)と
    前記第1対の電流端子領域の1つ(1)が近接配置され
    、前記第1の電流通路(5)と前記第2の電流通路(1
    0)が相互に電界を介して相互作用するトランジスタ対
    を形成する半導体装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の半導体装置において、
    さらに前記第1のレベルに配置され、高抵抗率の半導体
    で形成された第3のチャネル領域とその両側に配置され
    た第3対の低抵抗率の電流端子領域とを含む第3の電流
    通路と、前記第2のレベルに配置され、高抵抗率の半導
    体で形成された第4のチャネル領域とその両側に配置さ
    れた第4対の低抵抗率の電流端子領域とを含む第4の電
    流通路と、第3の電流通路と第4の電流通路を電気的に
    分離する手段とを含み、前記第3チャネル領域と前記第
    4対の電流端子領域の1つが近接配置され、前記第4チ
    ャネル領域と前記第3対の電流端子領域の1つが近接配
    置され、前記第3の電流通路と前記第4の電流通路が相
    互に電界を介して相互作用するトランジスタ対を形成す
    る半導体装置。
  3. 【請求項3】  請求項2記載の半導体装置であって、
    さらに前記第1の電流通路と前記第4の電流通路を接続
    する手段と前記第3の電流通路と前記第2の電流通路を
    接続する手段とを有し、前記第1〜第4の電流通路がフ
    リップフロップ回路を構成する半導体装置。
  4. 【請求項4】  請求項3記載の半導体装置であって、
    前記第1対の電流端子領域の1つと前記第3対の電流端
    子領域の1つが共通領域で形成されている半導体装置。
  5. 【請求項5】  請求項3記載の半導体装置であって、
    前記第2対の電流端子領域の1つと前記第4対の電流端
    子領域の1つが共通領域で形成されている半導体装置。
  6. 【請求項6】  前記第1のレベルが単結晶半導体基板
    で構成され、前記第2のレベルが多結晶半導体膜で構成
    された請求項1〜5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】  前記第1および第2のレベルが共に多
    結晶半導体膜で構成された請求項1〜5のいずれかに記
    載の半導体装置。
JP3000988A 1991-01-09 1991-01-09 半導体装置 Withdrawn JPH04251975A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3000988A JPH04251975A (ja) 1991-01-09 1991-01-09 半導体装置
US07/817,801 US5541431A (en) 1991-01-09 1992-01-09 Semiconductor device having transistor pair
US08/497,843 US5684320A (en) 1991-01-09 1995-07-03 Semiconductor device having transistor pair

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3000988A JPH04251975A (ja) 1991-01-09 1991-01-09 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04251975A true JPH04251975A (ja) 1992-09-08

Family

ID=11488981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3000988A Withdrawn JPH04251975A (ja) 1991-01-09 1991-01-09 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04251975A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006511091A (ja) * 2002-12-19 2006-03-30 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 反転型FinFET薄膜トランジスタを用いたFinFETSRAMセル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006511091A (ja) * 2002-12-19 2006-03-30 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 反転型FinFET薄膜トランジスタを用いたFinFETSRAMセル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6084255A (en) Gate array semiconductor device
JP2927463B2 (ja) 半導体記憶装置
US20010009383A1 (en) Semiconductor integrated circuit and its fabrication method
JPH02161769A (ja) 伝送ゲート
CA1208364A (en) Static memory cell embodying dual-channel technology
JP3428240B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2002533955A (ja) 集積回路インピーダンス装置及びその製造法
JPH1065146A (ja) 半導体集積回路装置
JPH04251975A (ja) 半導体装置
JPH056351B2 (ja)
JPH04267551A (ja) 薄膜トランジスタ
JPS5937585B2 (ja) 相補性mis論理回路
JPH0438146B2 (ja)
KR960015912A (ko) 소프트 에러 억제 저항 부하형 sram 셀
US5541431A (en) Semiconductor device having transistor pair
JP2874706B2 (ja) 半導体記憶装置
JPS6343901B2 (ja)
JP2000031301A (ja) 半導体装置
JPH0897298A (ja) 半導体メモリ装置
JPH04250663A (ja) 半導体メモリ装置
JPS61280650A (ja) 入力回路
JPH0273666A (ja) 半導体メモリ装置
JPH0493076A (ja) 半導体集積回路装置
JP3070060B2 (ja) 半導体メモリ
JP2961788B2 (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514