JPH04251941A - 電界効果トランジスタ - Google Patents
電界効果トランジスタInfo
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- JPH04251941A JPH04251941A JP3000976A JP97691A JPH04251941A JP H04251941 A JPH04251941 A JP H04251941A JP 3000976 A JP3000976 A JP 3000976A JP 97691 A JP97691 A JP 97691A JP H04251941 A JPH04251941 A JP H04251941A
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Landscapes
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界効果トランジスタ
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】GaAsを用いた電界効果トランジスタ
(以下、単にFETという)はそのキャリアの移動度、
飽和速度が大きいため、高周波素子として実用化のため
の種々の研究開発がなされている。
(以下、単にFETという)はそのキャリアの移動度、
飽和速度が大きいため、高周波素子として実用化のため
の種々の研究開発がなされている。
【0003】そして、このような素子を更に高周波化す
るためには、素子の微細化したり、チャネル層の厚さを
小さくすることにより、伝達コンダクタンス(gm)
を増大させると共に、ゲ−ト・ソ−ス耐圧及び電流駆動
能力を向上させることが必要であり、これらについて種
々の研究が行われ発表されている。
るためには、素子の微細化したり、チャネル層の厚さを
小さくすることにより、伝達コンダクタンス(gm)
を増大させると共に、ゲ−ト・ソ−ス耐圧及び電流駆動
能力を向上させることが必要であり、これらについて種
々の研究が行われ発表されている。
【0004】例えば、特開昭61−166081号公報
、特開昭61−276270号公報等には、プレ−ナド
−プの技術を用いて、イオン化ドナ−が存在するプレ−
ナド−プ層を形成し、これをチャネルとするFETが開
示されている。また特開昭64−82677号公報には
、上記プレ−ナド−プ層を電子の平均自由行程内に2層
設けることにより、チャネル層を構成するものが開示さ
れている。
、特開昭61−276270号公報等には、プレ−ナド
−プの技術を用いて、イオン化ドナ−が存在するプレ−
ナド−プ層を形成し、これをチャネルとするFETが開
示されている。また特開昭64−82677号公報には
、上記プレ−ナド−プ層を電子の平均自由行程内に2層
設けることにより、チャネル層を構成するものが開示さ
れている。
【0005】また、GaInAsがGaAsに比べて電
子移動度、飽和速度の高い点に注目し、その効果を狙っ
たものとしては、特開昭63−272080号公報、特
開昭64−2371号公報、特開昭64−57677号
公報に開示されるものがある。また、Siのド−ピング
効率等が高い点に着目したものとしては特開昭63−9
0861号公報に開示されるものがある。更に、GaA
s上にバンドギャップの小さなGaInAsを設ければ
、キャリアのGaAsバッファ層への浸み出しを抑制す
できることも知られている。
子移動度、飽和速度の高い点に注目し、その効果を狙っ
たものとしては、特開昭63−272080号公報、特
開昭64−2371号公報、特開昭64−57677号
公報に開示されるものがある。また、Siのド−ピング
効率等が高い点に着目したものとしては特開昭63−9
0861号公報に開示されるものがある。更に、GaA
s上にバンドギャップの小さなGaInAsを設ければ
、キャリアのGaAsバッファ層への浸み出しを抑制す
できることも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記いずれの
従来技術によっても十分満足できる特性を有する電界効
果トランジスタを実現することが出来なかった。すなわ
ち、プレ−ナド−プ技術を用いた前述の従来技術では、
GaAsという禁止帯幅の大きい半導体層の間にプレ−
ナド−プ層が設けられているため、キャリアの閉じ込め
を十分に行うことができない。またGaInAsの特性
に着目した前述の従来技術では、GaAsとGaInA
sとの界面での格子不整が大きくなったり、GaInA
s上にショットキ電極が設けられるために特性が不十分
になるなど、種々の欠点を有している。このため、移動
度、キャリアの閉じ込め効率、ド−ピング効率のいずれ
の点においても優れ、従って高い電流駆動能力と、高い
伝達コンダクタンスと、高いゲ−ト・ソ−ス耐圧をいず
れも可能にした電界効果トランジスタは実現されていな
かった。
従来技術によっても十分満足できる特性を有する電界効
果トランジスタを実現することが出来なかった。すなわ
ち、プレ−ナド−プ技術を用いた前述の従来技術では、
GaAsという禁止帯幅の大きい半導体層の間にプレ−
ナド−プ層が設けられているため、キャリアの閉じ込め
を十分に行うことができない。またGaInAsの特性
に着目した前述の従来技術では、GaAsとGaInA
sとの界面での格子不整が大きくなったり、GaInA
s上にショットキ電極が設けられるために特性が不十分
になるなど、種々の欠点を有している。このため、移動
度、キャリアの閉じ込め効率、ド−ピング効率のいずれ
の点においても優れ、従って高い電流駆動能力と、高い
伝達コンダクタンスと、高いゲ−ト・ソ−ス耐圧をいず
れも可能にした電界効果トランジスタは実現されていな
かった。
【0007】そこで本発明は移動度、キャリア閉じ込め
効率、ド−ピング効率が高い電界効果トランジスタを提
供することを目的としている。
効率、ド−ピング効率が高い電界効果トランジスタを提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による電界効果トランジスタでは、化合物半
導体基板と、その上に形成され、Inの組成がこの半導
体基板の界面において格子整合した組成であり、半導体
基板より離れるにしたがって徐々に増加させたGaIn
Asのバッファ層と、このバッファ層上に不純物を2次
元の薄い面状にド−ピングさせたプレ−ナド−プ層によ
るチャネル層と、このチャネル層上にこのバッファ層の
最上層のIn組成と略同一でありチャネル層から離れる
に従ってIn組成を徐々に減少させ、かつ最上層がショ
ットキ−電極が形成される半導体層に格子整合するIn
組成にさせたGaInAsのキャップ層を備えたことを
特徴としている。
め、本発明による電界効果トランジスタでは、化合物半
導体基板と、その上に形成され、Inの組成がこの半導
体基板の界面において格子整合した組成であり、半導体
基板より離れるにしたがって徐々に増加させたGaIn
Asのバッファ層と、このバッファ層上に不純物を2次
元の薄い面状にド−ピングさせたプレ−ナド−プ層によ
るチャネル層と、このチャネル層上にこのバッファ層の
最上層のIn組成と略同一でありチャネル層から離れる
に従ってIn組成を徐々に減少させ、かつ最上層がショ
ットキ−電極が形成される半導体層に格子整合するIn
組成にさせたGaInAsのキャップ層を備えたことを
特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の電界効果トランジスタでは、GaIn
AsのIn組成を徐々に増加させ、かつプレ−ナドープ
を行うことによりキャリアが基板側に流れ難くなってい
る。そのためキャリアの閉じ込め効率が向上する。また
プレ−ナドープにより不純物のドーピング効率が向上し
、かつキャリアの移動度が向上し、かつキャリアの移動
度が向上する。また更に、チャネル層から遠ざかるにつ
れ、GaInAsのIn組成を徐々に減少させ、良好な
ショットキ電極を形成することができる半導体に格子整
合するようなIn組成を変化させたGaInAsキャッ
プ層を設けることにより、良好な特性を持った電界効果
トランジスタを実現できる。
AsのIn組成を徐々に増加させ、かつプレ−ナドープ
を行うことによりキャリアが基板側に流れ難くなってい
る。そのためキャリアの閉じ込め効率が向上する。また
プレ−ナドープにより不純物のドーピング効率が向上し
、かつキャリアの移動度が向上し、かつキャリアの移動
度が向上する。また更に、チャネル層から遠ざかるにつ
れ、GaInAsのIn組成を徐々に減少させ、良好な
ショットキ電極を形成することができる半導体に格子整
合するようなIn組成を変化させたGaInAsキャッ
プ層を設けることにより、良好な特性を持った電界効果
トランジスタを実現できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について第1図を参照
しつつ、説明する。
しつつ、説明する。
【0011】第1図(a)に示すように、本発明に従う
一実施例である化合物半導体電界効果トランジスタは、
半絶縁性GaAs基板1上に厚さ0.5μmで形成され
たノンド−プGaAs層2と、その上に形成された厚さ
100オングストロ−ムで形成されたGa1−X In
X Asのバッファ層3を備えている。このバッファ層
3はノンド−プGaAs層2との界面においてはInの
組成がX=0であり、この組成比Xはノンド−プGaA
s層2から離れるにしたがって徐々に大きくなり、その
最上面ではX=0.15となるように構成されている。 従って、ノンド−プGaAs層2とバッファ層3との界
面では、その組成比が略同一であり格子整合が実現され
ている。
一実施例である化合物半導体電界効果トランジスタは、
半絶縁性GaAs基板1上に厚さ0.5μmで形成され
たノンド−プGaAs層2と、その上に形成された厚さ
100オングストロ−ムで形成されたGa1−X In
X Asのバッファ層3を備えている。このバッファ層
3はノンド−プGaAs層2との界面においてはInの
組成がX=0であり、この組成比Xはノンド−プGaA
s層2から離れるにしたがって徐々に大きくなり、その
最上面ではX=0.15となるように構成されている。 従って、ノンド−プGaAs層2とバッファ層3との界
面では、その組成比が略同一であり格子整合が実現され
ている。
【0012】更に、このバッファ層3の直上にはチャネ
ル層4が設けられている。このチャネル層4は、プレ−
ナド−プにより形成され、このプレ−ナド−プ層はGa
InAsに対してn型ド−ナ−となるSi又はSe等の
不純物を二次元の平面上に薄くド−プすることにより形
成される。
ル層4が設けられている。このチャネル層4は、プレ−
ナド−プにより形成され、このプレ−ナド−プ層はGa
InAsに対してn型ド−ナ−となるSi又はSe等の
不純物を二次元の平面上に薄くド−プすることにより形
成される。
【0013】更にこのチャネル層の上には厚さ100オ
ングストロ−ムのGa1−X InX Asより構成さ
れたキャップ層5が設けられている。このキャップ層5
は、バッファ層3とは逆にInの組成比Xが、チャネル
層との界面においては0.15で、この層から離れるに
したがって徐々に減少し、その最上面では0となるよう
に構成されている。以上のInの組成に関する状況を内
容を判り易くするため第1図(b)にIn組成の深さ方
向のプロファイルを示す。
ングストロ−ムのGa1−X InX Asより構成さ
れたキャップ層5が設けられている。このキャップ層5
は、バッファ層3とは逆にInの組成比Xが、チャネル
層との界面においては0.15で、この層から離れるに
したがって徐々に減少し、その最上面では0となるよう
に構成されている。以上のInの組成に関する状況を内
容を判り易くするため第1図(b)にIn組成の深さ方
向のプロファイルを示す。
【0014】更にこのキャップ層5の上には厚さ300
オングストロ−ムのノンド−プGaAs層6が設けられ
ている。このため、ノンド−プ層6とキャップ層5とは
、その界面において、組成比が略同一となり、格子不整
が緩和されるように構成されている。
オングストロ−ムのノンド−プGaAs層6が設けられ
ている。このため、ノンド−プ層6とキャップ層5とは
、その界面において、組成比が略同一となり、格子不整
が緩和されるように構成されている。
【0015】このノンド−プGaAs層6の上には、ゲ
−ト電極7となるショットキ−金属が形成され、更に、
ソ−ス・ドレイン電極8となるオ−ミック金属が形成さ
れている。
−ト電極7となるショットキ−金属が形成され、更に、
ソ−ス・ドレイン電極8となるオ−ミック金属が形成さ
れている。
【0016】ここで、上記実施例の電界効果トランジス
タと従来の電界効果トランジスタとの違いにについて、
第2図を用いて簡単に説明する。
タと従来の電界効果トランジスタとの違いにについて、
第2図を用いて簡単に説明する。
【0017】第2図(a)は上記実施例の電界効果トラ
ンジスタのチャネル近傍のバンドギャップダイアグラム
を示し、第2図(b)はGaAsのチャネルに不純物を
プレ−ナド−ピングして形成した電界効果トランジスタ
のチャネル近傍のバンドギャップダイアグラムを示し、
第2図(c)は、n型不純物を均一にド−プしたGaI
nAsをチャネル層とした電界効果トランジスタのチャ
ネル近傍のバンドギャップダイアグラムを示す。ここで
、第2図(a)と第2図(b)とを比較すると、上記実
施例では徐々にバンドギャップを小さくしたGaInA
sのバッファ層を用い、かつプレ−ナド−プしたチャネ
ル層を用いているため、キャリアの閉じ込め効率がよく
、ドレイン電流の小さな領域でもGaAsバッファ層中
に浸み出しにくいことがわかる。また、第2図(a)と
第2図(c)とを比較すると、プレ−ナド−プを行うこ
とにより、第2図(a)に示すように電子が量子化され
たエネルギ−準位に存在し、イオン化したドナ−と空間
的に分離されるため、クロ−ン散乱の影響が小さくなり
低電界での移動度も低下しない。
ンジスタのチャネル近傍のバンドギャップダイアグラム
を示し、第2図(b)はGaAsのチャネルに不純物を
プレ−ナド−ピングして形成した電界効果トランジスタ
のチャネル近傍のバンドギャップダイアグラムを示し、
第2図(c)は、n型不純物を均一にド−プしたGaI
nAsをチャネル層とした電界効果トランジスタのチャ
ネル近傍のバンドギャップダイアグラムを示す。ここで
、第2図(a)と第2図(b)とを比較すると、上記実
施例では徐々にバンドギャップを小さくしたGaInA
sのバッファ層を用い、かつプレ−ナド−プしたチャネ
ル層を用いているため、キャリアの閉じ込め効率がよく
、ドレイン電流の小さな領域でもGaAsバッファ層中
に浸み出しにくいことがわかる。また、第2図(a)と
第2図(c)とを比較すると、プレ−ナド−プを行うこ
とにより、第2図(a)に示すように電子が量子化され
たエネルギ−準位に存在し、イオン化したドナ−と空間
的に分離されるため、クロ−ン散乱の影響が小さくなり
低電界での移動度も低下しない。
【0018】また、更に上記実施例では、バッファ層3
及びキャップ層5のInの組成比を徐々に変化させ、そ
の上下面に接するノンド−プのGaAs層とその界面に
て組成比が略一致するように構成しているため、格子不
整が緩和され、キャリアの移動度が向上する。またこれ
によりゲート電極となるショットキ金属の接合面をGa
As層とすることが可能になり、良好なショットキ−接
合が実現できる。
及びキャップ層5のInの組成比を徐々に変化させ、そ
の上下面に接するノンド−プのGaAs層とその界面に
て組成比が略一致するように構成しているため、格子不
整が緩和され、キャリアの移動度が向上する。またこれ
によりゲート電極となるショットキ金属の接合面をGa
As層とすることが可能になり、良好なショットキ−接
合が実現できる。
【0019】次に、上記実施例の電界効果トランジスタ
の製造方法について、第3図を参照しつつ簡単に説明す
る。
の製造方法について、第3図を参照しつつ簡単に説明す
る。
【0020】上記実施例の電界効果トランジスタは、半
絶縁性のGaAs基板上に、OMVPE法、MBE法、
CBE法等により、各半導体層を成長させることにより
作成する。
絶縁性のGaAs基板上に、OMVPE法、MBE法、
CBE法等により、各半導体層を成長させることにより
作成する。
【0021】例えば、ノンド−プGaAs層2を、上記
いずれかの方法により、所定の原料を供給しつつ、半絶
縁性GaAs基板1上に0.5μm成長させる(第3図
(a)参照)。次に、供給する原料を制御し、ノンド−
プGaAs層2の上にInの組成が成長にしたがってX
=0から徐々に増加し、その最上面でX=0.15とな
るようなGa1−X InX Asのバッファ層を10
0オングストロ−ムの厚さに成長させる(第3図(b)
参照)。
いずれかの方法により、所定の原料を供給しつつ、半絶
縁性GaAs基板1上に0.5μm成長させる(第3図
(a)参照)。次に、供給する原料を制御し、ノンド−
プGaAs層2の上にInの組成が成長にしたがってX
=0から徐々に増加し、その最上面でX=0.15とな
るようなGa1−X InX Asのバッファ層を10
0オングストロ−ムの厚さに成長させる(第3図(b)
参照)。
【0022】次にIII族元素、すなわち、Ga、As
の原料の供給を停止し、V族元素であるAsの原料を供
給しつつn型のドナ−となり得る不純物元素、例えばS
i又はSeを供給してシ−ト状にドーピングを行うプレ
−ナド−ピングを行う(第3図(c)参照)。このプレ
−ナド−ピングの方法は、先にあげた文献等により公知
であるので詳細な説明は省略する。
の原料の供給を停止し、V族元素であるAsの原料を供
給しつつn型のドナ−となり得る不純物元素、例えばS
i又はSeを供給してシ−ト状にドーピングを行うプレ
−ナド−ピングを行う(第3図(c)参照)。このプレ
−ナド−ピングの方法は、先にあげた文献等により公知
であるので詳細な説明は省略する。
【0023】次に、Ga1−X InX Asのキャッ
プ層5を成長させる。この成長もバッファ層の場合と同
様にInの原料供給を制御し、X=0.15からX=0
と変化するように成長方向にしたがって徐々にInの組
成が増加するようにキャップ層5を100オングストロ
−ム成長させる(第4図(a)参照)。
プ層5を成長させる。この成長もバッファ層の場合と同
様にInの原料供給を制御し、X=0.15からX=0
と変化するように成長方向にしたがって徐々にInの組
成が増加するようにキャップ層5を100オングストロ
−ム成長させる(第4図(a)参照)。
【0024】次にこのキャップ層5上にノンド−プのG
aAs層6を300オングストロ−ム成長させ(第4図
(b)参照)、その上に、ショトッキ金属を蒸着して、
ゲート電極7を形成し、またオ−ミック金属を蒸着して
合金化することによりソ−ス電極及びドレイン電極8を
形成する(第4図(c)参照)。
aAs層6を300オングストロ−ム成長させ(第4図
(b)参照)、その上に、ショトッキ金属を蒸着して、
ゲート電極7を形成し、またオ−ミック金属を蒸着して
合金化することによりソ−ス電極及びドレイン電極8を
形成する(第4図(c)参照)。
【0025】以上、GaAs系について説明したが、本
発明はGaAs系のみにとらわれず、InP系について
も用いることができる。即ち、InP基板上にInPバ
ッファ層を成長させ、InPに格子整合するIn組成(
X=0.53)のGaInAsからInを徐々に増加さ
せ、例えばX=0.68まで、プレ−ナド−ピングを行
い、再びX=0.68からIn組成を減じ、最上層をX
=0.53にしたGaInAsのキャップ層を積層し、
このキャップ層上にA10.48In0.52As層を
成長させる構造を作成することもできる。
発明はGaAs系のみにとらわれず、InP系について
も用いることができる。即ち、InP基板上にInPバ
ッファ層を成長させ、InPに格子整合するIn組成(
X=0.53)のGaInAsからInを徐々に増加さ
せ、例えばX=0.68まで、プレ−ナド−ピングを行
い、再びX=0.68からIn組成を減じ、最上層をX
=0.53にしたGaInAsのキャップ層を積層し、
このキャップ層上にA10.48In0.52As層を
成長させる構造を作成することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チャネル層をプレ−ナド−プしたGaInAsで構成し
、その上下層中のIn組成を徐々に変化させ格子不整を
なくすようにしているため、キャリアの閉じ込め効率が
よく、移動度の高い電界効果トランジスタを実現できる
。
チャネル層をプレ−ナド−プしたGaInAsで構成し
、その上下層中のIn組成を徐々に変化させ格子不整を
なくすようにしているため、キャリアの閉じ込め効率が
よく、移動度の高い電界効果トランジスタを実現できる
。
【図1】本発明による一実施例である電界効果トランジ
スタの構造を示す図である。
スタの構造を示す図である。
【図2】本発明及び従来の電界効果トランジスタのチャ
ネル近傍でのバンドギャップダイアグラムを示す図であ
る。
ネル近傍でのバンドギャップダイアグラムを示す図であ
る。
【図3】第1図に示した電界効果トランジスタの各製造
工程の前半部における断面構造を示す図である。
工程の前半部における断面構造を示す図である。
【図4】第1図に示した電界効果トランジスタの各製造
工程の後半部における断面構造を示す図である。
工程の後半部における断面構造を示す図である。
1…GaAs基板、2…ノンド−プGaAs層、3…ゲ
レ−テッドGaInAsバッファ層、4…プレ−ナド−
プ層、5…ゲレ−テッドGaInAsキャップ層、6…
ノンド−プGaAs層、7…ゲ−ト電極、8…ソ−ス、
ドレイン電極
レ−テッドGaInAsバッファ層、4…プレ−ナド−
プ層、5…ゲレ−テッドGaInAsキャップ層、6…
ノンド−プGaAs層、7…ゲ−ト電極、8…ソ−ス、
ドレイン電極
Claims (1)
- 【請求項1】 化合物半導体基板と、前記半導体基板
上に形成され、そのInの組成が前記半導体基板との界
面において前記半導体基板に格子整合した組成であり、
前記半導体基板より離れるにしたがって徐々に増加させ
たGaInAsのバッファ層と、前記バッファ層上に不
純物を2次元の薄い面状にド−ピングさせたプレ−ナド
−プ層によるチャネル層と、前記チャネル層上に前記バ
ッファ層の最上層のIn組成と略同一でありチャネル層
から離れるに従ってIn組成を徐々に減少させ、かつ最
上層がショットキ−電極が形成される半導体層に格子整
合するIn組成となっているGaInAsのキャップ層
を備えたことを特徴とする電界効果トランジスタ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3000976A JPH04251941A (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 電界効果トランジスタ |
US07/788,149 US5206527A (en) | 1990-11-09 | 1991-11-07 | Field effect transistor |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1991
- 1991-01-09 JP JP3000976A patent/JPH04251941A/ja active Pending
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US6787821B2 (en) | 2000-07-19 | 2004-09-07 | Fujitsu Quantum Devices Limited | Compound semiconductor device having a mesfet that raises the maximum mutual conductance and changes the mutual conductance |
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