JPH04251665A - 吸煙機構付半田ゴテ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、半田ゴテに関し、更に
は、吸煙機構を設けた半田ゴテに関する。

【０００２】

【従来の技術】半田付けの際、半田ゴテで半田を融解し
たときに生じる半田の煙は鉛ヒューム，フェノール，塩
化水素等を有し、吸い込むと人体に有害である。そこで
、従来は半田付け作業を行なう場合、その上方に専用の
排気ダクトを設けたり、小型の吸煙器を置くなどして、
煙を除去していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では、専用の排気ダクトを設けるには大がかりな工事
が必要で、設備費もかかり、また、部屋のスペースも占
領してしまい、設置が困難であった。また、吸煙器は置
く角度，場所により吸煙性が悪く、吸煙器を適当な位置
に移動させながら作業しなければならないため、作業性
が悪いという問題点を有する。そこで、本発明はこのよ
うな問題点を解決するもので、その目的とするところは
、半田付けの際、吸煙性が良く、設備費，スペースを必
要としない吸煙機構を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の吸煙機構付半田
ゴテは、前記半田ゴテの一部に吸煙ノズル，ホース，モ
ーター部，排気孔から成る吸煙機構を設けたことを特徴
とする。

【０００５】

【実施例】（実施例１）図１は、本発明の吸煙機構を示
す外観図である。吸煙機構は吸煙するときの吸煙口とな
る吸煙ノズル２，吸煙ノズル２から吸引された煙をモー
ター部４に導くホース３，吸煙、有害物の除去および排
気を行なうモーター部４，モーター部４より送り出され
た空気を本体６の外部に排気する穴、排気孔５により構
成される。まず、吸煙ノズル２は、コテ部１をコテ先の
部分を除いて筒で覆う様な形状で取り付けられている。 図２は吸煙ノズル取り付け部を示す断面図であるが、コ
テ部１と吸煙ノズル２の間には通気道７が設けられ、更
に通気道７は吸煙ノズル２に接続されたホース３により
本体６に内蔵されたモーター部４に導かれている。従っ
て、はんだ付けの際コテ先で発生した煙は矢印８のよう
に吸煙ノズル２から吸引され、ホース３を通り、モータ
ー部４に吸い込まれていく。図３はモーター部４の構造
を示す断面図である。モーター部４には、電動ファン９
が設置されこの電動ファン９が駆動されることにより、
煙がホース３を介してモーター部４に吸い込まれ、吸い
込まれた煙は排気孔５から排気される。更に、電動ファ
ン９の手前には外部から交換可能なフィルター１０が取
り付けられている。フィルター１０は人体に有害な鉛ヒ
ューム，フェノール，塩化水素等を吸収し、それ以外の
粒子は通過させる。従って、モーター部４に吸い込まれ
た煙は矢印１３で示すようにフィルター１０により有害
成分が除去され、排気孔５から排気される。

【０００６】（実施例２）図４は吸煙ノズル取り付け部
を示す外観図である。吸煙ノズル２は、コテ部１をコテ
先の部分を除いて、包み込む様な形状で取り付けられて
いる。更に、吸煙ノズル２には複数の穴が開けられてい
る。図５は吸煙ノズル取り付け部を示す断面図であるが
、はんだ付けの際、コテ先で発生した煙は矢印１２のよ
うに吸煙ノズル２に開けられた複数の穴１１から吸引さ
れ、ホース３を通りモーター部４に吸い込まれていく。 以降は実施例１に準ずる。

【０００７】（実施例３）図６に吸煙ノズル取り付け部
の外観図を示す。吸煙ノズル２の一部には小型の煙探知
機１４が取り付けられており、煙探知機１４が煙の発生
を探知すると、モーター部４の内部に設置された電動フ
ァン９が駆動される。従って、電動ファン９は煙の発生
時だけ駆動され、それ以外の時は駆動されない。また、
煙の量に応じて電動ファン９の回転力も調整され、吸煙
力も変化する機構となっている。

【０００８】

【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、はん
だゴテの一部に吸煙機構を設けたことにより、専用の排
気ダクトを設置したり吸煙機を置くなどの必要がないた
め、設備費の低コスト化，作業性の向上等が図れる。ま
た、煙の発生する近点で吸煙を行なうため、吸煙効率も
向上する。また、吸煙ノズルに穴を開けたことにより、
吸煙面積が増え、更に吸煙効率が向上する。また、煙探
知機を設けたことにより、吸煙機構は、煙の発生時だけ
働くため、消費電力の低減にもつながる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例１の吸煙機構を示す外観図である
。

【図２】本発明実施例１の吸煙ノズル取り付け部を示す
断面図である。

【図３】モーター部の構造を示す断面図である。

【図４】本発明実施例２の吸煙ノズル取り付け部を示す
外観図である。

【図５】本発明実施例２の吸煙ノズル取り付け部を示す
断面図である。

【図６】本発明実施例３の吸煙ノズル取り付け部を示す
外観図である。

【符号の説明】

１　　コテ部 ２　　吸煙ノズル ３　　ホース ４　　モーター部 ５　　排気孔 ６　　本体 ７　　通気道 ９　　電動ファン １０　　フィルター １１　　穴 １４　　煙探知機

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　半田ゴテにおいて、前記半田ゴテの一
   部に吸煙ノズル，ホース，モーター部，排気孔から成る
   吸煙機構を設けたことを特徴とする吸煙機構付半田ゴテ
   。
2. 【請求項２】　　吸煙ノズルに穴を開けたことを特徴と
   する請求項１記載の吸煙機構付半田ゴテ。
3. 【請求項３】　　吸煙ノズルに煙探知機を付けたことを
   特徴とする請求項１記載の吸煙機構付半田ゴテ。