JPH0425142A - 半導体素子の実装方法 - Google Patents

半導体素子の実装方法

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JPH0425142A JP2130671A JP13067190A JPH0425142A JP H0425142 A JPH0425142 A JP H0425142A JP 2130671 A JP2130671 A JP 2130671A JP 13067190 A JP13067190 A JP 13067190A JP H0425142 A JPH0425142 A JP H0425142A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は半導体素子の実装の分野、特に挟ピッチ、多端
子の電極を有する半導体素子の実装の分野に関するもの
である。
従来の技術 挟ピッチ、多端子の電極を有する半導体素子をフェイス
ダウンで回路基板に直接実装する方法として、マイクロ
バンプボンディング実装技術(MBB実装技術)がある
。この技術の1例を第4図に示した工程図により説明す
る。まず第4図(a)に示したように絶縁性基板21に
導体配線22を形成さぜた回路基板23の導体配線22
を有する面に光硬化性の絶縁性樹脂24を塗布する。絶
縁性基板21にはガラス等の光透過性基板を使い、導体
配線22にはA IN  A u等を用いる。光硬化性
の絶縁性樹脂24にはエポキシ系やアクリル系の樹脂を
用いる。ついで第4図(b)に示したように突起電極2
6を有する半導体素子25を絶縁性樹脂24の」二から
回路基板23に搭載し、半導体素子25の突起電極26
と回路基板23の導体配線22とを位置合わせする。突
起電極26はめっき等の方法によりAuを半導体素子2
5の上に予め形成しておく。次に第4図(C)に示した
ように加圧治具28を用いて半導体素子25と回路基板
23を加圧する。この際、絶縁性樹脂24は加圧により
周囲に押し出され、導体配線22と突起電極26は接触
し、電気的に接続する。この状態のまま回路基板23の
裏面からUV線を照射し、絶縁性樹脂24を硬化させる
。硬化後は第4図(d)に示すように加圧を除去しても
突起電極26と導体配線22とは絶縁性樹脂24により
固定されており両者の電気的接続は保持される。また半
導体素子25や回路基板23の電極間は絶縁性樹脂24
により充填されているので、高い絶縁性が得られる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記のような方法で半導体素子を回路基
板に実装した場合、その実装に絶縁性樹脂を用いるため
に下記のような問題点がある。
1)周囲温度が上昇したときに、半導体素子と回路基板
とを接続する絶縁性樹脂24が熱により軟化して膨張し
、半導体素子と回路基板とのギャップが広がり、半導体
素子の突起電極と、回路基板の導体配線の電気的接続が
開いてしまう。
2)高温下で長時間放置した場合に、絶縁性樹脂24の
硬化収縮が進行し、回路基板や半導体素子が歪んだり、
甚だしい場合には破壊したりする。
また硬化収縮により絶縁性樹脂にクラックが生じた場合
には、電極間の絶縁性が低下する。
3)高温下や高温高湿度下では絶縁性樹脂24と半導体
素子や回路基板との接着性の低下により剥離が生じ易く
、半導体素子と回路基板の接続の信頼性が低下する。ま
た生じた剥離により電極間の絶縁性も低下する。
4)熱サイクルがかかる状況では、絶縁性樹脂24と、
半導体素子や回路基板との熱膨張係数の差により高い内
部応力が生じ、半導体素子や回路基板の破壊や、絶縁性
樹脂24のクラックが生じ易い。
本発明はかかる点に鑑み、高温下や高温高湿度下や熱サ
イクルがかかるような状況下においても、高い信頼性を
有する半導体素子の実装方法を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 本発明は、表面に無機反応基を有する第1及び第2の被
着体表面に、それぞれ有機反応基を有する第1及び第2
の化学吸着膜を形成させ、前記第1の被着体と前記第2
の被着体を、前記第1及び第2の化学吸着膜を有する面
同志を向い合わせた状態で貼合わせ、前記第1及び第2
の化学吸着膜に光を照射し、前記第1の化学吸着膜の有
機反応基と前記第2の化学吸着膜の有機反応基を化学反
応させ、第1の被着体と第2の被着体とを接合する接着
体の製造方法を提供する。
そして、本発明は、電極を有する領域以外の表面に、有
機反応基を有する化学吸着膜を、それぞれあらかじめ形
成させておいた半導体素子等の電子部品と回路基板等と
を、化学吸着膜を形成させた面同志を向い合わせ、両者
の電極同志を位置合わせし、貼合わせた状態で、化学吸
着膜に光を照射し、電子部品の化学吸着膜の有機反応機
と回路基板等の化学吸着膜の有機反応基とを化学反応さ
せ、電子部品と回路基板等を接合し、両者の電極を接触
により電気的に接続させるといった方法による電子部品
の接続方法を提供する。
作用 本発明は前記したような方法によって半導体素子を実装
することにより、半導体素子と回路基板との間に、絶縁
性樹脂を介するこ七なく、代わりに非常に緻密な構造を
有し、熱的にも安定で、優れた耐熱性や耐湿性及び耐熱
衝撃性を有する化学吸着膜を介した構造で実装体が形成
されるため、実装体の信頼性を 飛躍的に向上させることができる。
実施例 本発明の1実施例を第1図に示した工程図を用いて説明
する。まず絶縁性基板1に導体配線2を形成させた回路
基板3の導体配線2を有する領域以外の領域に、その表
面に有機反応基を並べた第1の化学吸着膜4を形成させ
る。絶縁性基板1には、ガラス等の光透過性を有する無
機化合物の基板を使い、導体配線2にはAuを用いる。
基板1への化学吸着膜4の形成方法の1例を第2図に示
した。まず第2図(a)に示したように、基板1の表面
を洗浄、エツチングし、基板1の表面を完全に館山させ
る。ついで第2図(b)に示したように、その表面をU
Vアッシャ−プラズマ、熱処理、Cr酸混液によるエツ
チング等の方法を用いて酸化し、基板1の表面に無機反
応基とじて−OHを形成させる。ついて化学吸着膜を基
板表面に形成させるための溶液を調合する。化学吸着膜
を形成させる分子としては、例えばX−(CH2)。
Yのように、その両端に無機反応基Xと有機反応基Yと
をそれぞれ有した直鎖状分子(以後分子Aとする。)を
用いる。分子への有機反応基Yとしては紫外線に対して
反応性を持つ−C=C基等のものを用いる。また無機反
応基Xとしては一8iC13基、  T i CI 3
基等ノーOf(基と反応性を有するものを用いる。これ
を溶媒に1: 99の比率で混合し溶液を調合する。溶
媒としてはメタツル、イソプロピルアルコール等のもの
を用いる。
この溶液中に基板1を浸漬させると、基板表面に形成さ
せた無機反応基と、溶液中に混合しておいた分子Aの無
機反応基とが化学反応し、第2図(C)に示したように
、基板表面に分子Aが均一に単分子で並んだ化学吸着膜
4が形成される。この際、単分子膜である膜4の表面に
は分子Aの有機反応基Yが均一に並んだ状態となる。つ
いで基板1を溶液から引き」二げ、N2ブロー等の方法
により基板1を乾燥し溶媒を揮発させる。次に第2図(
d)に示したようにして基板1を熱処理し、基板表面に
吸着している分子間にに化学結合をおこさせ、化学吸着
膜の結合を強固にする。
以」二のようなプロセスを用いることにより、回路基板
3の表面の膜として、均一な単分子膜で有機結合基を表
面に有する第1の化学吸着膜4を、非常に簡略に形成す
ることができる。但し、回路基板3に化学吸着膜を形成
する場合は、化学吸着膜は無機反応基を有する面にしか
吸着されないので、表面がAuである導体配線2上には
第1の化学吸着膜4は形成されず、無機反応基を持つ絶
縁性基板1の表面にのみ形成される。また、この際、回
路基板3に吸着させる第1の化学吸着膜4の膜厚は、回
路基板3の導体配線2の厚みより厚く調節する。
ついて突起電極6を形成させた半導体素子5の突起電極
6を有する領域以外の領域にも、その表面に有機反応基
を並べた第2の化学吸着膜7を形成させる。半導体素子
5は通常、突起電極6の存在する領域以外の領域に、パ
ッシベーション膜として5iaN4膜や5102膜を形
成させているので、突起電極6にAuを用いれば回路基
板3と全く同じようにして、突起電極6の存在する領域
以外の領域にのみ、有機反応基をその表面に並べた第2
の化学吸着膜7を簡単に形成できる。第2の化学吸着膜
7の半導体素子5への吸着は、半導体素子5がウェハー
状態のときに、まとめてそのまま吸着させてから、ダイ
シングを行えば手間を省略することができる。ついで第
1図(1))に示したように半導体素子5を回路基板3
に搭載し、半導体素子5の突起電極6と回路基板3の導
体配線2とを位置合わせする。
次に第1図(C)に示したように加圧治具8を用いて半
導体素子5と回路基板3を加圧し、導体配線2と突起電
極6は接触させ電気的に接続させる。このとき、突起電
極6は加圧により変形し、第1の化学吸着膜4と第2の
化学吸着膜7とは接触する。また、半導体素子5の表面
には配線等にO より1μm程度の段差があるが、化学吸着膜は有機成で
あるので、加圧により変形し、段差を吸収し、第1の化
学吸着膜4と第2の化学吸着膜7とは完全に密着した状
態となる。この状態のまま回路基板3の裏面からUV線
を第1及び第2の化学吸着膜4.7に照射する。UV線
の照射により第1の化学吸着膜4の有機反応基と第2の
化学吸着膜7の有機反応基とは化学反応をおこし一体化
し、有機分子層9となる。これにより半導体素子5と回
路基板3とは間に有機付干潮9を挟んだ形て化学結合し
て完全に一体化する。
化学吸着膜が一体化した後は、第1図(d)に示すよう
に加圧を除去しても突起電極6と導体配線2とは有機分
子層9により固定されており両者の電気的接続は保持さ
れる。半導体素子5と回路基板3とをつなぐ有機付干潮
9は、有機分子が非常に緻密に縦方向に配列した秩序だ
った構造で分子層が形成されているので、耐熱性が高く
、高温下でも軟化することが無く、従って熱膨張係数も
低く、突起電極6と導体配線2との接続の信頼性++ は絶縁性樹脂を介した場合の接続の信頼性に比べてはる
かに高い。また半導体素子5や回路基板3の電極間や導
体配線間は有機分子層9が形成されているので、高い絶
縁性が得られる。
なお」1記の実施例では半導体素子や回路基板に化学吸
着させる分子層は1層のみであったが、半導体素子の電
極や回路基板の導体配線の厚みが厚い場合は、直鎖状て
両端に有機反応基を持つ分子(以後分子B&する。)を
化学吸着膜に積層させて化学吸着膜の膜厚を厚くしてや
ればよい。分子Bを化学吸着膜に積層するには、分子B
を減圧下で加熱し気層とし、その気層中に化学吸着膜を
形成させた基板を入れ、UV線を照射し化学吸着膜表面
の有機反応基と分子Bの有機反応基を化学反応させれば
よい。分子Bは両端に有機反応基を有しているため分子
Bを積層させた後でも化学吸着膜は表面に有機反応基を
有しており、原理的には表面に有機反応基を残したまま
無数に化学吸着膜を積層できる。
今回は半導体素子の実装の分野での応用について述べた
が、本発明の技術は半導体素子の実装に限らず、無機反
応基を有する被着面にもつ電子部品の実装や、レンズや
ガラス等の他の分野の無機被着体同志の接着、接続にも
用いることができ、幅広い分野への応用が期待できる。
発明の効果 以」二説明したように、本発明によれば、たとえば半導
体素子の実装に用いた場合、下記のような効果があり極
めて実用的である。
1)半導体素子と回路基板とをつなぐ化学吸着膜は、有
機分子が非常に緻密に縦方向に配列した秩序だった構造
で分子層が形成されているので、絶縁性樹脂に比べて耐
熱性が高く、高温下でも軟化することか無く、また熱膨
張係数も低いため、高温下でも半導体素子と回路基板の
ギャップは開かないので、絶縁性樹脂による接続に比べ
てはるかに高い信頼性で半導体素子を回路基板に接続す
ることができる。
2)半導体素子と回路基板の接続が無加熱で行え、また
化学吸着膜の吸着の際も、比較的低温で吸着できるので
、実装の際に半導体素子や回路基板に熱的ダメージを与
えない。
3)半導体素子と回路基板をつなぐ化学吸着膜は、直鎖
状の有機分子が縦方向に配列した構造で、横方向に結合
の手を持たないため、接着性を」−げるために多くの結
合の手をランダム有する絶縁性樹脂と異なり、高温下で
放置しても硬化収縮しないので高温下で放置しても残留
応力が発生せず半導体素子や回路基板が沿ったり破壊し
たりすることが無い。
4)半導体素子や回路基板と化学吸着膜が化学結合によ
り接合しているため、高温下や高温高温でも半導体素子
や回路基板と化学吸着膜との界面の接続は保たれ、剥離
は発生ぜず、高い接続信頼性が得られる。
5)半導体素子の電極間や回路基板の導体配線間に絶縁
性の高い化学吸着膜か形成されているので電極間や導体
配線間に高い絶縁性が得られる。
6)化学吸着膜は予め半導体素子や回路基板にまとめて
吸着しておくことができるので、半導体素子の回路基板
への実装時には加圧してUV線を照射するたl−1でよ
いので、非常に高速に実装することができ、しかも工程
数も削減てきるので実装コストを大きく削減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例における半導体装置の実装方
法の工程断面図、第2図は化学吸着膜の形成方法の1実
施例の工程断面図、第3図は従来の半導体装置の製造方
法の実装例の工程断面図である。 1.21・・・絶縁性基板、2.22・・・導体配線、
3.23・・・回路基板、4・・・第1の化学吸着膜、
5.25・・・半導体素子、6.26・・・突起電極、
7・・・第2の化学吸着膜、8.28・・・加圧治具、
9・・・有機分子層、11・・・基板。 代理人の氏名 弁理士 栗野重孝 ほか1名凶 第 図 25−一一手 導 イ1\ 11 戸3:z6− 努起
電堤 2B−−カロ アE シ臼 呉

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面に無機反応基を有する第1及び第2の被着体
    表面に、それぞれ有機反応基を有する第1及び第2の化
    学吸着膜を形成させ、前記第1の被着体と前記第2の被
    着体を、前記第1及び第2の化学吸着膜を有する面同志
    を向い合わせた状態で貼合わせ、前記第1及び第2の化
    学吸着膜に光を照射し、前記第1の化学吸着膜の有機反
    応基と前記第2の化学吸着膜の有機反応基を化学反応さ
    せ、第1の被着体と第2の被着体とを接合することを特
    徴とする接着体の製造方法。
  2. (2)第1の電極を有する第1の被着体の前記第1の電
    極を有する領域以外の表面、及び第2の電極を有する第
    2の被着体の前記第2の電極を有する領域以外の表面に
    、それぞれ有機反応基を有する第1及び第2の化学吸着
    膜を形成させ、ついで前記第1の被着体と前記第2の被
    着体を、前記第1及び第2の化学吸着膜を有する面同志
    を向い合わせ、両者の電極同志を位置合わせし、貼合わ
    せ状態で、前記第1及び第2の化学吸着膜に光を照射し
    、前記第1の化学吸着膜の有機反応基と前記第2の化学
    吸着膜の有機反応基を化学反応させ、第1の被着体と第
    2の被着体とを接合し、両者の電極を接触により電気的
    に接続することを特徴とした電子部品の接続方法。
  3. (3)第1の被着体が半導体素子で第2の被着体が回路
    基板であることを特徴とした特許請求の範囲第2項に記
    載の電子部品の接続方法。
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