JPH04251193A - 自己潤滑性熱交換器用Alフィン材 - Google Patents

自己潤滑性熱交換器用Alフィン材

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Publication number
JPH04251193A
JPH04251193A JP5419991A JP5419991A JPH04251193A JP H04251193 A JPH04251193 A JP H04251193A JP 5419991 A JP5419991 A JP 5419991A JP 5419991 A JP5419991 A JP 5419991A JP H04251193 A JPH04251193 A JP H04251193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrophilic
heat exchanger
film
self
fin material
Prior art date
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Pending
Application number
JP5419991A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Furuya
古谷 修一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Aluminum Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Aluminum Co Ltd filed Critical Furukawa Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器組立後、有機
溶剤で洗浄することなく使用することができる自己潤滑
性熱交換器用Alフィン材に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来熱
交換器用Alフイン材は、プレス加工時に使用する潤滑
用プレス油を除去するため、フロンやトリエタンなどの
有機溶剤を使用しているが、昨今の有機溶剤使用規制か
ら使用の低減又は全廃が望まれている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明はこれに鑑み種々
検討の結果、熱交換器組立後、有機溶剤で洗浄すること
なく使用することができる自己潤滑性熱交換器用Alフ
ィン材を開発したものである。
【0004】即ち本発明は、熱交換器用Alフィン材の
表面に、潤滑油を内包するマイクロカプセルを混合した
水分散性シリカと、親水性有機樹脂より成る親水性皮膜
を形成したことを特徴とするものである。そして親水性
皮膜の下地処理として、クローム酸クロメート皮膜又は
有機樹脂を含む塗布型クロメート皮膜を形成したり、潤
滑油に揮発性プレス油を用いたり、親水性皮膜中に防カ
ビ剤を1〜30wt%含有せしめたり、さらには親水性
皮膜中に界面活性剤を1〜20wt%含有せしめるとよ
い。
【0005】
【作用】本発明は、上記の如く潤滑油を内包するマイク
ロカプセルを使用することにより、プレス加工して熱交
換器に組立後、有機溶剤で洗浄することなく使用するこ
とができるAlフイン材であり、同時に親水性、耐食性
皮膜を表面に有するため、熱交換器組立後の親水性塗料
の塗布、焼付けも行なう必要がないものである。
【0006】また本発明熱交換器用Alフィン材は、潤
滑油を内包するマイクロカプセルを混合した水分散シリ
カと、親水性有機樹脂より成る親水性皮膜を、あらかじ
めAl条の両面にコーティングしたもので、プレス加工
時に加工部の皮膜中のマイクロカプセルが破れ、中の潤
滑油が浸み出し、潤滑を行なうものである。また非加工
部ではマイクロカプセルは破れないため、余分や潤滑油
でフィン表面が汚れることがない。従ってプレス・組立
後の有機溶剤による洗浄を省略することが可能となる。
【0007】この際マイクロカプセルに内包する潤滑油
としては通常使用される濃度8〜4程度のプレス油、出
光興産(株)製のAF−2A などを使用するとよい。
【0008】また水分散シリカとしては、コロイダルシ
リカ又は水ガラス等を基材とし、各種添加剤を加えて使
用するのが好ましく、親水性有機樹脂としては親水性ア
クリル樹脂が好ましい。
【0009】そして親水性皮膜中に1〜30wt%の防
カビ剤を混入すると、フィン表面のカビ発生率を効果的
に抑制することができる。しかして1wt%未満では効
果がなく、30wt%を越えると親水性を劣化したり、
皮膜が水に溶出しやすくなったりする。
【0010】また親水性皮膜中に1〜20wt%の界面
活性剤を混入すると塗工性を向上させ、また防カビ剤が
皮膜中で移動するのを助け、防カビ性を向上する。しか
して1wt%未満では効果がなく、20wt%を越える
と皮膜が水にとけやすくなり、経時劣化が大きくなり好
ましくない。
【0011】なお親水性皮膜の下地処理としてクロム酸
クロメート皮膜を5〜40mg/m2 施すことにより
、耐食性を向上させることができる。しかして5mg/
m2 未満では効果がなく、40mg/m2を越えると
プレス加工時にフィンが割れやすくなり好ましくない。
【0012】
【実施例】以下本発明を実施例について説明する。板厚
が 0.105mmの工業用純Al条に、連続的に脱脂
、化成処理を施し、Cr量が20mg/m2 のクロー
ム酸クロメート皮膜を形成した。そしてその上にベンズ
イミダゾール系防カビ剤のTBZ、アニオン系界面活性
剤、水分散性コロイダルシリカ、親水性アクリル樹脂及
び揮発性プレス油として出光興産のAF−2A を内包
するマイクロカプセルを、それぞれ固形分の重量比で1
0,10,55,24,1%の割合で混入した塗料を塗
布し、 120℃で15秒間焼付け乾燥を行い、皮膜中
のSi 量を 100mg/m2 とした皮膜を形成し
た。
【0013】これについて表1のしごき率でしごき加工
を施して成型性を調べた。その結果を、マイクロカプセ
ルを除いて上記実施例と同じ皮膜を形成した比較品と比
較して表1に示す。なおしごき加工条件は、板厚0.1
05mm 、金型に日高ドローレスフィン成形型( 2
.5/8インチ×4列×2ピッチ送り)を用い、0.4
8m/sec の成形速度で行った。
【0014】
【表1】
【0015】表1より明らかなように、本発明品はしご
き率64%以下では全く問題なく使用できるが、マイク
ロカプセルの入っていない比較品ではしごき率50%で
も不良率が高く、使用に耐えないことが判る。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、潤滑油を内
包するマイクロカプセルを混合した親水性皮膜を形成す
ることにより、プレス加工して熱交換器組立後、有機溶
剤で洗浄することなく使用することができるAlフィン
材を提供することができるばかりか、親水性耐食性皮膜
も表面に有するため、熱交換器組立後の親水性塗料の塗
布、焼付けも行なう必要がない等工業上顕著な効果を奏
する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  熱交換器用Alフィン材の表面に、潤
    滑油を内包するマイクロカプセルを混合した水分散性シ
    リカと、親水性有機樹脂より成る親水性皮膜を形成した
    ことを特徴とする自己潤滑性熱交換器用Alフィン材。
  2. 【請求項2】  親水性皮膜の下地処理として、クロム
    酸クロメート皮膜又は有機樹脂を含む塗布型クロメート
    皮膜を形成する請求項1記載の自己潤滑性熱交換用Al
    フィン材。
  3. 【請求項3】  潤滑油に揮発性プレス油を用いる請求
    項1又は2記載の自己潤滑性熱交換器用Alフィン材。
  4. 【請求項4】  親水性皮膜中に防カビ剤を1〜30w
    t%含有せしめる請求項1,2又は3記載の自己潤滑性
    熱交換器用Alフィン材。
  5. 【請求項5】  親水性皮膜中に界面活性剤を1〜20
    wt%含有せしめる請求項1,2,3又は4記載の自己
    潤滑性熱交換器用Alフィン材。
JP5419991A 1991-01-09 1991-01-09 自己潤滑性熱交換器用Alフィン材 Pending JPH04251193A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7493941B2 (en) * 2002-04-10 2009-02-24 Daikin Industries, Ltd. Surface treatment method for plate material, and radiating fin for heat exchanger
WO2018173713A1 (ja) * 2017-03-22 2018-09-27 東洋製罐株式会社 油膜形成能を有する表面を備えた構造体及び油膜形成方法

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JP2022001512A (ja) * 2017-03-22 2022-01-06 東洋製罐株式会社 油膜形成能を有している容器

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