JPH04251156A - 冷凍装置の運転制御装置 - Google Patents

冷凍装置の運転制御装置

Info

Publication number
JPH04251156A
JPH04251156A JP40956090A JP40956090A JPH04251156A JP H04251156 A JPH04251156 A JP H04251156A JP 40956090 A JP40956090 A JP 40956090A JP 40956090 A JP40956090 A JP 40956090A JP H04251156 A JPH04251156 A JP H04251156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
refrigerant
optimum
correction
optimum temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP40956090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2500524B2 (ja
Inventor
Hajime Iida
飯田   元
Juichi Ikeda
寿一 池田
Mitsumasa Takahashi
光政 高橋
Masato Uchiumi
正人 内海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP40956090A priority Critical patent/JP2500524B2/ja
Publication of JPH04251156A publication Critical patent/JPH04251156A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2500524B2 publication Critical patent/JP2500524B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/15Hunting, i.e. oscillation of controlled refrigeration variables reaching undesirable values

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍装置の運転制御装
置に係り、特に吐出冷媒を最適温度に収束させるよう電
動膨張弁の開度を制御するようにしたものの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭59―1294
2号公報に開示される如く、圧縮機、凝縮器、電動膨張
弁及び蒸発器を順次接続してなる冷媒回路を備えた冷凍
装置の運転制御装置として、冷媒の蒸発温度と凝縮温度
とに基づき最適な冷凍効果を与える吐出冷媒の最適温度
を演算し、吐出冷媒温度がその最適温度に収束するよう
電動膨張弁の開度を制御することにより、定容量形の圧
縮機を使用しながら、簡素な構成で効率の高い運転を行
おうとするものは公知の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、電
動膨張弁の開度調節により、冷媒流量と冷媒の過熱度等
の状態量とを制御しようとするものであって、簡素な制
御で済む反面、電動膨張弁の開度の変更について、相反
する変更指令が出力された場合に制御のハンチングが生
じる虞れがあった。すなわち、例えば蒸発温度が低すぎ
る場合には蒸発器の凍結を防止すべく電動膨張弁の開度
を開く必要があり、室内負荷が小さい場合には電動膨張
弁の開度を開く必要があるが、このような相反する信号
が略同時期に出力される場合がある。通常の条件下では
、このような事態はほとんど生じないが、例えば運転状
態の過渡期等においては、高圧側圧力や低圧側圧力など
の制御パラメ−タの変化特性(変化速度)が異なるため
に、一時的に冷媒の状態が相反する状態を示すことがあ
る。したがって、まず開度増大指令を受けて電動膨張弁
開度を開いた後、すぐに電動膨張弁開度を絞る指令が出
力されることがあり、斯かる場合、その両方の指令に応
じてその都度開度を変更すると、制御がハンチング状態
となってしまうことになる。同様のハンチングは、高圧
側圧力の上昇を抑制すべく電動膨張弁の開度を絞る制御
と、蒸発器の凍結防止又は負荷への対応との制御との間
にも生じることがある。
【0004】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、上記のような制御のハンチングは電
動膨張弁の開度を規制する制御パラメ―タについて個別
に制御を行っていた点にあることに鑑み、各制御パラメ
―タによる開度変更を統一的に行うことにより、制御の
ハンチングを防止し、安定な冷凍装置の運転を維持する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明の解決手段は、各制御パラメ―タについての開
度変更要求がなされた場合、各要求に個別に対応するの
でなく、各要求を総合した上で最適温度を補正し、この
変更された最適温度に対して開度制御を行うことにある
【0006】具体的に請求項1の発明の講じた手段は、
図1に示すように、圧縮機(1)、凝縮器(3)、電動
膨張弁(5)及び蒸発器(6)を順次接続してなる冷媒
回路(9)を備えた冷凍装置を前提とする。
【0007】そして、図1の一部に示すように、冷凍装
置の運転制御装置として、冷媒の蒸発温度を検出する蒸
発温度検出手段(The)と、冷媒の凝縮温度を検出す
る凝縮温度検出手段(Thc)と、上記蒸発温度検出手
段(The)及び凝縮温度検出手段(Thc)の出力を
受け、冷媒の蒸発温度と凝縮温度とに応じて、最適な冷
凍効果を与える吐出冷媒の最適温度を演算する最適温度
演算手段(50)と、吐出冷媒温度を検出する吐出温度
検出手段(Th2)と、該吐出温度検出手段(Th2)
の出力を受け、吐出冷媒温度が上記最適温度演算手段(
50)で演算される最適温度に収束するよう上記電動膨
張弁(5)の開度を制御する開度制御手段(51)とを
設けるものとする。
【0008】さらに、上記凝縮温度検出手段(Thc)
の出力を受け、凝縮温度が高圧設定値よりも高いときに
は、上記最適温度演算手段(50)で演算される吐出冷
媒の最適温度を上記電動膨張弁(5)の開度が絞られる
側に補正するよう指令する高圧補正指令手段(52)と
、上記蒸発温度検出手段(The)の出力を受け、蒸発
温度が凍防設定値よりも低いときには、上記最適温度演
算手段(50)で演算される吐出冷媒の最適温度を上記
電動膨張弁(5)の開度が増大する側に補正するよう指
令する低圧補正指令手段(53)と、上記各補正指令手
段(52),(53)の補正指令による補正量の和を総
合補正量として、上記最適温度演算手段(50)で演算
される最適温度を補正する補正手段(55A)とを設け
る構成としたものである。
【0009】請求項2の発明の講じた手段は、上記請求
項1の発明と同様の冷凍装置を前提とし、請求項1の発
明と同様の蒸発温度検出手段(The)と、凝縮温度検
出手段(Thc)と、最適温度演算手段(50)と、吐
出温度検出手段(Th2)と、開度制御手段(51)と
を設ける。
【0010】さらに、図1の一部に示すように、上記凝
縮温度検出手段(Thc)の出力を受け、凝縮温度が高
圧設定値よりも高いときには、上記最適温度演算手段(
50)で演算される吐出冷媒の最適温度を上記電動膨張
弁(5)の開度が絞られる側に補正するよう指令する高
圧補正指令手段(52)と、要求能力を検出する負荷検
出手段(Thr)と、該負荷検出手段(Thr)の出力
を受け、要求能力が負荷設定値よりも小さい時には、上
記最適温度演算手段(50)で演算される吐出冷媒の最
適温度を上記電動膨張弁(5)の開度が絞られる側に補
正するよう指令する負荷補正指令手段(54)と、上記
各補正指令手段(52),(54)の出力を受け、各補
正指令による補正量のうち大きい方を総合補正量として
、上記最適温度演算手段(50)で演算される最適温度
を補正する補正手段(55B)とを設ける構成としたも
のである。
【0011】請求項3の発明の講じた手段は、上記請求
項1の発明と同様の冷凍装置を前提とし、請求項1の発
明と同様の蒸発温度検出手段(The)と、凝縮温度検
出手段(Thc)と、最適温度演算手段(50)と、吐
出温度検出手段(Th2)と、開度制御手段(51)と
を設ける。
【0012】さらに、図1の一部に示すように、上記蒸
発温度検出手段(The)の出力を受け、蒸発温度が凍
防設定値よりも低いときには、上記最適温度演算手段(
50)で演算される吐出冷媒の最適温度を上記電動膨張
弁(5)の開度が増大する側に補正するよう指令する低
圧補正指令手段(53)と、要求能力を検出する負荷検
出手段(Thr)と、該負荷検出手段(Thr)の出力
を受け、要求能力が負荷設定値よりも小さい時には、上
記最適温度演算手段(50)で演算される吐出冷媒の最
適温度を上記電動膨張弁(5)の開度が絞られる側に補
正するよう指令する負荷補正指令手段(54)と、上記
各補正指令手段(53),(54)の補正指令による補
正量の和を総合補正量として、上記最適温度演算手段(
50)で演算される最適温度を補正する補正手段(55
C)とを設ける構成としたものである。
【0013】請求項4の発明の講じた手段は、上記請求
項1の発明と同様の冷凍装置を前提とし、請求項1の発
明と同様の蒸発温度検出手段(The)と、凝縮温度検
出手段(Thc)と、最適温度演算手段(50)と、吐
出温度検出手段(Th2)と、開度制御手段(51)と
を設ける。
【0014】さらに、図1に示すように、上記凝縮温度
検出手段(Thc)の出力を受け、凝縮温度が高圧設定
値よりも高いときには、上記最適温度演算手段(50)
で演算される吐出冷媒の最適温度を上記電動膨張弁(5
)の開度が絞られる側に補正するよう指令する高圧補正
指令手段(52)と、上記蒸発温度検出手段(The)
の出力を受け、蒸発温度が凍防設定値よりも低いときに
は、上記最適温度演算手段(50)で演算される吐出冷
媒の最適温度を上記電動膨張弁(5)の開度が増大する
側に補正するよう指令する低圧補正指令手段(53)と
、要求能力を検出する負荷検出手段(Thr)と、該負
荷検出手段(Thr)の出力を受け、要求能力が負荷設
定値よりも小さい時には、上記最適温度演算手段(50
)で演算される吐出冷媒の最適温度を上記電動膨張弁(
5)の開度が絞られる側に補正するよう指令する負荷補
正指令手段(54)と、上記高圧補正指令手段(52)
及び負荷補正指令手段(54)の補正指令による補正量
のうち大きい方の補正量と上記低圧補正指令手段(53
)の補正指令による補正量とを加算した値を総合補正量
として、上記最適温度演算手段(50)で演算される最
適温度を補正する補正手段(55D)とを設ける構成と
したものである。
【0015】請求項5の発明の講じた手段は、上記請求
項1,3又は4の発明において、上記補正手段(55)
を、各補正指令手段(52)〜(54)の補正指令によ
る補正量に重み付けをして補正するように構成したもの
である。
【0016】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明では、最適
温度演算手段(50)で演算された吐出冷媒の最適温度
に吐出冷媒温度が収束するよう電動膨張弁(5)の開度
が制御され、電動膨張弁(5)開度の制御により冷媒流
量が調節されるとともに、冷媒の湿り状態が適度に調節
されて最適な冷凍効果を与える状態に冷媒状態が維持さ
れるので、定容量形の圧縮機(1)を使用しながら簡素
な制御により空気調和装置の高い運転効率が得られる。
【0017】一方、凝縮温度検出手段(Thc)で検出
される凝縮温度が高圧設定値を越えると、高圧が過上昇
していわゆる高圧カットが生じるのを避けるべく、高圧
補正指令手段(52)により、電動膨張弁(5)開度が
絞られる側に最適温度を補正するよう補正指令がなされ
る。また、蒸発温度検出手段(The)で検出される蒸
発温度が凍防設定値よりも低いときには、蒸発器(6)
の凍結を防止すべく、低圧補正指令手段(53)により
、電動膨張弁(5)開度を絞る側に最適温度を補正する
よう補正指令がなされる。その際、高圧補正指令手段(
52)と低圧補正指令手段(53)との間では、電動膨
張弁(5)開度を絞る側と増大させる側と互いに相反す
る変更要求がなされるが、補正手段(55A)により、
各補正指令による補正量の和を総合補正量とされるので
、相反する変更要求間のバランスが図られる。すなわち
、一つの制御パラメ―タだけの一時的な変化に捉われる
ことなく他の制御パラメ―タを考慮することで、制御状
態が今後遷移していくべき状態に電動膨張弁(5)開度
が最もよく適応するよう制御されることになる。したが
って、ハンチングが防止され、安定した運転状態が維持
されることになる。
【0018】請求項2の発明では、凝縮温度が高圧設定
値よりも大きいときには高圧補正指令手段(52)によ
り電動膨張弁(5)開度が絞られる側に最適温度を補正
するよう補正指令がなされるとともに、負荷検出手段(
Thr)で検出される要求能力が負荷設定値よりも小さ
いときには、冷媒流量を低減させて能力を調節すべく、
負荷補正指令手段(54)により、電動膨張弁(5)開
度が絞られる側に最適温度を補正するよう補正指令がな
される。その際、高圧補正指令手段(52)と負荷補正
指令手段(54)との間では、いずれも電動膨張弁(5
)開度を絞るように補正指令がなされるが、補正手段(
55B)により、このうち大きなほうの補正量だけを総
合補正量とすることで、同方向への開度変更の重畳によ
る過大な制御が回避される。したがって、ハンチングが
防止され、安定した運転状態が維持されることになる。
【0019】請求項3の発明では、蒸発温度が凍防設定
値よりも低いときには低圧補正指令手段(53)により
電動膨張弁(5)開度を絞る側に最適温度を補正するよ
う補正指令がなされるとともに、要求能力が負荷設定値
よりも小さいときには負荷補正指令手段(54)により
電動膨張弁(5)開度が絞られる側に最適温度を補正す
るよう補正指令がなされる。その際、低圧補正指令手段
(53)と負荷補正指令手段(54)との間では、電動
膨張弁(5)開度を絞る側と増大させる側と互いに矛盾
する変更要求がなされるが、補正手段(55C)により
、各補正指令による補正量の和を総合補正量とされるの
で、上記請求項1の発明と同様の作用により、ハンチン
グが防止され、安定した運転状態が維持される。
【0020】請求項4の発明では、凝縮温度が高圧設定
値よりも大きいときには高圧補正指令手段(52)によ
り電動膨張弁(5)開度が絞られる側に最適温度を補正
するよう補正指令がなされ、要求能力が負荷設定値より
も小さいときには負荷補正指令手段(54)により電動
膨張弁(5)開度が絞られる側に最適温度を補正するよ
う補正指令がなされるとともに、蒸発温度が凍防設定値
よりも低いときには低圧補正指令手段(53)により電
動膨張弁(5)開度を絞る側に最適温度を補正するよう
補正指令がなされる。その際、補正手段(55D)によ
り、高圧補正指令手段(52)と負荷補正指令手段(5
4)とのごとく電動膨張弁(5)開度を増大させる側の
補正指令については大きい側の補正量を選択値とし、低
圧補正指令手段(53)による補正量と加算して総合補
正量とされるので、同方向への開度変更の重畳による過
大な制御を回避しながら、相反する開度変更要求間のバ
ランスが図られ、特に顕著なハンチング防止効果が得ら
れることになる。
【0021】請求項5の発明では、各補正指令による補
正量に重み付けして加算されるので、総合補正量がより
微細に調節されることになる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図2以下の
図面に基づき説明する。
【0023】図2は本発明を適用した空気調和装置の冷
媒配管系統を示し、(1)は定容量形圧縮機、(2)は
冷房運転時には図中実線のごとく、暖房運転時には図中
破線のごとく切換わる四路切換弁、(3)は冷房運転時
には凝縮器として、暖房運転時には蒸発器として機能す
る室外熱交換器、(4)は液冷媒を貯留するためのレシ
―バ、(5)は冷媒の減圧機能と冷媒流量の調節機能と
を有する電動膨張弁、(6)は室内に設置され、冷房運
転時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器として機
能する室内熱交換器、(7)は圧縮機(1)の吸入管に
介設され、吸入冷媒中の液冷媒を除去するためのアキュ
ムレ―タである。
【0024】上記各機器(1)〜(7)は冷媒配管(8
)により順次接続され、冷媒の循環により熱移動を生ぜ
しめるようにした冷媒回路(9)が構成されている。な
お、(13)は室外熱交換器(3)の液管側に介設され
た過冷却用キャピラリチュ―ブである。
【0025】ここで、上記冷媒回路(9)の圧縮機(1
)吐出側には、吐出冷媒中の油を回収するための油回収
器(10)が介設されていて、該油回収器(10)から
圧縮機(1)−アキュムレ―タ(7)間の吸入管まで、
油回収器(10)の油を圧縮機(1)の吸入側に戻すた
めの油戻し通路(11)が流量調節弁(12)を介して
設けられている。
【0026】また、冷媒回路(9)の液管において、上
記レシ―バ(4)と電動膨張弁(5)とは、電動膨張弁
(5)がレシ―バ(4)の下部つまり液部に連通するよ
う共通路(8a)に直列に配置されており、共通路(8
a)のレシ―バ(4)上部側の端部である点(P)と室
外熱交換器(3)との間は、室外熱交換器(3)からレ
シ―バ(4)への冷媒の流通のみを許容する第1逆止弁
(D1)を介して第1流入路(8b)により、上記共通
路(8a)の点(P)と室内熱交換器(6)との間は室
内熱交換器(6)からレシ―バ(4)への冷媒の流通の
みを許容する第2逆止弁(D2)を介して第2流入路(
8c)によりそれぞれ接続されている一方、共通路(8
a)の上記電動膨張弁(5)他端側の端部である点(Q
)と上記第1逆止弁(D1)−室外熱交換器(3)間の
点(S)との間は電動膨張弁(5)から室外熱交換器(
3)への冷媒の流通のみを許容する第3逆止弁(D3)
を介して第1流出路(8d)により、共通路(8a)の
上記点(Q)と上記第2逆止弁(D2)−室内熱交換器
(6)間の点(R)との間は電動膨張弁(5)から室内
熱交換器(6)への冷媒の流通のみを許容する第4逆止
弁(D4)を介して第2流出路(8e)によりそれぞれ
接続されている。また、上記共通路(8a)のレシ―バ
上流側の1点(W)と第2流出路(8e)の第4逆止弁
(D4)上流側の点(U)との間には、キャピラリチュ
―ブ(C)を介設してなる液封防止バイパス路(8f)
が設けられており、圧縮機(1)の停止時における液封
を防止するようになされている。
【0027】また、空気調和装置には、センサ類が配置
されていて、(Th2)は圧縮機(1)の吐出管に配置
され、吐出冷媒温度を検出する吐出温検出手段としての
吐出管センサ、(Thc)は室外熱交換器(3)の液管
に配置され、冷房運転時に冷媒の凝縮温度を検出する凝
縮温度検出手段として機能する外熱交センサ、(Tha
)は室外熱交換器(3)の空気吸込口に配置され、外気
温度を検出する外気温センサ、(The)は室内熱交換
器(6)の液管に配置され、冷房運転時に蒸発温度を検
出する蒸発温度検出手段として機能する内熱交センサ、
(Thr)は室内熱交換器(6)の空気吸込口に配置さ
れ、吸込空気温度Tr から室内の設定温度との差温Δ
Tr (要求能力)を検出する能力検出手段としての室
温センサ、(HPS)は高圧側圧力が上限に達すると作
動して異常停止させる保護用高圧スイッチ、(LPS)
は低圧側圧力が下限に達すると作動して異常停止させる
保護用低圧スイッチであって、上記各センサ類は、空気
調和装置の運転を制御するためのコントロ―ラ(図示せ
ず)に信号の入力可能に接続されており、該コントロ―
ラにより、センサの信号に応じて各機器の運転を制御す
るようになされている。
【0028】上記冷媒回路(9)において、冷房運転時
には、室外熱交換器(3)で凝縮液化された液冷媒が第
1流通路(8b)から共通路(8a)に流れてレシ―バ
(4)に貯溜され、電動膨張弁(5)で減圧された後、
第2流出路(8e)を経て室内熱交換器(6)で蒸発し
て圧縮機(1)に戻る循環となる。また、暖房運転時に
は、室内熱交換器(6)で凝縮液化された液冷媒が第2
流通路(8c)から共通路(8a)に流れてレシ―バ(
4)に貯溜され、電動膨張弁(5)で減圧された後、第
1流出路(8d)を経て室外熱交換器(3)で蒸発して
圧縮機(1)に戻る循環となる。
【0029】次に、上記コントロ―ラによる冷房運転時
における電動膨張弁(5)開度の制御内容について、図
3のフロ―チャ―トに基づき説明する。まず、ステップ
ST1で、上記内熱交センサ(The)で検出される冷
媒の蒸発温度Te と、上記外熱交センサ(Thc)で
検出される冷媒の凝縮温度Tc とから、下記式Tk 
=4−1.13Te +1.72Tc に基づき、最適
な冷凍効果を与える吐出冷媒の最適温度Tk を演算す
る。
【0030】次に、ステップST2〜ST4で、下記手
順により高圧上昇防止制御を行う。すなわち、ステップ
ST2で、凝縮温度Tc が高圧カットを招く上限値よ
りも低く設定された高圧設定値53(℃)よりも高いか
否かを判別し、Tc >53(53℃)でなければ開度
変更不要と判断してステップST3で電動膨張弁(5)
の開度変更量に相当する最適温度Tk の高圧補正量A
h を「0」とする一方、Tc >53(℃)になると
、高圧カットを防止すべく、ステップST4に移行して
Ah =Tc −53とする。つまり、電動膨張弁(5
)の開度を絞るべく、高圧補正量Ah は常に正の値に
なる。
【0031】そして、ステップST5〜ST7で、下記
手順により室内熱交換器(6)の凍結防止制御を行う。 すなわち、ステップST5で、蒸発温度Te が凍結防
止のための凍防設定値0(℃)よりも低いか否かを判別
し、Te <0(℃)でなければステップST6で、最
適温度Tk の低圧補正量Al を「0」にする一方、
Te <0(℃)になると、室内熱交換器(6)の凍結
の虞れがあると判断して、ステップST7に移行してA
l =Te とする。つまり、電動膨張弁(5)の開度
を増大させるべく、低圧補正量Al は常に負の値とな
る。
【0032】さらに、ステップST8〜ST10で、下
記手順により室内負荷に応じた室内熱交換器(6)の能
力調節制御を行う。すなわち、ステップST8で、上記
室温センサ(Thr)により検出される室温Tr とそ
の設定温度Ts との差温ΔTr (=Tr −Ts 
)が差温設定値3(℃)よりも小さいか否かを判別し、
ΔTr <3(℃)でなければステップST9で最適温
度Tk の負荷補正量Ar を「0」にする一方、ΔT
r <3(℃)になると、冷媒流量を低減すべく、ステ
ップST10に移行して、Ar =3−ΔTr とする
。つまり、電動膨張弁(5)の開度を絞るべく、負荷補
正量Ar は常に正の値になる。
【0033】以上により、各制御による電動膨張弁(5
)の開度変更指令を出力すると、ステップST11に進
んで、上記開度変更指令による最適温度Tk の補正量
のうち正の高圧及び負荷補正量Ah ,Ar について
、大きいほうを選択値Ax として採用し、さらに、ス
テップST12で、この選択値Ax と上記負の低圧補
正量Al との和に所定の重み係数αy (αy は例
えば「2」程度の重み係数)を乗じて、下記式 Ay =αy (Ax +Al ) により総合補正量Ay を演算する。
【0034】そして、ステップST13で、Tk =T
k +Ay として、上記ステップST1で演算して最
適温度Tk を補正し、ステップST14で、上記吐出
管センサ(Th2)で検出される吐出冷媒温度T2 が
この最適温度Tk に収束するよう電動膨張弁(5)の
開度を制御する。
【0035】上記フロ―において、ステップST1の制
御により本発明にいう最適温度演算手段(50)が構成
され、ステップST14の制御により開度制御手段(5
1)が構成されている。また、上記ステップST4の制
御により高圧補正指令手段(52)が構成され、ステッ
プST7の制御により低圧補正指令手段(53)が構成
され、ステップST10の制御により負荷補正指令手段
(54)が構成されている。さらに、ステップST13
の制御により請求項4の発明にいう補正手段(55D)
が構成されている。
【0036】なお、上記実施例は請求項4の発明による
制御について説明したが、請求項1〜3の発明について
は、それぞれ上記実施例の各ステップの一部を除いたも
のであることは明らかであり、説明を省略する。
【0037】したがって、上記実施例では、最適温度演
算手段(50)で演算された吐出冷媒の最適温度Tk 
に吐出冷媒温度T2 が収束するよう電動膨張弁(5)
の開度が制御される。つまり、電動膨張弁(5)開度の
制御により冷媒流量が調節されるとともに、冷媒の湿り
状態が適度に調節されて最適な冷凍効果を与える状態に
冷媒状態が維持されるので、定容量形の圧縮機(1)を
使用しながら簡素な制御により空気調和装置の高い運転
効率が得られる。
【0038】一方、運転状態によっては高圧が過上昇し
ていわゆる高圧カットが生じるのを避けるために電動膨
張弁(5)開度を絞りたい場合があるが、上記実施例で
は、外熱交センサ(Thc)で検出される凝縮温度Tc
 が高圧設定値53℃を越えると、高圧補正指令手段(
52)により、その超過分(Tc −53)だけ最適温
度Tk を上昇させるようつまり電動膨張弁(5)開度
が絞られる側に最適温度Tk を補正するよう補正指令
がなされる。また、室内熱交換器(6)温度が低下して
凍結が生じるのを避けるべく、電動膨張弁(5)開度を
増大させたいときがあるが、内熱交センサ(The)で
検出される蒸発温度Te が凍防設定値0(℃)よりも
低いときには、低圧補正指令手段(53)により、最適
温度Tk を低下させるようつまり電動膨張弁(5)開
度を絞る側に最適温度Tk を補正するよう補正指令が
なされる。さらに、室内負荷が小さくなると冷媒流量を
低減させるよう能力を調節する必要があるが、上記実施
例では、室温センサ(Thr)で検出される要求能力Δ
Tr が負荷設定値3(℃)よりも小さくなると、負荷
補正指令手段(54)により、最適温度Tk を増大す
るようつまり電動膨張弁(5)開度を絞るよう補正指令
がなされる。
【0039】その際、高圧補正指令手段(52)と低圧
補正指令手段(53)との間、又は低圧補正指令手段(
53)と負荷補正指令手段(54)との間では、電動膨
張弁(5)開度を絞る側と増大させる側と互いに矛盾す
る変更要求がなされるが、請求項1又は3の発明におけ
る補正手段(55A)又は(55C)により、各補正指
令による補正量Ah とAl 、Al とAr の和を
総合補正量とされるので、相反する開度変更要求間のバ
ランスが図られる。すなわち、一つの制御パラメ―タだ
けの一時的な変化に捉われることなく他の制御パラメ―
タを考慮することで、制御状態が今後遷移していくべき
状態に電動膨張弁(5)開度が最もよく適応するよう制
御される。したがって、ハンチングが防止され、安定し
た運転状態が維持されることになる。
【0040】また、高圧補正指令手段(52)と負荷補
正指令手段(54)との間では、いずれも電動膨張弁(
5)開度を絞るように補正指令がなされるが、請求項2
の発明における補正手段(55B)により、このうち大
きなほうの補正量だけを総合補正量とすることで、電動
膨張弁(5)開度の変更の重畳による過大な制御が回避
される。したがって、ハンチングが防止され、安定した
運転状態が維持されることになる。
【0041】さらに、上記のような各補正指令手段(5
2)〜(54)をすべて総合するに際し、請求項4の発
明における補正手段(55D)により、高圧補正指令手
段(52)と負荷補正指令手段(54)とのごとく電動
膨張弁(5)開度を増大させる側の補正指令については
大きい側の補正量を選択値Ax とし、低圧補正指令手
段(53)による補正量Al と加算して総合補正量と
した場合には、同方向への開度変更の重畳による過大な
制御を回避しながら、相反する開度変更要求間のバラン
スが図られ、特に顕著なハンチング防止効果が得られる
ことになる。
【0042】また、上記実施例のように、上記選択値A
x と補正量Alとの和に重み係数αy を乗じて総合
補正量Ay を算出することで、より微細な補正量の調
節が可能となる。ただし、この重み付けの方法は上記実
施例に限定されるものではなく、例えば選択値Ax と
補正量Al とに異なる重み係数を乗じてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、冷凍装置の運転制御装置として、冷媒の蒸発温
度と凝縮温度とに基づき最適な冷凍効果を与える吐出冷
媒の最適温度を演算し、吐出冷媒温度がこの最適温度に
収束するよう電動膨張弁の開度を制御する一方、凝縮温
度が高圧設定値よりも高いときには最適温度を開度減小
側に補正するよう指令し、蒸発温度が凍防設定値よりも
低いときには最適温度を開度増大側に補正するよう指令
するとともに、この両方の指令による補正量を加算した
もので最適温度を補正するようにしたので、相反する開
度変更要求間のバランスを図ることによりハンチングを
防止することができ、よって、安定した運転状態を維持
することができる。
【0044】請求項2の発明によれば、冷凍装置の運転
制御装置として、冷媒の蒸発温度と凝縮温度とに基づき
最適な冷凍効果を与える吐出冷媒の最適温度を演算し、
吐出冷媒温度がこの最適温度に収束するよう電動膨張弁
の開度を制御する一方、凝縮温度が高圧設定値よりも高
いときには最適温度を開度減小側に補正するよう指令し
、要求能力が負荷設定値よりも小さいときには最適温度
を開度減小側に補正するよう指令するとともに、この両
方の指令による補正量のうち大きい方で最適温度を補正
するようにしたので、同方向への開度変更の重畳による
過制御を回避してハンチングを防止することができ、よ
って、安定した運転状態を維持することができる。
【0045】請求項3の発明によれば、冷凍装置の運転
制御装置として、冷媒の蒸発温度と凝縮温度とに基づき
最適な冷凍効果を与える吐出冷媒の最適温度を演算し、
吐出冷媒温度がこの最適温度に収束するよう電動膨張弁
の開度を制御する一方、蒸発温度が凍結設定値よりも低
いときには最適温度を開度増大側に補正するよう指令し
、要求能力が負荷設定値よりも小さいときには最適温度
を開度減小側に補正するよう指令するとともに、この両
方の指令による補正量を加算したもので最適温度を補正
するようにしたので、相反する開度変更要求間のバラン
スを図ることによりハンチングを防止することができ、
よって、安定した運転状態を維持することができる。
【0046】請求項4の発明によれば、冷凍装置の運転
制御装置として、冷媒の蒸発温度と凝縮温度とに基づき
最適な冷凍効果を与える吐出冷媒の最適温度を演算し、
吐出冷媒温度がこの最適温度に収束するよう電動膨張弁
の開度を制御する一方、凝縮温度が高圧設定値よりも高
いときには最適温度を開度減小側に補正するよう指令し
、蒸発温度が凍結設定値よりも低いときには最適温度を
開度増大側に補正するよう指令し、要求能力が負荷設定
値よりも小さいときには最適温度を開度減小側に補正す
るよう指令するとともに、開度減小側の各補正指令によ
る補正量のうち大きい方と開度増大側の補正指令による
補正量とを加算したもので最適温度を補正するようにし
たので、同方向への開度変更の重畳による過制御を回避
しながら相反する開度変更要求間のバランスを図ること
よりハンチングを防止することができ、よって、ハンチ
ング防止効果を顕著に得ることができる。
【0047】請求項5の発明によれば、上記請求項1,
3又は4の発明において、各補正指令による補正量に重
み付けをして加算するようにしたので、最適温度をより
微細に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例に係る空気調和装置の冷媒配管系統図で
ある。
【図3】電動膨張弁開度の制御内容を示すフロ―チャ―
ト図である。
【符号の説明】
1    圧縮機 3    室外熱交換器(凝縮器) 5    電動膨張弁 6    室内熱交換器(蒸発器) 9    冷媒回路 50  最適温度演算手段 51  開度制御手段 52  高圧補正指令手段 53  低圧補正指令手段 54  負荷補正指令手段 55  補正手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧縮機(1)、凝縮器(3)、電動膨
    張弁(5)及び蒸発器(6)を順次接続してなる冷媒回
    路(9)を備えた冷凍装置において、冷媒の蒸発温度を
    検出する蒸発温度検出手段(The)と、冷媒の凝縮温
    度を検出する凝縮温度検出手段(Thc)と、上記蒸発
    温度検出手段(The)及び凝縮温度検出手段(Thc
    )の出力を受け、冷媒の蒸発温度と凝縮温度とに応じて
    、最適な冷凍効果を与える吐出冷媒の最適温度を演算す
    る最適温度演算手段(50)と、吐出冷媒温度を検出す
    る吐出温度検出手段(Th2)と、該吐出温度検出手段
    (Th2)の出力を受け、吐出冷媒温度が上記最適温度
    演算手段(50)で演算される最適温度に収束するよう
    上記電動膨張弁(5)の開度を制御する開度制御手段(
    51)とを備えるとともに、上記凝縮温度検出手段(T
    hc)の出力を受け、凝縮温度が高圧設定値よりも高い
    ときには、上記最適温度演算手段(50)で演算される
    吐出冷媒の最適温度を上記電動膨張弁(5)の開度が絞
    られる側に補正するよう指令する高圧補正指令手段(5
    2)と、上記蒸発温度検出手段(The)の出力を受け
    、蒸発温度が凍防設定値よりも低いときには、上記最適
    温度演算手段(50)で演算される吐出冷媒の最適温度
    を上記電動膨張弁(5)の開度が増大する側に補正する
    よう指令する低圧補正指令手段(53)と、上記各補正
    指令手段(52),(53)の補正指令による補正量の
    和を総合補正量として、上記最適温度演算手段(50)
    で演算される最適温度を補正する補正手段(55A)と
    を備えたことを特徴とする冷凍装置の運転制御装置。
  2. 【請求項2】  圧縮機(1)、凝縮器(3)、電動膨
    張弁(5)及び蒸発器(6)を順次接続してなる冷媒回
    路(9)を備えた冷凍装置において、冷媒の蒸発温度を
    検出する蒸発温度検出手段(The)と、冷媒の凝縮温
    度を検出する凝縮温度検出手段(Thc)と、上記蒸発
    温度検出手段(The)及び凝縮温度検出手段(Thc
    )の出力を受け、冷媒の蒸発温度と凝縮温度とに応じて
    、最適な冷凍効果を与える吐出冷媒の最適温度を演算す
    る最適温度演算手段(50)と、吐出冷媒温度を検出す
    る吐出温度検出手段(Th2)と、該吐出温度検出手段
    (Th2)の出力を受け、吐出冷媒温度が上記最適温度
    演算手段(50)で演算される最適温度に収束するよう
    上記電動膨張弁(5)の開度を制御する開度制御手段(
    51)とを備えるとともに、上記凝縮温度検出手段(T
    hc)の出力を受け、凝縮温度が高圧設定値よりも高い
    ときには、上記最適温度演算手段(50)で演算される
    吐出冷媒の最適温度を上記電動膨張弁(5)の開度が絞
    られる側に補正するよう指令する高圧補正指令手段(5
    2)と、要求能力を検出する負荷検出手段(Thr)と
    、該負荷検出手段(Thr)の出力を受け、要求能力が
    負荷設定値よりも小さい時には、上記最適温度演算手段
    (50)で演算される吐出冷媒の最適温度を上記電動膨
    張弁(5)の開度が絞られる側に補正するよう指令する
    負荷補正指令手段(54)と、上記各補正指令手段(5
    2),(54)の出力を受け、各補正指令による補正量
    のうち大きい方を総合補正量として、上記最適温度演算
    手段(50)で演算される最適温度を補正する補正手段
    (55B)とを備えたことを特徴とする冷凍装置の運転
    制御装置。
  3. 【請求項3】  圧縮機(1)、凝縮器(3)、電動膨
    張弁(5)及び蒸発器(6)を順次接続してなる冷媒回
    路(9)を備えた冷凍装置において、冷媒の蒸発温度を
    検出する蒸発温度検出手段(The)と、冷媒の凝縮温
    度を検出する凝縮温度検出手段(Thc)と、上記蒸発
    温度検出手段(The)及び凝縮温度検出手段(Thc
    )の出力を受け、冷媒の蒸発温度と凝縮温度とに応じて
    、最適な冷凍効果を与える吐出冷媒の最適温度を演算す
    る最適温度演算手段(50)と、吐出冷媒温度を検出す
    る吐出温度検出手段(Th2)と、該吐出温度検出手段
    (Th2)の出力を受け、吐出冷媒温度が上記最適温度
    演算手段(50)で演算される最適温度に収束するよう
    上記電動膨張弁(5)の開度を制御する開度制御手段(
    51)とを備えるとともに、上記蒸発温度検出手段(T
    he)の出力を受け、蒸発温度が凍防設定値よりも低い
    ときには、上記最適温度演算手段(50)で演算される
    吐出冷媒の最適温度を上記電動膨張弁(5)の開度が増
    大する側に補正するよう指令する低圧補正指令手段(5
    3)と、要求能力を検出する負荷検出手段(Thr)と
    、該負荷検出手段(Thr)の出力を受け、要求能力が
    負荷設定値よりも小さい時には、上記最適温度演算手段
    (50)で演算される吐出冷媒の最適温度を上記電動膨
    張弁(5)の開度が絞られる側に補正するよう指令する
    負荷補正指令手段(54)と、上記各補正指令手段(5
    3),(54)の補正指令による補正量の和を総合補正
    量として、上記最適温度演算手段(50)で演算される
    最適温度を補正する補正手段(55C)とを備えたこと
    を特徴とする冷凍装置の運転制御装置。
  4. 【請求項4】  圧縮機(1)、凝縮器(3)、電動膨
    張弁(5)及び蒸発器(6)を順次接続してなる冷媒回
    路(9)を備えた冷凍装置において、冷媒の蒸発温度を
    検出する蒸発温度検出手段(The)と、冷媒の凝縮温
    度を検出する凝縮温度検出手段(Thc)と、上記蒸発
    温度検出手段(The)及び凝縮温度検出手段(Thc
    )の出力を受け、冷媒の蒸発温度と凝縮温度とに応じて
    、最適な冷凍効果を与える吐出冷媒の最適温度を演算す
    る最適温度演算手段(50)と、吐出冷媒温度を検出す
    る吐出温度検出手段(Th2)と、該吐出温度検出手段
    (Th2)の出力を受け、吐出冷媒温度が上記最適温度
    演算手段(50)で演算される最適温度に収束するよう
    上記電動膨張弁(5)の開度を制御する開度制御手段(
    51)とを備えるとともに、上記凝縮温度検出手段(T
    hc)の出力を受け、凝縮温度が高圧設定値よりも高い
    ときには、上記最適温度演算手段(50)で演算される
    吐出冷媒の最適温度を上記電動膨張弁(5)の開度が絞
    られる側に補正するよう指令する高圧補正指令手段(5
    2)と、上記蒸発温度検出手段(The)の出力を受け
    、蒸発温度が凍防設定値よりも低いときには、上記最適
    温度演算手段(50)で演算される吐出冷媒の最適温度
    を上記電動膨張弁(5)の開度が増大する側に補正する
    よう指令する低圧補正指令手段(53)と、要求能力を
    検出する負荷検出手段(Thr)と、該負荷検出手段(
    Thr)の出力を受け、要求能力が負荷設定値よりも小
    さい時には、上記最適温度演算手段(50)で演算され
    る吐出冷媒の最適温度を上記電動膨張弁(5)の開度が
    絞られる側に補正するよう指令する負荷補正指令手段(
    54)と、上記高圧補正指令手段(52)及び負荷補正
    指令手段(54)の補正指令による補正量のうち大きい
    方の補正量と上記低圧補正指令手段(53)の補正指令
    による補正量とを加算した値を総合補正量として、上記
    最適温度演算手段(50)で演算される最適温度を補正
    する補正手段(55D)とを備えたことを特徴とする冷
    凍装置の運転制御装置。
  5. 【請求項5】  請求項1,3又は4記載の冷凍装置の
    運転制御装置において、上記補正手段(55)は、各補
    正指令手段(52)〜(54)の補正指令による補正量
    に重み付けをして補正するものであることを特徴とする
    冷凍装置の運転制御装置。
JP40956090A 1990-12-28 1990-12-28 冷凍装置の運転制御装置 Expired - Lifetime JP2500524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40956090A JP2500524B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 冷凍装置の運転制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40956090A JP2500524B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 冷凍装置の運転制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04251156A true JPH04251156A (ja) 1992-09-07
JP2500524B2 JP2500524B2 (ja) 1996-05-29

Family

ID=18518887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP40956090A Expired - Lifetime JP2500524B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 冷凍装置の運転制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2500524B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007298203A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2010236712A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Daikin Ind Ltd 冷凍装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6433709B2 (ja) * 2014-07-30 2018-12-05 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 ターボ冷凍機及びその制御装置並びにその制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007298203A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2010236712A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Daikin Ind Ltd 冷凍装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2500524B2 (ja) 1996-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6109533A (en) Air conditioner and refrigerant heater outlet temperature control method
JPH11501114A (ja) 膨張弁のフィードフォワード制御
AU2008245179A1 (en) Refrigerant charging device, refrigeration device, and refrigerant charging method
JP3208923B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP3147588B2 (ja) 冷凍装置
JPH04251156A (ja) 冷凍装置の運転制御装置
JPH04222341A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP4298388B2 (ja) 空気調和装置及び空気調和装置の制御方法
JP2757685B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JPH0833245B2 (ja) 冷凍装置の運転制御装置
JP2522116B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
AU2018353990B2 (en) Refrigeration system and method of refrigeration load control
CN110686419B (zh) 制冷系统的控制方法、制冷系统和空调器
JP2755040B2 (ja) ヒートポンプシステム
JPH0243011Y2 (ja)
JPH04251143A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JPH0419408Y2 (ja)
JP2503785B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
KR20060121048A (ko) 에어컨의 압축기 보호 장치 및 방법
JPH08296883A (ja) 空気調和機
JP2999870B2 (ja) エンジン駆動式空気調和装置
JP3094998B2 (ja) 二元冷凍装置
JPH04222350A (ja) 冷凍装置の運転制御装置
JPS5835971Y2 (ja) 冷凍装置
JPH04251144A (ja) 空気調和装置の運転制御装置