JPH04250956A - 生産情報伝達方法 - Google Patents

生産情報伝達方法

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Publication number
JPH04250956A
JPH04250956A JP2417426A JP41742690A JPH04250956A JP H04250956 A JPH04250956 A JP H04250956A JP 2417426 A JP2417426 A JP 2417426A JP 41742690 A JP41742690 A JP 41742690A JP H04250956 A JPH04250956 A JP H04250956A
Authority
JP
Japan
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work
data
production information
pallet
station
Prior art date
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Pending
Application number
JP2417426A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Sakamoto
俊治 坂本
Toshihiko Hoshino
星野 俊彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH04250956A publication Critical patent/JPH04250956A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一連の作業ステーショ
ンにおける作業を、ワークに付設されたワークIDの情
報に基づいて行なうようにした生産情報伝達方法に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】例えば自動車の組立ラインの如き所定のワ
ーク生産作業ラインにおいて、直列に配列して配置され
た種々の作業用設備に対してコンピュータを内蔵したブ
ース側サブシーケンス制御ユニットを設け、斯かるサブ
シーケンス制御ユニットに対し、ホストコンピュータよ
り各設備が順次行なうべき動作についてのワークIDに
応じたシーケンス制御を行なうようにして、作業工程の
自動化を図ることが知られている。このようなシーケン
ス制御が行なわれる際には、上記ホストコンピュータ側
のシーケンス制御ユニットのメモリに内蔵されているシ
ーケンス制御プログラムが上記ブース側サブシーケンス
制御ユニットにロードされ、当該ブース側サブシーケン
ス制御ユニットが、上記自動車等生産ラインにおける個
々の生産動作についての各シーケンス制御が行なわれる
べき各ステーションの設備単位、すなわち、シーケンス
制御対象設備の動作制御の各段階を上記ホスト側からの
シーケンス制御プログラムに従って逐次合理的に進めて
いくようになっている(例えば特開昭61−10807
9号公報参照)。
【0003】すなわち、順次作業ステーションに送り込
まれてくるワークにワークIDが付設され、このワーク
IDからの生産情報に基づいて各作業ステーションでの
作業が行なわれる。
【0004】ところで、このような生産作業ラインでは
、パレット上にワークを載置した状態で各ステーション
へ送り込み、このパレットにワークIDを付設して、ワ
ークIDの再利用の便宜を図るようにするのが一般的で
ある。
【0005】このため、ワークと、このワークが載置さ
れたパレット(ワークID)との間の整合性が問題とな
る。この問題について説明すると、ワークはその送り込
む順番で管理されており、また各パレットのワークID
についても送り込む順番に基づいてワークの生産情報の
書き込みが行なわれる。したがって、一のパレットのワ
ークIDに書き込まれるべき情報が次のパレットのワー
クIDに書き込まれたような場合には、ワークとパレッ
ト(ワークID)との間に不整合関係が発生し、その後
の作業に混乱を生ずることになる。
【0006】このような問題は、ラインの立ち上げ直後
に発生し易い。すなわち、ワ−クIDに生産情報を書き
込むのに時間が必要である。このためパレットの送り速
度が不均一なとき、特にライン生産を開始するときある
いは再開するときに、上述の問題が発生し易い。
【0007】このような問題に対し、現状では、ライン
生産の開始あるいは再開した直後は、各ステーションに
送り込まれてくるワークと、このワークが載置されたパ
レット(ワークID)との整合性を作業者がチェックし
た後に、当該ステーションでの作業を行なうようにされ
ていたが、このような作業は時間を要するものである。
【0008】そこで、本発明の目的は、ワークと、ワー
クID(パレット)に記憶されている生産情報との間の
整合性のチェック及びこれらの間の不整合に基づく作業
効率の低下の問題を解消するようにした生産情報伝達方
法を提供することにある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】かかる技術的課題を達
成すべく、本発明にあっては、ワークに関する生産情報
を記憶したワークIDがワークを載置するパレットに付
設され、該ワークが前記パレットに載置された状態で順
次送り込まれる一連の作業ステーションで前記ワークI
Dの生産情報を読み取って該生産情報に基づいて作業す
る生産情報伝達方法を前提として、前記ワークIDに、
該ワークIDが付設されたワークを含む連続する他のワ
ークの生産情報を書き込む工程と、前記一連の作業ステ
ーションのうち、少なくとも3つの作業ステーションに
おいて、前記ワークIDの一連の生産情報を読み込む工
程と、前記少なくとも3つの作業ステーションで読み込
まれた前記一連の生産情報のうち、共通する1つのワー
クの生産情報を照合する工程と、該生産情報の照合結果
に基づいて、ワークと、当該ワークに載置されたパレッ
トに付設されたワークIDの生産情報との不整合を検出
する工程と、ワークと、当該ワークが載置されたパレッ
トに付設されたワークIDの生産情報とが不整合である
と検出されたワークIDに対して、正規の生産情報を書
き直す工程と、を備えた構成としてある。
【0010】
【実施例】図1等は、本発明の実施例に係る自動車の組
立ラインにおける作業内容指示装置の構成および作用を
示している。
【0011】組立ライン全体レイアウト先ず図1は、同
本実施例における自動車の組立ライン1の全体的な構成
(設備のレイアウト構成)を示している。該本実施例の
自動車の組立ライン1は、自動車の車体の最終的な組立
完成ラインとして構成されており、例えばハンガーフレ
ーム等の搬送手段に吊持されて移載されてくる自動車の
車体(ボディ)に対して例えばエンジンやサスペンショ
ン、フューエルタンク等のアッセンブリをボルトなどの
ネジ締結部材を使用して同車体側に締結することによっ
て組付ける自動機による組付作業ステーションおよび人
間作業によるそれらの修正作業ステーションを直列に配
設して構成されている。
【0012】すなわち、該自動車の組立ライン1は、図
1から明らかなように、大別すると、(1)車体の搬入
位置決めステーション1A、(2)エンジン、サスペン
ション等の組付部品搬入ステーション1B、(3)ロボ
ット作業による自動機組付作業ステーション1C、(4
)人間系の作業による第1のバックアップ修正ラインと
しての上回り手直し作業ステーション1D、(5)トッ
プシーリングの張設等上回りの補助作業ステーション1
E、(6)同じくもうひとつの人間系の作業により第2
のバックアップ修正ラインである下回りの手直し作業ス
テーション1F、(7)組付完了車体返送ステーション
1G、(8)組付部品搭載ステーション1H、(9)部
品調整作業ステーション11等の複数の作業ステーショ
ンを備えて構成されている。
【0013】自動組付ライン 先ずメインラインとも言うべき上記ロボット作業による
車体組付ラインである自動機組付作業ステーション1C
は、その前段側に上述した車体搬入位置決めステーショ
ン1Aと組付部品搬入ステーション1Bとを有し、該車
体搬入の所でオーバヘッド型の車体移送ライン3によっ
てNo1ポジションに搬入される。ここでの自動車の車
体6は、例えば塗装は完了しているが、組付ワークとし
てのエンジン、サスペンション、フューエルタンク等の
各種車両構成部分が未だ組付られていない状態のものが
対象となっている。
【0014】該搬入状態の車体6は、例えば図2に示さ
れているように上記車体移送ライン3の搬入用ガイドレ
ール3aに対して昇降シリンダ21a、21aを備えた
昇降式のハンガーフレーム21を介して吊持された状態
で上記車体搬入位置決めステーション1A上のNo1ポ
ジション位置まで搬送されてくる。
【0015】そして、その後、同車体搬入位置決めステ
ーション1A上の上記No1ポジションからNo2ポジ
ションに移る過程で上記車体6は下方に降ろされて図示
しないリフターに載せられ、やがてNo3ポジションに
到ってリフター上での車体の正確な位置決めと該位置決
め状態の計測が行なわれる。そして、その上で次に上記
リフターによりリフトされた状態で次段の組付部品搬入
ステーション1BのNo4ポジション上に移送される。
【0016】該組付部品搬入ステーション1BのNo4
ポジション上には、後述する組付部品搭載ステーション
1Hで前側のサブパレット(図示せず)上に予めフロン
トサスペンションを組付けたエンジン14が、また後側
のサブパレット(図示せず)上にリアサスペンション1
5が各々搭載され、続く部品調整作業ステーション11
で当該搭載部品の位置その他を正確に調整されたワーク
搬送用のワークパレット(メインパレット)13が横方
向から順次移送されてくるようになっており、上記のよ
うに上方側に車体6が移送された時には下方側に同ワー
クパレット13が対応するようになっている。
【0017】そして、該組付部品搬入ステーション1B
以降の当該自動車組立ライン1のライン構造は、例えば
図2および図3に詳細に示すように、先ずワークパレッ
ト13と該ワークパレット13を搬送するワークパレッ
ト搬送装置17とから構成されている。ワークパレット
搬送装置17は、上部側に上記ワークパレット13の下
面を支持する多数の支持ローラ23、23・・を備えた
左右一対のガイド部24L、24Rと、該ガイド部24
L、24Rに沿って平行に沿設された一対の搬送レール
25L、25Rと、それぞれが上記ワークパレット13
を係止するパレット係止部26を有し、各々上記搬送レ
ール25L、25Rに沿って自由に移動するように構成
された左右一対のパレット搬送台27L、27Rと、該
パレット搬送台27L、27Rを上記搬送レール25、
25Rに沿って駆動する図示しないリニアモータ機構と
から構成されている。
【0018】そして、上記の如く組付部品搬入ステーシ
ョン1BのNo4ポジション上には、図2の如く、上方
側の車体6に対し下方側にエンジン14とリアサスペン
ション15とを搭載したワークパレット13が同期して
対応するように搬入され、次の自動機組付作業ステーシ
ョン1C側の最初の作業ポジションであるNo5ポジシ
ョンの所でリフターにより車体6が下降されやがて同リ
フターから車体6が外されて図2において右寄りのNo
5ポジションに図示するように車体および部品の両者が
正確にドッキングされる。
【0019】すなわち、自動機組付作業ステーションに
は、フロントサスペンション及びリアサスペンション1
5の組付け時において、フロントサスペンションにおけ
る図示しないストラット及びリアサスペンション15に
おけるストラット15Aを夫々支持して組付姿勢をとら
せる一対の左右前方側クランプアーム30L及び30R
、及び同じく一対の左右後方側クランクアーム31L及
び31Rがそれぞれ設けられている。そして、上記左右
前方側クランプアーム30L及び30Rは、夫々、固定
基台35L及び35R上において、それらの先端部がフ
ロントサスペンションのストラットに係合した状態のも
とで、例えば前後左右に移動可能に形成されているとと
もに、左右後方のクランプアーム31L及び31Rが、
夫々、固定基台37L及び37R上において、それらの
先端部がリアサスペンション15におけるストラット1
5Aに係合した状態のもとで前後左右に移動可能となる
ように構成されていて、左右前方クランプアーム30L
及び30R、及び左右後方クランプアーム31L及び3
1Rが、上述したドッキング装置40を形成している。
【0020】また、搬送レール25L及び25Rにそれ
ぞれ平行に伸びて設置された一対のスライドレール41
L及び41Rと、該スライドレール41L及び41Rに
沿ってスライドする可動部材42と、該可動部材42を
駆動するモータ43等から成るスライド装置45とが設
けられており、このスライド装置45における可動部材
42には、ワークパレット13上に設けられた可動エン
ジン支持部材(図示は省略されている)に係合する係合
手段46が設けられている。スライド装置45は、上記
オーバヘッド式の移載装置16における昇降ハンガーフ
レーム21により支持されたボディ11に、ワークパレ
ット13上に配されたエンジン14、フロントサスペン
ション及びリアサスペンション15が組み合わされる際
、その係合手段4が昇降パレット基準ピン47により位
置決めされたワークパレット13上の可動エンジン支持
部材に係合した状態で前後移動せしめられ、それにより
、車体6に対してエンジン14を前後移動させて、車体
6とエンジン14との干渉を回避するように構成されて
いる。
【0021】さらに、上記の如く車体6に組み合わされ
たエンジン14及びフロントサスペンションを締結する
ためのボルト又は螺子締め作業を行なうロボット48A
、及び同じく車体6に組み合わされたリアサスペンショ
ン15を締結するためのボルト又は螺子締め作業を行な
うロボット48Bが各々配置されている。そして、上記
のようにしてワークパレット側組付部品とのドッキング
が完了した車体6は、順次自動組付作業ステーション1
CのNo6〜No14の各作業ステーション(ポジショ
ン)に所定の時間間隔で移行されて(間欠送り)、各作
業ステ−ションにおいて、ロボットを用いてフェ−ルタ
ンク等の組付が行なわれる。
【0022】修正ライン また、該自動機組付作業ステーション1C以降には、該
自動機組付作業ステーション1CのNo5〜No14の
各作業ポジションで行なわれた車両上回り及び下回りの
各手直し作業ステーション1D、1Fとそれらの中間に
位置する補助作業ステーション1E、更に2種の手直し
作業も終了した組付完了車体を所定の位置に移送又は返
送する組付完了車体返送ステーション1Gが、それぞれ
設けられている。
【0023】まず上述の上回り手直し作業ステーション
1D、たとえば図1に示すようにN15〜No19の5
つの単位作業ステーションを有し、その内の少なくとも
3つの作業ステーションNo16、No17、No18
には、各々不具合データ表示用CRT7a〜7cが設け
られて、このCRT7a〜7cの表示に基づいて、例え
ばボルトの締め直し等が行なわれる。一方、符号LS1
 〜LS6 は、それぞれリミットスイッチであり、上
記No15〜No19ポジションへのワークパレット1
3、13・・・の搬入を検出するようになっている。
【0024】上記補助作業ステーション1Eは、たとえ
ばNo20とNo21の2つの単位作業ステーションを
備え、車室内トップシーリングの張設など車体上回りの
修正作業完了を前提とする仕上げ的な最終組付作業を実
行する。さらに、車両下回り手直し作業ステーション1
Fは、先ずNo23〜No27の少なくとも5つの単位
作業ステーションを有するとともに上記上回り手直し作
業ステーション1Dの場合と同様に不具合データ表示用
CRT8a〜8dが設けられている。また、上記各作業
ステーションNo23〜No27へのワークパレット1
3、13・・・の搬入を検出するためのリミットスイッ
チLS9 〜LS13も同様に設けられている。
【0025】制御システム ところで、上記自動機組付作業ステーション1Cの上記
車体移載装置16、ワークパレット搬送装置17、ドッ
キング装置40、スライド装置45、ロボット48A、
48Bは、全て車体6又は組付部品14、15との関係
で所定のシーケンス制御を実行するシーケンス制御対象
設備である。
【0026】また、上記車体上回り手直し作業ステーシ
ョン1Dおよび車体下回り手直し作業ステーション1F
の不具合データ表示用CRT7a〜7c、8a〜8dは
、周辺の付属設備を含めて修正作業用表示制御ユニット
として考えることができる。
【0027】この結果、上記自動機組付作業ステーショ
ン1Cおよび上回り手直し作業ステーション1D、下回
り手直し作業ステーション1Fの各々のシステムは、例
えば図4および図5のような形のシステムブロックで表
わすことができる。すなわち、先ず図4の自動機組付作
業ステーション1Cと下回り手直し作業ステーション1
Fとの組合せについて説明すると、第1図から明らかな
ように本実施例では、先ずエンジン14、リアサスペン
ション15、フューエルタンク等の細分化された個別の
単位作業ステーションNo5〜No16が複数組(10
組)存在する。従って、それらに対応して複数組のシー
ケンス制御対象設備51a〜51jが設けられている。
【0028】そして、該複数のシーケンス制御対象設備
51a〜51j(51a〜51fは図示省略)には、そ
れぞれシーケンス制御および作業結果記録ユニット52
a〜52j(52a〜52fは図示省略)が各々対応し
て設けられている。
【0029】また、自動機組付作業ステーション1C側
の最後の単位作業ステーションNo14に続く上回り手
直し作業ステーション1D側No15作業ステーション
は、上記自動機組付作業ステーション1Cで取付けられ
た上記エンジン14、リアサスペンション15等の組付
状態の良否を判定し、該判定結果から不具合データを読
み取り、該読み取った不具合データをその個所とポイン
トに応じて続くNo16からNo18までの第1〜第3
の各単位作業ステーションに対応して設けられている第
1〜第3の修正作業用表示制御ユニット54a〜54c
に各々優先順位を付した上で分配され供給される。
【0030】そのために、上記シーケンス制御および作
業結果記録ユニット52a〜52j、修正作業用表示制
御ユニット54a〜54cは、それぞれネットワークイ
ンタフェース55、55・・・57、57・・・、デー
タ通信回線56、58を介して上記不具合データ読み取
り分配ユニット53と相互に接続されている。また、こ
れら各ユニット、52a〜52j、54a〜54c、5
3は図示しないホストコンピュータと接続されている。
【0031】データキャリア(ワークID)一方、上記
車両生産ラインに沿って移動し、車体6を搬送する上記
ワークパレット13には、図6に示される如く、その側
面部にデータ・キャリア(ワークID)60が固定され
ている。データ・キャリア60は、メモリ部、信号処理
回路部及び送受信コイル部を内蔵し、該送受信コイル部
と外部のコイルとの電磁誘導結合を通じて、外部から供
給されるデータの同送受信コイル部を介してのメモリ9
1a部への同データの格納、及び、メモリ91a部に格
納される当該データの同送受信コイル部を介しての外部
への供給を任意に行なえるものとなっている。
【0032】そして、該データ・キャリア60における
メモリ部91aは、例えば、図9に示されている如く、
その上記各組立作業ステーションに対応する部分が、全
体で6〜8KBの記憶容量を有して形成されていて、後
に詳しく説明するように生産情報データが格納された記
憶領域PDと、及び各ポジションの組付作業ステーショ
ンにおける複数の組立作業の夫々についての作業結果に
関するデータが個別に格納される記憶領域SD1 、S
D2 、SD3 ・・・・SDn (該領域のメモリ部
を図10では、符号91aで表わしている)との2つに
区分されており、さらに、記憶領域SD1 、SD2 
、SD3 ・・・SDn の夫々が、例えば記憶領域S
Dn について作業データが格納される細分記憶領域C
Cm と、作業結果に不具合を生じた箇所をあらわす不
具合箇所データが格納される細分記憶領域CPm と、
及び作業結果の不具合に関する不具合データが格納され
る細分記憶領域CCと、不具合箇所データが格納される
記憶領域CPと、及び不具合データが格納される細分記
憶領域CDとに各々区分されたものとなっている。
【0033】そして、上記シーケンス制御および作業結
果記録ユニット52a〜52jの各々(52nで代表)
は、例えば第6図に示すようにワークパレット13側シ
ーケンス制御対象設備51n(51a〜51jを51n
で代表)に対してシーケンス制御信号を供給するシーケ
ンス制御出力部61と、上記シーケンス制御対象設備5
1nに故障が生じたときに、当該故障を検出して故障箇
所を特定するとともに、正常状態に復帰させるための動
作制御を行なう故障診断・復帰制御部62と、データ処
理部63とを備え、それらを相互にデータの送受が可能
なように双方向接続するとともに上記データ処理部63
をネットワークインタフェース55を介して上述のよう
にデータ回線56に接続している。
【0034】さらに、上記データ処理部63には上述の
ワークパレット13に固定されたデータ・キャリア60
に格納されたデータを読み取るためのコイルを内蔵した
読取ヘッド部64、及びワークパレット13に固定され
たデータ・キャリア60にデータを書き込むためのコイ
ルを内蔵した書込ヘッド部65の2つのヘッドが、書込
・読取ヘッド部66を介して接続されている。書込・読
取ヘッド部66は、読取ヘッド部64に読取動作状態を
とらせて補助作業ステーション1Eに供給する動作、及
び書込ヘッド部65に書込動作状態をとらせて、データ
処理部63から送出されるデータをデータ・キャリア6
0における所定の記憶領域もしくは細分記憶領域に格納
する動作の2つの動作を必要に応じて行なうものとする
【0035】また、不具合データ読取分配ユニット53
には、図7に示される如く、ワークパレット13に固定
されたデータ・キャリア60に格納されたデータを読み
取るための読取ヘッド部64が、読取ヘッド制御部67
を介してデータ処理・分配部68に接続され、該データ
処理・分配部68を介してネットワークインタフェース
55にデータの送受を行なうべく接続されている。読取
ヘッド制御部67は、読取ヘッド部64に読取動作状態
をとらせて、データ・キャリア60における所定の細分
記憶領域に格納された不具合箇所データ及び不具合デー
タをデータ処理・分配部68に供給する動作を行ない、
またデータ処理・分配部68は、読取ヘッド制御部67
を通じて供給される不具合箇所データ及び不具合データ
に応じて、修正分配データを形成し、それをデータ通信
回線58に送出するようになっている。
【0036】さらに、修正作業用表示制御ユニット54
a、54b及び54cの夫々は、例えば図8に修正作業
用表示制御ユニット54aが例にとられて示されている
ように、ネットワーク・インタフェース57を介してデ
ータ通信回線58とデータの送受を行なうべく接続され
た表示制御・データ入力部69、及び表示制御・データ
入力部69からの表示制御信号が供給され、その表示制
御信号に応じた表示をCRT7a〜7cを用いて行なう
情報表示部を備えたものとなっている。
【0037】このようにして本発明の実施例に係る生産
工程管理方法の一例による工程管理が行なわれる。そし
て、車両が最終的に組み立てられるにあたっては、先ず
、車体6及びそれに組み付けられた各種の構成部品が載
置されたワークパレット13が、自動車組立ライン部1
に沿って移動せしめられ、やがて車体6及びそれに組み
付けられた各種の構成部品が、自動機組付作業ステーシ
ョン1Cの各作業ステーションに順次搬入されて、上記
シーケンス制御及び作業結果記録ユニット52a〜52
jにより夫々シーケンス制御されるシーケンス制御対象
設備51a〜51jの各々による作業が施されるように
なっている。この場合において、上記シーケンス制御お
よび作業結果記録ユニット52a〜52jの夫々を、そ
のデータ処理部63が、必要に応じて、上記書込・読取
ヘッド部66に対し、その読取ヘッド部64に信号を送
ってワークパレット13のデータ・キャリア60におけ
る当該組立作業ステーションに対応する部分の記憶領域
PDに格納された生産情報データの読取りを行なわせる
状態をとり、同書込・読取ヘッド部66通じて供給され
るデータ・キャリア60からの生産情報データに基づく
制御データが、シーケンス制御出力部61に供給されて
、当該シーケンス制御対象設備51a〜51jにデータ
処理部63から制御データに応じた動作をとるようにす
る。一方、このとき、上記データ処理部63は、上記シ
ーケンス制御出力部61からの、それにより制御される
シーケンス制御対象設備51a〜51jによる、ワーク
パレット13に載置された車体6及びそれに組み付けら
れた各種の構成部品に対する作業の結果をあらわすデー
タを得てそれを判別する。
【0038】そして、その結果により、上記書込・読取
ヘッド制御部66を作動させ、上記書込・読取ヘッド部
65にワークパレット13のデータ・キャリア60内に
おける当該組立作業ステーションに対応する部分の記憶
領域SD1〜SDm のうちのそのときの組立作業に対
応するもの(対応記憶領域)に対する書込みを行なわせ
る状態となす。
【0039】そして、判別したデータが作業結果が適正
であることをあらわすものである場合には、それが作業
データとしてデータ・キャリア60における当該組立作
業ステーションに対応する部分の対応記憶領域における
細分記憶領域CCに書き込まれるようになし、また、他
方判別したデータが作業結果に不具合が生じていること
をあらわすものである場合に、車体6及び上記それに組
み付けられた各種の構成部品における不具合が生ぜしめ
られた箇所をあらわす不具合箇所データが、データ・キ
ャリア60における当該組立作業ステーションに対応す
る部分の対応する記憶領域における細分記憶領域CPに
書き込まれるようにするとともに、そのときの不具合に
関する不具合データがデータ・キャリア60における当
該組立作業ステーションに対応する部分の対応記憶領域
における細分記憶領域CDに書き込まれるようになす。
【0040】このようにして、ワークパレット13に固
定されたデータ・キャリア60における当該組付作業ス
テーションに対応する部分の対応記憶領域に対するデー
タの書き込みが順次行なわれる。そして自動機組付作業
ステーション1CのNo5〜No14の作業ステーショ
ンの夫々において、上記シーケンス制御対象設備51a
〜51jの各々によるワークパレット13上に載置され
た車体6及びそれに組み付けられた各種の構成部品が各
々載置された状態で、その組付ライン部からデータ読出
ステーションQS1 部へと移動させられる。
【0041】修正・手直し作業 車体6及びそれに組み付けられた各種の構成部品が搭載
された上記ワークパレット13を、例えば図4において
2点鎖線により示される如くに、先ずデータ読出ステー
ションQS1 (No15ステーション)に位置せしめ
た後、続いて該データ読出ステーションQS1 に配さ
れた不具合データ読取分配ユニット53aを、図7のデ
ータ処理・分配部68が、上記読取ヘッド制御部67に
制御信号を供給して、上記読取ヘッド部64により上記
ワークパレット13のデータ・キャリア60における各
組付作業ステーションに対応する部分の記憶領域SD1
 〜SDm に対応するデータの読取りを行なわせる状
態となし、データ・キャリア60における各組付作業ス
テーションに対応する部分の記憶領域SD1 〜SDm
 の夫々における細分記憶領域CP及びCDから、当該
車両の不具合箇所データと不具合データとが、同読取ヘ
ッド部64によって読取られ、上記読取ヘッド制御部6
7を通じてデータ処理・分配部68内に供給されるよう
になす。
【0042】このとき、上記データ処理・分配部68は
、上記読取ヘッド制御部67を通じて供給される当該車
両の不具合箇所データと不具合ポイント、不具合内容デ
ータ等に基づいて、車体6及びそれに組付けられた各種
の構成部品に対して、該作業結果の不具合を解消するた
めに施されるべき修正作業を認識判断し、該認識された
修正作業内容についての以下の各修正作業ステーション
No16、No17、No18に対する作業の割り振り
を行ない、その上で同車体6及びそれに組付けられた各
種の構成部品に対する当該作業の修正作業の修正作業ス
テーションNo16、No17、No18に対する割振
りをあらわす各作業ステーション毎の修正作業分配デー
タを、データ通信回線58側に送出する。
【0043】このようにして不具合データ読取分配ユニ
ット53aにおけるデータ処理・分配部68から、デー
タ通信回線58に修正作業分配データが送出されると、
先ず修正作業ステーションNo16に配置された修正作
業用表示制御ユニット54aにおける図8の表示制御・
データ入力部69により、該修正作業分配データ中の上
記修正作業ステーションNo16に対して割振られた修
正作業をあらわすデータが、ネットワークインターフェ
ース57を通じてブース側シーケンス制御ユニットに取
り込まれ、上記表示制御・データ入力部69において取
り込まれたデータに応じた表示制御信号が形成されて、
該信号が上述した不具合データ表示用CRT(不具合デ
ータ表示部)7aに供給される。
【0044】それにより、同不具合データ表示用CRT
7aにおいて、車体6及びそれに組み付けられた各種の
構成部品に対して修正作業ステーションNo16におい
て施されるべき修正作業の内容、対象が示される。No
16ステ−ション以後のステ−ションにおいても同様で
あるので、その説明を省略する。
【0045】上述した不具合データ読み取り分配ユニッ
ト53aは、例えば図10に示すように、不具合データ
読み取りステーションQS1 で上記データ・キャリア
60のメモリ部91aにシリアルに蓄積された不具合デ
ータ(例えばA〜L)を読み取り、第1の修正作業ステ
ーションNo16、第2の修正作業ステーションNo1
7、第3の修正作業ステーションNo18の各々を例え
ばその表示内容92aに示すように、どの修正作業ステ
ーションで、どの個所のどのポイントの修正作業を行な
うか、その優先順位を決定し、該決定された優先順位デ
ータに基づいてシーケンス制御信号をデータ回線、ネッ
トワークインターフェースを介して上記第1〜第3の各
修正作業ステーションNo16、No17、No18の
各対応する修正作業用表示制御ユニット54a〜54c
に入力し、具体的に不具合データ表示用CRT7a〜7
cに表示するように構成されている。
【0046】他方、何かの事情で、適正に上記修正作業
が完了しなかった場合には、順に次の修正作業ステーシ
ョン(又は以後の空いている修正作業ステーション)に
作業指示データを入力する。これは、後に図13につい
て説明するのと同じように、上記各修正作業ステーショ
ンNo16〜No18の各々に修復確認開始スイッチ(
図13PB1 〜PB3 )が設けられており、上記不
具合データ表示用CRT7a〜7cに表示された不具合
個所、不具合ポイントを修復した後、上記修復確認開始
スイッチPB1 〜PB3を押して、それに応じて示さ
れるCRT7a〜7c上の順序に従って修復作業が行な
われる。
【0047】一方、上記のようにして、車体上回りの手
直しが完了した車両は、続いて、上述した補助作業ステ
ーション1Eに進み、該補助作業ステーション1Eで車
室内トップシーリングの貼設等車体上回りの最終組付作
業を行なった後、最終的に車体下回りの手直し作業ステ
ーション1Fに進む。
【0048】該車体下回りの手直し作業ステーション1
Fは、例えば図11、図13、図14に示されているよ
うに、第1〜第4の4組の単位修正作業ステーションN
o23〜No26が設けられている。これらステーショ
ンNo23〜No26については前述した作業ステーシ
ョン1Dと同様であるので、その詳細な説明を省略する
【0049】なお、図13において、符号PB1 〜P
B4 は修復確認開始スイッチである。該修復確認開始
スイッチPB1 〜PB4 は、上記各該当する修正作
業ステーションの指示された不具合ポイントを修正した
後、同スイッチPB1 〜PB4 を押すと、確認ポイ
ントが順々に不具合データ表示用CRT8a〜8dに表
示される。
【0050】一方、このようにして車両上回り、下回り
全ての構成部品の組付と組付部の手直し作業が完了する
と、やがて組付完了車体6を支持したワークパレット1
3はNo27ステーションに移送され、その移送と到着
がリミットスイッチLS13、LS14によりタイミン
グ良く検出される。そして、さらにNo28の作業ステ
ーションに進んでリフターに載せられた後、最終的にN
o29作業ステーションに進み、ここで、ハンガーフレ
ームに吊持されて先に述べた車体移送ライン3の組付完
了車体返送用ガイドレール3bに支持されて図1矢印(
ロ)方向に移送されていく。
【0051】そして、その結果、上記No29作業ステ
ーションのワークパレット13は、何等搭載物のない空
の状態となる。そこで、該ワークパレット13は、やが
て組付部品搭載ステーション1HのNo30作業ステー
ションに移送され、前側サブパレット上にフロントサス
ペンション及びエンジン14が、また後側サブパレット
上にはリアサスペンション15が各々搭載される。
【0052】No32〜No36の部品調整作業ステー
ション1Iをへて上述の組付部品搬入作業ステーション
1BのNo4ポジションに移送され、上述の組付、修正
作業動作が繰り返される。このようにして、効率の良い
自動車の組立作業が実行される。
【0053】データ・キャリア(ワークID)に対する
生産情報データの書き込み データ・キャリア60に対する生産情報の書き込みは、
基本的には、前記No5ポジションで行なわれるように
なっている。すなわち、No5ポジションに配設された
ユニット52aは、図示しないホストコンピュータから
生産情報を受け取って、この生産情報をデータ・キャリ
ア60に書き込むようにしてある。この生産情報の書き
込みは、当該ワークパレット13に載置される車体6に
関する情報の他に、その前後の複数の車体6に関する情
報についても書き込みが行なわれる。
【0054】すなわち、データ・キャリア60における
メモリ部91aに設けられた前記記憶領域PDは、例え
ば図15に示す如く、複数に区分され、区分(n)に当
該パレット13に載置されるべき車体6の生産情報が格
納され、区分(n+i)には先行する車体6の生産情報
が順に格納され、区分(n−i)には後続の車体6の生
産情報が順に格納される(本実施例では、前後5台分の
生産情報を格納するようにしてある)。
【0055】ライン立ち上げにおける整合性のチェック
組立ライン1の生産を開始する、あるいは再開した直後
には、この組立ライン1における生産が定常化するまで
の間、データ・キャリア60に記憶されている情報と車
体6との間の整合性のチェックが行なわれる。この整合
性のチェックは、図16に示すように、例えばポジショ
ンNo6、No8、No11に位置するパレット13に
ついて、データ・キャリア60に格納されている生産情
報を読み込むことから始められる。
【0056】仮りに各ポジションに位置するパレット1
3について、そのデータ・キャリア60に格納されてい
る生産情報が正規なものであるとすれば、図17に示す
ように、No11ポジションでのデータ・キャリア60
から読み込まれた生産情報のうち、例えば区分(n−3
)と、No8ポジションにおける区分(n)と、No6
ポジションにおける区分(n+2)とは、同一の車体6
に対する生産情報であるはずである。
【0057】逆にこれら区分の生産情報が異なるとすれ
ば、例えばNo6ポジションにおける生産情報が他の2
つのポジションにおける生産情報と異なっているとすれ
ば、このNo6ポジションに位置するパレット13に対
して誤った車体6の生産情報が書き込まれていると推定
できる。このような場合には、ホストコンピュータから
正規の順位(車体6の正規順位)の生産情報を取り出し
て、この正規の情報をNo6ポジションを含む上流側の
ポジションに位置するパレット13に対して書き直すよ
うにしてある。
【0058】以上のことを前提として、図18に示すフ
ローチャートに基づいて、より詳細に説明する。先ず、
組立ライン1を始動させるに先立って、No5ポジショ
ンに位置するパレット13上の車体6の順位を作業者が
確認し、この車体順位をユニット52aに入力する。こ
の入力データはホストコンピュータに送られる。そして
、ステップS1においてコミット合わせが行われる。
【0059】そして、その後ステップS2で組立ライン
1の作業開始が行なわれた後に、ステップS3において
、コミットナンバの転送をした後、ステップS4でNo
6、8、11ポジションに位置するパレット13(デー
タ・キャリア60)に格納されている生産情報の読み込
みが行なわれ、ステップS5〜7で各ポジションで読み
込まれた情報のうち、共通する車体6に対する情報の比
較が行なわれる。
【0060】そして、これらS5〜7において、NOで
あるときには、ステップS8へ進んで、どのパレット1
3(データ・キャリア60)に格納されている情報が、
当該パレット13上の車体6との関係で不整合であるか
の特定が行なわれる。そして、不整合関係にあると特定
されたパレット13(データ・キャリア60)に対して
、当該パレット13の他にその上流側のポジションに位
置する全てのパレット13に対して正規の生産情報の書
き直しが行なわれる(ステップS9)。以上のような不
整合のチェックおよび情報の書き直しは組立ライン1の
作業が定常化するまで行なわれる(ステップS10)。
【0061】これにより、ライン1の立ち上げ直後にお
いて、各ポジションで作業者が一々パレット13に格納
されている情報と、このパレット13に載置されている
車体6との間の整合性を確認する必要がなくなるため、
ライン立ち上げ時の作業効率を向上することができる。 また、パレット13(データ・キャリア60)に対する
生産情報の書き込み不良についても合せて自動的にチェ
ックすることができる。
【0062】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明はこれに限られることなく、以下の変形例を包含す
るものである。(1)図18において、ステップS4〜
7で3つのポジションにおける読み込み情報を比較する
ようにしたが、それ以上のポジションでデータ・キャリ
ア60の情報を読み込み、これを比較するようにしても
よい。これによれば不整合パレットの特定精度を高める
ことができる。(2)図18において、ステップS4〜
7の他に、他の組のポジションにおけるデータ・キャリ
ア60の情報を比較し、この比較結果と、ステップS4
〜7での比較結果とを比較して不整合パレットを特定す
るようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ワークと、このワークが載置されているパレ
ット(ワークID)に格納されている生産情報と、の間
の不整合を自動的に検出し、この不整合関係を自動的に
正すことができるため、ライン始動直後の作業効率を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車生産ラインにおける作業内容指示装置の
ライン全体のシステム構成を示す概略ブロック図。
【図2】同生産ラインシステムにおける要部の側面図。
【図3】同要部の平面図。
【図4】シーケンス制御および作業結果記録ユニット部
の構成を示すブロック図。
【図5】シーケンス制御および作業結果記録ユニット部
の構成を示すブロック図。
【図6】シーケンス制御および作業結果記録ユニットの
構成を示すブロック図。
【図7】作業不具合データ読み取り分配ユニットの詳細
な構成を示すブロック図。
【図8】修正作業表示制御ユニットの構成を示すブロッ
ク図。
【図9】データキャリア(ワ−クID)の構成を示す説
明図。
【図10】修正作業ステーションに対する不具合データ
分配システムを示すブロック図。
【図11】修正作業ステーションに対する不具合データ
分配システムを示すブロック図。
【図12】制御ユニット部の構成を示す概略図。
【図13】車両上回り手直し作業ステーション部の構成
を示す概略図。
【図14】車両下回り手直し作業ステーション部の構成
を示す概略図。
【図15】データ・キャリア(ワークID)における生
産情報の格納を示す説明図。
【図16】データ・キャリアに格納された情報と車体と
の整合性チェックの説明図。
【図17】データ・キャリアに格納された情報と車体と
の整合性チェックの説明図。
【図18】整合性チェックと情報書き直しの制御の一例
を示すフローチャート。
【符合の説明】
1    自動車組立ライン 6    車体 13    ワークパレット 51a〜51j    シーケンス制御対象設備52a
〜52j    シーケンス制御および作業結果記録ユ
ニット 60    データ・キャリア(ワークID)91a 
   メモリ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ワークに関する生産情報を記憶したワ
    ークIDがワークを載置するパレットに付設され、該ワ
    ークが前記パレットに載置された状態で順次送り込まれ
    る一連の作業ステーションで前記ワークIDの生産情報
    を読み取って該生産情報に基づいて作業する生産情報伝
    達方法において、前記ワークIDに、該ワークIDが付
    設されたワークを含む連続する他のワークの生産情報を
    書き込む工程と、前記一連の作業ステーションのうち、
    少なくとも3つの作業ステーションにおいて、前記ワー
    クIDの一連の生産情報を読み込む工程と、前記少なく
    とも3つの作業ステーションで読み込まれた前記一連の
    生産情報のうち、共通する1つのワークの生産情報を照
    合する工程と、該生産情報の照合結果に基づいて、ワー
    クと、当該ワークが載置されたパレットに付設されたワ
    ークIDの生産情報との不整合を検出する工程と、ワー
    クと、当該ワークが載置されたパレットに付設されたワ
    ークIDの生産情報とが不整合であると検出されたワー
    クIDに対して、正規の生産情報を書き直す工程と、を
    備えていることを特徴とする生産情報伝達方法。
JP2417426A 1990-12-28 1990-12-28 生産情報伝達方法 Pending JPH04250956A (ja)

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