JPH04250327A - 水動力計 - Google Patents

水動力計

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JPH04250327A
JPH04250327A JP849791A JP849791A JPH04250327A JP H04250327 A JPH04250327 A JP H04250327A JP 849791 A JP849791 A JP 849791A JP 849791 A JP849791 A JP 849791A JP H04250327 A JPH04250327 A JP H04250327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
fluid
casing
bypass
inlet valve
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP849791A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Yasuda
正治 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH04250327A publication Critical patent/JPH04250327A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低馬力制御を可能とした
水動力計に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に水動力計は、図3に示すように、
流量調整用のインレットバルブ5およびアウトレットバ
ルブ6を介して流体の導入(給水12)と排出(排水1
3)を行うようにしたケーシング1内に、例えば翼車2
が入力軸4に連結して回転自在に取り付けられ、入力軸
4を介して与えられる外部からの回転駆動力に対して流
体との間に生じる制動力の大きさをケーシング1内に滞
留する流体の量を調整することで制御する構成となって
いる。更に具体的に述べるならば、図3に示す従来の水
動力計では、図4の特性図に示すように、アウトレット
バルブ6の開度をコントローラ8によってアクチェエー
タ7を介して自動制御することで、回転速度センサ9に
よって検出される動力計の回転速度や吸収馬力を調整し
、インレットバルブ5の開度を手動調整することで大ま
かな流量の調整を行い、流体の温度上昇が許容境界(水
温上昇制限)内(図4の斜線部は温度上昇許容境界外の
領域を示す)に収まるよう調整する方式が一般的であっ
た。なお、流体の温度上昇許容境界は、キャビテイショ
ンによる翼車のエロージョンを防止するために設定され
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、図3
に示す従来の水動力計では、アウトレットバルブ6の開
度を自動制御して吸収馬力の調整を行う。このような水
動力計において、低馬力における吸収馬力の調整は、図
4に示すようにインレットバルブ5を全閉に近くした状
態(開度5%)でアウトレットバルブ6を全開に近くし
て、図4のA点で運転可能である。しかし、そのときの
インレットバルブ5の開度を維持したまま(即ちアウト
レットバルブ6の自動制御のみによって)馬力を増加し
ようとすると、図4のB点において水温上昇制限に到達
するため、僅かな馬力増加しか許容されなかった。
【0004】そこで、目的とする最大吸収馬力(図4の
C点)を得るには、インレットバルブ5を開いて流体の
温度上昇を許容範囲に収める必要がある。この対策とし
て、アウトレットバルブ6と共にインレットバルブ5も
自動制御する方式が考えられる。しかし、この方式は、
第1にシステムが複雑になること、第2にインレットバ
ルブ5が最大馬力に対応したサイズに設計されているた
めに低馬力での微調整は困難であることなどから、実用
化されていなかった。
【0005】一方、動力計を使用した航空機エンジン等
の試験においては、アイドル状態(ほぼゼロ馬力)から
最大馬力までの急加減速運転(インレットバルブの手動
調整での急加減速は不可能)を含む耐久試験が義務付け
られている(米軍規格MIL−E−8593)。このた
め、従来の水動力計では規格通りの試験が困難であり、
高価な電気動力計を用いざるを得なかった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
その目的は、従来の水動力計に改良を加え、従来と同様
の自動制御で低馬力の微調整を実現することができる水
動力計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の水動力
計に設けられているインレットバルブとアウトレットバ
ルブの他、インレットバルブの後流にバイパスバルブを
設置し、このバイパスバルブによる流量調整により、流
体の一部をケーシングに導入することなくバイパス路を
通して直接排出する構成とすることで、アウトレットバ
ルブが全開付近に到達した後、ケーシングに導く流量を
更に減じ、少流量における微調整を可能としたことを特
徴とするものである。
【0008】また本発明は、バイパスバルブをアウトレ
ットバルブに連動させることで、高馬力から低馬力まで
の流量調整を連続的に且つ従来通りの自動制御で行える
構成としたことも特徴とする。
【0009】
【作用】上記の構成の作用を、図1を参照して説明する
。図1において、静翼3を内蔵するケーシング1内に回
転自在に取り付けられた翼車2の回転力は、インレット
バルブ5を介して導入されアウトレットバルブ6を介し
て排出される流体の熱エネルギーに変換される。その制
動力の大きさはケーシング1内に滞留する流体の量に依
存し、インレットバルブ5を開くかアウトレットバルブ
6を閉じることで増加し、インレットバルブ5を閉じる
かアウトレットバルブ6を開くことで減少する。この点
は、図3の従来の水動力計でも同様であり、図4にその
関係を示す如く、低馬力を制御するためには、インレッ
トバルブ5を全閉に近付ける必要がある。従来、このと
きの最高馬力は、図4に示す5%開度においてB点のよ
うに低くなってしまい、動力計本来の最大能力を制限す
る結果となり、作動範囲が狭くなって実用的でない。
【0010】そこで本発明では、図1の構成に示すよう
に、(図3の従来構成に加えて)インレットバルブ5の
後流にバイパスバルブ10が設置される。このバイパス
バルブ10には比較的小型で微調整可能なものが用いら
れ、同バルブ10の流量調整により、インレットバルブ
5を介して導入される流体の一部がバイパス路14を通
り、ケーシング1に流入することなく直接排出される。 バイパスバルブ10は更に、単一のコントローラ8によ
りアウトレットバルブ6に連動して制御され、アウトレ
ットバルブ6がほぼ全開状態に近付くのに伴い開かれる
【0011】このように、アウトレットバルブ6が全開
付近に到達した後、それに連動してバイパスバルブ10
を開くことにより、ケーシング1に流入する流体の流量
を更に減じ、図2の特性図の“網かけ”部で示されるよ
うに、最高馬力を維持したまま、水温上昇の制限内で低
馬力の制御を行うことが可能となる。しかも、この制御
は、単一のコントローラ8によるアウトレットバルブ6
およびバイパスバルブ10に対する開閉制御によって可
能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。なお、図3と同一部分には同一符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0013】図1は本発明一実施例に係る水動力計の構
成を示す概念図である。図1に示す水動力計は、図3に
示す従来の水動力計の構成に加え、インレットバルブ5
を介して導入される流体の一部をケーシング1に流入さ
せずにバイパスして排出するためのバイパス路(バイパ
ス管)14を設けたものである。このバイパス路14に
は、同バイパス路14を通して排出される流体の流量を
調整するための比較的小型で微調整可能なバイパスバル
ブ10が設置される。このバイパスバルブ10は、コン
トローラ8により、ケーシング1からの流体の排出を調
整するためのアウトレットバルブ6に連動して開閉制御
されるようになっている。
【0014】また、図1に示す水動力計では、インレッ
トバルブ5の後流に、更に昇圧弁11が設けられる。こ
の昇圧弁14は、バイパスバルブ10の調整によりバイ
パス路14を通して排出される流体の流量を、安定に制
御するために設けられたものである。
【0015】さて、図1の水動力計では、先に[作用]
の項目で述べたように、インレットバルブ5を介して導
入される流体の一部が、バイパスバルブ10の流量調整
により、バイパス路14を通り、ケーシング1に流入す
ることなく直接排出される。したがって、図2の特性図
に示すように、アウトレットバルブ6が全開付近に近付
いた状態で、コントローラ8の制御により同バルブ6に
連動してバイパスバルブ10を開調整することにより、
(インレットバルブ5とアウトレットバルブ6の開度が
図3に示す従来の水動力計と同一状態であっても)従来
に比べてケーシング1に流入する流体の流量を更に減じ
ることができ、図2の特性図の“網かけ”部で示される
ように、最高馬力を維持したまま、水温上昇の制限内で
低馬力の制御を行うことが可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、水
動力計に必要なインレットバルブとアウトレットバルブ
に加えて、インレットバルブの後流にアウトレットバル
ブと連動して開閉制御されるバイパスバルブを設け、イ
ンレットバルブを介して導入される流体の一部を、ケー
シングに流入させずにバイパスバルブ経由で直接排出す
る構成としたので、従来と同様の自動制御を用い、高馬
力を維持したまま、従来の水動力計では困難であった低
馬力での制御を実現することができる。
【0017】この結果、航空機エンジンなどで要求され
るアイドル状態から最大馬力までの急加減速試験が可能
となる。更に、大馬力用の水動力計を用いて小馬力のエ
ンジン試験も可能となり、試験設備の汎用性が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る水動力計の構成を示す
概念図。
【図2】図1に示す本発明実施例の水動力計の特性図。
【図3】従来の水動力計の構成を示す概念図。
【図4】図3に示す従来の水動力計の特性図。
【符号の説明】
1…ケーシング、2…翼車、5…インレットバルブ、6
…アウトレットバルブ、8…コントローラ、10…バイ
パスバルブ、11…昇圧弁、14…バイパス路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  流量調整用のインレットバルブおよび
    アウトレットバルブを介して流体の導入と排出を行うよ
    うにしたケーシング内に、円盤または翼車が回転自在に
    取り付けられ、外部からの回転駆動力に対して流体との
    間に生じる制動力の大きさを上記ケーシング内に滞留す
    る流体の量を調整することで制御する水動力計において
    、上記インレットバルブを介して導入される流体の一部
    をバイパスするためのバイパス路と、このバイパス路を
    通して排出される流体の量を調整するための、上記アウ
    トレットバルブと連動するバイパスバルブと、を具備し
    、流体の一部を上記ケーシングに導入することなく直接
    排出することで、上記ケーシングに導入される流体の量
    の微調整を可能としたことを特徴とする水動力計。
JP849791A 1991-01-28 1991-01-28 水動力計 Withdrawn JPH04250327A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP849791A JPH04250327A (ja) 1991-01-28 1991-01-28 水動力計

Applications Claiming Priority (1)

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JP849791A JPH04250327A (ja) 1991-01-28 1991-01-28 水動力計

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Publication Number Publication Date
JPH04250327A true JPH04250327A (ja) 1992-09-07

Family

ID=11694754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP849791A Withdrawn JPH04250327A (ja) 1991-01-28 1991-01-28 水動力計

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Effective date: 19980514