JP2004234431A - 弁の自動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】商用電源設備がなく電動弁の設置が不能な場所であっても、電気的制御が必要な電動弁の設置を可能にした弁の自動制御装置を提供する。
【解決手段】給配水管路1に電動弁2を介設し、電動弁2を迂回するバイパス管路4にインライン型水力発電装置によってなる小水力発電装置5を介設する。小水力発電装置5の起動によって、制御手段15を制御する制御電力と電動弁2の開閉駆動電力とを確保することができるので、制御手段15では、予め入力されている設定流量と圧力センサ18によって検出した二次圧とを比較し、二次圧が設定圧力よりも高くなれば開度制御信号16によって電動弁2の弁開度を絞り、二次圧が設定圧力よりも低くなれば開度制御信号16によって電動弁2の弁開度を開くことによって二次側の圧力を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給配水の圧力制御や流量制御あるいは上・下流の水位制御に使用される弁を電源設備の存在しない場所で自動制御できるようにした弁の自動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、給配水の圧力制御に使用される弁として、図3に示す機械式の自動減圧弁が知られている。この自動減圧弁30は、上下動自在なピストン31と一体に形成された弁体32と、ケーシング33と、カバー34と、シリンダ35とを備え、ピストン31の上部に形成された上部室36は絞り弁38aおよびフィルタ37を介して一次側Aに接続され、パイロット弁40および絞り弁38bを介して二次側Bに接続されている。そして、二次側Bの圧力がパイロット弁40の設定圧より高くなると、パイロット弁40は閉方向に作動し、パイロット弁40を通過する流量を減少し始める。一方、上部室36には一次側Aから流入があるため、パイロット弁40の流量減少は上部室36を昇圧させて、弁体32を押し下げる。したがって、弁体32を通過する流量が減少し、二次側Bの圧力が下がり始め、パイロット弁40の設定圧に近づく。逆に、二次側Bの圧力がパイロット弁40の設定圧より低くなると、パイロット弁40は開方向に作動し、パイロット弁40を通過する流量は増加し始める。他方、上部室36には一次側Aから流入があるが、パイロット弁40の流量増加は上部室36を減圧し、弁体32を上昇させる。このため、弁体32を通過する流量が増加し、二次側Bの圧力が上がり始め、パイロット弁40の設定圧に近づくようになっている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭64−18315号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の機械式の弁は、商用電源設備がなく電動弁を設置できない場所に設置して、給配水の圧力・水位・流量調整などの制御を行うことができる。ところが、電動弁と比較して応答性に劣るので、ウオータハンマなど様々な問題点が発生し易い欠点を有している。このことは、前述の機械式の自動減圧弁のみならず、機械式のバタフライ弁や機械式のオリフィス弁などの他の弁にもいえる。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、商用電源設備がなく電動弁の設置が不能な場所であっても、電気的制御が必要な電動弁の設置を可能にした弁の自動制御装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明に係る弁の自動制御装置は、給配水管路に介設した電動弁と小水力発電装置とを備え、この小水力発電装置から制御電力が供給されるとともに、設定値に基づいて前記電動弁に開度信号を出力して電動弁の弁開度を制御する制御手段を具備していることを特徴としている。
【0007】
本発明によれば、給配水管路に介設されている小水力発電装置の起動によって、制御手段を制御する制御電力と電動弁の開閉駆動電力とを確保することができるので、電動弁の開度を制御手段に予め入力されている設定値に基づいて制御することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態を示す系統図であり、二次圧を一定に制御する圧力制御機能を備えている。図1において、1は給配水管路で、この給配水管路1には電動機2Aによって図示されていない弁体の開閉がなされる電動弁2が介設され、その下流端部は受水池(配水池)3に臨んでいる。また、給配水管路1には、電動弁2を迂回するバイパス管路4が設けられ、このバイパス管路4に小水力発電装置5が介設されており、バイパス管路4における小水力発電装置5の上流位置に電動弁によってなる流量制御弁6を介設してある。
【0009】
小水力発電装置5は、図2に示すような給配水管路1に介設されるインライン型水力発電装置によってなり、軸方向の両端部を開口7A,7Bした筒状のアウターケーシング7と、環状の水路8を介してアウターケーシング7の内部に同心に配置された筒状の発電機ケーシング9と、発電機ケーシング9に水密に収容された発電機10と、発電機10の回転子(図示省略)と同時に回転する水車軸11と、水車軸11に同時回転可能に取付けられた水車ランナ12と、水車ランナ12の上流側で環状の水路8に複数個配置された案内羽根13と、給電用のケーブル14とを備えている。
【0010】
小水力発電装置5におけるアウターケーシング7の開口7Aをバイパス管路4の上流管4Aに接続し、開口7Bをバイパス管路4の下流管4Bに接続することで、バイパス管路4に小水力発電装置5を介設したインライン型水力発電装置が構成される。したがって、開口7Aから導入され開口7Bから導出される発電用水Wによって、水車ランナ12、水車軸11および発電機10の回転子を回転させることにより発電がなされ、発電した電力を給電用のケーブル14により外部に供給することができる。
【0011】
図1において、15はコントローラ(制御手段)を示す。この制御手段15は、たとえば、予め入力されている設定圧力に基づいて電動弁2に開度信号を出力して電動弁2の弁開度を制御するためのもので、小水力発電装置5の起動によって発電した電力が給電用のケーブル14を介して制御電力として供給される。また、制御手段15から電動弁2に弁開度を制御する開度制御信号16が出力され、電動弁2の弁開度が開度センサ2Bから制御手段15に開度データ17として入力される。さらに、圧力センサ18によって検出した給配水管路1の下流管1Bの圧力、つまり二次圧は制御手段15に入力される。なお、制御手段15には、二次圧を設定する設定圧力が予め入力されている。
【0012】
一方、制御手段15から電動弁6に弁開度を制御する開度制御信号19が出力され、電動弁6の弁開度が開度センサ6Bから制御手段15に開度データ17Aとして入力される。さらに、差圧センサ20によって検出した流量制御弁6の上流側と下流側の圧力差、つまり差圧データが制御手段15に入力されるように構成されている。なお、制御手段15には、小水力発電装置5のオーバーロードを防止する設定流量が予め入力されている。
【0013】
前記構成によれば、制御手段15には差圧センサ20によって検出した差圧データが入力される。制御手段15では、予め入力されている設定流量と差圧データが比較され、差圧によって演算された流量が設定流量よりも大きくなれば開度制御信号19によって電動弁によってなる流量制御弁6の弁開度を絞り、差圧によって演算された流量が設定流量よりも小さくなれば開度制御信号19によって流量制御弁6の弁開度を開くことによって、小水力発電装置5に流れ込む流量を制御して小水力発電装置5のオーバーロードを防止する。
【0014】
他方、制御手段15には、圧力センサ18によって検出した二次圧が入力される。制御手段15では、予め入力されている設定圧力と二次圧が比較され、二次圧が設定圧力よりも高くなれば開度制御信号16によって電動弁2の弁開度を絞り、二次圧が設定圧力よりも低くなれば開度制御信号16によって電動弁2の弁開度を開く制御を行うことによって圧力を制御することができる。すなわち、給配水管路1に介設されている小水力発電装置5の起動によって、制御手段15を制御する制御電力と電動弁2の開閉駆動電力とを確保することによって、電動弁2の開度を制御手段15に予め入力されている設定圧力に基づいて電気的に制御することができる。したがって、商用電源設備がなく電動弁2を設置できない場所であっても、電動弁2の設置が可能になるので、従来の機械式の自動減圧弁と比較して応答性がよくなるとともに、ウオータハンマなど様々な問題点の発生を抑制することができる。
【0015】
なお、前記実施の形態では、給配水管路1の二次圧を一定にする圧力制御について説明しているが、給配水管路1の流量制御あるいは給配水管路1下流側の受水池(配水池)3または給配水管路1の上流側に設けられている受水池(配水池)3(図示省略)の水位制御に適用できることはいうまでもない。
【0016】
また、バイパス管路4に小水力発電装置5を介設した構成で説明しているが、バイパス管路4を省略して、給配水管路1における電動弁2の上流位置に小水力発電装置5を介設した構成であってもよい。この場合、流量制御弁6の設置を省略してもよい。さらに、バイパス管路4に小水力発電装置5を介設した構成であれば、図1で説明した実施の形態のように、必ずしも電動弁によってなる流量制御弁6をバイパス管路4に介設する必要はなく、手動弁によってなる流量制御弁6を介設した構成であってもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る弁の自動制御装置は構成されているので、以下のような格別の効果を奏する。
【0018】
すなわち、給配水管路に介設されている小水力発電装置の起動によって、制御手段を制御する制御電力と電動弁の開閉駆動電力とを確保することができるので、電動弁の開度を制御手段に予め入力されている設定圧力に基づいて電気的に制御することができる。したがって、商用電源設備がなく電動弁を設置できない場所であっても、電動弁の設置が可能になるので、従来の機械式の弁と比較して応答性がよくなるとともに、ウオータハンマなど様々な問題点の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す系統図である。
【図2】小水力発電装置の一例を示す断面図である。
【図3】従来の機械式の自動減圧弁の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 給配水管路
2 電動弁
5 小水力発電装置
15 制御手段

Claims (1)

  1. 給配水管路に介設した電動弁と小水力発電装置とを備え、この小水力発電装置から制御電力が供給されるとともに、設定値に基づいて前記電動弁に開度信号を出力して電動弁の弁開度を制御する制御手段を具備していることを特徴とする弁の自動制御装置。
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