JPH0425024A - クッション材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、クッション材、積層クッション材とくにロッ
クシェッド用積層クッション材に関する。

〔従来技術〕

従来のロックシェッドはクッション材として栗石および
採石や砂等が使われており、そのクッション材を箱形の
屋根に敷詰めるため、クッション材のこぼれ出しを考慮
し屋根の勾配は緩い勾配となっている。そのため、屋根
上に落石が積み重なり、ついにはその重みで屋根が崩壊
するという危険性があった。

〔目　　的〕

本発明の目的は、古タイヤを利用した新しいクッション
材を提供する点にある。

本発明の他の目的は、新しいロックシェッド用などとし
て有用な積層クッション材を提供する点にある。

〔構　　成〕

第１の本発明は、樹脂製発泡体を中空部分に含有する古
タイヤ同志を連結すると共に、古タイヤ間の隙間にも充
填材が詰められていることを特徴とするクッション材に
関する。

第２の本発明は、前記クッション材の精層体よりなるこ
とを特徴とする積層クッション材に関する。

第３の本発明は、前記クッション材の積層体よりなるこ
とを特徴とするロックシェッド用積層クッション材に関
する。

前記樹脂製発泡体の樹脂としては、ポリウレタン、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどを挙げる
ことができるが、作業のしやすさ、とくに現場発泡が可
能な点で、ポリウレタンが最も好ましい。発泡体の発泡
倍率も、その用途により適宜選択すればよいことである
。

とくにロックシェッド用として使用する場合は、硬質発
泡体であって、発泡倍率が２０〜７０倍のものが好まし
い。

前記充填材としては、発泡体、繊維、砂、土など、その
用途に応じて適宜選択することができる。

古タイヤ同志の連結手段は特に制限するものではないが
、例えば第２図のような連結テープを使用したり、第３
図のように連結金具を使用することができる。

本発明のクッション材あるいは積層クッション材は、ロ
ックシェッド用として有用であるほか、軟弱地盤上での
盛土、軟弱地盤や道路等の浮力材、公園、ゴルフ場等の
人造丘、人造山の造成材、急斜面の勾配改良材、橋台、
擁壁、地中構造物背面の裏込め材、構造物の埋戻し材な
どとして有用である。

本発明をロックシェッド用として現場施工する場合を例
に挙げて以下に説明する。

（１）現場でタイヤにウレタンを注入して施工する場合 ■　タイヤ１１を並べてテープ１３、ロープまたはボル
ト等により連結する（第２−３図参照）。

■　■によって連結された一連のタイヤ１１をロックシ
ェッドの屋根上に並べ、そのタイヤ中空部分にウレタン
１２を注入する（第１図参照）。

■　−層ごとにタイヤ１とタイヤ１の隙間の間詰めを行
う。

■　上記工程を繰り返し山側から谷側に向かって傾斜を
とるように雛壇式に並べた後、タイヤ表面に一次被覆工
２としてウレタンを吹き付ける。

■　ウレタンを吹付けた後、二次被覆工３として吹付は
コンクリート等の耐火性の表面処理を行なう。

（２）　　ウレタン注入されたタイヤを並べて施工する
場合 ■　ウレタン注入されたタイヤ１をロックシェッドの屋
根上に並べる。

■　タイヤとタイヤの連結を第２図に示すように金具等
で連結する。

■　−層ごとにタイヤ１とタイヤ１の隙間の問詰めを行
なう（第１図参照）。

■　−上記工程を繰り返し雛壇式に並べた後、タイヤ表
面に一次被覆工２としてウレタンを吹き付ける。

■　ウレタンを吹き付けた後、二次被覆工３として吹き
付はコンクリート等の耐火性の表面処理を行なう。

このように施工することにより、ロックシェッドの屋根
上に軽量でかつクッション性の高い傾斜構造物が設置可
能となり、そのロックシェッドは落石の走路に設置しそ
の屋根上を通過させることによって落石を避ける安全で
強固な構造物となる。

なお、注入用ウレタンの１例を下記の表に示す。

（以下余白） 自動車のタイヤの中に前記硬質ウレタン（Ａ）。

（Ｂ）を充填発泡したものを第４図に示す方法によりそ
の耐圧性をテストした。

この圧縮試験は、第４図に示すようなオー１〜グラフに
より高さ１５０ｍｍのものを荷重速度５ｍｍ／ｍｉｎで
圧縮し、その間の荷重、変形量を測定した。

１１０ｍｍまで圧縮して、その間に存在する４個所の変
形点における変形量と荷重はつぎのとおりである。

Ａ、　８．２試験体共に最大荷重及変形後に負荷荷重を
とり除くと、２０分後にはウレタン部分も元厚の９０％
以上に復元した。

〔効　　果〕

■　古タイヤの有効利用ができる。

■　部材の単体重量（タイヤと発泡体）が軽量のため施
工性が良い。

■　タイヤを利用することで発泡体の衝撃吸収効果とタ
イヤによる高いクッション効果が得られる。

■　タイヤを雛壇式に並べることで傾斜構造物の設置が
可能となり、落石はその斜面上を転がり谷側に落下する
ため、主構造への影響を低減することが可能となる。

■　発泡体がウレタンの場合は、現場発泡ができるため
、輸送費の大巾節減が可能であり、また主たる構造材が
ウレタン注入のタイヤのため、落石による補修が比較的
容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の積層クッション材によりロックシエ
ンドの保護工事を行った場合の１例を示す構造断面図、
第２，３図は、発泡体含有古タイヤの連結方法の具体例
を示す斜視図、第４図は、圧縮試験装置の側面図である
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、発泡倍率２０〜７０倍の硬質ウレタン樹脂製発泡体
   を中空部分に含有する古タイヤ同志を連結すると共に、
   古タイヤ間の隙間にも充填材が詰められていることを特
   徴とするクッション材。 ２、請求項１記載のクッション材の積層体よりなること
   を特徴とする積層クッション材。 ３、請求項１記載のクッション材の積層体よりなること
   を特徴とするロックシェッド用積層クッション材。