JPH04249799A - 表面改質処理方法および表面改質処理装置 - Google Patents

表面改質処理方法および表面改質処理装置

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JPH04249799A
JPH04249799A JP2416942A JP41694290A JPH04249799A JP H04249799 A JPH04249799 A JP H04249799A JP 2416942 A JP2416942 A JP 2416942A JP 41694290 A JP41694290 A JP 41694290A JP H04249799 A JPH04249799 A JP H04249799A
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JP
Japan
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treated
heat treatment
laser
laser beam
surface modification
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Application number
JP2416942A
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English (en)
Inventor
Yuichi Tonmiya
頓宮 雄一
Hiroshi Sakamoto
博司 坂本
Seiichiro Kimura
盛一郎 木村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉炉内機器や炉内
構造物等の金属表面にレーザビームを照射して被処理面
の表面改質熱処理を行なう表面改質処理方法および表面
改質処理装置に関する。
【0003】
【従来の技術】原子力発電プラントの原子炉炉内機器や
炉内構造物には、ステンレス鋼を用いたものが多く使用
されている。ステンレス鋼で炭素含有量の多いオーステ
ナイト系ステンレス鋼を溶接した場合、その熱影響部に
粒界腐食や応力腐食割れ(以下、SCCという。)の原
因となるクロム炭化物の粒界析出が発生し、鋭敏化した
クロム結合層が生じる。この鋭敏化した金属組織を除去
する方法としては、析出した粒界クロム炭化物を再固溶
させる溶体化熱処理をする方法が一般的に行なわれてい
る。この溶体化熱処理は、熱影響部を1000℃程度以
上に加熱して表面の固溶化を行ない、その後、急冷する
方法が採られている。
【0004】そして、この溶体化熱処理により、鋭敏化
した金属組織の表面を固溶化して改質させ、元の健全な
金属組織に戻すことができ、耐SCC対策、耐IGSC
C対策を施すことができる。
【0005】最近の原子力発電プラントでは、SCC発
生のメカニズムの知見に基づき、耐SCC性を考慮した
材料の開発が行なわれ、SCC対策が施された新しい材
料を使用した各種機器や配管が原子力発電プラントに用
いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、それ以前の原
子力発電プラントには、SCC発生のおそれのあるステ
ンレス鋼を用いた各種機器や配管が用いられている。こ
れらの各種機器や配管のうち、炉外配管等は作業性が容
易なことから順次耐SCC対策を施した新しい配管等で
置換され、原子力発電プラントの健全性を保っている。
【0007】ところが、原子力発電プラントの炉内機器
や炉内構造物は、これらの機器や配管へのアクセス性が
悪く、機器等の交換が困難で、不可能であったり、さら
に、炉心崩壊熱等による放熱のため、原子炉から炉水を
抜いた状態で作業を行なうことがない。このため、原子
炉炉内機器や配管の表面改質処理作業を水中下で行なわ
なければならず、このため、これらの機器や配管等に耐
SCC対策を施すことが困難であった。
【0008】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、原子炉炉内機器等の金属表面にレーザビーム
を照射して被処理面の表面改質熱処理を行ない、鋭敏化
した金属組織を健全な溶体化状態に戻すことができる表
面改質処理方法および表面改質処理装置を提供すること
を目的とする。
【0009】本発明の他の目的は、被処理面の表面改質
処理作業を水中下で行ない得るようにした表面改質処理
方法および表面改質処理装置を提供することにある。
【0010】本発明の別の目的は、被処理面の金属組織
の鋭敏化部や中性子照射部、金属疲労を受け易い部位を
固溶化して表面改質熱処理を行なう表面改質処理方法お
よび表面改質処理装置を提供することにある。〔発明の
構成〕
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る表面改質処
理方法は、上述した課題を解決するために、請求項1に
記載したように原子炉炉内機器等の被処理面を表面洗浄
した後、上記被処理面に熱処理装置をアクセスさせて設
置し、熱処理装置と被処理面との間に空洞を形成して被
処理面を局所的にドライ化し、続いて熱処理装置から被
処理面にレーザビームを照射して被処理面を溶体化温度
以上に加熱して改質熱処理し、被処理面の表面改質熱処
理後、前記熱処理装置を取り外す方法である。
【0012】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る表面改質処理装置は、請求項1に記載したよ
うに、原子炉炉内機器等の被処理面にアクセス可能な熱
処理装置と、この熱処理装置に設けられ、前記被処理面
を乾燥させるドライ装置と、前記熱処理装置から出力さ
せるレーザビームを被処理面に照射させるレーザ走査光
学系とを備え、このレーザ走査光学系から出射されるレ
ーザビームを被処理面に照射して溶体化温度以上に加熱
し、表面改質熱処理を行なうようにしたものである。
【0013】
【作用】この表面改質処理装置は、熱処理装置を原子炉
炉内機器や炉内構造物等の被処理面にアクセスさせる一
方、上記被処理面をドライ装置により水中下で乾燥させ
、熱処理装置から乾燥させた被処理面にレーザビームを
照射して被処理面を溶体化温度以上に加熱して表面固溶
化の改質熱処理を行ない、被処理面の金属組織の鋭敏化
部、中性子照射部あるいは金属疲労を受け易い部位の表
面固溶化熱処理を行ない、被処理面の金属組織を元の健
全な金属組織に戻すようにしたものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について添付図面を
参照して説明する。
【0015】図1は、本発明に係る表面改質処理装置に
より被処理面の改質熱処理を行なう原理図であり、図2
はこの表面改質処理装置による表面熱処理の対象となる
部位を例示的に示す図である。
【0016】この表面改質処理装置は、原子炉炉内機器
や炉内構造物等の被処理面にレーザビームを照射して表
面改質を行なうものであり、被処理面の金属組織の鋭敏
化部、中性子照射部、金属疲労を受け易い部位を溶体化
温度以上に加熱して改質熱処理を行なうものである。
【0017】適用対象となる被処理面は、沸騰水型原子
炉の場合、例えば図2に示すように原子炉圧力容器1内
に収容された炉心シュラウド2の溶接部Wやこの炉心シ
ュラウド2内に装荷される炉心燃料の上部を支持する上
部格子板3、炉心燃料の下部を支持する炉心支持板4の
溶接部、原子炉圧力容器1内の炉水を強制的に再循環さ
せるジェットポンプ5のライザ管6を固定するライザブ
レースアーム7の溶接部W、再循環入口ノズル(N−2
ノズル)8を固定するサーマルスリーブ9の溶接部W、
制御棒駆動機構(以下、CRDという。)10のCRD
ハウジング11を固定するスタブチューブ12の溶接部
W、原子炉圧力容器1に取り付けられる水位計装ノズル
13のインコネル#182等の炉内側溶接部W、アクセ
スホールカバー14の溶接部W、インコアモニタ案内管
とそのハウジングとの溶接部等がある。
【0018】これらの原子炉炉内機器や炉内構造物は、
図1に示すように、SUS304等のステンレス鋼材1
5a,15b同士を溶接により一体結合させたものであ
り、溶接部16の周辺に被処理面である熱影響部17が
形成される。この熱影響部17に粒界クロム炭化物が析
出して鋭敏化したクロム結合層が生じる。このステンレ
ス鋼鋭敏化部である熱影響部17の溶液表面を、後述す
るドライ装置で乾燥させて、熱処理装置20からレーザ
ビーム21を照射し、このレーザビーム21で被処理面
22を溶体化温度、例えば1000℃程度以上に、好ま
しくは1000℃〜1100℃程度に加熱した後、急冷
させて固溶化熱処理を行ない、被処理面上に例えば0.
05mm以上、好ましくは0.2〜0.3mm程度の深
さの固溶化熱処理層23を形成する。この固溶化熱処理
層23には、図3のミクロ金属組織の図面代用写真に示
すように、粒界クロム炭化物が消失して表面固溶化させ
て元の健全な金属組織となり、耐SCC性や耐IG(照
射)SCC性を改善することができる。図3は図1のA
部を拡大して示すミクロ組織写真である。
【0019】熱処理装置20は表面改質処理用のレーザ
ビーム21を発振させるレーザ発振器25と、このレー
ザ発振器25から出力されるレーザビーム21を伝送す
る光ファイバ26と、この光ファイバ26の先端部に設
けられ、原子炉炉内機器等の金属表面である被処理面に
アクセス可能なレーザヘッド27とを有する。レーザヘ
ッド27は図示しない3次元移動支持装置より3次元移
動可能に支持される。熱処理装置20に用いられるレー
ザとしては、波長1.06μmのYAGレーザが望まし
いが、CO2 レーザ(波長10.6μm)やCOレー
ザ、ガラスレーザ(波長1.06μm)であってもよい
【0020】YAGレーザは、YAG結晶から発振せし
められる波長1.06μmのレーザビーム21で、金属
への光の吸収率が高く、レーザ発振器25や光学系が小
型であり、光ファイバ26により長距離伝送が可能であ
ることから優れており、信頼性が高い。
【0021】また、熱処理装置20のレーザヘッド27
内には光ファイバ26から出力され、拡散するレーザビ
ーム21を絞り込んで被処理面22に照射させるレーザ
走査光学系28が備えられている。このレーザ走査光学
系28は例えば集光レンズ29と反射鏡30とを組み合
せたものである。
【0022】さらに、熱処理装置20のレーザヘッド2
7には、被処理面22を局所的に乾燥させるドライ装置
33が、例えば図4に示すように設けられる。このドラ
イ装置33はレーザヘッド27に絶縁ブッシュ34を介
して装着されるドライケーシング35を有し、このドラ
イケーシング35内は中間ケーシング36および内側ケ
ーシング37により3重筒構造に形成され、内側ケーシ
ング37内にレーザ走査光学系28を収納したレーザヘ
ッド27のトーチ部27aが収容される。
【0023】ドライ装置33のドライケーシング35と
中間ケーシング36との間にはスリーブ状のウォータチ
ャンバ38が形成され、このウォータチャンバ38内に
シールド水供給配管39よりウォータカーテン用のシー
ルド水が供給されるようになっている。また、中間ケー
シング36と内側ケーシング37との間にもスリーブ状
のエアーチャンバ40が形成され、このエアーチャンバ
40内にもシールドエア供給配管41からエアーカーテ
ン用のシールドエアーが供給されるようになっている。 ウォータチャンバ38およびエアーチャンバ40に供給
されたシールド水およびエアーは、下部のスカート状開
口部から放射方向外方に放出され、ステンレス鋼材15
a,15bの被処理面22との間にウォータカーテンお
よびエアーカーテンを形成するようになっている。
【0024】また、ドライ装置33の内部ケーシング3
7内に筒状のキャビティ(チャンバ)42が画成され、
このキャビティ42内にArガス等の不活性ガスのシー
ルドガスが供給されるようになっている。シールドガス
はガス供給配管43を介してレーザヘッド27のトーチ
部27a内に案内されるようになっている。
【0025】さらに、ドライ装置33の内側ケーシング
37内にはトーチ部27aを冷却する冷却ジャケット4
4が液密に画成され、このジャケット44内に冷却供給
配管45から例えば冷却水を供給することにより、トー
チ部27aを周囲から冷却している。ドライ装置33の
先端と表面改質熱処理されるステンレス鋼材15a,1
5bの被処理面22との間に適宜大きさのギャップδが
形成されるようになっている。
【0026】しかして、このドライ装置33は、ウォー
タチャンバ38およびエアーチャンバ40内に水および
エアーをそれぞれ供給する。供給された水およびエアー
は先端のスカート状開口部を通って放射状に拡散するよ
うに放出され、ウォータカーテンおよびエアーカーテン
を形成する。このウォータカーテンおよびエアーカーテ
ンによりドライ装置33の内部は周囲から隔離される一
方、キャビティ42内の水分は、シールドカスにより押
し出される一方、スカート状開口部から噴出される水や
エアーの吸引作用により吸い出されて排除され、キャビ
ティ42内は局所的に乾燥される。
【0027】ドライ装置33のキャビティ42内が乾燥
された状態で、熱処理装置20のレーザ発振器25を作
動させ、レーザビーム21を光ファイバ26およびレー
ザ走査光学系28を介してレーザヘッド27から被処理
面22に照射する。照射されるレーザビーム21は、被
処理面22が溶体化温度例えば1000℃以上に加熱さ
れるようにレーザ出力(レーザビームのエネルギ密度)
が調節される。
【0028】熱処理装置20のレーザ発振器25にYA
Gレーザ発振器を使用し、このYAGレーザ出力を変え
たときの加工速度と被処理面22の溶融深さ(○印)お
よび固溶化深さ(△印)との関係を図5および図6に示
す。図6はレーザ出力が1KW程度の例を示し、図5は
図6よりレーザ出力が小さい場合の例を示す。図5およ
び図6に示すように、熱処理装置20の加工速度は、S
US304のステンレス鋼材(鋭敏化材)の被処理面に
溶融・固溶化熱処理層(溶体化熱処理層)が少なくとも
0.5mmの深さ以上となるように、設定される。
【0029】また、レーザ出力が1KW程度のときの加
工速度と溶融・溶体化幅との関係を図7に示す。
【0030】さらに、被処理面の水中における溶体化深
さはレーザビームの照射パワー密度(w/mm2 )と
照射時間s(スポット径d/加工速度v)との間で所定
の関係がある。この関係を図8に示す。
【0031】YAGレーザにおいて、レーザビームの照
射パワー密度が例えば100w/  mm2 と高い場
合には、被処理面22の溶体化深さは、深さ曲線aで示
すように表わされ、短時間で深くなるが、溶融部分45
が非溶融状態の固溶化部分46に比べ多くなる。逆に、
照射パワー密度を徐々に低下させ、例えば約50w/m
m2 とすると、未溶融の固溶化部分46が多くなる。 さらに、照射パワー密度を低下させ、約20w/mm2
 の場合には、加工速度を充分に遅くし、照射時間を1
s以上とする必要がある。
【0032】図8から、ステンレス鋼材の被処理面22
に溶体化が生じる限界照射時間が存在することがわかり
、例えば照射パワー密度が約40w/mm2 の場合、
照射時間が約0.4s以上必要であり、照射パワー密度
が高ければ限界照射時間が短かくなる。符号47は限界
照射パワー密度と照射時間との関係を示す曲線である。
【0033】そこで、被処理面の溶融部分が少なく、未
溶融部分が深い適正な表面改質熱処理条件を選択すると
、YAGレーザの照射パワー密度が20〜60w/mm
2 で、照射時間が1s〜0.2s以上であればよく、
この条件範囲であれば被処理面に溶体化に必要な最低深
さ50μm(0.05mm)を確保することができる。
【0034】なお、この適正な表面改質熱処理条件は、
YAGレーザ以外の他のレーザ、例えばCO2 レーザ
、COレーザ、ガラスレーザなどを用いた場合では異な
る。レーザの種類によってレーザビームの金属材料への
吸収率が異なるためである。この吸収率はレーザビーム
の波長に依存する。
【0035】例えば、波長10.6μmのCO2 レー
ザの場合には、照射パワー密度がある値以下ではレーザ
ビームはほとんど反射してしまい、金属材料に吸収され
ないので、被処理面に未溶融状態の溶体化層を作ること
ができない。
【0036】この場合には、溶融状態の溶体化層を作る
ことになる。
【0037】また、図9(A),(B)および図10(
A),(B)はYAGレーザビームの照射による表面改
質熱処理を行なったときの金属組織を表わす断面ミクロ
写真をそれぞれ示すもので、図9(A)および(B)は
SUS304のステンレス鋼材(鋭敏化材)15に溶融
熱処理層48と固溶化熱処理層49が併存する場合を示
し、図10(A)および(B)は、溶融熱処理層が形成
されず、ステンレス鋼材15の表面に固溶化熱処理層4
9のみが形成された場合を示す。
【0038】図11は、ステンレス鋼材(SUS304
,650℃/2h鋭敏化材)15の高温水中におけるS
CC試験例を示すものである。図11において、(A)
は表面改質処理を施さないステンレス鋼材(鋭敏化材(
1))の場合を、(B)は上記鋭敏化材(1)に表面溶
融を行なった場合を、(C)は鋭敏化材(1)に表面固
溶化の熱処理を行なった場合をそれぞれ示し、図11は
(A),(B)および(C)状態のステンレス鋼材(S
US304)を5個ずつ8ppmP.O.濃度の288
℃の高温水中に500時間浸漬させた場合のSCC試験
結果を示す。表面改質熱処理を施さないステンレス鋼材
は5個中4個にSCCが発生したことがわかり、表面溶
融や表面固溶化熱処理を施したものは、SCCの発生は
見られなかった。このことから、表面固溶化の表面改質
熱処理を施すと、耐SCC性が向上することがわかる。
【0039】次に、水中における表面改質処理装置の他
の実施例を説明する。各実施例を説明するに当り、図4
に示す実施例で示した表面改質処理装置に対応する部分
には同一符号を付して説明する。
【0040】図12は表面改質処理装置の第2実施例を
示す模式図である。この表面改質処理装置は水カーテン
式の空洞形成手段とレーザビームを中空円筒で送る方式
を組み合せたものであり、熱処理装置20Aに図示しな
いCO2 レーザ発振器が備えられる。このレーザ発振
器から発振されたレーザビームはビームガイド51を通
ってレーザヘッド27に案内され、このレーザヘッド2
7に備えられたレーザ走査光学系28Aを通ってステン
レス鋼材15の被処理面22に照射されるようになって
いる。レーザ走査光学系28Aは例えば反射ミラー52
と集光レンズ53を組み合せることにより形成される。
【0041】また、熱処理装置20Aのレーザヘッド2
7には、水カーテン式のドライ装置33Aが備えられる
。このドライ装置33Aは、ドライケーシング35と内
側ケーシング37の2重筒構造を有し、両ケーシング3
5,37間にウォータチャンバ38が形成される。内側
ケーシング37のキャビティ42内にはレーザヘッド2
7のトーチ部27aが収容され、上記キャビティ42に
シールドガス供給配管43から供給されるArガス等の
シールドガスが供給されて満たされるようになっている
【0042】一方、ウォータチャンバ38の先端にはス
カート状の開口部が形成され、ウォータチャンバ38内
に供給されたシールド水は、先端のスカート状開口部か
ら放射状に流出されてウォータカーテンを形成する。シ
ールド水の流出により形成されるウォータカーテンによ
りキャビティ42内の水分はシールドガスとともに吸収
され、局所的にドライ化される。
【0043】図13は、熱処理装置20Bに備えられる
ドライ装置33Bを3重筒構造に形成し、ウォータチャ
ンバ38とエアーチャンバ40を同心円状に構成したも
のである。エアーチャンバ40内にはシールドエア供給
配管41よりシールドエアが供給されるようになってお
り、供給されたシールドエアは、先端のスカート状開口
部から吹き出され、エアーカーテンを形成するようにな
っている。この実施例は、ドライ装置33Bに水カーテ
ンとエアーカーテンを併設させてカーテン内側をドライ
化させたものであり、実験では、被処理面に5mm程度
の段差が存在しても局所的なドライ化が可能であること
がわかっている。
【0044】図14は、スカート式の空洞形成手段とレ
ーザビームを中空円筒で送る方式とを組み合せた表面改
質処理装置の第4実施例を示すものである。
【0045】この実施例に示された表面改質処理装置は
、中空円筒状のビームガイド51を有する熱処理装置2
0Cが備えており、この熱処理装置20Cは図示しない
レーザ発振器から発振されたCO2 等のレーザビーム
をビームガイド51を介してレーザヘッド27に案内し
、このレーザヘッド27に組み込まれたレーザ走査光学
系28Cを経てステンレス鋼材15の被処理面22に照
射されるようになっている。
【0046】一方、熱処理装置20Cのレーザヘッド2
7の先端には、外側から3重筒構造のフィルタ55、金
網等の補強用円筒56および耐熱円筒57が備えられ、
内側にレーザヘッド27から延びるキャビティ42が形
成され、このキャビティ42内にシールドガス供給配管
43からArガス等のシールドガスが供給される。供給
されたシールドガスによりキャビティ内の水分がフィル
タ55を通って流出され、キャビティ42内がドライ化
されるようになっている。
【0047】図15は表面改質処理装置の第5実施例を
示すものである。
【0048】この実施例に示されたものは、表面改質処
理対象となる被処理面22が隅部の場合を示すもので、
構造的には図14に示す表面改質処理装置と実質的な同
一であるので同一符号を付して説明を省略する。
【0049】図15に示される表面改質処理装置におい
て、フィルタとしてポリフロンフィルタを採用し、その
フィルタ長lを10mm(○印)、15mm(◇印)、
20mm(△印)とした場合の水深とドライ装置33C
内に空洞形成に必要な最低シールドガス流量との関係を
図16に示す。この図16から、水深が深くなるに伴い
、ドライ装置33Cによるドライ化が必要なシールドガ
ス流量が増加していることがわかる。
【0050】図17は、スカート式空洞形成手段とレー
ザビームを光ファイバで送る方式を組み合せた表面改質
処理装置の第6実施例を示すものである。
【0051】この実施例に示された表面改質処理装置は
、熱処理装置20Dの図示しないレーザ発振器から発振
されたYAGレーザ等のレーザビームを光ファイバ26
でレーザヘッド27内に案内するとともに、このレーザ
ヘッド27の内側ヘッド27b内に組み込まれるレーザ
走査光学系28Dは集光レンズ60,61と保護レンズ
を兼ねた凹レンズ62,63を組み合せたレンズユニッ
トから構成される。しかして、光ファイバ26から出て
くる拡散レーザビーム21は初めの凹レンズ62と集光
レンズ60により平行ビームに形成され、続いて次の集
光レンズ61と凹レンズ63により絞られて例えば段部
の被処理面22に照射されるようになっている。
【0052】前記レーザヘッド27の先端には、図14
および図15で示すものと同様な3重筒構造のフィルタ
55、補強用円筒(金網)56、耐熱円筒57を有する
ドライ装置33Dが備えられ、内部にキャビティ42を
形成している。フィルタ55はシールドガス供給配管4
3から連続的に供給されるシールドガスを細かな気泡に
して外部に逃がす一方、外部からの水の侵入を防止し、
被処理面22のある程度の凹凸を吸収するようになって
いる。また、キャビティ42内に存在する水はシールド
ガスにより押し出され、被処理面22に乾燥した部分を
形成することができる。
【0053】図18は、ワイヤブラシ式の空洞形成手段
とレーザビームを光ファイバ26で伝送する方式を組み
合せた表面改質処理装置の第7実施例を示すものである
【0054】この実施例に示されたものは、熱処理装置
20Eのレーザヘッド27の内側レーザヘッド27b内
にレーザ走査光学系28Eを収容するととともに、レー
ザヘッド27の外側ヘッド27aの先端に外側から金網
等の補強用円筒65、ワイヤブラシ66および耐熱円筒
67を備えたもので、内部にドライ装置33Eのキャビ
ティ42が形成される。キャビティ42内にはシールド
ガス供給配管43からシールドガスが連続的に供給され
る。
【0055】補強用円筒65はワイヤブラシ66を被処
理面22に押し付けた際の拡がりを防止するためのもの
であり、耐熱円筒67は、溶融時にスパッタリングが発
生するおそれがあるため必要であるが、固溶化熱処理の
みであれば必ずしも必要がない。
【0056】そして、ワイヤブラシ66はシールドガス
供給配管43から連続的に供給されるArガス等の不活
性ガスのシールドガスを細かな気泡にして外部に逃がす
一方、外部から水の侵入を防止し、被処理面22の凹凸
をある程度吸収する作用を有する。キャビティ42内に
存在していた水は、シールドガスの供給により押し出さ
れ、被処理面22上に乾燥した部分を局所的に形成する
ようになっている。図18に示す表面改質処理装置では
、シールドガス流量が60l/min 以上でキャビテ
ィ42内に安定した乾燥域が形成されることが確認され
ている。
【0057】図19は、表面改質処理装置の第8実施例
を示すものであり、この実施例に示されたものは、対象
とする被処理面22が隅部の場合であり、構造的には図
18に示す表面改質処理装置と異ならないので同一符号
を付して説明を省略する。
【0058】図20は小型チャンバ式空洞形成手段とレ
ーザビームを光ファイバで伝送する方式を組み合せた表
面改質処理装置の第9実施例を示すものである。
【0059】この実施例に示された表面改質処理装置は
、ドライ装置33Fの逆椀状ボックスケーシング70を
チャンバ保持機構71に支持させて内部にドライチャン
バ72を形成する。そして、このチャンバ72内に電動
機73の駆動により変速機74を介して回転せしめられ
る回転ディスク75を設け、この回転ディスク75にヘ
ッド位置調整機構76を介して熱処理装置20Fのレー
ザヘッド27が設けられる。レーザヘッド27はヘッド
位置調整機構76の電動機77の駆動により変速機構7
8を介して位置調節される。レーザヘッド27には図示
しないレーザ発振器から光ファイバ26を介してレーザ
ビームが伝送され、このレーザビームはレーザヘッド2
7内に収容されたレーザ走査光学系(図示せず)を介し
て被処理面22上に照射される。符号43は、レーザヘ
ッド27内にシールドガスを供給するシールドガス供給
配管である。
【0060】一方、ドライ装置33Fのドライチャンバ
72内にAr等の不活性ガスを注入するドライガス注入
機構80がドライケーシングに備えられている。ドライ
ガス注入機構80はドライチャンバ内にドライガスを注
入するガス注入ノズル81とドライチャンバ内のガス抜
きを行なうガス抜きノズル82とを備えている。
【0061】なお、符号83はモニタ装置であり、84
はテレビカメラ85等を昇降操作させるエアーシリンダ
である。
【0062】次に、表面改質処理装置の作業手順を説明
する。
【0063】原子炉内機器や炉内構造物等の被処理面2
2の表面改質熱処理をレーザビーム21を用いて行なう
場合には、初めに対象となる被処理面22を水中下でジ
ェット流かワイヤブラシを用いて表面洗浄を行ない、被
処理面22に付着したクラッド等しを掻き落とし、被処
理面22をクリーニングする。
【0064】続いて、熱処理装置20(20A〜20F
)を水中に挿入し、表面改質処理対象となる被処理面2
2にアクセスさせ、この被処理面22上の所定位置に設
置する。その後、熱処理装置20に設けられたドライ装
置33(33A〜33F)を作動させて処理対象となる
被処理面をドライにするための空洞を形成し、局所的に
乾燥させる。
【0065】被処理面22が局所的に乾燥された状態で
、熱処理装置20のレーザ発振器25からレーザビーム
21を発振させ、このレーザビーム21をレーザ走査光
学系28(28A〜28F)を介して被処理面22上に
照射させる。照射されるレーザビーム21の出力(線密
度)は、レーザの種類に応じて適宜選定され、被処理面
22を例えば1000℃以上の溶体化温度以上に加熱し
て固溶化熱処理(溶融・固溶化熱処理を含む。)を行な
い、被処理面22上に深さ0.05mm以上の固溶化熱
処理層を形成する。
【0066】レーザビームの照射による固溶化熱処理作
業は、必要に応じて仕上げ加工(表面酸化の場合)を行
なった後、熱処理装置20を取り外すことにより、終了
する。
【0067】なお、本発明の各実施例の説明では、レー
ザビームを用いてステンレス鋼の表面改質を行なう場合
について説明したが、この表面改質は、ステンレス鋼だ
けでなく、インコネルや炭素鋼の熱影響部の表面改質に
も適用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上に述べたように本発明においては、
原子炉炉内容器や炉内構造物等の被処理面に熱処理装置
をアクセスさせる一方、この熱処理装置に設けられたド
ライ装置で被処理面を水中下でも局所的に乾燥させる一
方、乾燥せしめられた被処理面に熱処理装置から出力さ
れるレーザビームをレーザ走査光学系を介して照射させ
、被処理面を溶体化温度以上に加熱して表面改質熱処理
を行なうようにしたから、水中下であっても、被処理面
を溶体化温度以上に加熱して粒界クロム炭化物などを消
失させ、レーザ照射表面に健全な固溶化熱処理層を形成
することができ、鋭敏化した金属組織を元の健全な金属
組織に戻す予防保全を行なうことができ、耐SCC性や
耐IGSCC性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面改質処理装置の一実施例を示
す原理図。
【図2】本発明の表面改質処理装置により表面改質熱処
理が適用される原子炉内の適用箇所を例示的に示す図。
【図3】本発明の表面改質処理装置により表面改質熱処
理が行なわれたステンレス鋼の金属組織を示す顕微鏡写
真。
【図4】本発明に係る表面改質処理装置の一実施例を略
示的に示す断面図。
【図5】本発明の表面改質処理装置に用いられるレーザ
ビームの加工速度と溶融・固溶化深さの関係を示す図。
【図6】図5より高出力のレーザビームを用いた場合の
加工速度と溶融・固溶化深さの関係を示す図。
【図7】レーザビームの加工速度と溶融・固溶化幅の関
係を示す図。
【図8】レーザビームによる溶融・固溶化深さ(溶体化
深さ)と照射パワー密度と照射時間との関係を相関的に
示す図。
【図9】本発明による表面改質処理装置の表面改質処理
により得られた被処理面の金属組織を示す顕微鏡写真で
、(A)は表面改質熱処理が行なわれた左側半分の金属
組織を示す顕微鏡写真、(B)は右側半分の金属組織を
示す顕微鏡写真。
【図10】図9と同様な金属組織を示す顕微鏡写真で、
(A)は左側半分の金属組織を示す顕微鏡写真、(B)
は右側半分の金属組織を示す顕微鏡写真。
【図11】高温水中におけるSUS304のステンレス
鋼の耐SCC性を評価する図。
【図12】本発明に係る表面改質処理装置の第2実施例
を示す模式図。
【図13】本発明に係る表面改質処理装置の第3実施例
を示す模式図。
【図14】本発明に係る表面改質処理装置の第4実施例
を示す略示的な断面図。
【図15】本発明に係る表面改質処理装置の第5実施例
を示す略示的な断面図。
【図16】図15に示す表面改質処理装置を用いた場合
の水深と空洞形成に必要な最低シールドガス流量との関
係を示す図。
【図17】本発明に係る表面改質処理装置の第6実施例
を示す略示的な断面図。
【図18】本発明に係る表面改質処理装置の第7実施例
を示す略示的な断面図。
【図19】本発明に係る表面改質処理装置の第8実施例
を示す略示的な断面図。
【図20】本発明に係る表面改質処理装置の第9実施例
を示す断面図。
【符号の説明】
1  原子炉圧力容器 2  シュラウド 3  上部格子板 4  炉心支持板 5  ジェットポンプ 10  制御棒駆動機構(CRD) 15a,15b  ステンレス鋼材 16  溶接部 17  熱影響部 20,20A  熱処理装置 21  レーザビーム 22  被処理面 23  固溶化熱処理層 25  レーザ発振器 226  光ファイバ 27  レーザヘッド 28,28A  レーザ走査光学系 33  ドライ装置 35  ドライケーシング 38  ウォータチャンバ 40  エアーチャンバ 42  キャビティ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  原子炉炉内機器等の被処理面を表面洗
    浄した後、上記被処理面に熱処理装置をアクセスさせて
    設置し、熱処理装置と被処理面との間に空洞を形成して
    被処理面を局所的にドライ化し、続いて熱処理装置から
    被処理面にレーザビームを照射して被処理面を溶体化温
    度以上に加熱して改質熱処理し、被処理面の表面改質熱
    処理後、前記熱処理装置を取り外すことを特徴とする表
    面改質処理方法。
  2. 【請求項2】  原子炉炉内機器等の被処理面にアクセ
    ス可能な熱処理装置と、この熱処理装置に設けられ、前
    記被処理面を乾燥させるドライ装置と、前記熱処理装置
    から出力させるレーザビームを被処理面に照射させるレ
    ーザ走査光学系とを備え、このレーザ走査光学系から出
    射されるレーザビームを被処理面に照射して溶体化温度
    以上に加熱し、表面改質処理を行なうようにしたことを
    特徴とする表面改質処理装置。
JP2416942A 1990-12-29 1990-12-29 表面改質処理方法および表面改質処理装置 Pending JPH04249799A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996038258A1 (de) * 1995-05-30 1996-12-05 Gkss-Forschungszentrum Geesthacht Gmbh Vorrichtung zum schweissen und/oder behandeln von werkstücken mittels laserlichts im wasser
US5938954A (en) * 1995-11-24 1999-08-17 Hitachi, Ltd. Submerged laser beam irradiation equipment
US5977515A (en) * 1994-10-05 1999-11-02 Hitachi, Ltd. Underwater laser processing device including chamber with partitioning wall
JP2002012916A (ja) * 2000-06-30 2002-01-15 Toshiba Corp 高硬度鋼の応力腐食割れ防止法

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