JPH04248573A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04248573A
JPH04248573A JP3340691A JP3340691A JPH04248573A JP H04248573 A JPH04248573 A JP H04248573A JP 3340691 A JP3340691 A JP 3340691A JP 3340691 A JP3340691 A JP 3340691A JP H04248573 A JPH04248573 A JP H04248573A
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JP
Japan
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recording
magnetic
toner
recording electrode
electrode
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Pending
Application number
JP3340691A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Ochiai
俊彦 落合
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH04248573A publication Critical patent/JPH04248573A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性磁性現像剤を記録
媒体に静電的に付着させて画像を形成する画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像情報に応じて画像形成す
る装置が種々開発されており、その中に微粉末現像剤で
ある導電性磁性トナーを用い、そのトナーを静電的に記
録媒体に付着させて画像を形成するプリンター, ディ
スプレイ装置等の画像形成装置がある。
【0003】上記装置に適用される画像形成方法として
は、例えば特公昭51−46707 号公報等に示す方
法が提案されている。図12に示すように、非磁性円筒
50の外周に有する導電性磁性トナー51を、上記非磁
性円筒50と同軸に設けられた回転磁石52の磁界によ
って、上記円筒50の外周面に付着させて搬送する。そ
して、上記トナー51を非磁性円筒50の外周面上に軸
方向に沿って密に配列された記録電極50aを通過させ
、上記非磁性円筒50に近接して設けられた内側より導
電層53b, 絶縁層 (又は誘電層) 53aを積層
してなる記録媒体53に物理的に接触しているときに電
源部54によって電圧を印加する。この時上記記録電極
50aと記録媒体53の導電層53bとの間に画像情報
に応じた電圧を印加することによって、記録媒体53の
絶縁層53aにトナー51を付着させて画像を形成する
ものである。
【0004】また上記画像形成方法を適用した画像形成
装置としては、図13に示すように、駆動搬送ローラ5
5a及び従動搬送ローラ55bにより搬送される記録媒
体53に対し、回転磁石52の回転により記録電極50
a上にトナー51を搬送し、図示しない記録制御部から
の信号電圧によりトナー51が付着したりしなかったり
して画像を形成する。例えば、上記記録制御部からの信
号電圧が+30V印加されたときは、トナー51が記録
媒体53に付着し、0Vの時には付着しないという動作
を繰り返すことにより画像形成を行う。
【0005】上記記録媒体53に付着したトナー51は
、画像表示部56において画像が表示された後、磁石よ
りなるクリーニング部材57により記録媒体53よりト
ナー51を吸引して引き剥がし、非磁性円筒50上に落
下して再搬送されて次の記録に備える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、トナー51が磁性であることから、
図14に示すように、記録電極50a上のトナー51は
、磁界のもとでは磁力線に沿って鎖状のトナーチェーン
51aを形成し、このトナーチェーン51aに沿って電
荷がトナー51に注入されて記録される。上記トナー5
1は一般にアクリル樹脂,ナイロン樹脂,ポリエチレン
樹脂等のプラスチック樹脂と、フェライト,鉄等の磁性
体と、カーボン等の低抵抗材料からなり、粒径は5μm
〜20μmで体積抵抗値は103 〜109 Ωcm程
度である。また記録媒体53のトナー51と接触する面
の体積抵抗値は106 〜1014Ωcm程度である。
【0007】上記構成にもとでは、前記特公昭51−4
6707 号公報等に示す現像原理に基づく画像形成方
法においては、前記記録電極50aと記録媒体53間の
距離dは200 μm〜300 μm程度が適切であり
、これ以上距離dを広げるとトナーチェーン51aと記
録媒体53との摺擦が不十分となり、画像濃度が薄くな
ったり、画像がぼけるおそれがあった。
【0008】また上記距離dの範囲では、記録電極50
aの設定精度によるばらつきで生ずる凹凸、或いは記録
媒体53の移動時に生ずるふれにより、記録媒体53と
記録電極50aが接触して両者が破損するおそれがあっ
た。
【0009】上記距離dを広げる方法としては、回転磁
石52の磁力を増加させることが考えられるがコスト高
になり易く、しかもその回転磁石52の表面直上で、高
々1000Gauss 程度であり、距離dも400 
μmぐらいまでしか広げることはできなかった。
【0010】更に上記距離dを広げる方法として、図1
5に示すように、記録電極50aの下部に鉄,ニッケル
等の磁性体58を設けたり、或いは記録電極50a自体
を鉄,ニッケル等の磁性材料で構成したり、さらには銅
パターンで作製された電極に磁性材料をメッキして、記
録電極50aに磁力を集中させることによりトナーチェ
ーン51aを長くして、記録電極50aと記録媒体53
間の距離dを広げる方法もあるが、何れの方法も上記距
離dを高々400 μm〜600 μm程度しか広げる
ことができず、またメッキ工程を要することでコスト高
になるおそれがあった。
【0011】本発明の目的は、記録電極より現像剤搬送
方向下流側に磁性部材設けたことにより、前記記録電極
の近傍に磁界を集中させて現像剤を溜まるようにして、
前記記録電極と記録媒体との間隔を広げることが可能な
画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される代表的な手段は
、画像情報に応じて現像剤に電圧を印加するための記録
電極と、前記現像剤を付着させて画像を形成するための
相対的に移動する記録媒体と、前記記録電極と記録媒体
との間に現像剤を供給するための現像剤供給手段と、前
記記録電極より現像剤搬送方向下流側に設けた磁性部材
とを有することを特徴とする。
【0013】
【作用】前記構成によれば、記録電極より現像剤搬送方
向下流側に磁性部材を設けたので、前記記録電極の下流
側近傍の磁界が偏って磁力線の障壁が形成され、前記現
像剤が上記障壁に当たって前記現像剤が記録電極上に溜
まり易くなる。これによって、前記記録電極と記録媒体
との間により多くの現像剤を詰めることができ、現像剤
の体積抵抗値を低下させることができる。
【0014】
【実施例】(第1実施例)以下、図面を参照して本発明
を適用した画像形成装置の一実施例について説明する。 本実施例では画像形成装置としてディスプレイ装置につ
いて説明する。
【0015】図1は画像記録部の模式断面図、図2は画
像形成装置の概略構成を示す断面説明図、図3は画像記
録部の斜視説明図、図4は記録媒体の一部拡大断面図、
図5は本実施例の画像記録原理を示す模式断面図、図6
は従来の画像記録原理を示す模式断面図、図7は画像記
録部の模式実験説明図、図8はトナー抵抗値とトナーに
加わる圧力との関係を示すグラフ、図9はトナー抵抗値
と記録電極−記録シート間の距離との関係を示すグラフ
である。
【0016】先ず図2乃至図4を参照してディスプレイ
装置の概略構成について説明する。図2において、1は
画像情報に応じて導電性磁性現像剤(以下『トナー』と
言う)2に電圧を印加するための記録電極である。この
記録電極1は、トナー2を供給するための現像剤供給手
段である非磁性円筒3の外周面上に軸方向に沿って密に
取り付けられている。
【0017】上記記録電極1は、図3に示すように、基
板1aに設けられた駆動素子1bに連結されており、先
端部には記録に寄与する導体露出部1cが設けられてい
る。上記記録電極1の導体露出部1c以外は、絶縁性を
有するカバーフィルム1eに被覆されている。また上記
基板1aには前記非磁性円筒3の軸方向に沿って複数の
穴1dが穿孔されている。これらの穴1dは、前記非磁
性円筒3の外周上を搬送されるトナー2が、矢印A方向
に通過して前記導体露出部1cに到達するように構成さ
れている。また前記基板1aは可撓性プリント基板が使
用され、更に前記駆動素子1bはVFDドライバー(沖
電気製MSG1163)が使用されている。本実施例で
用いられた記録電極1は銅のエッチングパターンで形成
されており、カバーフィルム1eのない導体露出部1c
の周方向の露出長は2mm、電極幅は0.11mm、電
極間のピッチは0.36mmである。また前記非磁性円
筒3の周面であって、導体露出部1cよりトナー搬送方
向下流側近傍には、後述の磁性部材14が設けられてい
る。
【0018】前記非磁性円筒3内には、図2に示すよう
に、図示しない駆動源により回転駆動される回転磁石4
が回転軸4aを中心に同心状に取り付けられている。上
記回転磁石4としては、直径40mmの円柱形磁石ロー
ラを用い、磁極が10極〜20極有するものを使用し、
磁石直上での最大磁束密度は1000Gauss のも
のを用いた。上記回転磁石4が形成する回転磁界により
前記トナー2を前記非磁性円筒3の外周面に付着させて
搬送するものである。
【0019】前記記録電極1の近傍には、トナー2を付
着させて画像を形成するための記録媒体である無端ベル
ト状の記録シート5がその一部を近接させて配置されて
いる。上記記録シート5は、搬送手段である上下に対を
なして配設された駆動ローラ6aとテンションローラ6
bとの間に掛け渡されている。上記駆動ローラ6aは、
図示しない駆動モータにより回転駆動され、前記記録シ
ート5を図2の矢印B方向に搬送するものである。
【0020】上記記録シート5は、図4に示すように、
ブチラール樹脂,或いはウレタン樹脂を主成分とする透
明材料からなる表面層5a、有色の無機物質と結着剤(
アクリル樹脂,プラスチック樹脂)とからなる有色層5
b、導電性を持たせるためのアルミニウム又はITO(
インジウムとスズの酸化物)を蒸着した導電層5c、及
びポリエチレンテレフタレート,ポリエチレン,ポリプ
ロピレン等のプラスチック性樹脂からなる基材5dを重
合させて構成されている。上記表面層5aの厚さは1μ
m〜10μmで体積抵抗値は107 〜1014Ωcm
、有色層5bの厚さは5μm〜20μmで体積抵抗値は
101 〜105 Ωcm、導電層5cの厚さは800
 〜2000Å程度の厚さに構成されており、また前記
トナー2は体積抵抗値は103 〜109 Ωcmのも
のが用いられる。
【0021】上記表面層5a及び有色層5bは電気的に
絶縁されており、有色層5bとしては画面のベース色と
して白色を出すために酸化チタン(TiO2),酸化ア
ルミニウム(AlO3 )等の無機物質を用いている。
【0022】7は前記記録電極1に対して画像情報に応
じた電圧を印加するための記録制御部である。この記録
制御部7は、画像情報に応じた信号電圧を前記記録シー
ト5の導電層5cに印加して表面層5a上にトナー2を
付着させて画像を形成させるものである。
【0023】8は前記記録シート5上形成された画像を
外部に表示するための画像表示部であり、9は装置本体
の背板10に支持部材10aを介して取り付けられたク
リーニング部材である。このクリーニング部材9は、ク
リーニング部材本体9aと軟質で導電性の刷毛9bとか
ら構成され、その刷毛9bを適当な角度及び距離をもっ
て記録シート5を摺擦することにより、上記記録シート
5上に付着しているトナー2を非磁性円筒3上にかき落
とすものである。上記クリーニング部材9としては、カ
ーボン繊維、複合化により導電性を有する軟質性プラス
チック(ポリエチレン,ポリプロピレン)、ウレタンゴ
ム、或いはシリコン等の材料が用いられる。
【0024】また前記記録シート5を介してクリーニン
グ部材9に対向する位置には、前記記録シート5を支持
するための非磁性部材11、及びトナー2を回収するた
めの磁石12が配設されている。
【0025】前記回転磁石4により非磁性円筒3の外周
に付着して搬送されたトナー2は、基板1aの穴1dを
通過して記録電極1上に搬送される。この時上記記録電
極1に画像情報に応じて電圧を印加することにより、ト
ナー2を記録シート5に付着させて画像を形成すること
が出来る。尚、記録電極1上で画像形成に寄与しなかっ
たトナー2は、非磁性円筒3の周面より落下して、記録
シート5に形成された画像に影響を与えることがない。
【0026】上記記録シート5上に形成された画像は、
駆動ローラ6aの回転によってその記録シート5が図2
の矢印B方向に搬送され、画像表示部8を通過するとき
外部に表示される。そして、上記画像表示部8を通過し
た記録シート5は、前記クリーニング部材9より、付着
したトナー2が剥ぎ取られて、そのトナー2は前記非磁
性円筒3上に落下して再度搬送されて次の記録に備える
【0027】次に図1を参照して前記装置内の画像記録
部の構成について説明する。図1において、前記記録電
極1の導体露出部1cの周方向の露出長iは、1.5 
mm〜3mmであり、この導体露出部1cを含む記録電
極1は、アルミニウム,プラスチック等の非磁性材から
なる電極支持部材13を介して非磁性円筒3の外周面に
取り付けられている。
【0028】また上記記録電極1のトナー搬送方向下流
側(図1の矢印A方向)近傍には、鉄板からなる磁性部
材14が非磁性円筒3の外周面に取り付けられている。 この磁性部材14の形状は、非磁性円筒3の周方向の長
さi′が回転磁石4の磁極ピッチ数m以下であることが
望ましく、これ以上である場合には回転磁石4の回転時
に負荷が大きくなり駆動源に過負荷となる。また厚さh
′は前記記録電極1の非磁性円筒3の外周面からの高さ
hより低く、厚さh′が0.1 mm〜1.0 mm程
度であることが望ましい。従って、本実施例では周方向
の長さi′が1mm〜10mmで、h=0.8 mm,
h′=0.6 mmとしている。
【0029】また前記記録電極1の先端部と磁性部材1
4とは導体露出部1cの露出長iの半分(i/2)まで
重なりあってもよく、例えばi=2mmの場合には、1
mmまで重ねて取り付けることができる。
【0030】また前記記録電極1の先端部と磁性部材1
4との間隔f(図5参照)はひらきすぎると磁力線集中
の効果が薄れるため、本実施例においては、およそ10
mmを限界としている。
【0031】更に前記磁性部材14は導電性であるため
、前記記録電極1との接触または抵抗の低いトナー2が
介在するため、短絡して導体露出部1cの電極素子を破
壊するおそれがあるため、前記磁性部材14を絶縁性テ
ープで巻いたり或いは絶縁性塗料を塗布して記録電極1
を保護している。
【0032】以上の構成により、記録電極1付近のトナ
ー2の溜まり量が増加して、トナー2の実質的な電気抵
抗値が減少することにより、記録電極1と記録シート5
との間隔dを最大3mmまで広げることが可能となった
。以下、この理由について詳述する。
【0033】図5は磁性部材14を設けた場合の記録電
極1付近の模式説明図である。前述のように、記録電極
1のトナー搬送方向下流側近傍に磁性部材14を設けた
ことにより、磁極間に形成される磁界が前記記録電極1
の先端部から磁性部材14にかけて偏り、図5に示すよ
うに磁性部材14の記録電極1に最も近いP点で磁力線
が集中する。上記磁界の偏りにより非磁性円筒3の周方
向に沿って磁力線の障壁が形成されており、矢印A方向
に搬送されるトナー2は上記磁力線の障壁によって移動
が妨げられ、下流側へのトナー移動量は減少して、記録
電極1上にトナー2が溜まるようになる。
【0034】また前記回転磁石4が回転した場合にも、
図5に示すように、磁力線による障壁が記録電極1の先
端付近に形成されており、前記磁性部材14の記録電極
1に最も近いP点では、常に磁力線の集中が生じており
、この近傍に導体露出部1cを配置することにより、記
録電極1上のトナー2の溜まり量を増加させることがで
きる。
【0035】また前記回転磁石4の矢印A方向の回転に
より、トナー2が搬送されて前記磁力線による障壁に当
たることにより、記録電極1上に溜まっているトナー2
に圧力が加わる。このトナー2に加わる圧力によりトナ
ー2の実質的な電気抵抗値が低下し、記録をさらに容易
化することができる。即ち、トナー抵抗値が下がった分
だけ、記録電極1と記録シート5との距離が広げること
が可能となる。
【0036】これに対し、図6に示すように、前記磁性
部材14がない場合には、磁極間に磁力線の集中による
障壁が形成されないので、記録電極1上にトナー2をよ
り多く溜めることが難しくなり、従って記録電極1と記
録シート5との距離を広げることが困難となる。
【0037】次に上記原理をモデル実験により説明する
と、図8に示すグラフは、図7に示す円筒形の容器にト
ナーを入れ、それを磁場の上と磁場がない場合について
上から圧力を加えて、同時に上下2つの金属性電極でト
ナーを挟み、印加電圧(30V)と電流値より抵抗値R
を求めてグラフ化したものである。上記円筒形容器の内
径は1cm、トナーを入れた時の高さ1cm、磁場を形
成する磁石の表面直上の磁束密度は800 〜900G
aussであった。上記図8に示すグラフより、磁場が
ない場合でも圧力が加わることで、トナーの抵抗値Rは
下がっている。 本実施例では、上記圧力は非磁性円筒3上を搬送される
トナー2が記録電極1の近傍に生ずる磁界の偏りによる
磁力線の障壁に当たって生ずることを見出したものであ
る。
【0038】尚、図8の縦軸に示すトナー体積抵抗値R
は、   R=V/i×S/h     =30/i×(0.5cm× 0.5cm×3
.14)/1cm      =23.55/i(Ωc
m)(V;電圧,i;電流,S;電極面積,h;電極間
距離)で表され、電流値iを測定してトナー体積抵抗値
Rを求めた。また圧力Pは重りを0.5 〜5gの範囲
で載せて測定を行った。
【0039】また図9に示すグラフは、電極−シート間
のトナー抵抗値と電極−シート間の距離との関係を示す
。従来の構成では電極−シート間の距離は500 μm
〜600 μm以上でトナー抵抗値が増加して記録不可
能となる。これに対し本実施例によれば、前記磁性部材
14を記録電極1の下流側に設けることにより、電極−
シート間の距離を3mmまで広げられることが判明した
【0040】これによって、例えば記録シート支持部材
の真直性精度を70μmから100 μmに粗くするこ
とができ、歩留りを70%から90%以上に向上させる
ことができる。また記録電極1の取り付け精度も凹凸差
を最大20μmから70μmに粗くすることができるの
で、取り付け易さが向上し、歩留りを50%から90%
以上に向上させて低コスト化を実現することができる。
【0041】(第2実施例)次に前記ディスプレイ装置
における画像記録部の他の実施例について説明する。装
置全体の概略構成は前記実施例と同様である。先ず図1
0に示す構成は、記録電極1のトナー搬送方向下流側に
非磁性材15を設けると共に、この非磁性材15にニッ
ケル,鉄等の磁性材料によるメッキにより前記記録電極
1の電極パターンと同様の磁性パターン15aを形成し
たものである。この時前記記録電極1の一画素分の導体
露出部1cにメッキを施した磁性パターン15aが夫々
対向するように形成されており、電極ピッチとメッキに
より形成される磁性パターン15aが合致するように構
成されている。
【0042】また前記記録電極1の設置時の作業効率を
上げるために、例えば電極パターンは磁性材料からなり
電極パターン間は非磁性材料からなる記録電極1を用い
、予め導体露出部1cの露出長を4mm程度に作製して
おいて、記録電極1として使用する半分(露出長2mm
相当)はマスキングしておき、残りの電極露出長2mm
を磁性材料によりメッキする。そしてこの記録電極1を
非磁性円筒3の周面に貼着した後、磁性材料メッキ部と
マスキング部とをカッター等で切り離して、磁性パター
ン15aと電極パターンとを分離する方法等が用いられ
る。
【0043】上記構成によれば、電極パターンに対応し
た記録電極1上のみにトナー2を溜めることができ、よ
り解像度のよい鮮明な画像を得ることができる。
【0044】(第3実施例)次に記録部の構成は上記第
2実施例と同様であるが、記録電極1に磁性パターン1
5aをメッキではなくエッチングにより設けることも可
能である。この場合、電極ピッチが細かくなった場合に
は、メッキよりもエッチングのほうが低コストで作製し
易いという利点がある。
【0045】(第4実施例)次に図11は記録電極1の
導体露出部1cを磁性材料で構成し、この記録電極1の
トナー搬送方向下流側に、鉄,ニッケル等の磁性板16
上に非磁性材15を積層して構成し、この非磁性部材1
5上に電極パターンと同じピッチで磁性パターン15a
をメッキ若しくはエッチングにより構成したものである
。上記構成によれば、解像度のよい鮮明な画像が得られ
ると共に、磁性板16を設けたことにより磁束密度をさ
らに高めことができるので、記録電極1上により多くの
トナー2を溜めて記録電極1と記録シート5間の距離を
さらに広げることが可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明は前述したように、記録電極より
現像剤搬送方向下流側に磁性部材を設けたので、前記記
録電極の下流側近傍の磁界が偏って磁力線の障壁が形成
され、前記現像剤が上記障壁に当たって記録電極上に溜
まり易くなる。これによって、前記記録電極と記録媒体
との間により多くの現像剤を詰めることができ、現像剤
により大きな圧力が加わるので、現像剤の体積抵抗値を
低下させることができる。従って、前記記録電極と記録
シート間の距離を飛躍的に広げることが可能となり、構
成部品の精度及び設定精度を緩和することが可能となる
ので、部品の歩留りを向上させると共に、組み立て易く
、低コスト化を実現することができる。また前記磁性部
材として、非磁性材上に磁性パターンを形成したものを
用いた場合には、電極パターンに対応した記録電極上の
みに現像剤を溜めることができ、より解像度のよい鮮明
な画像を得ることができる。更に前記磁性部材として、
磁性材上に、磁性パターンを形成した非磁性材を積層し
たものを用いた場合には、解像度のよい鮮明な画像を得
ることができると共に、磁束密度をより高めて記録電極
と記録シート間の距離をさらに広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像記録部の模式断面図である。
【図2】画像形成装置の概略構成を示す断面説明図であ
る。
【図3】画像記録部の斜視説明図である。
【図4】記録媒体の一部拡大断面図である。
【図5】本実施例の画像記録原理を示す模式断面図であ
る。
【図6】従来の画像記録原理を示す模式断面図である。
【図7】画像記録部の模式実験説明図である。
【図8】トナー抵抗値とトナーに加わる圧力との関係を
示すグラフである。
【図9】トナー抵抗値と記録電極−記録シート間の距離
との関係を示すグラフである。
【図10】画像記録部の他例の斜視説明図である。
【図11】画像記録部の他例の説明図である。
【図12】従来の画像記録原理の説明図である。
【図13】従来の画像記録原理を適用した画像形成装置
の説明図である。
【図14】従来の画像記録部の模式説明図である。
【図15】従来の記録電極部の説明図である。
【符号の説明】
1      記録電極 1a    基板 1b    駆動素子 1c    導体露出部 1d    通し穴 1e    カバーフィルム 2      トナー 3      非磁性円筒 3a    切欠部 4      回転磁石 5      記録シート 6a    駆動ローラ 6b    テンションローラ 7      記録制御部 8      画像表示部 9      クリーニング部材 10      背板 10a    支持部材 11      非磁性部材 12      磁石 13      電極支持部材 14      磁性部材 15      非磁性材 15a    磁性パターン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  画像情報に応じて現像剤に電圧を印加
    するための記録電極と、前記現像剤を付着させて画像を
    形成するための相対的に移動する記録媒体と、前記記録
    電極と記録媒体との間に現像剤を供給するための現像剤
    供給手段と、前記記録電極より現像剤搬送方向下流側に
    設けた磁性部材と、を有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】  前記磁性部材は、非磁性材上に磁性パ
    ターンを形成してなる請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】  前記磁性部材は、磁性材上に、磁性パ
    ターンを形成した非磁性材を積層してなる請求項1記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】  前記記録媒体は表面透明樹脂層と、有
    色の無機物質と、導電層を順次有する請求項1記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】  前記記録媒体に形成した画像は、表示
    部にて表示して用いるディスプレイ装置である請求項4
    記載の画像形成装置。
JP3340691A 1991-02-04 1991-02-04 画像形成装置 Pending JPH04248573A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0772716A (ja) * 1993-07-23 1995-03-17 Oce Nederland Bv 画像形成装置及び該画像形成装置用画像形成要素
JPH07199612A (ja) * 1993-12-08 1995-08-04 Oce Nederland Bv 画像形成装置及びそこに使用する画像記録素子

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0772716A (ja) * 1993-07-23 1995-03-17 Oce Nederland Bv 画像形成装置及び該画像形成装置用画像形成要素
US5852455A (en) * 1993-07-23 1998-12-22 Oce-Nederland, B.V. Image forming device, having separately energizable, inter-connected electrodes and image recording element for use, therein
JPH07199612A (ja) * 1993-12-08 1995-08-04 Oce Nederland Bv 画像形成装置及びそこに使用する画像記録素子

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