JPH04247904A - セラミックス成形体の製造方法 - Google Patents

セラミックス成形体の製造方法

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JPH04247904A
JPH04247904A JP3016816A JP1681691A JPH04247904A JP H04247904 A JPH04247904 A JP H04247904A JP 3016816 A JP3016816 A JP 3016816A JP 1681691 A JP1681691 A JP 1681691A JP H04247904 A JPH04247904 A JP H04247904A
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JP
Japan
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molded body
molding
thermoplastic resin
temperature
powder
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JP3016816A
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Shigeharu Matsubayashi
重治 松林
Hiroshi Kubo
紘 久保
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静水圧加圧成形法を用
いたセラミックス部品の製造方法に関し、部品を成形す
る時のニア・ネット・シェイプ化と高密度成形体を得る
目的で、静水圧加圧時に予め粉末と混ぜ合わされた熱可
塑性樹脂が熱的に軟化する温度域まで昇温できるWIP
装置を用い、部品を成形する時のニア・ネット・シェイ
プ化と高密度の成形体ができるセラミックス部品の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来セラミックス部品の中でも、プレス
成形時に形状の付与し難い、複雑かつ肉厚の大きい部品
等は、泥漿鋳込み(スリップキャスティング)法、射出
成形法により製造されているが、長期で複雑な製造工程
・低歩留り等の理由から、多くは素地の加工工程を経た
ニア・ネット・シェイプ化が多く用いられている。
【0003】この素地加工を施したニア・ネット・シェ
イプ化の特徴としては、短期の製造工程で、高い歩留り
を有する点で優れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ニア・ネット・シェイ
プ化の問題点としては、以下のことがあげられる。■泥
漿鋳込みや射出成形法を用いる製造方法は、複雑形状の
付与や大量生産性は優れているが、部品の肉厚が大きく
なるほど成形・脱脂・焼結時に不良品が発生する割合が
高くなり、歩留まりが低下する。
【0005】■バインダー添加による素地加工では、プ
レス成形時にバインダーが充分塑性変形せずに残留応力
がかかることによる加工時や焼結時の割れの発生が問題
である。
【0006】これらの問題点を解消するために、肉厚の
大きなものでも比較的容易に成形でき、静水圧加圧時に
予め粉末と混ぜ合わされた熱可塑性樹脂が熱的に軟化す
る温度域まで昇温できるように圧力容器内または容器壁
部または容器外壁部に昇温用ヒーターを有するWIP装
置を用いることによって、部品を成形する時のニア・ネ
ット・シェイプ化と成形体の高密度化ができるセラミッ
クス部品の製造方法を本発明によって確立した。
【0007】ここで、上記記述の静水圧加圧時に熱可塑
性樹脂が熱的に軟化する温度域まで昇温可能な温度調節
可能な静水圧加圧装置をWarm Isostatic
 Pressの意味を含むことから、W .I. P.
 と呼び、以下記述の際にもWIPと記載する。
【0008】
【課題を解決するための手段】これまで、静水圧プレス
による成形法は、CIP(Cold Isostati
c Press)と呼ばれ、室温の水または溶液中で圧
縮し成形されていた。
【0009】窒化珪素や炭化珪素などのセラミックス粉
末にポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を
混合し、この混合物を一次成形後、ゴム被膜をつけ二次
的に静水圧加圧する成形を行なったり、または、直接ゴ
ム型等にこの混合物を入れることによって静水圧加圧す
るだけで成形していた。
【0010】本発明は、静水圧加圧時にポリエチレンや
ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂が熱的に軟化する80
〜200℃の範囲の温度域まで昇温後温度保持し、同時
に、100〜7000kgf/cm2 までの静水圧加
圧することを特徴とするセラミックス成形体の製造方法
である。
【0011】昇温・加圧は、圧力容器内または容器壁部
または容器外壁部に昇温用ヒーターを配している構造を
有する静水圧加圧装置で行なう。
【0012】上記記述の静水圧加圧時に、熱可塑性樹脂
が熱的に軟化する温度域まで昇温後温度保持が可能な静
水圧加圧装置WIPを用いるのが好適である。
【0013】このことによって、成形前に予め粉末と混
ぜ合わされたポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑
性樹脂が熱的に軟化する温度域まで昇温可能なWIP装
置を用い、成形体を製造するときのニア・ネット・シェ
イプ化と高密度の成形体ができるようにした。
【0014】
【作用】これまでの室温の水または室温の他媒体中で圧
縮し成形されていた方法では高密度の成形体が得難く、
成形体強度が低く素地加工し難く焼結時の密度も常温焼
結では99%理論密度比を超えることが難しかったが、
本発明では、成形前に予
【0015】め窒化珪素や炭化珪素などのセラミックス
粉末と混ぜ合わされたポリエチレンやポリプロピレン等
の熱可塑性樹脂が、熱的に軟化する80〜200℃の範
囲の温度域まで昇温後温度保持し、同時に、100〜7
000kgf/cm2 までの静水圧加圧が可能なWI
P装置を用い、成形体を製造することによって、熱可塑
性樹脂が
【0016】熱的に流動性を有し、ブリッジン
グ(橋架けによる空孔生成)が抑えられ、粉体の充填性
が促進されるため成形体の高密度化が達成され、高密度
化に伴って成形体の強度が増加し、複雑な形状に対して
のニア・ネット・シェイプ化やその成形体加工のために
必要である素地加工を施すことが可能になった。
【0017】以下に従来法からの改善点を列記する。■
予め粉末と混ぜ合わされた熱可塑性樹脂が熱的に流動で
きるようになる。■粉体の充填性が向上し、成形体の高
密度化ができるようになる。■高密度化に伴う成形体強
度が増し、素地加工性が向上する。
【0018】
【実施例】この発明を、以下に示す実施例により説明す
る。窒化珪素粉末(宇部興産製UBE ―SN―E10
;平均粒径0.3 μm) を90重量%として、これ
に焼結助剤となる各種酸化物(例えば三菱化成工業製酸
化イットリウムや住友化学製酸化アルミニウム)を総量
で10重量%添加混合する際に、
【0019】これらの粉末の体積が75体積%となるよ
うにして、熱可塑性樹脂として、PVA(ポリビニルア
ルコール)が25体積%となるようにして、これらを合
わせて、ボールミルで24時間混合した。
【0020】ここで得られた粉末を、以下の表に示す成
形方法で板材に成形した。このときの成形体の密度と成
形体の強度ならびに常圧焼結後の焼結体密度を示す。
【0021】
【表1】成形体の密度と成形体強度ならびに常圧焼結後
の焼結体密度   ※T.D.: Theoretical Dens
ity 即ち理論密度のことで、一般に%T.D. は
相対密度を表わす。
【0022】この結果より、本発明による成形体は成形
時の密度が高く、その成形体は複雑な素地加工時に必要
な強度(20MPa 以上) も有していることが確認
された。
【0023】また、熱可塑性樹脂が軟化し粒子間距離も
近づいていることより、穴開け加工、面出し加工、さら
には種々の加工後のラバープレスによって、部品を成形
する時のニア・ネット・シェイプ化が可能になった。
【0024】
【発明の効果】セラミックス部品の製造方法に関し、複
雑でかつ大型(肉厚)品の要望が多くなってきている。 そこで、部品を成形する時のニア・ネット・シェイプ化
と成形体の高密度化が可能になることが、短期の製造工
程で、高い歩留りを有する点で優れている。
【0025】本発明により、これらの要求を満足する成
形体が得られた。これらのことにより、セラミックス部
品の生産性を向上させることが可能となり、その工業的
有用性は非常に大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  セラミックス粉末に熱可塑性樹脂を混
    合し、この混合物を一次成形後ゴム被膜をつけ二次的に
    静水圧加圧する成形を行なったり、または直接ゴム型等
    にこの混合物を入れることによって静水圧加圧成形する
    場合において、静水圧加圧時に熱可塑性樹脂が熱的に軟
    化する温度域まで昇温することを特徴とするセラミック
    ス成形体の製造方法。
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