JPH04247768A - 画像信号発生回路 - Google Patents

画像信号発生回路

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JPH04247768A
JPH04247768A JP3032404A JP3240491A JPH04247768A JP H04247768 A JPH04247768 A JP H04247768A JP 3032404 A JP3032404 A JP 3032404A JP 3240491 A JP3240491 A JP 3240491A JP H04247768 A JPH04247768 A JP H04247768A
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JP
Japan
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signal
reference signal
received light
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comparison reference
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JP3032404A
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Inventor
Hidehiko Yamaguchi
英彦 山口
Takeshi Katayama
剛 片山
Yoichi Nakamura
洋一 中村
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Original Assignee
Plus Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号発生回路に関し
、詳しくは、例えば電子黒板において、被写体としての
書き込み用シート上の文字、図形等の被写画像を読み取
るに際し、CCDイメージセンサ等の光・電気変換素子
により前記被写画像を電気信号に変換して二値化画像信
号を得るための画像信号発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図9ないし図14は第1の従来技術を示
している。図9はその回路構成を示し、同図において、
1はCCDイメージセンサ(以下、単にイメージセンサ
という)、OP1はイメージセンサ1の受光出力電圧E
o及び基準電圧Erがそれぞれ抵抗R1を介して負入力
端子及び正入力端子に加えられるオペアンプ、R2は帰
還抵抗、2はオペアンプOP1からの受光信号Eaが加
えられるピークホールド回路、CPはピークホールド回
路2の出力である比較基準信号Esと受光信号Eaとを
比較するコンパレータである。なお、コンパレータCP
から出力される二値化された画像信号Ecは、図示され
ていないインターフェイス回路を介して画像処理用のC
PU等に加えられている。ここで、前記ピークホールド
回路2は、ボルテージフォロアを構成するオペアンプO
P2と、その正入力端子に接続されたダイオードDと、
抵抗R3及びコンデンサC3の並列回路と、この並列回
路に直列接続されたバイアス用電源3(Eb)とから構
成されている。
【0003】この画像信号発生回路では、蛍光灯などの
光源により書き込み用シートが照射され、その表面に書
かれた被写画像からの反射光がイメージセンサ1に入射
する。そして、受光出力電圧Eo及び基準電圧Erの差
がオペアンプOP1により増幅され、受光信号Ea〔=
(R2/R1)・(Er−Eo)〕が出力される。この
受光信号Eaはしきい値としての比較基準信号Esとコ
ンパレータCPにより比較され、二値化された画像信号
Ecが得られることになる。ここで、受光信号Eaは文
字・図形等の被写画像の有無に応じたイメージセンサ1
の受光出力電圧Eoの変化に対応して変化する。この信
号Eaによりピークホールド回路2のダイオードDを介
してコンデンサC3が充電されることにより、電圧Ep
がEaに追従して変化し、比較基準信号Esとしてオペ
アンプOP2の出力端子に現われる。なお、Esすなわ
ちEpは、バイアス用電源3の電圧Eb以下に低下しな
い構成となっている。
【0004】上記構成の画像信号発生回路では、光源に
ばらつきや光量変化がなく、また、光量が均一である場
合には図10ないし図12に示すような各出力波形が得
られる。まず、図10はイメージセンサ上のデータ有効
範囲Aにわたって被写画像がない場合であり、EaとE
sとの関係から、画像信号Ecは有効範囲Aにわたって
白色(地色)を示す“H”レベルとなる。また、図11
は被写画像が部分的に存在し、この部分を黒色と認識し
てこれが画像信号Ecに現われている場合である。なお
、図11において、b1部分は幅広く黒色部分が存在す
る箇所を示しており、図9におけるバイアス用電源3が
存在しない場合はEsがb2の如く低下し、画像信号E
cにb3として現われる結果、黒色を認識できないこと
になる。しかるに、バイアス用電源3の電圧Ebにより
Esに基底値(下限値)を設定してあるため、画像信号
Ecは黒色を正確に認識したものとなっている。ここで
、バイアス用電源3の電圧Ebは、一旦調整した後は通
常そのままの状態で固定されている。更に、図12は有
効範囲Aにわたって被写画像が存在し、全て黒色として
認識される場合であり、この時の画像信号Ecは有効範
囲A内で“L”レベルとなる。
【0005】次に、図15及び図16は第2の従来技術
を示している。図15において、2は受光信号Eaが入
力される高速のA/Dコンバータであり、アナログ受光
信号EaはこのA/Dコンバータ2によりディジタル信
号に変換され、後続のディジタルコンパレータ5に入力
されている。また、A/Dコンバータ2の出力信号はメ
モリ3にシリアルに書き込まれると共に、その出力デー
タが基準レベル発生回路4に入力されている。この基準
レベル発生回路4では、メモリ3の出力データに1以下
の一定の比率(例えば0.8等)を掛け、またはメモリ
3の出力データから一定の値を減じることにより比較基
準信号Esを生成する。なお、図15において、6は制
御回路である。
【0006】この動作を図16を参照して説明する。図
16において、8は書き込み用シートであり、8Aはイ
メージセンサ1によりレンズ7を介して被写画像が読み
取られる読取範囲である。まず、この読取範囲8Aを処
理する前に、図18に符号8Bにて示す、読取位置Pと
読取範囲8Aの端部との間の通常、何も書かれていない
部分(以下、基準信号作成範囲という)を読取位置Pに
搬送する。イメージセンサ1は、この基準信号作成範囲
8Bのシート地からの反射光を入力し、受光出力電圧E
o及び基準電圧Erの差がオペアンプOP1により増幅
され、受光信号Eaが出力される。この受光信号Eaは
A/Dコンバータ2によりディジタル信号に変換され、
メモリ3に記憶される。次に、書き込み用シート8の読
取範囲8Aを読取位置Pに搬送し、イメージセンサ1に
より実際に被写画像を読み取ってオペアンプOP1及び
A/Dコンバータ2を介し受光信号をディジタルコンパ
レータ5に出力する。この際、前記処理により予めメモ
リ3に記憶しておいた基準信号作成範囲8Bについての
受光信号を基準レベル発生回路4に取り込み、比較基準
信号Esを生成してディジタルコンパレータ5に出力す
る。 これにより、ディジタルコンパレータ5では受光信号と
比較基準信号Esとを比較し、二値化した画像信号Ec
を得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術に関し
、一般に光源には明るさのばらつきや経時的な光量変化
があり、また、光量が不均一になり易い。更に、書き込
み用シートのたわみや材質等に起因して、イメージセン
サ1への入射光量が不均一になる場合もある。これらに
起因してイメージセンサ1への入射光量が少なくなると
、以下のような問題を生じる。図13及び図14はイメ
ージセンサ1への入射光量が少ない場合の各出力波形を
示しており、図13は被写画像がない場合、図14は被
写画像がある場合である。このうち、図13では入射光
量の減少により受光出力電圧Eoの電圧も低くなり、こ
れに応じてオペアンプOP1の受光信号Eaの電圧も低
くなる。このため、Eaに追従するEsはその基底値が
Ebにより抑えられた状態でほとんど変化しなくなり、
Eaが部分的にEsを下回ることにより、図13にa1
として示すように、黒色でない(被写画像がない)にも
関わらず黒色に相当する誤出力が画像信号Ecに生じて
しまう問題があった。
【0008】前記第2の従来技術によれば、本来の読取
範囲8Aに先立って基準信号作成範囲8Bを読み取るこ
とにより、二値化のための比較基準信号Esを生成して
いる。すなわち、光源の明るさにばらつきがあったり光
量が不均一である場合にも、その光源による同一シート
上の基準信号作成範囲8Bからの反射光に基づいた比較
基準信号Esを常に使用するため、書き込み用シート8
上の1ライン(イメージセンサ1の走査方向に沿ったラ
イン)のどの位置でも常に正確に二値化を行うことがで
きる。しかしながら、この従来技術では読取位置Pで読
み取る1ライン分の信号を全てA/D変換してメモリ3
に書き込む必要があり、例えば、上記1ライン分の信号
を5msの間に1024の分解能で読み取るには、1デ
ータあたり約5μsの速さで1024の信号をA/D変
換し、これらのディジタルデータを記憶しなくてはなら
ない。このため、A/Dコンバータ2としてはかなり高
速かつ高価なものが必要になり、メモリ3も大容量かつ
高価なものとなる。これに対し、現在広く普及している
ワンチップマイコン等に内蔵されたA/Dコンバータは
変換速度の点で、また、メモリについては容量の点でそ
れぞれ大幅に劣るため、上記A/Dコンバータ2及びメ
モリ3の代替品とはなり得ない。従って、図15に示し
たような画像信号発生回路を構成するには、専用のA/
Dコンバータ2及びメモリ3が必要になり、コストの増
加を招くと共に、取付基板の大形化ひいては回路全体の
大形化を招く不都合があった。
【0009】第1及び第2の発明は上記種々の問題点を
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は、光源の明るさのばらつき等により光・電気変換素子
への入射光量が減少した場合にも誤出力を生じることが
なく、また、ワンチップマイコン等に内蔵された低速の
A/D変換器や小容量のメモリを使用可能として正確な
二値化画像信号が得られるようにした画像信号発生回路
を提供することにある。更に第2の発明においては、被
写画像の解像度を従来より高めることもその目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、第1の発明は、被写体の1ライン分の受光信号を低速
でA/D変換するA/Dコンバータと、このA/Dコン
バータの出力データを記憶するメモリと、このメモリに
記憶されたデータをD/A変換するD/Aコンバータと
、このD/Aコンバータの出力信号に基づいて比較基準
信号を生成する手段と、前記受光信号と比較基準信号と
を比較して画像信号を生成するコンパレータとを備え、
被写体内に形成された読取範囲以外の基準信号作成範囲
による受光信号に基づき前記比較基準信号を生成するも
のである。
【0011】第2の発明は、上記A/Dコンバータ、メ
モリ、D/Aコンバータ、比較基準信号の生成手段、及
び、受光信号と比較基準信号とを比較するコンパレータ
に加えて、比較基準信号との比較により被写画像が黒色
と認識される受光信号の一部における受光信号波形の変
化から白色部分の存在を検出する白色部分検出手段と、
この白色部分検出手段及び上記コンパレータの論理和を
求めて画像信号を生成する手段とを備え、被写体内に形
成された読取範囲以外の基準信号作成範囲による受光信
号に基づき前記比較基準信号を生成するものである。
【0012】
【作用】第1の発明によれば、同一の光源により照射さ
れる基準信号作成範囲からの反射光に基づき比較基準信
号が作成される。このため、光源の明るさのばらつきや
光量の不均一等の現象が生じても、比較基準信号自体が
これらの影響を受けたものとなり、同様の影響を受ける
受光信号と比較基準信号との比較により、光量変化に影
響されることなく常に正確な二値化画像信号を得ること
ができる。また、比較基準信号の生成に当たり、受光信
号を間引いて小量のデータのみをA/D変換して記憶す
ることにより、A/Dコンバータの低速化、メモリの小
容量化及びこれらの低価格化が可能になる。
【0013】第2の発明によれば、大部分が黒色であっ
てその中に若干の白色が散在しているような被写画像の
部分について、受光信号における波形の変化から上記白
色部分を白色部分検出手段が検出する。この白色部分検
出手段の出力とコンパレータ出力との論理和をとること
により、被写画像中の黒色及び白色のパターンに関わら
ず、高解像度の二値化画像信号を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明する
。図1は第1の発明の一実施例の構成を示すもので、図
9または図15と同一の構成要素には同一の符号を付し
て説明を省略し、以下、異なる部分を中心に説明する。 図1において、オペアンプOP1から出力される受光信
号EaはコンパレータCPの正入力端子に入力される一
方、比較的低速のA/Dコンバータ9に入力されている
。A/Dコンバータ9の出力信号は後続のメモリ10に
記憶されるように構成されている。また、メモリ10内
のデータは、制御回路14からの制御信号に基づき所定
のタイミングで読み出され、後続のD/Aコンバータ1
1によりアナログ信号に変換される。このアナログ信号
はフィルタ12により平滑され、更にアッテネータ13
により所定の比率で減衰されて比較基準信号Esとして
コンパレータCPの負入力端子に入力される。そして、
コンパレータCPでは、受光信号Eaと比較基準信号E
sとの比較により二値化された画像信号Ecを出力する
ように構成されている。
【0015】この動作を図2を参照しつつ説明する。ま
ず、図16に示したような電子黒板において、はじめに
基準信号作成範囲8Bを読取位置Pに搬送し、二値化の
比較基準信号を作る。この際、オペアンプOP1を通っ
た後の受光信号Eaについて、書き込み用シート8上の
1ライン分の信号を例えば50等分する間隔でA/Dコ
ンバータ9によりA/D変換し、変換後のディジタルデ
ータをメモリ10に記憶する。なお、図2において、T
1は基準信号作成範囲8Bの読み取りにより比較基準信
号を作るための期間であり、また、Dは受光信号Eaに
ついてA/D変換する等間隔のタイミングを示している
。その後、書き込み用シート8が更に搬送されて読取範
囲8Aの端部が読取位置Pに達した時点でメモリ10内
のデータを読み出し、これをD/Aコンバータ11にて
D/A変換する。このD/A変換後の信号を図2にEs
′として示す。この信号Es′をフィルタ12及びアッ
テネータ13に通すことにより、波形整形後の比較基準
信号Esが生成される。
【0016】次に、図2においてT2として示す期間は
、書き込み用シート8の本来の読取範囲8A内の被写画
像を実際に読み取っている場合のものである。すなわち
、上記の手順で生成した比較基準信号Esとオペアンプ
OP1の出力である受光信号Eaとを比較することによ
り、文字、図形等が存在する部分は受光信号Eaのレベ
ルが比較基準信号Esを下回る結果、黒色として、また
、他の部分は白色として二値化された画像信号Ecがコ
ンパレータCPから出力されることになる。
【0017】以上のようにこの実施例によれば、第2の
従来技術と同様に、読取範囲8Aの読み取りに先立って
基準信号作成範囲8Bを読み取ることにより比較基準信
号Esを生成するものである。従って、光源の明るさに
ばらつきがあったり光量が不均一である場合にも、その
同一光源によるシート地部分からの反射光に基づいた比
較基準信号Esを常に使用して同一条件のもとでの受光
信号Eaと比較するため、シート上で照射光量が異なる
位置の被写画像でも常に正確に二値化を行うことができ
る。一方、第2の従来技術に比べて、本実施例では1ラ
イン分の信号をたかだか50回程度A/D変換すればよ
いため、分解能では若干劣るものの、1データ当たりの
A/D変換にかける時間をかなり長く(例えば100μ
s程度に)することができる。このため、ワンチップマ
イコンに内蔵された低速のA/Dコンバータを使用する
ことができる。同時に、メモリに記憶するデータ量が極
めて少ないことから、同じくワンチップマイコンに内蔵
された小容量のメモリを使用することも可能になる。従
って、専用のA/Dコンバータやメモリが不要であり、
回路全体の低価格化、小形化を図ることができる。
【0018】ここで、比較基準信号Esの作成に当たり
、以下のような問題がある。比較基準信号EsはD/A
変換後の信号Es′に基づいて生成されるが、信号Es
′の波形は、そのもとになる基準信号作成範囲8Bにつ
いての受光信号波形に起因して、図3に示すように、信
号Es′の終わりのレベルが初めの部分よりも大きくな
る。これは、信号Es′の各データがそれ以前のサンプ
リング値をA/D変換及びD/A変換して得られたもの
であることによる。このため、信号Es′を波形整形し
て得る比較基準信号Esもその終わりの部分が若干外側
にふくらんだ波形となる。従って、実際の読取範囲8A
を読み取った際に全て白色で図3の受光信号Eaが得ら
れたとしても、dの部分で比較基準信号Esが受光信号
Eaを下回ることにより、黒色を示す誤出力を生じる恐
れがある。
【0019】このような不都合を解消するには、A/D
変換してメモリ10に記憶されたデータを読み出す際に
、1ライン分のほぼ中央部分に相当するアドレスを飛ば
して次のアドレスからデータを引き続き読み出す等の方
法により、図3の信号Es′の中央部から1データ分、
波形を左にずらしたような信号Es′(図4参照)を得
ることができる。これにより、図4に示すように信号E
s′に基づく比較基準信号Esの変形がなくなり、受光
信号Eaと比較した場合に誤出力を生じるといった問題
がなくなる。
【0020】次に、図5ないし図8は第2の発明の一実
施例を説明するためのものである。CCD等からなるイ
メージセンサ1の出力(受光信号Ea)は、一般にレン
ズの解像度が理想的ではないため、図5に示すように、
黒色が多くその間に白色が散在するような部分Bでは白
レベルが十分に白領域まで上がらず、逆に白色が多くそ
の間に黒色が散在するような部分Cでは黒レベルが十分
に黒領域まで低下しない。このため、部分Bで白色を正
確に検出しようとすると比較基準信号をEs2に設定し
なくてはならず、また、部分Cで黒色を正確に検出しよ
うとすると比較基準信号をEs1に設定しなくてはなら
ないことになり、これら双方を満足するような比較基準
信号の設定は困難である。
【0021】そこで第2の発明では、比較基準信号を、
白色が多い部分Cでも黒レベルを確実に検出できるよう
なEs1のごときレベルに設定すると共に、黒色が多い
部分Bにおいて黒色中から白色の傾向のある受光信号E
aを検出し、コンパレータによる通常の検出出力との論
理和をとることにより、部分Bにおける白色部分も正確
に検出しようとするものである。図6は第2の発明の一
実施例の回路構成を示しており、図1と同一の構成要素
には同一の符号を付して詳述を省略し、以下、異なる部
分を中心に説明する。図6において、オペアンプOP1
の出力である受光信号EaはコンパレータCPに加えら
れる一方で、白色部分検出回路15にも入力されている
。 この検出回路15の出力信号はコンパレータCPの出力
信号Ec′と共にオア回路16に入力され、このオア回
路16の出力信号が二値化された画像信号Ecとして用
いられる。
【0022】図7は、上記白色部分検出回路15の一例
を示すものである。この検出回路15は、受光信号Ea
がカソード側に入力されるダイオードD1と、このダイ
オードD1のアノード側と接地間に接続されたコンデン
サC1と、ダイオードD1のアノード側と電源Vcc間
に接続された抵抗R4と、これらの接続点に正入力端子
が接続され、負入力端子がコンパレータCPの正入力端
子に接続されたコンパレータCP2とからなり、コンパ
レータCP2の出力端子はオア回路16の入力端子に接
続されている。
【0023】次に、この動作を図8を参照しつつ説明す
る。まず、図8に示すように、アッテネータ13から出
力される比較基準信号Esを、白色が多い部分Cでも黒
レベルを確実に検出できるEsのようなレベルに設定す
るものとし、このときの受光信号Eaが、図5と同様に
黒色が多い部分Bと白色が多い部分Cとを含むものとす
る。仮りに、このときのコンパレータCPの出力信号E
c′をそのまま二値化後の画像信号として用いると、部
分Bについては黒色の間に散在する白色を検出すること
ができない。
【0024】この点、図7に示す白色部分検出回路15
を付加することにより、図8における部分B中の白色部
分を下記の動作により検出し、より忠実な白黒の解像度
を得ることができる。すなわち、図7、図8において、
Ea2はEaの変化に追従して変化するが、回路構成上
、Eaの電圧が下降するときにはコンデンサC1に充電
された電荷がダイオードD1を介して放電されるため、
Ea2は比較的早く下降し、この時の電位はEaに対し
てダイオードD1の順方向電圧降下分だけ高くなる。E
aの電圧が上昇する時は、抵抗R4を介してコンデンサ
C1を充電するため、Ea2の電圧の上昇は比較的遅く
なる。そして、ある時間経過後にEaに対してやはりダ
イオードD1の順方向電圧降下分だけ高い電圧となる。 従って、EaとEa2とをコンパレータCP2により比
較すると、Eaの電圧が変化しない時及び下降している
時はEa2>Eaとなり、コンパレータCP2からは黒
色を示すLowレベルの出力Ec2が得られる。また、
Eaの電圧が急速に上昇する間はEa2の電圧の上昇速
度が遅いため、Ea2<Eaとなる時間ができ、コンパ
レータCP2からは白色を示すHighレベルの出力E
c2が得られる。よって、コンパレータCPの出力信号
Ec′と白色部分検出回路15の出力信号との論理和を
オア回路16にて求めることにより、その出力信号すな
わち二値化された画像信号Ecは図8の最下段に示すよ
うになり、黒色が多い部分Bにおける白色や白色が多い
部分Cにおける黒色を正確に読み取って二値化すること
が可能になる。
【0025】なお、白色部分検出回路15の構成は上記
実施例に何ら限定されるものではなく、要は黒色中から
白色の傾向のある受光信号波形を検出して白色部分を判
別できるものであればよい。また、本発明は電子黒板の
みならずファクシミリ等にも適用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上のように第1または第2の発明によ
れば、光源の明るさのばらつきや光量の不均一等の現象
が生じても、比較基準信号自体がこれらの影響を受けた
ものとなり、同様の影響を受ける受光信号と比較基準信
号との比較により、光量変化に影響されることなく常に
正確な二値化画像信号を得ることができる。また、比較
基準信号の生成に当たり、受光信号を間引いて小量のデ
ータのみをA/D変換して記憶するため、A/Dコンバ
ータの低速化、メモリの小容量化を図ることができる。 従って、ワンチップマイコンに内蔵されたA/Dコンバ
ータ及びメモリの使用を可能にして画像信号発生回路の
低価格化、小形化を図ることができる。
【0027】加えて第2の発明によれば、黒色の間に白
色が散在するような被写画像の部分についても、白色部
分を確実に検出することができる。また、この白色部分
検出手段の出力とコンパレータ出力との論理和をとるこ
とにより、白色の間に黒色が散在するような部分につい
ても正確に検出可能として、黒色または白色のパターン
に関わりなく高解像度の二値化画像信号を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例を示す回路構成図である
【図2】図1の実施例の動作を示す波形図である。
【図3】受光信号と比較基準信号の波形図である。
【図4】受光信号と比較基準信号の波形図である。
【図5】第2の発明の一実施例を説明するための受光信
号と比較基準信号の波形図である。
【図6】第2の発明の一実施例を示す回路構成図である
【図7】図6の実施例における白色部分検出回路の構成
図である。
【図8】図6の実施例の動作を示す波形図である。
【図9】第1の従来技術を示す回路構成図である。
【図10】図9の従来技術の動作を示す波形図である。
【図11】図9の従来技術の動作を示す波形図である。
【図12】図9の従来技術の動作を示す波形図である。
【図13】図9の従来技術の動作を示す波形図である。
【図14】図9の従来技術の動作を示す波形図である。
【図15】第2の従来技術を示す回路構成図である。
【図16】書き込み用シート上の読取範囲及び基準信号
作成範囲の説明図である。
【符号の説明】 1  イメージセンサ 9  低速A/Dコンバータ 10  メモリ 11  D/Aコンバータ 12  フィルタ 13  アッテネータ 14  制御回路 15  白色部分検出回路 16  オア回路 OP1  オペアンプ CP  コンパレータ CP2  コンパレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被写体を介した光源からの照射光を光
    ・電気変換素子に入射させてその光量に応じた受光信号
    に変換し、この受光信号に基づく比較基準信号と前記受
    光信号とから被写体上の被写画像に対応した画像信号を
    発生させる画像信号発生回路において、被写体の1ライ
    ン分の受光信号を低速でA/D変換するA/Dコンバー
    タと、このA/Dコンバータの出力データを記憶するメ
    モリと、このメモリに記憶されたデータをD/A変換す
    るD/Aコンバータと、このD/Aコンバータの出力信
    号に基づいて前記比較基準信号を生成する手段と、前記
    受光信号と比較基準信号とを比較して前記画像信号を生
    成するコンパレータとを備え、被写体内に形成された読
    取範囲以外の基準信号作成範囲による受光信号に基づき
    前記比較基準信号を生成することを特徴とする画像信号
    発生回路。
  2. 【請求項2】  被写体を介した光源からの照射光を光
    ・電気変換素子に入射させてその光量に応じた受光信号
    に変換し、この受光信号に基づく比較基準信号と前記受
    光信号とから被写体上の被写画像に対応した画像信号を
    発生させる画像信号発生回路において、被写体の1ライ
    ン分の受光信号を低速でA/D変換するA/Dコンバー
    タと、このA/Dコンバータの出力データを記憶するメ
    モリと、このメモリに記憶されたデータをD/A変換す
    るD/Aコンバータと、このD/Aコンバータの出力信
    号に基づいて前記比較基準信号を生成する手段と、前記
    受光信号と比較基準信号とを比較するコンパレータと、
    前記比較基準信号との比較により被写画像が黒色と認識
    される受光信号の一部における受光信号波形の変化から
    白色部分の存在を検出する白色部分検出手段と、この白
    色部分検出手段及び上記コンパレータの論理和を求めて
    前記画像信号を生成する手段とを備え、被写体内に形成
    された読取範囲以外の基準信号作成範囲による受光信号
    に基づき前記比較基準信号を生成することを特徴とする
    画像信号発生回路。
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