JPH042474A - 電動タッカー - Google Patents

電動タッカー

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JPH042474A
JPH042474A JP10246990A JP10246990A JPH042474A JP H042474 A JPH042474 A JP H042474A JP 10246990 A JP10246990 A JP 10246990A JP 10246990 A JP10246990 A JP 10246990A JP H042474 A JPH042474 A JP H042474A
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hammer
switch
trigger
needle
housing
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Fusao Fushiya
伏屋 房男
Akito Hara
章人 原
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Makita Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本発明は、逆U字型、1字型、逆り字型の針といったス
テーブルや釘類等(以下単に針という)を、駆動部材の
作動によって付勢されたスプリングの蓄勢力で加速され
たハンマーで打撃する電動タッカ−に係り、更に詳しく
はその制御手段に関する。
口 従来技術 上記制御手段を備えた電動タッカ−としては、従来例え
ばトリガーの押圧操作に連動して電源とモータとの接続
回路をON、OFF作動させるメインスイッチに、−回
のトリガー操作で一回のみの打撃を実行させるべく、そ
のメインスイッチと直列に接続され、ハンマーの駆動手
段と連繋作動するサブスイッチを付設した特開昭80−
135182号公報に記載の構造であって、トリツガ−
の押圧操作で先ずメインスイッチをON作動させると、
モータが回転して駆動手段により下死点にあるハンマー
が上死点まで引き上げられ、続いてその駆動手段とハン
マーとの関連が断たれることでハンマーによる針の打撃
(以下針打ちという)が実行され、ハンマーが下死点に
到達したらサブスイッチの作動でモータを一旦停止作動
させ、ここでトリガーの操作を解除すると、再度モータ
が回転して駆動手段をハンマー引き上げスタートの態勢
となるまで送り動作してモータを停止させ、ハンマーを
下死点で待機させておくもの(従来例1)、又駆動手段
にウオームギヤを採用すると共に、ハンマーを上死点で
待機させるべく、トリガー操作に連動してハンマーと係
脱作動するコネクタープレートを設け、更にハンマーが
上死点付近にくると、戻しバネの弾発力によってハンマ
ーと嵌合掛止する方向に弾発付勢されているスイッチプ
レートをスイッチから離反させてそのスイッチをOFF
とし、トリガーの引き上げを解除することにより、リセ
ット状態を確保する制御機構を設けた実開昭62−81
581号公報に記載の電動タッカ−であって、コネクタ
ープレートとの係止により上死点位置で待機しているハ
ンマーが、トリガーの抑圧操作でその係止関係が解かれ
て針打ちが実行され、続いてトリガーの操作如何に拘ら
ず、駆動手段によりハンマーが押し上げられてそのハン
マーが上死点に到達したら、モータが停止すると共に、
コネクタープレートとの係止により前記ハンマーが上死
点位置で待機するもの(従来例2)、更には、トリガー
の抑圧操作時に、スイッチボタンに接触してそのスイッ
チをON作動させる位置と、スイッチボタンとの接触を
断ってスイッチをOFF作動させる位置との相互間を移
動するロッドを設け、ハンマーの打撃動作に連携して前
記ロッドをスイッチボタンとの接触が断たれる位置に移
動させ、トリガーの押圧操作を解除すると、そのロッド
をスイッチをON作動させる位置へ自動的に戻る制御手
段を備えた特開昭63−174882号公報に記載の電
動タッカーであって、トリガーの押圧操作でモータが回
転して駆動手段により下死点にあるハンマーが上死点ま
で引き上げられ、続いて駆動手段とハンマーとの関連が
断たれることで針打ちが実行されてモータが停止し、ハ
ンマーは下死点位置で待機するもの(従来例3)などが
知られている。
ハ 発明が解決しようとする課題 上記従来の電動タッカ−において、先ず従来例1のもの
は、ハンマーの下死点位置を1サイクルの出発点に設定
しているので、針打ち出し口を対象物面へ当接させるに
際し、針打ち出し0際に突出しているドライバーの先端
が邪魔になり位置決めがし辛かったり、被打撃面に傷を
付けやすく、又針打ちは、針の打撃動作に先立ってその
ハンマーを上死点へ移動させなければならないので、ト
リガーを押圧操作しても即座に針の打撃が実行されず、
応答性が悪く、更にハンマーの押し上げ最中に、トリガ
ーの押圧操作を解除したりバッテリー不足によってモー
タが停止すれば、針打ちが実行されないばかりか、ハン
マーが下死点に戻ってしまいエネルギーロスも生ずると
いったように作業性が極めて悪い。加えて1サイクル中
にモータを二回起動させるから、起動電流の消費による
電気的なロスも無視できないし、二個のスイッチ使用に
よるコストアップも避けられない。又引例2の電動タッ
カ−にあっては、ハンマーの上死点位置を1サイクルの
出発点に設定しているので即応性には優れるが、針打ち
するには、ハンマーを上死点位置で待機させておくロッ
ドを、トリガーの押圧操作でダイレクトに作動させなけ
ればならないので、トリガー操作の抵抗が大きく操作性
が悪い、又ハンマーの押し上げ作動の途中で、バッテリ
ー不足によりハンマーを押し上げるに充分なトルクが得
られずに駆動手段が停止した場合は、駆動手段がウオー
ムギヤであるから前記従来例1のようにハンマーが下死
点に戻ってエネルギーロスを起こすことはないものの、
トリガー操作を解除してもスイッチはON作動したまま
であるから、バッテリーを損傷させる虞れがある。即ち
、直列に接続された複数のバッテリーとモータとを含む
閉回路が形成された場合、短絡状態が続き、各バッテリ
ーの残存電気容量が不揃であると、残存電気容量の少な
いバッテリー内で過放電による電気分解が起こり、その
バッテリーが使用不能となる。更に従来例3の電動タッ
カ−にあっては、ハンマーのスタート位置が下死点であ
るため、それに伴って生ずる前記従来例1と同様な欠点
に加え、機構上、ロッドをスイッチボタンとの接触を断
つ位置に移動させた状態でモータが停止した場合には、
トリガーとスイッチとの関連が断たれたままとなってし
まうので、手動で駆動機構を操作し、トリガーの押圧操
作時に、スイッチボタンに接触してそのスイッチをON
作動させる位置に戻す作業が必要となり、その間針打ち
作業を中止せざるを得ない。即ち、ロッドがスイッチボ
タンとの接触を断つ位置に移動すれば、同時に電源とモ
ータとの電気的接続は断たれるが、慣性力によりモータ
が僅かに遅れて停止することを利用してモータの停止時
にロッドを移動させる手段との連繋を断ち、トリガーの
押圧操作を解除すれば、そのロッドがスイッチONの位
置へ自動的に戻るようにセツティングされているため、
ロッドがスイッチボタンとの接触を断つ前にトリガーの
押圧操作を解除すれば、その解除のタイミング次第で前
記のような事態が起り得るのである。そして駆動手段に
関して言えば、ハンマーは、回転体の半回転で全ストロ
ークを押し戻されるから、そのために大きなトルクを必
要とするばかりか、大きな回転半径も確保しなくてはな
らないので、コンパクト化できないといった問題もあっ
た。
二 課題を解決するための手段 本発明は、上記従前の電動タッカ−において生じていた
欠点に鑑み、操作性が良く信頼性に富んだ電動タッカ−
を提供するもので、その構成は、針を打撃するハンマー
と、そのハンマーを針の打撃方向へ付勢するスプリング
と、ハウジング内に納められたモータの回転によって前
記ハンマーを針の打撃方向と逆の方向へ押し戻し、スプ
リングに弾発力を蓄積する駆動手段と、へウジング内に
固定され、電源とモータとの接続回路をON、OFF作
動させるスイッチと、押圧部がハウジングの外部に露出
し、抑圧操作に対応して所定範囲内を移動するトリガー
と、前記トリガーの押圧操作時に、その抑圧操作に連携
し、前記スイッチのスイッチボタンと接触してスイッチ
をON作動させる第一の位置と、スイッチボタンと非接
触状態になり、スイッチをOFF作動させる第二の位置
との相互間を移動可能な第一作動部材と、ハンマーの押
し戻し終端直前位置到達動作に連繋して前記第一作動部
材を第2の位置に移動させてスイッチのON作動を阻止
する規制部材と、ハンマーの一回打撃を制御するために
へウジング内に設けられた制御部材と、前記トリガーの
押圧動作によって前記制御部材と連繋すると共に、前記
スイッチのスイッチボタンと接触してスイッチをON作
動せしめる作動位置と、ハンマーが押し戻し終端位置を
離れた時に、前記制御部材との連繋が外れてスイッチを
OFF作動せしめる自由位置との相互間を移動可能な第
二作動部材とを含み、ハンマーを押し戻してその押し戻
し終端位置から前記スプリングの弾発力により加速され
たハンマーで針を打撃すべき制御手段とを備えたことに
ある。
ホ 作用 トリガーを押圧操作すると、第二作動部材によりスイッ
チがON作動せられてモータが回転し、それによって押
し戻し終端位置で待機していたハンマーはバネの弾発力
により加速されて打撃方向へ勢い良く移動する。ハンマ
ーが打撃した後は、第二作動部材によるスイッチをON
作動させる押圧力は確保できなくなるが、ハンマーが前
記打撃方向へ移動を開始すると、第一作動部材はスイッ
チをON作動させる位置に移動して電源とモータとの電
気的接続は維持されるから、ハンマーが打撃方向終端位
置に到達して針の打撃が完了したら、続いてハンマーは
打撃方向と逆の方向へ押し戻され、そのハンマーが押し
戻し終端位置の直前に到達すると、規制部材により第一
作動部材によるスイッチのON作動が阻止されてモータ
は停止し、ハンマーがその位置で待機するといったlサ
イクルのみが実行される。又セフティレバーを備えたも
のはトリガー操作とセフティレバーの押し込み操作とが
同時に成された場合のみに、前記の1サイクルが実行さ
れる。
へ 実施例 図面は本発明に係る電動タッカ−の実施例を示したもの
で、第1図において、合成樹脂製のハウジング1内には
、一隅角部な針打ち出し口Pとし、その針打ち出し口P
に対して針Nを順に送り出す針収納マガジン部2が底面
に沿って設けられ、その針送り出し方向に直交して進退
自在なハンマー3が、その先端を針打ち出し口P側へコ
イルスプリング4によって付勢された状態で設けられて
いる。ハンマー3は断面コ字状で、そのコ字状内壁で前
記コイルスプリング4を保持し、開口面を向い合わせに
配置された断面コ字状の案内部材4a内に、コイルスプ
リング4の付勢方向へ摺動自在に収容され(第2図)、
下端にはドライバー3aが突設されている。又外側面に
は第一掛止突起5と第二掛止突起6とが二段に切り起こ
し形成されていると共に、その上方に第三掛止突起7が
設けられている。更にハウジングl内には、前記針収納
マガジン部2に隣接する内方部に、モータ8及び歯車の
組み合わせから成る減速機構9が設けられ、前記ハンマ
ー3の側方に配置した回転体である円盤状歯車C以下単
に円盤という)10が、減速機構9を介し、モータ8に
連動して回転するようになっている。前記減速機構9に
は、ラチェツト爪9aによる逆転防止が図られ(第3図
)、前記円盤10には、ハンマー3と面する側に第一駆
動ビン11と第二駆動ビン1゛2との二本の駆動ビンが
、互いに180度より若干ずれた位相差で突設されてい
る。そして円盤10とハンマー3とは、前記掛止突起5
.6を、各駆動ビン11.12がハンマー3の押し戻し
終端(以下上死点という)方向へ移動する円弧軌跡上に
位置する関係を保ち、円盤10の回転により所定範囲で
前記第−及び第二掛止突起5.6と夫々掛止関係を持た
せ、又駆動ビン11.12と掛止突起5.6には夫々長
さに差をつけることにより、前記二本の駆動ビンが、1
80度より若干ずれた位相差で突設されていることとで
、第一駆動ビン11は第一掛止突起5と、第二駆動ビン
12は第二掛止突起6に夫々対応し、それ以外の対応は
できないようになっている(第4図)、ボディ1の前記
針収納マガジン部2がある位置の対向側はグリップ13
になっており、そのグリップ13内には、電源とモータ
8との接続回路をON、OFF作動させるスイッチ14
が組み込まれていると共に、電源であるバッテリー15
が収納され、そのバッテリー15は、ハウジング1から
取り出して適宜充電することが可能な二次電池であり、
ハウジング内において、係止バネ15aにより固定、及
び電気的な接続がされるようになっている。前記スイッ
チ14は、押圧部がハウジングの外部に露出し、抑圧操
作に対応して支点を中心に回動するトリガー16を押圧
することにより、第一作動部材と第二作動部材である長
短二枚の略V字状をした板バネ17.18を介して作動
するようになっている。前記ハンマー3の側部には、ハ
ウジング1内に形成されている溝部la内を、ハンマー
3の移動方向へ摺動可能に規制されたバネ性を有した板
状体から成る制御部材である制御板19がセットされ、
その制御板19の上端部は掛止部19aになっている。
そしてその先端掛止部19aに側方へ押圧力を加えると
全体が屈曲し、又押圧力を解除すると自らのバネ力でハ
ンマー3と並行姿勢に復帰するようになっており、その
下端部は、針打ち出し口P際から突出するセフティレバ
ー19bになっていて、押し下げバネ19cによってセ
フティレバー19bの先端が針打ち出し0際から突出し
ている。そして前記長い板バネ17は、通常、制御板1
9先端の係止部19aに当接しており、第二駆動ビン1
2に押されて側方へ屈曲せられることによって前記当接
が外れるようになっている。一方短い板バネ18は、ハ
ンマー3が上死点に到達する直前に、規制部材である回
動レバー20が、第三掛止突起7に接触して回動され、
その回動レバー20の先端との接触によりスイッチ14
との接触方向と逆方向へ押し下げられるようになってい
る。
更に針収納マガジン部2の底面には、打ち込み材料の硬
さに応じて高さを変え、針の打ち込み量を調整できるよ
うに、針打ち出し口Pに隣接して、ねじを利用した打ち
込み深さ調整機構21が備えられており、この打ち込み
深さ調整機構21は、第5図示の如く、スタッドボルト
21aに、つまみナツト21bを螺合させて成り、つま
みナツト21bの回動で、そのつまみナツト21bがね
じ送り作用で前記スタッドボルト21aの軸方向へ移動
され、高さが調整できるようになっている。又つまみナ
ツト21bは、両側を一対の板バネ21cで挟持されて
いると共に、そのつまみナツト21bの対向する二側面
が平面に削り取られていて、板バネ21Cとつまみナツ
ト21bの平面部とが接触した状態ではそのつまみナツ
ト21bを回動させるには強い力を要し、180度毎に
抵抗が生じるので、作業中不用意に回動して高さ調整に
狂いが生じない。
このように形成された電動タッカ−を、ハンマー3が上
死点直前位置で待機した状態(第6図a、第7図a)か
ら説明すると、先ず針打ち出し口Pを打ち込み対象物に
押し当ててその針打ち出し口P際から突出しているセフ
ティレバー19bを押し込んだ状態(第6図b)でトリ
ガー16を押圧する(以下トリガーを引くと表現する)
と(第6図c)、回動レバー20は第三係止突起によっ
て回転せられ、短い板バネ18は押し下げられたままの
第二の位置にあり、その短い板バネ18によりスイッチ
14はON作動されないが、長い板バネ17の先端が制
御板19の先端掛止部19aに当接した作動位置にある
ため、その長い板バネ17のみによってスイッチ14が
ON作動される。それによってモータ8が回転し、円盤
1oは減速機構9を介して回転し、その円盤10に突設
された駆動ビン11.12が円軌跡を描いて運動する。
それによって第二駆動ビン12が第二係止突起6を僅か
に押し上げ、ハンマー3が上死点を超えて(第6図d、
第7図b)第二駆動ビン12が第二掛止突起6から外れ
ると、ハンマー3はコイルスプリング4の弾発力によっ
て加速され、針打ち出し口Pへ向けて飛び出すように移
動し、針打ち出し口Pにある針Nをハンマー3先端のド
ライバ3aで打ち出すのである(第6図e、第7図b)
、このハンマー3が移動する際において、第二駆動ビン
12が第二掛止突起6から外れたとき、第一駆動ビン1
1は、前記の如く第二駆動ビン12に対して180度よ
り若干ずれた位相差で突設されているから、第二係止突
起6の移動軌跡上に第一駆動ビン11が位置することは
ない、前記第二駆動ビン12が第二掛止突起6から外れ
てハンマーが上死点を離れると、回動レバー20と第三
掛止突起7との接触が断たれ、回動レバー20は短い板
バネ18を押し下げる力を失って回動し、その短い板バ
ネ18は第一の位置に移動してスイッチ14をON作動
させる姿勢となる(第6図d)。
そしてハンマー3が打撃方向終端位置(以下下死点とい
う)に到達するや否や制御板19は第二駆動ビン12に
よって側方へ押圧され、それによって制御板19の先端
掛止部19aと長い板バネ17の先端との当接が外れ(
第7図C)、長い板バネ17は自由位置に移動してスイ
ッチ14をON作動させる押圧力を失う、しかし前記の
如く、短い板バネ18のみによりスイッチ14のON作
動は維持されているから、下死点に到達したハンマー3
は、第一駆動ビン11が第一掛止突起5に接触し、その
第一駆動ビン11の移動につれて第一掛止突起5が押し
上げられ、付勢力に抗して全ストロークの略半分の高さ
押し上げられる(第7図d)、続いて第二駆動ビン12
が第二掛止突起6に接触し、第2駆動ビン12の移動に
つれて第二掛止突起6が押し上げられ、その間に第一駆
動ビン11は第一掛止突起5から外れてハンマー3が付
勢力に抗して上死点直前まで押し上げられる。そこで第
三掛止突起7により回動レバー2oが回動せられ、短い
板バネ18によるスイッチ作動も解除されてモータ8は
停止する(第6図e)。ここでトリガー16から指を放
すと、長い板バネ17は制御板19の側面をその係止部
19a先端位置まで摺動して先端掛止部19aとの当接
位置で待機する。
再度トリガー16を引くと、長い板バネ17は制御板1
9の先端係止部19aに接触してスイッチ14がON作
動し、前記と同様に針の打ちを完了し、ハンマー3が上
死点直前にて待機した状態で停止する。
ここで針打ち出し口P際から突出しているセフティレバ
ー19bを押し込み操作しないでトリガー16を引いて
も、長い板バネ17は制御板19の先端係止部19aに
接触せず、スイッチ14はON作動しないので安全性が
高く、セフティレバー19bを押し込み操作しないでト
リガー16を引き(第6図g)、その状態でセフティレ
バー19bを押し込み操作する(第6図h)ことによっ
ても、前記と同様に針打ちできるのである。
ハンマー3が押し戻し終端の待機位置に到達する前のハ
ンマー3の押し戻し途中、例えば第7図dの状態でハン
マー3が停止したとき、それがトリガー16の引きが瞬
間的であったためであれば、スイッチ14がOFF作動
してモータ8は停止するが、長い板バネ17の先端は制
御板19の先端掛止部19aに当接した状態(トリガー
の押圧解除によって長い板バネ17は初期位置に復帰す
るから)であり、再度トリガー16を引けば、残りの工
程と一回の針打ちとが連続して実行され、又バッテリー
15の容量不足によりハンマー3を押し戻しできない場
合には、トリガー16の押圧を解くことによりスイッチ
14をOFF作動させることができるので、バッテリー
15の過放電防止ができ、またバッテリー15を交換し
て前記と同様に再度トリガー16を引けば、トリガーの
抑圧解除によって長い板バネ17は初期位置に復帰して
いるから、残りの工程と一回の針打ちとが連続して実行
される。而もラチェツト爪9aによる逆転防止によって
、押し戻し途中のハンマー3が、コイルスプリング4の
弾発力で押し下げられることがなく、エネルギーのロス
も少ない。
本実施例の電動タッカ−は、針打ち出し口に設けたセフ
ティレバーによる安全対策が図られているが、それに加
え、解除しなければスイッチが引けないようにするスト
ッパ機構を設けて信頼性をより高いものにすることが望
ましい。
又駆動手段が、ハンマーを、回転する第−及び第二駆動
ビンにより二段に押し戻す機構であるから、その回転半
径の倍のストロークを確保でき、減速比が小さく而も小
さな歯車を使用してコンパクト化することが可能となる
向上記説明は、図面に対応させて針の打ち出し方向を真
下に想定し、ハンマーの上死点、下死点、押し上げとの
表現を用いたが、夫々括弧書きの如く、例えばハンマー
の上死点は針の打ち出し方向と反対側を意味するもので
、必ずしもハンマーが上下運動するものばかりではない
。又実施例において、ハンマー、スプリング、駆動手段
、スイッチ1、トリガー、第−及び第二作動部材、規制
部材、制御部材の形状、大きさ等は、前記した本発明の
目的が達成可能な範囲内において適宜変更して差し支え
ない。
ト 効果 本発明によれば、ハンマーを押し戻し終端位置で待機さ
せ、−回トリガーを引くことにより、針の打撃を確実に
一回のみ行なわせるので、針打ち出し口にドライバが突
出せず、即応性に冨み、1度打ちすることがないので作
業性に優れる。又途中で停止する事態に遭遇しても対応
が簡単で、エネルギーロスやバッテリーへの悪影響が無
く、信頼性も高いし、構造が簡単でコストダウンを図れ
、殊に、電池式とした場合その実益は多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る電動タッカ−を示したもので、第1
図は内部構造を示す説明図、第2図はハウジングとハン
マー及び制御板の配置関係を示す端面図、第3図は逆転
防止機構部分を示す端面図、第4図はハンマーの駆動部
及びそれとスイッチとの関連を示す分解説明図、第5図
は打ち込み深さ調整機構端面図1、第6図(a)〜第6
図(h)及び第7図(a)〜第7図(d)は駆動ビンと
ハンマーとの関連を示す作動説明図である。 1・・ハウジング、1b・・溝部、2・・針収納マガジ
ン部、3・・ハンマー 3a・・ドライバ、4・・コイ
ルスプリング、4a・・案内部材、5・・第一掛止突起
、6・・第二掛止突起、7・・第三掛止突起、8・・モ
ータ・9・・減速機構、9a・・ラチェツト爪、10・
・円盤、11・・第一駆動ビン、12・・第二駆動ビン
、13・・グリップ、14・・スイッチ、15・・バッ
テリー 16・・トリガー17・・長い板バネ、18・
・短い板バネ、19・・制御板、19a・・掛止部、1
9b・・セフティレバー 19c・・押し下げバネ、2
0・・解除板、21・・打ち込み深さ調整機構21a・
・スタッドボルト、21b・・つまみナツト、21c・
・板バネ、P・・針打ち出し口、N・・針

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 針を打撃するハンマーと、そのハンマーを針の打撃
    方向へ付勢するスプリングと、ハウジング内に納められ
    たモータの回転によって前記ハンマーを針の打撃方向と
    逆の方向へ押し戻し、スプリングに弾発力を蓄積する駆
    動手段とを備え、前記ハンマーを押し戻してその押し戻
    し終端位置から前記スプリングの弾発力により加速され
    たハンマーで針を打撃すべき下記a〜eを含む制御手段
    とを備えた電動タッカー: a、ハウジング内に固定され、電源とモータとの接続回
    路をON、OFF作動させるスイッチ、 b、押圧部がハウジングの外部に露出し、押圧操作に対
    応して所定範囲内を移動するトリガー、 c、前記トリガーの押圧操作時に、その押圧操作に連繋
    し、前記スイッチのスイッチボタンと接触してスイッチ
    をON作動させる第一の位置と、スイッチボタンと非接
    触状態になり、スイッチをOFF作動させる第二の位置
    との相互間を移動可能な第一作動部材、 d、ハンマーの押し戻し終端直前位置到達動作に連繋し
    て前記第一作動部材を第二の位置に移動させてスイッチ
    のON作動を阻止する規制部材、 e、ハンマーの一回打撃を制御するためにハウジング内
    に設けられた制御部材、 f、前記トリガーの押圧動作によって前記制御部材と連
    繋すると共に、前記スイッチのスイッチボタンと接触し
    てスイッチをON作動せしめる作動位置と、ハンマーが
    押し戻し終端位置を離れた時に、前記制御部材との連繋
    が外れてスイッチをOFF作動せしめる自由位置との相
    互間を移動可能な第二作動部材、 2 前記第一作動部材が、前記トリガーとスイッチとの
    間に介在される略V字状に屈曲した板バネである請求項
    1の電動タッカー。 3 前記規制部材が、ハンマーに設けられた突起部との
    接触により回動し、その端縁部で第一作動部材を第二の
    位置に移動させる回動レバーである請求項1の電動タッ
    カー。 4 前記第二作動部材が、前記トリガーとスイッチとの
    間に介在される略V字状に屈曲した板バネである請求項
    1の電動タッカー。 5 前記制御部材が、ハウジング内に基端側を規制して
    先端側を屈曲自在にセットされたバネ性を有する板状体
    で、先端側の屈曲端部と第二作動部材とが係脱可能に配
    置されている請求項1の電動タッカー。 6 前記制御部材がハウジング内に移動可能に設けられ
    たセフティレバーであって、そのセフティレバーは、常
    時その一端がハウジングの釘打ち出し口から突出するよ
    うに弾発付勢され、他端は前記第二作動部材の端部と対
    向しており、このセフティレバーの被打ち込み材への押
    し付け操作とトリガーの押圧操作とが共働してスイッチ
    をON作動せしめる請求項1の電動タッカー。
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