JPH04247115A - 地盤改良用攪拌装置及びそれを使用した地盤改良工法 - Google Patents
地盤改良用攪拌装置及びそれを使用した地盤改良工法Info
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- JPH04247115A JPH04247115A JP1327991A JP1327991A JPH04247115A JP H04247115 A JPH04247115 A JP H04247115A JP 1327991 A JP1327991 A JP 1327991A JP 1327991 A JP1327991 A JP 1327991A JP H04247115 A JPH04247115 A JP H04247115A
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Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は掘削土砂と固化材を混
合することにより地中に固結体を造成する地盤改良工法
に使用される攪拌装置,及びそれを使用した地盤改良工
法に関するものである。
合することにより地中に固結体を造成する地盤改良工法
に使用される攪拌装置,及びそれを使用した地盤改良工
法に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】地盤を掘
削ロッドにより目標の深度まで掘進し、掘削終了後、掘
削土砂と掘削ロッドの先端から土中に吐出される固化材
を攪拌し、両者を混合してそのまま硬化させることによ
り地中に造成杭等の固結体を造成する方法は従来、例え
ば掘進時にロッドを正回転させることにより先端のビッ
トで掘削を、また引き抜き時に逆回転させることにより
ロッドに突設される攪拌翼で土砂と固化材との攪拌,混
合を行う、という要領で行われるが、完成する固結体の
品質は土砂と固化材の混合状態で決まるため攪拌,混合
は入念に行う必要がある。
削ロッドにより目標の深度まで掘進し、掘削終了後、掘
削土砂と掘削ロッドの先端から土中に吐出される固化材
を攪拌し、両者を混合してそのまま硬化させることによ
り地中に造成杭等の固結体を造成する方法は従来、例え
ば掘進時にロッドを正回転させることにより先端のビッ
トで掘削を、また引き抜き時に逆回転させることにより
ロッドに突設される攪拌翼で土砂と固化材との攪拌,混
合を行う、という要領で行われるが、完成する固結体の
品質は土砂と固化材の混合状態で決まるため攪拌,混合
は入念に行う必要がある。
【0003】特に従来の掘削ロッドは先端に吐出孔を持
ち、攪拌翼は吐出孔の上方に位置することから、ロッド
の引き抜き時、すなわち上昇時には吐出された固化材は
実質的に攪拌されないため、固化材を削孔の全長に亘っ
て十分に送り込むためには掘削ロッドの往復動を複数回
繰り返す必要があり、この複数回の往復動操作を要する
点が従来方法の、施工効率の向上を図る上での障害とな
っている。
ち、攪拌翼は吐出孔の上方に位置することから、ロッド
の引き抜き時、すなわち上昇時には吐出された固化材は
実質的に攪拌されないため、固化材を削孔の全長に亘っ
て十分に送り込むためには掘削ロッドの往復動を複数回
繰り返す必要があり、この複数回の往復動操作を要する
点が従来方法の、施工効率の向上を図る上での障害とな
っている。
【0004】この発明はこうした背景を踏まえてなされ
たもので、効率的な攪拌と混合を行う装置とそれを使用
した施工方法を新たに提案しようとするものである。
たもので、効率的な攪拌と混合を行う装置とそれを使用
した施工方法を新たに提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では固化材の吐出
孔を掘削ロッドの軸方向に距離を隔てて上下2箇所に配
置すると同時に、各吐出孔の位置に攪拌翼を突設し、掘
進時は主として下側の下部吐出孔から固化材を吐出して
上側の上部攪拌翼で攪拌を行い、逆に引き抜き時は主と
して上側の上部吐出孔から固化材を吐出して下側の下部
攪拌翼で攪拌を行い、降下時と上昇時のいずれのときも
掘削ロッドの進行方向に対して吐出孔より後退した攪拌
翼で攪拌を行うことにより、少ない往復動数で効率的に
固化材の混合を行うことを可能にする。
孔を掘削ロッドの軸方向に距離を隔てて上下2箇所に配
置すると同時に、各吐出孔の位置に攪拌翼を突設し、掘
進時は主として下側の下部吐出孔から固化材を吐出して
上側の上部攪拌翼で攪拌を行い、逆に引き抜き時は主と
して上側の上部吐出孔から固化材を吐出して下側の下部
攪拌翼で攪拌を行い、降下時と上昇時のいずれのときも
掘削ロッドの進行方向に対して吐出孔より後退した攪拌
翼で攪拌を行うことにより、少ない往復動数で効率的に
固化材の混合を行うことを可能にする。
【0006】固化材と掘削土を攪拌し、両者の混合を行
う攪拌装置は掘削ロッドの先端側に接続されるロッド本
体と、その周面に、軸方向に距離を隔てて突設される上
部攪拌翼,及び下部攪拌翼とからなり、上部吐出孔と下
部吐出孔はロッド周面の、それぞれ上部攪拌翼と下部攪
拌翼の各突設位置に形成される。
う攪拌装置は掘削ロッドの先端側に接続されるロッド本
体と、その周面に、軸方向に距離を隔てて突設される上
部攪拌翼,及び下部攪拌翼とからなり、上部吐出孔と下
部吐出孔はロッド周面の、それぞれ上部攪拌翼と下部攪
拌翼の各突設位置に形成される。
【0007】地盤の掘削時は上記の通り、主として下部
吐出孔から固化材の吐出が行われ、その固化材は吐出孔
の上方に位置し、掘進とともに降下する上部攪拌翼によ
り攪拌される。一方、引き抜き時は逆に主として上部吐
出孔から吐出が行われ、その固化材は吐出孔の下方に位
置し、引き抜きとともに上昇する下部攪拌翼により攪拌
される。すなわち固化材の攪拌は掘進時と引き抜き時の
いずれのときもその吐出後にその位置を通過して攪拌す
る攪拌翼によって効果的に行われ、従来より少ない往復
動の回数で混合が完了する。
吐出孔から固化材の吐出が行われ、その固化材は吐出孔
の上方に位置し、掘進とともに降下する上部攪拌翼によ
り攪拌される。一方、引き抜き時は逆に主として上部吐
出孔から吐出が行われ、その固化材は吐出孔の下方に位
置し、引き抜きとともに上昇する下部攪拌翼により攪拌
される。すなわち固化材の攪拌は掘進時と引き抜き時の
いずれのときもその吐出後にその位置を通過して攪拌す
る攪拌翼によって効果的に行われ、従来より少ない往復
動の回数で混合が完了する。
【0008】施工は掘削ロッドを回転させ、上記要領で
掘削土と固化材を攪拌,混合しながら掘進し、所定深度
に到達した後、引き続いて掘削土と固化材を攪拌,混合
しながら掘削ロッドを引き抜く、という要領で行われ、
そのまま固化材を硬化させて固結体が造成される。
掘削土と固化材を攪拌,混合しながら掘進し、所定深度
に到達した後、引き続いて掘削土と固化材を攪拌,混合
しながら掘削ロッドを引き抜く、という要領で行われ、
そのまま固化材を硬化させて固結体が造成される。
【0009】
【実施例】以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0010】まず請求項1記載の発明を説明する。
【0011】この発明の攪拌装置Aは図1に示すように
掘削ロッド(図示せず)の先端側に接続されるロッド本
体1と、ロッド本体1の周面に、その軸方向に互いに距
離を隔てて突設される上部攪拌翼2,及び下部攪拌翼3
とからなり、ロッド本体1の周面の、上部攪拌翼2と下
部攪拌翼3の各突設位置に掘削ロッドの内部を通じて固
化材を吐出する上部吐出孔1aと下部吐出孔1bを設け
たもので、掘削ロッドによる地盤の掘削時と、その引き
抜き時に掘削土と固化材の攪拌と混合を行うものである
。
掘削ロッド(図示せず)の先端側に接続されるロッド本
体1と、ロッド本体1の周面に、その軸方向に互いに距
離を隔てて突設される上部攪拌翼2,及び下部攪拌翼3
とからなり、ロッド本体1の周面の、上部攪拌翼2と下
部攪拌翼3の各突設位置に掘削ロッドの内部を通じて固
化材を吐出する上部吐出孔1aと下部吐出孔1bを設け
たもので、掘削ロッドによる地盤の掘削時と、その引き
抜き時に掘削土と固化材の攪拌と混合を行うものである
。
【0012】ロッド本体1は図2に示すように管状をし
、その内周が固化材を送り、これを上下部吐出孔1a,
1bから吐出するための注入管1cとなり、この注入管
1cに連続して上下端位置に上部吐出孔1aと下部吐出
孔1bが明けられる。
、その内周が固化材を送り、これを上下部吐出孔1a,
1bから吐出するための注入管1cとなり、この注入管
1cに連続して上下端位置に上部吐出孔1aと下部吐出
孔1bが明けられる。
【0013】ロッド本体1の外周には図3,図4に示す
ような、それぞれ上部攪拌翼2と下部攪拌翼3が突設さ
れる上部ハウジング4と下部ハウジング5が被せられる
。この上部ハウジング4と下部ハウジング5の、上部吐
出孔1aと下部吐出孔1bに対応する位置にはこれらに
連続して同じく上部吐出孔4a及び下部吐出孔5bが明
けられる。実施例では上部吐出孔1aと下部吐出孔1b
、及び上部吐出孔4aと下部吐出孔5bを共にロッド本
体1の軸に垂直に穿設し、固化材が孔壁に向かって吐出
される方向に配置している。
ような、それぞれ上部攪拌翼2と下部攪拌翼3が突設さ
れる上部ハウジング4と下部ハウジング5が被せられる
。この上部ハウジング4と下部ハウジング5の、上部吐
出孔1aと下部吐出孔1bに対応する位置にはこれらに
連続して同じく上部吐出孔4a及び下部吐出孔5bが明
けられる。実施例では上部吐出孔1aと下部吐出孔1b
、及び上部吐出孔4aと下部吐出孔5bを共にロッド本
体1の軸に垂直に穿設し、固化材が孔壁に向かって吐出
される方向に配置している。
【0014】上部攪拌翼2と下部攪拌翼3は上部ハウジ
ング4と下部ハウジング5のそれぞれ上部吐出孔4aと
下部吐出孔5bの位置に突設されるが、図示するように
この上部吐出孔4aと下部吐出孔5bの穿設方向に上部
攪拌翼2と下部攪拌翼3を向けることによって上部攪拌
翼2や下部攪拌翼3はそれぞれの側から吐出された固化
材を削孔内に分散させる働きも兼ねることになる。
ング4と下部ハウジング5のそれぞれ上部吐出孔4aと
下部吐出孔5bの位置に突設されるが、図示するように
この上部吐出孔4aと下部吐出孔5bの穿設方向に上部
攪拌翼2と下部攪拌翼3を向けることによって上部攪拌
翼2や下部攪拌翼3はそれぞれの側から吐出された固化
材を削孔内に分散させる働きも兼ねることになる。
【0015】本発明の攪拌装置Aでは、距離を隔てた上
部攪拌翼2と下部攪拌翼3とによる効果的な攪拌を行う
目的から、下部吐出孔1b,または上部吐出孔1aより
掘削ロッドの進行方向に対して後退した位置にある、そ
れぞれ上部攪拌翼2,または下部攪拌翼3により固化材
の攪拌が行われる。すなわち、掘削ロッドの降下時は主
に下部吐出孔1bから、また上昇時は主に上部吐出孔1
aから固化材の吐出が行われ、下部吐出孔1bから吐出
された固化材は、主として吐出後に吐出位置を通過する
上部攪拌翼2により、また上部吐出孔1aから吐出され
た固化材は同じく吐出後に通過する下部攪拌翼3により
攪拌される。
部攪拌翼2と下部攪拌翼3とによる効果的な攪拌を行う
目的から、下部吐出孔1b,または上部吐出孔1aより
掘削ロッドの進行方向に対して後退した位置にある、そ
れぞれ上部攪拌翼2,または下部攪拌翼3により固化材
の攪拌が行われる。すなわち、掘削ロッドの降下時は主
に下部吐出孔1bから、また上昇時は主に上部吐出孔1
aから固化材の吐出が行われ、下部吐出孔1bから吐出
された固化材は、主として吐出後に吐出位置を通過する
上部攪拌翼2により、また上部吐出孔1aから吐出され
た固化材は同じく吐出後に通過する下部攪拌翼3により
攪拌される。
【0016】この結果、固化材は掘削ロッドの進行と同
時に攪拌されるため降下時と上昇時のいずれのときも効
率的に掘削土と混合されることになる。
時に攪拌されるため降下時と上昇時のいずれのときも効
率的に掘削土と混合されることになる。
【0017】実施例ではこの、上部吐出孔1aと下部吐
出孔1bからの吐出を完全に分離し、降下時は下部吐出
孔1bからのみ、上昇時は上部吐出孔1aからのみの吐
出を行うために、上部ハウジング4と下部ハウジング5
をロッド本体1に対して、あるストロークだけ相対的に
上下動自在に外接させると同時に、上部吐出孔1aと下
部吐出孔1b間の距離より上部吐出孔4aと下部吐出孔
5b間の距離を大きくし、掘削ロッドの降下時は上部吐
出孔1aを上部ハウジング4で閉鎖し、上昇時は下部吐
出孔1bを下部ハウジング5で閉鎖する構造としている
。
出孔1bからの吐出を完全に分離し、降下時は下部吐出
孔1bからのみ、上昇時は上部吐出孔1aからのみの吐
出を行うために、上部ハウジング4と下部ハウジング5
をロッド本体1に対して、あるストロークだけ相対的に
上下動自在に外接させると同時に、上部吐出孔1aと下
部吐出孔1b間の距離より上部吐出孔4aと下部吐出孔
5b間の距離を大きくし、掘削ロッドの降下時は上部吐
出孔1aを上部ハウジング4で閉鎖し、上昇時は下部吐
出孔1bを下部ハウジング5で閉鎖する構造としている
。
【0018】上部ハウジング4と下部ハウジング5は図
1に示すように互いに連結されてロッド本体1に外接す
るが、実施例では一体化した上部ハウジング4と下部ハ
ウジング5をロッド本体1に対して軸方向に相対移動自
在とするために、図1,図4に示すように連結された上
部ハウジング4と下部ハウジング5の内周面に摺動溝6
を形成する一方、ロッド本体1の外周面に摺動溝6の長
さより短く、その両端を係止させるストッパ7を突設し
ている。摺動溝6とストッパ7の長さの差が上部ハウジ
ング4と下部ハウジング5のロッド本体1に対する相対
移動量、ストロークとなる。
1に示すように互いに連結されてロッド本体1に外接す
るが、実施例では一体化した上部ハウジング4と下部ハ
ウジング5をロッド本体1に対して軸方向に相対移動自
在とするために、図1,図4に示すように連結された上
部ハウジング4と下部ハウジング5の内周面に摺動溝6
を形成する一方、ロッド本体1の外周面に摺動溝6の長
さより短く、その両端を係止させるストッパ7を突設し
ている。摺動溝6とストッパ7の長さの差が上部ハウジ
ング4と下部ハウジング5のロッド本体1に対する相対
移動量、ストロークとなる。
【0019】図1は掘削ロッド上昇時の、上下部ハウジ
ング4,5の位置を示すが、掘削ロッドの上昇時は上下
部ハウジング4,5がロッド本体1に対して相対的に降
下し、摺動溝6の上端がストッパ7の上端に係止してロ
ッド本体1に対して固定された状態となる。このとき、
図示するように上部吐出孔4aは上部吐出孔1aに一致
するが、下部吐出孔5bは下部吐出孔1bより下に位置
し、下部吐出孔1bは下部ハウジング5によって閉塞さ
れ、固化材は上部吐出孔1aからのみ吐出可能となる。
ング4,5の位置を示すが、掘削ロッドの上昇時は上下
部ハウジング4,5がロッド本体1に対して相対的に降
下し、摺動溝6の上端がストッパ7の上端に係止してロ
ッド本体1に対して固定された状態となる。このとき、
図示するように上部吐出孔4aは上部吐出孔1aに一致
するが、下部吐出孔5bは下部吐出孔1bより下に位置
し、下部吐出孔1bは下部ハウジング5によって閉塞さ
れ、固化材は上部吐出孔1aからのみ吐出可能となる。
【0020】逆に掘削ロッドの降下時は上下部ハウジン
グ4,5がロッド本体1に対して相対的に上昇し、摺動
溝6の下端がストッパ7の下端に係止し、同時に上部ハ
ウジング4が上部吐出孔1aを閉塞し、固化材を下部吐
出孔1bからのみ吐出させることになる。図1中、ロッ
ド本体1の上部側の鎖線が掘削ロッド降下時の上部ハウ
ジング4の位置を示す。
グ4,5がロッド本体1に対して相対的に上昇し、摺動
溝6の下端がストッパ7の下端に係止し、同時に上部ハ
ウジング4が上部吐出孔1aを閉塞し、固化材を下部吐
出孔1bからのみ吐出させることになる。図1中、ロッ
ド本体1の上部側の鎖線が掘削ロッド降下時の上部ハウ
ジング4の位置を示す。
【0021】なお、本攪拌装置Aは掘削ロッド単位で接
続されるため多軸型の掘削機にも適用される。
続されるため多軸型の掘削機にも適用される。
【0022】次に請求項2記載の発明を説明する。
【0023】この発明は請求項1記載の攪拌装置Aを用
いて掘削ロッドを回転させながら上下動させることによ
り掘削土と固化材とを混合し、固結体の造成を施工する
方法である。固化材にはソイルセメント,モルタル、ま
たはセメントミルク等のスラリー等が使用される。
いて掘削ロッドを回転させながら上下動させることによ
り掘削土と固化材とを混合し、固結体の造成を施工する
方法である。固化材にはソイルセメント,モルタル、ま
たはセメントミルク等のスラリー等が使用される。
【0024】掘削土砂と固化材との混合は上記発明中で
説明したように、攪拌装置Aが付属した掘削ロッドを回
転させ、攪拌装置Aの少なくとも下部吐出孔1bから固
化材を吐出し、上部攪拌翼2及び下部攪拌翼3で掘削土
と固化材を攪拌,混合しながら掘進し、掘削ロッド、す
なわち攪拌装置Aが所定深度に到達した後は、改めて少
なくとも上部吐出孔1aから固化材を吐出し、再度上部
攪拌翼2及び下部攪拌翼3で固化材と掘削土を攪拌,混
合しながら掘削ロッドを引き抜く、という要領で行われ
る。
説明したように、攪拌装置Aが付属した掘削ロッドを回
転させ、攪拌装置Aの少なくとも下部吐出孔1bから固
化材を吐出し、上部攪拌翼2及び下部攪拌翼3で掘削土
と固化材を攪拌,混合しながら掘進し、掘削ロッド、す
なわち攪拌装置Aが所定深度に到達した後は、改めて少
なくとも上部吐出孔1aから固化材を吐出し、再度上部
攪拌翼2及び下部攪拌翼3で固化材と掘削土を攪拌,混
合しながら掘削ロッドを引き抜く、という要領で行われ
る。
【0025】地盤の掘削は通常通り攪拌装置Aの先端に
取り付けられるビットにより、主に下部吐出孔1b,5
bから固化材を吐出しながら行われ、同時に上部攪拌翼
2と下部攪拌翼3とによる掘削土との攪拌が行われる。
取り付けられるビットにより、主に下部吐出孔1b,5
bから固化材を吐出しながら行われ、同時に上部攪拌翼
2と下部攪拌翼3とによる掘削土との攪拌が行われる。
【0026】掘削ロッドの掘進時、固化材は下部吐出孔
5bから主に削孔中に吐出されるが、吐出直後に降下し
てくる上部攪拌翼2がこの固化材を攪拌するため掘進時
から効率的に固化材の攪拌が行われることになる。
5bから主に削孔中に吐出されるが、吐出直後に降下し
てくる上部攪拌翼2がこの固化材を攪拌するため掘進時
から効率的に固化材の攪拌が行われることになる。
【0027】掘削ロッドの上昇時は、上部吐出孔4aか
ら固化材が吐出されるが、同じく吐出直後に吐出位置に
上昇してくる下部攪拌翼3によって攪拌が行われる。
ら固化材が吐出されるが、同じく吐出直後に吐出位置に
上昇してくる下部攪拌翼3によって攪拌が行われる。
【0028】以上の通り、掘削ロッドの降下時と上昇時
のいずれのときも固化材の吐出後にその位置を通過する
攪拌翼によって吐出位置に存在する固化材と掘削土を有
効に攪拌,混合することになるため、例えば一定の混合
状態を得るのに、従来掘削ロッドの上下動を2往復要す
る場合に、本発明によれば1往復で済ませることが可能
であり、従来より少ない往復動の回数で混合を完了させ
ることができる。
のいずれのときも固化材の吐出後にその位置を通過する
攪拌翼によって吐出位置に存在する固化材と掘削土を有
効に攪拌,混合することになるため、例えば一定の混合
状態を得るのに、従来掘削ロッドの上下動を2往復要す
る場合に、本発明によれば1往復で済ませることが可能
であり、従来より少ない往復動の回数で混合を完了させ
ることができる。
【0029】
【発明の効果】この発明は以上の通りであり、掘削ロッ
ドの降下時と上昇時のいずれのときも、固化材の吐出後
にその位置を通過する攪拌翼によって削孔内に存在する
固化材と掘削土を攪拌,混合するものであるため、掘削
ロッドの掘進と引き抜きの1往復操作のみによって完全
な混合状態を得ることができ、上記の通り、従来より効
率的に施工を完了させることが可能である。
ドの降下時と上昇時のいずれのときも、固化材の吐出後
にその位置を通過する攪拌翼によって削孔内に存在する
固化材と掘削土を攪拌,混合するものであるため、掘削
ロッドの掘進と引き抜きの1往復操作のみによって完全
な混合状態を得ることができ、上記の通り、従来より効
率的に施工を完了させることが可能である。
【0030】この結果、固結体に高い品質を与えながら
、施工能率の大幅な向上が図られることになる。
、施工能率の大幅な向上が図られることになる。
【図1】攪拌装置の製作例を示した一部断面立面図であ
る。
る。
【図2】攪拌装置を構成するロッド本体を示した立面図
である。
である。
【図3】上部ハウジングを示した立面図である。
【図4】下部ハウジングを示した立面図である。
A……攪拌装置、1……ロッド本体、1a……上部吐出
孔、1b……下部吐出孔、1c……注入管、2……上部
攪拌翼、3……下部攪拌翼、4……上部ハウジング、4
a……上部吐出孔、5……下部ハウジング、5b……下
部吐出孔、6……摺動溝、7……ストッパ。
孔、1b……下部吐出孔、1c……注入管、2……上部
攪拌翼、3……下部攪拌翼、4……上部ハウジング、4
a……上部吐出孔、5……下部ハウジング、5b……下
部吐出孔、6……摺動溝、7……ストッパ。
Claims (2)
- 【請求項1】 掘削ロッドによる地盤の掘削時と、そ
の引き抜き時に掘削土と固化材を攪拌し、混合する装置
であり、掘削ロッドの先端側に接続されるロッド本体と
、ロッド本体の周面に、その軸方向に互いに距離を隔て
て突設される上部攪拌翼,及び下部攪拌翼とからなり、
ロッド本体の周面の、上部攪拌翼と下部攪拌翼の各突設
位置には掘削ロッドの内部を通じて固化材を吐出する上
部吐出孔と下部吐出孔が形成されていることを特徴とす
る地盤改良用攪拌装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の攪拌装置が付属した掘
削ロッドを回転させ、攪拌装置の少なくとも下部吐出孔
から固化材を吐出し、上部攪拌翼及び下部攪拌翼で掘削
土と固化材を攪拌,混合しながら掘進し、掘削ロッドが
所定深度に到達した後、少なくとも上部吐出孔から固化
材を吐出し、再度上部攪拌翼及び下部攪拌翼で固化材と
掘削土を攪拌,混合しながら掘削ロッドを引き抜き、固
結体を造成する地盤改良工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3013279A JP2515054B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 地盤改良用攪拌装置及びそれを使用した地盤改良工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3013279A JP2515054B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 地盤改良用攪拌装置及びそれを使用した地盤改良工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04247115A true JPH04247115A (ja) | 1992-09-03 |
JP2515054B2 JP2515054B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=11828765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3013279A Expired - Fee Related JP2515054B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 地盤改良用攪拌装置及びそれを使用した地盤改良工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515054B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58518A (ja) * | 1981-06-23 | 1983-01-05 | Kobe Steel Ltd | 軟弱地盤改良工法並びに装置 |
JPS6053828U (ja) * | 1983-09-17 | 1985-04-16 | 朝日基礎株式会社 | 地盤改良撹拌装置 |
JPS6244933U (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-18 | ||
JPH01164320U (ja) * | 1988-05-09 | 1989-11-16 | ||
JPH02140321A (ja) * | 1988-07-25 | 1990-05-30 | Shimizu Corp | 軟弱地盤改良工法及び装置 |
-
1991
- 1991-02-04 JP JP3013279A patent/JP2515054B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
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JPS58518A (ja) * | 1981-06-23 | 1983-01-05 | Kobe Steel Ltd | 軟弱地盤改良工法並びに装置 |
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JPH01164320U (ja) * | 1988-05-09 | 1989-11-16 | ||
JPH02140321A (ja) * | 1988-07-25 | 1990-05-30 | Shimizu Corp | 軟弱地盤改良工法及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2515054B2 (ja) | 1996-07-10 |
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