JPH04246429A - 熱成形用ポリウレタンフォーム - Google Patents

熱成形用ポリウレタンフォーム

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Publication number
JPH04246429A
JPH04246429A JP3029448A JP2944891A JPH04246429A JP H04246429 A JPH04246429 A JP H04246429A JP 3029448 A JP3029448 A JP 3029448A JP 2944891 A JP2944891 A JP 2944891A JP H04246429 A JPH04246429 A JP H04246429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyol
polyurethane foam
molecular weight
foam
hydroxyl groups
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3029448A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Ishino
石野 卓由
Shigeru Totsune
戸恒 茂
Yoshihiro Kawanami
川並 義弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Achilles Corp filed Critical Achilles Corp
Priority to JP3029448A priority Critical patent/JPH04246429A/ja
Publication of JPH04246429A publication Critical patent/JPH04246429A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低温で容易に熱成形を行
うことのできる熱成形用ポリウレタンフォームに関する
【0002】
【従来の技術】肩パット等のパット材やケース内張材、
防寒衣料等としてポリウレタンフォームと生布を張り合
わせた複合材が用いられている。この種の複合材をパッ
ト材等として利用するに際し、通常、所望の形状に熱圧
縮成形が施される。
【0003】ポリウレタンフォームは一般に150℃程
度の低温でも長時間の熱圧縮によって成形が可能ではあ
るが能率的ではないため、工業的生産ベースでは、18
0〜240℃で3分〜数秒間熱圧縮することによって成
形を行うのが普通である。
【0004】一方、生布は一般に100〜200℃程度
(多くは150〜180℃程度)の耐熱性は有している
が、工業ベースでの一般的なポリウレタンフォームの熱
成形温度である180〜240℃での熱圧縮成形では、
高温とともにかなりの圧力が生布に加わるため、生布の
熱黄変が助長され外観低下を生じ易いという問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ポリウレタンフォーム
の熱成形性を高め、より低温でポリウレタンフォームと
生布とからなる複合材を熱成形することができるように
、ポリウレタンフォーム中にある種の樹脂を含浸させた
り、ポリオール骨格に耐熱性の低いエチレンオキシドを
多量に付加する等の方法が試みられている。
【0006】しかしながら、これらの方法では樹脂の含
浸のための工程が増して製造工程が煩雑となったり、低
温成形性が向上する反面、クッション性が低下したりす
る等の問題があり、しかもいずれの方法でも低温成形性
は必ずしも充分とは言い難かった。
【0007】更に、部分的な熱圧縮成形を行うような場
合には、フォームの厚みを減じ、しかも熱圧縮成形し易
いようにフォームに凹凸を形成し、凹部を熱圧縮成形す
る等の方法も提案されているが、この方法はシート状に
切り出したフォームを更に凹凸形状に切り出す等の加工
工程が増し、コストアップになる等の問題を有し、充分
な解決手段となり得なかった。
【0008】本発明者等は上記の点に鑑み鋭意研究した
結果、特定のポリオールを特定割合で混合してなる混合
ポリオールをポリオール成分として用い、脂肪族ポリイ
ソシアネート又は脂環式ポリイソシアネートの1種又は
2種以上をポリイソシアネート成分として用い、これら
を三量化触媒の存在下に反応させて得られるポリウレタ
ンフォームが、上記従来の欠点を解決できることを見出
し本発明を完成するに至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の熱成形用ポリウ
レタンフォームは、ポリオールとポリイソシアネートと
を三量化触媒の存在下に反応せしめてなるポリウレタン
フォームであって、該ポリウレタンフォームにおけるポ
リオール成分が、1分子中に2〜8個の水酸基を有し、
且つ1級水酸基が全体の20%以上である平均分子量1
000以上の高分子量ポリオール95〜99重量部と、
1分子中に2〜4個の水酸基を有する平均分子量500
以下の低分子量ポリオール5〜1重量部とからなり、ポ
リイソシアネート成分が脂肪族或いは脂環式ポリイソシ
アネートの1種又は2種以上よりなることを特徴とする
【0010】本発明において、1分子中に2〜8個の水
酸基を有し、且つ1級水酸基が全体の20%以上である
平均分子量1000以上の高分子量ポリオールとしては
、ポリオールの反応開始剤として、例えばエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール
、ブタンジオール、ジプロピレングリコール、ヘキサン
ジオール、水、グリセリン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ジエチレントリ
アミン、ソルビトール、蔗糖等の1種又は2種以上にエ
チレンオキシド、プロピレンオキシド、スチレンオキシ
ド等のアルキレンオキシドの1種又は2種以上を反応し
て得られる。これらはランダムに反応させてもブロック
タイプに反応させても良いが、ポリオール分子の末端に
ある程度のエチレンオキシド付加物が結合するようにす
ることが好ましい。高分子量ポリオールとしては、特に
1分子中に平均2〜4個の水酸基を有し、且つ分子末端
の1級水酸基が水酸基全体の20〜80%である、平均
分子量2000〜6000のものが好ましい。上記高分
子量ポリオールは2種以上を混合して用いることができ
る。
【0011】また1分子中に2〜4個の水酸基を有する
平均分子量500以下の低分子量ポリオールとしては、
例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブタンジオール、ジプロピレング
リコール、ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトールやこれらのエチレ
ンオキシド付加体、プロピレンオキシド付加体等が挙げ
られる。低分子量ポリオールとしては特に平均分子量6
2〜500のものが好ましい。上記低分子量ポリオール
は2種以上を混合して用いることができる。
【0012】ポリオール成分中における上記高分子量ポ
リオールと低分子量ポリオールとの混合割合は、高分子
量ポリオール95〜99重量部、低分子量ポリオール5
〜1重量部、好ましくは高分子量ポリオール96〜99
重量部、低分子量ポリオール4〜1重量部である。ポリ
オール成分中における高分子量ポリオールの割合が95
重量部未満であると低分子量ポリオールの配合割合が多
くなり、フォーム中の独立気泡が多くなったり、フォー
ムが収縮したりし、良好なフォームが得難くなり、高分
子量ポリオールの割合が99重量部を超えると低分子量
ポリオールの量が減じ、ウレタンフォーム発泡時の反応
性が遅くなり、亀裂が生じたり、得られたフォームの熱
圧縮成形性が劣るようになり好ましくない。
【0013】本発明に用いられる脂肪族ポリイソシアネ
ートとしては、例えば1,6−ヘキサメチレンジイソシ
アネートやそのアダクト体、リジンジイソシアネート、
リジンエステルトリイソシアネート、1,3,6−ヘキ
サメチレントリイソシアネート等が挙げられ、脂環式ポ
リイソシアネートとしては、例えばイソホロンジイソシ
アネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、水素
添加ジフェニルメタンジイソシアネート等が挙げられる
。これらは単独で又は2種以上を混合して用いることが
できる。
【0014】本発明のポリウレタンフォームは、上記ポ
リオール成分とポリイソシアネート成分を三量化触媒の
存在下に反応させて得られる。また通常、発泡剤として
水を用いる。三量化触媒としては、例えばトリエチルホ
スフィンや、鉄、ナトリウム、カリウム、マグネシウム
、水銀、ニッケル、亜鉛、アルミニウム等の金属の酢酸
塩、炭酸塩等を用いることができる。
【0015】本発明のポリウレタンフォームを製造する
に際し、上記ポリオール成分とポリイソシアネート成分
を、NCO/OH=1.0〜1.2:1.0の割合で反
応させることが好ましい。また三量化触媒の使用量は、
反応に供するポリオール成分の重量に対し、0.1〜3
重量%が好ましく、水はポリオール成分の重量に対し、
2.0〜5.0重量%が好ましい。
【0016】本発明のポリウレタンフォームを製造する
際に、必要に応じて他の発泡剤や界面活性剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、着色料等の、従来からポリウレタン
フォームに添加されている各種添加剤を添加しても良い
。上記発泡剤、界面活性剤の添加量は、反応に供するポ
リオール成分の重量に対して、それぞれ30重量%以下
、0.5〜5.0重量%が好ましい。また紫外線吸収剤
、酸化防止剤の添加量は、反応に供するポリオール成分
の重量に対して、それぞれ0.01〜3.0重量%、0
.1〜5.0重量%が好ましい。
【0017】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。
【0018】実施例1、比較例1 表1に示す配合にてポリオール成分とポリイソシアネー
ト成分とを反応させてポリウレタンフォームを得た。
【0019】
【表1】
【0020】上記、表1において用いたポリオール、ポ
リイソシアネート、整泡剤及び添加剤類の種類を以下に
示す。 ・ポリオールA:グリセリンを開始剤とし、これにプロ
ピレンオキシドを反応させ、しかる後、エチレンオキシ
ドを付加させた、水酸基価24、1級水酸基80%、平
均分子量約7000のポリエーテルポリオール・ポリオ
ールB:グリセリンを開始剤とし、これにプロピレンオ
キシドを付加させた、水酸基価56(1級水酸基0%)
、平均分子量約3000のポリエーテルポリオール ・ポリオールC:ジエチレングリコール・ポリイソシア
ネートA:IPDI ・ポリイソシアネートB:TDI−80・整泡剤1:ユ
ニオンカーバイド社製:L−5231・整泡剤2:ユニ
オンカーバイド社製:L−540・紫外線吸収剤:チバ
ガイギー社製:チヌュービン−326 ・酸化防止剤:住友化学株式会社製:スミライザーBH
T 注) (1):実施例1、比較例1〜2及び比較例4はポリイ
ソシアネートとしてIPDIを用い:比較例3はTDI
−80を用いた。 (2):トリエチレンジアミン
【0021】このポリウレタンフォームの密度、硬さ及
びこのフォーム(厚み10mm)の130℃〜180℃
における熱成形性を試験した結果を表2に示す。また厚
み13mmのフォームと生布(メリヤス)とを貼り合わ
せて形成した複合剤を、水着パット成形装置で表2に示
す条件で熱成形して水着パットを得た。得られたパット
の変色の有無をJIS−L0884に準じて有効塩素量
20mg/lの濃度で27℃、浴比200:1の塩素処
理水に30分間浸漬して表面の変色程度を試験した。結
果を表2に示す。またフォームを3分程度以内の熱圧縮
成形で目的の形状に成形でき、その形状が数時間経過後
も変化しない温度範囲を適性熱成形温度範囲として表2
にあわせて示した。尚、比較例1の組成では亀裂が入っ
て良好なフォームとならず、比較例2の組成のものは独
立気泡となった。また比較例4の組成のものフォーム化
ができなかった。
【0022】
【表2】
【0023】尚、フォームの硬さはJIS  K640
1法によって試験した値を示す。また熱成形性の判定は
、〇・・・・・成形後のフォームの復元がなく、フォー
ムの熱変色やフォーム表面の劣化がない ×・・・・・成形後、比較的短時間でほぼ元のフォーム
厚みまで復元するとした。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のポリウレタ
ンフォームは、従来のポリウレタンフォームに比してよ
り低温で、且つ短時間で成形を行うことができる。しか
も本発明のポリウレタンフォームは、フォームの有する
クッション性を低下することなく低温成形性の向上をな
し得たものである。而して本発明のポリウレタンフォー
ムを生布と貼り合わせて複合材を形成し、パット材等の
所望の形状に熱成形する場合、本発明のポリウレタンフ
ォームを用いた複合材は、従来のポリウレタンフォーム
を用いた複合材に比して低い温度で容易に成形すること
ができるため、成形時の熱と圧力で生布が黄変したりす
る虞がない。また本発明のポリウレタンフォームはポリ
イソシアネート成分として脂肪族ポリイソシアネート及
び/又は脂環式ポリイソシアネートを用いるため、光や
塩素によるフォーム自身の黄変も非常に少なく、商品価
値の高い製品を提供できる効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポリオール成分とポリイソシアネート
    成分とを三量化触媒の存在下に反応せしめてなるポリウ
    レタンフォームであって、該ポリウレタンフォームにお
    けるポリオール成分が、1分子中に2〜8個の水酸基を
    有し、且つ1級水酸基が全体の20%以上である平均分
    子量1000以上の高分子量ポリオール95〜99重量
    部と、1分子中に2〜4個の水酸基を有する平均分子量
    500以下の低分子量ポリオール5〜1重量部とからな
    り、ポリイソシアネート成分が脂肪族或いは脂環式ポリ
    イソシアネートの1種又は2種以上よりなることを特徴
    とする熱成形用ポリウレタンフォーム。
JP3029448A 1991-01-30 1991-01-30 熱成形用ポリウレタンフォーム Pending JPH04246429A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009041535A1 (ja) 2007-09-28 2009-04-02 Asahi Glass Company, Limited 軟質ポリウレタンフォームおよび熱プレス成形品の製造方法ならびに熱プレス成形品
JP2019157107A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 加久企業股▲ふん▼有限公司 弾性複合材プロセス及びその製品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009041535A1 (ja) 2007-09-28 2009-04-02 Asahi Glass Company, Limited 軟質ポリウレタンフォームおよび熱プレス成形品の製造方法ならびに熱プレス成形品
US8268906B2 (en) 2007-09-28 2012-09-18 Asahi Glass Company, Limited Process for producing flexible polyurethane foam, process for producing hot press molded product, and hot press molded product
JP2019157107A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 加久企業股▲ふん▼有限公司 弾性複合材プロセス及びその製品

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