JPH04246345A - 溶解治療装置 - Google Patents

溶解治療装置

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JPH04246345A
JPH04246345A JP3012209A JP1220991A JPH04246345A JP H04246345 A JPH04246345 A JP H04246345A JP 3012209 A JP3012209 A JP 3012209A JP 1220991 A JP1220991 A JP 1220991A JP H04246345 A JPH04246345 A JP H04246345A
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JP
Japan
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suction
injection
time
catheter
pressure
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Withdrawn
Application number
JP3012209A
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English (en)
Inventor
Naoki Sekino
直己 関野
Kenji Noda
賢司 野田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体内の凝塊物を溶解
、または溶解を促進補助する薬液を体内の凝塊物の周囲
に導入し、凝塊物の溶解後その溶解成分を体外へ回収す
る溶解治療装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、生体内の胆嚢などの治療部位にモノ
オクタノイン、d−リモネンあるいはメチルtブチルエ
ーテル(MTBE)などの結石溶解剤である薬液を注入
し、該薬液により治療部位に存在する結石などの凝塊物
を溶解し、この凝塊物が溶解された薬液などの流体を吸
引することによって、該結石などを除去する治療を行う
溶解治療装置が考えられている。上記溶解治療装置では
、従来より、凝塊物の溶解効率を向上させるための手段
が幾つか提案されている。例えば、特開昭62ー117
545号公報には、ポンプを用いて生体内の治療部位へ
一定量の薬液を注入・吸引して薬液を撹はんし、凝塊物
の溶解を促進するようにしたものが提案されている。
【0003】また特開昭63−40541号公報等には
、治療部位への流体(薬液)の注入と吸引を同時に行い
、流体を還流させるようにしたものが提案されている。 この公報に開示されている装置は、また胆嚢の圧力を設
定範囲内に保持するように薬液の注入・吸引を制御する
手段を備えている。本出願人もまた特願平2ー1023
85号で、注入動作時には吸引管路を圧力検出用の管路
として使用し、吸引動作時には注入管路を圧力検出用と
して使用する装置を提案している。また、カテーテルの
構造に関しては、実開昭60ー106640号公報にあ
るように、吸引詰まりが生じた時は、体外の外部空間に
開口している通気口から空気を吸引することによって、
生体組織の吸引による損傷を防ぐものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭62ー117545号公報に示される装置では、1
ルーメンのカテーテルで注入・吸引を繰り返すため、胆
嚢内の圧力を直接モニタすることができず、治療部位の
圧力が過度に上昇してしまい、薬液の治療部位以外への
漏出をきたす場合がある。また、前記特開昭63−40
541号公報に示されている装置では、1ルーメンが圧
力モニタ専用の3ルーメンカテーテルを用いているため
、カテーテルを細径とすると吸引管路が小さくなるため
十分な吸引量を確保できない。逆に、十分な吸引量を確
保するため、カテーテルを太くすると、カテーテルの体
内への挿入手技が複雑となり、患者の苦痛も増大してし
まう。つまり、カテーテルの細径化と吸引量の確保を両
立できないという欠点を有していた。さらに、特願平2
ー102385号で提案した装置では、単一のポンプを
用いているため吸引管路でしか吸引できず、圧力上昇時
の吸引量を十分確保できないという問題点を有していた
【0005】本発明は、上記の問題点を鑑みてなされた
ものであって、その目的は、簡単な構成と制御により薬
液を安全に導入・排出して治療部位の圧力を安全圧力以
下に保つと同時に、カテーテルの細径化と十分な吸引量
を確保でき、安全かつ有効な溶解治療を行うことのでき
る溶解治療装置を提供することにある。また、カテーテ
ル先端の凝塊物による詰まりをカテーテルを抜去するこ
と無く取り除くことができ、なおかつ細径化できるカテ
ーテルを実現できる溶解治療装置を提供するにある。
【0006】
【問題点を解決する手段及び作用】本発明は、上記問題
点を解決するために、生体内の凝塊物を溶解する薬液を
生体内に注入するための薬液注入管と、前記薬液を含む
体内流体を体外へ吸引する吸引管と、前記注入管と吸引
管とに連結され、注入、吸引力を供給する注入吸引駆動
手段と、前記注入管に注入力を、吸引管に吸引力を発生
するよう前記駆動手段を制御する灌流モードと、前記注
入管、吸引管の両管に吸引力を発生するよう前記駆動手
段を制御する急速排出モードとを選択的に切り換え可能
な制御手段とを設けることにより、たとえ生体内の圧力
が上昇しても、吸引管のみならず注入管によっても吸引
排出を行うため、大きな吸引量で速やかに安全な圧力状
態に設定できるよう、安全な溶解治療を行うことができ
る装置を実現している。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を具体的に説明
する。図1ないし図6は本発明の第1実施例に係り、図
1は第1実施例における灌流系の概略の構成を示す構成
図、図2はカテーテルの拡大断面図、図3はコントロー
ルユニットの構成を示すブロック図、図4は溶解治療の
前処理動作を示すフロー図、図5及び図6は溶解治療の
処理動作を示すフロー図である。
【0008】図1に示すように溶解治療装置1は、治療
台3上に横たわる患者等の人体2内の治療部位としての
例えば胆嚢4内に生じた結石5を溶解治療するものであ
る。前記胆嚢4には経皮的にカテーテル7の先端部が挿
入されており、このカテーテル7は図2に示すように2
孔チューブで形成され、注入管路7a、吸引管路7bの
2つのルーメンを有している。そして、前記カテーテル
7の前述した2つのルーメンはカテーテル後端のコネク
タ8で分岐し、注入管路7aは電磁切換弁9aで2方に
分岐し、一方は注入用ポンプチューブ11に接続され、
他方は圧力管路12aを介して圧力センサ13に接続さ
れる。吸引管路7bは、電磁切換弁9bで2方に分岐し
、一方は吸引用ポンプチューブ14に接続され、他方は
圧力管路12bを介して圧力センサ13に接続されてい
る。
【0009】前記注入用ポンプチューブ11は、中間部
に注入ポンプ15が介挿され、後端部が電磁切換弁16
を介して3方に分岐し、例えばモノオクタノイン、d−
リモネン或いはメチルtブチルエーテル(MTBE)に
よる結石溶解剤である薬液17aを貯蔵した液槽17と
人体2から吸引された例えば胆汁である体液などの流体
18aが入れられる排液槽18と生食水19aの入れら
れた液槽19に接続されている。前記吸引用ポンプチュ
ーブ14は、中間部に吸引ポンプ21が介挿され、端部
が治療部位から回収された流体22aを貯蔵するための
排液槽22に接続されている。
【0010】更に、前記注入ポンプ15、前記吸引ポン
プ21、電磁切換弁9a、9b,16及び入力・制御装
置23は、コントロールユニット24に接続され、前記
入力・制御装置23でポンプ回転数とか駆動時間が設定
され、その設定内容に応じてポンプ15、21とか電磁
切換弁9a、9b、16が動作するようになっている。 前記胆嚢4へ超音波を照射するための超音波アプリケー
タ25は、内部に単体もしくは複数の超音波振動子26
を有し、支持部材27によって支持固定され、人体2と
の間には軟性樹脂などからなるウオータバック28がそ
の内部に水などの超音波伝達液を満たされて配置されて
いると共に、前記超音波振動子26はケーブルにより電
力増幅器29に接続されている。
【0011】また、前記超音波アプリケータ25の一部
には、超音波プローブ31が着脱自在に保持されるよう
になっており、その超音波観測画像は超音波観測装置3
2のモニタ画面33上に結石5の像5′を映し出される
ようになっている。次に前記コントロールユニット24
に関連する構成について図3を用いて説明する。圧力セ
ンサ13は信号増幅器34に接続されており、信号増幅
器34において増幅された信号はローパスフィルタ35
を介して比較回路36、比較回路37に入力される。比
較回路36および比較回路37には、それぞれ上限圧力
に対応する基準電圧源38、吸引の際の下限圧力に対応
する基準電圧源39が接続されており、圧力信号と基準
電圧との比較信号がそれぞれI/Oインターフェイス4
1およびバスライン42を介して上記入力・制御装置2
3へと出力される。
【0012】また、上記信号増幅器34にはオフセット
調整手段43が接続されており、信号増幅器34から出
力される圧力信号のオフセットを調節できるようになっ
ている。さらに、ローパスフィルタ35を通過した圧力
信号は、治療部位の圧力を表示する圧力表示回路44お
よびオフセット圧力表示回路45に入力される。上記注
入ポンプ15、吸引ポンプ21はそれぞれ動作調整回路
46,47に接続されており、上記動作調整回路46,
47には、バスライン42、I/Oインターフェイス4
1を介して入力・制御装置23より動作制御信号が入力
され、またそれぞれ回転数表示回路48,49が接続さ
れている。さらに、前記電磁切換弁16、9a、9bは
、それぞれ切換回路51,52a、52bに接続され、
これら切換回路51,52a、52bにはバスライン4
2、I/Oインターフェイス41を介して入力・制御装
置23より動作制御信号が入力されるようになっている
【0013】上記入力・制御装置23は、バスライン4
2、I/Oインターフェイス41を介して前記コントロ
ールユニット24の各部からの入力及び各部の制御を行
うようになっている。前記電力増幅器29には発振器5
3の出力信号が出力調整回路54を介して入力されるよ
うになっている。つまり、この発振器53の出力端には
、出力調整回路54が接続され、前記I/Oインタフェ
ース41を介してその制御端に印加される制御信号によ
り、発信器53の出力を調整し、電力増幅器29に出力
できるようになっている。この発信器53の出力は、前
記I/Oインタフェース41及びバスライン42を介し
た入力・制御装置23の制御信号により、例えば周波数
、振幅、パルス数、パルス間隔及び駆動時間等の調整を
受けた後、前記電力増幅器29において増幅され、前記
超音波アプリケータ25内の超音波振動子26を駆動す
るようになっている。
【0014】尚、治療を中止させる操作を行う手段とし
て、図示しない中止スイッチが設けてある。このスイッ
チをオンすると、I/Oインタフェース41を介して、
入力・制御装置23に中止信号が送られ、入力・制御装
置23はこの中止信号に基づいて中止処理の制御動作を
行うようになる。又、強制的に中止させるための中止ス
イッチ(図示せず)も設けてある。
【0015】又、入力・制御手段23に対し、治療デー
タを入力するためのキーボード等によるデータ入力手段
(図示せず)も設けてある。
【0016】このように構成された第1実施例の溶解治
療装置1の作用を以下に説明する。まず  、超音波プ
ローブ31の先端を人体2に当接し、人体2内の治療部
位である胆嚢4及び胆嚢4内に生じた凝塊物である結石
5を探査し、超音波アプリケータ25を前記胆嚢4の方
向にその中心軸が一致するように支持部材27を調整、
固定する。次にカテーテル7の先端を大気解放の状態に
して、コントロールユニット24内のオフセット調整手
段43とオフセット表示回路45とを用いて、初期的な
圧力オフセットの調整を行う。前記オフセット調整手段
43による具体的な調整方法は、前記信号増幅器34に
よって、前記圧力センサ13からの信号に該オフセット
信号を加算すると共に、増幅する、或いは、前記信号増
幅器34の増幅度を前記オフセット調整手段43からの
オフセット信号により可変するなどによって行うように
している。その後、カテーテル7の先端を体内の治療部
位すなわち前記胆嚢4内に挿入し、続いて図4に示すフ
ローチャートのような溶解治療の前処理を行う。以下、
図4を参照して、その動作を説明する。
【0017】図示しない電源スイッチを投入して溶解治
療装置1の前処理を起動させると、ステップS1に示す
ように電磁切換弁(電磁弁とも記す)16は閉じた状態
となっており、続くステップS2,S3において胆汁排
出動作及び生食水洗浄動作をさせるか否かを術者が判断
する。従って、術者が入力・制御装置23で胆汁排出を
選択すると、ステップS2−1に示すように電磁弁9a
はD方向閉、E方向で開となり、電磁弁9bはF方向開
、G方向で閉の状態となり、ステップS2ー2に示すよ
うに吸引ポンプ21が動作し、胆嚢4内の胆汁が吸引さ
れ、ステップS2−3の圧力センサ13により検出され
る圧力が零になるまで吸引される。この吸引された胆汁
は排液槽22に蓄えられる。前記ステップS2−3によ
り、検出された圧力が零になると、ステップS2−4に
示すように吸引ポンプ21が停止し、胆汁排出の動作を
終了する。
【0018】次の生食水による洗浄を選択すると、ステ
ップS3−1に示すように各ポンプ15、21の開始、
終了時間の算出及び設定が行われた後、ステップS3−
2に示すようにタイマが起動する。入力・制御装置23
内には計時手段としてのタイマ機能を備え、このタイマ
による時間制御によって、注入ポンプ15、吸引ポンプ
21及び電磁弁16,9a、9bなどの動作のON/O
FF制御とか切換制御がおこなわれるようになっており
、その時間設定は入力・制御装置23へのデータ入力に
よって設定できるようになっている。
【0019】上記タイマが起動すると、ステップS3ー
3に示すように、このタイマから時刻の読み出しが行わ
れ、ステップS3−4に示すようにこの読み出された時
刻が注入開始時刻に達したか否かの判断が行われる。こ
の判断により  、注入開始時刻に達すると、ステップ
S3−5に示すように吸引ポンプ21が停止すると共に
、電磁弁16がA方向開、B方向閉、C方向閉で、電磁
弁9aがD方向開、E方向閉、また伝時弁9bがF方向
閉、G方向開の状態になり、注入ポンプ15が動作し、
液槽19内の生食水19aが胆嚢4内に注入される。こ
の生食水19aの注入が所定時間行われ、ステップS3
−6に示すように吸引開始時刻か否かの判断により、ス
テップS3−7に示すように注入ポンプ15が停止する
と共に、電磁弁9aがD方向閉、E方向開、電磁弁9b
がF方向開、G方向閉の状態となり、吸引ポンプ21が
動作し、注入された生食水の吸引排出が行われる。
【0020】この吸引排出の動作が所定時間行われると
、ステップS3−8に示すように吸引終了時刻か否かの
判断により、吸引終了時刻になるまで繰り返され、その
後ステップS3−9に示すように設定回数の判断が行わ
れ、生食水の注入及び吸引の設定回数に達した場合には
ステップS3−10に示すように繰り返し動作を行った
回数を表すカウンタの計数値をカウントアップしてステ
ップS3−3に戻る。このようにして、生食水の注入及
び吸引動作が設定された回数、繰り返されると、ステッ
プS3−11に示すように吸引ポンプ21が停止し、図
5に示す溶解治療制御フローに移る。
【0021】この場合図示しない術前に観測した超音波
画像とかX線造影などにより、把握される胆嚢4の大き
さ、前記結石5の大きさ及び種類から、操作者は前記注
入ポンプ15及び吸引ポンプ21の回転数、照射する超
音波強度、前記胆嚢4内における薬液などによる圧力の
上限値、前記圧力センサ13の応答速度など、治療デー
タをコントロールユニット24の入力部によって設定す
る。前述した治療データはバスライン42によって、入
力・制御装置23へ入力される。前記入力・制御装置2
3は、薬液の注入時間、照射する超音波の強度、前記胆
嚢4から吸引する流体の吸引時間によって、構成される
時間のシーケンスの設定と、そのシーケンスの繰り返し
回数とを求め、これによって、動作調整回路46、47
及び切換回路51,52a、52bを制御するように設
定される。前述した薬液の注入時間は言い換えれば、注
入する薬液の量を表している。
【0022】続いて、上記設定に基づいて溶解治療装置
1による治療を開始する。そして、前記溶解治療装置1
が停止した時点で、前記胆嚢4内の前記結石5が溶解さ
れたか否かの状況を超音波観測装置32とか図示しない
X線装置で確認する。ここで前記結石5が未だに存在す
る場合は、前述した操作を繰り返す。そして、前記結石
5が完全に溶解したのを確認できたら、前記カテーテル
7を抜去して治療を終了する。
【0023】次に、図5を参照して溶解治療のフローの
詳しい動作を説明する。この装置1の治療動作が開始す
ると、第1ステップS1の治療に必要な治療データの入
力を行う。つまり、薬液を注入する注入時間及び吸引す
る吸引時間、あるいは注入量及び吸引量、超音波照射時
間又は、放置時間、必要に応じての休止時間、これらの
繰り返し回数が操作者により、入力・制御装置23に入
力される。また、注入ポンプ15、吸引ポンプ21の回
転数n1の入力も行う。ステップS1のデータ入力によ
り、ステップS2の治療時間各動作の開始及び終了時間
の算出、設定が行われる。  つまり、ステップS1の
データに基づき治療に要する全時間が算出される。
【0024】また、第n回目における注入開始時刻tn
1、第n回目での注入終了時刻及び超音波照射(又は放
置)開始時刻tn2、第n回目での超音波照射(又は放
置)終了及び吸引開始時刻tn3、第n回目での吸引終
了時及び休止開始時刻tn4、第n回目での休止終了、
つまり第(n+1)回目の注入開始時刻tn+1 1,
…という具合に全治療にわたる各動作手段(例えば注入
ポンプ15、吸引ポンプ21、超音波アプリケータ25
、電磁弁16、9a、9b)の動作開始、終了時刻が算
出され、入力・制御装置23に設定、記憶される。従っ
て、これらの各時刻に基づいて、各動作手段に対する動
作、不動作が切換えられることになる。
【0025】これらの時間の算出が行われると、ステッ
プS3の全治療時間の表示が行われる。つまり、ステッ
プS2による算出された治療に要する時間が入力・制御
装置23の表示部に表示される。この表示の後、ステッ
プS4のタイマの起動となる。治療の時間制御を行う為
、入力・制御装置23内部のタイマを起動して、必要に
応じて、いつでもその時点での時刻(治療開始からの経
過時刻)を知ることが可能なようにする。このタイマが
起動すると、ステップS5において入力・制御装置23
は、該タイマからの時刻の読出しを行うと同時に電磁弁
9aはD方向開、E方向閉で、電磁弁9bはF方向閉、
G方向開に制御し、圧力管路12bによりステップS6
で胆嚢4内圧力が上限圧力を越えたか否かの判別を行う
【0026】胆嚢4内の圧力は圧力センサ13によって
測定され、その信号はコントロールユニット24内の比
較回路36に入力され、上限圧力値に対応する基準電圧
源38と比較され、検出された信号が上限圧力値を越え
たかどうか、この比較回路36の出力状態、つまり“H
”か“L”かを読みとる。ステップS6の判断がYES
の場合、ステップS7aの上限圧力値を越えた時点の動
作状態を判断する処理を行った後、ステップS8に移り
、逆にNOの場合にはステップS7bの予備吸引動作中
かの判断を行う。
【0027】ステップS7aは、注入動作中か、超音波
照射(放置)中か、予備吸引動作中かの各判断を行うス
テップS7a1,S7a2,S7a3からなる。注入動
作中の場合には、注入動作を停止させるために、ステッ
プS7a1−1で注入動作停止時間を現時刻に設定する
。これにより、時間的に後のステップにおける注入動作
停止時刻の判断動作時以降で注入動作の停止を行うこと
になる。このステップS7a1−1の後、新たな吸引動
作停止時刻を算出及び設定する処理を行うステップS7
a1−2となる。ステップS7a1−2では、圧力セン
サ13の検出により、注入停止がかかるまで、実際に動
いた注入時間をもとに、実働注入時間=吸引時間となる
ように、新たな吸引停止時間を設定し、ステップS8に
移る。
【0028】ステップS7a2における超音波照射とは
超音波アプリケータ25から体内に超音波を照射するこ
とである。この超音波照射を行わない場合には放置中か
の判断が行われる。この判断がYESの場合には、ステ
ップS7a2ー1の処理、つまり吸引管路7bでは吸引
を行うとともに、注入管路7aでも吸引を行う。この場
合注入管路7aを時々圧力検出に用いるように切り換え
る。具体的には電磁弁16をA方向閉、B方向開、C方
向閉、また電磁弁9aを一定時間D方向開、E方向閉、
さらに電磁弁9bをF方向開、G方向閉とすると同時に
、動作調整回路46は通常の注入方向と逆方向に注入ポ
ンプ15を回転させ、動作調整回路47は吸引ポンプ2
1を吸引方向に回転させる。そして、前記一定時間経過
毎に一時的に注入ポンプ15の逆方向の回転を停止し、
電磁弁9aをD方向閉,E方向開として胆嚢4内の圧力
を計測する。
【0029】換言すると、注入管路7aと吸引管路7b
で同時の吸引動作とその吸引動作のある一定時間毎に注
入管路7aを用いての圧力測定を行い、上限圧力以下に
なるまでの圧力モニタと吸引を行うものである。このス
テップS7a2ー1の予備吸引動作の後、ステップS8
に移る。尚、予備吸引とは、超音波照射中(又は放置中
)に、胆嚢4内の圧力が設定された上限値を越えたとき
、超過した圧力除去のために、胆嚢4内圧力がこの上限
値以下になるまで、吸引排出を行うことをいうものであ
る。又、ステップS7a3の予備吸引動作中かの判断で
YESの場合、ステップS7a3−1の予備吸引動作時
間を積算する処理を行った後、ステップS8に移る。 なお、この予備吸引動作時間の積算は注入ポンプ15の
吸引時間と吸引ポンプ21の動作時間の累計を表し、ス
テップS5における読み出し毎に積算していくことにな
る。
【0030】ステップS7bの予備吸引動作中かの判断
がYESの場合、ステップS7b−1で吸引動作を停止
し、予備吸引動作時間を算出する。具体的には、注入ポ
ンプ15の吸引動作と吸引ポンプ21を停止して、吸引
動作時間を求める。その後、ステップS7b−2の新た
な第n回目の吸引動作停止時間を算出し、ステップS8
に移る。なお、ステップS7b−1において、(注入ポ
ンプの吸引動作時間+吸引ポンプ動作時間=吸引ポンプ
動作時間)/2が注入動作時間となる様に、吸引動作に
おける注入ポンプ15と吸引ポンプ21の停止時刻を求
める。
【0031】ステップS8の第n回目の注入動作開始時
刻かの判断で、YESの場合には、ステップS9aの胆
嚢4内圧力が上限値を越えているかの判断が行われ、逆
にNOの場合には、ステップS9bの第n回目の注入動
作停止時刻かの判断を行う。ステップS9aの判断がN
Oの場合には、ステップS9a−1で電磁弁16をA方
向閉,B方向閉、C方向開で、電磁弁9aをD方向開,
E方向閉、そして電磁弁9bをF方向閉,G方向開とし
、注入ポンプ15の動作を開始する処理を行った後、ス
テップS12(図6参照)に移り、逆にYESの場合に
はステップS9a−2の圧力異常の告知を行った後、ス
テップS12に移る。
【0032】ステップS9a,S9a−2を含むブロッ
ク部分は、注入動作開始時に、胆嚢4内の圧力が上限値
を越えていると、このブロックの処理と処理速度の速さ
により、注入ポンプ15は回転しないので、異常告知が
行われる。ステップS9bの第n回目の注入動作停止時
刻かの判断で、NOの場合にはステップS10の第n回
目の吸引動作開始時刻かの判断が行われ、逆にYESの
場合には、ステップS9bー1の注入ポンプ15を停止
し、超音波照射(又は放置)を開始した後、ステップS
12に移る。
【0033】ステップS10の判断がNOの場合には、
ステップS11bに移り、逆にYESの場合には、ステ
ップS11aの予備吸引動作が終了したかの判断を行う
。このステップS11aでの判断がYESの場合には、
電磁弁9aをD方向閉,E方向開、そして電磁弁9bを
F方向開,G方向閉とし、ステップS11a−1の超音
波照射(又は放置)を停止し、通常の回転数で吸引動作
を開始した後、ステップS12に移る。なお、ステップ
S11a−1において、注入ポンプ15の吸引動作は行
わず、吸引ポンプ21のみ動作させる。
【0034】ステップS11aの判断がNOの場合には
、ステップS11a−2の予備吸引動作を停止し、予備
吸引動作時間を算出する処理を行った後、ステップS1
1a−3の新たな(第n回目の)の吸引動作停止時間を
算出した後、ステップS11a−1に移る。このステッ
プS11a−2で、予備吸引動作時間(注入ポンプの吸
引動作時間+吸引ポンプ動作時間)を初めの吸引設定時
間から引けば、残りの吸引動作時間が求まる。この残り
の吸引時間の後、吸引ポンプ21を停止する。さらに、
次のステップs11aー3で、初めの吸引設定時間から
上記求められた吸引動作時間を引けば、休止時間が求ま
り、次回から初めの設定どうりのシーケンスで動作する
【0035】ステップS11a,S11a−2,S11
a−3を含むブロックは、予備吸引動作が終了しないま
ま、吸引動作に入った場合には、上述と同様にこれまで
の吸引ポンプ21の動作時間を予備吸引動作時間として
求めて、予備吸引の停止を行う。図6に示すようにステ
ップS11bの第n回目の吸引動作停止時刻かの判断が
NOの場合には、ステップS12の治療を中止するかの
判断を行う処理に移り、逆にYESの場合にはステップ
S11b−1の吸引ポンプ21の動作を停止する処理を
行った後、ステップS12に移る。
【0036】ステップS12の治療を中止するかの判断
は、入力・制御装置23で中止が選択されたか否かを判
断し、中止でない場合にステップS13に移り、中止の
操作が行われたことを判断した場合には、ステップS1
2−1,S12−2,S12−3,S12−4、つまり
注入動作中か、超音波照射中(又は放置中)か、吸引動
作中か、予備吸引動作中かの判断がそれぞれ行われる。 これらのステップS12−1,…S12−4は、中止す
るときの動作状態を判断する。
【0037】ステップS12−1で注入動作中と判断し
た場合には、ステップS12−5の注入ポンプ15の動
作を停止する処理を行う。又、ステップS12−2の判
断がYESの場合には、ステップS12−6の超音波照
射を停止する処理を行う。このステップS12−6で放
置中の場合には、この放置を停止する。ステップS12
−3の判断がYESの場合には、ステップS12−7の
吸引動作時間を算出する。またステップS12−4の判
断がYESの場合には、ステップS12−8の予備吸引
動作時間を算出する。これらのステップS12−5,…
S12−8の処理が終了すると、ステップS12−9の
吸引処理動作停止時刻を算出する。胆嚢4内に残ってい
る薬液の残量を注入ポンプ15の動作時間と吸引ポンプ
21の動作時間(注入ポンプ15による吸引動作時間を
含む。)の差から求め、残量を吸引するのに必要な吸引
時間から、吸引処理動作停止時刻を求める処理を行う。
【0038】このステップS12−9の後、ステップS
12−10の吸引ポンプ21及び注入ポンプ15の動作
を開始する。この時、前述のように一定時間毎に電磁弁
9aを切換え、胆嚢4内の圧力がモニタされている。そ
の後、ステップS12−11の吸引処理動作停止時刻か
の判断を行い、この時刻でない場合にはステップS12
−12の吸引処理動作を中止するかの判断を行う。この
ステップS12−12では、中止処理ループ中で、吸引
動作のさらなる中止が選択されたかを判断する。この判
断がNOの場合には、ステップS12−3のタイマから
時刻の読出しを行い、ステップS12−11に戻る。こ
のステップS12−13は、ステップS4での現時刻の
取込みを行えないので、このステップS12−13で現
在時刻を読んで、時間による動作の判断に用いる。上記
ステップS12−11,S12−12の判断がYESの
場合にはステップS12−14の吸引ポンプの動作を停
止する処理を行った後、ステップS15に移る。
【0039】ステップ13のn回目の休止動作終了時刻
かの判断がNOの場合には、ステップS5に戻る。この
判断は1回のシーケンスが終了したか否かを判断するも
ので、休止時間を設けない場合には再び吸引動作停止時
刻かの判断を行う。このステップS13がYESの場合
にはステップS14の設定の繰り返し回数を終了したか
の判断を行う。この判断がNOの場合には、ステップS
14−1の治療の繰り返し回数をカウントアップする処
理(n=n+1)の後、ステップS5に戻る。ステップ
S14は繰返したシーケンスの回数が設定した回数に達
したか否かの判断を行う。ステップS14−1は、次の
シーケンスを行うために、実行シーケンスの繰返し回数
が何回目にあたるかを示す変数を1つカウントアップす
る。ステップS14の判断がYESの場合には、ステッ
プS15の治療データの保存を行った後、終了する。
【0040】ステップS15で、各シーケンスで実際に
注入した時間及び注入量、吸引した時間及び吸引量、予
備吸引した時間及び量、放置又は超音波照射した時間、
実際の繰返し回数等、治療の動作結果が入力・制御装置
23に保存される。この第1実施例によれば、薬液を従
来の3ルーメンカテーテルに対し、2ルーメンカテーテ
ルにでき、吸引ルーメンを大きくできるので、吸引詰ま
りを起こりにくくできる。また、たとえ、人体2の動き
とか呼吸などの外乱による胆嚢4の薬液による圧力の急
激な上昇があったとしても、注入ルーメンでも吸引する
ことにより、前記胆嚢4の薬液などによる圧力が上限を
越えないように急速な予備吸引を行うので、安全な治療
を継続することができ、治療部位以外へ薬液が流れてし
まうことを防止できる。
【0041】また中止処理を行うので、装置の治療動作
中の任意の時点で治療を中止しても、注入した溶解剤が
体内に残されることがなく、注入した溶解剤の全量を確
実に体外に吸引排出して装置の治療動作を停止する。こ
の作用によって、きわめて安全かつ確実な溶解治療を行
うことができる。図7は、本発明の第2実施例における
溶解治療装置1′の灌流系を示す概略図である。
【0042】この実施例も第1実施例とほぼ同様に構成
されるが、カテーテル7′が3孔式になっている点と各
管路の切換手段の機構のみ異なる。上記第1実施例の装
置1と同じ構成部分については、同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。カテーテル7′は、図8に示す断面
図のように、3孔チューブで構成され、注入管路7a、
吸引管路7b、圧力管路7cを有する。そして、カテー
テル7′の3つの管路はカテーテル後端のコネクタ8′
で分岐し、注入管路7aは電磁弁59aで2方に分岐し
、一方は注入用ポンプチューブ11に、他方は吸引用ポ
ンプチューブ14に接続され、吸引管路7bはそのまま
前記吸引用ポンプチューブ14に接続され、圧力管路7
cは電磁弁59bで2方に分岐し、一方は圧力管路62
に、他方は前記吸引用ポンプチューブ14に接続されて
いる。なお、前記電磁弁59a、59bはコントロール
ユニット24′に接続され、入力・制御装置23′でポ
ンプの回転数とか駆動時間が設定され、その設定内容に
応じてポンプとか電磁弁が動作するようになっている。
【0043】このように構成された第2実施例の作用を
以下に説明する。この第2実施例は、入力・制御装置2
3′の管理のもとで、通常時、各管路は単独でそれぞれ
の作用をする。つまり、生食水とか薬液の注入時、電磁
弁59aはD′方向開,E′方向閉で注入用ポンプ15
を駆動して注入管路7aを介して注入する。この時、電
磁弁59bはF′方向開,G′方向閉で常時、胆嚢4内
の圧力をモニタしている。一方、薬液の吸引時は吸引ポ
ンプ21を駆動して吸引管路7bを介して、吸引すると
同時に、電磁弁59aをD′方向開,E′方向閉で、電
磁弁59bをF方向開,G′方向閉として、常時胆嚢4
内の圧力をモニタしている。
【0044】また、胆嚢4内の圧力が上昇した場合には
、予備吸引として、電磁弁59aをD′方向閉、E′方
向開として吸引ポンプ21を駆動し、吸引管路7bと注
入管路7aの両方で吸引を行うようになる。この時、電
磁弁59bはF′方向開,G′方向閉として、圧力をモ
ニタしている。さらに、胆嚢4内の圧力が急激に上昇し
て、胆嚢4外に漏出する危険があるような場合には、電
磁弁59bをF′方向閉、G′方向開として吸引ポンプ
21を駆動し、圧力管路7cでも吸引を行えるように制
御する。
【0045】このように本実施例の溶解治療装置は、3
ルーメンのカテーテルを用いた場合でも、治療部位の圧
力が急激に上昇した場合、注入管路7aとか圧力管路7
cも吸引を行えるようにしているので、安全に溶解治療
を行うことができる。図9は本発明の第3実施例の主要
部を示す。この実施例は、カテーテル70の先端部付近
の構造に特徴を有する。図9に示すように、中空パイプ
状のカテーテル70は、カテーテル先端部71と治療装
置側との間に分岐部72を有し、この分岐部72におい
て、吸引管路73とガイド管路74に分岐して、治療装
置に接続されるガイド管路74には注入管路75を有す
る注入用カテーテル76が連通しており、この注入用カ
テーテル76の注入用カテーテル先端部77は、カテー
テル先端部71と分岐部72との間を進退自在に移動で
きる。なお、符号78は、胆嚢4に注入された薬液によ
り、結石5が溶けた際に崩れ落ちた破片を示す。
【0046】次にこのように構成された本実施例の作用
を説明する。注入用カテーテル先端部77をカテーテル
先端部71付近に前進させた状態で、注入管路75を介
して胆嚢4内に薬液を注入する。超音波を照射して、結
石5の溶解の工程が終了したならば、吸引管路73を介
して、胆嚢4内の薬液及び破片78を廃液槽18に回収
する。この際、破片78が吸引管路73の内壁と注入用
カテーテル76の外壁の間に詰まり、胆嚢4内の薬液を
吸引できなくなった場合には、注入用カテーテル先端部
77を分岐部72まで後退させて、吸引管路73の流路
断面積を大きくして「詰まり」を除去する。この「詰ま
り」を除去したならば、注入用カテーテル先端部77を
カテーテル先端部71まで戻し、残りの薬液を吸引して
1回の動作を終了する。ここでもし、注入用カテーテル
先端部77を分岐部72に後退させたままで、2回目の
動作に入ると、カテーテル先端部71から分岐部72ま
での間に残った使用済みの薬液及び破片78を再び胆嚢
4内に注入することになり、新しい薬液の注入量が減少
するか、もしくは全く注入できなくなるた、必ずカテー
テル先端部71に戻さなければならない。この実施例に
よれば、カテーテル70の管路を全て吸引管路として使
用可能なため、「詰まり」が生じにくく、外径の小さな
カテーテルを実現できる。
【0047】図10は本発明の第3実施例の変形例の主
要部を示す。この変形例は図9における吸引管路73と
ガイド管路74を1つにまとめたもので、段差部79か
ら治療装置側の径を大きくしたカテーテル70′にして
いる。この変形例によれば、患者2と治療装置間のカテ
ーテル本数を1本にでき、扱い易いカテーテルを実現で
きる。図11は本発明の第4実施例の主要部を示す。こ
の実施例のカテーテル80は、段差部81を有し、この
段差部81より治療装置までのカテーテル内径は、段差
部81よりカテーテル先端部82までの内径より大きく
なった太径部80aが形成されている。この太径部80
a内には注入管路83と吸入管路84が収納されている
。この注入管路83は、注入管路先端部83aを有し、
この注入管路先端部83aがカテーテル先端部82と段
差部81の間を進退自在となるように前記カテーテル8
0内に収納されている。また注入管路83の外径は、カ
テーテル80の段差部81からカテーテル先端部82ま
での内径とほぼ等しくしてある。吸引管路84も吸引管
路先端部84aを有し、この吸引管路84の進退範囲、
外径寸法は注入管路83のものとほぼ等しい。
【0048】次にこの実施例のカテーテル80の作用を
説明する。注入管路先端部83aをカテーテル先端部8
2へ前進させた状態で、注入管路83を介して胆嚢4内
に薬液を注入する。超音波を照射し、結石5の溶解の工
程が終了したならば、注入管路先端部83aを段差部8
1まで後退させる。次に吸引管路先端部84aをカテー
テル先端部82まで前進させ、胆嚢4内の薬液と結石5
の破片78を吸引管路84を介して、吸引し廃液槽に回
収する。この実施例によれば、カテーテル80の内径を
注入管路83及び吸引管路84の外径と同寸法まで小さ
くできるので、外径の小さなカテーテルを実現できる。
【0049】
【発明の効果】以上発明したように本発明によれば、注
入管路とか圧力管路を介して、吸引できるようにしてあ
るので、カテーテルの細径化が可能で患者への苦痛を軽
減できるとともに、十分な吸引量を確保できるようにし
ているので、迅速な吸引排出が可能になり、患者の安全
性を確保できる溶解治療を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における灌流系の概略の構
成を示す構成図。
【図2】カテーテルの拡大断面図。
【図3】コントロールユニットの構成を示すブロック図
【図4】溶解治療の前処理動作を示すフロー図。
【図5】溶解治療の処理動作の一部を示すフロー図。
【図6】溶解治療の処理動作の一部を示すフロー図。
【図7】本発明の第2実施例における灌流系の概略の構
成を示す構成図。
【図8】第2実施例におけるカテーテルの拡大断面図。
【図9】本発明の第3実施例における主要部を示す断面
図。
【図10】本発明の第3実施例の変形例における主要部
を示す断面図。
【図11】本発明の第4実施例における主要部の構成を
示す構成図。
【符号の説明】
1…溶解治療装置 2…人体 4…胆嚢 5…結石 7…カテーテル 7a…注入管路 7b…吸引管路 8…コネクタ 9a…電磁(切換)弁 9b…電磁(切換)弁 11…注入用ポンプチューブ 13…圧力センサ 14…吸引用ポンプチューブ 15…注入ポンプ 16…電磁(切換)弁 17…液槽 18…排液槽 19…液槽 21…吸引ポンプ 22…排液槽 23…入力・制御装置 24…コントロールユニット 41…I/Oインターフェース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体内の凝塊物を溶解する薬液を生体内に
    注入するための薬液注入管と、前記薬液を含む体内流体
    を体外へ吸引する吸引管と、前記注入管と吸引管とに連
    結され、注入、吸引力を供給する注入吸引駆動手段と、
    前記注入管に注入力を、吸引管に吸引力を発生するよう
    前記駆動手段を制御する灌流モードと、前記注入管、吸
    引管の両管に吸引力を発生するよう前記駆動手段を制御
    する急速排出モードとを選択的に切り換え可能な制御手
    段と、を具備したことを特徴とする溶解治療装置。
JP3012209A 1991-02-01 1991-02-01 溶解治療装置 Withdrawn JPH04246345A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4768616B2 (ja) * 2003-09-17 2011-09-07 ボーシュ アンド ローム インコーポレイティド 水晶体超音波乳化吸引術用針

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