JPH042338A - 超音波溶解治療装置 - Google Patents

超音波溶解治療装置

Info

Publication number
JPH042338A
JPH042338A JP2103976A JP10397690A JPH042338A JP H042338 A JPH042338 A JP H042338A JP 2103976 A JP2103976 A JP 2103976A JP 10397690 A JP10397690 A JP 10397690A JP H042338 A JPH042338 A JP H042338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
injection
bile duct
gallbladder
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2103976A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Sekino
直己 関野
Koichiro Ishihara
石原 康一郎
Shuichi Takayama
修一 高山
Koji Fujio
浩司 藤尾
Naoki Uchiyama
直樹 内山
Takeshi Tsukagoshi
塚越 壯
Seiji Iwasaki
誠二 岩崎
Koji Koda
幸田 好司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2103976A priority Critical patent/JPH042338A/ja
Publication of JPH042338A publication Critical patent/JPH042338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は超音波溶解治療装ごに関し、特に、生体内の異
なる位置に発生した凝塊物を同時に治療することを可能
にした超音波溶解治療装置に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]近年、生
体内の例えば胆嚢に生成された結石(胆嚢結石)等の凝
塊物を、前記生体内ヘモ7ノオクテノイン、オクトジオ
ール又はメチル上ブチルニーデル(MTBE>笠の薬液
を注入し、前記凝塊物を溶解することにより治療する結
石溶解治療装置かξえられている。溶解治療装置におい
ては、経口式のカテーテル又は経皮式のカテーテルを生
体内に挿入し、ポンプによってこれらのカテーテルを介
して生体内の治療部位に一定量の薬液を注入することに
より結石等の凝塊物を溶解させるようにしている。
経口式のカテーテルを採用したものは、例えば米国特許
第4696668号明細書及び米国特許第478167
7号明細書に記載されている。
これらの提案においては、経口式のカテーテルとしてダ
ブルバルーンカテーテルを採用して、胆嚢内の胆石又は
総胆管内の胆石を溶解させるようになっている。ダブル
バルーンカテーテル端近傍に相互に所定間隔離れて2つ
のバルーンか設けられており、このバルーンはカテーテ
ル内の送吸気管から送気されて膨張するようになってい
る。こ−のバルーンによって、胆嚢管をその入口の総胆
管内の上下で閉塞し、カテーテルのバルーン相互間に設
けられた開口からの溶解液を胆嚢管を介して胆嚢内に注
入するか又は胆嚢内の溶解液を吸引する9これにより、
胆嚢内の溶解液の漏出を防廿した胆石溶解治療か可能で
ある。一方、総胆管内に発生した胆石を治療する場合に
は、2つのバルーンて総胆管内の胆石を閉じ込め、前記
開口から溶解液をバルーン相互間の総胆管内に注入して
いる。
しかしなから、2つのバルーンによって封じ込められた
部分の治療しか行うことはできないことから、胆嚢結石
の治療と総胆管結石の治療とを同時に行うことができな
い。このため、これらの結石は個別に溶解治療しなけれ
ばならず、治療に長時間を要してしまうという問題があ
った。なお、経口式及び経皮式の2つのカテーテルを使
用して異なる辺部を同時に治療する場合には、当然、人
体に対する侵襲の度合いが大きくなってしまう。
ところで、凝塊物を溶解させるための薬液注入に併せて
、治療部位に超音波を照射して凝塊物の溶解を促進させ
るようにした従来の超音波溶解治療装置も考えられてい
る。胆嚢結石と総胆管結石の両方を例えば2つのカテー
テルを使用して同時に治療する場合にも、超音波をこれ
らの部位に照射し,て結石溶解を促進することか望まし
い。この場合、即−の超音波アプリケータによー)で両
部位に超音波を照射して、両患部に十分な振動を与える
ことは極めて困難である。そこで、各患部毎Gこ異なる
超音波アプリケータを使用することが渚えられる。とこ
ろか、2つの超音波アプリケータからの各超音波は相U
に干渉してしまい、患部に所望の振動を与えることがて
きないという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
単一のカテーテルによる体腔内の離間した部位の治療を
可能にし2て人体に大きな負担を−りえることなく治療
時間を短縮することができると共に、これらの部位に十
分な超音波振動を与えて溶解を促進させることがてきる
超音波溶解治療装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の請求項1に係る超音波溶解治療装置は、生体内
の異なる部位に夫々発生した凝塊物を溶解するために夫
々前記各部位に薬液を注入すると共に前記各部位から薬
液を吸引する枚数の注入吸引手段と、前記各部位の凝塊
物の溶解を促進させるための超音波を夫々発生する複数
の超音波アプリケータと、重訳複数の注入吸引手段及び
油泥複数の超音波アプリケータを独立に制御して、各部
位に対する薬液の注入及び吸引を制御すると共に、いず
れか1つの超音波アプリケータのみを駆動し各部位に対
する薬液の注入に応じて駆動する超音波アプリケータを
切換える制御手段とを具備したちのてあり、 本発明の請求項2に係る超音波溶解治療装置は、生体内
の異なる部位に夫々発生した凝塊物を溶解するために夫
々前記各部位に薬液を注入すると共に前記各部位から薬
液を吸引する複数の注入吸引手段と、前記各部位の凝塊
物の溶解を促進させるための超音波を発生可能な超音波
アプリケータと、この超音波アプリケータを前記各凝塊
物の位置に対応させて移動させる移動装置と、前記複数
の注入吸引手段及び前記移動装置を独立に制御して、各
部位に対する薬液の注入及び吸引を制御すると共に、各
部位に対する薬液の注入に応じて前記超音波アプリケー
タを移動させる制御手段とを具僑したものである。
[作用] 本発明においては、注入吸引手段によって、生体内の複
数の部位に発生した凝塊物を溶解するための薬液が各部
位に注入され、各部位の治療が同時に行われる。更に、
これらの部位には超音波アプリケータによって超音波が
照射されて凝塊物の溶解が促進される。制御手段によっ
て、超音波の照射はいずれか1つの部位に対してのみ行
われ、各部位に対する薬液の注入に基づいて超音波が照
射される部位が切換えられる。こうして、複数の超音波
による相互干渉を防止して凝塊物の溶解を促進するため
の十分な振動を得ている。
[実施例1 以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。第1図乃至第5図は本発明の第1実施例の超音
波溶解治療装置に係り、第1図は超音波溶解治療装置を
示す説明図、第2図はダブルバルーンカテーテルを総胆
管に挿入した状態を示す説明図、第3図はダブルバルー
ンカテーテルの先端部を拡大して示す断面図、第4図及
び第5図は実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
第2図に示すように、治療を受ける人体内の胆嚢1内及
び総胆管2内には夫々胆嚢結石3及び総胆管結石4か発
生している。この総胆管2にはダブルバルーンカテーテ
ル5が経口的に挿入されている。ダブルバルーンカテー
テル5の先端部には2つのバルーン6a、6bが設けら
れている。胆嚢管7の入口8上下の総胆管2内にはバル
ーン6a、6bが配設されて、胆嚢1が閉塞されている
また、これらの胆i!11及び総胆管2に夫々対向する
ように、図示しない支持部材に支持された超音波アプリ
ケータ9,10が配設されてい乙。
第3図に示すように、ダブルバルーンカテーテル5は多
孔チューブで形成され、胆嚢注入吸引管路32、総胆管
注入吸引管路33及びバルーン送吸気管路34の3つの
ルーメンを有している。バルーン6a、6bはバルーン
送吸気管路34を介して送気されることによって、総胆
管2内で膨張して胆嚢1を閉塞するようになっている。
胆嚢注入吸引管路32は、後述する胆嚢結石用の薬液が
還流し、バルーン6a、6b相互間に設けられた開口3
5を介して胆嚢管7側に薬液が流出すると共に、胆嚢管
7からの薬液が流入するようになっている。また、総胆
管注入吸引管路33は、後述する総胆管結石用の薬液が
還流し、カテーテル5の先端に設けた開口36を介して
総胆管2に薬液が流出すると共に、総胆管2からの薬液
が流入するようになっている。
これらの3つのルーメンは、第1図に示すように、カテ
ーテル5の後端において分岐し、胆嚢注入吸引管路32
は胆嚢用注入吸引チューブ11の一端に接続され、総胆
管注入吸引管路33は総胆管用注入吸引チューブ12の
一端に接続され、バルーン送吸気管路34はコック13
を介してシリンジ14に接続される。コック13の開状
態時には、シリンジ14によって、バルーン送吸気管路
343介してバルーン6a、6bに送気又は吸気か行わ
れるようになっている。
胆嚢用注入吸引チューブ11は、中間部に胆嚢用の注入
吸引ポンプ15が配設され、他端は切換弁16を介して
胆嚢結石用薬液槽17及び排液槽18に接続される。胆
嚢1内にはコレステロール系の結石が多く、胆嚢結石用
薬液槽17にはメチル上ブチルエーテル(MTBE)、
モノオクタノイン又はりフコール等の溶解液が入れられ
ている。一方、総胆管注入吸引チューブ12は、中間部
に総胆管用の注入吸引ボン119が配設され、他端は切
換弁20を介して総胆管結石用薬液槽21及び排液槽2
2が接続される。総胆管2内にはビリルビン系の結石が
多く、総胆管結石用薬液槽21にはPMSO又はEDT
A等の溶解液が入れられている。排液槽18.22には
夫々胆嚢】及び総胆管2から回収された液体が入れられ
るようになっている。
これらの注入吸引ポンプ15.19及び切換弁16゜2
0は制御回路23によって制御されている。ずなわち、
制御回路23は注入吸引ボ〉′ブ15.19の回転数、
回転方向及び駆動時間等を制御し、また、切換弁16、
20の切換えを制御するようになっている。
一方、超音波アプリケータ9,10は夫々内部に凝塊物
溶解促進用の超音波を照射する超音波振動子24.25
を有している。超音波振動子24.25の前面には夫々
超音波伝達媒体が封入された弾性膜26゜27が設けら
れている。超音波振動子24.25には超音波駆動回路
28からの超音波パルスがアプリケータ選択回路29を
介して与えられて振動するようになっている。超音波振
動子24.25の振動すなわち超音波は超音波伝達媒体
を介して夫々胆嚢1及び総胆管2に照射されて、胆嚢1
及び総胆管2内の結石3,4の溶解が促進されるように
なっている。
超音波駆動回路28は、術者の操作に基づいて、超音波
パルスの周波数、パルス数、パルス間隔及び駆動時間等
が制御されるようになっている。アプリケータ選択回路
29には制御回路23から選択信号が与えられ、選択信
号によって示される超音波アグリケータに選択的に超音
波パルスを与えるようになっている。
また、超音波アプリケータ9,10には夫々凝塊物観測
用の超音波探触子30.31が保持されている。
超音波探触子30.31は図示しない超音波観測装置に
接続されており、そのデイスプレィ上には胆嚢1及び総
胆管2を含む超音波画像が表示されるようになっている
次に、このように構成された超音波溶解治療装置の動作
について第4図のタイミングチャートを参照して説明す
る。第4図(a)は胆嚢1内の薬液量を示し、第4図(
b)は胆嚢1への薬液注入を示し、第4図(c)は胆I
Iへの超音波照射を示し、第4図(d)は胆嚢1からの
薬液吸引を示し、第4図(e)は総胆管2内の薬液iを
示し、第4図(f)は総胆管2への薬液注入を示し、第
4図(g>は総胆管2への超音波照射を示し、第4図(
h)は総胆管2からの薬液吸引を示している。
先ず、超音波アプリケータ9,10を治療部位に対向さ
せて配置する。ずなわち、図示しない支持部材を操作し
て超音波アプリケータ9を移動させ、超音波探触子30
で胆111近傍を探索する。胆ill内の結石3が図示
しない超音波観測装置のデイスプレィ上の略中夫に表示
されるように、超音波アプリケータ9の位置を決定する
。同様に、超音波探触子31によって総胆管2近傍を探
索し、総胆管2内の結石4が超音波観測装置のデイスプ
レィ上の略中夫に表示される位置に超音波アプリケータ
10を移動させる。
一方、経口式のダブルバルーンカテーテル5を総胆管2
に挿入し、バルーン6a、6bを胆嚢管7の入口8の上
下に配置する。次いで、コック13を開状態にしてシリ
ンジ14によって送気し、バルーンを膨張させて総胆管
2において胆嚢1を閉塞する。
次に、図示しない入力装置によって、溶解液注入量、溶
解液吸引量、切換弁の開閉時間及び超音波照射時間等を
入力して、胆嚢結石及び総110管結石の溶解治療を開
始する。
制御回路23は、第4図(b)に示すように、切換弁1
6に胆嚢結石用薬液槽17を選択させて、注入吸引ポン
プ15に注入動作を指示する。胆嚢結石用の薬液はチュ
ーブ11及びカテーテル5内の胆嚢注入吸引管路32を
流れ、開口35から流出して胆嚢管7を介して胆Ill
に注入される。制御回路23は、薬液の注入量が増加し
て第4図(a)に示すように所定量に到達すると、薬液
の注入を停止して超音波照射を指示する(第4図(b)
、(c))。
この場合には、制御回路23は超音波アプリケータ9を
選択するための選択信号をアプリケータ選択回路29に
与えており、超音波駆動回路28からの超音波パルスは
超音波アプリケータ9に与えられる。
超音波アプリケータ9の超音波振動子24からの超音波
は超音波伝達媒体を介して胆嚢1内の結石3に照射され
る。これにより、結石3の溶解が促進される。
胆嚢1に対する超音波の照射時において、第4図(f)
に示すように、制御回路23は切換弁20に総胆管結石
用薬液槽21を選択させると共に、注入吸引ポンプ19
に注入動作を指示し、総胆管2内に薬液を注入させる。
総胆管結石用の薬液は、チューブ12及びカテーテル5
内の総胆管注入吸引管路33を介して開口36から総胆
管2内に注入される。
総胆管2への薬液量が第4図(e)に示すように増加し
て所定門に到達すると、制御回路23はポンプ19に注
入動作を停止させると共に(第4図(f))、アプリケ
ータ選択回路29に選択信号を出力して超音波照射を切
換える。これにより、超音波アプリケータ9からの超音
波照射は停止し、超音波アプリケータ10から総胆管2
内の結石4に超音波照射が行われる(第4図(c)、(
g)参照)。更に、制御回路23はポンプ15に吸引動
作を指示すると共に、切換弁16に排液槽18を選択さ
せる。これにより、ポンプ15は吸引動作を開始し、胆
111内の液体は胆嚢管7を介してカテーテル5の開口
35から取込まれ、胆嚢吸引注入管路32及びデユープ
11を介してポンプ15に吸引されて排液槽18に回収
される。
次に、制御回路23は、ポンプ15に注入動作を指示し
て胆嚢結石用薬液槽17からの薬液を再度胆嚢1内に注
入させると共に、ポンプ19に吸引動作を指示し、切換
弁20に排液槽22を選択させる(第4図(b)、(h
))。総胆管2からの薬液はカテーテル5の先端の開口
36を介して取込まれ、総胆管注入吸引管路33及びチ
ューブ12を介してポンプ19に吸引され、排液槽22
に回収される。次に、制御回路23は、総胆管2への再
度の薬液注入を指示すると共に、再度胆嚢1内の胆石3
への超音波照射を指示する。以後、同様の動作が繰返さ
れて、胆嚢結石及び総胆管結石の治療が同時に行われる
このように、本実施例においては、カテーテル5に設け
た開口35.36を利用して胆嚢1及び総胆管2への薬
液の注入及びこれらの部位からの薬液の吸引を行ってお
り、ポンプ15.19を独立して制御することにより、
2つの部位に対する治療を同時に行っている。更に、胆
gll又は総胆管2に対する薬液の注入又は吸引に応じ
たタイミングで、アプリケータ選択回路29が超音波ア
プリケータ910の一方に選択的に超音波パルスを与え
ており、超音波アプリケータ9,10からの超音波が干
渉することはなく、胆嚢結石3及び総胆管結石4に溶解
を促進するための十分な振動を与えることができる。
なお、超音波アプリケータ9,10による超音波照射が
同時に行われなければよく、胆嚢1への薬液注入時に総
胆管結石4への超音波照射を行うように制御してもよい
ことは明らかである。
また、総胆管2内には肝臓からの胆汁が流入する。そこ
で、第5図のタイミングチャートに示す制御を行って、
総胆管2内に流入する胆汁を強制的に吸引してもよい。
第5図(a)の斜線部にて示すように、総胆管2内の液
量は肝臓からの胆汁によって増加する。制御回路23は
、注入動作後の所定タイミング(第5図(b)、(d)
参照)において、前回の超音波照射時に胆汁流入による
液量増加分を吸引させている。
第6図及び第7図は本発明の第2実施例に係り、第6図
は超音波溶解治療装置を示す説明図、第7図は第2実施
例の動作を説明するためのタイミングチャー■・である
。第6図において第1図と同一物には同一符号を付して
説明を省略する。本実施例は単一の超音波アプリケータ
によって胆嚢結石及び総胆管結石の溶解を促進するよう
にしたちのである。
本実施例が第1図の実施例と異なる点は、超音波アプリ
ケータ10及びアプリケータ選択回路29を省略し、超
音波アプリケータ9を移動させるための移動装置を付加
したことである。
超音波アプリケータ9は、移動装置41によって、胆嚢
1内の結石3を超音波照射する位置に移動可能であると
共に、総胆管2内の結石4を超音波照射する位置に移動
可能である。移動装置41は、制御回路23によって、
注入吸引ポンプ15.19及び切換弁16.20の制御
に応じて制御されるようになっている。
次に、このように構成された超音波溶解治療装置の動作
を第7図を参照して説明する。第7図(a )は胆嚢Y
内の薬液量を示し、第゛7図(b )は胆IIIへの薬
液注入を示し、第7図(()は胆嚢1からの薬液吸引を
示し、第7図(d)は総胆管2内の薬液量を示し、第7
図(e)は総胆管2への薬液注入を示し、第7図(f)
は総胆管2からの薬液吸引を示し、第7図(g>は超音
波照射を示し、第7図(1〕)は超音波アプリケータ9
の移動を示している。なお、第7図(h)はハイレベル
(”H”)によって、胆嚢1に対する超音波照側から総
胆管2に対する超音波照射のための超音波アプリケータ
9の移動を示し、ローレベル(“L”〉によって、総胆
管2への超音波照射から胆嚢1への超音波照射のための
超音波アプリケータ9の移動を示している。
制御回路23は、第7図(b)に示すように、胆Ill
に対する薬液注入を指示する。これにより、胆嚢結石用
薬液槽17からの薬液はチューブ11及びカテコテル5
内の胆嚢注入吸引管路32を流れ、開口35から流出し
て胆嚢管7を介して胆嚢1に注入される。制御回路23
は、薬液の注入蓋が増加して第7図(a)に示すように
所定菫に到達すると、薬液の注入を停止して超音波照射
を指示する(第7図(b)、(g))。この場合には、
超音波アプリケータ9は胆嚢結石3に超音波を照射する
位置に配置させており、超音波アプリケータ9からの超
音波によって結石3の溶解が促進される。なお、胆嚢結
石3に対する超音波の照射時において、第7図(e)に
示すように、総胆管2への薬液注入が行われている。
次に、制御回路23は総胆管2への薬液注入及び胆嚢結
石3に対する超音波照射を停止させると共に、移動装W
41を制御して超音波アプリケータ9を総胆管結石4に
超音波照射可能な位置に移動させる。こうして、第7図
(g)に示すタイミングで超音波アプリケータ9は総胆
管結石4に超音波を照射して結石4の溶解を促進させる
。なお、この場合には胆嚢1からの薬液吸引も行われて
いる。
次に、制御回路23は超音波アプリケータ9を胆嚢結石
3に超音波照射可能な位置に移動させ、胆嚢1への薬液
注入及び総胆管2からの薬液吸引を行以後、同様の動作
が繰返されて、胆嚢結石3及び総胆管結石4に対する薬
液の注入又は吸引が交互に行われ、更に、これらの部位
に対する超音波照射が交互に行われて結石3,4の溶解
が促進される。
本実施例においても、第1図の実施例と同様の効果を得
られることは明らかである。
第8図は本発明の第3実施例に係る超音波溶解治療装置
を示す説明図である。第8図において第1図と同一物に
同一符号を付して説明を省略する。
本実施例は経口式のダブルバルーンカテーテル5の外に
経皮式のカテーテル50を採用した例である。
総胆管2内には第1実施例と同様に、経口式のカテーテ
ル5が挿入されている。また、胆11内には経皮式のカ
テーテル50が先端を胆嚢結石3近傍に配置されて挿入
されている。カテーテル5の胆嚢注入吸引管路32はチ
ューブ11に接続され、チューブ11の中間部には吸引
ポンプ51が配設されている。吸引ポンプ51は制御回
路52に制御されて胆嚢1からの液体を吸引して4JP
液槽18に回収するようになっている。
一方、カテーテル50の後端はチューブ53に接続され
、チューブ53の中間部には注入ポンプ54が設けられ
ている。注入ポンプ54は制御回路52によって制御さ
れ胆嚢結石用薬液槽17からめ薬液を胆嚢1−内に注入
するようになっている。
このように構成された実施例においては、制御図152
が注入ポンプ54及び吸引ポンプ51を制御することに
より、胆嚢1に対する薬液の注入及び吸引を持続させる
ことができ、更に、総胆管結石4への超音波照射時を除
いて、胆嚢l内に連続して超音波を照射することができ
る。なお、総胆管2への薬液の注入及び吸引は、制御回
路52が注入吸引ポンプ19を制御することにより行わ
れる。
本実施例においては、胆[1に対する連続的な薬液の注
入及び超音波照射が可能であり、胆嚢結石3に対する治
療効果が極めて高い。
ところで、通常、結石の溶解効果は、排液槽1822内
に沈殿した溶解成分を目視することにより判断している
。このため、溶解治療の効果確認に比較的長時間を要し
てしまう。そこで、上記各実施例において第9図に示す
フィルタを採用し7てもよい。
カテーテル61内の吸引用の管路は管路切換バルブ62
において通常の吸引管路63及びフィルタ用の管路64
乃至66に分岐される。フィルタ用の管路64乃至66
には中間部にテフロン製のフィルタ67乃至69が夫々
設けられており、フィルタ67乃至69によってカテー
テル61を介して吸引された液体の溶解成分がトラップ
される。これらの管路63乃至66はバルブ70を介し
てデユープ71に接続される。チューブ71は中間部に
吸引ポンプ72が配設されており、吸引ポンプ72はカ
テーテル61からの液体を排液槽73に回収するように
なっている。
先ず、管路切換バルブ62によって通常の吸引用の管路
63が選択される。これにより、カテーテル61を介し
て吸引された液体はポンプ72によって排液槽73に回
収される。次に、溶解液を治療部位に注入した後管路切
換バルブ62にバルブ64を選択させる。カテーテル6
1を介して吸引された液体は管路64を介して排液槽7
3に回収されることになり、フィルタ67によって溶解
成分かトラップされる。
フィルタ67は溶解成分の混入量に応じた色に変色する
。所定時間経過後に管路切換バルブ62に管路65を選
択させる。これにより、カテーテル61によ−)で吸引
された液体はフィルタ68を介して回収されることにな
り、フィルタ68の変色によって溶解量を判断すること
ができる。同様に、所定時間後に管路66を選択するこ
とにより、フィルタ69の変色によって溶解量を判断す
ることができる。
このように、中間部にフィルタを設けた複数の管路を用
意して、例えば所定時間毎にこれらの管路を切換えるこ
とにより、溶解度、混入量及び溶解の終了等を容易に確
認することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、体腔内の離間した
部位の治療を可能にして人体に大きな負担を与えること
なく治療時間を短縮することかできると共に、これらの
部位に十分な超音波振動を与えて溶解を促進させること
ができるという効Wを有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の第1実施例の超音波溶解治
療装置に係り、第1図は超音波溶解治療装置を示す説明
図、第2図はダブルバルーンカテーテルを総胆管に挿入
した状態を示す説明図、第3図はダブルバルーンカテー
テルの先端部を拡大して示す断面図、第4図及び第5図
は実施例の動作を説明するためのタイミングチャート、
第6図及び第7図は本発明の第2実施例に俤り、第6図
は超音波溶解治療装置を示す説明図、第7図は第2実施
例の動作を説明するためのタイミングチャート、第8図
は本発明の第3実施例に係る超音波溶解治療装置を示す
説明図、第9図は溶解効果を確認するためのフィルタを
説明するための説明図である。 5・・・ダブルバルーンカテーテル、 9 10・超音波アプリケータ、 15.19・・・注入吸引ポンプ、 23・制御回路、 29・アプリケータ選択回路。 第7図 第4 図 (b) ;z5)λ“■トー」−トー」−一′ (f) (g) 1v2への   −−Th−丁一一一]−11入 −− l青2への −−−一一−−−−丁一−−−L−−−−
−−−−1−一一一トーーーー超音凝P!旧 、R)l!f211’5/1−−1−」−トー」−棄責
頃引 耽朋12+1’うの − 〕l;□漕1吸う 一!−一「1−一丁一 超1田1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生体内の異なる部位に夫々発生した凝塊物を溶解
    するために夫々前記各部位に薬液を注入すると共に前記
    各部位から薬液を吸引する複数の注入吸引手段と、 前記各部位の凝塊物の溶解を促進させるための超音波を
    夫々発生する複数の超音波アプリケータと、 前記複数の注入吸引手段及び前記複数の超音波アプリケ
    ータを独立に制御して、各部位に対する薬液の注入及び
    吸引を制御すると共に、いずれか1つの超音波アプリケ
    ータのみを駆動し各部位に対する薬液の注入に応じて駆
    動する超音波アプリケータを切換える制御手段とを具備
    したことを特徴とする超音波溶解治療装置。
  2. (2)生体内の異なる部位に夫々発生した凝塊物を溶解
    するために夫々前記各部位に薬液を注入すると共に前記
    各部位から薬液を吸引する複数の注入吸引手段と、 前記各部位の凝塊物の溶解を促進させるための超音波を
    発生可能な超音波アプリケータと、この超音波アプリケ
    ータを前記各凝塊物の位置に対応させて移動させる移動
    装置と、 前記複数の注入吸引手段及び前記移動装置を独立に制御
    して、各部位に対する薬液の注入及び吸引を制御すると
    共に、各部位に対する薬液の注入に応じて前記超音波ア
    プリケータを移動させる制御手段とを具備したことを特
    徴とする超音波溶解治療装置。
JP2103976A 1990-04-19 1990-04-19 超音波溶解治療装置 Pending JPH042338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2103976A JPH042338A (ja) 1990-04-19 1990-04-19 超音波溶解治療装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2103976A JPH042338A (ja) 1990-04-19 1990-04-19 超音波溶解治療装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH042338A true JPH042338A (ja) 1992-01-07

Family

ID=14368358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2103976A Pending JPH042338A (ja) 1990-04-19 1990-04-19 超音波溶解治療装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH042338A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1009467A1 (en) 1997-02-19 2000-06-21 Condado Medical Devices Corporation Multi-purpose catheters, catheter systems, and radiation treatment

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1009467A1 (en) 1997-02-19 2000-06-21 Condado Medical Devices Corporation Multi-purpose catheters, catheter systems, and radiation treatment

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3930052B2 (ja) カテーテルに基づく手術
US10350110B2 (en) Dual lumen surgical work tip for placing chemicals to dissolve cataracts
US6623444B2 (en) Ultrasonic catheter drug delivery method and device
US6379326B1 (en) Lipoplasty method
KR20180100606A (ko) 뇌졸중을 치료하기 위한 방법들 및 장치들
USRE43617E1 (en) Tissue liquefaction and aspiration
US20120035473A1 (en) Laparoscopic hifu probe
EP0225104A1 (en) Ultrasound gallstone location and therapy method and apparatus
US20110098564A1 (en) Method and apparatus for diagnosing and treating vascular disease
WO2007082422A1 (fr) Pince de traitement ultrasonore
JP2004508867A (ja) 組織治療法および装置
US20080097252A1 (en) Ultrasound and Pressure Therapy Wound Care Device
JPS6363450A (ja) ウオ−タ−ジエツト手術装置
JPH042361A (ja) 溶解治療装置用カテーテル
JPS6340541A (ja) 生体器官或は腔内の障害物を除去する為の装置
JP2002538848A (ja) 改良された成分混合用カテーテル
CN211433155U (zh) 一种组装式循环不间断灌注的可调负压清石鞘套件
JPH042338A (ja) 超音波溶解治療装置
JP3270161B2 (ja) 超音波治療装置
JPH0422351A (ja) 溶解治療装置
JPH04246345A (ja) 溶解治療装置
KR20020038662A (ko) 석션 및 세척처리를 위한 내시경장치 및 그 처리방법
KR200288827Y1 (ko) 석션 및 세척처리를 위한 내시경장치
US20240189627A1 (en) Fluidics cart and degassing system for histotripsy systems and methods
JPH03297470A (ja) 溶解治療装置