JPH04246176A - Cvd装置 - Google Patents
Cvd装置Info
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- JPH04246176A JPH04246176A JP3010471A JP1047191A JPH04246176A JP H04246176 A JPH04246176 A JP H04246176A JP 3010471 A JP3010471 A JP 3010471A JP 1047191 A JP1047191 A JP 1047191A JP H04246176 A JPH04246176 A JP H04246176A
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Landscapes
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、不純物の混入が無く均
質で、かつ均一な膜厚の皮膜の形成が可能なCVD装置
に関するものであり、特に宇宙往還機に用いられるC/
C複合材料等の大型部材への被覆に適する。
質で、かつ均一な膜厚の皮膜の形成が可能なCVD装置
に関するものであり、特に宇宙往還機に用いられるC/
C複合材料等の大型部材への被覆に適する。
【0001】
【従来の技術】CVD(化学気相蒸着)法は、切削工具
等の耐磨耗性材料に適用されて以後、半導体処理の主要
プロセスとして利用されてきた。さらに最近では、その
均質性や緻密性などから、宇宙飛行用材料、原子力関連
部品等へ応用されるなど、その利用は拡大している。
等の耐磨耗性材料に適用されて以後、半導体処理の主要
プロセスとして利用されてきた。さらに最近では、その
均質性や緻密性などから、宇宙飛行用材料、原子力関連
部品等へ応用されるなど、その利用は拡大している。
【0002】ところで、半導体関連部品(エピタキシャ
ル成長用サセプター等)へのコーティングや宇宙飛行用
材料としてのC/C複合材料への耐酸化コーティングに
おいては、基材全面に均一に皮膜をコーティングする必
要がある。全面均一コーティングが達成されない場合、
サセプターではその加熱時に炭素中の吸蔵ガスが放出さ
れてシリコンウェハーを汚染する。また、C/C複合材
料の場合、容易に酸化されその機械的、化学的特性が急
激に低下する。そこで、基材全面への均一CVDコーテ
ィング方法に関し、種々の方法が検討されてきた。
ル成長用サセプター等)へのコーティングや宇宙飛行用
材料としてのC/C複合材料への耐酸化コーティングに
おいては、基材全面に均一に皮膜をコーティングする必
要がある。全面均一コーティングが達成されない場合、
サセプターではその加熱時に炭素中の吸蔵ガスが放出さ
れてシリコンウェハーを汚染する。また、C/C複合材
料の場合、容易に酸化されその機械的、化学的特性が急
激に低下する。そこで、基材全面への均一CVDコーテ
ィング方法に関し、種々の方法が検討されてきた。
【0003】たとえば、特開昭57−132543 、
58−148424 、59−144121 、63−
117147 、特開平1−90521 号公報等では
、支持体上の基材を回転させることにより、均一コーテ
ィングが達成できることを開示している。しかしながら
、この方法では支持体によって支持されている基材の支
持部への被覆は全く行われないため、その部位へコーテ
ィングするためには、反応を中断して支持部を移動する
必要があった。そのため、皮膜の不均一化が生じやすく
、また大型基材の場合煩雑なハンドリングが増えること
は好ましくない。
58−148424 、59−144121 、63−
117147 、特開平1−90521 号公報等では
、支持体上の基材を回転させることにより、均一コーテ
ィングが達成できることを開示している。しかしながら
、この方法では支持体によって支持されている基材の支
持部への被覆は全く行われないため、その部位へコーテ
ィングするためには、反応を中断して支持部を移動する
必要があった。そのため、皮膜の不均一化が生じやすく
、また大型基材の場合煩雑なハンドリングが増えること
は好ましくない。
【0004】また特開昭61−124572 号公報お
よび特開昭61−124574 号公報では、化学蒸着
すべき材料の支持材の表面に熱分解炭素、あるいは炭化
硅素を被覆することにより、基材に化学蒸着処理する際
基材と支持部材が固着せず、且つ支持部材による基材の
支持部にも化学蒸着層が形成できることを開示している
。この方法は、支持部の炭化硅素が基材に拡散していく
現象を利用したものであるが、原料ガスを直接流して反
応させる場合に比べて支持部の皮膜の成長が起こり難く
、全面均一な皮膜とはなり得ない。
よび特開昭61−124574 号公報では、化学蒸着
すべき材料の支持材の表面に熱分解炭素、あるいは炭化
硅素を被覆することにより、基材に化学蒸着処理する際
基材と支持部材が固着せず、且つ支持部材による基材の
支持部にも化学蒸着層が形成できることを開示している
。この方法は、支持部の炭化硅素が基材に拡散していく
現象を利用したものであるが、原料ガスを直接流して反
応させる場合に比べて支持部の皮膜の成長が起こり難く
、全面均一な皮膜とはなり得ない。
【0005】特開昭63−134663 号公報では、
カーボン基材の全面にCVDまたはコンバージョン法に
より他物質の皮膜を形成するにあたり、反応過程を通じ
てカーボン基材の支持接点を連続的に移動すること、さ
らに詳しく述べればカーボン基材を小さな断面積を有す
る支持部材の上に置き、支持材または基材を回転させる
方法を開示している。ところが、この方法は基材および
支持部を直接接触させながら回転させる方法のため基材
および皮膜に傷がつきやすく、必要特性を有する材料を
得ることが難しい。さらにこの方法は重量物や異型物の
コーティングに適した方法とはいい難い。
カーボン基材の全面にCVDまたはコンバージョン法に
より他物質の皮膜を形成するにあたり、反応過程を通じ
てカーボン基材の支持接点を連続的に移動すること、さ
らに詳しく述べればカーボン基材を小さな断面積を有す
る支持部材の上に置き、支持材または基材を回転させる
方法を開示している。ところが、この方法は基材および
支持部を直接接触させながら回転させる方法のため基材
および皮膜に傷がつきやすく、必要特性を有する材料を
得ることが難しい。さらにこの方法は重量物や異型物の
コーティングに適した方法とはいい難い。
【0006】さらに、日本でも宇宙往還機の開発に伴い
、非常に大型のC/C複合材料の製造が現実のものにな
ろうとしている。こういった大型C/C複合材料の耐酸
化被覆にもCVD装置が用いられるが、支持接点を移動
するためにコーティングを中断し、次いで基材の移動を
行うことは、操作上、安全上非常に問題が大きい。
、非常に大型のC/C複合材料の製造が現実のものにな
ろうとしている。こういった大型C/C複合材料の耐酸
化被覆にもCVD装置が用いられるが、支持接点を移動
するためにコーティングを中断し、次いで基材の移動を
行うことは、操作上、安全上非常に問題が大きい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来技
術は基材に均一被覆を行うのに十分なものではなかった
。即ち、基材および支持部を回転させる方法では、基材
の支持部が全く被覆されないため、反応を中断し再度コ
ーティングする必要があり、皮膜の均一性や純度が損な
われる。支持材を炭化硅素にし、拡散により基材に炭化
硅素皮膜を形成させる方法では、基材の支持部での炭化
硅素の成長が遅れるため、均一な膜厚の皮膜が得られな
い。基材を小さな断面積を有する支持部材の上に置き、
支持材または基材を回転させる方法では、基材部および
皮膜に傷等の欠陥が生じやすく、必要特性を有する材料
を得ることは難しい。
術は基材に均一被覆を行うのに十分なものではなかった
。即ち、基材および支持部を回転させる方法では、基材
の支持部が全く被覆されないため、反応を中断し再度コ
ーティングする必要があり、皮膜の均一性や純度が損な
われる。支持材を炭化硅素にし、拡散により基材に炭化
硅素皮膜を形成させる方法では、基材の支持部での炭化
硅素の成長が遅れるため、均一な膜厚の皮膜が得られな
い。基材を小さな断面積を有する支持部材の上に置き、
支持材または基材を回転させる方法では、基材部および
皮膜に傷等の欠陥が生じやすく、必要特性を有する材料
を得ることは難しい。
【0008】本発明は、前記諸問題点を解決し、不純物
の混入が無く均質で、かつ均一な膜厚の皮膜を一度の処
理で形成可能なCVD装置を提供することを目的とする
。
の混入が無く均質で、かつ均一な膜厚の皮膜を一度の処
理で形成可能なCVD装置を提供することを目的とする
。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点を解決すべく鋭意検討を重ね、コーティングすべ
き基材の支持(保持)部材による支持(保持)部を含め
基材の全表面を均一かつ均質にコーティングすることが
できる本発明に到達したものである。
問題点を解決すべく鋭意検討を重ね、コーティングすべ
き基材の支持(保持)部材による支持(保持)部を含め
基材の全表面を均一かつ均質にコーティングすることが
できる本発明に到達したものである。
【0010】すなわち、本発明は、基材を反応空間内で
保持しながらコーティングするCVD装置において、反
応空間内で基材を保持しながら回転しかつ上下移動可能
な第1保持部材と、第1部材とは異なる位置において基
材を保持する第2保持部材とを反応空間内に有し、第1
保持部材と第2保持部材とで基材を交互に保持しつつ基
材にコーティングを行なうよう構成したことを特徴とす
るCVD装置を提供するものである。
保持しながらコーティングするCVD装置において、反
応空間内で基材を保持しながら回転しかつ上下移動可能
な第1保持部材と、第1部材とは異なる位置において基
材を保持する第2保持部材とを反応空間内に有し、第1
保持部材と第2保持部材とで基材を交互に保持しつつ基
材にコーティングを行なうよう構成したことを特徴とす
るCVD装置を提供するものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、全コーティング過程を通じて
基材と支持部材の接点が、固定されることなく、連続的
にしかも基材を傷つけることなく移動しているため、全
基材表面は常に均等に反応ガスと接触する。このため、
基材全面に均一な膜厚かつ均質な皮膜の形成が、コーテ
ィングを途中で中断することなく可能になる。
基材と支持部材の接点が、固定されることなく、連続的
にしかも基材を傷つけることなく移動しているため、全
基材表面は常に均等に反応ガスと接触する。このため、
基材全面に均一な膜厚かつ均質な皮膜の形成が、コーテ
ィングを途中で中断することなく可能になる。
【0012】
【発明の具体的構成】以下に本発明のCVD装置の構成
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【0013】本発明のCVD装置1は、図1に示すよう
に、リアクタ2を具え、このリアクタ2内に反応空間3
が黒鉛容器4によって限定され、この反応空間内で基材
(被コーティング材料)5に対してコーティングが行な
われる。黒鉛容器4の外周には好ましくは黒鉛製の発熱
体6が配設され、これらの黒鉛容器4および発熱体6は
断熱材7内に収納されている。そして反応空間3内には
反応ガス導入管8を経てコーティング用の反応ガスが導
入される。熱電対9および二色温度計10により装置内
温度が計測される。11は反応済ガスの排気管である。
に、リアクタ2を具え、このリアクタ2内に反応空間3
が黒鉛容器4によって限定され、この反応空間内で基材
(被コーティング材料)5に対してコーティングが行な
われる。黒鉛容器4の外周には好ましくは黒鉛製の発熱
体6が配設され、これらの黒鉛容器4および発熱体6は
断熱材7内に収納されている。そして反応空間3内には
反応ガス導入管8を経てコーティング用の反応ガスが導
入される。熱電対9および二色温度計10により装置内
温度が計測される。11は反応済ガスの排気管である。
【0014】本発明においては、反応空間3内で基材5
を保持するための部材を2種類設けて基材5の保持部材
による保持部をコーティング中に変えることにより保持
部も均一かつ均質にコーティングできるようにするもの
である。
を保持するための部材を2種類設けて基材5の保持部材
による保持部をコーティング中に変えることにより保持
部も均一かつ均質にコーティングできるようにするもの
である。
【0015】第1の保持部材12は反応空間3内で矢印
aで示すように回転可能であると同時に、矢印bで示す
ように上下方向に移動可能である。第1保持部材12は
通常はその保持部12a上に基材5を保持した状態(第
1図に示す状態)で回転し続け、この状態で基材5上に
管8からの反応ガスによって化学蒸着される。保持部1
2aは図2に図1の断面図として示すように基材5をで
きるだけ小面積で保持する部分である。
aで示すように回転可能であると同時に、矢印bで示す
ように上下方向に移動可能である。第1保持部材12は
通常はその保持部12a上に基材5を保持した状態(第
1図に示す状態)で回転し続け、この状態で基材5上に
管8からの反応ガスによって化学蒸着される。保持部1
2aは図2に図1の断面図として示すように基材5をで
きるだけ小面積で保持する部分である。
【0016】また、反応空間3内には第2の保持部材1
3が下方位置に設置されている。この第2保持部材は回
転および/または上下動してもよいが、固定していても
よい。その作用は、第1保持部材12上で基材5を所定
の時間コーティングした後、第1保持部材12を下降さ
せて基材5を第1保持部材12から第2保持部材13上
に一時的に移すことにある。この際、基材5の第1保持
部材12で保持されていた部分と第2保持部材13で保
持される部分は異なるようにすることが重要である。そ
の状態を図2に示す。この例では各保持部材で保持され
る部分は45°位置がずれている。
3が下方位置に設置されている。この第2保持部材は回
転および/または上下動してもよいが、固定していても
よい。その作用は、第1保持部材12上で基材5を所定
の時間コーティングした後、第1保持部材12を下降さ
せて基材5を第1保持部材12から第2保持部材13上
に一時的に移すことにある。この際、基材5の第1保持
部材12で保持されていた部分と第2保持部材13で保
持される部分は異なるようにすることが重要である。そ
の状態を図2に示す。この例では各保持部材で保持され
る部分は45°位置がずれている。
【0017】第2保持部材13上で同様にコーティング
を所定の時間行ない、今まで第1保持部材と接触してい
た基材5の部分にもコーティングを行なう。同様に第2
保持部材13が基材5を保持する部分13aも小面積に
しておくのがよい。
を所定の時間行ない、今まで第1保持部材と接触してい
た基材5の部分にもコーティングを行なう。同様に第2
保持部材13が基材5を保持する部分13aも小面積に
しておくのがよい。
【0018】第2保持部材13上で基材5を所定の時間
コーティングした後、再び第1保持部材12を上昇させ
て基材5を第1保持部材12で保持してコーティングを
行なう。第1保持部材12は、基材5が第2保持部材1
3で保持されている間も回転させておくのがよい。これ
により再度基材5が第1保持部材12により保持される
とき、前回に第1保持部材12により保持されていた基
材5の保持部分とは異なる部分が第1保持部材によって
保持されるからである。
コーティングした後、再び第1保持部材12を上昇させ
て基材5を第1保持部材12で保持してコーティングを
行なう。第1保持部材12は、基材5が第2保持部材1
3で保持されている間も回転させておくのがよい。これ
により再度基材5が第1保持部材12により保持される
とき、前回に第1保持部材12により保持されていた基
材5の保持部分とは異なる部分が第1保持部材によって
保持されるからである。
【0019】なお、両保持部材ともに基材の形状や大き
さの多様性に対応するため、着脱可能な方式とすること
が望ましい。また、保持部材は、耐熱性の大きな黒鉛で
構成されることが望ましい。基材との接点部の形状は、
基材の形状に応じて自由に変更することができ、特殊な
構成である必要はない。
さの多様性に対応するため、着脱可能な方式とすること
が望ましい。また、保持部材は、耐熱性の大きな黒鉛で
構成されることが望ましい。基材との接点部の形状は、
基材の形状に応じて自由に変更することができ、特殊な
構成である必要はない。
【0020】以上説明したところから明らかなように、
通常は基材5を第1保持部材12上に保持してその回転
により基材5の全面に均一にコーティングし、この間に
コーティングが不十分となる基材5の第1保持部材12
との接触保持部をより均一にコーティングするために、
第1保持部材12上から第2保持部材13上にその保持
部を異ならせるようにして基材5を第2保持部材13上
に保持し、暫時の後再び第1保持部材12上に基材5を
保持する操作を繰り返すことにより、基材5と両保持部
材12,13との間の接触保持部を順次異なる位置にす
ることにより、両保持部材の跡を基材上に残すことなく
基材5全体を均一かつ均質にコーティングすることがで
きる。
通常は基材5を第1保持部材12上に保持してその回転
により基材5の全面に均一にコーティングし、この間に
コーティングが不十分となる基材5の第1保持部材12
との接触保持部をより均一にコーティングするために、
第1保持部材12上から第2保持部材13上にその保持
部を異ならせるようにして基材5を第2保持部材13上
に保持し、暫時の後再び第1保持部材12上に基材5を
保持する操作を繰り返すことにより、基材5と両保持部
材12,13との間の接触保持部を順次異なる位置にす
ることにより、両保持部材の跡を基材上に残すことなく
基材5全体を均一かつ均質にコーティングすることがで
きる。
【0021】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明
する。
する。
【0022】(実施例1)上記の装置を用い、宇宙往還
機用に用いられるノーズコーン(C/C複合材料、13
00nmφ×1000mmH)の炭化硅素コーティング
を行ったところ、基材全面に緻密でかつ均質な被覆層が
形成し、保持部の不均一被覆は認められなかった。ノー
ズコーンにコーティングされたSiC皮膜の膜厚分布を
表1に示した。
機用に用いられるノーズコーン(C/C複合材料、13
00nmφ×1000mmH)の炭化硅素コーティング
を行ったところ、基材全面に緻密でかつ均質な被覆層が
形成し、保持部の不均一被覆は認められなかった。ノー
ズコーンにコーティングされたSiC皮膜の膜厚分布を
表1に示した。
【0023】なお、第1保持部材による保持は30秒、
回転数は1.5rmpで、第2保持部材による保持は3
0秒でのサイクルを1サイクルとし、全体で600サイ
クルのコーティングを行なった。反応ガスの温度は11
00℃であった。
回転数は1.5rmpで、第2保持部材による保持は3
0秒でのサイクルを1サイクルとし、全体で600サイ
クルのコーティングを行なった。反応ガスの温度は11
00℃であった。
【0024】(比較例)本発明におけるCVD装置を用
い、第2保持部材を用いずに第1保持部材のみを用いて
実施例と同様のノーズコーンをコーティングしたところ
、基材保持部にコーティングむらが生じた。皮膜の膜厚
分布を表1に示した。
い、第2保持部材を用いずに第1保持部材のみを用いて
実施例と同様のノーズコーンをコーティングしたところ
、基材保持部にコーティングむらが生じた。皮膜の膜厚
分布を表1に示した。
【0025】
【0026】
【発明の効果】本発明のCVD装置によれば、煩雑な処
理を繰り返すことなく、基材全面に均一かつ均質な皮膜
のコーティングを行うことが可能となる。特に、本実施
例で示した装置構成とすれば、基材保持部材とその他の
部位の膜厚差が生じず、ほぼ均一なコーティングが可能
になる。さらにこの構成であれば、有害物質との接触を
かなり減らすことができ、安全面からも本発明の効果は
大きい。
理を繰り返すことなく、基材全面に均一かつ均質な皮膜
のコーティングを行うことが可能となる。特に、本実施
例で示した装置構成とすれば、基材保持部材とその他の
部位の膜厚差が生じず、ほぼ均一なコーティングが可能
になる。さらにこの構成であれば、有害物質との接触を
かなり減らすことができ、安全面からも本発明の効果は
大きい。
【図1】本発明のCVD装置の一構成例を示す縦断面図
である。
である。
【図2】図1に示す本発明のCVD装置の横断面図であ
る。
る。
1 CVD装置
2 リアクタ
3 反応空間
4 黒鉛容器
5 基材(被コーティング材料)6
発熱体 7 断熱材 8 反応ガス導入管 9 熱電対 10 二色温度計 11 排気管 12 第1保持部材 13a 保持部 13 第2保持部材 13a 保持部
発熱体 7 断熱材 8 反応ガス導入管 9 熱電対 10 二色温度計 11 排気管 12 第1保持部材 13a 保持部 13 第2保持部材 13a 保持部
Claims (2)
- 【請求項1】 基材を反応空間内で保持しながらコー
ティングするCVD装置において、反応空間内で基材を
保持しながら回転しかつ上下移動可能な第1保持部材と
、第1部材とは異なる位置において基材を保持する第2
保持部材とを反応空間内に有し、第1保持部材と第2保
持部材とで基材を交互に保持しつつ基材にコーティング
を行なうよう構成したことを特徴とするCVD装置。 - 【請求項2】第2保持部材は固定されている請求項1に
記載のCVD装置。 【0000】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3010471A JPH04246176A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | Cvd装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3010471A JPH04246176A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | Cvd装置 |
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