JPH04244721A - 架空送電線路 - Google Patents

架空送電線路

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Publication number
JPH04244721A
JPH04244721A JP3026726A JP2672691A JPH04244721A JP H04244721 A JPH04244721 A JP H04244721A JP 3026726 A JP3026726 A JP 3026726A JP 2672691 A JP2672691 A JP 2672691A JP H04244721 A JPH04244721 A JP H04244721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wires
phase
wire
tension
lowest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3026726A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yanagisawa
柳沢 健史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP3026726A priority Critical patent/JPH04244721A/ja
Publication of JPH04244721A publication Critical patent/JPH04244721A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ギャロッピング振動を
防止した架空送電線路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】架空送電線には着氷雪時に低周波大振幅
のギャロッピング振動が発生することが知られており、
このギャロッピング振動が発生すると相間短絡などの事
故を誘発する。
【0003】このため従来は、図4に示すように、鉄塔
1に架設された3相の電線2A、2B、2Cの、上相電
線2Aと中相電線2Bの間および中相電線2Bと下相電
線2Cの間に、線路方向に適当な間隔をおいて、複数本
の相間絶縁連結部材3を取り付けている。このように各
相間に相間絶縁連結部材を取り付けると、各相の電線が
互いに動きを抑制しあうので、ギャロッピングを防止す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような従
来の架空送電線路では、各相の電線に風速、風向の同じ
風が吹きつけたとき等に、3相の電線が互いにその動き
を抑制しあうことなく同期してしまい、3相同時にギャ
ロッピング振動が発生することがある。特に相間絶縁連
結部材が軽量の場合とか、剛体でなく屈曲式である場合
などに同期振動が発生しやすい傾向がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来の技術の問題点に鑑み、3相が同期してギャロッピ
ング振動を起こすことのない架空送電線路を提供するも
ので、その構成は、架空送電線の少なくとも最下相の電
線をその上方にある相の電線より張力を低く架設し、か
つ各相の電線間に相間絶縁連結部材を取り付けたことを
特徴とする。
【0006】
【作用】架空送電線の各相の電線は一般に、相間クリア
ランスを同一にするため、ほぼ同一張力で架設されてい
る。一方、ギャロッピング振動の周期は次式で表される
【0007】
【数1】
【0008】ここで  P:ギャロッピング振動の周期
S:径間長 n:ループ数 W:電線荷重 T:電線張力 このようにギャロッピング振動の周期Pは電線張力Tと
電線荷重Wにより決定される。
【0009】そこで上記のように、少なくとも最下相の
電線張力をそれより上の相の電線張力より低くすると、
最下相の電線の荷重の一部が相間絶縁連結部材を介して
その上の電線にかかり、これによって最下相の電線は荷
重が減少し、上方の電線は荷重が増加すると共に張力も
増加した状態となる。その結果、3相間で電線の張力、
荷重に差ができ、ギャロッピング振動の周期が一致しな
くなるから、3相が同期したギャロッピング振動を防止
できることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示すもので、鉄
塔1に架設された3相の電線2A、2B、2Cのうち、
最下相の電線2Cはその上方にある電線2A、2Bより
張力を低く架設してある。また3相の電線2A、2B、
2Cの相間には線路方向に適当な間隔をおいて複数本の
相間絶縁連結部材3が取り付けてある。各相間絶縁連結
部材3は同じ長さであり、このため最下相の電線2Cは
、その中間を相間絶縁連結部材3によって吊り上げられ
た状態となる。
【0011】相間絶縁連結部材3としては例えば図2ま
たは図3に示す構造のものが使用できる。図2の相間絶
縁連結部材3は、磁器、ゴムまたはプラスチック製の碍
子4をクレビス型連結金具5およびリンク6を介して複
数本直列に、かつ屈曲可能に連結し、その両端にクレビ
ス型連結金具5およびリンク6を介して電線クランプ7
を取り付けたものである。また図3の相間絶縁連結部材
3は複数本の碍子4をフランジ型連結金具8で固定的に
連結し、その両端に図2と同様にして電線クランプ7を
取り付けたものである。
【0012】このように最下相の電線を、その上方にあ
る相の電線より張力を低く架設し、かつ各相間に相間絶
縁連結部材を取り付けると、最下相の電線の張力および
荷重が軽減され、その結果、最下相の電線とその上方の
相の電線との振動周期が異なるようになるため、3相同
時のギャロッピング振動を確実に防止することができる
【0013】なお上記実施例においては、最下相の電線
張力のみを低く架設したが、中相と最下相の電線張力を
上相の電線張力より低く架設してもよい。この場合、中
相と最下相の電線張力は同じでもよいが、最下相の電線
張力を中相の電線張力より低く架設してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくとも最下相の電線を、その上方にある相の電線より
張力を低く架設し、かつ各相間に相間絶縁連結部材を取
り付けたので、少なくとも最下相の電線は他の相の電線
と振動周期が異なるようになり、3相同時のギャロッピ
ング振動を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例に係る架空送電線路の正
面図。
【図2】  相間絶縁連結部材の一例を示す正面図。
【図3】  相間絶縁連結部材の他の例を示す正面図。
【図4】  従来の架空送電線路の正面図。 1:鉄塔    2A、2B、2C:電線    3:
相間絶縁連結部材    4:碍子 7:電線クランプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  架空送電線の少なくとも最下相の電線
    をその上方にある相の電線より張力を低く架設し、かつ
    各相の電線間に相間絶縁連結部材を取り付けたことを特
    徴とする架空送電線路。
JP3026726A 1991-01-29 1991-01-29 架空送電線路 Pending JPH04244721A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3026726A JPH04244721A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 架空送電線路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3026726A JPH04244721A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 架空送電線路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04244721A true JPH04244721A (ja) 1992-09-01

Family

ID=12201328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3026726A Pending JPH04244721A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 架空送電線路

Country Status (1)

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JP (1) JPH04244721A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9620947B2 (en) 2012-11-08 2017-04-11 Albert S. Richardson, Jr. Antigalloping device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9620947B2 (en) 2012-11-08 2017-04-11 Albert S. Richardson, Jr. Antigalloping device

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