JPH04243862A - ピロール系化合物 - Google Patents

ピロール系化合物

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JPH04243862A
JPH04243862A JP3006246A JP624691A JPH04243862A JP H04243862 A JPH04243862 A JP H04243862A JP 3006246 A JP3006246 A JP 3006246A JP 624691 A JP624691 A JP 624691A JP H04243862 A JPH04243862 A JP H04243862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
pyrrole
reaction
pyrrole compound
Prior art date
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Pending
Application number
JP3006246A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiko Komatsu
小松英彦
Masamitsu Uehara
上原正光
Makoto Taniguchi
谷口誠
Kazuhiko Kitamura
北村和彦
Isao Ishii
石井勲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH04243862A publication Critical patent/JPH04243862A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Pyrrole Compounds (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なピロ−ル系化合
物に関する。詳細には、光照射に伴い可逆的にな構造的
変化が生じる、いわゆる、フォトクロミック特性を持つ
ピロ−ル化合物、および、それを利用したメモリ材料に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のメモリ媒体としては、磁気メモリ
、光磁気メモリが存在するが、それらと比べた場合、フ
ォトクロミック材料は、メモリ密度で、磁気メモリの数
十倍、光磁気メモリの数倍、データー転送速度は、それ
ぞれの、10〜30倍と30〜50倍程度のメモリ材料
となり得る。しかし、従来、研究されてきたフォトクロ
ミック材料は、その異性体のいずれかは熱的に不安定で
あり、安定な異性体へと変換しやすく、メモリ材料とし
ての使用を考えた場合、長期間における保存性および再
生時の安定性(読み出し光に対する安定性)について信
頼性が乏しかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はフォト
クロミック特性を持ち、しかもいずれの異性体において
も安定な、新規なピロ−ル化合物を提供することである
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のピロ−ル化合物
は化学式(I)
【0005】
【化2】
【0006】(式中、置換基R1、R2、R3、R4、
R5、R6、R7およびR8は、同一または異なってい
てもよく、少なくとも一つは炭素を含む基、−H、また
は−Xを表す(X=F、Cl、Br、I))で表される
物質であり、望ましくは、R1〜R8が、同一であるこ
とを特徴とする。また、更に望ましい本発明のピロ−ル
化合物は置換基が−CH3あるいは、−Brであること
を特徴とし、好適にはR3およびR6が、ともに−H、
アシル基あるいは−Xであることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の構成によれば、化学式(II)で示す
ように化合物Aに、特定波長(λ1)の光を照射するこ
とにより、構造の変化をおこし化合物Bが生じる。また
化合物Bに別の特定波長(λ2)を当てると、元の化合
物Aの物質にもどる。この間この両物質間には、分子量
変化はないが、構造変化が生じ吸収波長が変化する。
【0008】
【化3】
【0009】(化学式(II)のいずれの異性体および
それらの混合物も本発明に包含される。)これらの化合
物はそれぞれの状態で構造的に安定であり熱的にも安定
である。
【0010】
【実施例】本発明による化学式(I)で表される化合物
は、複素五員環を生成し、ニトロ化した後、それを還元
することで製造することができる。
【0011】化学式1の化合物の一つである3,3´−
アゾビス(1,2,4,5−テトラメチルピロ−ル)、
は化学式(III)で示すようにして得ることができる
。以下にその製造法を示す。
【0012】
【化4】
【0013】[製造例] 3,3´−アゾビス(1,2,4,5−テトラメチルピ
ロ−ル)の製造法 (反応1)2,3ージアセチルブタン酸エチルの生成エ
タノール(100ml)にナトリウム(0.6g)入れ
かくはんした。ナトリウム溶解後ナトリウムエチラート
(32.4g)を入れ、0℃に冷却しながらかくはんし
た。アセト酢酸エチル(103.5g)をゆっくり滴下
し、続いて3ークロロー2ーブタノン(42.3g)を
滴下する。室温で2時間かくはんした後、1時間還流し
た。塩酸で中和した後、エーテルで抽出、硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、分留し、2,3ージアセチルブタン酸エ
チルを33.76g得た(収率50.5%)。
【0014】元素分析結果(C  H  N  として
)C10H16O2(168.24) C      H      N 計算値        71.4    9.6   
  −測定値        71.5    9.6
     −(反応2)3ーメチルー2,5ーヘキサジ
オンの生成2,3ージアセチルブタン酸エチル(33.
3g)に水150cc、炭酸カリウム(69.3g)を
加え、数時間加熱還流した。次に、エーテルで抽出を行
い、乾燥後、溶媒を留去して、3ーメチルー2,5ーヘ
キサンジオンを16.87g得た(収率66.5%)。
【0015】元素分析結果(C  H  N  として
)C7H12O2(128.17) C      H      N 計算値        65.6    9.4   
  −測定値        65.7    9.4
     −(反応3)2,3,5−トリメチルピロ−
ルの生成炭酸アンモニウム(26.2g)に3ーメチル
ー2,5ーヘキサンジオン(16.7g)を滴下し、1
15℃まで加熱、続いて1時間加熱還流した。次に室温
まで冷却し、クロロホルムで抽出し、乾燥後、分留し、
2,3,5−トリメチルピロ−ルを9.762g得た(
収率68.2%)。
【0016】元素分析結果(C  H  N  として
)C7H11N(109.17) C      H      N 計算値       77.0    10.2   
 12.8測定値       77.1    10
.2    12.6(反応4)1,2,3,5−テト
ラメチルピロールの生成 N2雰囲気下で、固体のジメチルスルホキシド(80m
l)に60%に水素化ナトリウム(6.9g)を入れ、
30℃まで加熱し、かくはんした。次に2,3,5−ト
リメチルピロール(9.5g)を滴下し、冷却しながら
、ヨウ化メチル(24.4g)をゆっくり滴下した。 続いて、反応溶液を室温で1時間かくはんし、水(70
0ml)に注ぎ、ベンゼンで抽出し、脱水後、分留し、
1,2,3,5−テトラメチルピロールを3.562g
得た(収率33.6%)。
【0017】元素分析結果(C  H  N  として
)C8H13N(123.20) C      H      N 計算値        78.0    10.6  
  11.4測定値        77.8    
10.6    11.3(反応5)1,2,3,5−
テトラメチル−4−ニトロピロ−ルの生成 無水酢酸(35.8ml)を氷浴中で冷却し、60%の
硝酸(5.8ml)をゆっくりと加え、さらに硫酸(一
滴)を加えた。その溶液をよくかき混ぜながら、1,2
,3,5− テトラメチルピロ−ル(3.4g)を少量
ずつ滴下した。この間反応温度は0〜5℃に保ち、続い
て、反応混合物を0〜5℃で30分間かき混ぜ、水酸化
ナトリウム(31.1g)を水150mlに溶かした溶
液を0℃に冷却して中和した。その後、クロロホルムで
抽出、乾燥後、溶媒を留去し、1,2,3,5−テトラ
メチル−4−ニトロピロ−ルを1.479g得た(収率
30.8%)。
【0018】元素分析結果(C  H  N  として
)C8H12N2O2(168.20) C      H      N 計算値        57.1    7.2   
  16.7測定値        57.2    
7.3     16.6(反応6)3,3´−アゾビ
ス(1,2,4,5−テトラメチルピロ−ル)の生成 エタノール(15.5ml)、12M水酸化ナトリウム
溶液(2.7ml)に、1,2,4,5−テトラメチル
−4−ニトロピロ−ル(1.3g)を入れ、加熱還流し
ながら、亜鉛末(4.6g)をゆっくり少量ずつ加えて
いった。加え終わったらそのまま30分間還流を続けた
。次に反応混合物を濾別、精製し、標題化合物を0.1
42g得た(収率13.5%)。
【0019】元素分析結果(C  H  N  として
)C16H24N4(272.39) C      H      N 計算値        70.6    8.9   
  20.6測定値        70.8    
8.9     20.5次に、標題化合物の光異性化
反応を化学式(IV)に示し、図1に、その各構造にお
ける吸収スペクトルを示す。
【0020】
【化5】
【0021】さらに、C,Dいずれの構造の物質も、8
0℃の温度においてほとんど劣化を示さなかった。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるフォト
クロミック特性を持つピロ−ル化合物は、熱的に安定で
あり、メモリ材料として有効であるという効果を有する
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の,化学式(IV)で表される異性化
反応式の構造C、Dにおける吸収スペクトル図。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  化学式(I)で表されるピロ−ル系化
    合物。 【化1】 (式中、置換基R1、R2、R3、R4、R5、R6、
    R7およびR8は、同一または異なっていてもよく、少
    なくとも一つは炭素を含む基、−H、または−Xを表す
    (X=F、Cl、Br、I))
  2. 【請求項2】  前記置換基が、アルキル基、またはア
    シル基である、請求項1記載のピロール系化合物。
  3. 【請求項3】  前記置換基が、同一である、請求項1
    記載のピロール系化合物。
  4. 【請求項4】  置換基が−CH3である請求項3記載
    のピロール系化合物。
  5. 【請求項5】  置換基が−Brである請求項3記載の
    ピロール系化合物。
  6. 【請求項6】  R3およびR6が、ともに−H、アシ
    ル基あるいは−Xである、請求項1記載のピロール系化
    合物。
JP3006246A 1991-01-23 1991-01-23 ピロール系化合物 Pending JPH04243862A (ja)

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JP3006246A JPH04243862A (ja) 1991-01-23 1991-01-23 ピロール系化合物

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