JPH04169582A - チオフェン系化合物 - Google Patents

チオフェン系化合物

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JPH04169582A
JPH04169582A JP29600890A JP29600890A JPH04169582A JP H04169582 A JPH04169582 A JP H04169582A JP 29600890 A JP29600890 A JP 29600890A JP 29600890 A JP29600890 A JP 29600890A JP H04169582 A JPH04169582 A JP H04169582A
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JP
Japan
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compound
formula
general formula
little
compound according
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Application number
JP29600890A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Komatsu
英彦 小松
Makoto Taniguchi
誠 谷口
Kazuhiko Kitamura
和彦 北村
Isao Ishii
勲 石井
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規なチオフェン系化合物に関する。
詳細には、光照射に伴い可逆的な構造的変化が生じる、
いわゆる、フォトクロミック特性を持つチオフェン化合
物、および、それを利用したメモリ材料に関する。
[従来の技術] 従来のメモリ媒体としては、磁気メモリ、光磁気メモリ
が存在するが、それらと比べた場合、フォトクロミック
材料は、メモリ密度で、磁気メモリの数十倍、光磁気メ
モリの数倍、データー転送速度は、それぞれの、10〜
30倍と30〜50倍程度のメモリ材料となり得る。し
かし、従来、研究されてきたフォトクロミック材料は、
その異性体のいずれかは熱的に不安定であり、安定な異
性体へと変換しやすく、メモリ材料としての使用を考え
た場合、長期間における保存性および再生時の安定性(
読み出し光に対する安定性)について信頼性が乏かった
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的はフォトクロミック特性を持ち、しかもい
ずれの異性体においても安定な、新規なチオフェン化合
物を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明のチオフェン化合物は下記一般式(I)(r) (式中、 置換基R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、同
一または異なっていてもよく、少なくとも一つは炭素を
含む基、−Hlまたは−Xを表す(X=F、C1、Br
、■)) で表される物質であり、望ましくは、R1−R6が、同
一であることを特徴とする。また、更に望ましい本発明
のチオフェン化合物は、置換基が−CH3あるいは、−
Brであることを特徴とし、好適にはR1およびR4が
、ともに−H、アシル基あるいは−Xであることを特徴
とする。
[作用] 本発明の構成によれば、一般式(I)で表される化合物
に、特定波長(λ)の光を照射することにより、構造の
変化をおこし一般式(lで示される化合物が生じる。ま
た一般式(II)の物質に別の特定波長(λ′)を当て
ると、元の一般式(I)の物質にもどる。この間この両
物質問には、分子量変化はないが、構造変化が生じ吸収
波長が変化する。
(r)            (1)(一般式(1)
および一般式(II)いずれの異性体およびそれらの混
合物も本発明に包含される。)これらの化合物はそれぞ
れの状態で構造的に安定であり熱的にも安定である。
〔実施例] 本発明による一般式(I)で表される化合物は、新規物
質であり以下の方法によって製造することができる。
一般式(I)の化合物は、下記の一般式(m)−a、b
のニトロ化合物を還元させることによって得ることがで
きる。
(j)−a(m ン−b              
              (! )(一般式(m)
−a、bにおいて、R1、R2、R3、R4、R5及び
R6は、一般式(I)で定義した通りである。) 還元には亜鉛−水酸化ナトリウムおよび水酸化アルミニ
ウムリチウム等を使い、溶媒としては、エタノール、エ
ーテル等を挙げることができる。
支五班ニ 一般式(r)においてR1−R6がすべて−CH3の場
合の製造法をニトロ化合物の生成と、アゾ化合物の生成
の2段階に分けて示す。
33′−1245−1 オニ41−ンD−の製造法 (1)2 3 5− 1   ルー4−二 ロムユニl
の生成 無水酢酸(17,8m1lを水浴中で冷却し、60%の
硝M(3,0m1)をゆっくりと加え、さらに硫w1(
−滴)を加えた。その溶液をよくかき混ぜながら、1,
2.4−トリメチルチオフェン(2,0g)を少量ずつ
滴下する。この間反応温度は0〜5℃に保つ。反沁混合
物を0〜5℃で30分間かき混ぜ、水酸化ナトリウム1
5.8gを水150mlに溶かした溶液を0℃に冷却し
て中和する。その後、クロロホルムで抽出する。
反応終了後、この抽出液を蒸留精製し、2,3゜5−ト
リメチル−4−ニトロチオフェンを1.213g得た(
収率44.7%)。
元素分析結果(CHN  として) C,H,No2S (171,85) HN 計算値    49.1  5.3  8.2測定値 
   49.8  5.3  8.0質量分析結果 1
71(M”) 質量分析の結果を第1図に示す。
エタノール(12,3m1)、12M水酸化ナトリウム
溶液(2,1m1)に、前記(1)で得た2、  3.
 5−トリメチル−4−二トロチオフエン(1,1g)
を入れ、加熱還流しながら、亜鉛末(3,4g)をゆっ
くり少量ずつ加えていく。
加え終わったらそのまま30分間還流を続ける。
次に反応混合物を濾別し、蒸留によって標題化合物を0
.132g得た(収率14.8%)。
元素分析結果(CHN  として) C+、H+1N2S2(278,43)CHN 計算値    60.4  6.5  10.1測定値
    60.6  6.6  10.0次に、標題化
合物の光異性化反応式を示し、図2に、その各構造にお
ける吸収スペクトルを示す。
A                        
 Bさらに、A、Bいずれの構造の物質も80°Cの温
度においてほとんど劣化を示さなかった。
支五■ニ 一般式(I)においてR1、R4がアセチル基、R2、
R3、R5、R6が−CH3の場合の製造法をニトロ化
合物の生成と、アゾ化合物の生成の2段階に分けて示す
無水酢酸(22,0m1)を水浴中で冷却し、60%の
硝酸(3,7m1)をゆっくりと加え、さらに硫酸(−
滴)を加えた。その溶液によくかき混ぜながら、3−7
セチルー2,5−ジメチルチオフェン(3,0g)を少
量ずつ滴下する。この間反応温度は0〜5°Cに保つ。
反応混合物を0〜5°Cで30分間かき混ぜ、水酸化ナ
トリウム19.5gを水150m1に溶かした溶液を0
℃に冷却して中和する。その後、クロロホルムで抽出−
する。
反応終了後、この抽出液を蒸留精製し、3−アセチル−
2,5−ジメチル−4−ニトロチオフェンを1.535
g得た(収率39.6)。
元素分析結果(CHN  として) c、H,No3s (199,23) HN 計算値    48.2  4.5  7.0測定値 
   48.8  4.5  7.1エタノール(13
,5m1)、12M水酸化ナトリウム溶液(2,2m1
)に、前記(1)で得た3−アセチル−2,5−ジメチ
ル−4−二トロチオフエン(1,4g)を入れ、加熱還
流しながら、亜鉛末(3,7g)をゆっくり少量ずつ加
えていく。加え終わったらそのまま30分間還流を続け
る。次に反応混合物を濾別し、蒸留によって標題化合物
を0.162g得た(収率13.8%)。
元素分析結果(CHN  として) CI8H18N202S2 (334,45)CHN 計算値    57.5  5.4  8.4測定値 
   57.8  5.4  8.2上記化合物は、光
異性体のいずれの構造においても80″Cの温度におい
てほとんど劣化を示さなかった。
支五■ニ ーS式(r)においてR1−R6がすべて−Brの場合
の製造法をニトロ化合物の生成と、アゾ化合物の生成の
2段階に分けて示す。
33”−’  245−10 オニZ」−ンj−の製造法 無水酢[(17,5m1)を水浴中で冷却し、60%の
硝#(2,9m1)をゆっくりと加え、さらに硫M(−
滴)を加えた。その溶液によくかき混ぜながら、2,3
.5−1−リブロモチオフェン(5,0g)を少量ずつ
滴下する。この間反応温度は0〜5°Cに保つ。反応混
合物を0〜5°Cで30分間かき混ぜ、水酸化ナトリウ
ム15.6gを水150mlに溶かした溶液を0℃に冷
却して中和する。その後、クロロホルムで抽出する。
反応許了後、この抽出液を蒸留精製し、2,3゜5−ト
リブロモ−4−二トロチオフエンを2.121、g得た
(収率37.2%)。
元素分析結果(CHN  として) C,Br5N○2S (365,82)HN 計算値    13.1  −   3.8測定値  
  13.3  −   3.7  。
エタノール(10,5m1)、12M水酸化ナトリウム
溶液(1,7m1)に、前記(1)で得た2、3.5−
トラプロモー4−ニトロチオフェン(2,0g)を入れ
、加熱還流しながら、亜鉛末(2,9g)をゆっくり少
量ずつ加えていく。
加え終わったらそのまま30分間還流を続ける。
次に反応混合物を濾別し、蒸留によって標題化合物を0
.219g得た(収率12.0%)。
元素分析結果(CHN  として) C,Br、N252(668,65) HN 計算値    14.4  −   4.2測定(11
4,6−4,2 上記化合物は、光異性体のいずれの構造においても80
°Cの温度においてほとんど劣化を示さなかった。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によるフォトクロミック特性
を持つチオフェン化合物は、メモリ材料として有効であ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、2,3.5−トリメチル−4−ニトロチオフ
ェンの質量分析図。 第2図は、実施例1の異性化反応式の構造A、Bにおけ
る吸収スペクトル図。 以  上 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人 弁理士 鈴木喜三部 他−名 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式( I )で表されるチオフェン系化合物
    。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、 置換基R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、同
    一または異なっていてもよく、少なくとも一つは炭素を
    含む基、−H、または−Xを表す(X=F、Cl、Br
    、I)) 2、前記置換基が、アルキル基、またはアシル基である
    、請求項1記載の化合物。 3、前記置換基が、同一である、請求項1記載の化合物
    。 4、置換基が−CH_3である請求項3記載の化合物。 5、置換基が−Brである請求項3記載の化合物。 6、R1およびR4が、ともに−H、アシル基あるいは
    −Xである、請求項1記載の化合物。
JP29600890A 1990-11-01 1990-11-01 チオフェン系化合物 Pending JPH04169582A (ja)

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