JPH0424246Y2 - - Google Patents

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JPH0424246Y2
JPH0424246Y2 JP1987032463U JP3246387U JPH0424246Y2 JP H0424246 Y2 JPH0424246 Y2 JP H0424246Y2 JP 1987032463 U JP1987032463 U JP 1987032463U JP 3246387 U JP3246387 U JP 3246387U JP H0424246 Y2 JPH0424246 Y2 JP H0424246Y2
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gas
water
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steam
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、多管式貫流ボイラの気水分離器、詳
しくは多管式貫流ボイラから発生する気・水液の
二相流体を気相と液相とに効率よく分離する気水
分離器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、多管式貫流ボイラの気水分離器として、
外筒内の上部から中央部にかけて内筒を設け、外
筒の上側部に気・水液を導入する構造のものが用
いられている。また内筒を二つ割形状にして、縦
方向のスリツトを設けた構造のものが用いられて
いる。
また、実開昭60−148048号公報には、気液分離
タンク内に、飽和気液混合物の流体と湿り蒸気な
いし過熱蒸気の流体の一つを気液分離する内部気
液分離タンクと、排気管とをつなぐ排気連絡管と
を設けた気液分離タンクが記載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、〔従来の技術〕で最初に述べた
構造では、気液の分離効率が悪く、流体速度を大
きくして分離効率を良くするために内筒の径を大
きくすると、圧力損失が増えるという問題点があ
る。
また、実開昭60−148048号公報では、内部気液
分離タンクは、下部に底板を有しており、この底
板の端部と内部気液分離タンク内壁との間にドレ
ン排出口が設けられているが、このドレン排出口
は、文字通り、底板上に溜つたドレンを下部液槽
へ排出するものであり、入口管から導入された気
液混合物は大部分がドレン排出口を通ることなく
排気連絡管へ流れるのである。すなわち、流量の
大きな流れの気体部分を、流れの旋回分離部へほ
とんど流入させない構造として、排気管へ流入す
る気流による液飛沫の同伴量を減少させることを
目的としているのであり、本考案が流体速度を上
げても圧力損失を小さくして、気水分離性能を向
上させることを目的とするのとは全く異なつてお
り、作用・効果においても、本考案では絞り部を
流れる流体は気・水液の二相流体であるのとは全
く異なつている。
本考案は上記の問題点を解決するためになされ
たもので、流体速度を上げても圧力損失を小さく
でき、気水分離性能を向上させるようにした気水
分離器を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の多管式貫流ボイラの気水分離器は、図
面を参照して説明すれば、多管式貫流ボイラから
発生する気・水液の二相流体を気相と液相とに分
離する、内筒3と外筒1と内筒下方の液溜めとを
有する気水分離器において、 内筒3の下端に拡大部4を連設し、この拡大部
4と外筒1との間に、気・水液の二相流体を通
過・加速させるための絞り部6を形成したことを
特徴としている。
〔作用〕
気・水液を、外筒1と内筒3との間の絞り部6
へ導入し、速度を上げることにより、小さい圧力
損失で効率よく気相(蒸気)と液相(水)とを分
離する。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を
詳細に説明する。ただしこの実施例に記載されて
いる構成機器の形状、その相対配置などは、とく
に特定的な記載がない限りは、本考案の範囲をそ
れらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる
説明例に過ぎない。
第1図および第2図は本考案の気水分離器の一
実施例を示している。すなわち、気・水液の二相
流体を気相と液相とに分離する気水分離器の外筒
1の中心に対して、偏心開口部2を設けて、気・
水液を導入せしめ旋回力を与えて、その比重差に
よつて気水分離する、所謂サイクロン式遠心分離
器において、分離した気相流を抽出するために、
内筒3の下端に拡大部4を連設して、内筒3の開
口流入部5と外筒内壁との間に、気・水液の二相
流体を通過・加速させるための絞り部6を形成し
たものである。
気・水液は旋回力により、外筒1の内壁に沿つ
て流動し、さらに加速度的に速度エネルギーに変
換することによつて、内筒3への気相流体の気水
分離性能を向上させる。
なお偏心開口部2の代わりに、第3図に示すよ
うに、外筒1の中心方向に向かう開口部7を設け
ることも可能である。
また内筒3と拡大部4との組合せの他の実施例
として、第4図に示すような略円錐形の内筒8、
第5図に示すような内筒3の下端に略円錐形を拡
大部9を連設したもの、第6図に示すような内筒
3の下端に湾曲状拡大部10を連設したもの、第
7図に示すような内筒3の下端に略円錐形の拡大
部9を連設し、この拡大部9の下端と外筒内壁と
の間にリング状盲板11を設け、これに多数の小
孔12を穿設した構造のものなどとすることがで
きる。
上記の実施例を単独で、または適宜組み合わせ
て用いられる。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されているので、小
さい圧力損失で気水分離性能を向上させることが
できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の多管式貫流ボイラの気水分離
器の一実施例を示す立面説明図、第2図は同平面
図、第3図は他の実施例における平面図、第4図
〜第7図は本考案の気水分離器の他の実施例を示
す立面説明図である。 1……外筒、2……偏心開口部、3……内筒、
4……拡大部、5……開口流入部、6……絞り
部、7……開口部、8……略円錐形の内筒、9…
…略円錐形の拡大部、10……湾曲状拡大部、1
1……リング状盲板、12……小孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 多管式貫流ボイラから発生する気・水液の二相
    流体を気相と液相とに分離する、内筒3と外筒1
    と内筒下方の液溜めとを有する気水分離器におい
    て、 内筒3の下端に拡大部4を連設し、この拡大部
    4と外筒1との間に、気・水液の二相流体を通
    過・加速させるための絞り部6を形成したことを
    特徴とする多管式貫流ボイラの気水分離器。
JP1987032463U 1987-03-05 1987-03-05 Expired JPH0424246Y2 (ja)

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JP1987032463U JPH0424246Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05

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JP1987032463U JPH0424246Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05

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JPS63142507U JPS63142507U (ja) 1988-09-20
JPH0424246Y2 true JPH0424246Y2 (ja) 1992-06-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2740790B2 (ja) * 1990-09-29 1998-04-15 株式会社日阪製作所 食品用ピュアースチーム発生器
JP2006288648A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Hiroyuki Kato 吸引用貯留器
JP4695215B1 (ja) * 2010-03-05 2011-06-08 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 気液分離器及び流量計測装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60148048U (ja) * 1984-03-12 1985-10-01 三菱重工業株式会社 気液分離タンク

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JPS63142507U (ja) 1988-09-20

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