JPH04241820A - 炊飯器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、主に家庭で使用される
炊飯器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、炊飯性能の向上を追求するため高
電力の炊飯器が主流になってきており、それにともない
ふきこぼれの対策が必要になってきている。

【０００３】従来、この種の炊飯器は特公昭６３−１８
１７１５号公報に示すような構成をしている。以下、そ
の構成について図４を参照しながら説明する。

【０００４】図に示すように、米と水を入れる内鍋１は
、ヒータ２の上に載置され加熱される。保護枠３は、内
鍋１を収納し、上方には開閉自在に蓋体４が設けられて
いる。蓋体４には、内鍋１の内容物が沸騰したときに蒸
気を外へ逃がすために蒸気穴５が設けられている。温度
検出素子６は、蒸気穴５に近づけて埋設されている。

【０００５】上記構成において、炊飯を行なうと、内鍋
１の内容物が所定の量より多くてふきこぼれた場合は、
温度検出素子６が温度上昇を検出し、ヒータ２の通電率
を小さくすることによりふきこぼれを防止する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の炊飯
器では、温度検出素子６が必要でコストがかかるもので
あり、おねば（でんぷんと水のまじり合った物）で蓋体
４の上面を汚すという課題があった。

【０００７】本発明は上記課題を解決するもので、コス
トの安い、おねばで汚れることのない炊飯器を提供する
ことを第１の目的としている。

【０００８】第２の目的は、第１の目的と同様で効果的
なふきこぼれ防止手段を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記第１の目的を達成す
るために本発明は、米と水とを入れる内鍋と、前記内鍋
を加熱するヒータと、前記内鍋の温度を検知する温度検
知手段と、前記温度検知手段の出力を入力として前記ヒ
ータを制御する加熱制御手段と、前記内鍋に収納される
米と水を合わせた炊飯量を炊飯開始後に前記温度検知手
段が第１の温度になってから第２の温度に到達するまで
の時間の長さにより判定する炊飯量判定手段とを備え、
この炊飯量判定により判定された炊飯量が所定の炊飯量
をこえる場合、前記ヒータの通電率を炊飯量が多ければ
多いほど所定時間だけ小さくしていくものである。

【００１０】また第２の目的を達成するために、炊飯量
判定手段により判定された炊飯量が所定の炊飯量以上の
場合、炊飯量が多ければ多いほどヒータの通電率を小さ
くする所定時間を長くしていくものである。

【００１１】

【作用】本発明は上記構成により、炊飯量を判定して炊
飯量に応じたヒータへの通電率を小さくすることにより
ふきこぼれを防止することができるものである。

【００１２】また通電率を小さくする所定の時間を炊飯
量に応じて長くすることによりふきこぼれを防止するも
のである。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の一実施例について図１、およ
び図２を参照しながら説明する。

【００１４】図１において、米と水をいれる内鍋７は最
大炊飯量がＬであり、ヒータ８の上に載置され加熱され
る。保護枠９は、内鍋７を収納し、上方には開閉自在に
蓋体１０が設けられている。蓋体１０には、内鍋７の内
容物が沸騰したときに蒸気を外へ逃がすために蒸気穴１
１が設けられている。温度センサー１２は、内鍋７の温
度を感知し制御基板１３に信号を出力する。制御基板１
３は、マイクロプロセッサーを搭載し、各種の入力に対
する加熱制御及び炊飯量判定等を行なう。

【００１５】上記構成において、動作を図２のフローチ
ャートにより説明する。ステップ１４で所定の通電率Ｗ
とした後、加熱を開始する。ステップ１６で温度センサ
ー１２の温度がθ１を越えたかどうかを判断して、越え
たらステップ１７で時間の計時を行ない、ステップ１８
で温度センサー１２の温度がθ２を越えるまで繰り返す
。温度センサー１２の温度がθ２を越えたらステップ１
７で計時した時間の長さによりステップ１９で炊飯量Ｘ
の炊飯量を判定する。炊飯量Ｘが最大炊飯量Ｌ以下の場
合は通常の炊飯を行ない、炊飯終了をステップ２３で判
定し、炊飯を終了する。炊飯量Ｘが最大炊飯量Ｌよりも
多い場合はステップ２０により通電率をＷＸに下げ、時
間ｔが経過した後ステップ２２にて通電率をＷに戻し通
常の炊飯を続け、ステップ２３で炊飯終了を判定して炊
飯を終了する。ここで通電率ＷＸは、炊飯量Ｘの量が多
ければ多いほど段階的に小さくし、ヒータ８の加熱量を
減少させ、蒸気穴１１よりおねばがふきこぼれようとす
るのを炊飯量に応じて抑える。

【００１６】このように本発明の実施例の炊飯器によれ
ば、炊飯量Ｘが最大炊飯量Ｌをこえる場合、炊飯量Ｘが
多ければ多いほど通電率ＷＸを小さくしていくので、お
ねばが蒸気穴１１よりふきこぼれるのを防止するととも
に、炊飯量に応じた最適に近い加熱により、おいしいご
飯を炊飯することができるものである。

【００１７】次に他の実施例について説明する。図３の
フローチャートの実施例では、炊飯量Ｘの炊飯量を判定
するまでのステップ２５からステップ３０と、炊飯量Ｘ
が最大炊飯量Ｌ以下の場合のステップ３４から３５は図
２の実施例と同様である。炊飯量Ｘが最大炊飯量Ｌより
も多い場合は、ステップ３１により通電率をＷにさげ、
時間ｔＸが経過した後ステップ３３にて通電率をＷに戻
し通常の炊飯を続け、ステップ３４で炊飯終了を判定し
て炊飯を終了する。ここで時間ｔＸは、炊飯量Ｘの量が
多ければ多いほど段階的に長くされ、ヒータ８の加熱量
が減少し、蒸気穴１１よりおねばがふきこぼれるのを炊
飯量に応じて抑える。

【００１８】以上の実施例によれば、炊飯量Ｘが最大炊
飯量Ｌをこえる場合、炊飯量Ｘが多ければ多いほど通電
率Ｗを小さくする時間ｔＸを長くしていくので、おねば
が蒸気穴１１よりふきこぼれるのを防止するとともに、
炊飯量に応じた最適に近い加熱により、おいしいご飯を
炊飯することができるものである。

【００１９】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、炊飯量判定手段により炊飯量判定後、所定の
炊飯量より多い場合は、炊飯量が多ければ多いほど内鍋
を加熱する熱量を所定時間だけ小さくしていくので、お
ねばがふきこぼれるのを抑え、炊飯量に応じた最適に近
い加熱をすることによりおいしく炊飯することができ、
炊飯量が所定の炊飯量以下の場合は、従来と同様な最適
の加熱を行なうので、従来と変わらないおいしい炊飯を
行なうことができるものである。

【００２０】また本発明は、炊飯量判定手段により炊飯
量判定後、所定の炊飯量より多い場合は、炊飯量が多け
れば多いほど内鍋を加熱する熱量を小さくする時間を長
くしていくので、おねばがふきこぼれるのを抑え、炊飯
量に応じた最適に近い加熱をすることによりおいしく炊
飯することができ、炊飯量が所定の炊飯量以下の場合は
、従来と同様な最適の加熱を行なうので、従来と変わら
ないおいしい炊飯を行なうことができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す炊飯器の断面図

【図２
】本発明の一実施例を示す炊飯器における加熱制御の流
れを示すフローチャート

【図３】本発明の他の実施例を示す炊飯器における加熱
制御の流れを示すフローチャート

【図４】従来の炊飯器の断面図

【符号の説明】

７　　内鍋 ８　　ヒータ １２　　温度センサー １３　　制御基板

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】米と水とを入れる内鍋と、前記内鍋を加熱
   するヒータと、前記内鍋の温度を検知する温度検知手段
   と、前記温度検知手段の出力を入力として前記ヒータを
   制御する加熱制御手段と、前記内鍋内に収納される米と
   水を合わせた炊飯量を炊飯開始後に前記温度検知手段が
   第１の温度になってから第２の温度に到達するまでの時
   間の長さにより判定する炊飯量判定手段とを備え、この
   炊飯量判定手段により判定された炊飯量が所定の炊飯量
   をこえる場合、前記ヒータの通電率を炊飯量が多ければ
   多いほど所定時間だけ小さくしていく炊飯器。
2. 【請求項２】炊飯量判定手段により判定された炊飯量が
   所定の炊飯量以上の場合、炊飯量が多ければ多いほどヒ
   ータの通電率を小さくする所定時間を長くしていく請求
   項１記載の炊飯器。